JP2000018414A - ソレノイド - Google Patents

ソレノイド

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JP2000018414A
JP2000018414A JP10199731A JP19973198A JP2000018414A JP 2000018414 A JP2000018414 A JP 2000018414A JP 10199731 A JP10199731 A JP 10199731A JP 19973198 A JP19973198 A JP 19973198A JP 2000018414 A JP2000018414 A JP 2000018414A
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JP
Japan
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coil
resin
bobbin
terminal
solenoid
Prior art date
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Pending
Application number
JP10199731A
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English (en)
Inventor
Eiichi Ito
栄一 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nok Corp
Original Assignee
Nok Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 樹脂モールド成形においてコイルのリードの
損傷や断線を防ぐことにあり、安定した品質のソレノイ
ドを提供する。 【解決手段】 ボビン1のフランジ部3に、コイル8の
リードや端子11が存在する端子領域TRを囲む保持部
5及び樹脂流れガイド7を備え、樹脂モールド20の型
成形の際に、フランジ部3に形成された保持部5及び樹
脂流れガイド7によって樹脂を迂回させた後に端子領域
TRに樹脂を流れ込ませる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コイルが巻かれた
ボビンの外側を覆う樹脂モールド部を備えたソレノイド
に関し、モールド成形の際のコイルのリードの破損や切
断を抑える技術である。
【0002】
【従来の技術】従来より、流体制御を行なうソレノイド
バルブに用いられるソレノイドにおいては、コイル部へ
の制御流体の侵入を防止するために、樹脂モールドを施
している構成のものがある。
【0003】図5はコイルが巻かれるコイルボビン10
1単体の図であり、図5(a)は一部断面化された側面
図であり、図5(b)はその上面図である。
【0004】ボビン101は、円筒部102の両端部に
つば状のフランジ部103,104が設けられている。
フランジ部103には、コイルの結線処理を行なう端子
を保持するための溝部105aを形成する保持部105
と、端子から外部へ導出されるリード線のガイド部10
6が軸方向に突出して設けられている。107はコイル
のリードをフランジ部103の上面へと導くための切欠
き部である。
【0005】図6は、ボビン101にコイル108を巻
き付け、結線処理を行なった状態のコイルサブアッセン
ブリー110の3面図である。
【0006】図6において、コイル108はボビン10
1の円筒部102に巻かれた後に、リードが切欠き部1
07からフランジ部103の上面へと導かれ、端子11
1に数回巻き付けられてハンダ付け(ハンダ付け部H1
01)されている。
【0007】端子111は、板厚の薄い折り曲げられた
板金部材であり、中央部が溝部104の中に嵌めこまれ
ている。ハンダ付け部H101の反対側には、リード線
112がハンダ付け(ハンダ付け部H102)されてい
る。
【0008】そして、リード線112はガイド部106
の間から外部へと導出されている。113は、リード線
112を束ねるグロメットである。尚、コイル108の
外側は、保護テープ114が巻き付けられ覆われてい
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】このような構成のコイ
ルサブアッセンブリー110への制御流体の侵入を防止
したり、コイル自体の剛性を高める等の目的のために、
樹脂モールドを施すことが行なわれている。
【0010】図7は、コイルサブアッセンブリー110
に樹脂モールド120を施してモールドコイル130と
した状態の3面図である。
【0011】樹脂モールド成形は、成形型の中にコイル
サブアッセンブリー110を配置してインサート成形と
同じような方法により、コイルサブアッセンブリー11
0の外周部を樹脂材で覆う。
【0012】ところが、樹脂モールド成形時、図7に矢
印で示されたモールドフローMF(樹脂の流れ)によっ
て、ハンダ付け部H101近傍のコイル108のリード
が損傷したり、切断してしまうという問題があった。
【0013】この問題を解決するために、成形型の射出
ゲート位置を変更したり、射出圧や射出温度等の成形条
件を最適化することが考えられるが、成形型や成形機、
あるいは工程上の制約から、上記変更が困難である場合
には他の対策を施す必要がある。
【0014】本発明は上記従来技術の問題を解決するた
めになされたもので、その目的とするところは、樹脂モ
ールド成形においてコイルのリードの損傷や断線を防ぐ
ことにあり、安定した品質のソレノイドを提供すること
にある。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明にあっては、円筒部と、該円筒部から外向きに
延出しコイルの軸方向のガイドとなるフランジ部を有す
るボビンと、前記ボビンの円筒部に巻かれたコイルと、
前記ボビンの円筒部から導かれたコイルのリードの結線
処理が行なわれ、前記フランジ部に固定される端子と、
型成形により形成されるもので、前記コイルが巻かれた
ボビンの外側を覆う樹脂モールド部と、を備えたソレノ
イドにおいて、前記ボビンのフランジ部に、コイルのリ
ードの円筒部からの導出部及び前記端子が存在する端子
領域を囲む樹脂流れガイドを備え、前記樹脂モールド部
の型成形の際に、前記樹脂流れガイドによって樹脂を迂
回させた後に前記端子領域に樹脂を流れ込ませることを
特徴とする。
【0016】これにより、ボビンのフランジ部に形成さ
れた樹脂流れガイドによって、型成形の際に流入する樹
脂を迂回させた後に端子領域に樹脂を流れ込ませること
ができ、端子領域に加わる樹脂の圧力や流れを抑制して
コイルのリードや端子の結線処理部の損傷を防ぐことが
でき、安定した品質のソレノイドが得られる。
【0017】
【発明の実施の形態】図1は、本発明を適用したソレノ
イドの実施の形態における、コイルが巻かれるボビン1
単体の図であり、図1(a)はボビン1の一部断面化さ
れた側面図であり、図1(b)はボビン1の上面図であ
る。
【0018】ボビン1は、円筒部2の両端部に外向きに
延出したつば状のフランジ部3,4が設けられている。
尚、円筒部2は、フランジ部3,4に挟まれた部分のこ
とを指し、フランジ部3の外側に突出した部分は円筒端
部2aとする。
【0019】フランジ部3の外側端面3aには、コイル
の結線処理を行なう後述する端子を保持するための溝部
Gを形成する保持部5(左右に存在)と、端子から外部
へ導出されるリード線のガイド部6と、樹脂流れガイド
7(左右に存在)が軸方向に突出して設けられている。
3bはコイルのリードをフランジ部3の上面へと導くた
めの切欠き部である。
【0020】保持部5は、溝部Gを挟み対向する一対の
壁部材5a,5bから構成され、内周側の壁部材5a
は、円筒端部2aと溝部Gとの間を塞ぎ、外周側の壁部
材5bは、溝部Gからフランジ部3の外周端部まで延出
されている。保持部5の高さは、端子の幅とほぼ同じ
で、円筒端部2aの略半分の高さに設定されている。
【0021】樹脂流れガイド7は、切欠き部3bを挟
み、保持部5に対して略直交するように円筒端部2aか
らフランジ部3の外周端部まで延出されている。樹脂流
れガイド7の高さは保持部5の高さと同じである。
【0022】そして、保持部5と樹脂流れガイド7によ
り囲まれた領域が端子領域TRとなり、コイルの端末部
や端子との結線処理部が配置される。
【0023】図2は、ボビン1にコイル8を巻き付け、
端子11で結線処理を行なった状態のコイルサブアッセ
ンブリー10の3面図である。
【0024】図2において、コイル8はボビン1の円筒
部2に巻かれた後に、リードが切欠き部3bからフラン
ジ部3の外側端面3a側へと導かれ、端子11に数回巻
き付けられてハンダ付け(ハンダ付け部H1)されてい
る。
【0025】端子11は、板厚の薄い折り曲げられた板
金部材であり、中央部が溝部Gの中に嵌めこまれてい
る。ハンダ付け部H1の反対側には、リード線12がハ
ンダ付け(ハンダ付け部H2)されている。
【0026】そして、リード線12はガイド部6の間か
ら外部へと導出されている。13は、リード線12を束
ねるグロメットである。尚、コイル8の外側は、保護テ
ープ14が巻き付けられ覆われている。
【0027】このような構成のコイルサブアッセンブリ
ー10への制御流体の侵入を防止したり、コイル自体の
剛性を高める等の目的のために、樹脂モールド成形を施
すことが行なわれている。
【0028】図3は、コイルサブアッセンブリー10に
樹脂モールド20(樹脂モールド部)を施して、完成し
たソレノイドとしてのモールドコイル30とした状態の
3面図である。
【0029】樹脂モールド成形は、成形型の中にコイル
サブアッセンブリー10を配置してインサート成形と同
じような方法により、コイルサブアッセンブリー10の
外周部を樹脂材で覆う。
【0030】樹脂モールド成形時、端子領域TRは保持
部5と樹脂流れガイド7により囲まれているので、図3
に矢印で示されたモールドフローMF1,MF2,MF
3(樹脂の流れ)によるように、型成形の際に流入する
樹脂をを迂回させた後に端子領域TRに樹脂を流れ込ま
せることができ、端子領域TRに加わる樹脂の圧力や流
れを抑制してコイルのリードや端子11の結線処理部の
損傷を防ぐことができ、安定した品質のモールドコイル
30(ソレノイド)が得られる。
【0031】モールドフローMF4,MF5,MF6は
従来のモールドフローと同じである。
【0032】また、図4に示されるように、コイルサブ
アッセンブリー10のレベルで、コイル8の結線処理部
が存在する端子領域TRを充填接着材等で封止(クロス
ハッチングで示された封止部BD1,BD2)し、その
後、樹脂モールド成形を行なうことにより、よりコイル
8のリードや端子11の結線処理部の損傷を防ぐことが
できる。
【0033】
【発明の効果】上記に説明されたように、本発明を適用
したソレノイドによると、ボビンのフランジ部に形成さ
れた樹脂流れガイドによって、型成形の際に流入する樹
脂を迂回させた後に端子領域に樹脂を流れ込ませること
ができ、端子領域に加わる樹脂の圧力や流れを抑制して
コイルのリードや端子の結線処理部の損傷を防ぐことが
でき、安定した品質のソレノイドが得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は実施の形態に係るソレノイドのボビンの
説明図。
【図2】図2は実施の形態に係るソレノイドのコイルサ
ブアッセンブリーの説明図。
【図3】図3は実施の形態に係るソレノイドのモールド
フローを説明するためのモールドコイルの図。
【図4】図4は実施の形態に係るソレノイドのコイルサ
ブアッセンブリーの説明図。
【図5】図5は従来のソレノイドのボビンの説明図。
【図6】図6は従来のソレノイドのコイルサブアッセン
ブリーの説明図。
【図7】図7は従来のソレノイドのモールドフローを説
明するためのモールドコイルの図。
【符号の説明】
1 ボビン 2 円筒部 2a 円筒端部 3 フランジ部 3a 外側端面 3b 切欠き部 4 フランジ部 5 保持部 5a,5b 壁部材 6 ガイド部 7 樹脂流れガイド 8 コイル 10 コイルサブアッセンブリー 11 端子 12 リード線 13 グロメット 14 保護テープ 20 樹脂モールド(樹脂モールド部) 30 モールドコイル(ソレノイド) BD1,BD2 封止部 G 溝部 MF1〜MF6 モールドフロー TR 端子領域

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円筒部と、該円筒部から外向きに延出し
    コイルの軸方向のガイドとなるフランジ部を有するボビ
    ンと、 前記ボビンの円筒部に巻かれたコイルと、 前記ボビンの円筒部から導かれたコイルのリードの結線
    処理が行なわれ、前記フランジ部に固定される端子と、 型成形により形成されるもので、前記コイルが巻かれた
    ボビンの外側を覆う樹脂モールド部と、 を備えたソレノイドにおいて、 前記ボビンのフランジ部に、コイルのリードの円筒部か
    らの導出部及び前記端子が存在する端子領域を囲む樹脂
    流れガイドを備え、 前記樹脂モールド部の型成形の際に、前記樹脂流れガイ
    ドによって樹脂を迂回させた後に前記端子領域に樹脂を
    流れ込ませることを特徴とするソレノイド。
JP10199731A 1998-06-30 1998-06-30 ソレノイド Pending JP2000018414A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010024280A1 (ja) * 2008-08-27 2010-03-04 イーグル工業株式会社 ソレノイドバルブ

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010024280A1 (ja) * 2008-08-27 2010-03-04 イーグル工業株式会社 ソレノイドバルブ
CN102132077A (zh) * 2008-08-27 2011-07-20 伊格尔工业股份有限公司 电磁阀
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