JPH05261754A - フラットケーブルと中間接続体との接続部における樹脂成形方法 - Google Patents

フラットケーブルと中間接続体との接続部における樹脂成形方法

Info

Publication number
JPH05261754A
JPH05261754A JP6047292A JP6047292A JPH05261754A JP H05261754 A JPH05261754 A JP H05261754A JP 6047292 A JP6047292 A JP 6047292A JP 6047292 A JP6047292 A JP 6047292A JP H05261754 A JPH05261754 A JP H05261754A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
resin
mold
flat cable
conductor
resin body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6047292A
Other languages
English (en)
Inventor
Ukou Matsuzawa
宇高 松沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Furukawa Electric Co Ltd
Original Assignee
Furukawa Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Furukawa Electric Co Ltd filed Critical Furukawa Electric Co Ltd
Priority to JP6047292A priority Critical patent/JPH05261754A/ja
Publication of JPH05261754A publication Critical patent/JPH05261754A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】2次モールド樹脂体の成形時に導体接続部にス
トレスが加わる成形を防止する。 【構成】中間接続体1の各中間接続導体2にフラットケ
ーブル4の端部の各導体6の端部を重ねて接続した導体
接続部7を中心として金型8を被せる。金型8には、導
体接続部7に隣接したフラットケーブル4の両面に樹脂
流れ抑制部としての絞り部8a,8bを設ける。金型8
内に樹脂注入口から2次モールド樹脂体9を注入する。
絞り部8a,8bで流路抵抗が高まるために、先に流れ
ついた方の樹脂体9の流れが一旦緩やかになり、その後
に他方の樹脂体9の流れが追付いて所定の樹脂圧まで上
昇すると、樹脂体9がほぼ同時に絞り部8a,8bを通
過する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、自動車のエア
バック装置への通電のために回転系と固定系との間をつ
なぐブラシシレス伝達装置で用いているフラットケーブ
ルと中間接続体との接続部における樹脂成形方法に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】図5は、該ブラシレス伝達装置でフラッ
トケーブルと他のリード線を接続するために用いている
中間接続体1の一例を示したものである。該中間接続体
1は、図示のように所定ピッチで並設された短い平角導
体よりなる中間接続導体2がその長手方向の中間で1次
モールド樹脂体3で連結された構造になっている。
【0003】このような中間接続体1の一端側の各中間
接続導体2には、図6及び図7に示すように、フラット
ケーブル4の端部から樹脂被覆5を剥いで導出された薄
くて長い平角導体よりなる各導体6の端部を重ねてスポ
ット溶接或いは半田付けにより電気的,機械的に接続し
て導体接続部7を形成し、その後にこの導体接続部7を
中心として両側のフラットケーブル4の樹脂被覆5と1
次モールド樹脂体3に跨がって金型8を被せ、該金型8
内に2次モールド樹脂体9を注入して成形し、補強して
いた。なお、10は金型8内で成形時に1次モールド樹
脂体3を支えている金型ピン、11は金型8に設けられ
ている樹脂注入口である。
【0004】この場合、各中間接続導体2の他端には、
図示しないが断面丸形のリード線が接続されるようにな
っている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のフラットケーブルと中間接続体との接続部に
おける樹脂成形方法では、2次モールド樹脂体8の成形
時に図8に示すように、金型8の内面と1次モールド樹
脂体3の上面との間の間隔を流れる樹脂の流れと、金型
8の内面と1次モールド樹脂体3の下面との間の間隔を
流れる樹脂の流れとが均等でない場合には、先に導体接
続部7に達した方の2次モールド樹脂体9の樹脂圧力に
よりフラットケーブル4が曲げられて、導体接続部7に
ストレスを与える問題点があった。
【0006】これを解決するために、樹脂注入口11の
位置の変更や1次モールド樹脂体3の上下における2次
モールド樹脂体9の上下肉厚のバランス取り等を行って
2次モールド樹脂体8の流れの均一化を図っていたが、
製品設計上の制約等もあり、改善には長期のトライアン
ドエラーを必要とする問題点があった。
【0007】本発明の目的は、2次モールド樹脂体の成
形時に導体接続部にストレスが加わる成形をしないよう
にすることができるフラットケーブルと中間接続体との
接続部における樹脂成形方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成する本
発明の手段を説明すると、本発明は所定ピッチで並設さ
れた中間接続導体がその長手方向の中間で1次モールド
樹脂体で連結されて構成されている中間接続体を用い、
該中間接続体の前記各中間接続導体とフラットケーブル
の各ケーブル導体とが導体接続部でそれぞれ接続されて
いる箇所を中心として両側の前記フラットケーブルの樹
脂被覆と前記1次モールド樹脂体に跨がって2次モール
ド樹脂体を設けるフラットケーブルと中間接続体との接
続部における樹脂成形方法において、前記導体接続部に
隣接した前記フラットケーブルの両面に樹脂流れ抑制部
を有する金型を用いて前記2次モールド樹脂体の成形を
行うことを特徴とする。
【0009】
【作用】このように導体接続部に隣接したフラットケー
ブルの両面に樹脂流れ抑制部を有する金型を用いると、
導体接続部の両側の2次モールド樹脂体の流れが均一で
なかった場合でも、樹脂流れ抑制部で流路抵抗が高まる
ために、先に流れついた方の2次モールド樹脂体の流れ
が一旦緩やかになり、その間に後続する他方の2次モー
ルド樹脂体の流れが追付いてくる。その後、樹脂圧力が
樹脂流れ抑制部を通過するのに必要な圧力まで上昇する
と、両側の樹脂の流れがほぼ同時に樹脂流れ抑制部を通
過し、金型内の末端まで充填される。従って、成形時に
導体接続部に隣接したフラットケーブルの両面にかかる
樹脂圧がバランスし、2次モールド樹脂体内でフラット
ケーブルが湾曲して導体接続部にストレスが加わる成形
を防止することができる。
【0010】
【実施例】図1及び図2は、本発明に係るフラットケー
ブルと中間接続体との接続部における樹脂成形方法の一
実施例を示したものである。本実施例では、金型8とし
て導体接続部7に隣接したフラットケーブル4の両面に
樹脂流れ抑制部としての絞り部8a,8bを有するもの
を用いる。この場合、絞り部8a,8bとフラットケー
ブル4との間隔a,bと金型8の内面とフラットケーブ
ル4との間隔dとの関係は、 a=b<d に定められている。
【0011】次に、このような金型8を用いる本実施例
のフラットケーブルと中間接続体との接続部における樹
脂成形方法について、図3(A)〜(C)を参照して説
明する。
【0012】該金型8内に前述した樹脂注入口11から
2次モールド樹脂体9を注入する。かくすると、導体接
続部7の両側の2次モールド樹脂体9の流れが均一でな
かった場合には、絞り部8a,8bで流路抵抗が高まる
ために、図3(A)に示すように先に流れついた上方の
2次モールド樹脂体9の流れが一旦緩やかになり、その
間に後続する下方の2次モールド樹脂体9の流れが追付
いてくる。その後、樹脂圧力が絞り部8a,8bを通過
するのに必要な圧力まで上昇すると、図3(B)に示す
ように両側の2次モールド樹脂体9の流れがほぼ同時に
絞り部8a,8bを通過し、図3(C)に示すように金
型8内の末端まで充填される。
【0013】従って、成形時に導体接続部7に隣接した
フラットケーブル4の両面にかかる樹脂圧がバランス
し、2次モールド樹脂体9内でフラットケーブル4が湾
曲して導体接続部7にストレスが加わるのを防止するこ
とができる。
【0014】図4(A)〜(C)は、金型8に設ける絞
り部8a,8bの3種の例を示したものである。図4
(A)は、絞り部8a,8bが金型8の幅方向に直線状
に設けられている例を示したものである。図4(B)
は、絞り部8a,8bが金型8の幅方向に蛇行して設け
られている例を示したものである。図4(C)は、絞り
部8a,8bがそれぞれ2段に設けられている例を示し
たものである。
【0015】上記実施例では、樹脂流れ抑制部として金
型8の一部を絞って形成した絞り部8a,8bを用いた
が、金型8の内面に邪魔板を設けたり、複数本のピンを
突設することにより樹脂流れ抑制部を構成することもで
きる。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係るフラッ
トケーブルと中間接続体との接続部における樹脂成形方
法においては、導体接続部に隣接したフラットケーブル
の両面に樹脂流れ抑制部を有する金型を用いるので、導
体接続部の両側の2次モールド樹脂体の流れが均一でな
かった場合でも、該樹脂流れ抑制部で流路抵抗が高まる
ために、先に流れついた方の2次モールド樹脂体の流れ
が一旦緩やかになり、その間に後続する他方の2次モー
ルド樹脂体の流れが追付き、その後に樹脂圧力が樹脂流
れ抑制部を通過するのに必要な圧力まで上昇とた時点
で、両側の樹脂の流れがほぼ同時に樹脂流れ抑制部を通
過し、金型内の末端まで充填されることになる。従っ
て、本発明によれば、成形時に導体接続部に隣接したフ
ラットケーブルの両面にかかる樹脂圧がバランスし、2
次モールド樹脂体内でフラットケーブルが湾曲して導体
接続部にストレスが加わる成形を防止することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る成形方法を実施する金型の一実施
例における一方の端部を示す縦断面図である。
【図2】図1に示す金型の絞り部を示す縦断面図であ
る。
【図3】(A)〜(C)は本実施例の成形方法における
2次モールド樹脂体の流れを示す説明図である。
【図4】(A)〜(C)は本発明に係る成形方法を実施
する金型の他の3種の例の要部を示す斜視図及び側面図
である。
【図5】中間接続体の一例を示す斜視図である。
【図6】従来の中間接続体とフラットケーブルとの接続
部における成形時の状態を示す説明図である。
【図7】図6の縦断面図である。
【図8】従来の成形方法における金型内の樹脂の流れを
示す説明図である。
【符号の説明】
1…中間接続体、2…中間接続導体、3…1次モールド
樹脂体、4…フラットケーブル、5…樹脂被覆、6…導
体、7…導体接続部、8…金型、8a,8b…絞り部
(樹脂流れ抑制部)、9…2次モールド樹脂体、11…
樹脂注入口。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定ピッチで並設された中間接続導体が
    その長手方向の中間で1次モールド樹脂体で連結されて
    構成されている中間接続体を用い、該中間接続体の前記
    各中間接続導体とフラットケーブルの各ケーブル導体と
    が導体接続部でそれぞれ接続されている箇所を中心とし
    て両側の前記フラットケーブルの樹脂被覆と前記1次モ
    ールド樹脂体に跨がって2次モールド樹脂体を設けるフ
    ラットケーブルと中間接続体との接続部における樹脂成
    形方法において、 前記導体接続部に隣接した前記フラットケーブルの両面
    に樹脂流れ抑制部を有する金型を用いて前記2次モール
    ド樹脂体の成形を行うことを特徴とするフラットケーブ
    ルと中間接続体との接続部における樹脂成形方法。
JP6047292A 1992-03-17 1992-03-17 フラットケーブルと中間接続体との接続部における樹脂成形方法 Pending JPH05261754A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6047292A JPH05261754A (ja) 1992-03-17 1992-03-17 フラットケーブルと中間接続体との接続部における樹脂成形方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6047292A JPH05261754A (ja) 1992-03-17 1992-03-17 フラットケーブルと中間接続体との接続部における樹脂成形方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05261754A true JPH05261754A (ja) 1993-10-12

Family

ID=13143252

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6047292A Pending JPH05261754A (ja) 1992-03-17 1992-03-17 フラットケーブルと中間接続体との接続部における樹脂成形方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05261754A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014041966A1 (ja) * 2012-09-12 2014-03-20 株式会社デンソー インサート成形用金型、射出成形方法、及びその金型によって形成された樹脂成形品

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014041966A1 (ja) * 2012-09-12 2014-03-20 株式会社デンソー インサート成形用金型、射出成形方法、及びその金型によって形成された樹脂成形品
JP2014054753A (ja) * 2012-09-12 2014-03-27 Denso Corp インサート成形用金型、射出成形方法、及びその金型によって形成された樹脂成形品

Similar Documents

Publication Publication Date Title
DE19752408B4 (de) Leistungsmodul mit einem oder mehreren Halbleiter-Leistungsbauelementen
JP2012252900A (ja) 接続端子及び接続端子の製造方法
US4077692A (en) Integrally formed connector
JPH07301385A (ja) プラスチック成形コネクタ
DE19857880A1 (de) Sensor
JP3701464B2 (ja) モールド成形品
JPH05261754A (ja) フラットケーブルと中間接続体との接続部における樹脂成形方法
US4641112A (en) Delay line device and method of making same
JP2879179B2 (ja) コイルボビン、コイルボビンの成形方法及びその射出成形用金型
JP4894763B2 (ja) 樹脂成形品
US4325760A (en) Method of making a cable splice
US3544937A (en) Coil supporting plates
JP3969683B2 (ja) パイプヒータ
JPH10300589A (ja) サーミスタ式水温センサの製造方法
JPS60159036A (ja) 中空樹脂体の補強装置
US4380000A (en) Coil arrangement, particularly for relays, and method of making same
US5741164A (en) Terminal device of coil
JP2863253B2 (ja) エレクトロフュージョン継手の製造方法
JPH0727282A (ja) 電気融着継手およびその成型方法
JP2000251960A (ja) 導電部材の接続方法
JPS6351365B2 (ja)
JPS58176914A (ja) パルストランスの製造方法
JP2648208B2 (ja) 電子部品の製造方法
JP2000018414A (ja) ソレノイド
JPH1113981A (ja) チーズ型電気融着継手の製造方法