JPWO2010016493A1 - (メタ)アクリル酸無水物の製造方法及び保存方法、並びに(メタ)アクリル酸エステルの製造方法 - Google Patents
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Abstract
Description
下記一般式(1)で表される脂肪酸無水物と(メタ)アクリル酸とを反応させて、副生する脂肪酸を抜き出しながら(メタ)アクリル酸無水物を製造する(メタ)アクリル酸無水物の製造方法であって、
反応液中の(メタ)アクリル酸無水物に対する(メタ)アクリル酸のモル比が0.3以上になるように調整しながら反応を行う(メタ)アクリル酸無水物の製造方法である。
下記一般式(1)で表される脂肪酸無水物と(メタ)アクリル酸とを反応させて、副生する脂肪酸を抜き出しながら(メタ)アクリル酸無水物を製造する(メタ)アクリル酸無水物の製造方法であって、
Paulingの電気陰性度1.0以上の金属を含む化合物からなる触媒の存在下で反応を行うことを特徴とする(メタ)アクリル酸無水物の製造方法である。
(メタ)アクリル酸無水物1モルに対して0.3〜2モルとなる量の(メタ)アクリル酸を共存させる(メタ)アクリル酸無水物の保存方法である。
以下の一連の工程(A)〜工程(C)を含む(メタ)アクリル酸エステルの製造方法であって、一連の工程(A)〜工程(C)を行って(メタ)アクリル酸エステルを製造した後に、次の一連の工程(A)〜工程(C)を行う際に、工程(A)において、前の一連の工程中の工程(C1)で回収した(メタ)アクリル酸を用いることを特徴とする(メタ)アクリル酸エステルの製造方法である。
(A)第一の発明又は第二の発明により(メタ)アクリル酸無水物を製造する工程、
(B)アルコールと前記工程(A)の反応で得られる(メタ)アクリル酸無水物とを反応させて(メタ)アクリル酸エステルを製造する工程、
(C)前記工程(B)で得られた未精製の(メタ)アクリル酸エステルを精製して(メタ)アクリル酸エステルを得る工程であって、下記の工程(C1)と工程(C2)を含む工程、
(C1)前記工程(B)の反応で副生する(メタ)アクリル酸を、前記工程(B)の反応で副生する前記アルコールと前記一般式(1)で表される脂肪酸無水物との反応生成物、(メタ)アクリル酸エステルおよび前記アルコールの合計の含有量が留出物中3質量%以下になるように、蒸留によって回収する工程、
(C2)前記工程(C1)において留出しなかった反応液を精製して、(メタ)アクリル酸エステルを得る工程。
(A)(メタ)アクリル酸無水物を製造する工程、
(B)アルコールと前記工程(A)の反応で得られる(メタ)アクリル酸無水物とを反応させて(メタ)アクリル酸エステルを製造する工程、
(C)前記工程(B)で得られた未精製の(メタ)アクリル酸エステルを精製して(メタ)アクリル酸エステルを得る工程であって、下記の工程(C1)と工程(C2)を含む工程、
(C1)前記工程(B)の反応で副生する(メタ)アクリル酸を、前記工程(B)の反応で副生する前記アルコールと一般式(1)で表される脂肪酸無水物との反応生成物、(メタ)アクリル酸エステルおよび前記アルコールの合計の含有量が留出物中3質量%以下になるように、蒸留によって回収する工程、
(C2)前記工程(C1)において留出しなかった反応液を精製して、(メタ)アクリル酸エステルを得る工程。
前記一般式(1)で表される脂肪酸無水物と(メタ)アクリル酸とを反応させて、副生する脂肪酸を抜き出しながら(メタ)アクリル酸無水物を製造する工程について説明する。
工程(B)におけるアルコールと前記工程(A)の反応で得られる(メタ)アクリル酸無水物とを反応させて(メタ)アクリル酸エステルを製造する工程について説明する。
工程(C)における副生する前記工程(B)で得られた(メタ)アクリル酸エステルを精製して(メタ)アクリル酸エステルを得る工程について説明する。工程(C)は以下の工程(C1)と工程(C2)を含んでいる。
工程(C2):前記工程(C1)において留出しなかった反応液を精製して、(メタ)アクリル酸エステルを得る工程。
本発明では、一連の工程(A)〜工程(C)を行って(メタ)アクリル酸エステルを製造した後に、次の一連の工程(A)〜工程(C)を行う際に、工程(A)において、前の一連の工程中の工程(C1)で回収した(メタ)アクリル酸を用いる。
本発明の(メタ)アクリル酸無水物の保存方法は、(メタ)アクリル酸無水物1モルに対して0.3〜2モルとなる量の(メタ)アクリル酸を共存させることを特徴とする。
精留塔(内径35mm、理論段数10段)、攪拌羽根、温度計、エアー吹き込み管を付した3Lの5つ口フラスコに、無水酢酸918g(9.0mol)、メタクリル酸1705g(19.8mol)、触媒として酢酸ニッケル4水和物22.5mg(0.00009mol)及び重合防止剤としてフェノチアジン2.6gをフラスコ内に仕込んだ。フラスコの内液をエアーバブリング及び攪拌しながら、フラスコをオイルバスで加熱した。内温が80℃に達した後、1時間保持して反応液の組成が平衡に達するようにした。さらに30分後、エアーバブリングした状態で真空ポンプを起動させ、減圧を開始した。反応液の温度70℃、フラスコ内の圧力6.4kPaで全還流状態とした。その後、還流比1.5で塔頂から溜出液を抜き出し、この時点を反応開始とした。8時間後に還流比を2.0に変えて、24時間かけて反応を行った。この間、塔内における重合防止のため、フェノチアジン192mgを溶解させたメタクリル酸96gを精留塔の上部に供給した。このメタクリル酸は、精留塔内を下降して、フラスコ内に導入される。反応液の温度を徐々に83℃まで上げ、フラスコ内の圧力を徐々に2.1kPaに下げて行き、酢酸が主成分の溜出液を精留塔の塔頂から抜き出した。溜出液は15℃に冷却した冷却管及び液体窒素につけたトラップで回収した。反応終了後、反応液を冷却した。
触媒の種類と触媒量を表1に示すものに変えた以外は実施例1と同様に反応を実施した。表1にメタクリル酸無水物に対するメタクリル酸のモル比、無水物バランス、副反応率、メタクリル酸無水物に対するマイケル付加物と思われる化合物のガスクロマトグラフィー面積比を示す。
メタクリル酸の仕込み量を1858g(21.6mol)に変えた以外は実施例1と同様に反応を実施した。表1にメタクリル酸無水物に対するメタクリル酸のモル比、無水物バランス、副反応率、メタクリル酸無水物に対するマイケル付加物と思われる化合物のガスクロマトグラフィー面積比を示す。
3Lの5つ口フラスコに滴下ロートを取り付け、反応開始12時間後に蒸留精製したメタクリル酸無水物462g(3.0mol)を供給した以外は、実施例1と同じ条件で反応を実施した。このメタクリル酸は、精留塔内を下降して、フラスコ内に導入される。
触媒と触媒の量を表1に示すものに変えた以外は参考例1と同様に反応を実施した。表1にメタクリル酸無水物に対するメタクリル酸のモル比、無水物バランス、副反応率、メタクリル酸無水物に対するマイケル付加物と思われる化合物のガスクロマトグラフィー面積比を示す。
12理論段の分離効率を有する量の充填材(ヘリパックNo.2)を充填した精留塔(内径30mm)、攪拌羽根、温度計、エアー吹き込み管を付した1Lの5つ口フラスコに、無水酢酸71.5g(0.7mol)、メタクリル酸172.2g(2.0mol)、触媒として酢酸ナトリウム1.72g(メタクリル酸に対して1質量%)及び重合防止剤としてBHT0.04gをフラスコ内に仕込んだ。フラスコの内液をエアーバブリング及び攪拌しながら、フラスコをオイルバスで加熱した。内温が80℃に達した後、1時間保持して反応液の組成が平衡に達するようにした後、エアーバブリングした状態で真空ポンプを起動させ、減圧を開始した。さらに減圧を行い、反応液の温度80℃で全還流状態とした。その後、還流比4で塔頂から溜出液を抜き出し、この時点を反応開始とした。蒸気の量が一定になるように4.0kPaまで減圧を行い、7時間後に反応を終了した。この間、塔内における重合防止のため、5%のTopanol A及び5%のHQを溶解させた酢酸14mlを精留塔の上部に供給した。酢酸が主成分の溜出液を精留塔の塔頂から抜き出し、15℃に冷却した冷却管及び液体窒素につけたトラップで回収した。反応終了後、反応液を冷却した。
耐圧密閉容器に蒸留精製したメタクリル酸無水物30.8g(0.2mol)を入れ、さらにメタクリル酸5.2g(0.06mol)及びフェノチアジン30mgを入れた。容器を密閉し遮光下、80℃、24時間加熱攪拌した。冷却後、反応液をガスクロマトグラフィーで定量分析した。その結果、反応液中に残存したメタクリル酸無水物は、加熱前の84.9%であった(残存率とする)。100%から残存率を引いた値を副生物生成率とした。残存率を図1に示し、表2に加熱処理前のメタクリル酸無水物に対するメタクリル酸のモル比、残存率、副生物生成率、メタクリル酸無水物に対するマイケル付加物と思われる化合物のガスクロマトグラフィー面積比を示す。
耐圧密閉容器に蒸留精製したメタクリル酸無水物30.8g(0.2mol)及びフェノチアジン30mgを入れた。容器を密閉し遮光下、80℃、24時間加熱攪拌した。冷却後、反応液をガスクロマトグラフィーで定量分析した。その結果、反応液中に残存したメタクリル酸無水物の含有量は、加熱前の80.4%であった(残存率とする)。100%から残存率を引いた値を副生物生成率とした。残存率を図1に示し、表2に加熱処理前のメタクリル酸無水物に対するメタクリル酸のモル比、残存率、副生物生成率、メタクリル酸無水物に対するマイケル付加物と思われる化合物のガスクロマトグラフィー面積比を示す。また、ガスクロマトグラフィーにて分析した結果の各化合物(メタクリル酸及びメタクリル酸無水物以外はリテンションタイムで示す)の面積百分率を表3に示す。
メタクリル酸量をメタクリル酸無水物1モルに対し0.1モルの比になる量に変更した以外は実施例10と同様に行った。結果を図1及び表2に示す。
メタクリル酸量をメタクリル酸無水物1モルに対し0.5モル(実施例11)、0.8モル(実施例12)、1.0モル(実施例13)、2.0モル(実施例14)の比になる量に変更した以外は実施例10と同様に行った。結果を図1及び表2に示す。また、実施例13について、ガスクロマトグラフィーにて分析した結果の各化合物(メタクリル酸及びメタクリル酸無水物以外はリテンションタイムで示す)の面積百分率を表3に示す。表3より、生成している不純物がまったく異なることが分かる。
メタクリル酸量をメタクリル酸無水物1モルに対し3.0モルの比になる量に変更した以外は実施例10と同様に行った。結果を図1及び表2に示す。
酢酸ニッケル四水和物を0.002mmol加えた以外は実施例13と同様に行った。表4に加熱処理前のメタクリル酸無水物に対するメタクリル酸のモル比、残存率、副生物生成率、メタクリル酸無水物に対するマイケル付加物と思われる化合物のガスクロマトグラフィー面積比を示す。
酢酸ニッケル四水和物を0.02mmolに変更した以外は実施例15と同様に行った。表4に加熱処理前のメタクリル酸無水物に対するメタクリル酸のモル比、残存率、副生物生成率、メタクリル酸無水物に対するマイケル付加物と思われる化合物のガスクロマトグラフィー面積比を示す。
酢酸ニッケル四水和物を酢酸コバルト四水和物0.002mmolに変更した以外は実施例15と同様に行った。表4に加熱処理前のメタクリル酸無水物に対するメタクリル酸のモル比、残存率、副生物生成率、メタクリル酸無水物に対するマイケル付加物と思われる化合物のガスクロマトグラフィー面積比を示す。
酢酸ニッケル四水和物を酢酸インジウム0.002mmolに変更した以外は実施例15と同様に行った。表4に加熱処理前のメタクリル酸無水物に対するメタクリル酸のモル比、残存率、副生物生成率、メタクリル酸無水物に対するマイケル付加物と思われる化合物のガスクロマトグラフィー面積比を示す。
酢酸ニッケル四水和物を炭酸ナトリウム0.002mmolに変更した以外は実施例15と同様に行った。表4に加熱処理前のメタクリル酸無水物に対するメタクリル酸のモル比、残存率、副生物生成率、メタクリル酸無水物に対するマイケル付加物と思われる化合物のガスクロマトグラフィー面積比を示す。
酢酸ニッケル四水和物を炭酸ナトリウム0.02mmolに変更した以外は実施例15と同様に行った。表4に加熱処理前のメタクリル酸無水物に対するメタクリル酸のモル比、残存率、副生物生成率、メタクリル酸無水物に対するマイケル付加物と思われる化合物のガスクロマトグラフィー面積比を示す。
(工程(A))
精留塔(内径35mm、理論段数10段)、攪拌羽根、温度計、エアー吹き込み管を付した3Lの5つ口フラスコに、無水酢酸918g(9.0mol)、メタクリル酸1705g(19.8mol)、触媒として酢酸ニッケル4水和物22.5mg(0.00009mol)及び重合防止剤としてフェノチアジン2.6gをフラスコ内に仕込んだ。フラスコの内液をエアーバブリング及び攪拌しながら、フラスコをオイルバスで加熱した。内温が80℃に達した後、1時間保持して反応液の組成が平衡に達するようにした。さらに30分後、エアーバブリングした状態で真空ポンプを起動させて減圧を開始した。反応液の温度70℃、フラスコ内の圧力6.4kPaで全還流状態とした。その後、還流比1.5で塔頂から溜出液を抜き出し、この時点を反応開始とした。8時間後に還流比を2.0に変えて、24時間かけて反応を行った。この間、精留塔における重合の防止のため、フェノチアジン192mgを溶解させたメタクリル酸96gを精留塔の上部に供給した。反応液の温度を徐々に83℃まで上げ、フラスコ内の圧力を徐々に2.1kPaに下げて行き、酢酸が主成分の溜出液を精留塔の塔頂から抜き出した。溜出液は15℃に冷却した冷却管及び液体窒素につけたトラップで回収した。反応終了後、反応液を冷却した。
前記反応液の入った3Lフラスコにフェノール696g(7.4mol)と98質量%硫酸35g(0.35mol)を加え、エアーバブリングした状態で80℃に加熱後8時間反応させたところ、メタクリル酸無水物が完全に消失した。このときのメタクリル酸無水物基準のフェニルメタクリレートの収率(反応終了時のフェニルメタクリレートのモル数をメタクリル酸無水物のモル数で除したものに100を乗じて算出)は99.1%であり、含有されるメタクリル酸は823gであった。
エアーバブリングした状態で真空ポンプを起動させて減圧を開始した。反応液の温度80℃、フラスコ内の圧力2.1kPaで全還流状態とした。その後、還流比1.5で塔頂から溜出液を抜き出した。溜出液は15℃に冷却した冷却管及び液体窒素につけたトラップで回収した。圧力はそのままで115℃まで昇温し、溜出液が777g出たところで回収を終了した。この間、精留塔における重合の防止のためフェノチアジン64mgを溶解させたメタクリル酸32gを精留塔の上部に供給した。このときの溜出液の組成はメタクリル酸99.2質量%、フェニルメタクリレート0.1質量%、フェノール0.6質量%であり、メタクリル酸の回収率(溜出液中のメタクリル酸のモル数を反応液中のメタクリル酸のモル数で除したものに100を乗じて算出)は90.1%であった。
反応液をフラスコから取り出し、ヘキサン2Lに溶解して、純水2Lで2回洗浄した。7質量%の炭酸ナトリウム水溶液2Lで2回洗浄した後、1質量%の水酸化ナトリウム水溶液2Lで1回洗浄し、純水2Lで2回洗浄した。ヘキサン溶液をエバポレーターで濃縮し、温度70〜120℃、圧力300〜400Paで単蒸留を行った。全溜分を回収した結果、純度99.7質量%のフェニルメタクリレートを1010g(6.2mol)得た。このときの酢酸フェニル含有量は0.01質量%以下(検出限界以下)であった。
回収したメタクリル酸を含む溜出液770gに、新たにメタクリル酸942gを加えたものをメタクリル酸原料に使用して、新たなフェニルメタクリレート製造のための工程(A)〜(C2)を再度繰り返した。
工程(B)の操作で触媒を炭酸ナトリウムに変え、フェノールの量を668g(7.1mol)にした以外は実施例19と同様に反応を実施した。その結果、工程(B)でのフェニルメタクリレートの収率は94.7%であった。
工程(B)において、フェノールの量を706g(7.5mol)にして、溜出メタクリル酸中のフェニルメタクリレートの含有量0.1質量%、フェノールの含有量2.5質量%になるようにした以外は実施例19と同様に操作及び反応を行った。
工程(B)において、フェノールの量を715g(7.6mol)にして、溜出メタクリル酸中のフェニルメタクリレートの含有量0.1質量%、フェノールの含有量3.8質量%になるようにした以外は実施例19と同様に操作及び反応を行った。
Claims (15)
- 反応液中の(メタ)アクリル酸無水物に対する(メタ)アクリル酸のモル比が0.3以上になるように調整する方法が、(メタ)アクリル酸を反応液中に供給することである請求項1記載の(メタ)アクリル酸無水物の製造方法。
- 反応液中の(メタ)アクリル酸無水物に対する(メタ)アクリル酸のモル比が、反応終了時に0.3〜2となるように調整しながら反応を行う請求項1記載の(メタ)アクリル酸無水物の製造方法。
- 反応終了時の反応液中の(メタ)アクリル酸無水物に対する前記一般式(1)で表される脂肪酸無水物のモル比が0.01以下である請求項3記載の(メタ)アクリル酸無水物の製造方法。
- Paulingの電気陰性度1.0以上の金属を含む化合物からなる触媒の存在下で、前記一般式(1)で表される脂肪酸無水物と(メタ)アクリル酸とを反応させる請求項1記載の(メタ)アクリル酸無水物の製造方法。
- 以下の一連の工程(A)〜工程(C)を含む(メタ)アクリル酸エステルの製造方法であって、一連の工程(A)〜工程(C)を行って(メタ)アクリル酸エステルを製造した後に、次の一連の工程(A)〜工程(C)を行う際に、工程(A)において、前の一連の工程中の工程(C1)で回収した(メタ)アクリル酸を用いることを特徴とする(メタ)アクリル酸エステルの製造方法。
(A)請求項1に記載の方法で(メタ)アクリル酸無水物を製造する工程、
(B)アルコールと前記工程(A)の反応で得られる(メタ)アクリル酸無水物とを反応させて(メタ)アクリル酸エステルを製造する工程、
(C)前記工程(B)で得られた未精製の(メタ)アクリル酸エステルを精製して(メタ)アクリル酸エステルを得る工程であって、下記の工程(C1)と工程(C2)を含む工程、
(C1)前記工程(B)の反応で副生する(メタ)アクリル酸を、前記工程(B)の反応で副生する前記アルコールと前記一般式(1)で表される脂肪酸無水物との反応生成物、(メタ)アクリル酸エステルおよび前記アルコールの合計の含有量が留出物中3質量%以下になるように、蒸留によって回収する工程、
(C2)前記工程(C1)において留出しなかった反応液を精製して、(メタ)アクリル酸エステルを得る工程。 - 前記工程(B)において、触媒として硫酸系触媒を使用する請求項6記載の(メタ)アクリル酸エステルの製造方法。
- Paulingの電気陰性度1.0以上の金属が、ニッケル、コバルトおよびインジウムからなる群から選ばれる少なくとも1種である請求項8記載の(メタ)アクリル酸無水物の製造方法。
- 以下の一連の工程(A’)〜工程(C)を含む(メタ)アクリル酸エステルの製造方法であって、一連の工程(A’)〜工程(C)を行って(メタ)アクリル酸エステルを製造した後に、次の一連の工程(A’)〜工程(C)を行う際に、工程(A’)において、前の一連の工程中の工程(C1)で回収した(メタ)アクリル酸を用いることを特徴とする(メタ)アクリル酸エステルの製造方法。
(A’)請求項8記載の方法で(メタ)アクリル酸無水物を製造する工程、
(B)アルコールと前記工程(A’)の反応で得られる(メタ)アクリル酸無水物とを反応させて(メタ)アクリル酸エステルを製造する工程、
(C)前記工程(B)で得られた未精製の(メタ)アクリル酸エステルを精製して(メタ)アクリル酸エステルを得る工程であって、下記の工程(C1)と工程(C2)を含む工程、
(C1)前記工程(B)の反応で副生する(メタ)アクリル酸を、前記工程(B)の反応で副生する前記アルコールと前記一般式(1)で表される脂肪酸無水物との反応生成物、(メタ)アクリル酸エステルおよび前記アルコールの合計の含有量が留出物中3質量%以下になるように、蒸留によって回収する工程、
(C2)前記工程(C1)において留出しなかった反応液を精製して、(メタ)アクリル酸エステルを得る工程。 - 前記工程(B)において、触媒として硫酸系触媒を使用する請求項10記載の(メタ)アクリル酸エステルの製造方法。
- (メタ)アクリル酸無水物1モルに対して0.3〜2モルとなる量の(メタ)アクリル酸を共存させる(メタ)アクリル酸無水物の保存方法。
- Paulingの電気陰性度1.0以上の金属を含む化合物の存在下で(メタ)アクリル酸無水物を保存する請求項12記載の方法。
- Paulingの電気陰性度1.0以上の金属が、ニッケル、コバルトおよびインジウムからなる群から選ばれる少なくとも1種である請求項13記載の方法。
- (メタ)アクリル酸無水物を、溶媒の非存在下に保存する請求項12記載の方法。
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