JPWO2008136123A1 - スパイラルタップ - Google Patents

スパイラルタップ Download PDF

Info

Publication number
JPWO2008136123A1
JPWO2008136123A1 JP2007541233A JP2007541233A JPWO2008136123A1 JP WO2008136123 A1 JPWO2008136123 A1 JP WO2008136123A1 JP 2007541233 A JP2007541233 A JP 2007541233A JP 2007541233 A JP2007541233 A JP 2007541233A JP WO2008136123 A1 JPWO2008136123 A1 JP WO2008136123A1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lead
constant
groove
crest
tap
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2007541233A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4652413B2 (ja
Inventor
孝之 中嶋
孝之 中嶋
利廣 佐藤
利廣 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
OSG Corp
Original Assignee
OSG Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by OSG Corp filed Critical OSG Corp
Publication of JPWO2008136123A1 publication Critical patent/JPWO2008136123A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4652413B2 publication Critical patent/JP4652413B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23GTHREAD CUTTING; WORKING OF SCREWS, BOLT HEADS, OR NUTS, IN CONJUNCTION THEREWITH
    • B23G5/00Thread-cutting tools; Die-heads
    • B23G5/02Thread-cutting tools; Die-heads without means for adjustment
    • B23G5/06Taps
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B24GRINDING; POLISHING
    • B24BMACHINES, DEVICES, OR PROCESSES FOR GRINDING OR POLISHING; DRESSING OR CONDITIONING OF ABRADING SURFACES; FEEDING OF GRINDING, POLISHING, OR LAPPING AGENTS
    • B24B19/00Single-purpose machines or devices for particular grinding operations not covered by any other main group
    • B24B19/02Single-purpose machines or devices for particular grinding operations not covered by any other main group for grinding grooves, e.g. on shafts, in casings, in tubes, homokinetic joint elements
    • B24B19/022Single-purpose machines or devices for particular grinding operations not covered by any other main group for grinding grooves, e.g. on shafts, in casings, in tubes, homokinetic joint elements for helicoidal grooves
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23GTHREAD CUTTING; WORKING OF SCREWS, BOLT HEADS, OR NUTS, IN CONJUNCTION THEREWITH
    • B23G2200/00Details of threading tools
    • B23G2200/40Tools with variable or different helix angles
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T408/00Cutting by use of rotating axially moving tool
    • Y10T408/89Tool or Tool with support
    • Y10T408/904Tool or Tool with support with pitch-stabilizing ridge
    • Y10T408/9048Extending outwardly from tool-axis

Abstract

図1に示すように、ねじれ溝20が一定リード部20aと漸増リード部20bとを有し、一定リード部20aは、その軸方向長さが0.3×LA〜1.2×LAの範囲内で少なくとも食付き部22を総て含んでいるため、その食付き部22における切れ刃28の切削性能や切り屑の形態(カール形状等)が安定する。一定リード部20aはリードが最も小さくてねじれ角が大きいため、切れ刃28のすくい角が大きくなって優れた切れ味が得られるとともに切り屑が良好にカールさせられる一方、漸増リード部20bではシャンク12側へ向かうに従ってリードが徐々に増大させられているため、切り屑が速やかにシャンク12側へ排出される。すなわち、漸増リードによって得られる優れた切削性能および切り屑排出性能が、一定リード部20aの存在でより安定して得られるようになるのであり、耐久性が一層向上する。

Description

本発明はスパイラルタップに係り、特に、ねじれ溝によって切り屑をシャンク側へ排出するスパイラルタップの改良に関するものである。
(a) 加工すべきめねじに対応するおねじが設けられているとともに、そのおねじを分断するようにねじれ溝が設けられ、そのねじれ溝に沿って切れ刃が形成されているねじ部を有し、(b) 被加工物に設けられた下穴内に前記ねじ部がねじ込まれることにより、前記切れ刃によってその下穴の内周面にめねじを切削加工するとともに、前記ねじれ溝によって切り屑をシャンク側へ排出するスパイラルタップが、めねじの加工工具として広く用いられている。特許文献1に記載のスパイラルタップはその一例で、ねじれ溝のリードがねじ部の先端からシャンク側の溝終端部に向かうに従って徐々に増大させられており、リードが小さい先端部分ではねじれ角が大きいため、その先端部分に位置する食付き部の切れ刃のすくい角が大きくなって優れた切れ味が得られるとともに切り屑が良好にカールさせられる一方、リードが大きくなるシャンク側では切り屑がねじれ溝に案内されつつシャンク側へ速やかに排出されて切り屑詰まりが良好に抑制される。
実公昭54−2476号公報
しかしながら、このようにねじれ溝が漸増リードの従来のスパイラルタップは、めねじを切削加工する食付き部においてもねじれ溝のリードすなわちねじれ角が変化しているため、場所によって切れ味が相違するとともに切り屑の形態(カール形状等)が変化し、切削性能や切り屑の排出性能が不安定で、加工条件によっては切り屑詰まりによりタップが早期に折損する場合があった。
本発明は以上の事情を背景として為されたもので、その目的とするところは、ねじれ溝のリードが変化しているスパイラルタップにおいて、優れた切削性能および切り屑の排出性能が安定して得られるようにすることにある。
かかる目的を達成するために、第1発明は、(a) 加工すべきめねじに対応するおねじが設けられているとともに、そのおねじを分断するようにねじれ溝が設けられ、そのねじれ溝に沿って切れ刃が形成されているねじ部を有し、(b) 被加工物に設けられた下穴内に前記ねじ部がねじ込まれることにより、前記切れ刃によってその下穴の内周面にめねじを切削加工するとともに、前記ねじれ溝によって切り屑をシャンク側へ排出するスパイラルタップにおいて、(c) 前記ねじれ溝は、タップ先端側の一定リード部では一定のリードLA で設けられている一方、その一定リード部からシャンク側の溝終端までの漸増リード部では、その一定リード部に滑らかに接続されるとともに、溝終端部におけるリードが1.2×LA 以上になるようにリードが徐々に増大させられており、且つ、(d) 前記一定リード部は、その軸方向長さが0.3×LA 〜1.2×LA の範囲内で、前記ねじ部のうち少なくとも食付き部を総て含んでいることを特徴とする。
第2発明は、第1発明のスパイラルタップにおいて、(a) 前記一定リード部は、タップ素材の軸心Oに対して一定の傾斜角度αで交差する姿勢の研削砥石に対して、そのタップ素材を相対的に軸方向へ一定の送り速度Vfで移動させつつ軸心Oまわりに一定の回転速度Vrで回転させることによって形成されたもので、(b) 前記漸増リード部は、前記一定リード部を形成する時と同じ傾斜角度αで交差する姿勢の研削砥石に対して、前記タップ素材の送り速度Vfが回転速度Vrに対して相対的に変化させられることにより、溝終端部に向かうに従ってリードが徐々に増大させられたもので、その溝終端部に向かうに従って溝幅が増大していることを特徴とする。
第3発明は、第1発明または第2発明のスパイラルタップにおいて、前記ねじ部は、前記食付き部と、該食付き部に連続する部分の1山を越え且つ5山以下の完全山部と、該完全山部からシャンク側へ向かうに従って小径となるようにテーパ状に山払いされたテーパ部と、を有することを特徴とする。
第4発明は、第1発明または第2発明のスパイラルタップにおいて、前記ねじ部の完全山部には、食付き部に連続する先端側の1山を越え且つ5山以下の食付き側山部を残して、それよりもシャンク側に位置するシャンク側山部の切れ刃のすくい面に、ねじ山の頂へ向かうに従って周方向へ後退する面取りが設けられていることを特徴とする。
このようなスパイラルタップにおいては、ねじれ溝がタップ先端側の一定リード部とリードが徐々に増大させられた漸増リード部とを有し、一定リード部は、その軸方向長さが0.3×LA 〜1.2×LA の範囲内で少なくとも食付き部を総て含んでいるため、その食付き部における切れ刃の切削性能や切り屑の形態(カール形状等)が安定する。また、この一定リード部はリードが最も小さくてねじれ角が大きいため、切れ刃のすくい角が大きくなって優れた切れ味が得られるとともに切り屑が良好にカールさせられる一方、漸増リード部ではシャンク側へ向かうに従ってリードが徐々に増大させられているため、切り屑が速やかにシャンク側へ排出されて切り屑詰まりが良好に抑制される。すなわち、漸増リードによって得られる優れた切削性能および切り屑排出性能が、一定リード部の存在でより安定して得られるようになるのであり、切削トルクが低減されて折損等が抑制され、耐久性が一層向上する。
第2発明では、ねじれ溝の一定リード部および漸増リード部が、何れもタップ素材の軸心Oに対して一定の傾斜角度αで交差する姿勢の研削砥石によって形成されるため、リードの変化に応じて研削砥石の姿勢を変化させる場合に比較して、簡単且つ安価にねじれ溝を加工できるとともに、漸増リード部ではシャンク側の溝終端部に向かうに従って溝幅が増大するため、チップルームが広くなって切り屑詰まりが一層効果的に抑制される。
第3発明では、1山〜5山の完全山部からシャンク側へ向かうに従って小径となるようにテーパ状に山払いされたテーパ部を備えているため、そのテーパ部ではめねじの谷部との間に所定の隙間が形成されるようになり、食付き部によって形成されたねじ穴に完全山部に続いてテーパ部がねじ込まれる際に切り屑を噛み込むことが抑制されるとともに、その噛み込みによる刃欠けや切削トルクの上昇、折損等が抑制され、スパイラルタップの耐久性が一層向上する。また、完全なねじ山形状を有する完全山部は、1山を越え且つ5山以下であるとともに、テーパ部では山払いされた残りの裾野の部分が元のねじ山形状と同じであるため、その完全山部およびテーパ部によって優れた案内作用(リード送り)が得られ、高い加工精度でめねじを切削加工することができる。
第4発明では、ねじ部の完全山部のうちシャンク側に位置するシャンク側山部の切れ刃のすくい面に面取りが設けられているため、その面取りに沿って切り屑が外周側へ押し出され易くなり、食付き部によって形成されたねじ穴に完全山部がねじ込まれる際に切り屑を噛み込むことが抑制され、切り屑の噛み込みによる刃欠けや切削トルクの上昇、折損等が抑制される。特に、面取りによって切れ刃強度が高くなるため、切り屑の噛み込みが抑制されることと相まって、刃欠けが一層効果的に防止される。これにより、スパイラルタップの耐久性が一層向上する。
また、ねじ部の完全山部のうち食付き部に連続する先端側の1山を越え且つ5山以下の食付き側山部は、元通りの完全なねじ山形状を有するとともに、上記面取りが設けられたシャンク側山部も切れ刃部分以外は元のねじ山形状を維持することができるため、完全山部の全域で優れた案内作用(リード送り)が得られ、高い加工精度でめねじを切削加工することができる。
本発明の一実施例であるスパイラルタップを示す図で、(a) は正面図、(b) は(a) におけるIB−IB断面の拡大図である。 図1のスパイラルタップのねじれ溝を研削加工する際の加工方法を説明する図である。 図1のスパイラルタップが被加工物に設けられた下穴内にねじ込まれてタップ立てを行っている状態を示す断面図である。 図2の加工方法でねじれ溝を研削加工する際に、そのねじれ溝のリードが一定の場合、漸減している場合、および漸増している場合のねじれ溝の外観形状の写真を比較して示す図である。 本発明の他の実施例を説明する図で、完全山部の一部の切れ刃に面取りが設けられた場合であり、(a) は正面図、(b) は(a) におけるVB−VB断面の拡大図、(c) は(a) におけるVC−VC断面の拡大図である。 本発明品を含む16種類の試験品の諸元、およびそれ等の試験品を用いて行った耐久性試験の結果を説明する図である。 図6の試験品No1およびNo7を用いてタップ立てを行った時の切削トルクを測定した結果を比較して示す図である。 図6の試験品No7およびNo8を用いてタップ立てを行った場合の切り屑の写真を比較して示す図である。
符号の説明
10、40:スパイラルタップ 16、42:ねじ部 20:ねじれ溝 20a:一定リード部 20b:漸増リード部 22:食付き部 24、44:完全山部 26:テーパ部 28:切れ刃 34:タップ素材 36:研削砥石 44a:食付き側山部 44b:シャンク側山部 46:面取り 100:被加工物 102:下穴 104:めねじ O:軸心
本発明のスパイラルタップは、切り屑がシャンク側へ排出されるもので、具体的には右ねじれのねじれ溝に沿って切れ刃が設けられたスパイラルタップをシャンク側から見て右まわりに回転駆動して切削加工する場合、および左ねじれのねじれ溝に沿って切れ刃が設けられたスパイラルタップをシャンク側から見て左まわりに回転駆動して切削加工する場合がある。このようなスパイラルタップは、止り穴にめねじを切削加工する場合に好適に用いられるが、通り穴にめねじを切削加工する場合に使用することも可能である。
上記スパイラルタップは、例えば高速度工具鋼(ハイス)や超硬合金等の種々の工具材料を用いて構成することが可能で、必要に応じてTiAlNやTiN、TiCN等の硬質被膜をコーティングすることもできる。また、水溶性切削油剤やMQL(最少量潤滑)、或いは切削油剤無しのドライ加工など、切れ味が悪くて切り屑が伸び易く、不規則な動きをするような場合に、本発明のスパイラルタップは特に優れた効果を発揮するが、潤滑油剤を十分に供給しながらタップ立て(めねじの切削加工)を行うウェット加工で用いることも勿論可能である。
ねじ部に設けられるねじれ溝のねじれ角は、切削性能や切り屑の排出性能の点で、例えば15°〜50°程度の範囲内が望ましく、そのねじれ角が最も大きい一定リード部のねじれ角は30°〜50°程度の範囲内が適当で、35°〜45°程度の範囲内が望ましい。ねじれ溝は、必ずしもねじ部のみに設けられる必要はなく、ねじ部を越えて首部やシャンク部まで達していても差し支えない。また、切れ刃の刃数は、被削材質やタップサイズにより異なるが、例えば2枚〜6枚程度が適当である。
一定リード部は、少なくとも食付き部を総て含むようにその軸方向長さが定められるが、0.3×LA 〜1.2×LA の範囲内であれば、ねじ部を総て含んで首部等まで達していても良い。
第2発明では、ねじれ溝の一定リード部および漸増リード部が、何れもタップ素材の軸心Oに対して一定の傾斜角度αで交差する姿勢の研削砥石によって研削加工されるが、第1発明の実施に際しては、リードの変化に応じて研削砥石の姿勢を変化させながらねじれ溝を研削加工することも可能で、その場合は、リードの変化に拘らず溝幅を略一定にすることができる。研削砥石の姿勢(傾斜角度α)を任意に変化させて、ねじれ溝の溝幅を任意に変化させることも可能である。
一定リード部および漸増リード部は、研削砥石による研削加工によって形成することが望ましいが、押出成形等の他の加工技術を採用することもできる。研削砥石等を用いて加工する場合、例えばタップの先端側からシャンク側へ向かって工具を相対移動させることにより、一定リード部を加工した後に連続して漸増リード部を加工することができるが、逆にシャンク側からタップの先端側へ向かって工具を相対移動させることにより、漸増リード部を加工した後に連続して一定リード部を加工することもできる。なお、一定リード部と漸増リード部とを別々の工具を用いて別工程で加工するようにしても良いなど、その加工方法や製造方法は適宜定められる。
上記漸増リード部は、そのリードすなわちねじれ角が徐々に変化していれば良く、途中で切り屑が引っ掛かるなどして排出性能が損なわれることがない範囲で多段階で変化させることもできるが、軸方向においてリードを直線的、すなわち一定の変化率で変化させるなど、滑らかに連続的に変化させることが望ましい。
第3発明および第4発明では、完全山部のシャンク側部分にテーパ部を設けたり切れ刃のすくい面に面取りを設けたりしているが、第1発明、第2発明の実施に際しては、そのようなテーパ部や面取りは必ずしも必要ないし、テーパ部の代りに一定の高さでねじ山を切除(山払い)しても良いなど、種々の態様が可能である。
第3発明の完全山部および第4発明の食付き側山部は、1山以下だとタップを高い精度で案内(リード送り)することができなくなる一方、5山を越えると切り屑を噛み込み易くなって刃欠けや折損が生じ易くなるため、1山を越え且つ5山以下とすることが望ましい。第3発明のテーパ部や第4発明のシャンク側山部は、所定の案内作用(リード送り)が得られるようにするため、例えば完全山部或いは食付き側山部と合わせた山数が5山以上、更には7山以上が望ましく、テーパ部或いはシャンク側山部の単独では3山以上が望ましい。
第4発明において、面取りの面取り高さHmen は、例えば完全山部におけるねじ山高さHnejiの15%〜100%の範囲内が適当である。面取り高さHmen は、面取り前の切れ刃の先端(外周縁)を基準とする径方向の寸法である。また、その面取りは、平坦な平面取りであっても円弧形状のR面取りであっても良い。
以下、本発明の実施例を、図面を参照しつつ詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施例である3枚刃のスパイラルタップ10を示す図で、(a) は軸心Oと直角方向から見た正面図、(b) は(a) におけるIB−IB断面の拡大図である。このスパイラルタップ10は、シャンク12、首部14、およびねじ部16を、その順番で同一の軸心O上に一体に備えており、ねじ部16には加工すべきめねじに対応するねじ溝形状のおねじが設けられているとともに、おねじを分断するように軸心Oまわりに等間隔で3本のねじれ溝20が設けられている。ねじ部16は、おねじのねじ山18が軸方向においてテーパ状に除去された先端側の食付き部22と、その食付き部22に連続して設けられた完全な形状のねじ山18を有する完全山部24と、その完全山部24から首部14側へ向かうに従って小径となるようにテーパ状にねじ山18が山払いされたテーパ部26とを備えており、上記ねじれ溝20との稜線部分に切れ刃28が形成されている。
上記ねじ部16の全体の山数は7山以上で本実施例では約10山であり、食付き部22の山数は2山以上で本実施例では約2.5山であり、完全山部24の山数は1山〜5山の範囲内で本実施例では1.5山〜4.5山であり、残りがテーパ部26である。テーパ部26の軸心Oに対する傾斜角度θ(テーパ角度の1/2)は、ねじ部16の後端部(首部14との境界)でねじ山18が完全に切除されるように、すなわち首部14の径寸法と一致するように、そのテーパ部26の軸方向長さに応じて適宜定められ、本実施例では約4.5°である。
前記ねじれ溝20は右ねじれで、ねじ部16を越えて首部14の略全域に亘って設けられており、スパイラルタップ10は、シャンク12側から見て右まわりに回転駆動されつつ、例えば図3に示すように被加工物100の下穴102内に先端側からねじ込まれることにより、その下穴102の内周面にめねじ104を切削加工するとともに、ねじれ溝20によって切り屑をシャンク12側へ排出する。また、このねじれ溝20は、タップ先端側の一定リード部20aでは一定のリードLA で設けられている一方、その一定リード部20aから溝終端までの漸増リード部20bでは、一定リード部20aに滑らかに接続されるとともに、溝終端部におけるリードが1.2×LA 以上になるように、軸方向において一定の変化率で連続的に増大させられている。上記一定リード部20aは、その軸方向長さがリードLA に対して0.3×LA 〜1.2×LA の範囲内で、前記ねじ部16のうち少なくとも食付き部22を総て含んでおり、本実施例ではねじ部16を総て含んでいて首部14まで達している。
上記一定リード部20aにおけるねじれ角は35°〜45°の範囲内で本実施例では約40°であり、漸増リード部20bでは、そのねじれ角が前記リードの変化に対応して滑らかに連続的に減少させられる。但し、所定の切り屑排出性能を得るため、溝終端部においても、そのねじれ溝20のねじれ角は例えば15°以上に維持される。そして、このようなねじれ溝20は、例えば図2に示すように、平面視においてタップ素材34の軸心Oに対して所定の傾斜角度αで交差する姿勢で配設された研削砥石36を中心線Qまわりに回転駆動するとともに、その研削砥石36に対してタップ素材34を相対的に軸方向へ移動させつつ軸心Oまわりに回転させることにより、その研削砥石36の外周面によって研削加工される。
具体的には、一定リード部20aについては、タップ素材34の軸心Oに対して前記ねじれ角に対応する一定の傾斜角度α(例えばねじれ角と同じ40°)で交差するように研削砥石36を配置し、タップ素材34を前記一定のリードLA に対応する一定の送り速度Vfで軸方向へ移動させつつ一定の回転速度Vrで軸心Oまわりに回転させれば良い。また、漸増リード部20bについては、上記送り速度Vfを回転速度Vrに対して相対的に滑らかに連続的に変化させることにより、溝終端部に向かうに従ってリードを滑らかに連続的に大きくすることができる。その場合に、リードの変化に応じて研削砥石36の姿勢(傾斜角度α)を変化させながらねじれ溝20を研削加工すれば、リードの変化に拘らず溝幅や溝断面形状を略一定に維持することができるが、本実施例では、一定リード部20aを形成する時と同じ傾斜角度αで交差する一定の姿勢に研削砥石36を維持したまま、送り速度Vfを回転速度Vrに対して相対的に変化させてリードを変化させるようになっており、溝終端部に向かってリードが徐々に増大させられるのに伴って、その研削砥石36の干渉研削によりねじれ溝20の溝幅が増大させられている。図4は、このように研削砥石36の姿勢(傾斜角度α)を一定に維持してねじれ溝20を研削加工した場合のスパイラルタップ10の写真で、(a) はリードが一定の従来品、(b) はリードが漸減させられた比較品、(c) はリードが漸増させられた本発明品であり、(a) の従来品は溝幅が一定であるのに対し、リードが変化している(b) の比較品および(c) の本発明品は、何れもシャンク12側へ向かうに従って溝幅が大きくなっている。なお、この(a) 〜(c) のタップは、図6の試験品No2、No3、No10である。
このようなねじれ溝20の研削加工は、例えばタップ先端側からシャンク12側へ向かって研削砥石36を相対移動させることにより、一定リード部20aを加工した後に連続して漸増リード部20bを加工することができるが、逆にシャンク12側からタップ先端側へ向かって研削砥石36を相対移動させることにより、漸増リード部20bを加工した後に連続して一定リード部20aを加工するようにしても良い。
なお、本実施例のスパイラルタップ10は高速度工具鋼(粉末ハイス)にて構成されているとともに、ねじ部16にはTiCNの硬質被膜がコーティングされている。また、完全山部24のねじ山18は、図1の(b) ではヒールに至るまで径寸法が一定で逃げが無い場合であるが、必要に応じてエキセントリックレリーフ等の逃げが設けられる。食付き部22のねじ山18には、所定の逃げが設けられている。
一方、図5のスパイラルタップ40は、本発明の別の実施例で、上記スパイラルタップ10と同様に3枚刃で3本のねじれ溝20を備えており、そのねじれ溝20に沿って切れ刃28が設けられているとともに、そのねじれ溝20は、一定リード部20aおよび漸増リード部20bによって構成されているが、前記テーパ部26を備えておらず、ねじ部42は前記食付き部22と完全山部44だけである。図5の(a) は軸心Oと直角方向から見た正面図で、(b) は(a) におけるVB−VB断面の拡大図、(c) は(a) におけるVC−VC断面の拡大図である。
上記完全山部44には、食付き部22に連続する先端側の1山を越え且つ5山以下の食付き側山部44aを残して、それよりもシャンク12側に位置するシャンク側山部44bの切れ刃28のすくい面(ねじれ溝20の一部)に、ねじ山18の頂すなわち外周側へ向かうに従って周方向(ヒール側)へ後退する面取り46が設けられている。図5の(b) は、面取り46が設けられていない食付き側山部44aにおける断面図で、図5の(c) は、面取り46が設けられたシャンク側山部44bにおける断面図であり、面取り46の面取り高さHmen は、完全山部44におけるねじ山高さHnejiの15%〜100%の範囲内で例えば50%程度とされている。面取り高さHmen は、面取り前の切れ刃28の先端(外周縁)を基準とする径方向の寸法で、ねじ山高さHnejiは、ねじ山18の谷底から頂までの径方向の寸法、具体的には「(タップ外径−タップ谷径)/2」である。
また、上記面取り46は平坦な平面取りで、面取り前の切れ刃28の先端(外周縁)とタップ軸心Oとを結ぶ基準線Sに対する面取り角度φは、20°〜60°の範囲内で、例えば45°程度とされている。この面取り角度φは、図5の(c) では軸心Oに対して直角な断面に示されているが、厳密には、ねじれ溝20に沿って形成される山頂部分の切れ刃28に対して直角な断面における角度で、その面取り角度φが20°〜60°の範囲内で定められる。なお、上記面取り高さHmen および面取り角度φは、本実施例では何れもシャンク側山部44bの全域において一定の寸法および一定の角度とされている。
なお、ねじ部42の全体の山数は7山以上で本実施例では15山〜20山程度であり、食付き部22の山数は2山以上で本実施例では2.5山であり、食付き側山部44aの山数は1山〜5山の範囲内で、残りがシャンク側山部44bである。また、このスパイラルタップ40も高速度工具鋼(粉末ハイス)にて構成されているとともに、ねじ部42にはTiCNの硬質被膜がコーティングされている。また、完全山部44のねじ山18は、必要に応じてエキセントリックレリーフ等の逃げが設けられる。
図6は、本発明品を含む16種類の試験品No1〜No16を用意し、以下の試験条件でタップ立てを行って耐久性を調べた結果を説明する図である。試験品No1〜No15の基本構成は前記図1のスパイラルタップ10と同じで、試験品No16の基本構成は前記図5のスパイラルタップ40と同じである。
《試験条件》
・サイズ:M8×1.25
・食付き部:2.5山
・タップのねじ部長さ:10山(No1〜No15)
17.6山(No16)
・被削材:SUS304
・切削速度:8m/min(No1〜No15)
10m/min(No16)
・下穴形状:止り穴、φ6.8×25mm
・ねじ立て長さ:16mm(No1〜No15)
12mm(No16)
・切削油剤:水溶性切削油剤
・使用機械:横形マシニングセンタ
図6において、「ねじ先端部」および「溝終端部」は、それぞれねじれ溝20のタップ先端側端部およびシャンク12側の溝終端部におけるリードおよびねじれ角で、「リードの変化割合」は、「ねじ先端部」のリードLA に対する「溝終端部」のリードの割合である。「テーパ/面取り」は、テーパ部26および面取り46の区別とその有無で、「完全山数」は、完全山部24または食付き側山部44aの山数、すなわち完全な形状のねじ山18の山数である。また、図6において網掛けを付した項目は、本願の請求項1または請求項3に記載の要件を満たしていない部分で、試験品No1は、ねじれ溝20のリードが全長に亘って一定の従来品、試験品No2は、試験品No1においてテーパ部26を設けた比較品、試験品No3は、漸増リード部20bの代りに漸減リード部が設けられた比較品、試験品No4は、漸増リード部20bを備えているが溝終端部のリードが1.2×LA に満たない比較品である。試験品No5〜No7、No10〜No12、No14、No15は、何れも請求項1の要件を満たす本発明品であるが、その中の試験品No6およびNo15は、テーパ部26を有するものの完全山部24の山数が請求項3の要件を満たしていないものである。また、試験品No8は、一定リード部20aを備えておらず、ねじれ溝20の全長に亘ってシャンク12側へ向かうに従ってリードが漸増させられている従来品、試験品No9およびNo13は、一定リード部20aを備えているが、その軸方向長さが請求項1の要件を満たしていない比較品である。試験品No16は、請求項1および請求項4の要件を何れも満足する本発明品で、面取り角度φは45°、面取り高さHmen はねじ山高さHnejiの50%である。
図6の試験結果から明らかなように、請求項1、および請求項3または請求項4の要件を満足する試験品No5、No7、No10〜No12、No14、No16の本発明品によれば、何れも500穴以上のタップ立てが可能であった。これに対して、試験品No1〜No4、No8、No9、No13の従来品や比較品は、何れも100穴以下で折損した。また、請求項1の要件は満たすものの、請求項3の要件を満たしていない試験品No6およびNo15については、完全山数が0.5山の試験品No6は、案内作用が十分に得られず、1穴目からめねじが拡大してゲージアウトになる一方、完全山数が6山の試験品No15は497穴目で折損し、他の本発明品に近い耐久性が得られる。なお、折損は、何れも切り屑がタップに絡み付いた後に発生しており、切り屑の噛み込みが原因と考えられる。
図7は、試験品No7の本発明品、および試験品No1の従来品について、タップ立てを行った時の切削トルクを測定した結果を比較して示す図で、本発明品ではタップ立てが終了するまで切削トルクが略一定であるのに対し、従来品はねじれ溝内に切り屑が溜まるなどして中盤当りから切削トルクが高くなる。また、図8は、試験品No7の本発明品、および試験品No8の従来品を用いてタップ立てを行った時に得られた切り屑を写した写真を比較して示す図で、本発明品では小さくカールして略一定の巻き形状になるのに対し、比較品ではカールの大きさがばらついて巻き形状が不規則になる。
このように、本発明品のスパイラルタップ10、40においては、ねじれ溝20がタップ先端側の一定リード部20aとリードが徐々に増大させられた漸増リード部20bとを有し、一定リード部20aは、その軸方向長さが0.3×LA 〜1.2×LA の範囲内で少なくとも食付き部22を総て含んでいるため、その食付き部22における切れ刃28の切削性能や切り屑の形態(カール形状等)が安定する。また、この一定リード部20aはリードが最も小さくてねじれ角が大きいため、切れ刃28のすくい角が大きくなって優れた切れ味が得られるとともに切り屑が良好にカールさせられる一方、漸増リード部20bではシャンク12側へ向かうに従ってリードが徐々に増大させられているため、切り屑が速やかにシャンク12側へ排出されて切り屑詰まりが良好に抑制される。すなわち、漸増リードによって得られる優れた切削性能および切り屑排出性能が、一定リード部20aの存在でより安定して得られるようになるのであり、切削トルクが低減されて折損等が抑制され、耐久性が一層向上する。
また、本実施例ではねじれ溝20の一定リード部20aおよび漸増リード部20bが、何れもタップ素材34の軸心Oに対して一定の傾斜角度αで交差する姿勢の研削砥石36によって形成されるため、リードの変化に応じて研削砥石36の姿勢を変化させる場合に比較して、簡単且つ安価にねじれ溝20を加工できるとともに、漸増リード部20bではシャンク12側の溝終端部に向かうに従って溝幅が増大するため、チップルームが広くなって切り屑詰まりが一層効果的に抑制される。
また、図1のスパイラルタップ10は、1山〜5山の完全山部24からシャンク12側へ向かうに従って小径となるようにテーパ状に山払いされたテーパ部26を備えているため、そのテーパ部26ではめねじ104の谷部との間に所定の隙間が形成されるようになり、食付き部22によって形成されたねじ穴に完全山部24およびテーパ部26がねじ込まれる際に切り屑を噛み込むことが抑制されるとともに、その噛み込みによる刃欠けや切削トルクの上昇、折損等が抑制され、スパイラルタップ10の耐久性が一層向上する。
また、完全なねじ山形状を有する完全山部24は、1山を越え且つ5山以下であるとともに、テーパ部26では山払いされた残りの裾野の部分が元のねじ山形状と同じであるため、その完全山部24およびテーパ部26によって優れた案内作用(リード送り)が得られ、高い加工精度でめねじ104を切削加工することができる。
また、図5のスパイラルタップ40は、ねじ部42の完全山部44のうちシャンク12側に位置するシャンク側山部44bの切れ刃28のすくい面に面取り46が設けられているため、その面取り46に沿って切り屑が外周側へ押し出され易くなり、食付き部22によって形成されたねじ穴に完全山部44がねじ込まれる際に切り屑を噛み込むことが抑制され、切り屑の噛み込みによる刃欠けや切削トルクの上昇、折損等が抑制される。特に、面取り46によって切れ刃強度が高くなるため、切り屑の噛み込みが抑制されることと相まって、刃欠けが一層効果的に防止される。これにより、スパイラルタップ40の耐久性が一層向上する。
また、ねじ部42の完全山部44のうち食付き部22に連続する先端側の1山を越え且つ5山以下の食付き側山部44aは、元通りの完全なねじ山形状を有するとともに、面取り46が設けられたシャンク側山部44bも切れ刃28部分以外は元のねじ山形状に維持することができるため、完全山部44の全域で優れた案内作用(リード送り)が得られ、高い加工精度でめねじを切削加工することができる。
なお、上記スパイラルタップ40は、面取り46として平坦な平面取りが設けられていたが、ねじれ溝20に対して直角な断面において、切れ刃28のすくい面(ねじれ溝20)およびねじ山18の頂に対して何れも滑らかに接続されるような円弧形状等のR面取りを設けるようにしても良い。
以上、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明したが、これはあくまでも一実施形態であり、本発明は当業者の知識に基づいて種々の変更,改良を加えた態様で実施することができる。
本発明のスパイラルタップは、ねじれ溝が一定リード部と漸増リード部とを備えており、一定リード部は少なくとも食付き部を含んでいるため、その食付き部における切れ刃の切削性能や切り屑の形態(カール形状等)が安定する。すなわち、漸増リードによって得られる優れた切削性能および切り屑排出性能が、一定リード部の存在で安定して得られるようになるのであり、折損等が抑制されて優れた耐久性が得られるようになり、めねじのねじ立て加工に好適に用いられる。

Claims (4)

  1. 加工すべきめねじに対応するおねじが設けられているとともに、該おねじを分断するようにねじれ溝が設けられ、該ねじれ溝に沿って切れ刃が形成されているねじ部を有し、
    被加工物に設けられた下穴内に前記ねじ部がねじ込まれることにより、前記切れ刃によって該下穴の内周面にめねじを切削加工するとともに、前記ねじれ溝によって切り屑をシャンク側へ排出するスパイラルタップにおいて、
    前記ねじれ溝は、タップ先端側の一定リード部では一定のリードLA で設けられている一方、該一定リード部からシャンク側の溝終端までの漸増リード部では、該一定リード部に滑らかに接続されるとともに、溝終端部におけるリードが1.2×LA 以上になるようにリードが徐々に増大させられており、
    且つ、前記一定リード部は、その軸方向長さが0.3×LA 〜1.2×LA の範囲内で、前記ねじ部のうち少なくとも食付き部を総て含んでいる
    ことを特徴とするスパイラルタップ。
  2. 前記一定リード部は、タップ素材の軸心Oに対して一定の傾斜角度αで交差する姿勢の研削砥石に対して、該タップ素材を相対的に軸方向へ一定の送り速度Vfで移動させつつ軸心Oまわりに一定の回転速度Vrで回転させることによって形成されたもので、
    前記漸増リード部は、前記一定リード部を形成する時と同じ傾斜角度αで交差する姿勢の研削砥石に対して、前記タップ素材の送り速度Vfが回転速度Vrに対して相対的に変化させられることにより、溝終端部に向かうに従ってリードが徐々に増大させられたもので、該溝終端部に向かうに従って溝幅が増大している
    ことを特徴とする請求項1に記載のスパイラルタップ。
  3. 前記ねじ部は、前記食付き部と、該食付き部に連続する部分の1山を越え且つ5山以下の完全山部と、該完全山部からシャンク側へ向かうに従って小径となるようにテーパ状に山払いされたテーパ部と、を有する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載のスパイラルタップ。
  4. 前記ねじ部の完全山部には、食付き部に連続する先端側の1山を越え且つ5山以下の食付き側山部を残して、それよりもシャンク側に位置するシャンク側山部の切れ刃のすくい面に、ねじ山の頂へ向かうに従って周方向へ後退する面取りが設けられている
    ことを特徴とする請求項1または2に記載のスパイラルタップ。
JP2007541233A 2007-04-26 2007-04-26 スパイラルタップ Active JP4652413B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2007/059109 WO2008136123A1 (ja) 2007-04-26 2007-04-26 スパイラルタップ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2008136123A1 true JPWO2008136123A1 (ja) 2010-07-29
JP4652413B2 JP4652413B2 (ja) 2011-03-16

Family

ID=39943245

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007541233A Active JP4652413B2 (ja) 2007-04-26 2007-04-26 スパイラルタップ

Country Status (5)

Country Link
US (1) US8186915B2 (ja)
JP (1) JP4652413B2 (ja)
CN (1) CN101400469B (ja)
DE (1) DE112007003489B4 (ja)
WO (1) WO2008136123A1 (ja)

Families Citing this family (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4996740B2 (ja) * 2008-03-21 2012-08-08 オーエスジー株式会社 盛上げタップ
US8708621B2 (en) 2009-03-09 2014-04-29 Osg Corporation Spiral fluted tap and method for manufacturing the same
CN102470467B (zh) * 2009-07-07 2014-01-15 Osg株式会社 螺纹成形丝锥
JP2011148044A (ja) * 2010-01-22 2011-08-04 Miyagi Tanoi:Kk 薄肉材用盛上げタップ
JP5210470B2 (ja) * 2010-01-27 2013-06-12 オーエスジー株式会社 盛上げタップ
US20150016911A1 (en) * 2012-03-09 2015-01-15 Osg Corporation Spiral tap
JP5816368B2 (ja) * 2012-07-17 2015-11-18 オーエスジー株式会社 スパイラルタップ
EP3251617A1 (en) * 2012-11-19 2017-12-06 Sandvik Intellectual Property AB Drill and tap and method for preoperative assessment of bone quality
WO2014188603A1 (ja) * 2013-05-24 2014-11-27 オーエスジー株式会社 ねじ切削用タップ
CN104227151A (zh) * 2013-06-19 2014-12-24 许灵生 丝攻刀具
JP2015009298A (ja) * 2013-06-27 2015-01-19 川崎重工業株式会社 引きねじ加工機具と加工方法
US9839984B2 (en) 2014-08-14 2017-12-12 Kennametal Inc. Method of making a cutting tap with a correction grind
CN106513874B (zh) * 2015-09-15 2018-10-02 许灵生 丝攻
JP6791504B2 (ja) * 2017-05-08 2020-11-25 酒井精工株式会社 ナットタップ
US10766083B2 (en) * 2017-05-31 2020-09-08 Kennametal Inc. Spiral flute tap with continuously increasing helix angle
CN107363301B (zh) * 2017-08-01 2018-12-14 北京理工大学 一种变芯厚变槽宽微小深孔钻削刀具及其刃磨方法
EP3722035A1 (en) * 2019-04-08 2020-10-14 Walter Ag A thread former
CN110560799A (zh) * 2019-10-18 2019-12-13 杭叉集团股份有限公司 一种用于旋拧圆板牙的辅助工装
WO2023100909A1 (ja) * 2021-12-02 2023-06-08 株式会社不二越 タップ

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5114393U (ja) * 1974-07-18 1976-02-02
JPS542476Y2 (ja) * 1977-02-10 1979-02-01
JPH07171714A (ja) * 1993-12-17 1995-07-11 Union Tool Kk 雌ねじ形成用ダイス
JP2001353623A (ja) * 2000-06-12 2001-12-25 Osg Corp スパイラルタップおよびその製造方法
JP2002292521A (ja) * 2001-01-23 2002-10-08 Allied Material Corp タップ
JP2003145353A (ja) * 2001-08-31 2003-05-20 Allied Material Corp タップ

Family Cites Families (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS542476A (en) 1977-06-04 1979-01-10 Gunze Kk Production of stretch embroidered lace
DE3037568C2 (de) * 1980-10-04 1985-04-11 Günther & Co, 6000 Frankfurt Genuteter Gewindebohrer
US4389145A (en) * 1981-08-31 1983-06-21 Russell, Burdsall & Ward Corporation Method of tapping dual thread fasteners
RU2021085C1 (ru) * 1991-06-17 1994-10-15 Акционерное общество "Автонормаль" Метчик для нарезания точных резьб
US5316520A (en) * 1992-06-25 1994-05-31 Green William P Formation of threads with varying pitch
CN2202606Y (zh) * 1994-10-14 1995-07-05 汲伟民 斜刃丝锥
JPH09277108A (ja) * 1996-02-14 1997-10-28 Sumitomo Electric Ind Ltd ドリル
CA2265529C (en) * 1997-07-16 2002-09-10 Osg Corporation Cold forming tap having internal finish cutting edge and method of producing the same
US7001113B2 (en) * 2001-09-10 2006-02-21 Flynn Clifford M Variable helix cutting tools
JP3609366B2 (ja) * 2001-10-22 2005-01-12 オーエスジー株式会社 盛上げタップ
US6840718B2 (en) * 2002-01-18 2005-01-11 David P. Newmark Threaded hole finishing tool
JP3834544B2 (ja) * 2002-11-29 2006-10-18 オーエスジー株式会社 タップ、およびその製造方法
US7147413B2 (en) * 2003-02-27 2006-12-12 Kennametal Inc. Precision cemented carbide threading tap
DE10332930A1 (de) 2003-07-19 2005-02-03 Sandvik Ab Gewindebohrer
JP2006255862A (ja) 2005-03-18 2006-09-28 Mori Seiki Co Ltd スパイラルタップ
CN100595014C (zh) * 2005-04-27 2010-03-24 Osg株式会社 螺纹成型丝锥及其制造方法
US7950880B2 (en) * 2006-10-18 2011-05-31 Kennametal Inc. Spiral flute tap
JP4996694B2 (ja) * 2007-10-29 2012-08-08 オーエスジー株式会社 ねじ切りフライス
WO2009074343A1 (de) * 2007-12-12 2009-06-18 EMUGE-Werk Richard Glimpel GmbH & Co. KG Fabrik für Präzisionswerkzeuge Gewindebohrer und verfahren zur herstellung eines gewindebohrers

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5114393U (ja) * 1974-07-18 1976-02-02
JPS542476Y2 (ja) * 1977-02-10 1979-02-01
JPH07171714A (ja) * 1993-12-17 1995-07-11 Union Tool Kk 雌ねじ形成用ダイス
JP2001353623A (ja) * 2000-06-12 2001-12-25 Osg Corp スパイラルタップおよびその製造方法
JP2002292521A (ja) * 2001-01-23 2002-10-08 Allied Material Corp タップ
JP2003145353A (ja) * 2001-08-31 2003-05-20 Allied Material Corp タップ

Also Published As

Publication number Publication date
US8186915B2 (en) 2012-05-29
JP4652413B2 (ja) 2011-03-16
DE112007003489T5 (de) 2010-04-22
US20090214311A1 (en) 2009-08-27
WO2008136123A1 (ja) 2008-11-13
CN101400469A (zh) 2009-04-01
CN101400469B (zh) 2014-10-22
DE112007003489B4 (de) 2021-04-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4652413B2 (ja) スパイラルタップ
JP3834544B2 (ja) タップ、およびその製造方法
EP1383623B1 (en) A thread cutting tap and a method of its manufacture
JP5301647B2 (ja) ドリル付きタップ、およびめねじ加工方法
JPWO2008075402A1 (ja) スパイラルタップ
US20030078109A1 (en) Thread forming tap
JP2008272856A (ja) スパイラルタップ
US20180133824A1 (en) Threading tools with fluid ducts
JP2017202541A (ja) ドリルリーマ
JPH01171725A (ja) チップカーラ付ねじれ溝タップ
JP5301452B2 (ja) スパイラルタップおよびその製造方法
WO2010049989A1 (ja) スパイラルタップ
US20030231934A1 (en) Thread milling tool
TW201501845A (zh) 切削螺絲用之螺絲攻
WO2013132665A1 (ja) スパイラルタップ
JP3710360B2 (ja) スパイラルタップおよびその製造方法
US20220040770A1 (en) Drilling tool and method for producing a borehole
JP2005279832A (ja) 直溝タップ
JP7018136B2 (ja) 盛上げタップ
JPH03142117A (ja) 穴明け工具
JP2003275910A (ja) ドリル
JP2003225816A (ja) ドリル
JPH0532164B2 (ja)
JP2008073774A (ja) 切削タップ
JP2533861Y2 (ja) ねじ切削用タップ

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100803

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100816

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20101130

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20101215

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4652413

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131224

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250