JPWO2008117438A1 - 開閉装置の蓄勢機構 - Google Patents

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Abstract

高精度部品の不要な構造で動力伝達の切離しと再噛合いができる開閉装置の蓄勢機構を得る。投入ばね22の蓄勢時は、蓄勢モータ3又は手動力により出力歯車16、中間歯車33を経て主歯車5が回転され、投入ばね22の蓄勢完了時には、歯車Bの欠歯部34で主歯車5と中間歯車33との噛合いが解除され、開閉装置の投入時は、投入ばね22の放勢によって、主歯車5が回転され、中間歯車33はその回転軸25を支える長孔35により主歯車5と切離され、投入ばね22の再蓄勢時には、中間歯車33がその回転軸25を支える長孔35により主歯車5と再噛合いされるようにした。

Description

本発明は遮断器、開閉器等の電力開閉装置に投入動作を行なわせる投入ばねを蓄勢する機構に関するものである。
遮断器等の開閉装置の投入に際しては、投入動作、より具体的には、接点(主接点)を構成する固定接触子に対する可動接触子の接近動作を可及的急峻に行なわせるために、ばねの蓄勢力を利用したものがある。この種の開閉装置においては、投入動作を行なわせる前に、前記投入ばねを圧縮又は引張により蓄勢して、この状態に拘束しておき、投入に際しては、前記拘束の解除により解放される投入ばねの蓄勢力により、接点に連繋された接点投入レバーを動作させ、可動接触子を高速移動させるようにしている。
前記投入ばねを蓄勢するための蓄勢機構は、蓄勢の解除機構と共に種々の構成のものが提案されている。図7は、特許文献1に開示された蓄勢機構の要部を示す側断面図である。
この蓄勢機構は、共通の支持枠4に互いに略平行で並列支持された主軸1、蓄勢軸2及び蓄勢モータ3を備えている。主軸1は、支持枠4の一側への突出端に大歯車5を、またその中途部に投入カム6を嵌合保持しており、これらは主軸1の回転に伴って軸回りに回転する。
大歯車5の外側面には、主軸1の軸心から適長偏心した位置にクランクピン7が突設されている。クランクピン7には、押えロッド8の一端が連結されており、押えロッド8の他端は、ばね板9に挿通支持されている。このばね板9は、例えば、前記支持枠4の外側に一体的に突設された固定板であり、ばね板9と押えロッド8の中途部に固着された押え板10との間に投入ばね22が介装されている。
投入ばね22は、図示のように、大歯車5の回転によりクランクピン7の突設位置がばね板9に接近した状態となったとき、ばね板9と押え板10との間にて圧縮されて蓄勢される。この蓄勢状態は、大歯車5の回転位置を図示しない拘束手段により拘束することにより維持され、この拘束が解除された場合、投入ばね22のばね力が、押え板10、押えロッド8及びクランクピン7を介して大歯車5に作用し、大歯車5と共に主軸1が高速度に回転するようになっている。
支持枠4の内側には、接点投入レバー11が、その一面に突設された支軸12を介して揺動自在に枢支されている。接点投入レバー11の他面には、投入カム6外周のカム面に転接するローラ13が支持してあり、接点投入レバー11は、カム面に追随するローラ13の動作により、投入カム6の回転に応じて支軸12の回りに揺動するようにしてあり、この揺動により投入動作を行なわせるように図示しない接点に連繋されている。
また蓄勢軸2は、支持枠4の一側への突出端に一体的に固着された伝動歯車14を備えると共に、伝動歯車14と支持枠4の外側面との間に遊嵌された駆動歯車15を備えている。伝動歯車14は、主軸1の軸端に固着された大歯車5に噛合させており、駆動歯車15は、蓄勢モータ3の出力端に嵌着された出力歯車16に噛合させている。
蓄勢モータ3は、モータ本体3aの回転をこれの出力側に連設された減速装置3bにより減速して取り出す構成としたギヤードモータである。出力歯車16は、減速装置3bの出力軸17に嵌着されており、出力軸17と減速装置3bのハウジングとの間には、一方向の回転のみを許容する一方向クラッチ18aが介装されている。
出力歯車16に噛合する駆動歯車15は、その軸心部を貫通する孔内に嵌着保持された一方向クラッチ18b及び爪クラッチ19を介して、相対回転及び軸長方向の摺動自在に蓄勢軸2に外嵌されており、支持枠4の外側面との間に介装された押しばね20により、伝動歯車14に向けて付勢されている。駆動歯車15に付設された一方向クラッチ18bは、減速装置3bに備えられた一方向クラッチ18aと同方向の回転を許容し、出力歯車16からの伝動による駆動歯車15の回転を内側の爪クラッチ19に伝達する一方、爪クラッチ19側からの逆方向の回転に対しては滑りを生じるようにしてある。
駆動歯車15は、通常時には、一側に弾接する押しばね20のばね力により伝動歯車14に押し付けられ、爪クラッチ19の係合作用により伝動歯車14と一体回転するようにしている。この係合状態は、主軸1及び大歯車5が図示の回転位置にあり、投入ばね22が蓄勢状態となったとき、クランクピン7と半径方向に略対向して大歯車5の他側面に突設された押圧突起21により、駆動歯車15を押圧し、駆動歯車15が押しばね20のばね力に抗して伝動歯車14から離反することにより解除されるようになっている。
以上のように構成された従来の蓄勢機構において、図に示す状態から大歯車5の拘束を解除すると、投入ばね22の蓄勢力の解放により、大歯車5が所定の方向(投入ばね22の蓄勢時の方向と同じ方向)に高速回転し、この回転が投入カム6を経て接点投入レバー11に伝わり、接点投入レバー11が高速度にて揺動して図示しない接点が投入される。
このような投入動作に際し、大歯車5の回転は、これに噛合する伝動歯車14に伝わり蓄勢軸2が回転するが、このときの回転方向は、駆動歯車15に内包された一方向クラッチ18bに滑りを生じる方向であり、駆動歯車15は回転せず、回転力が蓄勢モータ3の出力軸17に伝わることはない。
なお、投入ばね22の放勢による大歯車5の回転は、自身の慣性により所定の回転位置(上死点)を超えて継続し、この間投入ばね22が蓄勢されることから、大歯車5及び主軸1は、前記上死点を超えた後に逆転しようとする。しかしながらこの逆転力は、伝動歯車14を介して駆動歯車15に内包された一方向クラッチ18bに伝わり、一方向クラッチ18bが係合して駆動歯車15に伝わり、更に、出力歯車16を介して投入モータ2の出力軸17に伝達され、出力軸17に介装された一方向クラッチ18aが係合する結果、前記逆転は阻止され、大歯車5は前記上死点を超えた回転位置に拘束される。
このような投入状態が得られた後、蓄勢モータ3を回転駆動すると、この回転は、出力軸17に嵌着された出力歯車16を介して駆動歯車15に伝達され、更に、爪クラッチ19を介して伝動歯車14に伝達されて、伝動歯車14に噛合する大歯車5が回転する。この回転により、クランクピン7に連結された押えロッド8が押し下げられ、押え板10とばね板9との間にて投入ばね22が圧縮され、図示の蓄勢状態が得られ、次なる投入動作が可能な状態となる。蓄勢モータ3の回転による大歯車5の回転は、所定の回転位置にて前記押圧突起21が駆動歯車15を押圧し、爪クラッチ19の係合が解除されることにより停止し、この回転位置は、前述した拘束手段による大歯車5の拘束により保たれる。
特開平11−40010号公報
以上のように構成された従来の蓄勢機構においては、投入ばね22を蓄勢するために、駆動源である蓄勢モータ3又は手動回転により出力歯車16が回転し、その回転が駆動歯車15、伝動歯車14、大歯車5へと伝達され、大歯車5に連結された投入ばね22を蓄勢する。投入ばね22の蓄勢完了後は、大歯車5に取付けられた押圧突起21により駆動歯車15を移動させ、爪クラッチ19を切離すことで、過剰蓄勢を防止している。また、投入動作後は爪クラッチ19が押しばね20により再連結する。大歯車5が逆転しようとするのを一方向クラッチで防止する。
しかし、これらの機能を満足させるために大歯車5の押圧突起21と駆動歯車15が当接し、爪クラッチ19が切離されるようにする寸法精度が必要であり、再連結のため爪クラッチ19先端形状も高精度なものにしなければならない問題点があった。
この発明は、上記のような問題点を解消するためになされたもので、高精度部品の不要な構造で動力伝達の切離しと再噛合いができる開閉装置の蓄勢機構を得ることを目的とする。
この発明に係わる開閉装置の蓄勢機構は、開閉装置の接点を投入する作用をする投入カムと、投入ばねに連繋するクランク部とを有し、蓄勢モータ又は手動力によって回転され、前記クランク部の作用により前記投入ばねが蓄勢される一方、その投入ばねの放勢によって蓄勢時と同向きに回転され、前記投入カムの作用により開閉装置に投入動作を行なわせる主歯車であって、全歯健全な歯車Aと欠歯部を有する歯車Bとが各歯位相の合った状態で一体に構成された前記主歯車、前記蓄勢モータ又は手動力の出力軸で回転される出力歯車、前記出力歯車に噛合う共に前記歯車Bと噛合い、その回転軸が前記主歯車の回転方向で前記出力歯車の前記出力軸を中心とした円周上に設けられた長孔で支承される中間歯車、及び、前記主歯車の逆転防止機構を備え、前記投入ばねの蓄勢時は、前記蓄勢モータ又は手動力により前記出力歯車、前記中間歯車を経て前記主歯車が回転され、前記投入ばねの蓄勢完了時には、前記歯車Bの欠歯部で前記主歯車と前記中間歯車との噛合いが解除され、開閉装置の投入時は、前記投入ばねの放勢によって、前記主歯車が回転され、前記中間歯車はその軸を支承する前記長孔により前記主歯車と切離され、前記投入ばねの再蓄勢時には、前記中間歯車がその回転軸を支承する前記長孔により前記主歯車と再噛合いされるようにしたものである。
この発明の開閉装置の蓄勢機構によれば、投入ばねの蓄勢完了時には、歯車Bの欠歯部で主歯車と中間歯車との噛合いが解除されるので、高精度部品の不要な構造で動力伝達の切離しができる。また、中間歯車の回転軸が主歯車の回転方向で出力歯車の出力軸を中心とした円周上に設けられた長孔で支承されているので、投入過程においては長孔により中間歯車が歯車Bより切離され、投入ばねの再蓄勢時には、長孔により中間歯車が主歯車の歯車Bに再噛合いできる。
この発明の上記以外の目的、特徴、観点及び効果は、図面を参照する以下のこの発明の詳細な説明から、さらに明らかになるであろう。
本発明の実施の形態1による開閉装置の蓄勢機構の要部を示す側断面図である。 図1における開閉装置の蓄勢機構の主な構成を説明する図である。 実施の形態1による主歯車の構成を説明する図である。 実施の形態1による中間歯車の回転軸を支承する長孔を説明する図である。 実施の形態1による開閉装置の蓄勢機構の動作を説明する図である。 実施の形態1による開閉装置の蓄勢機構の動作を説明する図である。 従来の開閉装置の蓄勢機構の要部を示す側断面図である。
実施の形態1.
図1は本発明の実施の形態1による開閉装置の蓄勢機構の要部を示す側断面図である。図2はその開閉装置の蓄勢機構の主な構成を説明する図であり、投入ばねの蓄勢完了状態を説明する図である。なお、各図で同一符号は同一または相当部分を示す。この蓄勢機構は、共通の支持枠4に互いに略平行に並列支持された主軸1、回転軸25、出力軸17、逆転防止歯車軸26を備えている。主軸1は支持枠4の一側への突出端に主歯車(大歯車)5を、またその中途部に投入カム6を嵌合保持しており、これらは主軸1の回転に伴って軸回りに回転する。
主歯車5の外側面には、主軸1の軸心から適長偏心したクランク部にクランクピン7が突設されている。クランクピン7には、押えロッド8の一端が連結されており、押えロッド8を押し下げることにより、図7と同様に投入ばね22が圧縮され蓄勢される。主軸1の回転により主軸1のクランク部が上下して投入ばね22が放勢・蓄勢される。
主歯車5の回転によりクランクピン7の突設位置が投入ばね22に接近した状態となったとき、投入ばね22は圧縮されて蓄勢される。この蓄勢状態は、主歯車5の回転位置を拘束手段27(図6)により拘束することにより維持され、この拘束が解除された場合、投入ばね22のばね力が、押えロッド8及びクランクピン7を介して主歯車5に作用し、主歯車5と共に主軸1が高速度に回転するようになっている。
支持枠4の内側には、接点投入レバー11が、その一面に設けられた支軸12を介して揺動自在に枢支されている。接点投入レバー11の一端には、投入カム6外周のカム面に転接するローラ13が支持され、接点投入レバー11は、カム面に追随するローラ13の動作により、投入カム6の回転に応じて支軸12の回りに揺動され、この揺動により投入動作を行なわせるように接点28に連繋されている。図2で接点投入レバー11には接点28を動作させるリンク機構29が連繋されており、30は支軸、31は開放ばね、32は接圧ばねである。
駆動力となる蓄勢モータ3により出力軸17が回転され、出力軸17に嵌合保持された出力歯車16が回転され、その回転が中間歯車33、主歯車5へと伝達され、主歯車5に連結された投入ばね22が蓄勢される。なお、蓄勢モータ3に代わって、出力軸17をレンチ等を用いて手動力で回転させるようにしてもよい。主歯車5は、全歯健全な歯車Aと欠歯部34を有する歯車Bとが各歯位相の合った状態で一体に構成されており、欠歯部34以外の歯形状は同一である。
図3は実施の形態1による主歯車5の構成を説明する図であり、投入ばねの蓄勢完了状態を説明する図である。図3(a)で主歯車5の歯車AはG−G矢視からみた断面として、図3(b)に示す。主歯車5の歯車BはH−H矢視からみた断面として、図3(c)に示す。このように、歯車Aは全歯健全な歯車である。歯車Bはその一部の歯が切り欠かれて欠歯部34を形成している以外は各歯位相の合った状態で歯車Aと一体に構成されている。歯車Bは板金で形成した2枚の歯車板を貼り合わせて構成されているが、荷重により枚数を3枚,4枚と増やして構成してもよい。主歯車5は、歯車Aを板金で形成した歯車板と歯車Bを板金で形成した歯車板とを各歯位相を合わせた状態で一体に貼り合わせ結合して構成している。
大径歯車と小径歯車が一体となって構成された中間歯車33は、出力歯車16と噛合うと共に、主歯車5とはその歯車Bとのみ噛合い、投入ばね22の蓄勢完了後、中間歯車33は歯車Bの欠歯部34で歯車Bと動力伝達が切離される。そのため、投入ばね22の蓄勢完了後、中間歯車33は主歯車5と切離され、蓄勢モータ3の駆動力が主歯車5に伝動されないように切離される。これにより過剰蓄勢を防止している。
図4は実施の形態1による中間歯車の回転軸を支承する長孔を説明する図である。中間歯車33の回転軸25は、主歯車5の回転方向(回転に伴なう作用方向)で、且つ中間歯車33と噛合う出力歯車16の出力軸17を中心にした円周上に設けられた長孔35で両端を支持されているため、中間歯車33は出力歯車16と切離されることはない。長孔35は両端の支持枠4にそれぞれ形成されている。
図4(a)は接点の投入過程時を説明する図であり、矢印36は主歯車5の投入時回転方向を示している。投入過程時は、中間歯車33は回転していないので、主歯車5の回転で、中間歯車33は蹴られ、中間歯車33の回転軸25は長孔35を上方に移動して、中間歯車33は主歯車5と切離され、主歯車5の回転を妨げることはない。図4(b)は中間歯車と主歯車との再噛合い時を説明する図であり、矢印37は再噛合い時の中間歯車33の回転方向を示している。再噛合い時は中間歯車33はその自重や出力歯車16の回転による作用や復帰ばね(図示せず)等で、中間歯車33の回転軸25は長孔35を下方に移動して主歯車5と再噛合いし、出力歯車16の回転を主歯車に伝動する。このとき、中間歯車33と主歯車5の歯先が突き当たる時は、中間歯車33の回転軸25が長孔35を上方へ戻ることがあっても、再び回転軸25が長孔35を下方に移動して主歯車5と再噛合いする。
図1で、38は支持枠4に保持固定され、軸に外嵌された一方向クラッチを有する逆転防止歯車で、主歯車5の歯車Aと歯車Bとに噛合って、主歯車5の逆転を防止する。逆転防止歯車38は歯車Aとは常時噛合っているが、歯車Bとはその欠歯部で噛合いが解除されることがあるが、歯車Aと噛合ったままであるので、逆転防止歯車38は歯先が突き当たることなく、歯車Bと再噛合いされる。なお、図2で、逆転防止歯車38の位置は、表示し易くするために、図1の位置と異なる位置に表示している。
次に蓄勢機構の動作について説明する。図5,図6は実施の形態1による開閉装置の蓄勢機構の動作を説明する図で、図5(a),(b)に続く図6(a),(b),(c)の全体で主歯車5の1回転の動作を示す。なお、図5,図6中の実線矢印は歯車の回転方向を示す。図5(a)は、ばね蓄勢途中を示しており、出力歯車16の駆動力が中間歯車33を介して主歯車5を回転させる。中間歯車33は主歯車5の歯車Bと噛合って主歯車5を回転させ、クランク部を押し下げて、投入ばね22を蓄勢していく。このとき、主歯車5と噛合う逆転防止歯車38は、主歯車5が順方向回転であるので、主歯車5と共に回転している。中間歯車33は出力歯車16の駆動力を主歯車5に伝動しているため、中間歯車33の回転軸25は長孔35の下方に移動して支承される。
図5(b)は主歯車5の下死点状態を示しており、中間歯車33は主歯車5と歯車Bの欠歯部34の手前で噛合っている。図6(a)はね蓄勢完了状態を示している。このとき、中間歯車33は主歯車5の歯車Bの欠歯部34に達しているので、中間歯車33と主歯車5との噛合いが解除され、出力歯車16の駆動力が主歯車5に伝動されることなく、蓄勢モータのイナーシャが主歯車5に伝動されることはない。投入ばね22の蓄勢状態は、主歯車5の回転位置を拘束手段27により拘束することにより維持される。
この拘束が解除されると、投入ばね22のばね力が、押えロッド8及びクランクピン7を介して主歯車5に作用し、主歯車5と共に主軸1が高速度に回転しだす。そのとき、中間歯車33が欠歯部34を超えた歯車Bと再噛合いしようとするが、中間歯車33が歯車Bより回転方向の力を受けたときは、長孔35により中間歯車33の回転軸25が出力歯車16の出力軸17の周りに回転して、長孔35の上方へ移動し、歯車Bより逃げるため、中間歯車33が主歯車5の回転を阻止することはない。図6(b)は、投入途中を示している。なお、図6(b)で上部の白抜き矢印は、中間歯車33の回転軸25の移動方向を示し、下部の白抜き矢印は、投入ばね22の放勢方向を示している。このようにして、主歯車5の主軸1の回転に伴なう投入カム6の作用で開閉装置の接点が投入される。
投入ばね22の放勢による主歯車5の回転は、自身の慣性により所定の回転位置(上死点)を超えて継続し、この間投入ばね22が蓄勢されることから、主歯車5及び主軸1は、前記上死点を超えた後に逆転しようとする。しかしながらこの逆転力は、中間歯車33とは別位置で主歯車5と噛合っている逆転防止歯車38で、阻止される。その結果、主歯車5は前記上死点を超えた回転位置に拘束される。図6(c)はこの主歯車5の逆転防止状態を示している。なお、図6(c)で上部の白抜き矢印は、主歯車5が逆転しようとする方向を示し、下部の白抜き矢印は、投入ばね22の放勢方向を示している。
投入完了後、再び投入ばね22の蓄勢を開始しようとして、長孔35により逃げていた中間歯車33が主歯車5と再噛合いするとき、歯当たりをすることが考えられるが、主歯車5に対して中間歯車33が長孔35に沿って移動してきた方向と中間歯車33自身の回転方向が逆であるため、歯当たりで突っ張ることなく、中間歯車33が長孔35で一度逃げた後、確実に噛合うことができる。
以上のように構成された蓄勢機構は、投入ばね22の蓄勢完了時には、歯車Bの欠歯部34で中間歯車33との噛合いが解除されるので、切離し位置精度のために高精度部品の不要な簡単な構造で動力伝達の切離しができる。逆転防止歯車38は歯車Aと常時噛合っているので、歯車Bの欠歯部34により、歯車Bと逆転防止歯車38との噛合いが解除され、再度歯車Bと逆転防止歯車38が噛合おうとするときには、各歯車間の歯の位相ずれがなく、高精度部品が不要な簡単な構造で歯先当たりを防止できる。
開閉装置の接点の投入過程では、主歯車5は投入ばね22の蓄勢エネルギーで回転し、中間歯車33は従属状態なる。投入過程において、欠歯部34を過ぎた歯車Bと中間歯車33の再噛合時には、中間歯車33は歯車Bより作用線方向(回転方向)の力を受け、中間歯車33の回転軸25は長孔35により出力歯車16の出力軸17の周りに回転して、中間歯車33は歯車Bより逃げるため、高精度部品が不要な構造で歯当たりを防止できる。
投入完了後、中間歯車33は、自重や出力歯車による中間歯車33の回転等により、中間歯車33の回転軸25は長孔35に沿って下方に移動し、中間歯車33と歯車Bが再度噛合おうとするとき、歯先当たりとなっても、歯車Bに対して中間歯車33が長孔35に沿って移動してきた方向と中間歯車33自身の回転方向が逆であるため、歯先当たりで突っ張ることがなく、たとえ、歯先当たりしても中間歯車33の回転軸25が長孔35で一度逃げた後、確実に再噛合いすることが可能となる。
なお、この発明の各種の変形または変更は、関連する熟練技術者が、この発明の範囲と精神を逸脱しない中で実現可能であり、この明細書に記載された各実施の形態には制限されないことと理解されるべきである。

Claims (3)

  1. 開閉装置の接点を投入する作用をする投入カムと、投入ばねに連繋するクランク部とを有し、蓄勢モータ又は手動力によって回転され、前記クランク部の作用により前記投入ばねが蓄勢される一方、その投入ばねの放勢によって蓄勢時と同向きに回転され、前記投入カムの作用により開閉装置に投入動作を行なわせる主歯車であって、全歯健全な歯車Aと欠歯部を有する歯車Bとが各歯位相の合った状態で一体に構成された前記主歯車、
    前記蓄勢モータ又は手動力の出力軸で回転される出力歯車、
    前記出力歯車に噛合うと共に前記歯車Bと噛合い、その回転軸が前記主歯車の回転方向で前記出力歯車の前記出力軸を中心とした円周上に設けられた長孔で支承される中間歯車、
    及び、前記主歯車の逆転防止機構を備え、
    前記投入ばねの蓄勢時は、前記蓄勢モータ又は手動力により前記出力歯車、前記中間歯車を経て前記主歯車が回転され、
    前記投入ばねの蓄勢完了時には、前記歯車Bの欠歯部で前記主歯車と前記中間歯車との噛合いが解除され、
    開閉装置の投入時は、前記投入ばねの放勢によって、前記主歯車が回転され、前記中間歯車はその回転軸を支承する前記長孔により前記主歯車と切離され、
    前記投入ばねの再蓄勢時には、前記中間歯車がその回転軸を支承する前記長孔により前記主歯車と再噛合いされるようにした開閉装置の蓄勢機構。
  2. 前記主歯車の前記逆転防止機構は、前記主歯車の少なくとも前記歯車Aと噛合い、一方向クラッチを内蔵した逆転防止歯車である請求項1記載の開閉装置の蓄勢機構。
  3. 前記主歯車は前記歯車Aを形成する歯車板と前記歯車Bを形成する歯車板とを各歯位相を合わせて一体に結合して構成した請求項1又は請求項2記載の開閉装置の蓄勢機構。
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