JP2012184821A - クラッチ装置 - Google Patents
クラッチ装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2012184821A JP2012184821A JP2011049294A JP2011049294A JP2012184821A JP 2012184821 A JP2012184821 A JP 2012184821A JP 2011049294 A JP2011049294 A JP 2011049294A JP 2011049294 A JP2011049294 A JP 2011049294A JP 2012184821 A JP2012184821 A JP 2012184821A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- clutch
- ball screw
- gear
- screw shaft
- actuator mechanism
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Gear Transmission (AREA)
- Mechanical Operated Clutches (AREA)
- Transmission Devices (AREA)
Abstract
【解決手段】クラッチアウター(70)およびクラッチインナー(71)間に配置された摩擦板(72,72,72…)と、該摩擦板を押圧するプレッシャープレート(73)とを有した変速クラッチ(69)と、モータ(50)の回転力を前記変速クラッチ(69)の軸方向の直線運動に変換すると共に、前記プレッシャープレート(73)への作用部(57A)を有するクラッチアクチュエータ機構(169)と、前記クラッチアクチュエータ機構(169)の非駆動時に前記作用部(57A)を基準位置に待機させる付勢手段(63)と、を備えた。
【選択図】図3
Description
この文献1に記載のものは、アクチュエータ部材をメインクラッチ側に移動させると、アクチュエータ部材の一端部がレリーズベアリングを押圧し、レリーズベアリングがダイアフラムスプリングを押圧し、ダイアフラムスプリングをプレッシャディスクから離れるように弾性変形させる。それにより、フリクションディスクの狭持が解かれて、入力軸とエンジンのクランク軸との間が遮断され、メインクラッチが遮断状態となる。
そこで、本発明の目的は、上述した従来の技術が有する課題を解消し、アクチュエータからクラッチへの伝達機構の遊びを抑えて、適切なクラッチコントロールを維持できるクラッチ装置を提供することにある。
この発明では、付勢手段(63)が、クラッチアクチュエータ機構(169)の非駆動時に、クラッチアクチュエータ機構(169)の作用部(57A)を基準位置に待機させるため、クラッチアクチュエータ機構(169)がクラッチクリアランスを詰める方向に常に荷重を働かせ、クラッチアクチュエータ機構(169)とプレッシャープレート(73)間の遊びを無くすことができ、適切なクラッチコントロールを維持できる。
この構成では、付勢手段(63)の位置決めの構造を簡素化できる。
また、前記クラッチアクチュエータ機構(169)が、減速歯車機構(50A,51)と、前記作用部(57A)を直線運動させるボールねじ機構(53)とを有し、両機構(169,50A,51)がクランクケース(159)と、クランクケースカバー(59)との間に収容されていてもよい。
この構成では、減速歯車機構(50A,51)、及びボールねじ機構(53)をコンパクト、かつ容易に支持できる。
本構成では、クラッチ位置検出の構造を簡素化できる。
前記モータ(50)が軸方向で前記変速クラッチ(69)とオーバーラップするように構成されていてもよい。
本構成では、クラッチアクチュエータ機構(169)の軸方向の張り出しを抑えてレイアウトすることができる。
また、前記付勢手段がクランクケースカバーによって位置決めされていれば、付勢手段の位置決めの構造を簡素化できる。
減速歯車機構(50A,51)と、作用部(57A)を直線運動させるボールねじ機構(53)とが、クランクケース(159)と、クランクケースカバー(59)との間に収容されていれば、減速歯車機構(50A,51)、及びボールねじ機構(53)をコンパクト、かつ容易に支持できる。
前記モータ(50)が軸方向で前記変速クラッチ(69)とオーバーラップするように構成されていれば、クラッチアクチュエータ機構(169)の軸方向の張り出しを抑えてレイアウトすることができる。
図1は、本実施の形態によるクラッチ装置を用いたパワーユニットPを示す。パワーユニットPは単気筒のエンジンEおよび変速機Tを含んで構成されている。エンジンEは、図2に示すように、クランクシャフト1を有し、クランクシャフト1の両端は軸受け2,3により回転自在に支持されている。
クランクシャフト1のクランクピン4にはコンロッド5を介してピストン6が連結されている。クランクシャフト1には変速機Tが動力伝達可能に連結されている。クランクシャフト1の図中左端には発電機38が設けられている。変速機Tは、メインシャフト35と、カウンタシャフト36と、第2メインシャフト37とを備えており、各メインシャフト35,37およびカウンタシャフト36間に複数の変速段を確立するためのギヤ列が設けられている。
メインシャフト35の軸上には奇数段ギヤ(1段、3段、5段)が設けられ、第2メインシャフト37の軸上には偶数段ギヤ(2段、4段、6段)が設けられ、カウンタシャフト36の軸上には奇数段ギヤ(1段、3段、5段)または偶数段ギヤ(2段、4段、6段)に選択的に噛み合う噛み合いギヤが設けられる。この噛み合いギヤは、図示を省略したシフトフォークの動作で軸上をスライドして、奇数段ギヤ、偶数段ギヤのいずれかに噛み合うように構成されている。
また、クラッチアウター40の内側にはクラッチインナー41が配置され、クラッチインナー41はメインシャフト35に固定されている。
後述するクラッチアクチュエータ機構の動作が解除されると、上記プレッシャープレート43が、リターンスプリング44のばね力で押し戻され、クラッチインナー41が図中右方に移動し、クラッチアウター40およびクラッチインナー41間で、摩擦板42,42,42…が離間して、第1変速クラッチ39が締結解除される。
また、クラッチアウター70の内側にはクラッチインナー71が配置され、クラッチインナー71は第2メインシャフト37に固定されている。
後述するクラッチアクチュエータ機構の動作が解除されると、上記プレッシャープレート73が、リターンスプリング74のばね力で押し戻され、クラッチインナー71が図中右方に移動し、クラッチアウター70およびクラッチインナー71間で、摩擦板72,72,72…が離間し、第2変速クラッチ69が締結解除される。
上記電動モータ50は、出力軸50Aの軸方向で、第2変速クラッチ69とオーバーラップするように配置されている。この配置により、第2クラッチアクチュエータ機構169の軸方向の張り出しを抑えたレイアウトを実現できる。
上記の構成では、ギヤ50B及び減速ギヤ51(減速歯車機構)と、減速ギヤ51に噛み合う歯車部54を含むボールねじ軸57とが、クランクケース159と、クランクケースカバー59との間に収容されている。従って、減速歯車機構、及びボールねじ軸57をコンパクト、かつ容易に支持可能である。
このストロークセンサ64は伸縮自在なロッド64Aを有し、ロッド64Aの先端が位置検出アーム65の先端部65Bに当接し、このロッド64Aの伸縮量でボールねじ軸57のストローク量が検出される。
上述した電動モータ50を駆動すると、ギヤ50B及び減速ギヤ51(減速歯車機構)を介して、減速ギヤ51に噛み合う歯車部54が回転する。すると、歯車部54と一体にナット56が回転し、ナット56に螺合するボールねじ軸57が押圧スプリング63で付勢された状態で軸方向に移動し、連結プレート60の押し込み量を増加又は減少する。ボールねじ軸57が図中で左方に移動すると、連結プレート60がプレッシャープレート73を徐々に押し込むように図中で左方に移動する。プレッシャープレート73が図中で左方に移動すると、上述したように、クラッチインナー71が図中で左方に押圧されて、クラッチアウター70およびクラッチインナー71間で、摩擦板72,72,72…が当接し、第2変速クラッチ69が締結される。
これに対して、ボールねじ軸57が図中で右方に移動すると、上記プレッシャープレート73が、リターンスプリング74のばね力で押し戻され、クラッチインナー71が図中で右方に移動し、これにより、摩擦板72,72,72…が離間し、第2変速クラッチ69が締結解除される。
この基準位置にボールねじ軸57の先端57Aを待機させることで、電動モータ50からギヤ50B及び減速ギヤ51(減速歯車機構)を介してボールねじ軸57に動力が伝達されると、先端57Aが待機位置から瞬時に軸方向へ移動を開始可能となる。従って、ナット56とボールねじ軸57との間の遊びによって生じる、先端57A(作用部)への動力伝達の遅れを解消することができる。
本実施の形態では、ギヤ50B及び減速ギヤ51(減速歯車機構)と、減速ギヤ51に噛み合う歯車部54を含むボールねじ軸57とが、クランクケース159と、クランクケースカバー59との間に収容されているため、減速歯車機構、及びボールねじ機構53をコンパクト、かつ容易に支持できる。
上記ボールねじ軸57に位置検出アーム65を設け、ボールねじ軸57のストロークを検出するストロークセンサ64をクランクケースカバー59に設けたため、クラッチ位置検出の構造を簡素化できる。
以上、一実施の形態に基づいて本発明を説明したが、本発明は、これに限定されるものではなく、種々の変更実施が可能である。
T 変速機
35 メインシャフト
36 カウンタシャフト
37 第2メインシャフト
39 第1変速クラッチ
42,42,42 摩擦板
43,73 プレッシャープレート
50 電動モータ
51 減速ギヤ
53 ボールねじ機構
54 歯車部
56 ナット
57 ボールねじ軸
57A 先端(作用部)
63 押圧スプリング(付勢手段)
64 ストロークセンサ
65 位置検出アーム
69 第2変速クラッチ
72,72,72 摩擦板
139 第1クラッチアクチュエータ機構
169 第2クラッチアクチュエータ機構
Claims (5)
- クラッチアウター(70)およびクラッチインナー(71)間に配置された摩擦板(72,72,72…)と、該摩擦板を押圧するプレッシャープレート(73)とを有した変速クラッチ(69)と、
モータ(50)の回転力を前記変速クラッチ(69)の軸方向の直線運動に変換すると共に、前記プレッシャープレート(73)への作用部(57A)を有するクラッチアクチュエータ機構(169)と、
前記クラッチアクチュエータ機構(169)の非駆動時に前記作用部(57A)を基準位置に待機させる付勢手段(63)と、
を備えたことを特徴とするクラッチ装置。 - 前記付勢手段(63)がクランクケースカバー(59)によって位置決めされていることを特徴とする請求項1に記載のクラッチ装置。
- 前記クラッチアクチュエータ機構(169)が、減速歯車機構(50A,51)と、前記作用部(57A)を直線運動させるボールねじ機構(53)とを有し、両機構がクランクケース(159)と、クランクケースカバー(59)との間に収容されていることを特徴とする請求項1または2に記載のクラッチ装置。
- 前記ボールねじ機構(53)がボールねじ軸(57)を有し、前記ボールねじ軸(57)に位置検出アーム(65)を設け、前記位置検出アーム(65)に当接し前記ボールねじ軸(57)のストロークを検出するストロークセンサ(64)を備えたことを特徴とする請求項3に記載のクラッチ装置。
- 前記モータ(50)が軸方向で前記変速クラッチ(69)とオーバーラップすることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか一項に記載のクラッチ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011049294A JP2012184821A (ja) | 2011-03-07 | 2011-03-07 | クラッチ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011049294A JP2012184821A (ja) | 2011-03-07 | 2011-03-07 | クラッチ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2012184821A true JP2012184821A (ja) | 2012-09-27 |
Family
ID=47015075
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2011049294A Pending JP2012184821A (ja) | 2011-03-07 | 2011-03-07 | クラッチ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2012184821A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101398559B1 (ko) | 2013-03-07 | 2014-05-27 | 현경열 | 다단 자동 변속기 |
Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS3924911Y1 (ja) * | 1964-01-13 | 1964-08-26 | ||
JPH0571597A (ja) * | 1991-09-11 | 1993-03-23 | Honda Motor Co Ltd | 常時噛合式変速機 |
JPH0617843A (ja) * | 1992-06-29 | 1994-01-25 | Honda Motor Co Ltd | 摩擦クラッチ係脱作動制御用アクチュエータ |
JPH07158659A (ja) * | 1993-12-02 | 1995-06-20 | Daikin Mfg Co Ltd | 液圧式クラッチレリーズシリンダ装置 |
JP2002005191A (ja) * | 2000-04-07 | 2002-01-09 | Gkn Viscodrive Gmbh | 軸方向設定装置 |
JP2003097597A (ja) * | 2001-09-27 | 2003-04-03 | Nsk Ltd | 自動クラッチレリーズ装置及びクラッチ装置 |
-
2011
- 2011-03-07 JP JP2011049294A patent/JP2012184821A/ja active Pending
Patent Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS3924911Y1 (ja) * | 1964-01-13 | 1964-08-26 | ||
JPH0571597A (ja) * | 1991-09-11 | 1993-03-23 | Honda Motor Co Ltd | 常時噛合式変速機 |
JPH0617843A (ja) * | 1992-06-29 | 1994-01-25 | Honda Motor Co Ltd | 摩擦クラッチ係脱作動制御用アクチュエータ |
JPH07158659A (ja) * | 1993-12-02 | 1995-06-20 | Daikin Mfg Co Ltd | 液圧式クラッチレリーズシリンダ装置 |
JP2002005191A (ja) * | 2000-04-07 | 2002-01-09 | Gkn Viscodrive Gmbh | 軸方向設定装置 |
JP2003097597A (ja) * | 2001-09-27 | 2003-04-03 | Nsk Ltd | 自動クラッチレリーズ装置及びクラッチ装置 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101398559B1 (ko) | 2013-03-07 | 2014-05-27 | 현경열 | 다단 자동 변속기 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2009281570A (ja) | デュアルクラッチの操作装置 | |
US9068606B2 (en) | Clutch switching device and twin-clutch type transmission comprising clutch switching device | |
JP6221793B2 (ja) | 運動変換装置およびクラッチアクチュエータ | |
US10731716B2 (en) | Automatic clutch device | |
JP5461314B2 (ja) | クラッチ装置 | |
CN107035782B (zh) | 一种带有齿轮齿条及行星机构的离合器 | |
JP5922221B2 (ja) | シフト要素の作動状態を変化させるための補償装置 | |
JP2009299738A (ja) | デュアルクラッチの操作装置 | |
KR101295114B1 (ko) | 예압식 마모보상 클러치 액츄에이터 | |
KR101292623B1 (ko) | 마모 보상 기능을 갖는 클러치 액츄에이터 | |
JP2012184821A (ja) | クラッチ装置 | |
KR20120011527A (ko) | 차량용 더블클러치의 클러치 액추에이터 구조 | |
US20180223917A1 (en) | Automatic clutch device | |
JP2008057661A (ja) | 多板クラッチ | |
JP2011106614A5 (ja) | ||
MX2009011252A (es) | Dispositivo de embrague que incluye un diafragma que aplica constantemente un esfuerzo de carga previa axial sobre el cojinete de una placa de reaccion. | |
KR101326599B1 (ko) | 고응답성 클러치 액츄에이터 | |
JP5492801B2 (ja) | クラッチ切替装置およびクラッチ切替装置を備えたツインクラッチ式変速機 | |
JP2012180854A (ja) | クラッチ装置 | |
JP2017053434A (ja) | 自動クラッチ装置 | |
JP4846458B2 (ja) | クラッチアクチュエータ | |
JP2011094776A (ja) | クラッチ装置 | |
WO2014084282A1 (ja) | シフト装置 | |
JP4773084B2 (ja) | 複式クラッチ装置 | |
JP5426504B2 (ja) | 車両用パワーユニット |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20131127 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20140409 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20140415 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20140613 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20141118 |