JP5322323B2 - パーキング装置およびこれを備える電動機ユニット - Google Patents
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Description
本発明は、パーキング装置に関し、詳しくは、パーキングギヤにパーキングポールを係合してパーキングロックを行なうパーキング装置および、このパーキング装置によりパーキングロックまたはパーキングロックの解除を行う電動機ユニットに関する。
従来、この種のパーキング装置としては、パーキングギヤと係合可能な歯を有する係止部材と、係止部材と一体摺動可能なように係止部材に連結された連結棒と、外周面にラックが形成されるとともに係止部材に対して相対摺動可能なように連結棒に挿通された作動部材と、係止部材と作動部材との間に配置され係止部材と作動部材とを互いに離隔する方向のスプリング力を付勢するコイルスプリングと、作動部材のラックと噛み合うピニオンを有する電動モータと、を備えるものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
この装置では、電動モータを回転して作動部材をパーキングギヤ側に摺動することによりコイルスプリングを介して係止部材をパーキングギヤ側に摺動させ、係止部材の歯とパーキングギヤとを係合させるとともに、この状態から電動モータを逆回転して作動部材をパーキングギヤ側とは反対側に摺動することにより、コイルスプリングを介さずに係止部材をパーキングギヤ側とは反対側に摺動させて係止部材の歯とパーキングギヤとの係合を解除する。
特開2004−353739号公報
この装置では、電動モータを回転して作動部材をパーキングギヤ側に摺動することによりコイルスプリングを介して係止部材をパーキングギヤ側に摺動させ、係止部材の歯とパーキングギヤとを係合させるとともに、この状態から電動モータを逆回転して作動部材をパーキングギヤ側とは反対側に摺動することにより、コイルスプリングを介さずに係止部材をパーキングギヤ側とは反対側に摺動させて係止部材の歯とパーキングギヤとの係合を解除する。
しかしながら、こうしたパーキング装置では、部品点数が多く、構造も複雑であるばかりでなく、係止部材や作動部材を摺動可能に収容するスペースをケースやハウジングなどに別途設ける必要がある。
本発明のパーキング装置およびこれを備える電動機ユニットは、より簡易な構造でパーキングロックおよびパーキングロックの解除を行なうことを主目的とする。
本発明は、上述の主目的の少なくとも一部を達成するために以下の手段を採った。
本発明のパーキング装置は、
パーキングギヤにパーキングポールを係合してパーキングロックを行なうパーキング装置であって、
バネ部材を介して前記パーキングポールに接続されたロッドを有する直動式アクチュエータを備え、
前記バネ部材は、板バネを有し、
該板バネは、一端が自由端となるよう他端を前記パーキングポールに固定されてなり、
該直動式アクチュエータは、前記自由端に接続された前記ロッドを軸方向であって前記板バネの撓みが許容された方向である第1方向へ移動して該板バネを介して前記パーキングポールを回動することによって前記パーキングポールを前記パーキングギヤへ係合し、前記ロッドを前記第1方向とは逆方向であって前記板バネの撓みが規制された方向である第2方向に移動して前記ロッドまたは前記板バネを前記パーキングポールに当接させて該パーキングポールを回動することによって前記パーキングポールの前記パーキングギヤに対する係合を解除する
ことを要旨とする。
この本発明のパーキング装置では、板バネを介してパーキングポールに接続されたロッドを有する直動式アクチュエータが、ロッドを軸方向であって前記板バネの撓みが許容された方向である第1方向へ移動して板バネを介してパーキングポールを回動することによってパーキングポールをパーキングギヤに係合し、ロッドを第1方向とは逆方向であって前記板バネの撓みが規制された方向である第2方向に移動してロッドまたは板バネをパーキングポールに当接させてパーキングポールを回動することによってパーキングポールのパーキングギヤに対する係合を解除する。
直動式アクチュエータと、この直動式アクチュエータのロッドとパーキングポールとを接続する板バネとを設けるだけだから、より簡易な構造でパーキングロックおよびパーキングロックの解除を行うことができる。
こうした本発明のパーキング装置において、前記直動式アクチュエータは、前記ロッドが前記第2方向に移動する際に該ロッドの所定箇所が前記パーキングポールに当接するよう形成されてなるものとすることもできる。
こうすれば、ロッドを第1方向とは逆方向の第2方向に移動してロッドをパーキングポールに当接させてパーキングポールを回動することによってパーキングポールのパーキングギヤに対する係合を解除する構造を簡易に確保することができる。
また、本発明のパーキング装置において、前記パーキングポールは、表面に段差を有し、前記板バネは、前記自由端が前記段差をなす下段面に対向して配置されるよう前記他端を前記段差をなす上段面に固定されてなり、前記ロッドは、先端部が前記下段面と当接可能なように前記自由端に接続されてなるものとすることもできる。
こうすれば、ロッドを第1方向へ移動して板バネを介してパーキングポールを回動することによってパーキングポールをパーキングギヤに係合し、ロッドを第1軸方向とは逆方向の第2方向に移動してロッドをパーキングポールに当接させてパーキングポールを回動することによってパーキングポールのパーキングギヤに対する係合を解除する構造をより簡易に確保することができる。
さらに、本発明のパーキング装置において、前記板バネは、一端が自由端となるよう他端を前記パーキングポールに固定されてなり、前記ロッドは、前記自由端に接続されてなり、前記自由端は、前記ロッドが前記第2方向へ移動する際に前記パーキングポールの所定箇所に当接して撓みが規制されてなるものとすることもできる。
こうすれば、ロッドを第1軸方向へ移動して板バネを介してパーキングポールを回動することによってパーキングポールをパーキングギヤに係合し、ロッドを第1方向とは逆方向の第2方向に移動して板バネをパーキングポールに当接させてパーキングポールを回動することによってパーキングポールのパーキングギヤに対する係合を解除する構造を簡易に確保することができる。
この板バネの自由端の撓みが規制される態様の本発明のパーキング装置において、前記パーキングポールは、表面に段差を有し、前記板バネは、前記自由端が前記段差をなす下段面に対向して配置されるよう前記他端を前記段差をなす上段面に固定されてなり、前記自由端は、前記下段面に当接することにより撓みが規制されてなるものとすることもできる。
こうすれば、ロッドを第1方向へ移動して板バネを介してパーキングポールを回動することによってパーキングポールをパーキングギヤに係合し、ロッドを第1軸方向とは逆方向の第2方向に移動して板バネをパーキングポールに当接させてパーキングポールを回動することによってパーキングポールのパーキングギヤに対する係合を解除する構造をより簡易に確保することができる。
本発明のパーキング装置において、前記ロッドは、前記板バネに対して回転可能に接続されてなるものとすることもできる。
こうすれば、ロッドの第2軸方向移動によってパーキングポールが回動するのに伴い生ずるロッドと板バネとの接続状態の変化に適正に対応することができる。
また、本発明のパーキング装置において、請求項1ないし6いずれか記載のパーキング装置を収容可能な筐体を備え、前記直動式アクチュエータは、前記パーキングポールの回動に連動して回転可能なように前記筐体に支持されてなるものとすることもできる。
こうすれば、ロッドの第2方向移動によってパーキングポールが回動するのに伴い生ずるロッドの首振り挙動に適正に対応することができる。
さらに、本発明のパーキング装置において、前記パーキングギヤは、歯部がセルフロック可能な圧力角に形成されてなるものとすることもできる。
こうすれば、パーキングギヤとパーキングポールとが係合したあとに直動式アクチュエータの駆動を停止したとしても、パーキングギヤとパーキングポールとの係合が解除されるのを防止することができる。この結果、電力の効率化を図ることができる。
本発明の電動機ユニットは、
ロータシャフトと該ロータシャフトと一体回転するロータとを有する電動機と、前記ロータシャフトに接続された第1軸と該第1軸にギヤ機構を介して接続された第2軸とを有する減速機と、を含む電動機ユニットであって、
前記第1軸または前記第2軸に前記パーキングギヤを固定して、請求項1ないし8いずれか記載のパーキング装置により前記電動機ユニットのパーキングロックまたはパーキングロックの解除を行なうことを要旨とする。
この本発明の電動機ユニットでは、上述した各態様のいずれかの本発明のパーキング装置により電動機ユニットのパーキングロックまたはパーキングロックの解除を行うから、本発明のパーキング装置が奏する効果と同様の効果、例えば、より簡易な構造でパーキングロックおよびパーキングロックの解除を行うことができる効果を奏することができる。
本発明は、上述の主目的の少なくとも一部を達成するために以下の手段を採った。
本発明のパーキング装置は、
パーキングギヤにパーキングポールを係合してパーキングロックを行なうパーキング装置であって、
バネ部材を介して前記パーキングポールに接続されたロッドを有する直動式アクチュエータを備え、
前記バネ部材は、板バネを有し、
該板バネは、一端が自由端となるよう他端を前記パーキングポールに固定されてなり、
該直動式アクチュエータは、前記自由端に接続された前記ロッドを軸方向であって前記板バネの撓みが許容された方向である第1方向へ移動して該板バネを介して前記パーキングポールを回動することによって前記パーキングポールを前記パーキングギヤへ係合し、前記ロッドを前記第1方向とは逆方向であって前記板バネの撓みが規制された方向である第2方向に移動して前記ロッドまたは前記板バネを前記パーキングポールに当接させて該パーキングポールを回動することによって前記パーキングポールの前記パーキングギヤに対する係合を解除する
ことを要旨とする。
この本発明のパーキング装置では、板バネを介してパーキングポールに接続されたロッドを有する直動式アクチュエータが、ロッドを軸方向であって前記板バネの撓みが許容された方向である第1方向へ移動して板バネを介してパーキングポールを回動することによってパーキングポールをパーキングギヤに係合し、ロッドを第1方向とは逆方向であって前記板バネの撓みが規制された方向である第2方向に移動してロッドまたは板バネをパーキングポールに当接させてパーキングポールを回動することによってパーキングポールのパーキングギヤに対する係合を解除する。
直動式アクチュエータと、この直動式アクチュエータのロッドとパーキングポールとを接続する板バネとを設けるだけだから、より簡易な構造でパーキングロックおよびパーキングロックの解除を行うことができる。
こうした本発明のパーキング装置において、前記直動式アクチュエータは、前記ロッドが前記第2方向に移動する際に該ロッドの所定箇所が前記パーキングポールに当接するよう形成されてなるものとすることもできる。
こうすれば、ロッドを第1方向とは逆方向の第2方向に移動してロッドをパーキングポールに当接させてパーキングポールを回動することによってパーキングポールのパーキングギヤに対する係合を解除する構造を簡易に確保することができる。
また、本発明のパーキング装置において、前記パーキングポールは、表面に段差を有し、前記板バネは、前記自由端が前記段差をなす下段面に対向して配置されるよう前記他端を前記段差をなす上段面に固定されてなり、前記ロッドは、先端部が前記下段面と当接可能なように前記自由端に接続されてなるものとすることもできる。
こうすれば、ロッドを第1方向へ移動して板バネを介してパーキングポールを回動することによってパーキングポールをパーキングギヤに係合し、ロッドを第1軸方向とは逆方向の第2方向に移動してロッドをパーキングポールに当接させてパーキングポールを回動することによってパーキングポールのパーキングギヤに対する係合を解除する構造をより簡易に確保することができる。
さらに、本発明のパーキング装置において、前記板バネは、一端が自由端となるよう他端を前記パーキングポールに固定されてなり、前記ロッドは、前記自由端に接続されてなり、前記自由端は、前記ロッドが前記第2方向へ移動する際に前記パーキングポールの所定箇所に当接して撓みが規制されてなるものとすることもできる。
こうすれば、ロッドを第1軸方向へ移動して板バネを介してパーキングポールを回動することによってパーキングポールをパーキングギヤに係合し、ロッドを第1方向とは逆方向の第2方向に移動して板バネをパーキングポールに当接させてパーキングポールを回動することによってパーキングポールのパーキングギヤに対する係合を解除する構造を簡易に確保することができる。
この板バネの自由端の撓みが規制される態様の本発明のパーキング装置において、前記パーキングポールは、表面に段差を有し、前記板バネは、前記自由端が前記段差をなす下段面に対向して配置されるよう前記他端を前記段差をなす上段面に固定されてなり、前記自由端は、前記下段面に当接することにより撓みが規制されてなるものとすることもできる。
こうすれば、ロッドを第1方向へ移動して板バネを介してパーキングポールを回動することによってパーキングポールをパーキングギヤに係合し、ロッドを第1軸方向とは逆方向の第2方向に移動して板バネをパーキングポールに当接させてパーキングポールを回動することによってパーキングポールのパーキングギヤに対する係合を解除する構造をより簡易に確保することができる。
本発明のパーキング装置において、前記ロッドは、前記板バネに対して回転可能に接続されてなるものとすることもできる。
こうすれば、ロッドの第2軸方向移動によってパーキングポールが回動するのに伴い生ずるロッドと板バネとの接続状態の変化に適正に対応することができる。
また、本発明のパーキング装置において、請求項1ないし6いずれか記載のパーキング装置を収容可能な筐体を備え、前記直動式アクチュエータは、前記パーキングポールの回動に連動して回転可能なように前記筐体に支持されてなるものとすることもできる。
こうすれば、ロッドの第2方向移動によってパーキングポールが回動するのに伴い生ずるロッドの首振り挙動に適正に対応することができる。
さらに、本発明のパーキング装置において、前記パーキングギヤは、歯部がセルフロック可能な圧力角に形成されてなるものとすることもできる。
こうすれば、パーキングギヤとパーキングポールとが係合したあとに直動式アクチュエータの駆動を停止したとしても、パーキングギヤとパーキングポールとの係合が解除されるのを防止することができる。この結果、電力の効率化を図ることができる。
本発明の電動機ユニットは、
ロータシャフトと該ロータシャフトと一体回転するロータとを有する電動機と、前記ロータシャフトに接続された第1軸と該第1軸にギヤ機構を介して接続された第2軸とを有する減速機と、を含む電動機ユニットであって、
前記第1軸または前記第2軸に前記パーキングギヤを固定して、請求項1ないし8いずれか記載のパーキング装置により前記電動機ユニットのパーキングロックまたはパーキングロックの解除を行なうことを要旨とする。
この本発明の電動機ユニットでは、上述した各態様のいずれかの本発明のパーキング装置により電動機ユニットのパーキングロックまたはパーキングロックの解除を行うから、本発明のパーキング装置が奏する効果と同様の効果、例えば、より簡易な構造でパーキングロックおよびパーキングロックの解除を行うことができる効果を奏することができる。
図1は、本発明の一実施形態としてのパーキング装置20を搭載した電動機ユニット1の構成の概略を示す構成図である。
図2は、パーキング装置20の構成の概略を示す構成図である。
図3は、パーキングポール26の先端部を拡大した拡大図である。
図4は、板バネ28の先端部を拡大して示す拡大図である。
図5は、図4を矢印Vの方向から視た矢視図である。
図6は、直動式アクチュエータ30の構成の概略を示す構成図である。
図7は、図2のY−Y断面を示す断面図である。
図8は、パーキングロックが完了した状態を示す状態図である。
図9は、パーキングロックの待ち状態を示す状態図である。
図10は、パーキングポール26の大段差部29bの段差をなす下段面29b’’に突起部80を形成した様子を拡大して示す拡大図である。
図11は、図10を矢印Wの方向から視た矢視図である。
図12は、板バネ28に突起部180を形成した様子を拡大して示す拡大図である。
図13は、図12を矢印Xの方向から視た矢視図である。
図14は、変形例のパーキング装置320を示す構成図である。
図15は、変形例のパーキング装置320を示す構成図である。
図16は、さらなる変形例のパーキング装置420を示す構成図である。
図2は、パーキング装置20の構成の概略を示す構成図である。
図3は、パーキングポール26の先端部を拡大した拡大図である。
図4は、板バネ28の先端部を拡大して示す拡大図である。
図5は、図4を矢印Vの方向から視た矢視図である。
図6は、直動式アクチュエータ30の構成の概略を示す構成図である。
図7は、図2のY−Y断面を示す断面図である。
図8は、パーキングロックが完了した状態を示す状態図である。
図9は、パーキングロックの待ち状態を示す状態図である。
図10は、パーキングポール26の大段差部29bの段差をなす下段面29b’’に突起部80を形成した様子を拡大して示す拡大図である。
図11は、図10を矢印Wの方向から視た矢視図である。
図12は、板バネ28に突起部180を形成した様子を拡大して示す拡大図である。
図13は、図12を矢印Xの方向から視た矢視図である。
図14は、変形例のパーキング装置320を示す構成図である。
図15は、変形例のパーキング装置320を示す構成図である。
図16は、さらなる変形例のパーキング装置420を示す構成図である。
次に、本発明を実施するための形態を実施例を用いて説明する。
図1は、本発明の一実施形態としてのパーキング装置20を搭載した電動機ユニット1の構成の概略を示す構成図であり、図2は、パーキング装置20の構成の概略を示す構成図である。
実施例の電動機ユニット1は、図1に示すように、主として電動機MGと、電動機MGのロータシャフト2に接続された減速装置40と、リングギヤRGを介して減速装置40に接続されたディファレンシャル装置50と、減速装置40の入力軸42の回転を阻止可能な実施例のパーキング装置20とを備える。
電動機MGは、ステータ4と、ロータシャフト2に取り付けられたロータ6とを備える。ステータ4は、コイル線を軟鋼等に巻回したものであり、外部からの電力供給を受けて磁界を刻々と変化させる。ロータ6は、ステータ4の磁界の変化に伴って回転し、この回転はロータシャフト2により取り出されて減速装置40に伝達される。
減速装置40は、電動機MGのロータシャフト2にスプライン嵌合されて同軸回転する入力軸42と、ギヤ機構44を介して入力軸42に接続された出力軸46とを備え、入力軸42の回転数を減速して出力軸46に伝達する。
ギヤ機構44は、入力軸42上に一体形成された第1ギヤ47と、この第1ギヤ47と噛み合うとともに第1ギヤ47よりも径が大きく、かつ、歯数も多い第2ギヤ48とを備える歯車対である。第2ギヤ48は、出力軸46にスプライン圧入などによって固定されている。また、出力軸46には、出力ギヤOGが一体形成されており、ディファレンシャル装置50のリングギヤRGが噛み合っている。
ディファレンシャル装置50は、出力軸46からの動力を左右の車軸52,54に伝達するとともに、左右の車軸52,54間の回転数の差を吸収可能な差動機構として構成されている。
パーキング装置20は、図1および図2に示すように、減速装置40の入力軸42にスプライン圧入などによって固定されたパーキングギヤ22と、減速装置40の入力軸42と平行に配置されたポールシャフト24に回転可能に支持されたパーキングポール26と、ケース3から立設されパーキングポール26の先端部と当接してパーキングポール26の回動を規制するストッパーピン23と、板バネ28を介してパーキングポール26に接続された直動式アクチュエータ30とを備える。
パーキングギヤ22は、外周面に歯部が複数個形成された周知の駐車用の歯車として形成されている。パーキングギヤ22の歯部は、外力を付加しなくてもパーキングポール26との係合が解除され難いようにセルフロック可能な圧力角(例えば、9°以下)に形成されている。
パーキングポール26には、パーキングギヤ22の歯部と噛み合い可能な係合爪26aが形成されており、ポールシャフト24に挿通支持された巻きバネ27によって係合爪26aがパーキングギヤ22の歯部から離間する方向に付勢されている。
また、パーキングポール26の先端部のうちパーキングギヤ22に対抗する側の面には、図2に示すように、段差が形成されており、この段差は、図3のパーキングポール26の先端部を拡大した拡大図に示すように、係合爪26aの根元部26bから少し先端側に向かった位置に形成された小段差部29aと、小段差部29aからさらに先端側に向かった位置に形成された大段差部29bとから構成されている。小段差部29aと大段差部29bとは連続して形成されており、大段差部29bの段差をなす上段面29b’が小段差部29aの段差をなす下段面29b’となっている。大段差部29bの段差をなす上段面29b’と大段差部29bの段差をなす下段面29b’’とはほぼ平行であり、傾斜面29cで接続されている。
図4は、板バネ28の先端部を拡大して示す拡大図であり、図5は、図4を矢印Vの方向から視た矢視図である。
板バネ28は、帯状のバネ鋼により形成されており、図3に示すように、一端がパーキングポール26の大段差部29bの段差をなす上段面29b’にボルトなどの締結部品により固定され、他端がパーキングポール26の大段差部29bの段差をなす下段面29b’’に対向した自由端となっている。
板バネ28の自由端をなす先端部は、図4に示すように二又に分かれており、図5に示すように円環状に曲げられた曲げ部28aとなっている。
図6は、直動式アクチュエータ30の構成の概略を示す構成図であり、図7は、図2のY−Y断面を示す断面図である。
直動式アクチュエータ30は、図6に示すように、ステータ32と、モータシャフト34に取り付けられたロータ36と、モータシャフト34に対して回転可能かつ軸方向移動可能にモータシャフト34内に挿通されたアクチュエータロッド38とを備えており、これらはハウジング39内に収納されている。
また、直動式アクチュエータ30は、図7に示すように、ハウジング39の外周を取り囲むようにブラケットBRがボルト等の締結部品によりその両側(図7における左右方向)において固定されており、ブラケットBRの上下両端(図7における上下方向)から突出したピン部材Pmによってケース41a,41bに回転可能に支持されている。
即ち、直動式アクチュエータ30は、図2に示すように、ピン部材Pmが入力軸42や出力軸46,ポールシャフト24などと同じ軸線方向となるようにブラケットBRを介してケース41a,41bに支持されており、第1ギヤ47や第2ギヤ48,パーキングギヤ22などと同じ回転方向に回転可能である。
モータシャフト34は、中空軸として形成されており、内周面には雌ネジ34aが形成されている。アクチュエータロッド38の外周面には、モータシャフト34の雌ネジ34aと噛み合う雄ネジ38aが形成されており、モータシャフト34の回転に伴い軸方向移動する。また、アクチュエータロッド38の先端近傍には、図6に示すように、貫通孔38bが形成されている。
アクチュエータロッド38は、図2,図4および図5に示すように、先端部が板バネ28の二又間に配されて板バネ28の一方の曲げ部28aから貫通孔38bを介して他方の曲げ部28aまで嵌挿するピンPによって板バネ28に接続されている。このように、アクチュエータロッド38をピンPによって板バネ28に回動可能に接続することによって、パーキングポール26の回転に伴い生ずるアクチュエータロッド38と板バネ28との接続状態の変化に適正に対応することができる。
なお、アクチュエータロッド38が板バネ28に接続されたときには、アクチュエータロッド38の先端は、図3に示すように、パーキングポール26の大段差部29bの段差をなす下断面29b’’に接近した状態で対向している。
また、アクチュエータロッド38は、図2に示すように、パーキングポール26に対して係合爪26aよりも先端側で板バネ28を介して接続されるから、パーキングロックおよびパーキングロックの解除の際にパーキングポール26を回転させるのに要する力が比較的小さくて済む。この結果、直動式アクチュエータ30のコンパクト化が可能となる。
次に、こうして構成された実施例のパーキング装置20を備える電動機ユニット1の動作、特に、パーキングロックおよびパーキングロックの解除の際の動きについて説明する。
まず、パーキングロックの際の動きについて説明する。
図8は、パーキングロックが完了した状態を示す状態図であり、図9は、パーキングロックの待ち状態を示す状態図である。
操作者によってシフトレバーがパーキングレンジに操作されると、パーキングポール26の係合爪26aをパーキングギヤ22に係合させることにより入力軸42をロックするよう直動式アクチュエータ30が駆動制御される。即ち、モータシャフト34を回転することによって、板バネ28を介してパーキングポール26を直動式アクチュエータ30側に引き付ける方向、即ち、パーキングポール26が時計方向に回転する方向にアクチュエータロッド38を軸方向移動させる。これにより、パーキングポール26は、図8に示すように、ポールシャフト24を支点に時計回りに回転し、係合爪26aがパーキングギヤ22に係合してパーキングロックが完了する。
ここで、パーキングギヤ22の回転位置によっては、図8に示すように、パーキングポール26の係合爪26aがパーキングギヤ22の歯部と当接して、パーキングポール26の回転が阻止され、パーキングロックが完了できない場合が発生する。しかしながら、アクチュエータロッド38はパーキングポール26を直動式アクチュエータ30側に引き付ける方向に軸方向移動をし続け、板バネ28を直動式アクチュエータ30側に撓ませ、そのバネ力によってパーキングポール26に時計方向の回転力を付勢した状態、即ち、パーキングロックの待ち状態を確立する。これにより、何らかの外力が作用して入力軸42が回転して、パーキングギヤ22がパーキングポール26の係合爪26aと係合可能な位置まで回転すると、パーキングポール26がバネ力によって時計方向に回転して係合爪26aがパーキングギヤ22に係合してパーキングロックが完了する。
なお、パーキングポール26の回転に伴い、アクチュエータロッド38には、図8や図9における反時計方向に回転させようとする力が生ずるが、直動式アクチュエータ30がブラケットBRを介してケース41a,41bに回転可能に支持されているから、アクチュエータロッド38の首振り挙動として、この力を吸収することができる。
次に、パーキングロックの解除の際の動きについて説明する。
操作者によってシフトレバーがパーキングレンジから別のレンジ(例えば、Dレンジなど)に操作されると、パーキングポール26の係合爪26aとパーキングギヤ22との係合を解除することにより入力軸42のロックを解除するよう直動式アクチュエータ30が駆動制御される。即ち、モータシャフト34をパーキングロックの際とは逆回転することによって、パーキングポール26を直動式アクチュエータ30側から離れる方向、即ち、パーキングポール26が反時計方向に回転する方向にアクチュエータロッド38を軸方向移動させる。このとき、アクチュエータロッド38の先端は、パーキングポール26の大段差部29bの段差をなす下段面29b’’に当接して、パーキングポール26を直接回転する。こうして、パーキングポール26の係合爪26aとパーキングギヤ22との係合が速やかに解除されてパーキングロックの解除が完了する。
以上説明した実施例のパーキング装置20によれば、周知のパーキングポール26の先端部に段差を形成し、この段差に一端が自由端となるように板バネ28を取り付けるとともに、板バネ28の自由端に直動式アクチュエータ30のアクチュエータロッド38を接続するだけだから、より簡易な構造でパーキングロックおよびパーキングロックの解除を行うことができる。
また、実施例のパーキング装置20によれば、アクチュエータロッド38がピンPによって板バネ28に回動可能に接続されるから、パーキングポール26の回転に伴い生ずるアクチュエータロッド38と板バネ28との接続状態の変化に適正に対応することができる。
さらに、実施例のパーキング装置20によれば、直動式アクチュエータ30が第1ギヤ47や第2ギヤ48,パーキングギヤ22などと同じ回転方向に回転可能なように、ブラケットBRを介してケース41a,41bに支持したから、パーキングロックの際にパーキングポール26が回転するのに伴い、アクチュエータロッド38に入力される回転方向(図8および図9における反時計方向)の力を、アクチュエータロッド38の首振り挙動として吸収することができる。
実施例のパーキング装置20では、パーキングロックの解除の際には、アクチュエータロッド38の先端をパーキングポール26の大段差部29bの段差をなす下段面29b’’に当接するものとしたが、板バネ28をパーキングポール26の大段差部29bの段差をなす下段面29b’’に当接するものとしても構わない。
この場合、アクチュエータロッド38の先端がパーキングポール26の大段差部29bの段差をなす下段面29b’’に当接する前に板バネ28がパーキングポール26の大段差部29bの段差をなす下段面29b’’に当接するよう、パーキングポール26の大段差部29bの段差をなす下段面29b’’に板バネ28が当接可能な突起部を設けるものとしたり、これとは逆に、板バネ28にパーキングポール26の大段差部29bの段差をなす下段面29b’’と当接可能な突起部を設けるものとすれば良い。
図10は、パーキングポール26の大段差部29bの段差をなす下段面29b’’に突起部80を形成した様子を拡大して示す拡大図であり、図11は、図10を矢印Wの方向から視た矢視図である。
図10および図11に示すように、パーキングポール26の先端部のうち大段差部29bの段差をなす下段面29b’’(板バネ28の曲げ部28aに対向する部分)には、板バネ28側に向かって突出する突起部80,80が形成されている。曲げ部28aと突起部80,80との距離は、アクチュエータロッド38の先端と下段面29b’’との距離よりも小さければ良く、接触していても構わない。また、突起部80,80を形成する代わりに、大段差部29bの段差をなす下段面29b’’のうちアクチュエータロッド38の先端に対向する面を凹ませるものとしても構わない。
図12は、板バネ28に突起部180を形成した様子を拡大して示す拡大図であり、図13は、図12を矢印Xの方向から視た矢視図である。
図12および図13に示すように、板バネ28の曲げ部28aのうちパーキングポール26の大段差部29bの段差をなす下段面29b’’に対向する側には、下段面29b’’に向かって突出する突起部180,180が形成されている。突起部180,180と下段面29b’’との距離は、アクチュエータロッド38の先端と下段面29b’’との距離よりも小さければ良く、接触していても構わない。
実施例のパーキング装置20では、アクチュエータロッド38は、板バネ28に回転可能に接続するものとしたが、アクチュエータロッド38は、例えば溶接等により板バネ28に回転不能に接続するものとしても差し支えない。
実施例のパーキング装置20では、直動式アクチュエータ30は、ブラケットBRを介してケース41a,41bに回転可能に支持するものしたが、直動式アクチュエータ30は、ケース41a,41bに回転不能に支持するものしても差し支えない。
実施例のパーキング装置20では、アクチュエータロッド38とパーキングポール26とは、板バネ28によって接続するものとしたが、アクチュエータロッド38とパーキングポール26とは、図14および図15に例示する変形例のパーキング装置320に示すように、コイルスプリングによって接続するものとしても構わない。
変形例のパーキング装置320では、図14および図15に示すように、アクチュエータロッド338が、その先端に取り付けられた接続ブラケット370内にパーキングポール326の先端を挿通し、接続ブラケット370内でコイルスプリング328によってアクチュエータロッド338とパーキングポール326とが互いに接続されている。
接続ブラケット370の挿通孔372は、図15に示すように、球面状に形成されている。
こうして構成された変形例のパーキング装置320においても、実施例のパーキング装置20と同様、直動式アクチュエータ330を駆動してアクチュエータロッド338を引き込み側(図15における左方向)に軸方向移動させることによって、コイルスプリング328を介してパーキングポール326を回転するから、パーキングロックの待ち状態を可能としながら、係合爪326aとパーキングギヤ22とを係合してパーキングロックを行うことができる。
また、パーキングロックの状態からアクチュエータロッド338を押し出し側(図15における右方向)に軸方向移動させることによって、接続ブラケット370の挿通孔372の球面がパーキングポール326に当接してパーキングポール326を直接回転するから、速やかにパーキングロックの解除を行うことができる。
なお、接続ブラケット370の挿通孔372を球面状に形成しているから、パーキングポール326の回転に伴い生ずる接続ブラケット370とパーキングポール326との接続状態の変化にも適正に対応することができ、作動性の低下を防止することができる。
また、レイアウトによっては、図16に例示する更なる変形例のパーキング装置420のように、アクチュエータロッド438を押し出し側(図16における右方向)に軸方向移動させることによって、係合爪426aとパーキングギヤ22とを係合してパーキングロックを行なうとともに、パーキングロックの状態からアクチュエータロッド438を引き込み側(図16における左方向)に軸方向移動させることによって、接続ブラケット470の挿通孔472の球面をパーキングポール426に当接し、パーキングポール426を直接回転してパーキングロックの解除を行うものとしても良い。
以上、本発明の実施の形態について実施例を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論である。
図1は、本発明の一実施形態としてのパーキング装置20を搭載した電動機ユニット1の構成の概略を示す構成図であり、図2は、パーキング装置20の構成の概略を示す構成図である。
実施例の電動機ユニット1は、図1に示すように、主として電動機MGと、電動機MGのロータシャフト2に接続された減速装置40と、リングギヤRGを介して減速装置40に接続されたディファレンシャル装置50と、減速装置40の入力軸42の回転を阻止可能な実施例のパーキング装置20とを備える。
電動機MGは、ステータ4と、ロータシャフト2に取り付けられたロータ6とを備える。ステータ4は、コイル線を軟鋼等に巻回したものであり、外部からの電力供給を受けて磁界を刻々と変化させる。ロータ6は、ステータ4の磁界の変化に伴って回転し、この回転はロータシャフト2により取り出されて減速装置40に伝達される。
減速装置40は、電動機MGのロータシャフト2にスプライン嵌合されて同軸回転する入力軸42と、ギヤ機構44を介して入力軸42に接続された出力軸46とを備え、入力軸42の回転数を減速して出力軸46に伝達する。
ギヤ機構44は、入力軸42上に一体形成された第1ギヤ47と、この第1ギヤ47と噛み合うとともに第1ギヤ47よりも径が大きく、かつ、歯数も多い第2ギヤ48とを備える歯車対である。第2ギヤ48は、出力軸46にスプライン圧入などによって固定されている。また、出力軸46には、出力ギヤOGが一体形成されており、ディファレンシャル装置50のリングギヤRGが噛み合っている。
ディファレンシャル装置50は、出力軸46からの動力を左右の車軸52,54に伝達するとともに、左右の車軸52,54間の回転数の差を吸収可能な差動機構として構成されている。
パーキング装置20は、図1および図2に示すように、減速装置40の入力軸42にスプライン圧入などによって固定されたパーキングギヤ22と、減速装置40の入力軸42と平行に配置されたポールシャフト24に回転可能に支持されたパーキングポール26と、ケース3から立設されパーキングポール26の先端部と当接してパーキングポール26の回動を規制するストッパーピン23と、板バネ28を介してパーキングポール26に接続された直動式アクチュエータ30とを備える。
パーキングギヤ22は、外周面に歯部が複数個形成された周知の駐車用の歯車として形成されている。パーキングギヤ22の歯部は、外力を付加しなくてもパーキングポール26との係合が解除され難いようにセルフロック可能な圧力角(例えば、9°以下)に形成されている。
パーキングポール26には、パーキングギヤ22の歯部と噛み合い可能な係合爪26aが形成されており、ポールシャフト24に挿通支持された巻きバネ27によって係合爪26aがパーキングギヤ22の歯部から離間する方向に付勢されている。
また、パーキングポール26の先端部のうちパーキングギヤ22に対抗する側の面には、図2に示すように、段差が形成されており、この段差は、図3のパーキングポール26の先端部を拡大した拡大図に示すように、係合爪26aの根元部26bから少し先端側に向かった位置に形成された小段差部29aと、小段差部29aからさらに先端側に向かった位置に形成された大段差部29bとから構成されている。小段差部29aと大段差部29bとは連続して形成されており、大段差部29bの段差をなす上段面29b’が小段差部29aの段差をなす下段面29b’となっている。大段差部29bの段差をなす上段面29b’と大段差部29bの段差をなす下段面29b’’とはほぼ平行であり、傾斜面29cで接続されている。
図4は、板バネ28の先端部を拡大して示す拡大図であり、図5は、図4を矢印Vの方向から視た矢視図である。
板バネ28は、帯状のバネ鋼により形成されており、図3に示すように、一端がパーキングポール26の大段差部29bの段差をなす上段面29b’にボルトなどの締結部品により固定され、他端がパーキングポール26の大段差部29bの段差をなす下段面29b’’に対向した自由端となっている。
板バネ28の自由端をなす先端部は、図4に示すように二又に分かれており、図5に示すように円環状に曲げられた曲げ部28aとなっている。
図6は、直動式アクチュエータ30の構成の概略を示す構成図であり、図7は、図2のY−Y断面を示す断面図である。
直動式アクチュエータ30は、図6に示すように、ステータ32と、モータシャフト34に取り付けられたロータ36と、モータシャフト34に対して回転可能かつ軸方向移動可能にモータシャフト34内に挿通されたアクチュエータロッド38とを備えており、これらはハウジング39内に収納されている。
また、直動式アクチュエータ30は、図7に示すように、ハウジング39の外周を取り囲むようにブラケットBRがボルト等の締結部品によりその両側(図7における左右方向)において固定されており、ブラケットBRの上下両端(図7における上下方向)から突出したピン部材Pmによってケース41a,41bに回転可能に支持されている。
即ち、直動式アクチュエータ30は、図2に示すように、ピン部材Pmが入力軸42や出力軸46,ポールシャフト24などと同じ軸線方向となるようにブラケットBRを介してケース41a,41bに支持されており、第1ギヤ47や第2ギヤ48,パーキングギヤ22などと同じ回転方向に回転可能である。
モータシャフト34は、中空軸として形成されており、内周面には雌ネジ34aが形成されている。アクチュエータロッド38の外周面には、モータシャフト34の雌ネジ34aと噛み合う雄ネジ38aが形成されており、モータシャフト34の回転に伴い軸方向移動する。また、アクチュエータロッド38の先端近傍には、図6に示すように、貫通孔38bが形成されている。
アクチュエータロッド38は、図2,図4および図5に示すように、先端部が板バネ28の二又間に配されて板バネ28の一方の曲げ部28aから貫通孔38bを介して他方の曲げ部28aまで嵌挿するピンPによって板バネ28に接続されている。このように、アクチュエータロッド38をピンPによって板バネ28に回動可能に接続することによって、パーキングポール26の回転に伴い生ずるアクチュエータロッド38と板バネ28との接続状態の変化に適正に対応することができる。
なお、アクチュエータロッド38が板バネ28に接続されたときには、アクチュエータロッド38の先端は、図3に示すように、パーキングポール26の大段差部29bの段差をなす下断面29b’’に接近した状態で対向している。
また、アクチュエータロッド38は、図2に示すように、パーキングポール26に対して係合爪26aよりも先端側で板バネ28を介して接続されるから、パーキングロックおよびパーキングロックの解除の際にパーキングポール26を回転させるのに要する力が比較的小さくて済む。この結果、直動式アクチュエータ30のコンパクト化が可能となる。
次に、こうして構成された実施例のパーキング装置20を備える電動機ユニット1の動作、特に、パーキングロックおよびパーキングロックの解除の際の動きについて説明する。
まず、パーキングロックの際の動きについて説明する。
図8は、パーキングロックが完了した状態を示す状態図であり、図9は、パーキングロックの待ち状態を示す状態図である。
操作者によってシフトレバーがパーキングレンジに操作されると、パーキングポール26の係合爪26aをパーキングギヤ22に係合させることにより入力軸42をロックするよう直動式アクチュエータ30が駆動制御される。即ち、モータシャフト34を回転することによって、板バネ28を介してパーキングポール26を直動式アクチュエータ30側に引き付ける方向、即ち、パーキングポール26が時計方向に回転する方向にアクチュエータロッド38を軸方向移動させる。これにより、パーキングポール26は、図8に示すように、ポールシャフト24を支点に時計回りに回転し、係合爪26aがパーキングギヤ22に係合してパーキングロックが完了する。
ここで、パーキングギヤ22の回転位置によっては、図8に示すように、パーキングポール26の係合爪26aがパーキングギヤ22の歯部と当接して、パーキングポール26の回転が阻止され、パーキングロックが完了できない場合が発生する。しかしながら、アクチュエータロッド38はパーキングポール26を直動式アクチュエータ30側に引き付ける方向に軸方向移動をし続け、板バネ28を直動式アクチュエータ30側に撓ませ、そのバネ力によってパーキングポール26に時計方向の回転力を付勢した状態、即ち、パーキングロックの待ち状態を確立する。これにより、何らかの外力が作用して入力軸42が回転して、パーキングギヤ22がパーキングポール26の係合爪26aと係合可能な位置まで回転すると、パーキングポール26がバネ力によって時計方向に回転して係合爪26aがパーキングギヤ22に係合してパーキングロックが完了する。
なお、パーキングポール26の回転に伴い、アクチュエータロッド38には、図8や図9における反時計方向に回転させようとする力が生ずるが、直動式アクチュエータ30がブラケットBRを介してケース41a,41bに回転可能に支持されているから、アクチュエータロッド38の首振り挙動として、この力を吸収することができる。
次に、パーキングロックの解除の際の動きについて説明する。
操作者によってシフトレバーがパーキングレンジから別のレンジ(例えば、Dレンジなど)に操作されると、パーキングポール26の係合爪26aとパーキングギヤ22との係合を解除することにより入力軸42のロックを解除するよう直動式アクチュエータ30が駆動制御される。即ち、モータシャフト34をパーキングロックの際とは逆回転することによって、パーキングポール26を直動式アクチュエータ30側から離れる方向、即ち、パーキングポール26が反時計方向に回転する方向にアクチュエータロッド38を軸方向移動させる。このとき、アクチュエータロッド38の先端は、パーキングポール26の大段差部29bの段差をなす下段面29b’’に当接して、パーキングポール26を直接回転する。こうして、パーキングポール26の係合爪26aとパーキングギヤ22との係合が速やかに解除されてパーキングロックの解除が完了する。
以上説明した実施例のパーキング装置20によれば、周知のパーキングポール26の先端部に段差を形成し、この段差に一端が自由端となるように板バネ28を取り付けるとともに、板バネ28の自由端に直動式アクチュエータ30のアクチュエータロッド38を接続するだけだから、より簡易な構造でパーキングロックおよびパーキングロックの解除を行うことができる。
また、実施例のパーキング装置20によれば、アクチュエータロッド38がピンPによって板バネ28に回動可能に接続されるから、パーキングポール26の回転に伴い生ずるアクチュエータロッド38と板バネ28との接続状態の変化に適正に対応することができる。
さらに、実施例のパーキング装置20によれば、直動式アクチュエータ30が第1ギヤ47や第2ギヤ48,パーキングギヤ22などと同じ回転方向に回転可能なように、ブラケットBRを介してケース41a,41bに支持したから、パーキングロックの際にパーキングポール26が回転するのに伴い、アクチュエータロッド38に入力される回転方向(図8および図9における反時計方向)の力を、アクチュエータロッド38の首振り挙動として吸収することができる。
実施例のパーキング装置20では、パーキングロックの解除の際には、アクチュエータロッド38の先端をパーキングポール26の大段差部29bの段差をなす下段面29b’’に当接するものとしたが、板バネ28をパーキングポール26の大段差部29bの段差をなす下段面29b’’に当接するものとしても構わない。
この場合、アクチュエータロッド38の先端がパーキングポール26の大段差部29bの段差をなす下段面29b’’に当接する前に板バネ28がパーキングポール26の大段差部29bの段差をなす下段面29b’’に当接するよう、パーキングポール26の大段差部29bの段差をなす下段面29b’’に板バネ28が当接可能な突起部を設けるものとしたり、これとは逆に、板バネ28にパーキングポール26の大段差部29bの段差をなす下段面29b’’と当接可能な突起部を設けるものとすれば良い。
図10は、パーキングポール26の大段差部29bの段差をなす下段面29b’’に突起部80を形成した様子を拡大して示す拡大図であり、図11は、図10を矢印Wの方向から視た矢視図である。
図10および図11に示すように、パーキングポール26の先端部のうち大段差部29bの段差をなす下段面29b’’(板バネ28の曲げ部28aに対向する部分)には、板バネ28側に向かって突出する突起部80,80が形成されている。曲げ部28aと突起部80,80との距離は、アクチュエータロッド38の先端と下段面29b’’との距離よりも小さければ良く、接触していても構わない。また、突起部80,80を形成する代わりに、大段差部29bの段差をなす下段面29b’’のうちアクチュエータロッド38の先端に対向する面を凹ませるものとしても構わない。
図12は、板バネ28に突起部180を形成した様子を拡大して示す拡大図であり、図13は、図12を矢印Xの方向から視た矢視図である。
図12および図13に示すように、板バネ28の曲げ部28aのうちパーキングポール26の大段差部29bの段差をなす下段面29b’’に対向する側には、下段面29b’’に向かって突出する突起部180,180が形成されている。突起部180,180と下段面29b’’との距離は、アクチュエータロッド38の先端と下段面29b’’との距離よりも小さければ良く、接触していても構わない。
実施例のパーキング装置20では、アクチュエータロッド38は、板バネ28に回転可能に接続するものとしたが、アクチュエータロッド38は、例えば溶接等により板バネ28に回転不能に接続するものとしても差し支えない。
実施例のパーキング装置20では、直動式アクチュエータ30は、ブラケットBRを介してケース41a,41bに回転可能に支持するものしたが、直動式アクチュエータ30は、ケース41a,41bに回転不能に支持するものしても差し支えない。
実施例のパーキング装置20では、アクチュエータロッド38とパーキングポール26とは、板バネ28によって接続するものとしたが、アクチュエータロッド38とパーキングポール26とは、図14および図15に例示する変形例のパーキング装置320に示すように、コイルスプリングによって接続するものとしても構わない。
変形例のパーキング装置320では、図14および図15に示すように、アクチュエータロッド338が、その先端に取り付けられた接続ブラケット370内にパーキングポール326の先端を挿通し、接続ブラケット370内でコイルスプリング328によってアクチュエータロッド338とパーキングポール326とが互いに接続されている。
接続ブラケット370の挿通孔372は、図15に示すように、球面状に形成されている。
こうして構成された変形例のパーキング装置320においても、実施例のパーキング装置20と同様、直動式アクチュエータ330を駆動してアクチュエータロッド338を引き込み側(図15における左方向)に軸方向移動させることによって、コイルスプリング328を介してパーキングポール326を回転するから、パーキングロックの待ち状態を可能としながら、係合爪326aとパーキングギヤ22とを係合してパーキングロックを行うことができる。
また、パーキングロックの状態からアクチュエータロッド338を押し出し側(図15における右方向)に軸方向移動させることによって、接続ブラケット370の挿通孔372の球面がパーキングポール326に当接してパーキングポール326を直接回転するから、速やかにパーキングロックの解除を行うことができる。
なお、接続ブラケット370の挿通孔372を球面状に形成しているから、パーキングポール326の回転に伴い生ずる接続ブラケット370とパーキングポール326との接続状態の変化にも適正に対応することができ、作動性の低下を防止することができる。
また、レイアウトによっては、図16に例示する更なる変形例のパーキング装置420のように、アクチュエータロッド438を押し出し側(図16における右方向)に軸方向移動させることによって、係合爪426aとパーキングギヤ22とを係合してパーキングロックを行なうとともに、パーキングロックの状態からアクチュエータロッド438を引き込み側(図16における左方向)に軸方向移動させることによって、接続ブラケット470の挿通孔472の球面をパーキングポール426に当接し、パーキングポール426を直接回転してパーキングロックの解除を行うものとしても良い。
以上、本発明の実施の形態について実施例を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論である。
Claims (9)
- パーキングギヤにパーキングポールを係合してパーキングロックを行なうパーキング装置であって、
バネ部材を介して前記パーキングポールに接続されたロッドを有する直動式アクチュエータを備え、
前記バネ部材は、板バネを有し、
該板バネは、一端が自由端となるよう他端を前記パーキングポールに固定されてなり、
該直動式アクチュエータは、前記自由端に接続された前記ロッドを軸方向であって前記板バネの撓みが許容された方向である第1方向へ移動して該板バネを介して前記パーキングポールを回動することによって前記パーキングポールを前記パーキングギヤへ係合し、前記ロッドを前記第1方向とは逆方向であって前記板バネの撓みが規制された方向である第2方向に移動して前記ロッドまたは前記板バネを前記パーキングポールに当接させて該パーキングポールを回動することによって前記パーキングポールの前記パーキングギヤに対する係合を解除する
パーキング装置。 - 前記直動式アクチュエータは、前記ロッドが前記第2方向に移動する際に該ロッドの所定箇所が前記パーキングポールに当接するよう形成されてなる請求項1記載のパーキング装置。
- 前記パーキングポールは、表面に段差を有し、
前記板バネは、前記自由端が前記段差をなす下段面に対向して配置されるよう前記他端を前記段差をなす上段面に固定されてなり、
前記ロッドは、先端部が前記下段面と当接可能なように前記自由端に接続されてなる請求項1または2記載のパーキング装置。 - 前記板バネは、一端が自由端となるよう他端を前記パーキングポールに固定されてなり、
前記ロッドは、前記自由端に接続されてなり、
前記自由端は、前記ロッドが前記第2方向へ移動する際に前記パーキングポールの所定箇所に当接して撓みが規制されてなる請求項1記載のパーキング装置。 - 前記パーキングポールは、表面に段差を有し、
前記板バネは、前記自由端が前記段差をなす下段面に対向して配置されるよう前記他端を前記段差をなす上段面に固定されてなり、
前記自由端は、前記下段面に当接することにより撓みが規制されてなる請求項4記載のパーキング装置。 - 前記ロッドは、前記板バネに対して回転可能に接続されてなる請求項1ないし5いずれか記載のパーキング装置。
- 請求項1ないし6いずれか記載のパーキング装置を収容可能な筐体を備え、
前記直動式アクチュエータは、前記パーキングポールの回動に連動して回転可能なように前記筐体に支持されてなるパーキング装置。 - 前記パーキングギヤは、歯部がセルフロック可能な圧力角に形成されてなる請求項1ないし7いずれか記載のパーキング装置。
- ロータシャフトと該ロータシャフトと一体回転するロータとを有する電動機と、前記ロータシャフトに接続された第1軸と該第1軸にギヤ機構を介して接続された第2軸とを有する減速機と、を含む電動機ユニットであって、
前記第1軸または前記第2軸に前記パーキングギヤを固定して、請求項1ないし8いずれか記載のパーキング装置により前記電動機ユニットのパーキングロックまたはパーキングロックの解除を行なう
電動機ユニット。
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