JPH0891181A - パワートレーン装置 - Google Patents
パワートレーン装置Info
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- JPH0891181A JPH0891181A JP23386094A JP23386094A JPH0891181A JP H0891181 A JPH0891181 A JP H0891181A JP 23386094 A JP23386094 A JP 23386094A JP 23386094 A JP23386094 A JP 23386094A JP H0891181 A JPH0891181 A JP H0891181A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- gear
- automatic transmission
- output shaft
- case
- parking
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 自動変速機のケースを大型化することなくロ
ツク機構のギヤの径を大きくすることのできるパワート
レーン装置を提供すること。 【構成】 ロツク機構(4)を、ブレーキ機構(3)の
ドラム(31)の外周面に固定されたギヤ(41)及び
自動変速機(1)のケース(11)に支持されギヤ(4
1)と機械係合可能なストツパ(42)を有して構成し
た。
ツク機構のギヤの径を大きくすることのできるパワート
レーン装置を提供すること。 【構成】 ロツク機構(4)を、ブレーキ機構(3)の
ドラム(31)の外周面に固定されたギヤ(41)及び
自動変速機(1)のケース(11)に支持されギヤ(4
1)と機械係合可能なストツパ(42)を有して構成し
た。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アウトプツトシヤフト
の回転を規制して坂道等での車輌の駐車等時における車
両の動き出し規制を補助する摩擦係合式のセンターブレ
ーキ機構及び機械係合式のパーキングロツク機構を有す
るパワートレーン装置に関するものである。
の回転を規制して坂道等での車輌の駐車等時における車
両の動き出し規制を補助する摩擦係合式のセンターブレ
ーキ機構及び機械係合式のパーキングロツク機構を有す
るパワートレーン装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のパワートレーン装置とし
ては、昭和60年8月26日にトヨタ自動車株式会社サ
ービス部より発行された「トヨタ トヨエース 新型車
解説書」に示されるものが知られている。これは、自動
変速機の出力部材となるアウトプツトシヤフトと、自動
変速機のケースとアウトプツトシヤフトとの間に配設さ
れアウトプツトシヤフトの回転を許容又は規制可能であ
つてアウトプツトシヤフトに連係されたドラム及びケー
スに支持されドラムと摩擦係合可能なシユーよりなるブ
レーキ機構と、ケースとアウトプツトシヤフトとの間に
配設されアウトプツトシヤフトの回転を許容又は規制可
能であつてアウトプツトシヤフトに固定されたギヤ及び
ケースに支持されギヤと機械係合可能なストツパよりな
るロツク機構とを有するものである。この従来装置にお
いて、ロツク機構は、ケース内に内蔵されていた。
ては、昭和60年8月26日にトヨタ自動車株式会社サ
ービス部より発行された「トヨタ トヨエース 新型車
解説書」に示されるものが知られている。これは、自動
変速機の出力部材となるアウトプツトシヤフトと、自動
変速機のケースとアウトプツトシヤフトとの間に配設さ
れアウトプツトシヤフトの回転を許容又は規制可能であ
つてアウトプツトシヤフトに連係されたドラム及びケー
スに支持されドラムと摩擦係合可能なシユーよりなるブ
レーキ機構と、ケースとアウトプツトシヤフトとの間に
配設されアウトプツトシヤフトの回転を許容又は規制可
能であつてアウトプツトシヤフトに固定されたギヤ及び
ケースに支持されギヤと機械係合可能なストツパよりな
るロツク機構とを有するものである。この従来装置にお
いて、ロツク機構は、ケース内に内蔵されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した従来
装置であると、ロツク機構が自動変速機のケース内に内
蔵されているため、ギヤの径はケースの大きさに合わせ
て規制されてしまう。このため、ギヤの径を大きくする
ためには、ケースを大きくしなければならず、結果、ケ
ースの大型化に伴い、車両重量の増加や搭載可能な車両
の限定等を招くこととなる。
装置であると、ロツク機構が自動変速機のケース内に内
蔵されているため、ギヤの径はケースの大きさに合わせ
て規制されてしまう。このため、ギヤの径を大きくする
ためには、ケースを大きくしなければならず、結果、ケ
ースの大型化に伴い、車両重量の増加や搭載可能な車両
の限定等を招くこととなる。
【0004】故に、本発明は、自動変速機のケースを大
型化することなくロツク機構のギヤの径を大きくするこ
とのできるパワートレーン装置を提供することを、その
技術的課題とするものである。
型化することなくロツク機構のギヤの径を大きくするこ
とのできるパワートレーン装置を提供することを、その
技術的課題とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記技術的課題を解決す
るために本発明において講じた技術的手段は、ロツク機
構を、ブレーキ機構のドラムの外周面に固定されたギヤ
及び自動変速機のケースに支持され前記ギヤと機械係合
可能なストツパを有して構成した、ことである。
るために本発明において講じた技術的手段は、ロツク機
構を、ブレーキ機構のドラムの外周面に固定されたギヤ
及び自動変速機のケースに支持され前記ギヤと機械係合
可能なストツパを有して構成した、ことである。
【0006】より好ましくは、前記ストツパを前記ギヤ
と機械係合する方向及び機械係合解除される方向に移動
させるアクチユエータと、該アクチユエータの作動を指
令する信号が入力された際に車両の車速及び前記自動変
速機のレンジを示す各信号に基づいて前記車両の車速が
所定値以下であつて且つ前記自動変速機1が所定のレン
ジとなつた時のみ前記アクチユエータの前記ストツパを
前記ギヤと機械係合する方向に移動させる作動を許可す
る制御手段とを有する、と良い。
と機械係合する方向及び機械係合解除される方向に移動
させるアクチユエータと、該アクチユエータの作動を指
令する信号が入力された際に車両の車速及び前記自動変
速機のレンジを示す各信号に基づいて前記車両の車速が
所定値以下であつて且つ前記自動変速機1が所定のレン
ジとなつた時のみ前記アクチユエータの前記ストツパを
前記ギヤと機械係合する方向に移動させる作動を許可す
る制御手段とを有する、と良い。
【0007】
【作用】上記技術的手段によれば、ロツク機構は自動変
速機のケース外に配設される。
速機のケース外に配設される。
【0008】よつて、自動変速機のケースの大きさに影
響されることなくロツク機構のギヤの径を自由に設定し
得、これにより、自動変速機のケースを大型化すること
なくギヤの径を大きくすることが可能となり得る。
響されることなくロツク機構のギヤの径を自由に設定し
得、これにより、自動変速機のケースを大型化すること
なくギヤの径を大きくすることが可能となり得る。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例を添付図面に基づい
て説明する。
て説明する。
【0010】図1及び図2に示されるように、自動変速
機1の出力部材となるアウトプツトシヤフト2は、自動
変速機1のケース11に軸受12を介して回転自在に支
持されており、その先端は、自動変速機1のケース11
より外方に延在している。このアウトプツトシヤフト2
の先端には、差動機構(図示せず)を介して車両後輪
(図示せず)に連結されるトランスアクスル(図示せ
ず)に連結されるフランジ21がボルト締結により抜け
止めされてスプライン嵌合により一体回転するように固
定されている。このフランジ21には、フランジ21の
外周を覆うようにドラム31が固定されており、このド
ラム31はフランジ21と共にアウトプツトシヤフト2
と一体回転するものとなつている。ドラム31内にはシ
ユー32が配置されている。このシユー32は、自動変
速機1のケース11に固定されたプレート13にドラム
径方向に拡開及び収縮移動可能に支持されるものであつ
て、拡開移動させられることによつてドラム31の内周
面31aと摩擦係合し且つ収縮移動させられることによ
つてドラム31の内周面31aから摩擦係合解除され
る。このドラム31及びシユー32によつてブレーキ機
構3を構成している。尚、シユー32をプレート13に
支持する構造やシユー32を拡開及び収縮移動させる構
造は、従来周知であるので、詳しい説明は省略する。
又、シユー32を拡開及び収縮移動させる部材は、ケー
ブル等を介して車室内に設けられた操作レバー(図示せ
ず)に連係されている。
機1の出力部材となるアウトプツトシヤフト2は、自動
変速機1のケース11に軸受12を介して回転自在に支
持されており、その先端は、自動変速機1のケース11
より外方に延在している。このアウトプツトシヤフト2
の先端には、差動機構(図示せず)を介して車両後輪
(図示せず)に連結されるトランスアクスル(図示せ
ず)に連結されるフランジ21がボルト締結により抜け
止めされてスプライン嵌合により一体回転するように固
定されている。このフランジ21には、フランジ21の
外周を覆うようにドラム31が固定されており、このド
ラム31はフランジ21と共にアウトプツトシヤフト2
と一体回転するものとなつている。ドラム31内にはシ
ユー32が配置されている。このシユー32は、自動変
速機1のケース11に固定されたプレート13にドラム
径方向に拡開及び収縮移動可能に支持されるものであつ
て、拡開移動させられることによつてドラム31の内周
面31aと摩擦係合し且つ収縮移動させられることによ
つてドラム31の内周面31aから摩擦係合解除され
る。このドラム31及びシユー32によつてブレーキ機
構3を構成している。尚、シユー32をプレート13に
支持する構造やシユー32を拡開及び収縮移動させる構
造は、従来周知であるので、詳しい説明は省略する。
又、シユー32を拡開及び収縮移動させる部材は、ケー
ブル等を介して車室内に設けられた操作レバー(図示せ
ず)に連係されている。
【0011】上記した構成において、操作レバーを一方
向に操作すると、シユー32が拡開移動してシユー32
がドラム31の内周面と摩擦係合する。これにより、ア
ウトプツトシヤフト2の回転がフランジ21を介して自
動変速機1のケース11により規制されることとなる。
結果、坂道等に車両を駐車した際等の車両の動き出し規
制が補助される。尚、このアウトプツトシヤフト2の回
転規制の解除は、操作レバーを他方向に操作してシユー
32を収縮方向に移動させることで行われる。
向に操作すると、シユー32が拡開移動してシユー32
がドラム31の内周面と摩擦係合する。これにより、ア
ウトプツトシヤフト2の回転がフランジ21を介して自
動変速機1のケース11により規制されることとなる。
結果、坂道等に車両を駐車した際等の車両の動き出し規
制が補助される。尚、このアウトプツトシヤフト2の回
転規制の解除は、操作レバーを他方向に操作してシユー
32を収縮方向に移動させることで行われる。
【0012】図1及び図2に示されるように、ドラム3
1の外周面31bにはパーキングギヤ41がドラム31
及びフランジ21と共にアウトプツトシヤフト2と一体
回転するように固定されている。このパーキングギヤ4
1はドラム径方向に凹凸となる歯部41aを持つてお
り、この歯部41aはドラム周方向全域に渡り形成され
ている。又、このパーキングギヤ41の外側にはパーキ
ングストツパ42が配置されている。このパーキングス
トツパ42は、自動変速機1のケース11にブラケツト
14を介して固定された後述するパーキングアクチユエ
ータ5にパーキングギヤ41の歯部41aに対して出没
するようにドラム径方向に移動可能に支持されており、
出移動させられることによつてパーキングギヤ41の歯
部41aと機械係合し且つ没移動させられることによつ
てパーキングギヤ41の歯部41aから機械係合解除さ
れる。このパーキングギヤ41及びパーキングストツパ
42によつてロツク機構4を構成している。尚、パーキ
ングギヤ41の歯部41aとパーキングストツパ42と
の機械係合は、歯部41aの一歯分であつても複数歯分
であつてもよい。
1の外周面31bにはパーキングギヤ41がドラム31
及びフランジ21と共にアウトプツトシヤフト2と一体
回転するように固定されている。このパーキングギヤ4
1はドラム径方向に凹凸となる歯部41aを持つてお
り、この歯部41aはドラム周方向全域に渡り形成され
ている。又、このパーキングギヤ41の外側にはパーキ
ングストツパ42が配置されている。このパーキングス
トツパ42は、自動変速機1のケース11にブラケツト
14を介して固定された後述するパーキングアクチユエ
ータ5にパーキングギヤ41の歯部41aに対して出没
するようにドラム径方向に移動可能に支持されており、
出移動させられることによつてパーキングギヤ41の歯
部41aと機械係合し且つ没移動させられることによつ
てパーキングギヤ41の歯部41aから機械係合解除さ
れる。このパーキングギヤ41及びパーキングストツパ
42によつてロツク機構4を構成している。尚、パーキ
ングギヤ41の歯部41aとパーキングストツパ42と
の機械係合は、歯部41aの一歯分であつても複数歯分
であつてもよい。
【0013】図3に示されるように、パーキングアクチ
ユエータ5は、シリンダ51内にピストン52を収容し
て構成されるものであり、シリンダ51内に供給排出さ
せられる油圧によつてピストン52をドラム径方向に移
動させる。又、このピストン52にパーキングストツパ
42が固定されている。よつて、このパーキングアクチ
ユエータ5は、その作動(ピストン52のシリンダ51
に対するドラム径方向の移動)によりパーキングストツ
パ42をパーキングギヤ41に対して出没移動させるこ
ととなる。尚、シリンダ51内は、ピストン52を移動
させる油圧発生源としてのオイルポンプに連結されてい
る。又、パーキングストツパ42は、シリンダ51に固
定されたスライドブツシユ53内に摺動自在に支持さ
れ、このスライドブツシユ53によつてその出没移動が
ガイドされている。
ユエータ5は、シリンダ51内にピストン52を収容し
て構成されるものであり、シリンダ51内に供給排出さ
せられる油圧によつてピストン52をドラム径方向に移
動させる。又、このピストン52にパーキングストツパ
42が固定されている。よつて、このパーキングアクチ
ユエータ5は、その作動(ピストン52のシリンダ51
に対するドラム径方向の移動)によりパーキングストツ
パ42をパーキングギヤ41に対して出没移動させるこ
ととなる。尚、シリンダ51内は、ピストン52を移動
させる油圧発生源としてのオイルポンプに連結されてい
る。又、パーキングストツパ42は、シリンダ51に固
定されたスライドブツシユ53内に摺動自在に支持さ
れ、このスライドブツシユ53によつてその出没移動が
ガイドされている。
【0014】図4に示されるように、パーキングアクチ
ユエータ5はコントロールユニツト(ECU)6により
その作動が制御される。このコントロールユニツト6に
は、パーキングスイツチ信号7、自動変速機1のシフト
レンジ信号8及び車速信号9が入力される。パーキング
スイツチ信号7は、車室内に設けられたパーキングスイ
ツチ(図示せず)を乗員が操作することにより発せられ
るものである。車速信号9は、アウトプツトシヤフト2
に設けられた回転センサにより検出されて発せられるも
のである。又、シフトレンジ信号8は、シフトレバー
(図示せず)を乗員が操作することにより発せられるも
のである。
ユエータ5はコントロールユニツト(ECU)6により
その作動が制御される。このコントロールユニツト6に
は、パーキングスイツチ信号7、自動変速機1のシフト
レンジ信号8及び車速信号9が入力される。パーキング
スイツチ信号7は、車室内に設けられたパーキングスイ
ツチ(図示せず)を乗員が操作することにより発せられ
るものである。車速信号9は、アウトプツトシヤフト2
に設けられた回転センサにより検出されて発せられるも
のである。又、シフトレンジ信号8は、シフトレバー
(図示せず)を乗員が操作することにより発せられるも
のである。
【0015】次に作動について説明する。
【0016】図5において、コントロールユニツト6に
入力されるパーキングスイツチ信号7に基づいてロツク
機構4を作動させる指令(S1),車速信号9に基づい
て車両が停止(車両の速度が所定値以下)している(S
2)及びシフトレンジ信号8に基づいて自動変速機1が
Nレンジ又はPレンジである(S3)とコントロールユ
ニツト6で判断されると(全ての条件が満たされたAN
D条件であつて、一つでもこれら条件が満たされない場
合には待機状態となる)、オイルポンプが起動してパー
キングアクチユエータ5が作動する(S4)。これによ
り、パーキングストツパ42が出方向に移動してパーキ
ングギヤ41の歯部41aと機械係合する。これによ
り、アウトプツトシヤフト2の回転がフランジ21及び
ドラム31を介して自動変速機1のケース11により規
制されることとなる。結果、坂道等に車両を駐車した際
等の車両の動き出し規制が補助される。尚、このアウト
プツトシヤフト2の回転規制の解除は、コントロールユ
ニツト6に入力されるパーキングスイツチ信号7に基づ
いてロツク機構4を停止させる指令とコントロールユニ
ツト6で判断され或いは前述した条件の一つでも満たさ
れなくなりパーキングアクチユエータ5の作動が停止し
て(S5)パーキングストツパ42を没移動させること
で行われる。
入力されるパーキングスイツチ信号7に基づいてロツク
機構4を作動させる指令(S1),車速信号9に基づい
て車両が停止(車両の速度が所定値以下)している(S
2)及びシフトレンジ信号8に基づいて自動変速機1が
Nレンジ又はPレンジである(S3)とコントロールユ
ニツト6で判断されると(全ての条件が満たされたAN
D条件であつて、一つでもこれら条件が満たされない場
合には待機状態となる)、オイルポンプが起動してパー
キングアクチユエータ5が作動する(S4)。これによ
り、パーキングストツパ42が出方向に移動してパーキ
ングギヤ41の歯部41aと機械係合する。これによ
り、アウトプツトシヤフト2の回転がフランジ21及び
ドラム31を介して自動変速機1のケース11により規
制されることとなる。結果、坂道等に車両を駐車した際
等の車両の動き出し規制が補助される。尚、このアウト
プツトシヤフト2の回転規制の解除は、コントロールユ
ニツト6に入力されるパーキングスイツチ信号7に基づ
いてロツク機構4を停止させる指令とコントロールユニ
ツト6で判断され或いは前述した条件の一つでも満たさ
れなくなりパーキングアクチユエータ5の作動が停止し
て(S5)パーキングストツパ42を没移動させること
で行われる。
【0017】このように、アウトプツトシヤフト2の回
転規制を行うために操作レバーを操作してブレーキ機構
3を作動させると共にパーキングキングスイツチを操作
してロツク機構4を作動させることができるので、確実
なアウトプツトシヤフト2の回転規制が可能となる。
又、ロツク機構4の作動は、コントロールユニツト6に
より制御され車両の速度及び自動変速機1のシフト状態
で制限されるので、ロツク機構4の破損防止等安全性が
向上し得る。
転規制を行うために操作レバーを操作してブレーキ機構
3を作動させると共にパーキングキングスイツチを操作
してロツク機構4を作動させることができるので、確実
なアウトプツトシヤフト2の回転規制が可能となる。
又、ロツク機構4の作動は、コントロールユニツト6に
より制御され車両の速度及び自動変速機1のシフト状態
で制限されるので、ロツク機構4の破損防止等安全性が
向上し得る。
【0018】尚、パーキングスイツチ信号を発するパー
キングスイツチを操作レバーに設けることで、ブレーキ
機構3を作動させるために操作レバーを操作すると自動
的にロツク機構4が作動するようにできる。これによ
り、ブレーキ機構3によるアウトプツトシヤフト2の回
転規制及びロツク機構4によるアウトプツトシヤフト2
の回転規制の両方を行う際の乗員の操作を軽減できると
共により確かなブレーキ機構3及びロツク機構4の両方
によるアウトプツトシヤフト2の回転規制を確保するこ
とができる。又、パーキングスイツチは、シフトレバー
に設けられてもよい。更に、前述した条件にブレーキ機
構5の作動状態を示すブレーキ信号やエンジンの作動状
態を示すエンジン信号に基づく条件を加えてもよい。
キングスイツチを操作レバーに設けることで、ブレーキ
機構3を作動させるために操作レバーを操作すると自動
的にロツク機構4が作動するようにできる。これによ
り、ブレーキ機構3によるアウトプツトシヤフト2の回
転規制及びロツク機構4によるアウトプツトシヤフト2
の回転規制の両方を行う際の乗員の操作を軽減できると
共により確かなブレーキ機構3及びロツク機構4の両方
によるアウトプツトシヤフト2の回転規制を確保するこ
とができる。又、パーキングスイツチは、シフトレバー
に設けられてもよい。更に、前述した条件にブレーキ機
構5の作動状態を示すブレーキ信号やエンジンの作動状
態を示すエンジン信号に基づく条件を加えてもよい。
【0019】図6に示されるように、ロツク機構4のパ
ーキングストツパ42のパーキングアクチユエータ5の
ピストン52に対する固定に関して、その間にパーキン
グストツパ42を出方向に常時付勢するスプリング54
をパーキングストツパ42内に収容して設けてもよい。
これにより、スプリング54をパーキングギヤ41の歯
部41aとパーキングストツパ42との機械係合不良時
における待ち機構として機能させ得る。
ーキングストツパ42のパーキングアクチユエータ5の
ピストン52に対する固定に関して、その間にパーキン
グストツパ42を出方向に常時付勢するスプリング54
をパーキングストツパ42内に収容して設けてもよい。
これにより、スプリング54をパーキングギヤ41の歯
部41aとパーキングストツパ42との機械係合不良時
における待ち機構として機能させ得る。
【0020】上記したように、ロツク機構4は自動変速
機1のケース11外に配設されている。よつて、自動変
速機1のケース11の大きさに影響されることなくロツ
ク機構4のパーキングギヤ41の径を自由に設定し得、
これにより、自動変速機1のケース11を大型化するこ
となくパーキングギヤ41の径を大きくすることが可能
となる。よつて、重量の重い車両等にも搭載し得るもの
となる。
機1のケース11外に配設されている。よつて、自動変
速機1のケース11の大きさに影響されることなくロツ
ク機構4のパーキングギヤ41の径を自由に設定し得、
これにより、自動変速機1のケース11を大型化するこ
となくパーキングギヤ41の径を大きくすることが可能
となる。よつて、重量の重い車両等にも搭載し得るもの
となる。
【0021】
【発明の効果】本発明によれば、ロツク機構を、ブレー
キ機構のドラムの外周面に固定されたギヤ及び自動変速
機のケースに支持されギヤと機械係合可能なストツパと
を有して構成したので、ロツク機構は自動変速機のケー
ス外に配設されることとなる。
キ機構のドラムの外周面に固定されたギヤ及び自動変速
機のケースに支持されギヤと機械係合可能なストツパと
を有して構成したので、ロツク機構は自動変速機のケー
ス外に配設されることとなる。
【0022】よつて、自動変速機のケースの大きさに影
響されることなくロツク機構のギヤの径を自由に設定す
ることができ、これにより、自動変速機のケースを大型
化することなくギヤの径を大きくすることが可能なもの
とすることができる。
響されることなくロツク機構のギヤの径を自由に設定す
ることができ、これにより、自動変速機のケースを大型
化することなくギヤの径を大きくすることが可能なもの
とすることができる。
【0023】又、本発明によれば、ロツク機構の作動が
制御手段により制御され車両の速度及び自動変速機のシ
フト状態で制限されるので、ロツク機構の破損防止等安
全性を向上させることができる。
制御手段により制御され車両の速度及び自動変速機のシ
フト状態で制限されるので、ロツク機構の破損防止等安
全性を向上させることができる。
【図1】本発明に係るパワートレーン装置の断面図であ
る。
る。
【図2】図1の側面図である。
【図3】本発明に係るパワートレーン装置のアクチユエ
ータを示す断面図である。
ータを示す断面図である。
【図4】本発明に係るパワートレーン装置のアクチユエ
ータの作動を制御するシステムのブロツク図である。
ータの作動を制御するシステムのブロツク図である。
【図5】本発明に係るパワートレーン装置のアクチユエ
ータの作動を制御するシステムの作動を示すフローチヤ
ート図である。
ータの作動を制御するシステムの作動を示すフローチヤ
ート図である。
【図6】本発明に係るパワートレーン装置のアクチユエ
ータの変形例を示す断面図である。
ータの変形例を示す断面図である。
1 自動変速機 2 アウトプツトシヤフト 3 ブレーキ機構 4 ロツク機構 5 パーキングアクチユエータ(アクチユエータ) 6 コントロールユニツト(制御手段) 11 ケース 31 ドラム 32 シユー 41 パーキングギヤ(ギヤ) 42 パーキングストツパ(ストツパ)
Claims (2)
- 【請求項1】 自動変速機の出力部材となるアウトプツ
トシヤフトと、前記自動変速機のケースと前記アウトプ
ツトシヤフトとの間に配設され前記アウトプツトシヤフ
トの回転を許容又は規制可能であつて前記アウトプツト
シヤフトに固定されたドラム及び前記ケースに支持され
前記ドラムと摩擦係合可能なシユーよりなるブレーキ機
構と、前記ケースと前記アウトプツトシヤフトとの間に
配設され前記アウトプツトシヤフトの回転を許容又は規
制可能なロツク機構とを有するパワートレーン装置にお
いて、前記ロツク機構を、前記ブレーキ機構の前記ドラ
ムの外周面に固定されたギヤ及び前記ケースに支持され
前記ギヤと機械係合可能なストツパを有して構成した、
パワートレーン装置。 - 【請求項2】 前記ストツパを前記ギヤと機械係合する
方向及び機械係合解除される方向に移動させるアクチユ
エータと、該アクチユエータの作動を指令する信号が入
力された際に車両の車速及び前記自動変速機のレンジを
示す各信号に基づいて前記車両の車速が所定値以下であ
つて且つ前記自動変速機1が所定のレンジとなつた時の
み前記アクチユエータの前記ストツパを前記ギヤと機械
係合する方向に移動させる作動を許可する制御手段とを
有する、請求項1記載のパワートレーン装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23386094A JPH0891181A (ja) | 1994-09-28 | 1994-09-28 | パワートレーン装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23386094A JPH0891181A (ja) | 1994-09-28 | 1994-09-28 | パワートレーン装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0891181A true JPH0891181A (ja) | 1996-04-09 |
Family
ID=16961711
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23386094A Pending JPH0891181A (ja) | 1994-09-28 | 1994-09-28 | パワートレーン装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0891181A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002323132A (ja) * | 2001-04-26 | 2002-11-08 | Aisin Aw Co Ltd | 自動変速機のブレーキ装置 |
WO2011007602A1 (ja) * | 2009-07-14 | 2011-01-20 | 愛知機械工業株式会社 | パーキング装置およびこれを備える電動機ユニット |
JP2019217880A (ja) * | 2018-06-19 | 2019-12-26 | 日本精工株式会社 | 連結装置 |
-
1994
- 1994-09-28 JP JP23386094A patent/JPH0891181A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2002323132A (ja) * | 2001-04-26 | 2002-11-08 | Aisin Aw Co Ltd | 自動変速機のブレーキ装置 |
JP4524533B2 (ja) * | 2001-04-26 | 2010-08-18 | アイシン・エィ・ダブリュ株式会社 | 自動変速機のブレーキ装置 |
WO2011007602A1 (ja) * | 2009-07-14 | 2011-01-20 | 愛知機械工業株式会社 | パーキング装置およびこれを備える電動機ユニット |
JP5322323B2 (ja) * | 2009-07-14 | 2013-10-23 | 愛知機械工業株式会社 | パーキング装置およびこれを備える電動機ユニット |
JP2019217880A (ja) * | 2018-06-19 | 2019-12-26 | 日本精工株式会社 | 連結装置 |
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