JPWO2008093422A1 - 細長い形状を有するシリカゾルの製造方法 - Google Patents

細長い形状を有するシリカゾルの製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 本発明は細長い形状を有するシリカゾルの製造方法を提供する。
【解決手段】
1ないし6質量%のSiO2濃度、2ないし5のpHを有する活性珪酸のコロイド水溶液に水溶性のカルシウム塩、マグネシウム塩又はこれらの混合物を含有する水溶液を上記活性珪酸のSiO2に対してCaO、MgO又はCaO及びMgO両者の質量比が1500ないし15000ppmとなる量で添加し混合する(a)工程、(a)工程で得た水溶液にアルカリ金属水酸化物、水溶性有機塩基又はそれらの水溶性珪酸塩をSiO2/M2Oで表される式(但し、SiO2は上記活性珪酸に由来するシリカ分と上記水溶性珪酸塩のシリカ分を合わせた総含有量を表し、そしてMは上記アルカリ金属原子又は有機塩基の分子を表す。)に換算したモル比が20ないし200となる量で添加し混合する(b)工程、(b)工程で得た混合物を85ないし200℃で0.5ないし20時間加熱することによりコロイド溶液を得る(c)工程、(c)工程で得たコロイド溶液から、水の一部を除去し、かつ上記水溶性のカルシウム塩、マグネシウム塩又はこれらの混合物を含有する水溶液に由来する陰イオンの少なくとも一部を除去する(d)工程、及び(d)工程で得たコロイド溶液を80ないし195℃の温度であって、かつ(c)工程の加熱温度より低い温度で0.5ないし20時間加熱する(e)工程を含む製造方法による。
【選択図】 なし

Description

本発明は、細長い形状を有するシリカゾルの製造方法に関する。更に詳細に述べれば、本製造方法により製造されるシリカゾルは、そのコロイダルシリカ粒子形状に特徴を有する。得られるシリカゾルは、その形状から固体表面上で乾燥されると優れた被膜性を示し、顔料及びその他種々の分野に用いられる。本発明は、上記シリカゾルを効率よく製造する方法を提供するものである。
細長い形状を有するシリカゾルの製造方法については、SiO2濃度1ないし6質量%の活性珪酸のコロイド水溶液に、水溶性のカルシウム塩、マグネシウム塩又はこれらの混合物を含有する水溶液を活性珪酸のSiO2(シリカ)に対してCaO(酸化カルシウム)、MgO(酸化マグネシウム)又はその両者の質量比が1500ないし8500ppmとなる量で添加し、更にアルカリ金属水酸化物、有機塩基又はそれらの水溶液の珪酸塩を添加し、SiO2/M2Oで表される式(但し、SiO2は上記活性珪酸に由来するシリカ分と上記水溶性珪酸塩のシリカ分を合わせた総含有量を表し、そしてMは上記アルカリ金属原子又は有機塩基の分子を表す。)に換算したモル比を20ないし300とした後、60ないし300℃で0.5ないし40時間加熱する方法が開示されている(特許文献1参照。)。
細長い形状のシリカゾルを構成するコロイダルシリカ粒子は、電子顕微鏡を用いた撮影写真によってその形状を見ることができ、そのゾル中に存在する多数のコロイダルシリカ粒子は、形状が同一には限られていないが、共通して細長い形状を有している。この多数のコロイダルシリカ粒子は、ほぼ真直なもの、屈曲しているもの、分枝を有するもの、環を有するものの4種類に大別され、屈曲しているものと分枝を有するものが大半を占める。1個の粒子に着目すると、この粒子の一端から他端までの太さはほぼ一様である。このような細長い形状のコロイダルシリカ粒子の大きさは、電子顕微鏡写真から推定される長さで表すことは適切でなく、長さに対応する粒子の大きさとして測定できる動的光散乱法による測定値で表すのが適切である。そしてこのような粒子の太さは、通常の窒素吸着法(BET法)によって測定される比表面積と同じ比表面積を有する球状コロイダルシリカの直径と等価として表すことができる。
特開平1−317115号公報(特許請求の範囲)
一般に、球状のコロイダルシリカからなるゾルは安定性が高く、種々の用途に用いられているが、この良好な分散性を与えている粒子の形状によっては、例えばこのシリカゾルを含有する組成物から被膜を形成する場合、該被膜にクラックが生じやすく、また、このシリカゾルとセラミックファイバーを含有する組成物を乾燥するときにも、コロイダルシリカの表面への移行が起こり、その乾燥物の表面が粉立ちやすい等の実用上の問題が生じる。
細長い形状を有するシリカゾルは、これらの実用上の問題を改善でき、固体表面上で乾燥されると優れた被膜性を示し、顔料及びその他種々の分野に良好に用いることができる。
上記特許文献1に記載の方法により、斯かる細長い形状を有するシリカゾルが得られるが、この方法では加熱によって動的光散乱法により測定される粒子径(DLnm)と窒素吸着法により測定される粒子径(DBnm)が同時に成長してしまうため、DL粒子径とDB粒子径の両者を制御することは困難であった。
本発明では、細長い形状を有するシリカゾルの製造法において、DL粒子径とDB粒子径の両方を制御することにより、安定な、細長い形状を有するシリカゾルを効率よく製造する方法を提供しようとするものである。
本発明は、下記の(a)、(b)、(c)、(d)及び(e)工程を含む、(e)工程で得られるコロイダルシリカ粒子の窒素吸着法により測定される粒子径(DB2nm)が5ないし20nmであって、かつ該粒子径(DB2nm)と上記コロイダルシリカ粒子の動的光散乱法により測定される粒子径(DL2nm)との粒子径比(DL2/DB2)が4ないし20であり、かつ(c)工程で得られるコロイダルシリカ粒子の窒素吸着法により測定される粒子径(DB1nm)及び動的光散乱法により測定される粒子径(DL1nm)と上記(e)工程で得られるコロイダルシリカ粒子の窒素吸着法により測定される粒子径(DB2nm)及び動的光散乱法により測定される粒子径(DL2nm)が下記の式(I)
(DL2/DB2)/(DL1/DB1)≧1.2 (I)
で表される関係を満たす細長い形状を有するシリカゾルの製造方法である;
(a)1ないし6質量%のSiO2濃度、2ないし5のpHを有する活性珪酸のコロイド水溶液に水溶性のカルシウム塩、マグネシウム塩又はこれらの混合物を含有する水溶液を上記活性珪酸のSiO2に対してCaO、MgO又はCaO及びMgO両者の質量比が1500ないし15000ppmとなる量で添加し混合する工程、
(b)(a)工程により得られた水溶液にアルカリ金属水酸化物、水溶性有機塩基又はそれらの水溶性珪酸塩をSiO2/M2Oで表される式(但し、SiO2は上記活性珪酸に由来するシリカ分と上記水溶性珪酸塩のシリカ分を合わせた総含有量を表し、そしてMは上記アルカリ金属原子又は有機塩基の分子を表す。)に換算したモル比が20ないし200となる量で添加し混合する工程、
(c)(b)工程により得られた混合物を85ないし200℃で0.5ないし20時間加熱してコロイド溶液を得る工程、
(d)(c)工程によって得られたコロイド溶液から、水の一部を除去し、かつ上記水溶性のカルシウム塩、マグネシウム塩又はこれらの混合物を含有する水溶液に由来する陰イオンの少なくとも一部を除去する工程、及び
(e)(d)工程によって得られたコロイド溶液を80ないし195℃の温度であって、かつ(c)工程の加熱温度より低い温度で0.5ないし20時間加熱する工程。
好ましい形態は、以下に示される。
前記(e)工程の加熱が、(c)工程の加熱温度より5ないし60℃低い温度で行われること。
前記(d)工程の陰イオン除去が、コロイド溶液に含まれるSiO2の量に対して1.0質量%以下の量となるまで行われること。
前記(d)工程の水の除去が、コロイド溶液のSiO2濃度が10ないし40質量%となるまで行われること。
本発明における動的光散乱法により測定される粒子径(DL)の測定は、ジャーナル・オブ・ケミカル・フィジクス(Journal of Chemical Physics)第57巻第11号(1972年12月)第4814頁に説明されており、例えば、市販の米国Coulter社製N4と呼ばれる装置により容易に行うことができる。窒素吸着法により測定される粒子径(DBnm)の測定は、通常のBET法によって測定される比表面積Sから下記の式(II)
B(nm)=2720/S(m2/g) (II)
により求められる。
本発明は、細長い形状を有するシリカゾルを製造するに際し、主にDB粒子径を制御する工程[(c)工程]と主にDL粒子径を制御する工程[(e)工程]の2段階の工程を経ることにより、DL粒子径とDB粒子径の両者を容易に制御することができる。
また、本発明の方法により、(e)工程で得られるコロイダルシリカ粒子の窒素吸着法により測定される粒子径(DB2nm)が5ないし20nmであって、かつ該粒子径(DB2nm)と上記コロイダルシリカ粒子の動的光散乱法により測定される粒子径(DL2nm)との粒子径比(DL2/DB2)が4ないし20であり、かつ(c)工程で得られるコロイダルシリカ粒子の窒素吸着法により測定される粒子径(DB1nm)及び動的光散乱法により測定される粒子径(DL1nm)と上記(e)工程で得られるコロイダルシリカ粒子の窒素吸着法により測定される粒子径(DB2nm)及び動的光散乱法により測定される粒子径(DL2nm)が、以下の式(I)
(DL2/DB2)/(DL1/DB1)≧1.2 (I)
で表される関係を満たすコロイダルシリカ粒子が液体媒体中に安定に分散する、細長い形状を有するシリカゾルを得ることができる。(DL2/DB2)及び(DL1/DB1)は細長い形状のコロイダルシリカの伸長度を表しており、(DL2/DB2)/(DL1/DB1)比が大きくなるほどコロイダルシリカ粒子は細長くなる。
本発明の方法により得られる細長い形状を有するシリカゾルは、固体表面上で乾燥されると優れた被膜性を示すため、顔料及びその他種々の分野に良好に用いることができる。
以下、本発明を詳細に説明する。
(a)工程に用いられる活性珪酸のコロイド水溶液は、珪酸及び粒子径3nm未満の珪酸の重合体粒子が共存する水溶液であり、公知の方法により容易に得られる。好ましい活性珪酸のコロイド水溶液は、水溶性珪酸塩、例えば、SiO2/M2Oで表される式(但し、SiO2は上記活性珪酸に由来するシリカ分と上記水溶性珪酸塩のシリカ分を合わせた総含有量を表し、そしてMは上記アルカリ金属原子又は有機塩基の分子を表す。)に換算したモル比が1ないし4.5程度の水ガラスの希釈水溶液を陽イオン交換処理することにより得られ、通常6質量%以下、好ましくは1ないし6質量%のSiO2を含有し、そしてpHが5以下、好ましくは2ないし5であるものが用いられる。そしてこの活性珪酸のコロイド水溶液のpHは、上記水ガラス水溶液を陽イオン交換処理する際、その中の陽イオンの一部を残存させることによっても、あるいは、その中の陽イオンの全部又は一部を除いた後、得られた活性珪酸のコロイド水溶液に少量のアルカリ金属水酸化物、水溶性有機塩基等を添加することによっても容易に調節することができる。この活性珪酸のコロイド水溶液は不安定であって、ゲル化し易い性質を有するので、ゲル化を促進するような不純物をなるべく含有しないものが好ましく、また、調製直後のものがより好ましい。更に好ましい活性珪酸のコロイド水溶液は、SiO2/Na2Oモル比が2ないし4程度の市販工業製品のナトリウム水ガラスを水で希釈した水溶液を、水素型陽イオン交換樹脂層に通過させることにより得られる。本発明の目的とするゾルが得られる限り、この活性珪酸のコロイド水溶液は、他の成分を含有していてもよく、そして微量の陽イオン、陰イオン等を含有していてもよい。
(a)工程において、この活性珪酸のコロイド水溶液には、水溶性のカルシウム塩、マグネシウム塩又はそれらの混合物が、好ましくはその水溶液として加えられる。
カルシウム塩、マグネシウム塩又はこれらの混合物の添加量は、上記活性珪酸のコロイド水溶液中のSiO2に対してCaO、MgO又はCaO及びMgO両者の質量比が1500ないし15000ppmとなる量である。また、添加は撹拌下で行うのがよく、添加の際のコロイド水溶液の温度及び添加に要する時間には特に制限はなく、2ないし50℃程度の温度及び5ないし30分程度の添加時間でよい。カルシウム塩又はマグネシウム塩の例としては、カルシウム又はマグネシウムの塩化物、硝酸塩、硫酸塩、スルファミン酸塩、蟻酸塩、酢酸塩等の無機酸塩及び有機酸塩が挙げられる。これらカルシウム塩とマグネシウム塩はそれぞれ単独で用いてもよく、又はこれらを混合して用いてもよい。これら塩の水溶液の濃度としては、特に制限はなく、2ないし20質量%程度でよい。このカルシウム塩、マグネシウム塩等と共に、カルシウム及びマグネシウム以外の多価金属成分が上記活性珪酸のコロイド水溶液に含まれていると、更に好ましくゾルを製造できる。このカルシウム及びマグネシウム以外の多価金属の例としては、ストロンチウム(Sr)、バリウム(Ba)、亜鉛(Zn)、錫(Sn)、アルミニウム(Al)、鉛(Pb)、銅(Cu)、鉄(Fe)、ニッケル(Ni)、コバルト(Co)、マンガン(Mn)、クロム(Cr)、イットリウム(Y)、チタン(Ti)、ジルコニウム(Zr)等のII価、III価又はIV価の金属が挙げられる。これら多価金属成分の量は、(a)工程で添加されるカルシウム塩、マグネシウム塩等の量をCaO、MgO等の量に換算した場合、これらCaO、MgO等の量に対して多価金属酸化物が10ないし80質量%程度となる量であることが好ましい。
上記水ガラスの希釈水溶液を陽イオン交換処理することによって得られた活性珪酸のコロイド水溶液に上記多価金属分が残留している場合には、この多価金属分は酸化物に換算して上記10ないし80質量%の一部として算入される。残部の多価金属分は上記多価金属の水溶性塩として、カルシウム塩、マグネシウム塩等と一緒に活性珪酸のコロイド水溶液に添加するのが好ましい。この多価金属塩の好ましい例としては、塩化物、硝酸塩、硫酸塩、スルファミン酸塩、蟻酸塩、酢酸塩等の無機酸塩及び有機酸塩が挙げられる。また、亜鉛酸塩、錫酸塩、アルミン酸塩、鉛酸塩等、例えば、アルミン酸ナトリウム、錫酸ナトリウム等の塩も用いることができる。
上記カルシウム塩、マグネシウム塩、多価金属塩等は、活性珪酸のコロイド水溶液と均一に混合するのが好ましく、通常、水溶液として添加される。
(b)工程では、上記(a)工程によって得られたコロイド水溶液に、アルカリ金属水酸化物、水溶性有機塩基又はそれらの水溶性珪酸塩が添加される。この添加は、(a)工程の終了後なるべく早く、そして撹拌下にて行うのが好ましい。また、この添加の際のコロイド水溶液の温度及び添加に要する時間には特に制限はなく、例えば2ないし50℃程度の温度及び5ないし30分程度の添加時間でよい。アルカリ金属水酸化物、水溶性有機塩基又はそれらの水溶性珪酸塩は、(a)工程によって得られたコロイド水溶液と均一に混合されるのが好ましく、直接又は水溶液として添加される。アルカリ金属水酸化物としては、例えば、ナトリウム、カリウム、リチウム等の水酸化物が挙げられる。有機塩基としては、例えば、テトラエタノールアンモニウム水酸化物、モノメチルトリエタノールアンモニウム水酸化物、テトラメチルアンモニウム水酸化物等の第4級アンモニウム水酸化物類、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、N,N−ジメチルエタノールアミン、N−(β−アミノメチル)エタノールアミン、N−メチルエタノールアミン、モノプロパノールアミン、モルホリン等のアミン類、及び、その他の塩基性の窒素原子含有有機化合物等が挙げられる。また、それらの水溶性珪酸塩としては、珪酸ナトリウム、珪酸カリウム、上記第4級アンモニウムの珪酸塩、上記アミンの珪酸塩等が例示される。また、アルカリ金属又は有機塩基のアルミン酸塩、錫酸塩、亜鉛酸塩、鉛酸塩等も用いることができる。これらアルカリ金属水酸化物、有機塩基、珪酸塩、金属酸塩等は混合して用いてもよい。
上記アルカリ金属水酸化物のアルカリ金属原子又は有機塩基の分子をMで表わせば、アルカリ金属水酸化物、有機塩基又はそれらの水溶性珪酸塩の添加量は、SiO2/M2Oで表される式(但し、SiO2は上記活性珪酸に由来するシリカ分と上記水溶性珪酸塩のシリカ分を合わせた総含有量を表す。)に換算したモル比が20ないし200となる量、好ましくは60ないし100モルとなる量である。この添加によって該コロイド水溶液のpHは7ないし10程度を示すに至る。
(c)工程では、上記(b)工程によって得られた混合物が加熱される。この加熱は85ないし200℃で行なわれるが、(a)工程に用いられる活性珪酸のコロイド水溶液のpHが2ないし4のときは、この加熱温度は85ないし150℃の範囲が適当であり、そして(a)工程に用いられる活性珪酸のコロイド水溶液のpHが4ないし5のときは、この加熱温度は200℃まで許容される。加熱時間としては、0.5ないし20時間程度必要である。また、この加熱は、上記混合物の撹拌下にて行うのが好ましく、そしてなるべくなら水の蒸発が起こらない条件下にて行うのが好ましい。(c)工程で上記加熱が行われることによって、窒素吸着法により測定される粒子径(DB1nm)と動的光散乱法により測定される粒子径(DL1nm)とを有する細長い形状のコロイダルシリカ粒子が該混合物中に生成する。
(d)工程では、上記(c)工程で得られたシリカゾルから水の一部を除去し、かつ水溶性のカルシウム塩、マグネシウム塩又はこれらの混合物を含有する水溶液に由来する陰イオンの少なくとも一部を除去しなければならない。シリカゾルのSiO2濃度が(c)工程と同じか又は(c)工程より低い場合、(c)工程よりも加熱温度が低い(e)工程では該粒子同士の接触が起こりにくくなるため、DL粒子径は大きくならないか、あるいは殆ど大きくならない。そのため、(d)工程においてシリカゾルから水の一部を除去し、SiO2濃度を高くする必要がある。ただし、(d)工程で過剰に水を除去した場合、(e)工程の加熱によって急激な粒子の接触、結合が起こるため、反応を制御することが困難となり、シリカゾルがゲル化してしまう恐れがある。従って(d)工程により得られるシリカゾルのSiO2濃度は10ないし40質量%であり、好ましくは15ないし30質量%である。
また、(d)工程により得られるシリカゾル中の陰イオンの量に関しては、SiO2に対する陰イオンの質量比が(c)工程と同じ又は(c)工程よりも多いと、(e)工程の加熱によって急激なコロイダルシリカ粒子同士の接触、結合が起こるため、反応を制御することが出来ずにゲル化し、安定なシリカゾルを得ることが困難である。そのため、(d)工程においてシリカゾル中から陰イオンの少なくとも一部を除去する必要がある。陰イオンの除去は、(c)工程で得られたシリカゾルに含まれる陰イオンの一部を除去しても全てを除去してもよい。従って(e)工程で用いられるシリカゾルの陰イオンの量は、コロイド溶液に含まれるSiO2の量に対して1.0質量%以下の量であり、好ましくはコロイド溶液に含まれるSiO2の量に対して0.01ないし0.8質量%の量である。
(d)工程において、シリカゾルから水と陰イオンの少なくとも一部を除去する方法は特に限定されない。一部の水及び陰イオンの除去は別々に行っても、同時に行っても良い。別々に行う場合は、その順序はどちらが先でも良い。水の一部を除去する方法としては限外ろ過法、減圧又は常圧による蒸発法等が挙げられる。陰イオンの少なくとも一部を除去する方法としては、イオン交換法、限外ろ過法等が挙げられる。水と陰イオンとを、同時にそれぞれ一部を除去できることから、限外ろ過法による方法が好ましい。
(d)工程により得られたシリカゾルのSiO2に対するCaO、MgO又はCaO及びMgO両者の質量比は、(a)工程の添加における質量比とほぼ同じであることが望ましい。CaO、MgO又はCaO及びMgO両者を除去しすぎると、(e)工程においてコロイダルシリカ粒子同士が接触しても該粒子同士の結合が起こりにくくなり、DL粒子径が大きくなりにくい。(d)工程で水と陰イオンの少なくとも一部を除去する場合に用いられる、限外ろ過法、蒸発法、陰イオン交換法等ではシリカゾル中のCaOやMgOは除去されない。
(e)工程では、(d)工程で得られたシリカゾルの加熱を、80ないし195℃、好ましくは90ないし190℃の温度であって、かつ(c)工程の加熱温度より低い温度、好ましくは5ないし60℃低い温度、更に好ましくは10ないし40℃低い温度で行う。この加熱によりシリカゾルのDL粒子径は大きくなる。DL粒子径が大きくなるのは、コロイダルシリカ粒子同士が接触し、結合することによるためと考えられる。一方、(e)工程では、DB粒子径は殆ど大きくならない。それは、DB粒子径の成長は、加熱温度が(e)工程よりも高い(c)工程の加熱温度と加熱時間に依存するためである。(e)工程の加熱を、(c)工程と同じ又はそれ以上の温度で行った場合には、DB粒子径が大きくなると同時にDL粒子径が急激に粒子成長して、DL粒子径の制御が困難となり、シリカゾルがゲル化する場合がある。(e)工程は、DB粒子径を成長させない、あるいは殆ど成長させずに、DL粒子径の成長を制御する工程である。
上記の(a)、(b)、(c)、(d)及び(e)工程により、(e)工程で得られるコロイダルシリカ粒子の窒素吸着法により測定される粒子径(DB2nm)が5ないし20nmであって、かつ該粒子径(DB2nm)と上記コロイダルシリカ粒子の動的光散乱法により測定される粒子径(DL2nm)との粒子径比(DL2/DB2)が4ないし20であり、かつ(c)工程で得られるコロイダルシリカ粒子の窒素吸着法により測定される粒子径(DB1nm)及び動的光散乱法により測定される粒子径(DL1nm)と上記(e)工程で得られるコロイダルシリカ粒子の窒素吸着法により測定される粒子径(DB2nm)及び動的光散乱法により測定される粒子径(DL2nm)が、以下の式(I)
(DL2/DB2)/(DL1/DB1)≧1.2 (I)
で表される関係を満たすコロイダルシリカ粒子が液体媒体中に安定に分散する、細長い形状を有するシリカゾルを得ることができる。
(a)、(b)、(c)、(d)及び(e)工程を含む本発明の方法により得られたシリカゾルは、アルカリ性水性シリカゾルであるが、この水性シリカゾルを陽イオン交換処理することにより、酸性水性シリカゾルが得られ、そのpHは通常2ないし4を示す。この酸性水性シリカゾルの分散媒である水を通常の方法、例えば蒸留置換法等により有機溶媒に置換することにより、有機溶媒分散シリカゾルが得られる。この有機溶媒分散シリカゾルの分散媒としては、例えばメタノール、エタノール、イソプロパノール、ブタノール等のアルコール類、エチレングリコール等の多価アルコール類、ジメチルエーテル、エチレングリコールモノメチルエーテル等のエーテル類、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン等のケトン類、トルエン、キシレン等の炭化水素類、ジメチルアセトアミド、ジメチルホルムアミド等のアミド類等が挙げられる。
実施例及び比較例での化学組成の分析方法と物性測定方法は以下の通りである。
1)pH
室温下、イオン電極法にて測定した。
2)SiO2濃度
質量法を用いて測定した。
3)陰イオン(Cl-、NO3 -、SO4 2-)濃度
分画分子量1万の限外ろ過器を用いて、水性シリカゾルから得られた濾水を高速液体イオンクロマトグラフィー(DIONEX社製 IC25、カラム:InoPac AS17、溶離液:0.15mM 水酸化カリウム)を用いて測定した。
4)DL1、DL2粒子径(動的光散乱法により測定される粒子径)
動的光散乱法測定装置(サブミクロン粒子アナライザー model N4 ベックマン コールター社製)により測定した。
5)DB1、DB2粒子径(窒素吸着法により測定される粒子径)
水素型強酸性陽イオン交換樹脂と水性シリカゾルを接触させ、シリカゾルの表面に吸着しているナトリウムを除去した後に、300℃で乾燥し、その後粉砕して粉末試料を調製した。調製した粉末試料は、窒素吸着法比表面積測定装置(ユアサアイオニクス社製 Monosorb MS−16)にてBET法による比表面積S(m2/g)を測定して、DB1、DB2粒子径(nm)を求めた。
なお、計算式はコロイダルシリカ粒子を球状粒子として得られる下記の式(II)
B(nm)=2720/S(m2/g) (II)
より求めた。
6)電子顕微鏡観察
透過型電子顕微鏡(日本電子データム社製 JEM−1010)を用いて、加速電圧100kVにて粒子の撮影を行った。
実施例1
市販のナトリウム水ガラス(JIS3号ナトリウム水ガラス:SiO2濃度28.8質量%、Na2O濃度9.47質量%)に水を添加して、SiO2濃度3.8質量%の珪酸ナトリウム水溶液を得た。この珪酸ナトリウム水溶液を水素型強酸性陽イオン交換樹脂(アンバーライトIR−120B、ローム アンド ハース カンパニー社製)を充填したカラムに通すことによりSiO2濃度3.6質量%、pH2.9の活性珪酸のコロイド水溶液を得た。この活性珪酸コロイド水溶液に撹拌下、20℃で10質量%の硝酸カルシウム水溶液を、SiO2に対してCaOが5500質量ppmとなる量で添加した。30分後、更に10質量%の水酸化ナトリウム水溶液をSiO2/Na2Oのモル比が80となる量で添加した後、該コロイド溶液のSiO2濃度が3質量%となるよう純水で濃度調整を行った。濃度調整されたコロイド水溶液2800gを撹拌器と温度計が具備された内容積3LのSUS製オートクレーブに入れ、撹拌下、130℃で6時間加熱した。その後、25℃まで冷却してシリカゾルを取り出した。得られたシリカゾルの陰イオン濃度はSiO2に対して1.38質量%であった。該シリカゾルを限外ろ過装置(分画分子量5万)を用いて25℃で濃縮することにより、陰イオンと水とを、それぞれ一部を除去した。得られたシリカゾルの物性は比重1.130、pH9.3、電導度2320μS/cm、B型粘度7.2mPa・s、SiO2濃度20質量%であり、陰イオン濃度はSiO2に対して0.16質量%であった。また、DL1粒子径32.4nm、DB1粒子径9.8nm、DL1/DB1=3.3であった。この限外ろ過を行って得られたシリカゾル2800gを内容積3Lのステンレス製オートクレーブに入れ、撹拌下、105℃で8時間加熱を行った。得られたシリカゾルの物性は比重1.130、pH9.6、電導度2290μS/cm、B型粘度19.8mPa・s、DL2粒子径52.8nm、DB2粒子径10.5nmであり、DL2/DB2=5.0、(DL2/DB2)/(DL1/DB1)=1.5となった。
実施例2
実施例1の限外ろ過の後に得られたシリカゾル(SiO2濃度20質量%、SiO2に対して0.16質量%の陰イオン濃度、DL1粒子径32.4nm、DB1粒子径9.8nm)800gを撹拌機、還流装置、温度計が具備された内容積1Lのガラス製反応容器に入れ、撹拌下、100℃で8時間加熱を行った。得られたシリカゾルの物性は比重1.130、pH10.3、電導度2300μS/cm、B型粘度22.5mPa・s、SiO2濃度20質量%であり、陰イオン濃度はSiO2に対して0.16質量%、DL2粒子径58.0nm、DB2粒子径10.0nmであり、DL2/DB2=5.8、(DL2/DB2)/(DL1/DB1)=1.8となった。
実施例3
実施例1の限外ろ過の後に得られたシリカゾル(SiO2濃度20質量%、SiO2に対して0.16質量%の陰イオン濃度、DL1粒子径32.4nm、DB1粒子径9.8nm)をロータリー式エバポレーターにより60mmHg、浴温60℃の条件で1時間かけて水の一部を除去してSiO2濃度30質量%まで濃縮を行った。このときのシリカゾルの温度は32℃であった。濃縮されたシリカゾル800gを撹拌機、還流装置、温度計が具備された内容積1Lのガラス製反応容器に入れ、撹拌下、80℃で5時間加熱を行った。得られたシリカゾルの物性は比重1.204、pH10.2、電導度3629μS/cm、B型粘度600mPa・s、SiO2濃度30質量%であり、陰イオン濃度はSiO2に対して0.16質量%、DL2粒子径50.2nm、DB2粒子径10.0nmであり、DL2/DB2=5.0、(DL2/DB2)/(DL1/DB1)=1.5となった。
比較例1
実施例1の限外ろ過の後に得られたシリカゾル(SiO2濃度20質量%、SiO2に対して0.16質量%の陰イオン濃度、DL1粒子径32.4nm、DB1粒子径9.8nm)をロータリー式エバポレーターにより60mmHg、浴温60℃の条件で1時間かけて水の一部を除去してSiO2濃度30質量%まで濃縮を行った。このときのシリカゾルの温度は32℃であった。濃縮されたシリカゾル800gを撹拌機、還流装置、温度計が具備された内容積1Lのガラス製反応容器に入れ、撹拌下、60℃で8時間加熱を行った。得られたシリカゾルのDL2粒子径32.4nm、DB2粒子径10.0nmであり、DL2粒子径は変化しなかった。DL2/DB2=3.2であり、(DL2/DB2)/(DL1/DB1)=1.0となった。
比較例2
実施例1の130℃、6時間の加熱の後に得られたシリカゾル(SiO2濃度3質量%、DL1粒子径32.4nm、DB1粒子径9.8nm)から水と陰イオンを除去せず、SiO2濃度3質量%のシリカゾルを実施例1と同じオートクレーブに仕込み、撹拌下、105℃で8時間加熱を行った。得られたシリカゾルの物性は比重1.012、pH9.3、電導度700μS/cm、B型粘度4.0mPa・s、DL2粒子径32.4nm、DB2粒子径10.0nmであり、DL2粒子径は変化しなかった。DL2/DB2=3.2であり、(DL2/DB2)/(DL1/DB1)=1.0となった。
比較例3
実施例1の130℃、6時間の加熱の後に得られたシリカゾル(SiO2濃度3質量%、DL1粒子径32.4nm、DB1粒子径9.8nm)をロータリー式エバポレーターにより60mmHg、浴温60℃の条件で40分かけて水の一部を除去してSiO2濃度20質量%まで濃縮を行った。このときのシリカゾルの温度は32℃であった。濃縮の際、陰イオンは除去されなかった。濃縮後のシリカゾル中の陰イオン濃度はSiO2に対して1.38質量%であった。濃縮されたシリカゾル800gを撹拌機、還流装置、温度計が具備された内容積1Lのガラス製反応容器に入れ、撹拌下で加熱を行ったところ、シリカゾルの温度が90℃に達した時点で流動性を示さないゲル状物質となり、シリカゾルを得ることができなかった。
比較例4
実施例1の限外ろ過の後に得られたシリカゾル(SiO2濃度20質量%、SiO2に対して0.16質量%の陰イオン濃度、DL1粒子径32.4nm、DB1粒子径9.8nm)2500gを実施例1と同様の3Lのオートクレーブに入れ、撹拌下130℃で1時間加熱を行ったところ、流動性を示さないゲル状物質となり、シリカゾルを得ることができなかった。
比較例5
実施例1と同様に、活性珪酸コロイド水溶液に10質量%の硝酸カルシウム水溶液をSiO2に対してCaOが5500質量ppmとなる量で添加した。30分後、更に10質量%の水酸化ナトリウム水溶液をSiO2/Na2Oのモル比が80となる量で添加した後、コロイド水溶液のSiO2濃度が3質量%となるように純水を添加した。該コロイド水溶液2800gを実施例1と同じオートクレーブに仕込み、撹拌下、130℃で25時間加熱した。得られたシリカゾルの物性は比重1.130、pH9.4、電導度2300μS/cm、B型粘度8.0mPa・s、DL2粒子径47.9nm、DB2粒子径12.5nmであった。DL2/DB2=3.8でありDL2/DB2は4以下となった。
実施例4
実施例1と同様にして得られた活性珪酸コロイド水溶液に、10質量%の硝酸カルシウム水溶液をSiO2に対してCaOが6700質量ppmとなる量で添加した後、SiO2/Na2Oのモル比が60となる量で10質量%の水酸化ナトリウム水溶液を添加し、その後、SiO2濃度が3質量%となるように純水を添加した。該コロイド水溶液2800gを内容積3LのSUS製オートクレーブに入れ、撹拌下、128℃で2.5時間加熱した後、室温まで冷却してシリカゾルを取り出した。得られたシリカゾルの陰イオン濃度はSiO2に対して1.71質量%であった。該シリカゾルを限外ろ過装置(分画分子量5万)を用いて25℃で濃縮することにより、陰イオンと水とを、それぞれ一部を除去した。得られたシリカゾルの物性は比重1.130、pH9.5、電導度2420μS/cm、B型粘度8.2mPa・s、SiO2濃度20質量%、陰イオン濃度はSiO2に対して0.25質量%であり、DL1粒子径31.8nm、DB1粒子径8.7nm、DL1/DB1=3.7であった。この限外ろ過後に得られたシリカゾル800gを撹拌機、還流装置、温度計が具備された内容積1Lのガラス製反応容器に入れ、撹拌下、98℃で8時間加熱を行った。得られたシリカゾルの物性は比重1.130、pH9.6、電導度2290μS/cm、B型粘度19.8mPa・s、DL2粒子径52.9nm、DB2粒子径9.5nmとなり、DL2/DB2=5.6、(DL2/DB2)/(DL1/DB1)=1.5となった。
実施例5
実施例4の限外ろ過後のシリカゾル(SiO2濃度20質量%、SiO2に対して0.25質量%の陰イオン濃度、DL1粒子径31.8nm、DB1粒子径8.7nm)2500gを内容積3LのSUS製オートクレーブに入れ、撹拌下110℃で2時間加熱を行った。得られたシリカゾルの物性は比重1.130、pH10.3、電導度2260μS/cm、B型粘度41.8mPa・s、DL2粒子径63.0nm、DB2粒子径10.3nmとなり、DL2/DB2=6.1、(DL2/DB2)/(DL1/DB1)=1.7となった。
実施例6
実施例1と同様にして得られた活性珪酸コロイド水溶液に、10質量%の硝酸カルシウム水溶液をSiO2に対してCaOが5700質量ppmとなる量で添加した後、SiO2/Na2Oのモル比が70となる量で10質量%の水酸化ナトリウム水溶液を添加し、その後、SiO2濃度が3質量%となるように純水を添加した。該コロイド水溶液2800gを内容積3LのSUS製オートクレーブに入れ、撹拌下、128℃で4.5時間加熱し、シリカゾルを得た。得られたシリカゾルの陰イオン濃度はSiO2に対して1.46質量%であった。該シリカゾルを限外ろ過装置(分画分子量5万)を用いて25℃で濃縮することにより、陰イオンと水とを、それぞれ一部を除去した。得られたシリカゾルの物性は比重1.130、pH10.2、電導度2320μS/cm、B型粘度9.8mPa・s、SiO2濃度20質量%、陰イオン濃度はSiO2に対して0.24質量%であり、DL1粒子径38.8nm、DB2粒子径10.2nm、DL1/DB1=3.8であった。この限外ろ過後に得られたシリカゾル2500gを内容積3LのSUS製オートクレーブに入れ、撹拌下105℃で7時間加熱を行った。得られたシリカゾルの物性は比重1.130、pH10.3、電導度2260μS/cm、B型粘度41.8mPa・s、DL2粒子径63.3nm、DB2粒子径10.5nmとなり、DL2/DB2=6.0、(DL2/DB2)/(DL1/DB1)=1.6となった。
実施例7
実施例1と同様にして得られた活性珪酸コロイド水溶液に、10質量%の硝酸カルシウム水溶液をSiO2に対してCaOが5700質量ppmとなる量で添加した後、SiO2/Na2Oのモル比が70となる量で10質量%の水酸化ナトリウム水溶液を添加し、その後、SiO2濃度が3質量%となる量で純水を添加した。該コロイド水溶液2800gを内容積3LのSUS製オートクレーブに入れ、撹拌下、128℃で5.6時間加熱し、シリカゾルを得た。得られたシリカゾルの陰イオン濃度はSiO2に対して1.46質量であった。該シリカゾルを限外ろ過装置を用いて25℃で濃縮することにより、陰イオンと水とを、それぞれ一部を除去した。得られたシリカゾルの物性は比重1.092、pH10.9、電導度2450μS/cm、B型粘度8.0mPa・s、SiO2濃度15質量%、陰イオン濃度は0.39質量%であり、DL1粒子径48.0nm、DB1粒子径9.6nm、DL1/DB1=5であった。この限外ろ過後に得られたゾル800gを撹拌機、還流装置、温度計が具備された内容積1Lのガラス製反応容器に入れ、撹拌下、98℃で7時間加熱を行った。得られたシリカゾルの物性は比重1.092、pH10.4、電導度2420μS/cm、B型粘度23.5mPa・s、DL2粒子径75.8nm、DB2粒子径9.7nmとなり、DL2/DB2=7.8、(DL2/DB2)/(DL1/DB1)=1.6となった。
実施例8
実施例1と同様にして得られた活性珪酸コロイド水溶液に、10質量%の硝酸カルシウム水溶液をSiO2に対してCaOが6000質量ppmとなる量で添加した後、SiO2/Na2Oのモル比が50となる量で10質量%の水酸化ナトリウム水溶液を添加し、その後、SiO2濃度が3質量%となる量で純水を加えた。該コロイド水溶液2800gを内容積3LのSUS製オートクレーブに入れ、撹拌下、140℃で12時間加熱し、シリカゾルを得た。得られたシリカゾルの陰イオン濃度はSiO2に対して1.54質量%であった。該シリカゾルを限外ろ過装置を用いて25℃で濃縮することにより、陰イオンと水とを、それぞれ一部を除去した。得られたシリカゾルの物性は比重1.130、pH10.3、電導度2450μS/cm、B型粘度8.6mPa・s、SiO2濃度20質量%、陰イオン濃度はSiO2に対して0.30質量%であり、DL1粒子径47nm、DB1粒子径12.2nm、DL1/DB1=3.9であった。この限外ろ過後に得られたシリカゾル2500gを内容積3Lオートクレーブに入れ、撹拌下、103℃で3.5時間加熱を行った。ここで得られたシリカゾルの物性は比重1.130、pH10.3、電導度2400μS/cm、B型粘度11.3mPa・s、DL2粒子径61.7nm、DB2粒子径12.2nmとなり、DL2/DB2=5.1、(DL2/DB2)/(DL1/DB1)=1.3となった。
実施例9
実施例8の限外ろ過後に得られたシリカゾル(SiO2濃度20質量%、SiO2に対して0.30質量%の陰イオン濃度、DL1粒子径47nm、DB1粒子径12.2nm)2800gを内容積3LのSUS製オートクレーブに入れ、撹拌下、103℃で9時間加熱を行った。得られたシリカゾルの物性は比重1.130、pH10.3、電導度2400μS/cm、B型粘度14.4mPa・s、DL2粒子径71.1nm、DB2粒子径12.2nmとなり、DL2/DB2=5.8、(DL2/DB2)/(DL1/DB1)=1.5となった。
実施例10
実施例1と同様にして得られた活性珪酸コロイド水溶液に、10質量%の硝酸カルシウム水溶液をSiO2に対してCaOが8330質量ppmとなる量で添加した後、SiO2/Na2Oのモル比が60となる量で10質量%の水酸化ナトリウム水溶液を添加し、SiO2濃度が3質量%となる量で純水を添加した。該コロイド水溶液2800gを内容積3LのSUS製オートクレーブに入れ、撹拌下、110℃で3時間加熱し、シリカゾルを得た。得られたシリカゾルの陰イオン濃度は2.11質量%であった。該シリカゾルを限外ろ過装置を用いて25℃で濃縮することにより、陰イオンと水とを、それぞれ一部を除去した。得られたシリカゾルの物性は比重1.092、pH9.3、電導度2040μS/cm、B型粘度13.3mPa・s、SiO2濃度15質量%、陰イオン濃度はSiO2に対して0.58質量%であり、DL1粒子径45.8nm、DB1粒子径7.9nm、DL1/DB1=5.8であった。この限外ろ過後に得られたシリカゾル800gを撹拌機、還流装置、温度計が具備された内容積1Lのガラス製反応容器に入れ、撹拌下、90℃で1.5時間加熱を行った。得られたシリカゾルの物性は比重1.092、pH9.3、電導度2040μS/cm、B型粘度135mPa・s、DL2粒子径73.4nm、DB2粒子径8.0nm、DL2/DB2=9.2となり、(DL2/DB2)/(DL1/DB1)=1.6となった。
本発明は、細長い形状のシリカゾルを製造する際に、DB粒子径を制御する工程とDL粒子径を制御する工程の2段階の工程を経ることで、DL粒子径とDB粒子径の両者を容易に制御できることを特徴とする。本発明の方法により得られる細長い形状のシリカゾルは、その形状から固体表面上で乾燥されると優れた被膜性を示し、顔料その他種々の分野に有用に用いられる。
実施例4の128℃における加熱(c工程)後のシリカゾル(DL1粒子径:31.8nm、DB1粒子径:8.7nm、DL1/DB1:3.7)の透過型電子顕微鏡写真である。 実施例4の98℃における加熱(e工程)後のシリカゾル(DL2粒子径:52.9nm、DB2粒子径:9.5nm、DL2/DB2=5.6)の透過型電子顕微鏡写真である。

Claims (4)

  1. 下記の(a)、(b)、(c)、(d)及び(e)工程を含む、(e)工程で得られるコロイダルシリカ粒子の窒素吸着法により測定される粒子径(DB2nm)が5ないし20nmであって、かつ該粒子径(DB2nm)と上記コロイダルシリカ粒子の動的光散乱法により測定される粒子径(DL2nm)との粒子径比(DL2/DB2)が4ないし20であり、かつ(c)工程で得られるコロイダルシリカ粒子の窒素吸着法により測定される粒子径(DB1nm)及び動的光散乱法により測定される粒子径(DL1nm)と上記(e)工程で得られるコロイダルシリカ粒子の窒素吸着法により測定される粒子径(DB2nm)及び動的光散乱法により測定される粒子径(DL2nm)が下記の式(I)
    (DL2/DB2)/(DL1/DB1)≧1.2 (I)
    で表される関係を満たす細長い形状を有するシリカゾルの製造方法;
    (a)1ないし6質量%のSiO2濃度、2ないし5のpHを有する活性珪酸のコロイド水溶液に水溶性のカルシウム塩、マグネシウム塩又はこれらの混合物を含有する水溶液を上記活性珪酸のSiO2に対してCaO、MgO又はCaO及びMgO両者の質量比が1500ないし15000ppmとなる量で添加し混合する工程、
    (b)(a)工程により得られた水溶液にアルカリ金属水酸化物、水溶性有機塩基又はそれらの水溶性珪酸塩をSiO2/M2Oで表される式(但し、SiO2は上記活性珪酸に由来するシリカ分と上記水溶性珪酸塩のシリカ分を合わせた総含有量を表し、そしてMは上記アルカリ金属原子又は有機塩基の分子を表す。)に換算したモル比が20ないし200となる量で添加し混合する工程、
    (c)(b)工程により得られた混合物を85ないし200℃で0.5ないし20時間加熱してコロイド溶液を得る工程、
    (d)(c)工程によって得られたコロイド溶液から、水の一部を除去し、かつ上記水溶性のカルシウム塩、マグネシウム塩又はこれらの混合物を含有する水溶液に由来する陰イオンの少なくとも一部を除去する工程、及び
    (e)(d)工程によって得られたコロイド溶液を80ないし195℃の温度であって、かつ(c)工程の加熱温度より低い温度で0.5ないし20時間加熱する工程。
  2. 前記(e)工程の加熱が、(c)工程の加熱温度より5ないし60℃低い温度で行われる請求項1に記載の細長い形状を有するシリカゾルの製造方法。
  3. 前記(d)工程の陰イオン除去が、コロイド溶液に含まれるSiO2の量に対して1.0質量%以下の量となるまで行われる請求項1に記載の細長い形状を有するシリカゾルの製造方法。
  4. 前記(d)工程の水の除去が、コロイド溶液のSiO2濃度が10ないし40質量%となるまで行われる請求項1に記載の細長い形状を有するシリカゾルの製造方法。
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