JPWO2008065783A1 - 対物レンズ駆動装置及びその製造方法 - Google Patents

対物レンズ駆動装置及びその製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JPWO2008065783A1
JPWO2008065783A1 JP2008546893A JP2008546893A JPWO2008065783A1 JP WO2008065783 A1 JPWO2008065783 A1 JP WO2008065783A1 JP 2008546893 A JP2008546893 A JP 2008546893A JP 2008546893 A JP2008546893 A JP 2008546893A JP WO2008065783 A1 JPWO2008065783 A1 JP WO2008065783A1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
objective lens
adhesive
lens
lens holder
objective
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2008546893A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4850256B2 (ja
Inventor
矢部 実透
実透 矢部
中村 恵司
恵司 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2008546893A priority Critical patent/JP4850256B2/ja
Publication of JPWO2008065783A1 publication Critical patent/JPWO2008065783A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4850256B2 publication Critical patent/JP4850256B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B7/00Recording or reproducing by optical means, e.g. recording using a thermal beam of optical radiation by modifying optical properties or the physical structure, reproducing using an optical beam at lower power by sensing optical properties; Record carriers therefor
    • G11B7/08Disposition or mounting of heads or light sources relatively to record carriers
    • G11B7/09Disposition or mounting of heads or light sources relatively to record carriers with provision for moving the light beam or focus plane for the purpose of maintaining alignment of the light beam relative to the record carrier during transducing operation, e.g. to compensate for surface irregularities of the latter or for track following
    • G11B7/0925Electromechanical actuators for lens positioning
    • G11B7/0935Details of the moving parts
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B7/00Recording or reproducing by optical means, e.g. recording using a thermal beam of optical radiation by modifying optical properties or the physical structure, reproducing using an optical beam at lower power by sensing optical properties; Record carriers therefor
    • G11B7/12Heads, e.g. forming of the optical beam spot or modulation of the optical beam
    • G11B7/135Means for guiding the beam from the source to the record carrier or from the record carrier to the detector
    • G11B7/1372Lenses
    • G11B7/1374Objective lenses
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B7/00Recording or reproducing by optical means, e.g. recording using a thermal beam of optical radiation by modifying optical properties or the physical structure, reproducing using an optical beam at lower power by sensing optical properties; Record carriers therefor
    • G11B7/12Heads, e.g. forming of the optical beam spot or modulation of the optical beam
    • G11B7/22Apparatus or processes for the manufacture of optical heads, e.g. assembly
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B7/00Recording or reproducing by optical means, e.g. recording using a thermal beam of optical radiation by modifying optical properties or the physical structure, reproducing using an optical beam at lower power by sensing optical properties; Record carriers therefor
    • G11B2007/0003Recording, reproducing or erasing systems characterised by the structure or type of the carrier
    • G11B2007/0006Recording, reproducing or erasing systems characterised by the structure or type of the carrier adapted for scanning different types of carrier, e.g. CD & DVD

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Optical Head (AREA)
  • Moving Of The Head For Recording And Reproducing By Optical Means (AREA)
  • Optical Recording Or Reproduction (AREA)
  • Lens Barrels (AREA)
  • Telescopes (AREA)

Abstract

対物レンズ駆動装置は、光源から発せられる光束を光ディスク(11)に集光させる対物レンズ(13)と、対物レンズ(13)を保持するレンズホルダ(14)とを備えて構成される。レンズホルダ(14)は、対物レンズ(13)を接着により保持する第1の接着部(14i)と第2の接着部(14j)とを有している。第1の接着部(14i)に第1の接着剤(25)を付与することにより対物レンズ(13)を接着し、第1の接着剤(25)を変形させながら対物レンズ(13)の光軸の傾きを調整したのち、第1の接着剤(25)よりも硬化後のヤング率が大きい第2の接着剤(26)を第2の接着部(14j)に付与することにより、対物レンズ(13)をレンズホルダ(14)に固定している。

Description

本発明は、情報記録媒体に対して情報の記録及び/又は再生を行う光ディスク装置の対物レンズ駆動装置に関し、特に、対物レンズの光軸の傾きを調整するための構成に関するものである。
近年、記録密度やカバー層の厚み等の異なる種々の光ディスクが開発されており、それぞれの仕様に応じた波長の光を用いて情報の記録、再生が行われるようになっている。例えば、使用波長が780nm付近であるCD(Compact Disc)、使用波長が660nm付近であるDVD(Digital Versatile Disc)、使用波長が405nm付近であるBD(Blu−Ray Disc)及びHD−DVD(High Definition DVD)等がある。このように使用波長の異なる複数種類の光ディスクに対応可能な対物レンズ駆動装置は、複数の対物レンズを備えており、使用する光ディスクの種類に応じて対物レンズを切り替えることにより、光ディスクの種類に応じた最適な集光スポットを形成するよう構成されている。しかしながら、光ディスクの高密度化に伴って対物レンズの開口数(NA)が大きくなると、光ディスクに対する対物レンズの光軸の傾きに起因してコマ収差が発生しやすくなるため、良好な記録再生特性を得るには、各対物レンズの光軸を互いに平行に保つ必要がある。
そこで、1つのレンズホルダに2つの対物レンズ搭載すると共に、2つの対物レンズの光軸の相対角度誤差を調整可能にした光ピックアップが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2001−160239号公報(第1−11頁、図1−14)
特許文献1に記載された一つの実施の形態では、対物レンズをレンズホルダに固定する際、まず、レンズホルダをゴニオステージの調整台に固定すると共に、対物レンズを(レンズホルダとは別に)マニピュレータで保持する。この状態で、測定用の光源から光束を発し、対物レンズを通過した光束により形成される光スポットをモニターしながら、マニピュレータにより対物レンズの傾き及び位置(光軸方向の位置、及び光軸に直交する方向の位置)を調整し、さらにゴニオステージの調整台によりレンズホルダを所定の位置に移動して、接着剤により対物レンズをレンズホルダに固定している。
そのため、ゴニオステージとマニピュレータとを組み合わせた大掛かりな精密調整装置が必要となり、製造コストの上昇を招くという問題がある。また、小型の対物レンズは、マニピュレータで保持することが難しいため、上記の調整を行うことが難しいという問題もある。さらに、マニピュレータと、光スポットをモニターする装置(光学ピックアップスポット評価装置)の対物レンズとが干渉する可能性もある。また、対物レンズとレンズホルダとを離間させた状態で(又は一部で接触させた状態で)紫外線硬化型接着剤で固定しているため、接着剤の定量塗布が困難であり、接着部の十分な信頼性が得られないという問題もある。
また、特許文献1には、別の実施の形態として、レンズホルダに形成した円錐面に、対物レンズの外縁部の曲面部分を当接させるようにした構成、及び、レンズホルダに形成した傾斜面(三角錐面、四角錐面)に、対物レンズの外縁部を当接させるようにした構成が開示されている。いずれの構成においても、対物レンズをレンズホルダに押し付けながら光軸に直交する方向に移動させることで、対物レンズの光軸の傾きを調整している。しかしながら、対物レンズをレンズホルダに押し付けるための与圧手段がさらに必要になり、さらに製造コストの上昇を招くという問題がある。加えて、与圧力が変動すると、摩擦力により円滑な調整が困難になり、調整機構を変形させる可能性もある。
本発明は、これらの問題を解決するためになされたもので、対物レンズの傾き調整を、簡単な調整治具を用いて、高い精度で、容易に行うことができる対物レンズ駆動装置を提供することを目的とする。
本発明に係る対物レンズ駆動装置は、光源から発せられる光束を情報記録媒体に集光させる対物レンズと、対物レンズを保持するレンズホルダとを備えて構成される。レンズホルダは、対物レンズを接着により保持する第1の接着部と第2の接着部とを有している。第1の接着部に第1の接着剤を付与することにより対物レンズを接着し、第1の接着剤を変形させながら対物レンズの光軸の傾きを調整し、第1の接着剤よりも硬化後のヤング率が大きい第2の接着剤を第2の接着部に付与することにより、対物レンズをレンズホルダに固定している。
本発明によれば、第1の接着剤により対物レンズを接着したのち、第1の接着剤の変形を利用して対物レンズの光軸の傾き調整を行い、そののち第2の接着剤により対物レンズを固定するよう構成されているので、部品点数を増やすことなく、簡単な調整治具を用いて、高精度に対物レンズの光軸の傾きを調整することができ、その結果、信頼性の高い対物レンズ駆動装置を実現することができる。
本発明の実施の形態1における対物レンズ駆動装置を示す分解斜視図である。 本発明の実施の形態1における対物レンズ駆動装置を示す斜視図である。 本発明の実施の形態1における対物レンズ駆動装置を示す側面図である。 本発明の実施の形態1における対物レンズ駆動装置において、第1の対物レンズが選択されている状態を示す平面図である。 本発明の実施の形態1における対物レンズ駆動装置において、第2の対物レンズが選択されている状態を示す平面図である。 本発明の実施の形態1におけるレンズホルダを示す斜視図である。 本発明の実施の形態1におけるレンズホルダを示す平面図である。 本発明の実施の形態1におけるレンズホルダを示す側面図である。 本発明の実施の形態1におけるレンズホルダを示す底面図である。 本発明の実施の形態1におけるレンズホルダに第1の対物レンズを取り付けた状態を示す斜視図である。 図10に示したレンズホルダの線分A−Aにおける断面図である。 本発明の実施の形態1におけるレンズホルダに対し、第2の対物レンズを第1の接着剤で固定した状態を示す斜視図である。 図12に示したレンズホルダの線分B−Bにおける断面図である。 図14(A)〜(D)は、本発明の実施の形態1における第2の対物レンズの光軸の傾きの調整方法を示す図である。 本発明の実施の形態1における第2の対物レンズの光軸の傾きを調整し、第2の接着剤で固定した状態を示す斜視図である。 図15に示したレンズホルダの線分B−Bにおける断面図である。 本発明の実施の形態1におけるレンズホルダの可動部が光ディスクに接触した状態を示す側面図である。 本発明の実施の形態2における対物レンズ駆動装置を示す分解斜視図である。 本発明の実施の形態2における対物レンズ駆動装置を示す斜視図である。 本発明の実施の形態2における対物レンズ駆動装置を示す側面図である。 本発明の実施の形態2におけるレンズホルダを示す斜視図である。 本発明の実施の形態2におけるレンズホルダに第1の対物レンズを取り付けた状態を示す斜視図である。 本発明の実施の形態2におけるレンズホルダに、第2の対物レンズを第1の接着剤で固定した状態を示す斜視図である。 本発明の実施の形態2における第2の対物レンズの光軸の傾きを調整し、第2の接着剤で固定した状態を示す斜視図である。
符号の説明
11 光ディスク、 12 第1の対物レンズ、 13 第2の対物レンズ、 14 レンズホルダ、 14a 軸受穴、 14b 取り付け穴、 14c 基準面、 14d 溝部、 14e 取り付け穴、 14f 第1の当接面、 14g 第2の当接面、 14h 第3の当接面、 14i 第1の溝、 14j 第2の溝、 14k 調整用穴、 14m 調整用穴、 15 フォーカシングコイル、 16a,16b トラッキングコイル、 17a,17b 磁性片、 18 給電用フレキシブルプリント基板、 19 ベースヨーク、 20 支軸、 21a,21b フォーカシングマグネット、 22a〜22d トラッキングマグネット、 23 ストッパ、 24 接着剤、 25 第1の接着剤、 26 第2の接着剤、 27a,27b 調整ピン、 28 チルトコイル、 29 中継基板、 30 ワイヤ、 31a,31b マグネット、 32 ゲルホルダ、 39 ベースヨーク。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1における対物レンズ駆動装置を、可動部と固定部とに分けて示す分解斜視図である。図2は、図1の可動部と固定部とが組み立てられた対物レンズ駆動装置を示す斜視図である。図3は、図2の対物レンズ駆動装置の側面図である。図4は、図2の対物レンズ駆動装置において、第1の対物レンズが選択されている状態を示す平面図である。図5は、図2の対物レンズ駆動装置において、第2の対物レンズが選択されている状態を示す平面図である。
ここでは、光ディスクの記録面に対して垂直な方向を、Z方向とする。このZ方向において、対物レンズから光ディスクに向かう方向を+Z方向(上方)とし、その反対方向を−Z方向(下方)とする。また、以下で説明するレンズホルダ14の回動中心を通り、光ディスクの半径方向に延在する方向を、X方向とする。X方向及びZ方向の両方と直交する方向を、Y方向とする。
光ディスク11(図3、図17)は、情報が記録され、又は情報を記録再生可能な媒体である。ここでは、例えば、BD(Blu−Ray Disc)、CD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disc)等、種類の異なる複数の光ディスク11を用いる。
図1に示すように、対物レンズ駆動装置は、種類の異なる光ディスク11に対応する第1の対物レンズ12と第2の対物レンズ13とを有している。第1の対物レンズ12は、図示しない青色半導体レーザから出射される、波長が405nm付近の光束を光ディスク11に集光させるBD用の対物レンズである。第2の対物レンズ13は、図示しない2波長半導体レーザから出射される、波長が660nm付近の赤色光束と波長が780nm付近の赤外光束とを光ディスク11に集光させるCD/DVD互換の2焦点を有する対物レンズである。
各半導体レーザから発せられた光束は、図示しない光学部品を経て、光ディスク11に向かう共通の光路を通るようになっている。この光路中には、使用される光ディスク11の種類に応じて、第1の対物レンズ12又は第2の対物レンズ13が選択的に配置される。また、青色半導体レーザと2波長半導体レーザとは、使用される光ディスク11の種類に応じて、選択的に発光するよう制御される。
第1及び第2の対物レンズ12,13は、レンズホルダ14に取り付けられている。レンズホルダ14は、軽量で高剛性のプラスチックにより形成されており、中央にZ方向の軸受穴14aが形成されている。
レンズホルダ14には、さらに、第1及び第2の対物レンズ12,13を取り付けるための2つの取り付け穴(後述)が形成されている。第1及び第2の対物レンズ12,13は、それぞれの光軸が軸受穴14aの軸線と平行で、なお且つ当該軸線から等距離だけ偏心しており、また当該軸線を中心として所定の角度をなすように、レンズホルダ14の各取り付け穴に接着により固定されている。
レンズホルダ14には、円筒状のフォーカシングコイル15と、矩形状の一対のトラッキングコイル16a,16bとがそれぞれ接着により固定されている。また、レンズホルダ14には、トラッキングコイル16a,16bの中央角穴(巻き回された内側の部分)付近に、それぞれ磁性片17(トラッキングコイル16b側は図示せず)が接着により固定されている。フォーカシングコイル15及びトラッキングコイル16a,16bへの給電のため、フレキシブルプリント基板18の一端がレンズホルダ14に固定されている。以上の構成部品により、可動部が構成されている。
レンズホルダ14は、冷間圧延鋼板等の磁性材をプレス加工したベースヨーク19により支持されている。このベースヨーク19の中央には、Z方向に支軸20が立設されている。ベースヨーク19には、支軸20をX方向に挟み込むように一対の壁部19e,19fが形成されており、これら壁部19e,19fの相対する面に、一対の平行着磁されたフォーカシングマグネット21a,21bが取り付けられている。
ベースヨーク19において、支軸20に対してY方向の一方の側に、支軸20側を向く一対の壁部19a,19bが形成されており、支軸20に対してY方向の他方の側に、支軸20側を向く一対の壁部19c,19dが形成されている。壁部19a,19bの支軸20側の面には、トラッキングマグネット22a,22bが取り付けられており、壁部19c,19dの支軸20側の面には、トラッキングマグネット22c,22dが取り付けられている。トラッキングマグネット22a,22b,22c,22dは、いずれも、それぞれの中心線Cを挟んで左右が逆極性の磁極面を有するように2極着磁されている。
XY面と平行な面内において、トラッキングマグネット22aの中心と支軸20の中心とを結ぶ線と、トラッキングマグネット22bの中心と支軸20の中心とを結ぶ線とがなす角は、第1の対物レンズ12の中心(光軸)と軸受穴14aの中心とを結ぶ線と、第2の対物レンズ13の中心と軸受穴14aの中心とを結ぶ線とのなす角と同じである。同様に、トラッキングマグネット22cの中心と支軸20の中心とを結ぶ線と、トラッキングマグネット22dの中心と支軸20の中心とを結ぶ線とがなす角は、第1の対物レンズ12の中心と軸受穴14aの中心とを結ぶ線と、第2の対物レンズ13の中心と軸受穴14aの中心とを結ぶ線とのなす角と同じである。
ベースヨーク19のフォーカシングマグネット21aが固定された壁部19eの背面には、内部減衰の大きいプラスチック材料により形成されたストッパ23が、接着又はネジにより固定されている。以上の構成部品により、固定部が構成されている。固定部と可動部とにより、対物レンズ駆動装置(図2、図3)が構成されている。
支軸20には、レンズホルダ14の軸受穴14aが嵌合している。レンズホルダ14には、また、上述した一対の磁性片17が取り付けられている。これら磁性片17により、当該磁性片17に対向しているトラッキングマグネット22a,22c(あるいはトラッキングマグネット22b,22d)の中心に向かおうとする磁気吸引力が発生し、レンズホルダ14がZ方向の基準位置及び支軸20周りの回動方向の基準位置(回動基準位置と称する。)に弾性的に付勢される。このとき、フォーカシングコイル15はフォーカシングマグネット21a,21bと対向し、トラッキングコイル16a,16bは、トラッキング用マグネット22a,22c(あるいはトラッキング用マグネット22b,22d)と対向する。
図4に示した状態では、一対の磁性片17(図4では隠れている)及びトラッキングコイル16a,16bが、トラッキングマグネット22a,22cと対向している。この状態では、第1の対物レンズ12が選択され、光路上に位置している。図5に示した状態では、一対の磁性片17(図5では隠れている)及びトラッキングコイル16a,16bが、トラッキングマグネット22b,22dと対向している。この状態では、第2の対物レンズ13が選択され、光路上に位置している。なお、給電用フレキシブルプリント基板18のレンズホルダ14に固定されている側と反対の一端は、ベースヨーク19に固定されている。
以上のように構成された対物レンズ駆動装置の動作について説明する。
まず、光スポットのフォーカスずれを制御する場合には、給電用フレキシブルプリント基板18を介してフォーカシングコイル15にフォーカス制御電流を通電する。フォーカス制御電流と、フォーカシングマグネット21a,21bによる磁界との相互作用によりZ方向の電磁力が発生し、レンズホルダ14が支軸20に沿ってZ方向に移動する。その結果、レンズホルダ14に保持された対物レンズ12,13が光ディスク11に対して接近/離間する方向に移動し、光スポットのフォーカスずれの制御が行われる。フォーカシングコイル15への通電解除後は、一対の磁性片17に作用する磁気吸引力によって、レンズホルダ14がZ方向の基準位置に復帰する。
光スポットのトラックずれを制御する場合には、給電用フレキシブルプリント基板18を介してトラッキングコイル16a,16bにトラッキング制御電流を通電する。トラッキング制御電流と、トラッキングマグネット22a,22c又はトラッキングマグネット22b,22dによる磁界との相互作用により、レンズホルダ14を支軸20を中心として回動させる電磁力が発生し、レンズホルダ14が支軸20を中心として回動する。その結果、レンズホルダ14に保持された対物レンズ12,13(具体的には、図4で選択されている第1の対物レンズ12、又は、図5で選択されている第2の対物レンズ13)が光ディスク11の略半径方向(すなわちX方向)に移動し、光スポットのトラックずれの制御が行われる。トラッキングコイル16a,16bへの通電が解除された後は、一対の磁性片17に作用する磁気吸引力によって、レンズホルダ14が回動基準位置に復帰する。
次に、光路上に位置する対物レンズを切り替える方法を説明する。
第1の対物レンズ12が選択されている状態(図4)から、第2の対物レンズ13が選択されている状態(図5)に切り替える場合は、以下の動作を行う。図4に示したように第1の対物レンズ12が選択されている状態では、トラッキングコイル16a,16bがトラッキングマグネット22a,22cに対向している。この状態で、給電用フレキシブルプリント基板18を介してトラッキングコイル16a,16bに所定のパルス状の切り替え電流を通電すると、この切り替え電流と、トラッキングマグネット22a,22cによる磁界との相互作用により電磁力が発生し、レンズホルダ14を支軸20を中心として図中反時計回りに回動させるパルス状の回動力が作用する。レンズホルダ14が回動し、トラッキングコイル16a,16bがトラッキングマグネット22b,22dにほぼ対向する位置(図5)まで達すると、トラッキングコイル16a,16bへの通電が解除される。この状態で、一対の磁性片17には、トラッキングマグネット22b,22dによる磁気吸引力が作用し、レンズホルダ14は図5に示す回動基準位置で停止する。
第2の対物レンズ13が選択されている状態(図5)から、第1の対物レンズ12が選択されている状態(図4)に切り替える場合は、以下の動作を行う。給電用フレキシブルプリント基板18を介してトラッキングコイル16a,16bに逆極性のパルス状の切り替え電流を通電すると、この切り替え電流と、トラッキングマグネット22b,22dによる磁界との相互作用により電磁力が発生し、レンズホルダ14を支軸20を中心として図中時計回りに回動させるパルス状の回動力が作用する。レンズホルダ14が回動し、トラッキングコイル16a,16bがトラッキングマグネット22a,22cにほぼ対向する位置(図4)まで達すると、トラッキングコイル16a,16bへの通電が解除される。この状態で、一対の磁性片17には、トラッキングマグネット22a,22cによる磁気吸引力が作用し、レンズホルダ14は図4に示す回動基準位置で停止する。
なお、レンズホルダ14が、図4及び図5に示した回動基準位置を超えて回転した場合には、レンズホルダ14の側面がベースヨーク19に設けたストッパ23に当接し、これによりレンズホルダ14のオーバーランを防止する。すなわち、ストッパ23は、レンズホルダ14の回動範囲(回動量)を規制する役割を有している。
次に、第1の対物レンズ12及び第2の対物レンズ13を固定するための構成について、詳細に説明する。図6は、実施の形態1におけるレンズホルダの斜視図であり、図7は、図6のレンズホルダの平面図である。図8は、図6のレンズホルダの側面図であり、図9は、図6のレンズホルダの底面図である。
図6〜図9に示すように、レンズホルダ14は、第1の対物レンズ12を取り付ける取り付け穴14bを有している。この取り付け穴14bは、Z方向を中心軸線方向としており、第1の対物レンズ12の外周と嵌合するようになっている。取り付け穴14bの内側には、取り付け穴14bの軸方向(すなわちZ方向)に対して垂直な取り付け基準面14cが環状に形成されている。取り付け穴14bの円周状の壁部には、接着剤を塗布するための複数の(ここでは4つの)溝部14dが等間隔に形成されている。
さらに、レンズホルダ14は、第2の対物レンズ13を取り付ける取り付け穴14eを有している。この取り付け穴14eは、Z方向を中心軸線方向としており、第2の対物レンズ13の外周と嵌合するようになっている。取り付け穴14eの内側には、第2の対物レンズ13の光軸方向(すなわちZ方向)の高さ基準となる第1の当接面14fと、この第1の当接面14fより低い位置にある第2の当接面14g及び第3の当接面14hとが形成されている。これらの3つの当接面14f,14g,14hは、取り付け穴14eの軸方向(すなわちZ方向)に対して垂直な面である。
図7に示すように、第1の当接面14fと取り付け穴14eの中心とを通る直線L1、第2の当接面14gと取り付け穴14eの中心とを結ぶ直線L2、及び、第3の当接面14hと取り付け穴14eの中心とを結ぶ直線L3を規定すると、直線L1と直線L2とのなす角、及び直線L3と直線L1とのなす角は、いずれも135度である。また、直線L2と直線L3とのなす角は、90度である。
図6に戻り、取り付け穴14eの周囲の円周状の壁部には、接着剤を塗布するための複数の(ここでは4つの)第1の溝14iがほぼ等間隔に形成されている。第1の溝14iは、取り付け穴14eの内面につながる溝である。第1の溝14iの周囲の部分14nは、取り付け穴14eの周囲の壁部の他の部分よりも高く(すなわちディスク11側に突出するように)形成されている。上記の第1の当接面14fは、(4つの第1の溝14iのうち)1つの第1の溝14iの底部に形成されている。
第1の溝14iの周方向両側には、第2の溝14jがそれぞれ形成されている。ここでは、4つの第1の溝14iのそれぞれの両側に位置するように、合計8つの第2の溝14jが形成されている。第2の溝14jは、取り付け穴14eの内面につながっており、取り付け穴14eの半径方向に延在している。
第2の当接面14gには、Z方向の調整用穴14kが形成されており、第3の当接面14hには、Z方向の調整用穴14mが形成されている。図7に示すように、これらの調整用穴14k,14mは、第2の対物レンズ13が選択されている状態で、第2の対物レンズ13の光軸中心からX方向(光ディスク11の半径方向)及びY方向(光ディスク11の接線方向)の各延長線上に形成されている。
ここで、第1の対物レンズ12の接着方法について、図10及び図11を参照して説明する。図10は、第1の対物レンズ12をレンズホルダ14にセットし、接着剤24を塗布した状態を示す斜視図である。図11は、図10の線分A−Aにおける断面図である。まず、図10に示すように、第1の対物レンズ12を、レンズホルダ14の取り付け穴14bに上方から挿入し、図11に示すように、レンズホルダ14の外周縁近傍の下面を取り付け基準面14cに当接させる。この状態で、第1の対物レンズ12の外周と4箇所の溝部14dに、紫外線硬化型の接着剤24を塗布する。さらに、接着剤24に紫外線を照射して硬化させることにより、第1の対物レンズ12をレンズホルダ14の取り付け穴14bに固定する。なお、第1の対物レンズ12をレンズホルダ14に固定する際には、光軸の傾き調整は行わない。そのため、第1の対物レンズ12の光軸の傾き精度は、各部品の精度による。
次に、第2の対物レンズ13の接着方法について、図12及び図13を参照して説明する。図12は、第2の対物レンズ13をレンズホルダ14にセットし、第1の接着剤25を塗布した状態を示す斜視図である。図13は、図12の線分B−Bにおける断面図である。まず、図12に示すように、第2の対物レンズ13をレンズホルダ14の取り付け穴14eに上方から挿入し、図13に示すように、第2の対物レンズ13の外周縁近傍の下面を、第1の当接面14f、第2の当接面14g及び第3の当接面14hの3箇所に当接させる。このとき、第1の当接面14fの高さと、第2及び第3の当接面14g,14hの高さとの差により、第2の対物レンズ13の光軸がZ方向に対して傾いている。より具体的には、第2の対物レンズ13が選択されている状態(図7の状態)で、第2の対物レンズ13の光軸を通りX方向と45度をなす方向(図7の直線L1の方向)において、第2の対物レンズ13の光軸が所定の角度θだけ傾く。
この状態で、4箇所の第1の溝14iに、第1の接着剤25が塗布される。このとき、第1の接着剤25は、その上面が、第1の対物レンズ12及び第2の対物レンズ13の上面より光ディスク11側に突出するように塗布される。ここで、第1の接着剤25は、常温硬化型のシリコンゴム系の樹脂(RTV(Room Temperature Vulcanization)ゴム)又は紫外線硬化型のシリコンゴム系の接着剤であり、硬化後もゴム状の弾性を有している。
図14(A)〜(D)は、第2の対物レンズ13の光軸の傾きを調整する方法を説明するための図である。ここでは、公知のゴニオステージ100(例えば、特開2001−160239号公報参照)を用いる。まず、図14(A)に示すように、第1及び第2の対物レンズ12,13が既に取り付けらたレンズホルダ14を、ゴニオステージ100の調整台101上に固定する。調整台101上に保持されたレンズホルダ14の下方には、光源102が配置されている。また、レンズホルダ14の上方には、対物レンズ(図示せず)を有する光軸傾き計測装置103が配置されている。光源102から発せられ、測定器103に入射する光の光軸を、装置光軸Lとする。
上述したように、レンズホルダ14に固定された第1の対物レンズ12の光軸の傾き調整は行われていないため、第1の対物レンズ12の光軸は、装置光軸Lに対して傾いている可能性がある。
この状態で、光源102から光束を発し、第1の対物レンズ12を通過した光束により形成される光スポットを、光軸傾き計測装置103の撮像素子により撮像する。撮像された光スポットの形状に基づいて収差を求め、これに基づいて第1の対物レンズ12の光軸の傾き量を算出する。次いで、図14(B)に示すように、光軸の傾き量に応じて、ゴニオステージ100の調整台101の傾きを調整し(すなわちレンズホルダ14全体の傾きを調整し)、第1の対物レンズ12の光軸の傾きをゼロ(装置光軸Lと平行)にする。
続いて、図14(C)に示すように、ゴニオステージ100の調整台101を、傾きを変えずに移動させ、光源102と光軸傾き計測装置103との間の光軸L上に、第2のレンズ13を位置させる。なお、このとき、光源102は、第2の対物レンズ13に対応した波長の光束を発する光源に切り替えられる。また、光軸傾き計測装置103の対物レンズも、第2の対物レンズ13に対応した光束を集光させる対物レンズに切り替えられる。
この状態で、光源102から光束を発し、第2の対物レンズ13を通過した光束により形成される光スポットを、光軸傾き計測装置103の撮像素子により撮像する。撮像された光スポットの形状に基づいて収差を求め、これに基づいて第2の対物レンズ13の光軸の傾き量を算出する。次いで、第2の対物レンズ13の光軸の傾きが0になるように、レンズホルダ14に対する第2の対物レンズ13の傾き調整を行う。
次に、第14(C)で示した第2の対物レンズ13の光軸の傾き調整の工程について、さらに説明する。図15は、図14(C)に示した第2の対物レンズ13の光軸の傾き調整の工程を説明するための斜視図である。図16は、図15の線分B−Bにおける断面図である。上述したように、光軸傾き計測装置103(図14(C))により第2の対物レンズ13の光軸の傾きを測定をする。
次に、レンズホルダ14の下側から調整用穴14k,14mに調整ピン27a,27bを挿入し、第2の当接面14g及び第3の当接面14hに当接している第2の対物レンズ13の外周縁近傍の下面を、調整ピン27a,27bで上下(Z方向)に位置調節する。このとき、第2の対物レンズ13は、上述した第1の接着剤25により4箇所で弾性的に保持されているため、第1の当接面14fを中心として、光軸の傾きを調整することができる。上述した光軸傾き計測装置で測定した第2の対物レンズ13の光軸の傾きが0に追い込まれたところで、調整ピン27a,27bの位置を固定する。この状態で、第2の接着剤26を第2の溝14j(図6)に塗布し、この第2の接着剤26に紫外線を照射して硬化させることにより、第2の対物レンズ13をレンズホルダ14に固定する。なお、ゴニオステージ100の調整台101は、調整ピン27a,27bによる上記調整が可能な形状を有しているものとする。
第2の接着剤26は、第1の接着剤25より硬化後のヤング率が大きい紫外線硬化型の接着剤である。ここでは、第2の接着剤26は、第1の対物レンズ12の固定に使用している紫外線硬化型の接着剤24と同じものを使用している。
以上の工程により、図14(D)に示すように、第1の対物レンズ12及び第2の対物レンズ13は、互いの光軸が平行になった状態でレンズホルダ14に固定される。
図17は、レンズホルダ14と光ディスク11との位置関係を示す側面図であり、レンズホルダ14が光ディスク11に接触した状態を示している。レンズホルダ14においては、ゴム状の弾性を有している第1の接着剤25が、第1の対物レンズ12の上面及び第2の対物レンズ13の上面より突出しているため、図17に示すようにレンズホルダ14が光ディスク11側に(+Z方向に)移動したときには、まず第1の接着剤25が光ディスク11と接触し、第1及び第2の対物レンズ12,13と光ディスク11との接触を防止するようになっている。
以上説明したように、本実施の形態によれば、レンズホルダ14に第1の溝14iと第2の溝14jとを設け、第1の溝14iに第1の接着剤25を塗布し、第1の接着剤25の弾性変形を利用して第2の対物レンズ13の光軸の傾きを調整したのち、第2の溝14jに第1の接着剤25より硬化後のヤング率が大きい第2の接着剤26を塗布することで、第2の対物レンズ13を固定するようにしたので、対物レンズをレンズホルダに対して高い精度で位置決めする大掛かりな調整装置(マニピュレータ等)を必要とせず、簡単な治具を用いて、対物レンズの光軸調整を高い精度で行うことができる。
また、第1の接着剤25を、第1の対物レンズ12及び第2の対物レンズ13の上面より突出するように形成したため、レンズホルダ14が光ディスク11側に移動したときには、まず第1の接着剤25が光ディスク11と接触し、第1の対物レンズ12及び第2の対物レンズ13が光ディスク11と衝突することを防止することができる。
さらに、第1の接着剤25は、シリコンゴムを含んで構成されており、弾性及び柔軟性を有しているため、第2の対物レンズ13の光軸調整作業が容易になると共に、光ディスク11と衝突した場合も損傷や磨耗粉の発生を抑制でき、信頼性の高い対物レンズ駆動装置を得ることができる。
加えて、第2の対物レンズ13を、第1の当接面14fと、この第1の当接面14fより低い第2及び第3の当接面14g,14hとの3箇所で受け、予め第2の対物レンズ13の光軸を所定の角度θだけ傾けて載置したので、調整ピン27a,27bを1方向から押圧するのみで第2の対物レンズ13の光軸の傾きを調整することが可能になり、その結果、より簡単な治具で対物レンズの光軸を高い精度で調整することができる。
また、レンズホルダ14に調整用穴14k,14mを設けたので、レンズホルダ14の下側から調整ピン27a,27bを挿入し、第2の対物レンズ13の光軸の傾き調整を行うことができる。そのため、調整ピン27a,27bと光軸傾き計測装置とが干渉することなく、より容易に対物レンズの光軸の調整を行うことができる。
さらに、第1の溝14i及び第2の溝14jを、いずれも、レンズホルダ14の取り付け穴14eの内面につながる溝としたので、これらの溝14i,14jを介して、第2の対物レンズ13の外周面に接着剤を供給することが容易になる。
加えて、レンズホルダ14の取り付け穴14eの内周に沿って、複数の第1の溝14i及び複数の第2の溝14jが形成されているので、第2の対物レンズ13を外周方向に亘って均等な接着力で固定することができる。
また、光軸の傾き調整を行わずにレンズホルダ14に固定された第1の対物レンズ12の光軸の傾きを基準として、第2の対物レンズ13の光軸の傾きを調整するようにしたので、簡単な方法で、2つの対物レンズの光軸を平行にすることができる。
実施の形態2.
上述した実施の形態1では、青色半導体レーザから出射される光束と、2波長半導体レーザから出射される光束とが共通の光路を通り、使用する光ディスク11に応じて対物レンズが切り替えられる回動方式の対物レンズ駆動装置について説明した。これに対し、実施の形態2では、青色半導体レーザから出射される光束と、2波長半導体レーザから出射される光束とが別々の光路を通り、それぞれが第1の対物レンズ12と第2の対物レンズ13を通過するようにした(すなわちレンズホルダの回動による対物レンズの切り替えを行わない)ワイヤ支持型の対物レンズ駆動装置に関するものである。
図18は、本発明の実施の形態2に係る対物レンズ駆動装置を示す分解斜視図であり、図19は、組み立て後の対物レンズ駆動装置を示す斜視図である。図20は、図19の対物レンズ駆動装置の側面図である。図18〜図20において、実施の形態1で説明した構成要素と同一の構成要素には、同一の符号を付す。
この対物レンズ駆動装置は、複数(ここでは2つ)の対物レンズ12,13を保持するレンズホルダ34を有しており、このレンズホルダ34の内側には、矩形で2連のフォーカシングコイル35a,35bが取り付けられている。フォーカシングコイル35a,35bは、それぞれの巻き回されたコイルの内側を、対物レンズ12,13に向かう光束が通過できるようになっている。フォーカシングコイル35a,35bと共に、レンズホルダ34の内側には、チルトコイル28が接着固定されている。レンズホルダ34のY方向両端面には、トラッキングコイル36a,36bが固定されている(トラッキングコイル36aは図20に示されている)。
レンズホルダ34の両側面には、それぞれ中継基板29が固定されており、各中継基板29には、フォーカシングコイル35a,35b、トラッキングコイル36a,36b及びチルトコイル28の各端線部がそれぞれ半田付けされている。さらに、レンズホルダ34の両側面には、弾性と導電性を有するベリリウム銅により形成されたワイヤ30が各3本ずつ(両側で6本)平行に取り付けられている。各ワイヤ30のレンズホルダ34側の端部は、中継基板29に半田付けにより固定されている。
対物レンズ駆動装置のベースヨーク39には、Y方向に対向する一対の壁39a,39bが形成され、壁39a,39bには、それぞれ2極着磁されたマグネット31a,31bが取り付けられている。さらに、ベースヨーク39には、ゲルホルダ32が固定され、このゲルホルダ32には基板33が固定されている。基板33には、ゲルホルダ32を貫通した各ワイヤ30の一端が半田により固定されている。ゲルホルダ32で支持されたワイヤ30の弾性変形により、レンズホルダ34は、フォーカシング方向(Z方向)、トラッキング方向(X方向)及びラジアルチルト方向(Y方向の軸線を中心とした回動方向)に移動可能に、弾性的に支持されている。
以上のように構成された対物レンズ駆動装置の動作について説明する。
フォーカスずれの制御及びトラックずれの制御は、基板33からワイヤ30を介してフォーカシングコイル35a,35b及びトラッキングコイル36a,36bに制御電流を流すことにより、実施の形態1と同様に行われる。各コイルへの通電の解除後は、ワイヤ30の弾性力により、レンズホルダ34が基準位置に復帰する。
光ディスク11のラジアル方向の傾きを補正する場合には、基板33からワイヤ30を介してチルトコイル28にラジアルチルト制御電流を通電する。ラジアルチルト制御電流とマグネット31a,31bによる磁界との相互作用により、Y方向の軸線を中心としてレンズホルダ34を回転させるモーメントが発生する。その結果、レンズホルダ34に搭載された対物レンズ12,13が、光ディスク11に対してラジアルチルト方向(Y方向の軸線回りの回動方向)に回動し、光スポットのラジアルチルト制御が行われる。チルトコイル28への通電の解除後は、ワイヤ30の弾性力(捻り方向の弾性力)により、レンズホルダ34が基準位置に復帰する。その他の動作は、実施の形態1と同様である。
次に、第2の対物レンズ13の取り付け構造及び接着方法について、図21乃至図24を参照して説明する。なお、第1の対物レンズ12の取り付け構造及び接着方法は、実施の形態1と同様である。
図21は、対物レンズ12,13が取り付けられる前のレンズホルダ34を示す斜視図である。図21に示すように、レンズホルダ34は、第2の対物レンズ13を取り付ける取り付け穴14eを有している。この取り付け穴14eの周囲の壁部には、接着剤塗布用の4つの第1の溝14iが等間隔で形成されている。取り付け穴14eの周囲の壁部のうち、第1の溝14iの周囲の部分14nは、他の部分よりも高く形成されている。隣り合う第1の溝14iの間には、接着剤塗布用の第2の溝14jが設けられている。なお、実施の形態1とは異なり、第2の溝14jは、隣り合う第1の溝14iの間に一つずつ、合計4つ設けられている。
この実施の形態2では、実施の形態1のような当接面14f,14g,14h(図6)及び調整用穴14k,14mは設けられていない。
図22は、第1の対物レンズ12が取り付けられたレンズホルダ34を示す斜視図である。図23は、第2の対物レンズ13をレンズホルダ34にセットし、第1の接着剤25を塗布した状態を示す図である。まず、レンズホルダ34を治具(図示せず)に装着し、その取り付け穴14bに第1の対物レンズ12を挿入し、実施の形態1で説明したように接着剤24により固定する(図22)。次いで、レンズホルダ34の取り付け穴14eに第2の対物レンズ13を挿入し、第1の接着剤25を4箇所の第1の溝14i(図21)に塗布し、これにより第2の対物レンズ13を固定する(図23)。このとき、第1の接着剤25を、その上面が第1の対物レンズ12及び第2の対物レンズ13の上面より光ディスク11側に突出するように塗布する。
ここで、第1の接着剤25は、常温硬化型のシリコンゴム系の樹脂(RTVゴム)又は紫外線硬化型のシリコンゴム系の接着剤で、硬化後もゴム状の弾性を有している。そのため、第2の対物レンズ13を治具から取り外した状態では、第2の対物レンズ13はレンズホルダ34に対して、第1の接着剤25により弾性的に保持されている。よって、図23に矢印Cで示すように、第2の対物レンズ13のコバ部をZ方向に押すことで、第2の対物レンズ13の光軸の傾きを調整することができる。
すなわち、実施の形態1でも説明したように、ゴニオステージ100及び光軸傾き計測装置103(図14)を用いて、第1の対物レンズ12の光軸の傾きが0になるようにレンズホルダ34の傾き(調整台101の傾き)を調整し、次いで、第2の対物レンズ13の集光スポットを光軸傾き計測装置103で測定し、図23に矢印Cで示すように第2の対物レンズ13のコバ部を押し、第2の対物レンズ13の光軸の傾きを0に追い込む。この状態で、図24に示すように第2の溝14jに紫外線硬化型の第2の接着剤26を塗布し、紫外線を照射することにより、第2の対物レンズ13をレンズホルダ34に固定する。このようにして、第1及び第2の対物レンズ12,13は、それぞれの光軸が平行になった状態でレンズホルダ34に固定される。その他の作用については、上述した実施の形態1と同様である。
以上説明したように、本実施の形態においても、実施の形態1と同様、対物レンズをレンズホルダに対して高い精度で位置決めする大掛かりな調整装置(例えばマニピュレータ等)を必要とせず、簡単な治具を用いて、対物レンズの光軸調整を高い精度で行うことができる。
上述した実施の形態1,2では、2つの対物レンズを搭載した回動式の対物レンズ駆動装置とワイヤ支持型の対物レンズ駆動装置において、第1の対物レンズ12の光軸に対して第2の対物レンズ13の光軸を合わせることについて説明した。しかしながら、対物レンズの光軸を合わせる基準は、レンズホルダ14の軸受穴14a等、他のものであっても良い。また、レンズホルダ14(34)に搭載する対物レンズは1個でも良いし、3個以上であってもよい。
また、上述した実施の形態1,2では、対物レンズを通過した光束の光スポットの収差に基づいて対物レンズの光軸の傾きを計測する公知の光軸傾き計測装置(光学ピックアップスポット評価装置)を使用したが、対物レンズの基準面やコバ部の傾きが測定可能なレーザオートコリメータ等を使用してもよいことは言うまでもない。
本発明の活用例として、BDプレーヤ、BDレコーダ及びHD−DVDプレーヤ、HD−DVDレコーダ等の光ディスク装置に適用することができる。
本発明に係る対物レンズ駆動装置は、光源から発せられる光束を情報記録媒体に集光させる対物レンズと、対物レンズを保持するレンズホルダとを備えて構成される。レンズホルダは、対物レンズを接着により保持する第1の接着部及び第2の接着部と、対物レンズの光軸の傾きを調整するための調整手段を情報記録媒体側とは反対の側から挿入可能な穴部とを有している。第1の接着部に第1の接着剤を付与することにより対物レンズを接着し、第1の接着剤を変形させながら調整手段によって対物レンズの光軸の傾きを調整し、第1の接着剤よりも硬化後のヤング率が大きい第2の接着剤を第2の接着部に付与することにより、対物レンズをレンズホルダに固定している。
また、本発明に係る対物レンズ駆動装置の製造方法は、情報記録媒体に対する情報の記録又は再生を行うための対物レンズ駆動装置の製造方法において、対物レンズを保持するレンズホルダに備えられた第1の接着部に第1の接着剤を付与して前記対物レンズを接着する工程と、第1の接着剤を変形させながら、レンズホルダに備えられた穴部に情報記録媒体側とは反対の側から、対物レンズの光軸の傾きを調整するための調整手段を挿入して、対物レンズの光軸の傾きを調整する工程と、レンズホルダに備えられた第2の接着部に第1の接着剤よりも硬化後のヤング率が大きい第2の接着剤を付与することにより、対物レンズを前記レンズホルダに固定する工程とを含む。

Claims (15)

  1. 光源から発せられた光束を情報記録媒体に集光させる対物レンズと、
    前記対物レンズを保持するレンズホルダと
    を備え、
    前記レンズホルダは、前記対物レンズを接着により保持する第1の接着部と第2の接着部とを有し、
    前記第1の接着部に第1の接着剤を付与して前記対物レンズを接着し、前記第1の接着剤を変形させながら前記対物レンズの光軸の傾きを調整し、前記第1の接着剤よりも硬化後のヤング率が大きい第2の接着剤を前記第2の接着部に付与することにより、前記対物レンズを前記レンズホルダに固定したこと
    を特徴とする対物レンズ駆動装置。
  2. 前記第1の接着剤は、前記対物レンズの情報記録媒体側の面よりも、情報記録媒体側に突出していることを特徴とする請求項1に記載の対物レンズ駆動装置。
  3. 前記第1の接着剤は、シリコンゴムを含んで構成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の対物レンズ駆動装置。
  4. 前記レンズホルダは、前記対物レンズの光軸の傾き調整を行う調整手段を情報記録媒体側とは反対の側から挿入可能な穴部を有していることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の対物レンズ駆動装置。
  5. 前記第1及び第2の接着部は、いずれも、前記レンズホルダに形成された前記対物レンズの取り付け穴の内面につながる溝部であることを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の対物レンズ駆動装置。
  6. 前記レンズホルダは、情報記録媒体の記録面に直交する方向に対して、前記対物レンズを傾けて載置可能な当接面を有していることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の対物レンズ駆動装置。
  7. 前記レンズホルダに形成された前記対物レンズの取り付け穴の縁に沿って、複数の前記第1の接着部と、複数の前記第2の接着部とが形成されていることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の対物レンズ駆動装置。
  8. 前記対物レンズは、第2の対物レンズであり、
    さらに、前記レンズホルダには、第1の対物レンズが保持されており、
    前記第1の対物レンズの光軸を基準として、前記第2の対物レンズの光軸の傾き調整が行われることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の対物レンズ駆動装置。
  9. 光源から発せられた光束を情報記録媒体に集光させる対物レンズと、
    前記対物レンズを保持するレンズホルダと、
    を備え、
    前記レンズホルダは、
    前記対物レンズを取り付ける取り付け穴と、
    前記取り付け穴の縁に沿って形成された第1の接着部及び第2の接着部と、
    前記第1の接着部に付与された第1の接着剤と、
    前記第2の接着部に付与され、前記第1の接着剤よりも硬化後のヤング率が大きい第2の接着剤とを備えたこと
    を特徴とする対物レンズ駆動装置。
  10. 前記第1の接着剤は、前記対物レンズの情報記録媒体側の面よりも、情報記録媒体側に突出していることを特徴とする請求項9に記載の対物レンズ駆動装置。
  11. 前記第1の接着剤は、シリコンゴムを含んで構成されていることを特徴とする請求項9又は10に記載の対物レンズ駆動装置。
  12. 前記レンズホルダは、前記対物レンズの光軸の傾き調整を行う調整手段を情報記録媒体側とは反対の側から挿入可能な穴部を有していることを特徴とする請求項9乃至11のいずれか1項に記載の対物レンズ駆動装置。
  13. 前記第1及び第2の接着部は、いずれも、前記取り付け穴の内面につながる溝部であることを特徴とする請求項9乃至12のいずれか1項に記載の対物レンズ駆動装置。
  14. 前記レンズホルダは、前記取り付け穴の内部に、情報記録媒体の記録面に直交する方向に対して前記対物レンズを傾けて載置可能な当接面を有することを特徴とする請求項9乃至13のいずれか1項に記載の対物レンズ駆動装置。
  15. 前記レンズホルダの前記取り付け穴の縁に沿って、複数の前記第1の接着部と、複数の前記第2の接着部とが形成されていることを特徴とする請求項9乃至14のいずれか1項に記載の対物レンズ駆動装置。
JP2008546893A 2006-11-29 2007-08-15 対物レンズ駆動装置及びその製造方法 Active JP4850256B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008546893A JP4850256B2 (ja) 2006-11-29 2007-08-15 対物レンズ駆動装置及びその製造方法

Applications Claiming Priority (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006321050 2006-11-29
JP2006321050 2006-11-29
PCT/JP2007/065898 WO2008065783A1 (fr) 2006-11-29 2007-08-15 Dispositif d'entraînement de lentille d'objectif
JP2008546893A JP4850256B2 (ja) 2006-11-29 2007-08-15 対物レンズ駆動装置及びその製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2008065783A1 true JPWO2008065783A1 (ja) 2010-03-04
JP4850256B2 JP4850256B2 (ja) 2012-01-11

Family

ID=39467581

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008546893A Active JP4850256B2 (ja) 2006-11-29 2007-08-15 対物レンズ駆動装置及びその製造方法

Country Status (6)

Country Link
US (1) US8154980B2 (ja)
EP (1) EP2093760B1 (ja)
JP (1) JP4850256B2 (ja)
CN (1) CN101542615B (ja)
AT (1) ATE528758T1 (ja)
WO (1) WO2008065783A1 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4661905B2 (ja) * 2008-05-29 2011-03-30 ブラザー工業株式会社 光源装置の製造方法
JP2010257537A (ja) * 2009-04-27 2010-11-11 Panasonic Corp 光ピックアップ装置
JP2011003252A (ja) 2009-06-22 2011-01-06 Hitachi Media Electoronics Co Ltd 光ピックアップ装置
JP2012103571A (ja) * 2010-11-12 2012-05-31 Canon Inc 位置検出装置およびそれを有する光学機器
US9047883B2 (en) * 2011-09-30 2015-06-02 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. Optical pickup device, optical information device, and information processing device
CN213182169U (zh) * 2019-11-01 2021-05-11 台湾东电化股份有限公司 光学元件驱动机构

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04143929A (ja) * 1990-10-03 1992-05-18 Ricoh Co Ltd 光ピックアップの光学部品の接着方法
JPH1011765A (ja) * 1996-06-26 1998-01-16 Sharp Corp 光ディスク装置及びその対物レンズの傾き調整方法
JP2005085291A (ja) * 2003-09-04 2005-03-31 Matsushita Electric Ind Co Ltd 光ピックアップ装置およびこれに用いられる光学素子およびその製造方法
JP2006018978A (ja) * 2004-07-05 2006-01-19 Sharp Corp レンズ駆動装置およびその製造方法

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03230328A (ja) * 1990-02-02 1991-10-14 Alps Electric Co Ltd フォトダイオード基板のピックアップシャーシヘの取付方法
JP2895190B2 (ja) 1990-09-04 1999-05-24 三菱電機株式会社 光ヘッド装置
US5781351A (en) * 1995-06-02 1998-07-14 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Mounting structure of objective lens for optical pick-up used for optical disk device
JP3214805B2 (ja) 1995-07-17 2001-10-02 シャープ株式会社 対物レンズ調整機構
JP2001160239A (ja) 1999-12-02 2001-06-12 Toshiba Corp 光ピックアップの製造方法
JP2001160229A (ja) 1999-12-02 2001-06-12 Sankyo Seiki Mfg Co Ltd 光ヘッド装置およびその対物レンズ傾角調整方法
DE102005013069A1 (de) * 2005-03-18 2006-09-28 Deutsche Thomson-Brandt Gmbh Abtaster für optische Speichermedien
JP4524272B2 (ja) * 2006-08-03 2010-08-11 株式会社日立メディアエレクトロニクス 光ピックアップ
JP4542070B2 (ja) * 2006-08-24 2010-09-08 株式会社日立メディアエレクトロニクス 光ピックアップ装置及び光ディスクドライブ装置

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04143929A (ja) * 1990-10-03 1992-05-18 Ricoh Co Ltd 光ピックアップの光学部品の接着方法
JPH1011765A (ja) * 1996-06-26 1998-01-16 Sharp Corp 光ディスク装置及びその対物レンズの傾き調整方法
JP2005085291A (ja) * 2003-09-04 2005-03-31 Matsushita Electric Ind Co Ltd 光ピックアップ装置およびこれに用いられる光学素子およびその製造方法
JP2006018978A (ja) * 2004-07-05 2006-01-19 Sharp Corp レンズ駆動装置およびその製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
EP2093760B1 (en) 2011-10-12
EP2093760A4 (en) 2010-12-08
CN101542615B (zh) 2011-04-13
ATE528758T1 (de) 2011-10-15
US20100067351A1 (en) 2010-03-18
JP4850256B2 (ja) 2012-01-11
US8154980B2 (en) 2012-04-10
CN101542615A (zh) 2009-09-23
WO2008065783A1 (fr) 2008-06-05
EP2093760A1 (en) 2009-08-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4850256B2 (ja) 対物レンズ駆動装置及びその製造方法
US7830759B2 (en) Objective lens drive, optical pickup, and optical disc apparatus
JP2003317264A (ja) 光学ヘッドとその調整方法及びそれを用いた光ディスク装置
JP2008065889A (ja) 光ピックアップ装置及びその製造方法
JP2008130119A (ja) 対物レンズユニット、光ピックアップ装置及び対物レンズユニットの製造方法
JP2008112526A (ja) 光ピックアップ装置及び光ディスク装置
JP2009037672A (ja) 光ピックアップ装置及びこれを用いた光ディスク装置
JP2014044770A (ja) 光ピックアップ装置
JP3899568B2 (ja) 光ピックアップ
JP2007087451A (ja) 光ピックアップ装置及び光ディスク装置
JP2006004522A (ja) 光ピックアップおよび光ディスク装置
JP3925505B2 (ja) 光ピックアップモジュール
JP4859695B2 (ja) 光ピックアップ装置
JP2008243251A (ja) 光ヘッド及び光ディスク装置
KR200150917Y1 (ko) 축섭동 액츄에이터의 트랙킹 코일 조립구조
JP2007080451A (ja) 光ピックアップ装置
JPWO2007111034A1 (ja) 光学手段駆動装置
JP2005085299A (ja) 光ディスク装置及びその光ピックアップ調整方法
JPH10222858A (ja) 光学ピックアップ装置
JP2014029743A (ja) 光ピックアップ
JP2009295239A (ja) 光ピックアップおよび光ディスク装置
JP2013235640A (ja) 光ピックアップ装置
JP2005310325A (ja) 光ピックアップ装置
JP2010287292A (ja) 光ピックアップおよび光ディスクドライブ装置
JP2008146799A (ja) レンズアクチュエータおよび光ピックアップ装置ならびに光学式記録/再生装置

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110705

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110826

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110920

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20111018

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4850256

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141028

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250