JP2007080451A - 光ピックアップ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】光束分離手段を取付ける際の変形や、光束分離手段を取付け後の設置場所や設置環境などでの大幅な温度変化に対して、光束分離手段を安定した状態で保持しておくことができる、換言すれば、取付けの際の形状信頼性及び取付け後の位置信頼性を高めることができる光束分離手段を備えた光ピックアップ装置を提供する。
【解決手段】受光光学系βの光路のうち受光素子に至る後半部分の光路を投光光学系αから分離する、略矩形板状を呈するハーフプレート23を備えた光ピックアップ装置において、ハーフプレート23は、オプトベースの床面2Aに対して、投光光学系αの光束反射面及び受光光学系の光束入射面と受光光学系の光束透過面とは垂直な下面を所定硬度の第1接着剤41で、及びこの下面とは反対の上面を、オプトベースの床面2Aに対して起立させた起立壁面2Bの支持突起2C上面に第1接着剤41よりも硬度の低い所定硬度の第2接着剤42で固着してある。
【選択図】 図2

Description

本発明は、光ディスクでの光学的な情報の記録及び/再生(以下、記録再生という)を行う光ピックアップ装置に関する。
従来、CDやDVDなどのような光ディスクでの光学的な記録再生を行うため、光ピックアップ装置が各種開発されている。この光ピックアップ装置は、対物レンズを用いて、光源からの光を光ディスクに投光するとともに、この光ディスクからの反射光を受光素子に導き、光ディスクに記録された各種情報を読取っているが、光源と受光素子との間に光束分離手段(例えば、ビームスプリッタやハーフプレートミラー)を設け、投光光学系と受光光学系の光路を分離するものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
即ち、この光ピックアップ装置は、図8に示すように、光源101から光ディスクDに至るまでの光路の中間付近に、ハーフプレートミラー(以下、「ハーフプレート」と略す)102などの光束分離手段を設けてある。なお、同図中、符号103はコリメートレンズ、104は立ち上げミラー、105は対物レンズ、106は平行平板、107は受光素子を示すものである。
特開2002−123969号公報
ところが、従来の光ピックアップ装置においては、光束分離手段を筐体(例えばオプトベースなど)の床面に適宜の接着剤などで固着する場合、接着剤が硬化するときの収縮や接着力などにより、歪みやねじれなどの物理的な変形が発生する場合があり、この変形に伴い、コマ収差や非点収差或いは球面収差などの各種の収差を発生し、記録再生特性が大幅に劣化するおそれがある。また、例えば車載用の機器に用いられた場合など、周囲温度が大きく変化するおそれがある。この場合、光束分離手段が、硬化後の接着剤の熱的な変性や劣化などにより安定した取付け状態を保持できず、光束分離手段の位置がずれて、受光光学系での光学距離などに変動をもたらすため、記録再生特性が大幅に劣化することもある。このため、大きな温度変化に対して常時安定した位置確保と変形防止とを図ることが要請されている。
このように、光束分離手段は、取付けの際の変形や取付け後の位置の変動などが、記録再生特性などに大きな影響を及ぼす要因となっている。このため、光束分離手段を所定の位置に物理的な変形のない正しい姿勢で固着させて取付けるとともに、長期間に亙り大きな温度変化に対して安定した状態でその位置を正確に保持できるようにすることが重要な課題となっている。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、光束分離手段を取付ける際の物理的な変形や、光束分離手段を取付け後の大幅な温度変化に対して、光束分離手段を安定した状態で保持しておくことができる、換言すれば、取付けの際の形状信頼性及び取付け後の位置信頼性を高めることができる光束分離手段を備えた光ピックアップ装置を提供することを目的とする。
本発明の光ピックアップ装置は、光源から出射された光束を情報の記録又は再生を行う光ディスクへ投光させる投光光学系と、前記光ディスクで反射した前記光束を受光素子へ集光して結像させる受光光学系と、前記受光光学系を進行する光束と投光光学系を進行する光束とを分離する平行平板形状の光束分離手段とを筐体に備えた光ピックアップ装置において、前記光束分離手段は、互いに対向する2面のそれぞれ少なくとも各2箇所を、前記筐体の床面側及びこれに垂直な壁面側に設けた取付部に対して、それぞれ、硬化後の硬度が異なる2種類の接着剤で固着するとともに、前記光束分離手段の一方の面を前記筐体の床面側に固着する接着剤は、前記光束分離手段の他方の面を前記床面に垂直な壁面側に固着する接着剤よりも、硬化後の硬度が高いものである。
また、前記光束分離手段は、底面が、前記筐体を構成するオプトベースの床面に2箇所設けた突出部に、第1接着剤で固着してあるとともに、上面が、前記オプトベースの床面から垂直に起立する壁面の、前記受光光学系の光束が通過する開口部を挟んでその両側に設けた略柱状の支持突起の上面に、前記第1接着剤よりも硬化後の硬度が低い所定の硬度を有する第2接着剤で固着してあるものである。
また、前記支持突起は、前記光束分離手段の前記受光光学系の光束が出射する背面と対向する支持面の下部に、光束分離手段の前記底面を支持する段部を有するとともに、前記支持面の、前記光束分離手段の背面下端と対向する部分に、切欠き溝を有するものである。
また、前記第1接着剤にはショアDが70以上の硬度のものを用いるとともに、前記第2接着剤にはショアDが40以下の硬度のものを用いるものである。
本発明によれば、光束分離手段を取付けるときに変形が発生するのを防止できるとともに、光束分離手段を取付けた後、設置する場所や環境の変化などによらず、光束分離手段を長期間に亙り常時安定した状態で定位置に保持することができ、換言すれば取付けの際の形状信頼性及び取付け後の位置信頼性を高めることができる光束分離手段を備えた光ピックアップ装置を提供できる。
以下、本発明の実施形態について添付図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態にかかる光ディスク装置の光ピックアップ装置1を示すものであり、この光ピックアップ装置1は、この筐体部分を構成するオプトベース2と、このオプトベース2に対して電磁力で変位可能に連結された対物レンズアクチュエータ3とを備える。なお、図1は、内部の光学素子の配置について正確な記載が難しいので、複数の方向から見たときの様子を便宜上同一平面上に記載してある。
このうち、オプトベース2は、後述する対物レンズ31及び絞り部を除く主要な光学系を備えるものであり、半導体レーザを用いた光源21と、回折格子22と、往路と復路とで光路を分離させるための光束分離手段であるハーフプレート23と、平行光を形成するコリメータ24と、光源21からのレーザ光を光ディスクDへ投光させる投光光学系用の光路及び光ディスクDで反射して戻る受光光学系用の光路を方向転換させるための立ち上げミラー25と、光ディスクDで反射して戻る反射光の受光光学系での(ハーフプレート23を透過後の)光路上に配置する反射ミラー26及びAS(Astigmatism;非点収差)補正板27と、受光素子28などを配置している。
光源21には、光ディスクDでの読取又は書き込みのために所定波長のレーザ光を出射する半導体レーザを用いている。回折格子22は、読取用及びサーボ用となる0次光及び±1次光の回折光を生成するようになっている。ハーフプレート23は、光源21側から入射するレーザ光を反射させて光路を90度折り曲げるとともに、光ディスクDで反射するレーザ光を透過させ受光光学系の光路を投光光学系の光路から分離させるようになっている。AS補正板27は、トラッキング方向及びフォーカス方向での良好なサーボ制御を行うために、ハーフプレート23で発生する非点収差の角度を補正するものであり、本実施形態では、非点収差の方向が受光素子28の受光面に設けた分割線に対して45度ずれた角度となるように、光軸に対して60度回転させている。なお、このAS補正番27は、この厚さ及びこれに入射するレーザ光の入射角と、発生する非点収差(AS)の角度とについて一定の関係があり、この関係式を利用して光路に対して60度回転させてあるが、この関係式については説明を省略する。受光素子28には、光電変換素子として、例えばPINフォトダイオードなどを用いている。
一方、対物レンズアクチュエータ30は、情報の記録読取を行う光ディスクDのトラック(ピット)へレーザ光を集光するための対物レンズ31および図示外の絞り部などを設けている。また、本実施形態の対物レンズアクチュエータ30は、図示しないが、トラッキングサーボをかけるために光ディスクDのラジアル(R)方向に変位可能であるとともにフォーカシングサーボをかけるために光ディスクDの厚さ方向に変位可能な可動部と、この可動部を支持するヨーク部とを備えている。
以上のような構成を有することで、トラッキング制御の際には、光源(半導体レーザ)21からの光束を光ディスクDのトラックに追従させるため対物レンズアクチュエータ3(対物レンズ31)の微動を図示外のサーボ機構で行い、サーボ機構で追従しきれない所定距離以上の移動動作が必要な場合は、図示外のトラバース機構を利用してオプトベース2を移動させる。
なお、本実施形態では、投光光学系は、光源21と、回折格子22と、コリメータ24と、立ち上げミラー25と、対物レンズ31および絞り部などで構成している(但し、ハーフプレート23は、投光光学系から除く)。一方、受光光学系は、対物レンズ31および絞り部と、立ち上げミラー25と、コリメータ24と、反射ミラー26及びAS補正板27と、受光素子28などで構成している(但し、ハーフプレート23は、受光光学系から除く)。また、本実施形態では、光ディスクDの読取光又は書込光としてコヒーレント光を用いているので、ハーフプレート23の替わりに、偏光板と偏光ビームスプリッタなどを組み合わせて使用し、偏光によって投光光学系の光路αと受光光学系の光路βを分離させるように構成してもよい。
次に、図2から図5を用いて、本発明の実施形態に係るハーフプレート23のオプトベース2への固定方法について説明する。
初めに、本実施形態のオプトベース2について説明する。このオプトベース2には、図2、図4に示すように、受光光学系の光路βを確保するため、開口部2Eを確保するため所要の幅Wのスペースだけ離間して、床面2Aから起立状態で設けた左右一対の起立壁面2Bと、この起立壁面2Bの互いに対向する端部に並設した略柱状を有する1対の支持突起2Cと、床面2Aの各支持突起2Cと対応する部位に設けた1対の突出部2Dとを有している。
このうち、支持突起2Cは、図3に示すように、床面から天井面までの高さがハーフプレート23の高さと同じかそれより若干高めに形成されている。また、支持突起2Cには、ハーフプレート23の底面の縁部側を支持する段部2Fが支持突起2Cの基部に突設されているとともに、ハーフプレート23下部の側縁部23A(図3参照)と対向する部位に切欠き溝2Gを設けている。
この切欠き溝2Gは、ハーフプレート23下部の側縁部23Aを加工するような場合に、この側縁部23Aが直角にならずに微視的に見て極く僅かな突起などが形成されることがあるので、これを考慮したものである。即ち、この切欠き溝2Gを設けることにより、側縁部23Aが僅かに突出していても、オプトベース2の床面2Aに対して精度の高い取付け状態が確保できるようになっている。
突出部2Dは、オプトベース2の床面2Aから段部2Fまでの高さと同一量だけ床面2Aから突出しており、ハーフプレート23の底面を固着させるようになっている。突出部2Dは、本実施形態では断面真円形状を有しているが、特にこの断面形状には限定されない。
次に、ハーフプレート23について説明する。このハーフプレート23は、本実施形態の場合、薄板形状を有するガラスなどにより平行平板状に形成されており、投光光学系でのレーザ光を反射させるとともに、受光光学系でのレーザ光を屈折、透過させるために、表面部分に誘電体多層膜などをコーティングしている。
次に、ハーフプレート23のオプトベース2への固着方法について、図2から図5を参照しながら説明する。
(1)初めに、図4に示すように、オプトベース2の床面2A側に設けた1対の突出部2Dの上面の斜線で示すような領域に、第1接着剤41を塗布する。そして、この突出部2Dと段部2Fとにオプトベース2を支承させるような状態で、かつ、オプトベース2の背面が支持突起2Cに当接するような状態で、オプトベース2を床面側にしっかりと搭載させて固定する。
(2)次に、オプトベース2の上面と支持突起2Cの上面(この上面と垂直に交わる支持面2Hの一部も含む)とに亙るような状態で、第2接着剤42を塗布する。ここで、ハーフプレート23をオプトベース2へ固着させるために使用する第1、第2接着剤41、42については、下記の表1に示すものが好ましい。
Figure 2007080451
ここで、第1、第2接着剤41、42として、各種硬度の接着剤を使用し、ハーフプレート23をオプトベース2へ固着させたときに発生する変動角度を調べる実験を行ってみた。但し、ここで、実線はRad変動、破線はTan変動を示す。Rad変動とは、図5(A)に示したRad方向の角度変化成分で定義される変動であり、Tan変動とは図3に示したTan方向の角度変化成分で定義される変動である。
この図6(A)が示すように、接着剤の硬度が増大するにつれて、Rad方向及びTan方向のいずれの方向の変動も変動角度が低くなり、変動角度は接着剤硬度に依存することが判明した。この変動角度としては、1分以下に変動を抑えることが好ましいことが知られている。従って、硬度(ショアD)70以上であればこれを十分に満たすことができるとの知見が得られた。ここで、ショアDとは、デュロメータ タイプDでの硬度を指すものであり、例えば硬度が50度の場合、一般にD50と表記する。
しかしながら、この第1、第2接着剤41、42の硬化後硬度を高めると、このハーフプレート23によってもたらされる収差(つまり、コマ収差、球面収差、非点収差などの各種収差)が却って増大する。従って、第1、第2接着剤41、42の硬化後硬度がともに高いものを用いてハーフプレート23を接着させたものを記録再生装置に使用したときに、記録再生特性が大幅に低下するおそれがあるので、好ましくない。なお、これらの収差については、25(rms)以下、好ましくは5(rms)以下であることが好ましいことが知られている。ここで、rms(Root Mean Square)は、次式で定義される。
Figure 2007080451
そこで、本発明に係る発明者が長年の経験に基づき、各種の実験と解析などを繰り返し行い、ハーフプレート23の下部の固着に使用する接着剤(第1接着剤41)には、前述した硬度(ショアD)70以上のものを使用する一方で、上部に使用する接着剤(第2接着剤42)には、硬度の低いもので固着させてみた。すると、変動角度と収差の双方を所要の値以下に抑えることができることが判明した。次に、この第2接着剤42の硬度と収差との関係について、以下に説明する。
即ち、ハーフプレート23をオプトベース2へ接着させる際に、第2接着剤42のみ硬度が異なる各種のものを用いて、ハーフプレート23をオプトベース2へ接着させた場合に、収差の発生する量を調べる実験を行ってみた。但し、これらの実験では、第1接着剤41には、硬度(ショアD)70を使用している。
その結果、次の図6(B)に示すような結果が得られた。
即ち、この実験によれば、第2接着剤42の硬度が高くなるほど、収差の発生量が増大していることがわかる。これにより、ハーフプレート23上面を第2接着剤42の硬化後硬度が高いもので接着すると、ショアDが40を越えるところから収差が大幅に増大して好ましくない。従って、収差を抑えるためには、少なくとも、ハーフプレート23上面を第2接着剤42で固着する際に、硬度(ショアD)が40以下の硬度のものを使用するのが好ましいことが判明した。
次に、本発明に係る接着方法でオプトベース2へ接着させた本実施形態に係るハーフプレート23について、熱衝撃試験を行い、Rad方向及びTan方向の変動量の様子を調べてみた。但し、ここでハーフプレート23の上面には硬度(ショアD)が25の低硬度の接着剤を、同じく底面には硬度(ショアD)が90の高硬度の接着剤を使用した。なお、横軸に示すヒートショックとは、一定時間間隔で所定の温度変化を与えるものであり、具体的には、+85℃で0.5時間加熱した後、−40℃で0.5時間冷却させることを1サイクルとして定義とする。
その結果、図7に示すような結果が得られた。即ち、この実験によれば、Rad方向及びTan方向の何れについても、ヒートショックをゼロから600[cs]までの範囲で行ったときの変動ΔX[deg]、ΔY[deg]は、いずれもゼロから0.05[deg]以下であった。なお、図7において、a〜cにグラフは、同一性能の3台の試験機で実験を行ったときの結果を示す。
これにより、本実施形態に係るハーフプレート23を用いると、ヒートショックの激しい環境であっても、Rad方向及びTan方向の何れの変動量も0.05[deg]未満に抑えることができることが確認できた。従って、温度環境が激しく変化する環境下であっても変動量を抑えることができ、高い信頼度でオプトベース2へ固着することができるハーフプレート23が実現可能になる。
なお、本発明は上述した実施形態に何ら限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の形態で実施し得るものである。
本発明の光ピックアップ装置は、設置する場所や環境などでの大幅な温度変化に対して、光束分離手段の変形及び位置的な変化を抑えることができる、換言すれば位置信頼性を高めることができる効果を有し、特に振動や温度変化の激しい車載用の電子機器に搭載する光ピックアップ装置等に有用である。
本発明の実施形態に係る光ピックアップ装置の光学素子を示す構成図。 本発明の実施形態に係る光ピックアップ装置のオプトベースに固着するハーフプレートを示す斜視図。 本発明の実施形態に係るハーフプレートのオプトベースへの取付け状態を示す断面図。 本発明の実施形態に係るハーフプレートのオプトベースへの取付け状態を示す説明図。 (A)本発明の実施形態に係るハーフプレートのオプトベースへの取付け状態を示す平面図。 (B)本発明の実施形態に係るハーフプレートのオプトベースへの取付け状態を示す底面図。 (A)本発明の実施形態に係るハーフプレートの変動角度と接着硬度の相関性を示すグラフ。 (B)本発明の実施形態に係るオプトベース上部の固定に用いる上部接着剤の硬度と収差の相関性を示すグラフ。 (A)本発明の実施形態に係るハーフプレートの熱衝撃試験でのRad方向の変動量を示すグラフ。 (B)本発明の実施形態に係るハーフプレートの熱衝撃試験でのTan方向の変動量を示すグラフ。 従来の一般的な光ピックアップ装置の光学素子を示す構成図。
符号の説明
1 ピックアップ装置
2 オプトベース
2A 床面
2B 起立壁面
2C 支持突起(取付部)
2D 突出部(取付部)
2F 段部
2G 切欠き溝
2H 支持面(取付部)
23A 側縁部
3 対物レンズアクチュエータ
21 半導体レーザを用いた光源
22 回折格子
23 ハーフプレート(光束分離手段)
24 コリメータ
25 立ち上げミラー
26 反射ミラー
27 AS補正板
28 受光素子
3 対物レンズアクチュエータ
31 対物レンズ
41 第1接着剤
42 第2接着剤

Claims (4)

  1. 光源から出射された光束を情報の記録又は再生を行う光ディスクへ投光させる投光光学系と、前記光ディスクで反射した前記光束を受光素子へ集光して結像させる受光光学系と、前記受光光学系を進行する光束と投光光学系を進行する光束とを分離する平行平板形状の光束分離手段とを筐体に備えた光ピックアップ装置において、
    前記光束分離手段は、互いに対向する2面のそれぞれ少なくとも各2箇所を、前記筐体の床面側及びこれに垂直な壁面側に設けた取付部に対して、それぞれ、硬化後の硬度が異なる2種類の接着剤で固着するとともに、
    前記光束分離手段の一方の面を前記筐体の床面側に固着する接着剤は、前記光束分離手段の他方の面を前記床面に垂直な壁面側に固着する接着剤よりも、硬化後の硬度が高い光ピックアップ装置。
  2. 前記光束分離手段は、
    底面が、前記筐体を構成するオプトベースの床面に2箇所設けた突出部に、第1接着剤で固着してあるとともに、
    上面が、前記オプトベースの床面から垂直に起立する壁面の、前記受光光学系の光束が通過する開口部を挟んでその両側に設けた略柱状の支持突起の上面に、前記第1接着剤よりも硬化後の硬度が低い所定の硬度を有する第2接着剤で固着してある請求項1に記載の光ピックアップ装置。
  3. 前記支持突起は、
    前記光束分離手段の前記受光光学系の光束が出射する背面と対向する支持面の下部に、光束分離手段の前記底面を支持する段部を有するとともに、
    前記支持面の、前記光束分離手段の背面下端と対向する部分に、切欠き溝を有する請求項2に記載の光ピックアップ装置。
  4. 前記第1接着剤にはショアDが70以上の硬度のものを用いるとともに、
    前記第2接着剤にはショアDが40以下の硬度のものを用いる請求項2又は3のいずれか1項に記載の光ピックアップ装置。
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