JP2003317264A - 光学ヘッドとその調整方法及びそれを用いた光ディスク装置 - Google Patents

光学ヘッドとその調整方法及びそれを用いた光ディスク装置

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光ディスク装置に用いる光学ヘッドにおい
て、簡単な構造でレーザ光源から出射されるレーザ光の
出射方向(強度分布中心)のばらつきを抑えるとともに
レーザ光の位置精度を確保する。 【解決手段】 レーザ光源の外周部にホルダを圧入した
状態でホルダに対してレーザ光源を相対的に傾けて、レ
ーザ光源の出射方向(強度分布中心)が前記対物レンズ
の光軸と前記コリメートレンズの主平面との交点を通過
するように調整するとともに、ホルダの一部をケースに
勘合させてレーザ光源の位置出しをする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は光ディスク上にレー
ザ光を集光して情報の記録または再生を行う光ディスク
装置の光学ヘッドに関し、特に光源であるレーザ光源の
実装方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図4は、一般的な、レーザ光源として半
導体レーザを用いたパッケージの構成例とレーザ光の様
子を示す図である。半導体レーザ1のレーザチップ2は
ベース3上に実装されて、窓ガラス付きキャップ4で封
止されている。レーザチップ2から出射されるレーザ光
5の出射方向(強度分布中心)6は、ベース3の垂線に
対して約3°くらいまでのばらつきを持っており、さら
にレーザチップ2の発光点26の位置はベース3の中心
線35に対して80μmくらいまでのばらつきを持って
いる。またレーザ光5の出射方向に直交する平面内の光
強度分布7は出射方向(強度分布中心)6に対して対称
である。このような半導体レーザのパッケージの構成に
ついては例えば「光ディスクストレージの基礎と応用」
(平成7年発行、電子情報通信学会)の48ページに記
載されている。
【0003】図6は、従来の技術による光学ヘッドの構
成の一例である。ケース8には半導体レーザ1,ビーム
スプリッター9,コリメートレンズ10,シリンドリカ
ルレンズ11,光検出器12が配置されており、また対
物レンズ13はバネ14によって移動可能な状態でケー
ス8に支持されている。
【0004】半導体レーザ1から出射したレーザ光5は
ビームスプリッター9を透過し、コリメートレンズ10
で平行光束となって対物レンズ13によって光ディスク
21上に焦点を結ぶ。
【0005】光ディスク21で反射されたレーザ光5は
ビームスプリッター9で反射されてシリンドリカルレン
ズ11を通って光検出器12に達し、図示していないシ
ステム回路が光検出器12の出力によって対物レンズ1
3の光ディスク21に対する位置制御を行うとともに光
ディスク21の信号を再生する。
【0006】このような構成の光学ヘッドは例えば「図
解コンパクトディスク読本(改訂2版)」(昭和63年
発行,オーム社)の203ページに記載されている。
【0007】図6の構成においては、半導体レーザ1の
出射方向(強度分布中心)6が対物レンズ13とコリメ
ートレンズ10の共通の光軸15に対してずれていると
光検出器12に到達するレーザ光5の強度分布がずれて
しまい、光検出器12の出力信号、特に光検出器12に
おける光の強度分布変化を利用するトラックずれ信号や
フォーカスずれ信号にオフセットが発生するなどの問題
が発生しやすい。このため、出射方向(強度分布中心)
6を光軸15に一致させるように調整する構造としてい
る。
【0008】ケース8には対物レンズ13とコリメート
レンズ10の共通の光軸15に対して垂直に取付け面1
6が設けられており、半導体レーザ1はホルダ17に固
定されて、出射方向(強度分布中心)6が取付け面16
に垂直になるようにホルダ17、ホルダベース18を用
いて調整された状態で取付け面16に固定されている。
ホルダ17とホルダベース18にはレーザチップ2を半
径中心とする球面座19が設けられており、ホルダ17
は球面座19を介して出射方向(強度分布中心)6を取
付け面16に垂直に調整した状態でホルダベース18に
接着固定されている。また、ホルダベース18はレーザ
発光点26が光軸15に一致するように取付け面16の
面内で位置を調整してネジ20によって固定されてい
る。上記のような構成では構造が複雑で精度を出しにく
いのでホルダベース18とケース8に勘合部を設けても
レーザ発光点26を光軸15に一致させることが困難な
ため、位置調整が必要となる。このような半導体レーザ
とホルダの構成は例えば特開平9−219033に記載
されている。
【0009】上記従来技術における組み立て工程の一例
を、図7を用いて説明する。まず半導体レーザ1にホル
ダ17に圧入し固定する(工程201)。次に治具(図示
せず)にホルダベース18を固定し、ホルダ17をホル
ダベース18の取り付け面に対しレーザ光5の出射方向
が直交するように角度を調整し、ホルダ17をホルダべ
ース18に固定する(工程202)。
【0010】一方、光学ヘッドの本体部分は、まずケー
ス8にビームスプリッタ9、シリンドリカルレンズ11
を接着固定する(工程211)。これらはケース8に位
置決め基準が設けられており、これらの基準に合わせて
接着固定される。次に工程202で調整されたホルダべ
ース18をケース8の取り付け面16に仮止めする(工
程212)。
【0011】次に図示しないFPCの穴に半導体レーザ
1の端子を挿入し、半田付けする。前記FPCの一部に
は半導体レーザ1を駆動する駆動LSIが配線パターン
に前工程で半田付けされており、駆動LSIはコネクタ
を介して上位回路に接続されている。前記駆動LSI
は、上位回路からの信号に従って半導体レーザ1を発光
させる。駆動LSIの出力端子は前記FPC上の設けら
れたパターン配線によって半導体レーザ1の端子に接続
される。また、前記FPCには前工程で光検出器12が
半田付けされている(工程213)。前記光検出器12
の出力は前記コネクタを介して上位回路に接続されてお
り、前記レーザ光が、光ディスク21上を高精度に位置
制御し、光ディスク21に記録されている情報を再生す
るために用いられる。
【0012】次にコリメートレンズ10をケース8に取
付ける。ケース8にはコリメートレンズ10が光軸に沿
って動くように取付け基準面が設けられている。半導体
レーザ1を発光させ、コリメートレンズ10を通過した
レーザ光5が、平行光になるようにコリメートレンズ1
0の光軸方向位置を調整し、接着固定する(工程21
4)。コリメートレンズ10を出射したレーザ光5の平
行度は、コリメートレンズ10を出たレーザ光を十分離
れた位置に置いたCCDカメラで受光した像の大きさを
検出し、その大きさが所定の大きさ以下となるように、
コリメートレンズ10の位置を調整する。次にホルダー
ベース18の位置を取り付け面16上で調整し、コリメ
ートレンズ10から出射したレーザ光がコリメートレン
ズ10の光軸と一致するようにし、ホルダーベース18
を取り付け面16にネジ20によって固定する(工程2
15)。
【0013】次に図示していない対物レンズアクチュエ
ータをケース8に取り付ける(工程216)。このとき
対物レンズ13の光軸がコリメートレンズの光軸と一致
するように、対物レンズアクチュエータは勘合部等によ
ってケース8に位置決めされる。次にサーボ信号調整治
具に光学ヘッドを取り付け、半導体レーザ1を発光さ
せ、前記治具に取り付けられた光ディスク21から反射
し、前記光検出器12に入射したレーザ光5による光検
出器12の出力を検出できるようにする。前記光検出器
12の出力から生成したフォーカス信号とトラックずれ
信号が所定の特性を満足するように光検出器12の位置
を調整し、光検出器12を接着し、固定する(工程21
7)。以上が従来技術での光学ヘッドの組み立て工程で
ある。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】上記のように従来技術
においてはレーザ光源の出射方向(強度分布中心)のば
らつきを吸収するために球面座の形成された2つのホル
ダを用いているので、ホルダの外形が大きくなり構造も
複雑なために光学ヘッドの小型化が困難で、またホルダ
を安価に作成することも難しかった。
【0015】本発明の第一の目的は、簡単な構造でレー
ザ光源の出射方向(強度分布中心)のばらつきを抑える
とともに対物レンズ光軸に対する位置精度を確保して、
小型で安価な光学ヘッドを提供することである。
【0016】また、第ニの目的は前記光学ヘッドの特徴
に適した簡素な組み立て手順を提供することである。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記の第一の目的は、レ
ーザ光源と、前記レーザ光源から出射されたレーザ光を
おおよそ平行光束とするコリメートレンズと、前記コリ
メートレンズを透過したレーザ光を光ディスク上に集光
する対物レンズと、これらを保持するケースとを備える
光学ヘッドにおいて、レーザ光源の出射方向(強度分布
中心)が前記対物レンズの光軸と前記コリメートレンズ
のレーザ光源側主平面との交点を通過するように調整す
るにより達成できる。
【0018】上記の第ニの目的は、レーザ光源と前記レ
ーザ光源を保持するホルダと前記レーザ光源から出射さ
れたレーザ光をおおよそ平行光束とするコリメートレン
ズと前記コリメートレンズを透過したレーザ光を光ディ
スク上に集光する対物レンズとこれらを保持するケース
とを備え前記ホルダは勘合部によって前記ケースに位置
決めされている光学ヘッドにおいて、前記レーザ光源の
レーザ光の出射方向(強度分布中心)が前記対物レンズ
の光軸と前記コリメートレンズの光源側主平面との交点
を通過するように前記ホルダに対し前記レーザ光源を調
整することによって達成できる。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明の一実施例を、図1から図
5を用いて詳細に説明する。以下の説明において従来の
技術のものと基本的に同じ機能をもつものは同じ番号を
付与する。
【0020】図1は、本発明の一実施例である光学ヘッ
ドの構成を示す図である。光学ヘッド38は、ケース
8、レーザ光源の一実施例である半導体レーザ1、半導
体レーザ1のホルダ22、ビームスプリッタ9、コリメ
ートレンズ10、対物レンズ13、対物レンズを駆動す
るアクチュエータ(図示せず)、シリンドリカルレンズ
11、光検出器12などから構成されている。前記対物
レンズ13を保持し駆動するアクチュエータには円形の
アパーチャ32が設けられており、アパーチャ32を通
して対物レンズ13にレーザ光は入射する。対物レンズ
13に対向して光ディスク21が配置されている。
【0021】一般的な光学ヘッドは、対物レンズ13の
光軸が光ディスク21の面に直交するように設計されて
おり、記録用の光学ヘッドでは半導体レーザ1から出射
されたレーザ光がコリメートレンズ10で対物レンズ1
3の光軸に平行な平行光になるように構成される。さら
に、対物レンズ13に入射するレーザ光の強度分布の中
心が対物レンズ13の光軸と一致するように調整をす
る。
【0022】前記の光学的な条件を満足させるために、
本発明の光学ヘッド38は、半導体レーザ1の出射方向
6(強度分布中心)が前記対物レンズ13の光軸と前記
コリメートレンズ10の半導体レーザ側主平面との交点
34を通過するように調整されており、半導体レーザの
出射方向6は対物レンズ13の光軸と必ずしも平行では
ない。上記のように調整するのは対物レンズ13を透過
したレーザ光5が対物レンズ13の軸上に焦点を結ぶよ
うにするためで、このときに対物レンズ13を透過した
レーザ光5の波面収差が最小となることはよく知られて
いる。
【0023】詳細な説明を以下に示す。図2は半導体レ
ーザ1がホルダ22に圧入、調整された状態を示す断面
図である。半導体レーザ1のベース3は円板形状で、円
筒形状のホルダ22に圧入されている。ホルダ22の内
周円筒面と外周円筒面は中心が精度良く一致するように
加工されている。半導体レーザ1の基準光軸を通る任意
の面内において半導体レーザ1は±0.08mmの発光
点26の位置ばらつきbと、±3°の出射方向6(強度
分布中心)のばらつきθ1を持っているとする。半導体
レーザ以外の要素の誤差は無視して半導体レーザ1の傾
き調整の角度を見積もることにする。光学ヘッド38の
ケース8の勘合部23にホルダ22を取りつけた時、前
記半導体レーザ1のレーザ光の出射方向6が前記対物レ
ンズ13の光軸と前記コリメートレンズ10の半導体レ
ーザ側主平面との交点34を通過するようにするには、
コリメータレンズの焦点距離をLcとし、半導体レーザ
1の調整傾き角度をθとした時、ビームスプリッタ9を
無視し、それぞれの角度は小さいことを考慮すると、次
の式が成り立つ。なお、以下の計算においては角度の単
位はラジアンである。
【0024】 b+h×θ+Lc×(θ−θ1)=0 ・・・・(式1) 上記式1より θ=(Lc×θ1−b)/(h+Lc)
となる。
【0025】半導体レーザ1はベース3の外周部を円筒
形状のホルダ22に圧入された状態で予め治具を用いて
ホルダ22に対して半導体レーザ1を傾けて、調整す
る。
【0026】ケース8には、対物レンズ13の光軸31
と中心が一致する位置に勘合部23が形成されており、
ホルダ22は勘合部23に挿入されてホルダ22の端面
24を光軸31と垂直にケース8に形成された取付け面
16に押し付けた状態で接着剤25によって固定されて
いる。すなわちホルダ22は外形中心線27が対物レン
ズ13の光軸31と一致するようにケース8に取付けら
れている。
【0027】コリメートレンズ10はその光軸30が対
物レンズ13の光軸31と平行な状態で、光軸30の軸
上方向および光軸30と垂直な面内の方向に位置調整が
可能であり、コリメートレンズ10を透過したレーザ光
5が対物レンズ13の光軸31に平行な光束として進む
ように位置が調整される。
【0028】ケース8にはコリメートレンズ10の調整
に必要なすきまをあけてコリメートレンズ10を接着固
定するための壁36が設けられており、壁36とのすき
間に紫外線硬化接着剤37が塗布され、紫外線が照射さ
れることによって硬化し、ケース8に固定される。上記
のようにコリメートレンズ10を調整中は治具で保持
し、固定後その治具を外すため、光学ヘッド38はコリ
メートレンズ10を調整するための特別な構造部材を備
えていない。
【0029】上記した半導体レーザ1のばらつきがあ
り、図2のh寸法が2mmの場合には、出射方向に直交
する面内の発光点の位置のばらつきは最大で0.08+
2×sin3°=0.185mmとなる。したがって、コ
リメートレンズ10を光軸30と垂直な面内で位置調整
するときのコリメートレンズ10の調整量は0.185
mmの確保が必要であり、壁36とコリメートレンズ1
0のすき間も上記の調整量0.185mm以上が必要と
なる。
【0030】次に調整方法について重点をおいて組み立
て工程について図5を用いて説明する。まず半導体レー
ザ1にホルダ22を圧入する(工程101)。次にホルダ
22を治具(図示せず)に固定し、図9(b)に示すよ
うにホルダ22の端面24から距離Lだけ離れた位置に
直交する2本の直線分割線を持つ4分割ホトダイオード
センサ46をその分割線の交点がホルダ22の外形中心
27と一致する位置に配置しておき、半導体レーザ1を
発光して図9(a)に示す4分割ホトダイオードセンサ
46の4つの素子46A、46B、46C、46Dの出力が
バランスするようにホルダ22に対して半導体レーザ1
を傾ける(工程102)。
【0031】この手順によって出射方向(強度分布中
心)6を距離Lの位置(すなわちコリメートレンズ10
の半導体レーザ側主平面の位置)でホルダ22の外形中
心27(すなわち対物レンズの光軸)と交差するように
調整することができる。上記の方法おいて4分割ホトダ
イオードセンサの代りにCCDセンサを用いて画像処理
により出射方向(強度中心)6を検出することも可能で
ある。なお、上記4分割ホトダイオードセンサあるいは
CCDセンサの受光面はコリメートレンズ10の寸法と
同程度である。
【0032】寸法の一例としてコリメートレンズ10の
焦点距離が16mmの場合にはLは17.3mmにな
り、ホルダ22の端面24から17.3mmはなれた位
置に4分割ホドダイオードセンサを配置した治具を用い
て上記の調整を行う。予め上記のように半導体レーザ1
が調整された状態のホルダ22をケース8に取付けるの
で、ケース8に取付けた後での出射方向(強度中心)6
の調整が不要であり作業性もよい。
【0033】一方、光学ヘッド38の本体部分は、まず
ケース8にビームスプリッタ9、シリンドリカルレンズ
11を接着固定する(工程111)。これらはケース8
に位置決め基準が設けられており、これらの基準に合わ
せて接着固定される。次に工程102で調整されたホル
ダ22をケース8の勘合部23に挿入し、ホルダ22の
端面24を取り付け面16に密着させて接着固定する
(工程112)。次に図示しないFPCの穴に半導体レ
ーザ1の端子を挿入し、半田付けする。前記FPCには
光検出器12が半田付けされている(工程113)。次
にコリメートレンズ10調整治具に光学ヘッド38を取
り付け、半導体レーザ1を発光させ、コリメートレンズ
10を通過したレーザ光5が、想定された対物レンズ光
軸と平行になるようにコリメートレンズの位置を調整
し、接着固定する(工程114)。この時、コリメート
レンズ10自身の傾きは治具の機械的精度で十分許容範
囲内に収めることができる。コリメートレンズ10を出
射したレーザ光5の方向と平行度は、レーザ光を十分離
れた位置に置いたCCDカメラで受光した像の大きさ、
位置により検出する。
【0034】次に図示していない対物レンズアクチュエ
ータをケース8に取り付ける(工程115)。対物レン
ズ13の光軸がホルダ22の外形中心線27と一致する
ように、対物レンズアクチュエータは勘合部等によって
ケース8に位置決めされる。次にサーボ信号調整治具に
光学ヘッド38を取り付け、半導体レーザ1を発光さ
せ、治具に取り付けられた光ディスク21から反射し、
前記光検出器12に入射したレーザ光5による光検出器
12の出力を検出できるようにする。前記光検出器12
の出力から生成したフォーカス信号とトラックずれ信号
が所定の特性を満足するように光検出器12の位置を調
整し、光検出器12を接着し、固定する(工程11
6)。以上が光学ヘッド38の組み立て工程である。
【0035】ここで、調整の必要精度について検討す
る。図10を参照して、以下説明をする。図10は対物
レンズ13とコリメータレンズ10およびレーザ光5の光
学的な関係および調整誤差の説明図である。光ディスク
上にDVDフォーマットに類するデータを記録する場合、
対物レンズの絞り径の5%程度の範囲にレーザ光の強度
分布の中心が位置するようにすることが要求される。小
形の光ディスク装置では前記絞り径は3mm程度であるの
で、対物レンズに入射するレーザ光の強度分布中心のば
らつき許容量は±0.15mm程度となる。
【0036】対物レンズに入射する光の強度分布中心ず
れの要因は次の4つが考えられる。以下の誤差ΔX1、Δ
X2、ΔX3については図10に示している。 (1)工程102の調整に用いる検出器の位置ずれと調整
誤差。ΔX1 (2)工程114の調整誤差によるコリメータレンズ出射
光の光軸からの傾きによるずれ。ΔX2 (3)工程115におけるアクチュエータ取りつけ時の対
物レンズ位置ずれ。ΔX3 (4)図示していない立ち上げミラーの角度ずれ。ΔX4 上記(2)から(4)について考える。要因(2)によ
るずれは、ディスク上のデータを記録や再生する上で、
対物レンズの収差を許容範囲に抑えるには対物レンズに
入る光の許容角度は0.3°程度と言われており、コリメ
ータレンズからの出射光の角度ずれを0.1°以下にする
として、コリメータレンズと対物レンズの間の距離が15
mmとすると、前記角度ずれに起因する対物レンズ絞りの
位置での強度分布中心のずれ量は15mm×tan0.1°=0.0
26mmである。要因(3)によるずれは、調整をしない場
合は0.1mm程度、調整をすれば0.02mm程度である。
要因(4)によるずれは、立ち上げミラーから対物レン
ズの絞りまでの距離は4mm程度であり、立ち上げミラー
による対物レンズ入射光の角度ずれは0.2°程度である
から、4mm×tan0.2°=0.014mm程度である。
【0037】以上のずれを考慮すると、要因(1)に許
容される調整誤差は次のように考えられる。まず、それ
ぞれの誤差のランダム性を考慮して、各要因によるずれ
の2乗和平均が、強度分布中心のばらつき許容量±0.15
mm以下となる条件である。要因(3)のアクチュエー
タの位置調整をしない場合は、√(0.152−0.0262−0.1
2−0.0142)=0.1から、要因(1)の許容ずれは0.11mm
である。一方、アクチュエータの位置調整をする場合
は、√(0.152−0.0262−0.022−0.0142)=0.146か
ら、要因(1)の許容ずれは0.146mmである。
【0038】次に、最悪条件が重なる場合について計算
すると、要因(3)のアクチュエータの位置調整をしな
い場合は、0.15−0.026−0.1−0.014=0.01mmとな
り、要因(1)の許容ずれは0.01mmである。一方、アク
チュエータの位置調整をする場合は、0.15−0.026−0.0
2−0.014=0.09mmとなり、要因(1)の許容ずれは0.
09mmである。
【0039】実際的には2乗和平均が適用できると考え
られるので、要因(1)、すなわち工程102の調整に用
いる検出器の位置ずれと調整誤差は、アクチュエータの
調整を行なえば0.146mmまで許容できることになる。
逆に、要因(1)を0.05mmまで抑えることができれば、
√(0.152−0.052−0.0262−0.0142)=0.138より、要
因(3)のアクチュエータ取り付け時の対物レンズの位
置ずれを0.138mmまで許容できることになる。
【0040】上記要因(1)の誤差は主として調整用検
出器の位置ずれと、調整の作業ずれあるいは調整器の調
整誤差によって生じる。これらの大きさは調整設備や光
学ヘッドの設計に依存するが、検出器の位置ずれを0.03
mm程度、調整ずれを0.05mm以下にすることは可能であ
り、2乗和平均の考えに立てば実現性に問題はない。な
お、コリメータレンズの焦点距離を16mmとすると、要因
(1)の許容ずれ量が0.11mmである時、レーザ光5の方
向の許容ばらつきは次の式で近似できtan(0.11/16)≒
0.0069ラジアン、すなわち0.4°となる。
【0041】以上は記録可能なDVDフォーマット光ディ
スク装置の場合であるが、再生専用の光ディスク装置で
は、対物レンズに入射するレーザ光の強度分布中心の許
容ずれ量が大きいため、上記の調整に一部を省略できる
可能性がある。これから製品化が期待されるDVD以上に
高密度な光ディスク装置においては、再生専用の光ディ
スク装置であっても光学系の許容ずれが小さくなるた
め、記録型はもちろん、再生専用型においても、本発明
を適用することによる効果が期待できる。
【0042】上記手順によればコリメートレンズ10は
光軸30がレーザ発光点26と一致する位置に調整され
ており、コリメートレンズ10を透過したレーザ光5は
対物レンズ13の光軸31に平行な光束として進み、ア
パーチャー32で光束の一部が遮断されて対物レンズ1
3の光軸31を中心とする断面が円形の光束として対物
レンズに入射する。
【0043】半導体レーザ1は出射方向(強度分布中
心)6が対物レンズ13の光軸31とコリメートレンズ
10の光源側主平面33との交点34を通過するように
予め調整した状態でホルダに固定されているので、出射
方向(強度分布中心)6は交点34を通過した後は光軸
31上を進んで対物レンズ13に入射する。
【0044】光ディスク21で反射され、アパーチャー
32を通過したレーザ光5(点線で表示)は光検出器1
2に到達するが、出射方向(強度分布中心)6が光束の
中心にあってバランスが取れているので光検出器12の
出力にオフセットが生じるなどの問題が生じにくい。
【0045】図3(a)はホルダ22の形状を示す平面
図、図3(b)はホルダ22の断面図である。ホルダ2
2は円筒形状でその厚みdはベース3の厚みより大きい
寸法になっており、これはホルダ22に対してベースを
傾けても厚みdからベース3が突出しないことで光学ヘ
ッドのケースに取付ける際に突出部がじゃまにならない
効果がある。またベース3に圧接する部分(凸部28)
の幅eはベース3の厚みより小さく凸形状となってお
り、これはホルダ22にベース3を圧入した状態でベー
ス3を傾けても傾いた状態を安定して保つ効果がある。
【0046】前記圧接する凸部の中心は円筒面同士の接
触であるため、一平面上にある。この凸部中心面29を
中心として傾くことになる。幅eの両側は圧入しやすい
ようにテーパー状になっている。またホルダ22の肉厚
tは薄い方がベース3を圧入して傾ける際の力が小さく
なり作業がやりやすい。寸法の一例として、ベース3の
厚みが1.2mmのときにd=1.5mm、e=0.5m
m、t=0.6mmである。ホルダ22の材質としては
半導体レーザ1の放熱性を考えると金属が好ましく、例
えば真鍮や銅、アルミニウム、ステンレスなどを用いて
旋盤加工で精度良く安価に製作できる。またプレス加工
によっても製作することが可能である。
【0047】上記の実施例ではホルダ22はケース8に
接着剤25で固定されているが、ホルダ22の外周部を
勘合部23に圧入して固定しても良く、またバネやネジ
を用いて固定しても良い。レーザ1で発生する熱をケー
ス8に効率良く伝導し、レーザ1を冷却するためには、
ベース3とホルダ22の接触面およびホルダ22と取付
け面16および勘合部23の接触面を大きく取ることが
望ましい。特にホルダ22の圧入面の幅eはベース3を
傾ける時のやり易さと、前記熱抵抗のいずれもが成り立
つように前記の値を選択した。
【0048】上記の実施例によればホルダ22の一部品
で半導体レーザ1の出射方向(強度分布中心)6調整と
位置出しを行うことができるので、光学ヘッドの小型化
が可能であり信頼性の向上も期待できる。さらには上記
の実施例を用いた光学ヘッドを搭載することで光ディス
ク装置の小型化と信頼性の向上が期待できる。
【0049】以下、図8を用いて光学ヘッド38を用い
る光ディスク装置39の説明をする。以上のように組み
立てられた光学ヘッド38は、ユニットメカ40のスラ
イド機構41に取りつけられる。ユニットメカ40には
スピンドルモータ42と前記スライド機構41が含まれ
る。スピンドルモータ42は光ディスク21を回転さ
せ、スライド機構41は前記光ディスク21に対物レン
ズ13を対向させて、前記光ディスク21の半径方向に
移動させる。前記ユニットメカ40は前記光ディスク2
1をスピンドルモータ42に取り付け、取り外す機構を
備えたローディングメカ43に取りつけられる。光学ヘ
ッド38、スピンドルモータ42、スライド機構41お
よびローディングメカ43のアクチュエータおよびモー
タは制御回路44により駆動される。ローディングメカ
43やスピンドルモータは操作者のスイッチ投入により
起動されるシーケンスに従って制御される。所定のシー
ケンスを経て、制御回路は光学ヘッド38に備えられた
図示しないアクチュエータを駆動し、図8には図示しな
い半導体レーザ1から出射されたレーザ光5が光ディス
ク21の記録面上に微小スポット45を形成するように
焦点制御する。
【0050】また、制御回路44は前記微小スポット4
5を前記記録面上に形成された情報トラックを追跡する
ようにトラック制御をする。これら、焦点制御およびト
ラック制御のための情報として組み立ての説明の際に説
明したフォーカス信号およびトラックずれ信号が用いら
れる。また、光検出器12の出力の変化から読み出し回
路が情報を読み出し、記録可能な光ディスク装置の場合
は半導体レーザ1の光強度を変化させて、光ディスク2
1の記録面の光学特性を変質させることにより情報を記
録する。スライド機構41は制御回路44からの指令に
より光学ヘッド38を移動させ、光ディスク21上の所
望の場所にあるデータにアクセスできるようにする。こ
のような機能を備えた光ディスク装置39はパソコン用
の記録再生装置やビデオカメラの記録再生装置として使
用することができる。
【0051】本発明を適用した光学ヘッドは、携帯用の
ノートパソコン用の光ディスク装置や、携帯型のディス
クカメラ用の光ディスク装置に用いると小形化に適して
いるため特に有効である。半導体レーザおよびコリメー
トレンズまわりの調整が容易であるので、小形化を要求
しない装置の光学ヘッドにも有効である。本発明をこれ
らに適用する場合において、上記した光学ヘッドの構造
とし、上記した調整方法を実施することを除けば一般の
光学ヘッドと同様であり、特に特別な技術を必要としな
い。
【0052】上記説明は光ディスク装置に用いる光学ヘ
ッドについて説明したが、本発明の有効な分野は必ずし
も光ディスクに限定されるものではなく、半導体レーザ
を用いた位置センサなどでも有効である。なお、上記説
明において用いた直交や平行等の用語は工学的な許容誤
差を含んだ意味で用いている。
【0053】
【発明の効果】上記のように本発明では、レーザ光源1
の出射方向(強度分布中心)が光学的に望ましい条件を
満たすように予め調整した前記レーザ光源のホルダ22
をケース8の勘合部に勘合させてレーザ光の位置だしを
する構造なので光学ヘッドの小型化と信頼性の向上が可
能であり、またホルダを安価に作成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第一の実施例である光学ヘッドの構成図。
【図2】第一の実施例の半導体レーザとホルダの断面
図。
【図3】第一の実施例のホルダ形状を示す平面図と断面
図。
【図4】半導体レーザのパッケージの構成例とレーザ光
の様子を示す一般的な図。
【図5】第一の実施例の光学ヘッド組み立て手順の一
例。
【図6】従来の技術による光学ヘッドの構成の一例。
【図7】従来の技術による光学ヘッドの組み立て手順の
一例。
【図8】本発明の一実施例の光学ヘッドを用いた光ディ
スク装置の説明図。
【図9】本発明の一実施例の光学ヘッド調整における4
分割センサの位置と4分割センサの形状説明図。
【図10】本発明の一実施例の光学ヘッド調整における
調整誤差説明図
【符号の説明】
1…半導体レーザ、 2…レーザチッ
プ、3…ベース、 4…キャッ
プ、5…レーザ光、 6…出射方
向(強度分布中心)、7…強度分布、
8…ケース、9…ビームスプリッター、
10…コリメートレンズ、11…シリンドリカルレ
ンズ、 12…光検出器、13…対物レンズ、
14…バネ、15…光軸、
16…取付け面、17…ホルダ、
18…ホルダベース、19…球面座、
20…ネジ、21…光ディス
ク、 22…ホルダ、23…勘合部、
24…端面、25…接着剤、
26…レーザ発光点、27…外形
中心線、 28…凸部、29…凸部中
心、 30、31…光軸、32…ア
パーチャー、 33…主平面、34…交
点、 35…中心線、36…
壁、 37…紫外線硬化接着
剤、38…光学ヘッド、 39…光デ
ィスク装置、40…ユニットメカ、 4
1…スライド機構、42…スピンドルモータ、
43…ローディングメカ、44…制御回路、
45…焦点46…4分割センサ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 北田 保夫 茨城県ひたちなか市稲田1410番地 株式会 社日立製作所デジタルメディア製品事業部 内 (72)発明者 小西 義郎 茨城県ひたちなか市稲田1410番地 株式会 社日立製作所デジタルメディア製品事業部 内 (72)発明者 橘 進 茨城県ひたちなか市稲田1410番地 株式会 社日立製作所デジタルメディア製品事業部 内 Fターム(参考) 5D117 AA02 CC07 HH01 HH09 HH12 KK01 KK08 KK17 KK23 5D119 AA01 AA36 AA38 AA40 BA01 BB01 BB02 BB03 EC15 EC27 FA05 FA35 FA37 JA02 JA43 JC07 NA02 5D789 AA01 AA36 AA38 AA40 BA01 BB01 BB02 BB03 EC15 EC27 FA05 FA35 FA37 JA02 JA43 JC07 NA02

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】レーザ光源と、前記レーザ光源から出射さ
    れたレーザ光をおおよそ平行光束とするコリメートレン
    ズと、前記コリメートレンズを透過したレーザ光を集光
    する対物レンズと、これらを保持するケースとで構成さ
    れ、前記レーザ光源は、一つの部材からなるホルダによ
    ってケースに保持されていることを特徴とする光学ヘッ
    ド。
  2. 【請求項2】前記レーザ光源は、レーザ光の出射方向中
    心が、前記対物レンズの光軸に少なくとも角度を有して
    出射されることを特徴とする請求項1に記載の光学ヘッ
    ド。
  3. 【請求項3】前記レーザ光源は、レーザ光の出射方向中
    心が、前記対物レンズの光軸と非平行に出射されること
    を特徴とする請求項1に記載の光学ヘッド。
  4. 【請求項4】前記ホルダは、前記ケースに設けられた勘
    合部に固定され位置決めされ保持されることを特徴とす
    る請求項2及び3に記載の光学ヘッド。
  5. 【請求項5】前記レーザ光源は円形のベースの上に設け
    られ、前記円形ベースの中心軸が、前記対物レンズの光
    軸と一致するように、前記ホルダを位置決めする前記勘
    合部が前記ケースに設けられていることを特徴とする特
    許請求項4に記載の光学ヘッド。
  6. 【請求項6】前記ホルダの中心軸を含む面の断面は内面
    の一部が凸になっており、前記凸部で対面する前記レー
    ザ光源の円形ベースの外周円柱面を保持するとともに、
    前記レーザ光源は前記円形ベースを傾けて前記レーザ光
    源の出射方向を調整可能なことを特徴とする特許請求5
    に記載の光学ヘッド。
  7. 【請求項7】前記ホルダは円筒形状であり、前記ホルダ
    の外周部が前記ケースと勘合して前記ホルダの中心軸が
    前記対物レンズの光軸と一致するように位置が決められ
    るとともに、前記ホルダの内周部には前記凸部が設けら
    れ、前記レーザ光源は円形のベースの上に設けられ、前
    記ホルダの前記凸部で前記レーザー光源の前記円形ベー
    スを保持するとともに、前記円形ベースを傾けることに
    より前記レーザ光源は出射方向が調整可能であることを
    特徴とする特許請求項4に記載の光学ヘッド。
  8. 【請求項8】レーザ光源と、前記レーザ光源から出射さ
    れたレーザ光をおおよそ平行光束とするコリメートレン
    ズと、前記コリメートレンズを透過したレーザ光を集光
    する対物レンズと、これらを保持するケースとで構成さ
    れ、コリメートレンズを少なくともその光軸に直交する
    面内で調整可能な構成部材を有し、この調整可能な構成
    部材は、調整後は固定されることを特徴とする光学ヘッ
    ド。
  9. 【請求項9】前記コリメートレンズを少なくともその光
    軸に直交する面内で調整可能な構成部材を有し、この調
    整可能な構成部材は、調整後は固定されることを特徴と
    する請求項1から7に記載の光学ヘッド。
  10. 【請求項10】レーザ光源と、前記レーザ光源を保持す
    るホルダと前記レーザ光源から出射されたレーザ光をお
    およそ平行光束とするコリメートレンズと前記コリメー
    トレンズを透過したレーザ光を光ディスク上に集光する
    対物レンズとこれらを保持するケースとを備え前記ホル
    ダは勘合部によって前記ケースに位置決めされている光
    学ヘッドにおいて、前記レーザ光源を前記ホルダに挿入
    する工程と、前記レーザ光源のレーザ光の出射方向中心
    が前記対物レンズの光軸と前記コリメートレンズの光源
    側主平面との交点を通過するように前記ホルダに対し前
    記レーザ光源を調整する工程とを有することを特徴とす
    る光学ヘッド調整方法。
  11. 【請求項11】前記コリメートレンズの光源側主平面と
    の交点に入る前記レーザ光源のレーザ光は、前記対物レ
    ンズの光軸に対して0.4°以内の角度を有して出射さ
    れることを特徴とする請求項10記載の光学ヘッド調整
    方法。
  12. 【請求項12】光ディスクを回転させるスピンドルモー
    タと、光ディスク上にレーザ光を照射する光学ヘッド
    と、前記光学ヘッドを前記光ディスクの半径方向に移動
    させるスライド機構と、前記光学ヘッドで受光した光を
    用いて情報を再生する回路とを少なくとも備え、前記光
    ディスク上に照射されるレーザ光を位置制御するアクチ
    ュエータを備え、前記光学ヘッドは、請求項1から9に
    記載のいずれか1つの光学ヘッドであることを特徴とす
    る光ディスク装置。
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