JP2005285234A - 半導体レーザ回動調整装置および光ピックアップ装置 - Google Patents

半導体レーザ回動調整装置および光ピックアップ装置 Download PDF

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Abstract

【課題】放熱効率を向上させるとともに、ヒートシンクとホルダとの当接部をレーザの回転調整機構に利用するようにしてホルダ機構の簡素化を実現すること。
【解決手段】半導体レーザチップ31が搭載されるヒートシンク33および内側ホルダ37を直接当接するとともに、これら当接部に溝部40および突起部41からなる回動軸部を形成し、内側ホルダ37の外壁部37aに半導体レーザチップ31の発光点Qを中心とする円筒面を形成し、さらに外側ホルダ38の内壁部に前記発光点Qを中心とする円筒面を形成する。
【選択図】 図4

Description

この発明は、半導体レーザの光軸調整を行う半導体レーザ回動調整装置および該半導体レーザ回動調整装置が搭載される光ピックアップ装置の放熱構造の改良に関するものである。
DVD,CDなど記録媒体の記録再生に用いられる光ピックアップ装置においては、半導体レーザからのレーザ光を光学系を介して記録媒体上に集光させ、その戻り光を光学系を介して受光素子で受光するような構成をとっており、半導体レーザの光軸は光学系の光軸に正確に一致させる必要がある。しかしながら、各部品の寸法精度誤差、組み立て誤差などにより、製造時、両光軸が一致していることは少なく、これらの光軸を一致させるための調整作業が必要となる。このため、この種の半導体レーザにおいては、半導体レーザの光軸を、上下および左右方向に揺動調整する光軸調整機構を持っているものが多い。
図1は従来の半導体レーザの光軸調整機構を示すものである。この従来技術においては、ステムと呼ばれる金属製の支持部材100に、グランド端子101および信号端子102を圧入固定している。信号端子102の回りには絶縁体が設けられ、信号端子102は絶縁体を介してステムに固定されている。グランド端子101の端部の平坦部101´に、半導体レーザチップ103がダイボンディングされている。平坦部101´は図示しないヒートシンクに当接されている。ステム100の半導体レーザチップ側の部分は、開孔104が形成されたキャップ105で覆われており、開孔104は保護用ガラス106で蓋をされている。ホルダ107はステム100に固定されており、その外面は球面状に成型されている。ホルダ107は図示しないピックアップベースに形成された凹球面部に嵌合されており、ピックアップベースの凹球面部に沿ってホルダ107を摺動回動することで、半導体レーザの出射光軸の角度ずれを補正している。
しかしながら、上記従来技術では、熱源としての半導体レーザチップ103は、キャップ105で覆われているので、半導体レーザチップ103から発生した熱は、図示矢印のように、グランド端子101(ヒートシンク)、ステム100、ホルダ107を介してピックアップベースに伝達されることになり、放熱経路が長く、放熱効率が悪いという問題が一例としてある。このため、従来技術では、半導体レーザの出力を上昇させらない、記録性能がよくない、半導体レーザの寿命が短くなるなどの問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、放熱効率を向上させるとともに、ヒートシンクとホルダとの当接部をレーザの回転調整機構に利用するようにしてホルダ機構の簡素化を実現する半導体レーザ回動調整装置および光ピックアップ装置を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、半導体レーザチップが搭載されたヒートシンクと、ヒートシンクの少なくとも両外側面に当接されヒートシンクを一軸を中心に回動可能に支持するホルダとを備え、前記ヒートシンクおよびホルダの当接部に、前記回動のための回動軸部を形成するようにしたことを特徴とする。
また、請求項7に記載の発明は、半導体レーザチップが搭載されるヒートシンクと、ヒートシンクの少なくとも両外側面に当接されヒートシンクを支持するホルダとを備え、前記ヒートシンクの両外側面を部分球面形状とするとともに、前記ホルダのヒートシンクに当接される内壁面を前記ヒートシンクの部分球面に摺動可能な部分凹球面形状とすることを特徴とする。
以下に添付図面を参照して、本発明にかかる半導体レーザ回動調整装置および光ピックアップ装置の好適な実施の形態および実施例を詳細に説明する。
[実施の形態]
本ピックアップ装置は、光ディスク記録再生装置、DVD/CDレコーダ、DVD/CDプレーヤ、PC用DVD/CDドライブ、青紫色レーザ光を利用した次世代DVD等に適用可能である。
本半導体レーザ回動調整装置においては、半導体レーザチップなどを覆っていたキャップおよび保護用ガラスを削除することで、半導体レーザチップを搭載しているヒートシンクを直接、光軸調整用ホルダに当接させ、これによりレーザチップから最短経路でホルダに熱を伝導させて、放熱効率を向上させる。また、ヒートシンクおよびホルダの当接部を利用して、これら当接部に半導体レーザの光軸調整用の機構を配置することで、装置構成の簡略化を実現する。したがって、本実施の形態では、半導体レーザの出力の上昇化、高記録性能化、長寿命化、装置構成の簡略化を図ることが可能となる。
つぎに、この発明の実施例1を説明する。まず、図2および図3を用いて本半導体レーザ回動調整装置が取り付けられる光ピックアップ装置について説明する。光ピックアップ装置1は金属製のピックアップベース2を備えており。ピックアップベース2に光ピックアップを構成する各構成要素が搭載される。ピックアップベース2は、図示しない主軸および副軸が挿入される主軸受け3および副軸受け4を有し、これらの機構によって矢印Aで示すトラッキング方向(光記録媒体の径方向)に移動可能である。
ピックアップベース2には、その上面に開口部を有し、この開口箇所に、対物レンズ5,対物レンズホルダ6、フォーカス駆動コイル(図示せず)およびトラッキング駆動コイル(図示せず)からなるアクチュエータ可動部と、マグネット7およびヨーク8などから成るアクチュエータ固定部とを有するアクチュエータ13が設けられている。このアクチュエータ13によって、ピックアップベース2に対し対物レンズ5をトラッキング方向(矢印A)およびフォーカシング方向に移動させる。
この光ピックアップ装置1では、2つの半導体レーザ素子9,10が備えられている。一方の半導体レーザ素子9はCD用の波長を持つレーザビームを発射する。他方の半導体レーザ素子10はDVD用の波長を持つレーザビームを発射する。これら半導体レーザ素子は選択的に駆動される。CD用半導体レーザ素子9は、レーザホルダ11によって支持されており、このレーザホルダ11によってピックアップベース2に対する3次元位置を調整することができる。DVD用半導体レーザ素子10は、レーザホルダ12によって支持されており、このレーザホルダ12によってピックアップベース2に対する3次元位置および上下左右の回転角(姿勢角)を調整することができる。
ピックアップベース2の内部には、図3に示すような光学系が収容されている。この光学系は、2つのグレーティング14,15、光路合流素子としてのダイクロイックプリズム16、ビームスプリッタ17、フロントモニタ用受光素子18、シリンダレンズ19、4分割の受光面を有する受光素子20、液晶収差補正素子21、コリメータレンズ22、1/4波長板23、立ち上げミラー24および対物レンズ5を備えている。
CD用半導体レーザ素子9から発射されたレーザビームは、グレーティング14でトラッキングエラーを検出するための複数の光束(0次光、±1次光)に分離された後、ダイクロイックプリズム16を介してビームスプリッタ17に入射される。ビームスプリッタ17に入射されたレーザビームは、一部が偏向されてフロントモニタ用受光素子18に入射され、ここでレーザパワーなどがモニタされる。残りのレーザビームは、ビームスプリッタ17を透過した後、液晶収差補正素子21で各種の収差補正が行われ、さらにコリメータレンズ22で平行光になり、1/4波長板23を透過後、立ち上げミラー24によって90度偏向されて対物レンズ5に入射し、光記録媒体上にスポットを結ぶ。
一方、DVD用半導体レーザ素子10から発射されたレーザビームは、グレーティング14、ダイクロイックプリズム16を介してビームスプリッタ17に入射される。ビームスプリッタ17に入射されたレーザビームは、一部が偏向されてフロントモニタ用受光素子18に入射される。残りのレーザビームは、ビームスプリッタ17を透過した後、液晶収差補正素子21で各種の収差補正が行われ、さらにコリメータレンズ22で平行光になり、1/4波長板23を透過後、立ち上げミラー24を経て、対物レンズ5に入射し、光記録媒体上にスポットを結ぶ。
光記録媒体で反射された戻り光は、対物レンズ5、立ち上げミラー24、1/4波長板23、コリメータレンズ22、液晶収差補正素子21を透過後、ビームスプリッタ17で偏向され、その後、シリンダレンズ19を経て受光素子20に入射する。この受光素子20による検出信号に基づき、ファーカスエラー信号、トラッキングエラー信号などが生成されるとともに、光記録媒体の記録情報を復調再生した再生信号を取得される。
つぎに、図4及び図5を用いて本発明にかかる半導体レーザ回動調整装置の実施例1について説明する。この半導体レーザ回動調整装置は、例えば、図2に示すDVD用レーザホルダ12として採用されるものである。図4において、上側の図は中央の図のB−B断面図であり、右側の図は中央の図のC−C断面図である。また、図5は、内側ホルダおよび外側ホルダを取り外した状態の半導体レーザ回動調整装置を示す図である。
図4および図5に示す半導体レーザ回動調整装置30は、半導体レーザチップ31、サブマウント32、ヒートシンク33,ステム34、複数のピン端子35,36、内側ホルダ37、外側ホルダ38を備えている。
ステム34は、ヒートシンク33およびピン端子35,36を支持する支持部材として主に機能するものであり、ステム34には、ヒートシンク33が圧入あるいは溶接などにより固着されている。また、ステム34には、複数のピン端子35,36が挿入固定されている。中央のピン端子35は、例えばグランド端子として機能する。2本のピン端子36は、例えば、半導体レーザの駆動信号用の端子、あるいはレーザ出力モニタ用の受光素子が搭載される場合はモニタ信号用の端子などとして機能する。信号ピン端子36の周囲には、絶縁体39が介在されている。また、この場合、各ピン端子36と、半導体レーザチップ31あるいはサブマウント32とのワイヤボンディング配線は図示を省略した。
ヒートシンク33は、熱伝導性の良い材料で構成されており、ヒートシンク33の正面上には、サブマウント32を介して半導体レーザチップ31がマウントされている。ヒートシンク33は、図5に示すように、レーザチップ31を取り囲むような略U字状の断面を有し、レーザビームの照射方向に沿って延在する形状を呈している。ヒートシンク33には、左右にその中心軸が半導体レーザの略発光点Qを通るように配された溝部40(凹部)が形成されている。なお、この場合、ヒートシンク33とピン端子35とは一体に形成されている。
内側ホルダ37は、ヒートシンク33およびステム34が収容できかつヒートシンク33の側面にその内壁面が密着するような内部空間を有しており、内側ホルダ37は、ヒートシンク33の側面に密着して取り付けられる。したがって、レーザチップ31から発生された熱は、ヒートシンク33を通じて内側ホルダ37に直接伝達される。なお、この場合、内側ホルダ37は、レーザビームの照射方向に平行で且つ光記録媒体(ディスク)の主面に対して垂直なヒートシンク33の面に略接するように設けられている。
内側ホルダ37の内壁面には、ヒートシンク33の溝部40に嵌合する一対の突起部(凸部)41が形成されている。これら突起部41と溝部40との嵌合により、ヒートシンク33に固定されたレーザチップ31は内側ホルダ37に対し、X軸の回りに回転可能となる。ヒートシンク33と内側ホルダ37の回動軸は、レーザビームの光軸と交わる位置に設けられている。図4に示すX,Y,Z方向は、図3に示すX,Y,Z方向と対応しており、Y方向がフォーカシング方向(上下方向)となる。したがって、レーザチップ31から出射されるレーザビームは、溝部40と突起部41による構成によって、発光点Qを中心にフォーカシング方向(上下方向)に回動(揺動)されることになる。
内側ホルダ37の外側ホルダ38に当接する外壁面37aは、そのXZ投影が発光点Qを中心とした円弧の一部をなす、部分円筒形状を呈している。また、内側ホルダ37の上面壁には、レーザチップ31と対向する箇所に、レーザビームが通過するための開孔部42が形成されている。
外側ホルダ38はピックアップベース2に当接しており、ピックアップベース2に対し、XYZ3方向の位置を調整可能な構成となっている。この3方向の位置調整機構に関しては、本発明の要部ではないので、その詳細説明を省略する。外側ホルダ38の上面壁には、レーザチップ31と対向する箇所に、レーザビームが通過するための開孔部43が形成されている。外側ホルダ38の内側ホルダ37と当接する内壁面38aは、内側ホルダ37の円筒形状の外壁面37aが嵌合かつ摺接される円筒形状をなしている。これにより、内側ホルダ37は、外側ホルダ38に対しY軸回りに回動可能となる。したがって、レーザチップ31から出射されるレーザビームは、内側ホルダ37および外側ホルダ38による構成によって、発光点Qを中心に左右方向に回動(揺動)されることになる。
かかる構成により、レーザチップ31は内側ホルダ37に対しX軸回りに回転調整することができ、レーザチップ31および内側ホルダ37は外側ホルダ38に対しY軸回りに回転調整することができる。なお、回転調整角度が決定された後、上記溝部40と突起部41、および内側ホルダ37の外壁面37aと外側ホルダ38の内壁面38aとを、例えば接着剤などによって接着固定することで、これら回動調整部が固定される。
このように実施例1では、レーザチップ31が搭載されたヒートシンク33を回転調整用の内側ホルダ37に当接させるようにしたので、レーザチップ31から最短経路でホルダに熱を伝導させることができる。また、ヒートシンク33〜内側ホルダ37〜外側ホルダ38〜ピックアップベース2は密着しているため、レーザチップの熱を効率よくピックアップベース2に伝えることができ、ピックアップベース2を介して周囲に効率よく放熱することができる。これによりレーザチップ31の温度上昇を抑えることができ、半導体レーザの出力の上昇化、記録性能の向上、レーザの長寿命化が可能となる。
また、ヒートシンク33および内側ホルダ37の伝熱経路としての当接部を利用し、これら当接部に溝部40と突起部41によるレーザ光軸調整用の機構を配置するようにしたので、ホルダ構成の簡略化を実現する。
なお、ヒートシンク33に設けられる溝部40を凸部とし、内側ホルダ37に設けられる突起部41を凹部としてもよい。また、図4の場合は、内側ホルダ37の外側ホルダ38に当接する外壁面37aの全面を円筒形状とするとともに外側ホルダ38の内側ホルダ37と当接する内壁面38aの全面を円筒形状としたが、外壁面37aおよび/または内壁面38aの一部に円筒形状部分を形成するようにしてもよい。また、ヒートシンク33、ステム34、内側ホルダ37および外側ホルダ38は、熱伝導性の良い材料で構成されており、通常は金属材料で構成されるかあるいは熱伝導性の良い材料表面に金属メッキを形成したりして作成される。
つぎに、図6を用いて本発明にかかる半導体レーザ回動調整装置の実施例2について説明する。この半導体レーザ回動調整装置も、例えば、図2に示すDVD用レーザホルダ12として採用されるものである。先の実施例1に示した構成要素と同じ機能を達成する構成要素については、同一符号を付しており、重複する説明は省略する。
図5に示す半導体レーザ回動調整装置50は、半導体レーザチップ31、サブマウント32、ステム34、複数のピン端子35,36、ヒートシンク51、ホルダ60を備えている。
金属製のステム34には、複数のピン端子35,36が挿入固定されるとともに、ヒートシンク51が固着されている。信号ピン端子36の周囲には、絶縁体39が介在されている。ヒートシンク51は、熱伝導性の良い金属で構成されており、その正面にはサブマウント32を介して半導体レーザチップ31がマウントされている。ヒートシンク51は、レーザチップ31を取り囲むような略コ字形状を呈している。ヒートシンク51のホルダ60と当接する両外側壁51aは、半導体レーザの発光点Q近傍を中心とした球の一部としての部分球面形状を呈している。
ホルダ60のヒートシンク51と当接する内壁面60aは、ヒートシンク51の球面形状の両外側壁51aが嵌合かつ摺接されるような凹球面形状をなしている。ホルダ60の内壁面60aはヒートシンク33の球面形状をなす両外側壁51aと密着して取り付けられる。したがって、レーザチップ31から発生された熱は、ヒートシンク33を通じてホルダ60に直接伝達される。また、ヒートシンク51の球面形状の両外側壁51aおよびホルダ60の内壁面60aによる球面同士の摺動により、ヒートシンク51に搭載されたレーザチップ31は、ホルダ60に対し略発光点Qの回りに左右方向および上下方向に回動可能となり、レーザ光軸の回動角の調整が可能となる。回転調整角度が決定された後、ヒートシンク51の外側壁51aとホルダ60の内壁面60aとを、例えば接着剤などによって接着固定することで、これら回動調整部が固定される。
なお、ホルダ60はピックアップベース2に当接しており、ピックアップベース2に対し、XYZ3方向の位置を調整可能な構成となっている。ホルダ60の上面壁には、レーザチップ31と対向する箇所に、レーザビームが通過するための開孔部61が形成されている。
このように実施例2では、レーザチップ31が搭載されたヒートシンク33を回転調整用のホルダ60に当接させるようにしたので、レーザチップ31から最短経路でホルダに熱を伝導させることができる。また、ヒートシンク33〜ホルダ51〜ピックアップベース2は密着しているため、レーザチップ31の熱を効率よくピックアップベース2に伝えることができ、ピックアップベース2を介して周囲に効率よく放熱することができる。これによりレーザチップ31の温度上昇を抑えることができ、半導体レーザの出力の上昇化、記録性能の向上、レーザの長寿命化が可能となる。
また、ヒートシンク33およびホルダ51の伝熱経路としての当接部を利用し、これら当接部に、球面摺動構成によるレーザ光軸調整用の機構を配置するようにしたので、ホルダ構成の簡略化を実現する。さらに、実施例1では、2つのホルダが必要であったが、実施例2は1つのホルダで上下左右2方向の調整が可能となる。
従来技術を示す図である。 本発明を適用する光ピックアップ装置の外観構成を示す斜視図である。 光ピックアップ装置の光学系の構成例を示す斜視図である。 本発明にかかる半導体レーザ回動調整装置の実施例1の構成を示す図である。 ホルダを取り外した状態の実施例1の半導体レーザ回動調整装置を示す図である。 本発明にかかる半導体レーザ回動調整装置の実施例2の構成を示す図である。
符号の説明
1 光ピックアップ装置
2 ピックアップベース
3 主軸受け
4 副軸受け
5 対物レンズ
6 対物レンズホルダ
7 マグネット
8 ヨーク
9,10 半導体レーザ素子
11 CD用レーザホルダ
12 DVD用レーザホルダ
13 アクチュエータ
14,15 グレーティング
16 ダイクロイックプリズム
17 ビームスプリッタ
18 フロントモニタ用受光素子
19 シリンダレンズ
20 受光素子
21 液晶収差補正素子
22 コリメータレンズ
23 1/4波長板
24 立ち上げミラー
30 半導体レーザ回動調整装置
31 レーザチップ(半導体レーザチップ)
32 サブマウント
33 ヒートシンク
34 ステム
35,36 ピン端子
37 内側ホルダ
38 外側ホルダ
39 絶縁体
40 溝部
41 突起部
42 開孔部
43 開孔部
50 半導体レーザ回動調整装置
51 ヒートシンク
51 ホルダ
60 ホルダ
61 開孔部

Claims (9)

  1. 半導体レーザチップが搭載されたヒートシンクと、ヒートシンクの少なくとも両外側面に当接されヒートシンクを一軸を中心に回動可能に支持するホルダとを備え、
    前記ヒートシンクおよびホルダの当接部に、前記回動のための回動軸部を形成するようにしたことを特徴とする半導体レーザ回動調整装置。
  2. 前記ホルダの外壁部の少なくとも一部に前記回動軸に垂直な方向の軸を中心とした円筒面を形成するとともに、
    前記ホルダの外壁部の円筒面に摺接する円筒面を内壁部の少なくとも一部に有する外側ホルダを更に備えることを特徴とする請求項1に記載の半導体レーザ回動調整装置。
  3. 前記回動軸部は、前記ヒートシンクのホルダとの当接部に形成された凸部または凹部と、前記ホルダのヒートシンクとの当接部に形成された凹部または凸部とを備えることを特徴とする請求項1または2に記載の半導体レーザ回動調整装置。
  4. 前記回動軸は、半導体レーザの略発光点を通る位置に設けられている請求項1〜3の何れか一つに記載の半導体レーザ回動調整装置。
  5. 前記ホルダの外壁部および前記外側ホルダの内壁部に形成された円筒面は、半導体レーザの略発光点を中心とした円弧上にあることを特徴とする請求項2〜4の何れか一つに記載の半導体レーザ回動調整装置。
  6. 請求項2〜5に記載の半導体レーザ回動調整装置と、受光素子と、前記半導体レーザ回動調整装置の半導体レーザからのレーザ光を光記録媒体に導光するとともに光記録媒体からの戻り光を前記受光素子に導光する光学系と、これら半導体レーザ回動調整装置、受光素子および光学系が搭載される光ピックアップベースとを備え、前記外側ホルダが前記光ピックアップベースに取付けられることを特徴とする光ピックアップ装置。
  7. 半導体レーザチップが搭載されるヒートシンクと、
    ヒートシンクの少なくとも両外側面に当接されヒートシンクを支持するホルダと、
    を備え、
    前記ヒートシンクの両外側面を部分球面形状とするとともに、前記ホルダのヒートシンクに当接される内壁面を前記ヒートシンクの部分球面に摺動可能な部分凹球面形状とすることを特徴とする半導体レーザ回動調整装置。
  8. 前記部分球面および凹部分球面は、半導体レーザの略発光点を中心とした球面の一部であることを特徴とする請求項7に記載の半導体レーザ回動調整装置。
  9. 請求項7または8に記載の半導体レーザ回動調整装置と、受光素子と、前記半導体レーザ回動調整装置の半導体レーザからのレーザ光を光記録媒体に導光するとともに光記録媒体からの戻り光を前記受光素子に導光する光学系と、これら半導体レーザ回動調整装置、受光素子および光学系が搭載される光ピックアップベースとを備え、前記ホルダが前記光ピックアップベースに取付けられることを特徴とする光ピックアップ装置。

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