JP2008090945A - 光ピックアップ - Google Patents

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Abstract

【課題】2個の異なるNAの対物レンズを備えた光ピックアップであって、対物レンズ及び対物レンズホルダに製造及び(又は)組み立て時の誤差が生じても、簡単な操作で調整することでCD、DVD、BD等の複数の光ディスクメディアの記録/再生の精度を高めることができる光ピックアップを提供することができる。
【解決手段】2個の対物レンズ38、48と、2個の対物レンズ38、48が保持された対物レンズホルダと24を有し、対物レンズホルダ24は下面から上面に貫通し、上部に前記2個の対物レンズ38、48が離れて取り付けられている2個の取付孔241、242を有しており、取付孔241には対物レンズ38を支持するとともに、チルト量をするために、1個の固定型レンズ受け部246と、2個の可動型レンズ受け部247とを有し、可動型レンズ受け部247は、取付孔241の上部に貫通する貫通孔2471と、貫通孔2471に摺動可能に内挿された柱状部材2472とを有し、柱状部材2472は接着剤にて固定される。
【選択図】図5

Description

本発明は、情報の再生又は記録のために光ディスクにレーザ光を照射する光ピックアップに関し、特に、開口数の異なるレンズを備え、CD、DVD、BDの記録又は再生を行うための光ピックアップに関するものである。
光ディスク装置では光ピックアップより記録媒体である光ディスクにレーザ光を照射することで、データの記録又は再生を行っている。前記光ディスク装置がCD(Compact Disc)メディア、DVD(Digital Versatile Disc)メディアを再生することができるものの場合、前記光ピックアップにはCD用の赤外レーザ(約780nm)、DVD用の赤色レーザ(約650nm)を出射するレーザ光源が備えられている。また、光ピックアップにはレーザ光を収束させレーザスポットとして、光ディスクの記録面に照射させる対物レンズが備えられている。レーザスポットの直径はレーザ光の波長に比例し、対物レンズの開口数(NA)に反比例する。CDメディアとDVDメディアではトラックの幅が異なるので、異なる対物レンズが必要であるが、対物レンズの形状を改めることで、CDメディアとDVDメディアの両方に対応する対物レンズとすることができる。
また、光ピックアップでは、光ディスクからの反射光を検出することで、該光ディスク上でのレーザスポットの位置を検出したり、データを読み出したりしている。このため、レーザ光の光軸と前記光ディスクの記録面とのなす角(チルト角)が常に一定の角度(多くの場合直角)になるように、該光ディスクにレーザ光を照射しなくてはならない。
そこで、特開平7−57273号公報に記載の発明では、対物レンズ支持部と対面する対物レンズ下面に球面座を設けて対物レンズを光軸方向に交差する面内において回転可能とし、前記対物レンズの光軸の傾き(チルト角)調整を行っている。
特開昭62−170028号公報に記載の発明では、対物レンズが固定され、該対物レンズを駆動するためのアクチュエータの光ピックアップ本体への取り付け角度を、該光ピックアップ本体に形成された突部と、前記アクチュエータと前記光ピックアップとの間に配置されるスペーサを利用して、前記アクチュエータの前記光ピックアップに対する傾きを調整することで、前記対物レンズの光軸の傾き(チルト角)調整を行っている。
特開2003−272198号公報に記載の発明では、光ピックアップが対物レンズを保持する対物レンズホルダと、対物レンズホルダが摺動可能に支持される軸部と、軸部が支持されるアクチュエータベースと、前記アクチュエータベースとフレームとの間に配置されるばねとを有しており、前記アクチュエータベースに備えられた調整ねじを調整することで、アクチュエータベースとフレームとの角を調整し、それにより対物レンズの傾き調整を行っている。
また最近では、DVDよりも記憶容量の大きなBD(Blu−Ray Disc)も登場してきている。BDは記録密度がDVDよりも高いのでのトラックの幅がDVDのトラック幅に対し非常に小さく、レーザスポットも小径にする必要がある。そこで、BDの記録、再生を行うために前記赤外レーザ、前記赤色レーザより短波長の青色レーザ(約405nm)を出射するレーザ光源が用いられている。
一方、前記CD、DVD用の対物レンズではNAが小さくて、青色レーザを十分に収束させることができず、BDの記録、再生を正確に行うことができない。また、BD用の対物レンズを用いても赤外レーザや赤色レーザをうまく収束させることができない。そこで、対物レンズを保持するレンズホルダに、CD/DVD用の対物レンズとBD用の対物レンズNAの異なる2個の対物レンズを配置するものが提案されている。
このように、異なるNAを有する対物レンズを2個備える光ピックアップを使用することで、異なるトラック幅を有する光ディスクの記録面に最適なレーザスポットを収束させることができ、記録、再生を精度よく行うことが可能である。
前記2個の異なる対物レンズを備えた光ピックアップの場合、各対物レンズの製造誤差や対物レンズホルダへの組み付け誤差等の発生によって、対物レンズのチルト角が異なる場合がある。この状態で、特開昭62−170028号公報、特開2003−272198号公報等に記載の方法で一方の対物レンズのチルト角に合わせて、レーザ光の光軸と光ディスクの記録面とが直交するように光ピックアップを調整しても、他方の対物レンズより出射されるレーザ光の軸が光ディスクの記録面と直交するとは限らない。なぜなら、対物レンズのレンズホルダへの取付時の傾き誤差や、取付部分の形状誤差等が、両方の対物レンズに対して同一であるとは限らないからである。
そこで、特開平9−230111号公報には、2個の対物レンズを一体成型にて形成するものが示されている。2個の対物レンズを一体成型にて形成することで、前記対物レンズとレンズホルダの傾き誤差、前記レンズホルダの取り付け部分の形状誤差による、両方の対物レンズのチルト角の誤差の発生を抑制している。
特開平7−57273号公報 特開昭62−170028号公報 特開2003−272198号公報 特開平9−230111号公報
しかしながら、特開平9−230111号公報に記載の発明ように、異なるNAを有する対物レンズを一体に成型するものの場合、成型の条件、成型後の加工条件によって、両方の対物レンズの光軸の傾きが異なる不具合が発生する場合がある。この場合、2個の対物レンズを一体に成型しているので、それぞれ独立してチルト角度の調整を行うことができず、成型の精度を高める必要があり、レンズ及び光ピックアップの製造コストが大きくなってしまう。
また、特開平7−57273号公報に記載の発明のような、対物レンズのみを調整する機構を利用して、2個の対物レンズそれぞれを調整するものも考えられるが、対物レンズの調整機構を備える場合、対物レンズ及び対物レンズ取付部の球面座を形成しなくてはならず、対物レンズ及び光ピックアップの製造コストが大きくなってしまう。また、調整機構を複数備えることで、光ピックアップの構造が複雑になり、レンズホルダの重量が増し、組み立て、調整に手間と時間がかかる。
そこで本発明は、上述した問題に鑑みてなされたものであり、2個の異なるNAの対物レンズを備えた光ピックアップであって、両方の対物レンズの光軸のずれを、簡単な操作で調整することができる光ピックアップを提供することを目的とする。
また本発明は、上述した問題に鑑みてなされたものであり、2個の異なるNAの対物レンズを備えた光ピックアップであって、対物レンズ及び対物レンズホルダに製造及び(又は)組み立て時の誤差が生じても、CD、DVD、BD等の複数の光ディスクメディアの記録/再生の精度を高めることができる光ピックアップを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため本発明は、異なる開口数を有する2個の対物レンズと、前記2個の対物レンズが保持された対物レンズホルダとを有する光ピックアップであって、前記対物レンズホルダは下面から上面に貫通し、上部に前記2個の対物レンズが離れて取り付けられている2個の取付孔を有しており、一方の取付孔には該取付孔に取り付けられる対物レンズの下面を支持するとともに、該対物レンズの角度を調整するチルト量調整機構が備えられており、前記チルト量調整機構は、1個の固定型レンズ受け部と、前記取付孔に沿った方向に摺動する複数個の可動型レンズ受け部とを有しており、前記可動型レンズ受け部は、前記レンズホルダの下面から前記一方の取付孔の上部に貫通する貫通孔と、前記貫通孔に摺動可能に内挿された柱状部材とを有しており、前記柱状部材は接着剤にて固定されることを特徴とする。
この構成によると、柱状部材を摺動させることで対物レンズのチルト量の調整を容易に行うことが可能である。一方の取付孔に配置された対物レンズのチルト量のみを調整するので、チルト量の調整の手間を削減することができ、それだけ、光ピックアップの製造及び組み立てにかかる手間と時間を削減することができる。
また、一方の取付孔に取り付けられた対物レンズのチルト量を調整することができるので、一方の取付孔及び該一方の取付孔に取り付けられた対物レンズの取り付け部の精度及び他方の取付孔及び該他方の取付孔に取り付けられた対物レンズの取り付け部の精度が高くなくても、各対物レンズのチルト量を同じ又はほぼ同じに調整することができるので、異なる種類(CD、DVD、BD)の光ディスクメディアの記録/再生を精度よく行うことが可能である。
上記構成において、前記チルト量調整機構が1個の固定型レンズ受け部と、2個の可動型レンズ受け部とを有しているものであってもよい。1点を固定しておき、2点の高さを調整することで、前記対物レンズの光軸を3次元的に傾けることができる。これにより、少ない調整点で、精度の良いチルト量の調整を行うことが可能である。
上記構成において、前記貫通孔が円筒形状であり、前記柱状部材は円柱形状を有しているものであってもよい。また、前記柱状部材が前記貫通孔に軽圧入されているものであってもよく、前記貫通孔の内周部に雌ねじが形成されており、前記柱状部材の外周部に雄ねじが形成されており、前記柱状部材が前記貫通孔と螺合されていてもよい。このとき、前記貫通孔の下端部が接着剤の注入孔として用いられていてもよい。
このように、柱状部材を軽圧入したり、螺合により係合させることで、対物レンズを仮に保持することができるとともに、容易に角度調整が可能である。このことにより、調整の手間及び時間を削減することができる。
上記構成において前記柱状部材が前記貫通孔に遊嵌されているものであってもよい。この場合、前記柱状部材は前記貫通孔に対して自重で下方に摺動してしまうので、冶具等を前記貫通孔の下方より挿入し柱状部材を支持するようにし、前記対物レンズのチルト量の調整が終了した後に、接着し、冶具を取り外すようにしてもよい。この場合、前記対物レンズを上から押さえることがないので、前記対物レンズに無理な力が付与して変形したり、破損したりする不具合の発生を抑制することができる。前記対物レンズホルダの側面より前記貫通孔に接続する接着剤注入孔が形成されていてもよい。この接着剤注入孔から接着剤を注入することで容易に前記柱状部材を前記貫通孔に固定することが可能である。
上記構成において、前記対物レンズホルダが弾性支持部材にて支持されるとともに、前記弾性支持部材にて該対物レンズホルダを駆動するために備えられたトラッキングコイル及びフォーカスコイルに電力が供給されるもの(いわゆるワイヤ支持型)であってもよく、前記対物レンズホルダが該対物レンズホルダを貫通する回転軸にて摺動可能且つ回動可能に支持されているもの(いわゆる軸摺動型)であってもよい。
上記構成において、記録/再生を行うことができるメディアとして、CDメディア、DVDメディア及びBDメディアを挙げることができる。CDメディアとは、CD−ROM、CD−R、CD−RW等を含むものであり、DVDメディアとはDVD−ROM、DVD−R、DVD+R、DVD−RW、DVD+RW、DVD−RAM等を含むものである。
以上説明した光ディスク装置のさらに詳細な例は以下のように説明できる。赤外レーザ光を出射する赤外レーザ光源と、赤色レーザ光を出射する赤色レーザ光源と、青色レーザ光を出射する青色レーザ光源と、前記赤外レーザ光又は前記赤色レーザ光を収束させてCDメディア又はDVDメディアの記録面に照射する第1対物レンズと、前記青色レーザ光を収束させてブルーレイディスクメディアの記録面に照射する第2対物レンズと、前記第1対物レンズと前記第2対物レンズを保持するとともにトラッキング方向、フォーカス方向に移動可能な対物レンズホルダと、前記対物レンズホルダを前記トラッキング方向に駆動する推力を発生するトラッキングコイルと、前記対物レンズホルダを前記フォーカス方向に駆動する推力を発生するフォーカスコイルと、前記対物レンズホルダを弾性支持するとともに前記トラッキングコイル及び前記フォーカスコイルに電力を供給する弾性支持部材とを備えた光ピックアップであって、前記対物レンズホルダは、下面から上面に貫通し上部に前記第1対物レンズが取り付けられる第1取付孔と、下面から上面に貫通し上部に前記第2対物レンズが取り付けられる第2取付孔とを有しており、前記第1取付孔は前記第1対物レンズの下面を支持するとともに、該第1対物レンズのチルト角を調整するチルト量調整機構を有しており、前記チルト量調整機構は前記第1取付孔の内周面に突出するように固定された1個の固定型レンズ受け部と、前記固定レンズ受け部から等中心角度離れた位置に配置され、前記第1取付孔に沿う方向に摺動可能な2個の可動型レンズ受け部とを有しており、前記可動型レンズ受け部は前記レンズホルダの下面から前記第1取付孔の上部に貫通する円筒形状の貫通孔と、前記貫通孔に軽圧入された円柱部材を有しており、前記貫通孔には、前記円柱部材を下方から固定する接着剤が設けられていることを特徴とする。
本発明によると、2個の異なるNAの対物レンズを備えた光ピックアップであって、両方の対物レンズの光軸のずれを、簡単な操作で調整することができる光ピックアップを提供することができる。
また本発明によると、2個の異なるNAの対物レンズを備えた光ピックアップであって、対物レンズ及び対物レンズホルダに製造及び(又は)組み立て時の誤差が生じても、CD、DVD、BD等の複数の光ディスクメディアの記録/再生の精度を高めることができる光ピックアップを提供することができる。
以下に本発明の実施形態を図面を参照して説明する。図1は本発明にかかる光ピックアップの一例の構成を示す配置図である。図1に示す光ピックアップAは本体1と、対物レンズを駆動するアクチュエータ2とを備えている。図1に示す光ピックアップAはCDメディア又はDVDメディアの記録/再生を行うための第1光学系3と、BDの記録/再生を行うための第2光学系4とを備えている。図1に示す光ピックアップでは、便宜上、赤外レーザの光路を一点鎖線で、赤色レーザの光路を実線で表示している。また、青色レーザの光路に関しても実線で表示している。ここで、CDメディアとは、CD−ROM、CD−R、CD−RW等を含み、DVDメディアとは、DVD−ROM、DVD−R、DVD+R、DVD−RW、DVD+RW、DVD−RAM等を含むものである。
第1光学系3は少なくとも、赤外レーザ光源31と、赤色レーザ光源32と、ダイクロイックプリズム33と、偏光ビームスプリッタ34と、コリメータレンズ35と、立ち上げミラー36と、1/4波長板37と、第1対物レンズ38と、センサレンズ39と、受光素子Pd1とを備えている。
赤外レーザ光源31は波長が約780nmの赤外レーザ光を出射するものであり、CDメディアの記録/再生に利用されるものである。赤色レーザ光源は波長が約650nmの赤色レーザ光を出射するものであり、DVDメディアの記録/再生に利用されるものである。ダイクロイックプリズム33は、赤外領域の波長の光を透過させ、赤色領域の波長の光を反射するプリズムである。すなわち赤外レーザ光源31より出射されたレーザ光はダイクロイックプリズム33を透過し、赤色レーザ光源32はダイクロイックプリズム33の反射面で反射してダイクロイックプリズム33より出射される。本発明のダイクロイックプリズムは赤外レーザ光が透過し、赤色レーザ光が反射されるものを採用しているが、それに限定されるものではない。
偏光ビームスプリッタ34は、入射されたレーザ光の偏光方向によって透過又は反射させるプリズムである。本発明では、赤外レーザ光源31及び赤色レーザ光源32より出射され、偏光ビームスプリッタ34に入射したレーザ光は透過し、CDメディア又はDVDメディアの記録面で反射したレーザ光は偏光ビームスプリッタ34で反射される。コリメータレンズ35は、点光源である赤外レーザ光源31又は赤色レーザ光源32より出射された拡散光であるレーザ光を平行光に変換する。コリメータレンズ35より出射されたレーザ光は立ち上げミラー36にて直交する方向に反射される。これにより、レーザ光の光路はCDメディア又はDVDメディアの記録層に直交する方向に変更される。
1/4波長板37は入射する直線偏光の光を円偏光に、円偏光の光を直線偏光に変換するものである。第1対物レンズ38は、非球面レンズが採用されている。第1対物レンズ38は赤外レーザ光を収束させレーザスポットとしてCDメディアの記録面に、赤色レーザ光を収束させレーザスポットとしてDVDメディアの記録面に照射させることができる。
CDメディア又はDVDメディアの記録面で反射されたレーザ光は再度1/4波長板37に入射する。このとき、反射されたレーザ光は円偏光から直線偏光に変換される。この直線偏光に変換されたレーザ光の偏光方向は、赤外レーザ光源又は赤色レーザ光源より出射されたレーザ光の偏光方向に対して直交する。これにより、偏光ビームスプリッタ34ではレーザ光は透過せずに反射し、センサレンズ39を介して受光素子Pd1に入射する。受光素子Pd1では、入射したレーザ光を電気信号に変換し、出力信号として記録/再生に利用する。
第2光学系4は少なくとも、青色レーザ光源41と、偏光ビームスプリッタ44と、コリメータレンズ45と、立ち上げミラー46と、1/4波長板47と、第2対物レンズ48と、センサレンズ49と、受光素子Pd2とを備えている。第2光学系4は、レーザ光源として波長が約405nmの青色レーザ光を出射する青色レーザ光源41、対物レンズとして第2対物レンズ48を備えており、ダイクロイックプリズム33を備えていない点が異なるが、それ以外は第1光学系3と実質上同じ部材を備えており、詳細は省略する。
上述した光学部材のうち第1光学系3の第1対物レンズ38と第2光学系4の第2対物レンズ48とはアクチュエータ2に配置される。アクチュエータ2は本体1に取り付けられている。
図2は本発明にかかる光ピックアップに備えられたアクチュエータの一例の平面図であり、図3は図2に示すアクチュエータの正面図であり、図4は図2に示すアクチュエータに用いられる対物レンズホルダの拡大斜視図である。アクチュエータ2はアクチュエータベース21と、永久磁石22と、支持部材23と、第1対物レンズ38及び第2対物レンズ48を保持する対物レンズホルダ24と、電力基板25と、ワイヤばね26とを有している。図中Taは光ディスクメディア(CDメディア、DVDメディア、BDメディア)のタンジェンシャル方向(周方向)、Raはラジアル方向(径方向)である。図2、図4に示すように、光ピックアップAでは、第1対物レンズ38と第2対物レンズ48はTa方向に並んで配置される。
アクチュエータベース21は金属板の打ち抜き、切り曲げによって形成されるものである。アクチュエータベース21には、赤外レーザ光又は赤色レーザ光が通過する第1貫通孔211と、青色レーザ光が通過する第2貫通孔212と、永久磁石22を保持するとともに、バックヨークとして作用する磁石保持部213とを備えている。永久磁石22は対物レンズホルダ24に磁界を作用させるものであり、それには限定されないがネオジウム磁石が採用されている。支持部材23は樹脂製であり、アクチュエータベース21に図示を省略したボルトを用いて強固に固定されている。また、ボルトに限定されるものではなく、はめ込み、溶着、接着等、アクチュエータベース21から脱落しないように固定するものを広く採用することができる。
対物レンズホルダ24は、下面から上面に貫通し、上面端部側に第1対物レンズ38が取り付けられた第1対物レンズ取付孔241と、下面から上面に貫通し、上面端部側に第2対物レンズ48が取り付けられた第2対物レンズ取付孔242と、対物レンズホルダ24を光軸方向に摺動させるためのフォーカスコイル243と、対物レンズホルダ24を光ディスクの径方向に摺動させるためのトラッキングコイル244と、フォーカスコイル243、トラッキングコイル244に電力を供給するための接続端子245とを有している。
電力基板25はここでは屈曲性を有するFPC(Flexible Print Circuit)が採用されており、支持部材23の約半分を覆うように接着されている。電力基板25としてFPCに限定されるものではなく、支持部材23に安定して取り付けられるものを広く採用することができる。電力基板25には電力を供給するための端子部251を備えている。
対物レンズホルダ24はワイヤばね26を介して、底部がアクチュエータベース21と接触しないように支持部材23に支持されている。ワイヤばね26は導電性を有する弾性部材であり、対物レンズホルダ24の接続端子245と接触するように取り付けられている。また、支持部材23に取り付けられた電力基板25の端子部251と接触している。このように、ワイヤばね26を介して、端子部251と接続端子245が電気的に接続されており、電力基板25よりワイヤばね26を介して、フォーカスコイル243、トラッキングコイル244に電力を供給する。
対物レンズホルダ24についてさらに詳しく説明する。図5は対物レンズホルダの対物レンズ取付部の断面図である。図5に示す対物レンズホルダ24では、第2レンズ取付孔242の取付部が誤差等によって傾いており、第2対物レンズ48は光軸が傾いた状態で取り付けられている。図5では、図面上視認が容易なように、実際よりも大きく傾いている。図5に示すように、第1対物レンズ38及び第2対物レンズ48はその外周部にフランジ状の被支持部381及び481を備えている。
対物レンズホルダ24は、CDメディア又はDVDメディアの記録/再生用の第1対物レンズ38とBDメディアの記録/再生用の第2対物レンズ48とが取り付けられている。第2対物レンズ48は第1対物レンズ38に比べて開口数(NA)の大きなもの(NA=0.85)が採用されており、焦点距離が短い。そのため、図4、図5等に示すように、第2対物レンズ48の取り付け位置が第1対物レンズ38の取り付け位置よりも光ディスクに近くなるように、第1レンズ取付孔241及び第2レンズ取付孔242が形成されている。
図5に示すように、第2レンズ取付孔242は第2対物レンズ48を内挿することができるように、段つき円筒部2421が形成されている。第2レンズ取付孔242の段つき円筒部2421に第2対物レンズ48の被支持部481を係合させて、段つき円筒部2421と被支持部481とを接着剤にて接着する。このとき、図示は省略しているが段つき円筒部2421の上端部には接着剤を注入するための注入凹部が形成されており、この注入凹部に接着剤を注入することで被支持部481の側周部と段つき円筒部2421とを接着にて固定する。接着剤としては、第2対物レンズ48を段つき円筒部2421に強固に取り付けることができるとともに、硬化条件(熱等)や硬化時の収縮による応力によって、第2対物レンズ48の変形、破損等の不具合が発生しにくいものが好ましい。それには限定されないが、ここでは、紫外線硬化型の接着剤が採用されている。
図6(A)は第1対物レンズ取付孔の平面図であり、図6(B)は図6(A)に示す第1対物レンズ取付孔のX−X断面図である。図6に示すように、第1対物レンズ取付孔241は第1対物レンズ38が内挿できるように段つき円筒部2411が形成されている。第1対物レンズ取付孔241の上部には、第1対物レンズ38の被支持部381の下面を支持する1個の固定型レンズ受け部246と、2個の可動型レンズ受け部247とを備えている。固定型レンズ受け部246は第1対物レンズ取付孔241の内周面より突出している。可動型レンズ受け部247は第1レンズ取付孔241に沿って延び、対物レンズホルダ24の下面から第1レンズ取付孔241の上面側に貫通する円筒形状の貫通孔2471と、貫通孔2471に自重によって摺動しない程度に嵌合された円柱状の柱状部材2472とを有している。貫通孔2471は段つき円筒部2411内に形成されており、上部の一部が第1対物レンズ取付孔241に開放されている。
図7は第1対物レンズの調整状態を示す断面図である。第1対物レンズ38を第1取付孔241に取り付けるとき、まず、柱状部材2472を貫通孔2471の上部に形成された開放されている部分より突出させ、上部より第1対物レンズ38を内挿する。このとき、柱状部材2472は固定型レンズ受け部246よりも上方に突出した状態で配置されている。内挿された対物レンズ38は、被支持部381を固定型レンズ受け部246と、柱状部材2472とで下方より支持されている。その後、対物レンズ38の被支持部381の上部を冶具5を用いて押す。柱状部材2472は被支持部381に押されて、貫通孔2471の内部方向に摺動する。押す場所、押す量を適度に調整することで、第1対物レンズ38はその光軸を傾ける、すなわちチルト量の調整を行うことが可能である。第1対物レンズ38のチルト量の調整が終了すると、貫通孔2471の下部より接着剤を注入し、柱状部材2472を接着固定する。また、段つき円筒部2411に形成された接着材注入用の接着凹部(図示省略)に接着剤を注入し、第1対物レンズ38を第1対物レンズ取付孔241に接着固定する。このとき、貫通孔2471の上部の段つき円筒部2411に形成された凹部に接着剤を注入し固定するものであってもよい。このばあい、上部より円柱部材2472も同時に固定することができるので、より安定的に第1対物レンズ38を固定することが可能である。
ここで、第1対物レンズ38の傾き(チルト量)は、第2対物レンズ取付孔242に固定された第2対物レンズ48のチルト量と同じになるように調整される。これにより、対物レンズホルダ24を取り付けたアクチュエータ2を光ピックアップAの本体1に取り付けるときに、第2対物レンズ48の光軸がBDメディアの記録面に直交するように取り付けることで、第1対物レンズ38の光軸もCDメディア又はDVDメディアの記録面と直交する。これにより、第1対物レンズ38のチルト量のずれによるコマ収差の発生を低減することができる。
第1対物レンズ38のチルト量を調整するときには、第1対物レンズ38及び第2対物レンズ48にオートコリメータにより調整用の光を照射し、コバ面からの反射光を受光することで行うものを採用することができる。
このように、第1対物レンズ38のチルト量を第2対物レンズ48のチルト量と同じ又はほぼ同じになるように調整することで、赤外レーザ光、赤色レーザ光及び青色レーザ光の光軸が平行になる。これにより、第2対物レンズ48を出射したアクチュエータ2を青色レーザ光がBDメディアの記録面と直交するように配置することで、第1対物レンズ38より出射される赤外レーザ光がCDメディアに赤色レーザ光がDVDメディアの記録面に直交又はほぼ直交するように照射される。これにより、アクチュエータ2を第2対物レンズ48のチルト量にあわせて設置するだけで、第1対物レンズ38もCDメディア、DVDメディアに対して適切なチルト量となるので、アクチュエータ2の調整だけでBD、DVD、CDに対応することが可能である。このことは、組み立て、調整に必要な手間と時間を減らすことができ、それだけ、製造、組み立てにかかるコストを削減することができる。
また、第1対物レンズ38のチルト量を調整することができるので、第1対物レンズ38の被保持部381、第2対物レンズ48の被保持部481、第1対物レンズ取付孔241及び第2対物レンズ取付孔242の加工を極めて高い精度を維持して行う必要がないので、製造、組み立てのコストを大幅に削減することが可能である。
また、図8に示すように、第1対物レンズ取付孔241の柱状部材2473が貫通孔2471に遊嵌されており、側面から貫通孔2471に接続する接着剤注入孔248を備えていてもよい。さらに、柱状部材2473は自重によって貫通孔2471内を下方に向かって摺動するので、冶具6を貫通孔2471の下方側より挿通し、柱状部材2473を支持させる。
第1対物レンズ取付孔241に第1対物レンズ38を配置した後に、冶具6を操作し、第1対物レンズ38の下面を柱状部材2473で押して第1対物レンズ38のチルト量が第2対物レンズ48のチルト量が同じ又はほぼ同じになるように調整する。第1対物レンズ38の調整が終了すると、接着剤注入孔248より接着剤を注入し、柱状部材2473を貫通孔2471に接着固定する。また、第1対物レンズ取付孔241の上面に形成された接着剤注入用の接着凹部(不図示)に接着剤を注入し、第1対物レンズ38を第1対物レンズ取付孔241に固定する。接着完了後、貫通孔2471より冶具6を抜き出し、第1対物レンズ38の第1対物レンズ取付孔241への取付を完了する。
また、図9に示すように柱状部材2476の外周面に雄ねじ2477を形成し、貫通孔2474の内周面に雌ねじ2475を形成しておき、柱状部材2476を貫通孔2474に螺合させて係止させるものであってもよい。なお、図9において、柱状部材2476には便宜上ハッチングを施している。この場合、柱状部材2476は回動されることで、貫通孔2474に沿う方向に上下動することができるとともに、微調整が容易である。
図10は本発明にかかる光ピックアップに用いられるアクチュエータの他の例の平面図であり、図11は図10に示すアクチュエータの断面図であり、図12は図10に示すアクチュエータに用いられる対物レンズホルダの斜視図である。図10及び図11に示すアクチュエータ7は、アクチュエータベース71に取り付けられたシャフト73に摺動可能且つ回動可能に取り付けられている。
図10、図11に示すアクチュエータ7は、アクチュエータベース71と、永久磁石72と、シャフト73と、第1対物レンズ38及び第2対物レンズ48を保持する対物レンズホルダ74と、トラッキングコイル75と、フォーカスコイル76とを有している。図中Taは光ディスクメディア(CDメディア、DVDメディア、BDメディア)のタンジェンシャル方向(径方向であり、Raはラジアル方向(周方向)である。図9、図11に示すように、アクチュエータ7では、第1対物レンズ38及び第2対物レンズ48はTa方向に並んで配置されている。
アクチュエータベース71は平面視矩形状を有しており、底部711と、底部711の周囲から底部711と垂直に立ち上がる立ち上がり部712とを有している。底部711の略中央部には立ち上がり部712と同じ方向に突出する円筒形状のシャフト73が立設されている。立ち上がり部712には、シャフト713を挟んで対向して配置される2個の永久磁石72とを有している(永久磁石は2個に限定されるものではない)。
図12に示すように対物レンズホルダ74は、第1対物レンズ38が取り付けられる第1対物レンズ取付孔741と、第2対物レンズ48が取り付けられる第2対物レンズ取付孔742と、本体の略中央を貫通し、シャフト73が内部を貫通する軸孔743と、軸孔743を囲むように配置されるフォーカスコイル76と、側面に軸孔743を挟んで対面して配置されるトラッキングコイル75と、フォーカスコイル76の下面に配置される磁性板(不図示)とを有している。第1対物レンズ取付孔741の第1対物レンズ38のチルト量の調整機構は、図6、図8、図9に示すいずれの構造も採用することができる。詳細は省略する。
上述の各実施例では、CDメディア及びDVDメディアの記録/再生に用いられる対物レンズを第1対物レンズ38とし、BDメディアの記録/再生に用いられる対物レンズを第2対物レンズ48として、第2対物レンズ48を固定しておき、第1対物レンズ38のチルト量を調整するものが採用されているが、それに限定されるものではなく、逆に第1対物レンズ38を固定しておき、第2対物レンズ48のチルト量を調整するものであってもよい。しかしながら、チルト量の変化に敏感な(コマ収差の発生しやすい)BDメディア用の対物レンズ(ここでは第2対物レンズ48)を固定し、チルト量の変化にはあまり敏感ではないCD/DVD用の対物レンズ(ここでは第1対物レンズ)を第2対物レンズ48にあわせて調整するほうが好ましい。
上述の各実施例では、CDメディア及び(又は)DVDメディアの記録/再生を行う第1光学系と、BDメディアの記録/再生を行う第2光学系とが互いに独立して形成されているものを示しているが、それに限定されるものではなく、一部(たとえば偏光ビームスプリッタから1/4波長板まで)を共用するように構成してもよい。この場合、1/4波長板を通過したレーザ光を分光し、赤外レーザ光、赤色レーザ光は第1対物レンズに、青色レーザ光は第2対物レンズに入射させる部材が必要であるが、共用化により、光ピックアップを小型化することができるとともに、部材点数を減らすことができ、組み立て及び調整に要する手間と時間を減らすことができ、製造コストを低減することが可能である。また、青色レーザ光とDVDメディアと同じ開口数の対物レンズを用いるAOD(Advanced Optical Disc)の記録/再生にも利用することが可能である。
以上、発明の実施形態を具体的に説明したが、本発明は上記実施形態に限定するものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。各実施形態に記載した特徴のうち複数を備えていてもよい。
本発明は、DVD、CD、BD等の光ディスクを記録媒体とする光ディスク装置において適用することができる。
本発明にかかる光ピックアップの一例の構成を示す配置図である。 本発明にかかる光ピックアップに備えられたアクチュエータの一例の平面図である。 図2に示すアクチュエータの正面図である。 図2に示すアクチュエータに用いられる対物レンズホルダの拡大斜視図である。 対物レンズホルダの対物レンズ取付部の断面図である。 図Aは第1対物レンズ取付孔の平面図であり、図Bは図Aに示す第1対物レンズ取付孔のX−X断面図である。 第1対物レンズの調整状態を示す断面図である。 第1対物レンズ取付孔の他の例の断面図である。 第1対物レンズ取付孔のさらに他の例の断面図である。 本発明にかかる光ピックアップに用いられるアクチュエータの他の例の平面図である。 図10に示すアクチュエータの断面図である。 図10に示すアクチュエータに用いられる対物レンズホルダの斜視図である。
符号の説明
A 光ピックアップ
1 本体
2 アクチュエータ
21 アクチュエータベース
22 永久磁石
23 支持部材
24 対物レンズホルダ
241 第1対物レンズ取付孔
242 第2対物レンズ取付孔
243 フォーカスコイル
244 トラッキングコイル
245 接続端子
246 固定型レンズ受け部
247 可動型レンズ受け部
2471 貫通孔
2472 柱状部材
248 接着剤注入孔
25 電力基板
26 ワイヤばね
3 第1光学系
31 赤外レーザ光源
32 赤色レーザ光源
33 ダイクロイックプリズム
34 偏光ビームスプリッタ
35 コリメータレンズ
36 立ち上げミラー
37 1/4波長板
38 第1対物レンズ
39 センサレンズ
4 第2光学系
41 青色レーザ光源
44 偏光ビームスプリッタ
45 コリメータレンズ
46 立ち上げミラー
47 1/4波長板
48 第2対物レンズ
49 センサレンズ
5 冶具
6 冶具
7 アクチュエータ
71 アクチュエータベース
72 永久磁石
73 シャフト
74 レンズホルダ
741 第1対物レンズ取付孔
742 第2対物レンズ取付孔
743 軸孔
744 フォーカスコイル
745 トラッキングコイル

Claims (12)

  1. 赤外レーザ光を出射する赤外レーザ光源と、
    赤色レーザ光を出射する赤色レーザ光源と、
    青色レーザ光を出射する青色レーザ光源と、
    前記赤外レーザ光又は前記赤色レーザ光を収束させてCDメディア又はDVDメディアの記録面に照射する第1対物レンズと、
    前記青色レーザ光を収束させてブルーレイディスクメディアの記録面に照射する第2対物レンズと、
    前記第1対物レンズと前記第2対物レンズを保持するとともにトラッキング方向、フォーカス方向に移動可能な対物レンズホルダと、
    前記対物レンズホルダを前記トラッキング方向に駆動する推力を発生するトラッキングコイルと、
    前記対物レンズホルダを前記フォーカス方向に駆動する推力を発生するフォーカスコイルと、
    前記対物レンズホルダを弾性支持するとともに前記トラッキングコイル及び前記フォーカスコイルに電力を供給する弾性支持部材とを備えた光ピックアップであって、
    前記対物レンズホルダは、下面から上面に貫通し上部に前記第1対物レンズが取り付けられる第1取付孔と、下面から上面に貫通し上部に前記第2対物レンズが取り付けられる第2取付孔とを有しており、
    前記第1取付孔は前記第1対物レンズの下面を支持するとともに、該第1対物レンズのチルト角を調整するチルト量調整機構を有しており、
    前記チルト量調整機構は前記第1取付孔の内周面に突出するように固定された1個の固定型レンズ受け部と、前記固定レンズ受け部から等中心角度離れた位置に配置され、前記第1取付孔に沿う方向に摺動可能な2個の可動型レンズ受け部とを有しており、
    前記可動型レンズ受け部は前記レンズホルダの下面から前記第1取付孔の上部に貫通する円筒形状の貫通孔と、前記貫通孔に軽圧入された円柱部材を有しており、
    前記貫通孔には、前記円柱部材を下方から固定する接着剤が設けられていることを特徴とする光ピックアップ。
  2. 異なる開口数を有する2個の対物レンズと、
    前記2個の対物レンズが保持された対物レンズホルダとを有する光ピックアップであって、
    前記対物レンズホルダは下面から上面に貫通し、上部に前記2個の対物レンズが離れて取り付けられている2個の取付孔を有しており、
    一方の取付孔には該取付孔に取り付けられる対物レンズの下面を支持するとともに、該対物レンズの角度を調整するチルト量調整機構が備えられており、
    前記チルト量調整機構は、1個の固定型レンズ受け部と、前記取付孔に沿った方向に摺動する複数個の可動型レンズ受け部とを有しており、
    前記可動型レンズ受け部は、前記レンズホルダの下面から前記一方の取付孔の上部に貫通する貫通孔と、前記貫通孔に摺動可能に内挿された柱状部材とを有しており、
    前記柱状部材は接着剤にて前記貫通孔に固定されることを特徴とする光ピックアップ。
  3. 前記チルト量調整機構は1個の固定型レンズ受け部と、2個の可動型レンズ受け部とを有していることを特徴とする請求項2に記載の光ピックアップ。
  4. 前記貫通孔は円筒形状であり、前記柱状部材は円柱形状を有していることを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の光ピックアップ。
  5. 前記柱状部材は前記貫通孔に軽圧入されていることを特徴とする請求項2から請求項4のいずれかに記載の光ピックアップ。
  6. 前記貫通孔の内周部には雌ねじが形成されており、前記柱状部材の外周部には雄ねじが形成されており、前記柱状部材は前記貫通孔と螺合することを特徴とする請求項4に記載の光ピックアップ。
  7. 前記柱状部材は前記貫通孔に遊嵌されていることを特徴とする請求項2から請求項4のいずれかに記載の光ピックアップ。
  8. 前記貫通孔の下端部が接着剤の注入孔として用いられることを特徴とする請求項2から請求項7のいずれかに記載の光ピックアップ。
  9. 前記対物レンズホルダには側面より前記貫通孔に接続する接着剤注入孔が形成されていることを特徴とする請求項2から請求項7のいずれかに記載の光ピックアップ。
  10. 前記対物レンズホルダが弾性支持部材にて支持されるとともに、前記弾性支持部材にて該対物レンズホルダを駆動するために備えられたトラッキングコイル及びフォーカスコイルに電力が供給されることを特徴とする請求項2から請求項9のいずれかに記載の光ピックアップ。
  11. 前記対物レンズホルダが該対物レンズホルダを貫通する回転軸にて摺動可能且つ回動可能に支持されていることを特徴とする請求項2から請求項9のいずれかに記載の光ピックアップ。
  12. CD、DVD及びBDのうち少なくとも2種類の光ディスクメディアの記録/再生を行うことのできる光ピックアップ。
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