JP2015011136A - レンズの固定構造、光走査装置、画像形成装置、及びレンズの固定方法 - Google Patents

レンズの固定構造、光走査装置、画像形成装置、及びレンズの固定方法 Download PDF

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Abstract

【課題】レンズ33を被固定部材41に設けられたレンズ固定面41aに接着剤39で固定する固定構造において、レンズ33の位置決め精度の向上を図りながら、レンズ33の熱変形に起因する光学性能のバラツキを抑制する。【解決手段】レンズ固定面41aには、複数の孔42が形成されており、複数の孔42には軸部材43が上記レンズ固定面41aから突出する突出部分43aを有するように挿入されており、上記レンズ33は、上記各軸部材43の上記突出側の端部に当接した状態で配置され、上記接着剤39は、上記各軸部材43の上記突出部分43aにおける少なくとも周側面を覆うように、上記レンズ33と上記レンズ固定面41aとの間に介在されている。【選択図】図3

Description

本発明は、レンズの固定構造、光走査装置、画像形成装置、及びレンズの固定方法に関する。
一般的に、レーザープリンター等の電子写真方式の画像形成装置には光走査装置が搭載される。光走査装置は、例えば、半導体レーザー等の光源から出射される光を、コリメータレンズやシリンドリカルレンズを経てポリゴンミラー等の偏向手段に入射させ、該偏向手段により偏向された光を、結像レンズ(fθレンズ)によって結像させて感光ドラム等の像担持体を露光走査させる。
ここで、例えば特許文献1には、上記コリメータレンズやシリンドリカルレンズ等のレンズの固定構造として、レンズとレンズ固定面との間に接着剤を介在させる例が開示されている。この接着剤は、光硬化型の接着剤で構成されていて、例えば紫外線の照射を受けることにより硬化する。そうして、接着剤が硬化することにより、レンズがレンズ固定面に固定される。
特開2012−53259号公報
しかしながら、上記特許文献1に示すように光硬化型の接着剤を使用したレンズの固定構造では、接着剤が硬化時に収縮変形するため、レンズが接着剤からの引張り力によりレンズ固定面側に引き寄せられてしまう。このため、接着剤の硬化前と硬化後とでレンズの位置が変化してしまうという問題がある。延いては、レンズの位置決め精度を十分に確保することができないという問題がある。
また、上記接着剤は硬化に伴って硬化反応熱を発生するため、この反応熱によりレンズの温度が上昇してレンズが熱変形する場合がある。この熱変形は、接着剤の硬化反応が終了してレンズの温度が下がると解消されるが、例えば工場等において組立て完了後の光走査装置の性能試験を実施する際にレンズの温度が十分に下がりきっていないと、レンズの光学性能を正確に把握することができない。この結果、性能試験後のレンズの光学性能にバラツキが生じるという問題がある。特に、レンズが樹脂材で構成されている場合にはガラス材で構成されている場合に比べて、レンズの熱変形量(線膨張係数)が大きい分この問題が顕著になる。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、レンズの位置決め精度の向上を図りながら、レンズの熱変形に起因する光学性能のバラツキを抑制することにある。
本発明に係る固定構造は、レンズを被固定部材に設けられたレンズ固定面に接着剤で固定する固定構造である。そして、上記レンズ固定面には複数の孔が形成されており、上記複数の孔にはそれぞれ軸部材が上記レンズ固定面から突出する突出部分を有するように挿入されており、上記レンズは、上記各軸部材の上記突出側の端部に当接した状態で配置され、上記接着剤は、上記各軸部材の上記突出部分における少なくとも周側面を覆うように上記レンズと上記レンズ固定面との間に介在して、上記レンズを上記レンズ固定面に接着するように構成されている。
この構成によれば、接着剤が硬化時に収縮変形すると、各軸部材の突出部分の周側面には、接着剤より径方向外側へと向かう引張り力が全周に亘って作用する。この結果、各軸部材は接着剤を介して被固定部材に強固に固定される。一方、レンズには、接着剤の収縮変形に伴い、接着剤よりレンズ固定面側へと向かう引張り力が作用する。この結果、レンズは、各軸部材の突出側の端部に押付けられる。各軸部材は、上述の如く接着剤を介して被固定部材に強固に固定されているため、レンズがレンズ固定面側へ移動しようとするのを軸部材により規制することができる。そうして、各軸部材がレンズの位置決め部材として機能する結果、レンズの位置決め精度を向上させることができる。
しかも、接着剤の硬化時に発生する反応熱を、軸部材により外部へと速やかに放熱することができる。そうして、接着剤の硬化反応熱がレンズに伝わるのを抑制することができ、延いては、レンズの熱変形を抑制することができる。
上記接着剤は、光照射を受けることで硬化する光硬化性樹脂であることが好ましい。
この構成によると、接着剤に対して光(例えば紫外線)を照射するだけで接着剤を容易に硬化させることができる。ここで、光硬化性樹脂は硬化時の収縮変形及び反応熱が特に大きいため、かかる構成に対して本発明は特に有用である。
上記各孔は、上記被固定部材を貫通する貫通孔であり、上記各孔の深さは、それぞれの孔に挿入される軸部材の軸方向の長さよりも短く設定され、上記各軸部材は、上記被固定部材における上記レンズ固定面とは反対側の面から突出する突出部分をさらに有するように上記各孔に挿入されていることが好ましい。
この構成によると、軸部材は、被固定部材におけるレンズ固定面とは反対側の面からも突出している。この突出部分は、レンズ固定面側の突出部分のように接着剤で覆われることなく外部に露出している。したがって、軸部材のレンズ固定面側の突出部分に伝わる接着剤の硬化反応熱を、軸部材のレンズ固定面側とは反対側の突出部分から外部へと放熱することができる。よって、接着剤の硬化反応熱に起因するレンズの熱変形を確実に抑制することができる。
上記レンズは樹脂製であることが好ましい。
この構成によると、レンズをガラス製とした場合に比べてレンズの成形精度を向上させることができる。ここで、樹脂製のレンズは、ガラス製のレンズに比べて線膨張係数が高いため、接着剤の硬化反応熱による熱変形を生じ易い。本発明は、このようにレンズが熱変形し易い構成に対して特に有用である。
上記軸部材は金属製であることが好ましい。
この構成によると、軸部材の熱伝導率を極力高めて、接着剤の硬化反応熱を軸部材へと速やかに伝達させることができる。延いては、レンズの熱変形を可及的に抑制することができる。
上記孔は3つ以上形成されており、上記軸部材は上記孔の数に対応して3つ以上設けられていることが好ましい。
この構成によると、位置決め部材として機能する軸部材を3つ以上設けることで、レンレンズの位置決め精度を可及的に向上させることができる。
本発明に係る光走査装置は、光源と、該光源からの光を平行光に変換して出射するコリメータレンズと、上記コリメータレンズから出射された光を偏向させる偏向手段と、該偏向手段によって偏向された光を被走査面上に結像させる結像手段と、上記コリメータレンズ、上記偏向手段、及び上記結像手段を収容する筐体と、を備え、上記コリメータレンズは、上記レンズの固定構造により上記筐体に固定されている。
この構成によると、光走査装置に使用されるコリメータレンズの位置決め精度を向上させることができる。延いては、コリメータレンズより出射される光の光路及び光径がバラツクのを抑制することができる。よって、光走査装置の光学性能を向上させることができる。
本発明に係る画像形成装置は上記光走査装置を備えている。
この構成によれば、画像形成装置による形成画像の画質を向上させることができる。
本発明に係るレンズの固定方法は、レンズを被固定部材に設けられたレンズ固定面に接着剤で固定する方法である。そして、上記レンズ固定面に複数の孔を形成しておくとともに、該孔の数に対応する複数の軸部材を用意しておく準備工程と、上記各軸部材を、上記レンズ固定面から突出する突出部分を有するように上記複数の孔のそれぞれに挿入して半固定状態で保持させる挿入保持工程と、上記被固定部材のレンズ固定面に上記各軸部材の突出部分を覆うように接着剤を塗布する塗布工程と、上記レンズを、上記各軸部材の上記突出側の端部に当接させた状態で上記レンズ固定面側に押圧して予め設定した設定位置まで移動させる押圧工程と、上記塗布工程にて塗布された接着剤を、上記押圧工程後に硬化させる硬化工程と、を含んでいる。
この固定方法によれば、準備工程において、レンズ固定面に複数の孔が形成されるとともに、該孔の数に対応する複数の軸部材が用意される。そして、挿入保持工程において、各軸部材が、上記レンズ固定面から突出する突出部分を有するように上記複数の孔のそれぞれに挿入されて半固定状態で保持される。ここで、半固定状態とは、各軸部材に対して軸方向に所定未満の荷重が作用しても軸部材が動かないが、所定以上の荷重が作用すると軸部材が軸方向に移動する状態を言う。そして、塗布工程において、被固定部材のレンズ固定面に上記各軸部材の突出部分を覆うように接着剤が塗布され、押圧工程において、レンズが上記各軸部材の突出側の端部に当接された状態で上記レンズ固定面側に押圧されて予め設定した設定位置まで移動される。ここで、各軸部材は、各孔に対して半固定状態で保持されているのでレンズの移動と共に軸方向に移動するため、各軸部材の突出量をレンズの表面形状に対応させることができる。そうして、押圧工程が終了した後に、硬化工程においてレンズ固定面上の接着剤が硬化される。
この硬化工程において、接着剤が収縮変形すると、各軸部材の突出部分の周側面には、接着剤より径方向外側へと向かう引張り力が全周に亘って作用する。この結果、各軸部材は接着剤を介して被固定部材に強固に固定される。したがって、各軸部材がレンズの位置決め部材として機能する結果、レンズの位置決め精度を向上させることができる。また、接着剤の硬化反応熱を軸部材を介して外部に放熱することができるので、レンズの熱変形を抑制することができる。
上記準備工程にて形成される各孔は、上記被固定部材を貫通する貫通孔であり、上記各孔の深さは、それぞれの孔に挿入される軸部材の軸方向の長さよりも短く設定されており、上記挿入工程では、上記各軸部材が、上記被固定部材におけるレンズ固定面とは反対側の面から突出する突出部分をさらに有するように、上記各軸部材を上記各孔に挿入して半固定状態で保持させることが好ましい。上記硬化工程は、上記被固定部材におけるレンズ固定面とは反対側の面から突出する上記各軸部材の突出部分を冷却しながら、上記接着剤を硬化させることが好ましい。
この固定方法によれば、硬化工程において、軸部材のレンズ固定面側の突出部分に伝わる接着剤の硬化反応熱を、軸部材のレンズ固定面側とは反対側の突出部分から外部へと速やかに放熱することができる。よって、接着剤の硬化反応熱に起因するレンズの熱変形を確実に抑制することができる。
本発明によれば、レンズの位置決め精度の向上を図りながら、レンズの熱変形に起因する光学性能のバラツキを抑制することができる。
図1は、本実施形態におけるレンズの固定構造を含む光走査装置を備えた画像形成装置としてのレーザープリンターを示す縦断面図である。 図2は、本実施形態における光走査装置の外観を示す平面図である。 図3は、本実施形態におけるコリメータレンズの固定構造を示す、該レンズの軸方向から見た図である。 図4は、コリメータレンズが固定される筐体の水平板部を示す斜視図である。 図5は、ピンの半固定状態についての説明図である。 図6は、コリメータレンズの固定方法を説明するための説明図である。 図7は、接着剤の硬化時(硬化工程時)に、各ピン及びコリメータレンズに作用する荷重状態を説明するための説明図であって、(a)は平面図であり、(b)はコリメータレンズの軸心方向から見た図である。 図8は、他の実施形態におけるピンを示す斜視図である。 図9は、他の実施形態を示す図3相当図である。 図10は、他の実施形態を示す図3相当図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。尚、本発明は、以下の実施形態に限定されるものではない。
《実施形態》
図1は、本実施形態におけるレンズの固定構造を含む光走査装置30を備えた画像形成装置としてのレーザープリンター1を示している。
レーザープリンター1は、図1に示すように、箱状のプリンター本体2と、手差し給紙部6と、カセット給紙部7と、画像形成部8と、定着部9と、排紙部10とを備えている。そうして、レーザープリンター1は、プリンター本体2内の搬送路Lに沿って用紙を搬送しながら、不図示の端末等から送信される画像データに基づいて用紙に画像を形成するように構成されている。
手差し給紙部6は、プリンター本体2の1つの側部に開閉可能に設けられた手差しトレイ4と、プリンター本体2の内部に回転可能に設けられた手差し用の給紙ローラー5とを有している。
カセット給紙部7は、プリンター本体2の底部に設けられている。カセット給紙部7は、互いに重ねられた複数の用紙を収容する給紙カセット11と、給紙カセット11内の用紙を1枚ずつ取り出すピックローラー12と、取り出された用紙を1枚ずつ分離して搬送路Lへと送り出すフィードローラー13及びリタードローラー14とを備えている。
画像形成部8は、プリンター本体2内におけるカセット給紙部7の上方に設けられている。画像形成部8は、プリンター本体2内に回転可能に設けられた像担持体である感光ドラム16と、感光ドラム16の周囲に配置された帯電器17と、現像部18と、転写ローラー19及びクリーニング部20と、感光ドラム16の上方に配置された光走査装置30と、トナーホッパー21とを備えている。そうして、画像形成部8は、手差し給紙部6又はカセット給紙部7から供給された用紙に画像を形成するようになっている。
尚、搬送路Lには、送り出された用紙を、一時的に待機させた後に所定のタイミングで画像形成部8に供給する一対のレジストローラー15が設けられている。
定着部9は、画像形成部8の側方に配置されている。定着部9は、互いに圧接されて回転する定着ローラー22及び加圧ローラー23を備えている。そうして、定着部9は、画像形成部8で用紙に転写されたトナー像を当該用紙に定着させるように構成されている。
排紙部10は、定着部9の上方に設けられている。排紙部10は、排紙トレイ3と、排紙トレイ3へ用紙を搬送するための一対の排紙ローラー24と、排紙ローラー対24へ用紙を案内する複数の搬送ガイドリブ25とを備えている。排紙トレイ3は、プリンター本体2の上部に凹状に形成されている。
レーザープリンター1が画像データを受信すると、画像形成部8において、感光ドラム16が回転駆動されると共に、帯電器17が感光ドラム16の表面を帯電させる。
そして、画像データに基づいて、レーザー光が光走査装置30から感光ドラム16へ出射される。感光ドラム16の表面には、レーザー光が照射されることによって静電潜像が形成される。感光ドラム16上に形成された静電潜像は、現像部18で現像されることにより、トナー像として可視像となる。
その後、用紙は、転写ローラー19により感光ドラム16の表面に押し付けられる。そのことにより、用紙に感光ドラム16のトナー像が転写される。トナー像が転写された用紙は、定着部9において定着ローラー23と加圧ローラー24とにより加熱及び加圧される。その結果、トナー像が用紙に定着する。
図2は、光走査装置30の外観を示す平面図である。光走査装置30は、走査用のレーザー光を出射する光源32と、光源32からのレーザー光を略平行光に変換して出射するコリメータレンズ33と、コリメータレンズ33から出射された光を偏向させる偏向手段としてのポリゴンミラー35と、ポリゴンミラー35によって偏向された光を被走査面上に結像させる結像手段としての結像レンズ36とを備えている。コリメータレンズ33とポリゴンミラー35との間には、補助光学要素であるシリンドリカルレンズ34が設けられている。ポリゴンミラー35及びレンズ33,34,36は筐体40内に固定されている。上記光源32は、筐体40の側部に固定されている。
図3は、コリメータレンズ33の固定構造を説明するための図である。この固定構造では、コリメータレンズ33を接着剤39により筐体40の水平板部41に固定するようになっている。尚、このレンズ固定構造は、コリメータレンズ33に限らず、例えばシリンドリカルレンズ34や結像レンズ36に対しても適用することができる。
図3に示すように、コリメータレンズ33は略円柱状をなしており、その軸方向(図3の紙面に垂直方向)の厚みはレンズ直径よりも小さい。コリメータレンズ33の軸方向の両側面はそれぞれ、軸方向の外側に凸となる湾曲面33aとされている。コリメータレンズ33は、各ピン43(後述する)の上端部に当接した状態で配置されている。コリメータレンズ33は、光学樹脂を用いたプラスチックレンズのみで構成されている。プラスチックレンズは、ガラスレンズに比べて金型による成形精度が高いという点で好ましい。尚、コリメータレンズ33は、プラスチックレンズに限らず、ガラスレンズで構成してもよいし、プラスチックレンズとガラスレンズとの複合レンズで構成してもよい。
上記筐体40には、コリメータレンズ33が固定される水平板部41が一体成形されている。換言すれば、水平板部41は、筐体40の一部を構成している。コリメータレンズ33は、水平板部41の上面41aに接着剤を介して固定されている。そうして、この上面41aがレンズ固定面として機能する。
図4に示すように、水平板部41には、厚さ方向(本実施形態では上下方向)に貫通する4つの貫通孔42a〜42dが形成されている。このうち2つの貫通孔42a,42bは、平面視において、光源32からポリゴンミラー35へ向かうレーザー光の光路として予め設定された設定光路上に互いに間隔を空けて配置されている。残りの2つの貫通孔42c,42dは、平面視において、上記設定光路に直交する方向に互いに間隔を空けて配置されている。各貫通孔42a〜42dの軸心は、互いに平行に延びている。2つの貫通孔42a,42bの軸間距離は、コリメータレンズ33の軸方向の厚みよりも小さく設定され、2つの貫通孔42c,42dの軸間距離は、コリメータレンズ33の直径よりも小さく設定されている。各貫通孔42a〜42dの直径は互いに等しい。尚、以下の説明において、4つの貫通孔42a〜42dを特に区別する必要がない場合には単に貫通孔42と表記する。
上記4つの貫通孔42にはそれぞれ金属製のピン43が挿入されている。各ピン43は本実施形態では円柱状に形成されている。各ピン43の軸方向の長さは、貫通孔42の深さ(貫通孔42の軸方向の長さ)よりも長い。そして、各ピン43は、水平板部41の上面41a及び下面41bからそれぞれ突出する上側突出部分43a及び下側突出部分43bを有するように、各貫通孔42に挿入(貫通)されている(図3参照)。
2つの貫通孔42a,42bに挿通されたピン43は、その上端面の中央においてコリメータレンズ33に当接しており、2つの貫通孔42c,42dに挿通されたピン43は、その上端面の周縁においてコリメータレンズ33に当接している。
各ピン43の直径は、ピン43を貫通孔42に挿入した際に、ピン43が貫通孔42に対して半固定状態で保持されるように設定されている。具体的には、各ピン43の直径は、各貫通孔42の直径と同じかそれよりもやや大きめに設定されていることが好ましい。ここで、半固定状態とは、各ピン43に対して軸方向に所定未満の荷重が作用しても各ピン43が動かないが、所定以上の荷重が作用すると各ピン43が軸方向に移動する状態を言う(図5参照)。
接着剤39は、光(例えば紫外線)の照射を受けることで硬化する光硬化性樹脂からなる。尚、光硬化性樹脂は、硬化収縮及び硬化反応熱を生じる接着剤の一例に過ぎず、他の接着剤を用いてもよい。接着剤39は、各ピン43の上側突出部分43aにおける少なくとも周側面を覆うように、レンズ33の周側面と水平板部41の上面41aとの間に介在されている。そうして、コリメータレンズ33は、水平板部41の上面41aに当接することなく接着剤39を介して固定されている。
次に、図6を参照して、コリメータレンズ33を水平板部41に接着剤39で固定する固定方法について説明する。
この固定方法は、後述するように、準備工程、挿入保持工程、塗布工程、押圧工程、及び硬化工程を含んでいる。
準備工程では、水平板部41の上面41aに4つの貫通孔42を形成しておくとともに、この形成した貫通孔42の数に対応する複数(4つ)のピン43を予め用意しておく(図6(a)参照)。
挿入保持工程では、水平板部41の各貫通孔42にそれぞれピン43を貫通させて(挿入して)半固定状態で保持させる(図6(b)参照)。そうして、各ピン43は、貫通孔42を貫通することにより、水平板部41の上面41a及び下面41bからそれぞれ突出する上側突出部分43a及び下側突出部分43bを有することとなる。
塗布工程では、水平板部41の上面41aに各ピン43の上側突出部分43a全体を覆うように接着剤39を塗布する(図6(c)参照)。この接着剤39は、各ピン43の上側突出部分43aの少なくとも周側面を覆うように塗布すればよい。但し、接着剤39の量が少な過ぎると、後述する押圧工程において、コリメータレンズ33の周側面に接着剤39が付着しないため接着不良の要因となる。したがって、接着剤39は、この接着不良を回避できる程度に十分な量を塗布することが好ましい。
押圧工程では、先ず、コリメータレンズ33を不図示のロボットアームにより把持して初期位置にセットする(図6(d)の二点鎖線参照)。この初期位置では、コリメータレンズ33は各ピン43よりも上側に位置しており、コリメータレンズ33の軸心は平面視で上記設定光路に一致するように水平に延びている。そうして、コリメータレンズ33を初期位置にセットした後、不図示の昇降機構によりコリメータレンズ33を下方へと移動させて各ピン43の上端部に当接させる。そして、この当接状態を維持しながら、昇降機構によりコリメータレンズ33を所定以上の荷重で下方(水平板部41の上面41a側)へと押圧して予め設定した設定位置まで移動させる(図6(d)の実線参照)。
硬化工程では、先ず、水平板部41よりも上側に接着剤39を硬化させるための光照射器51を配置するとともに、水平板部41よりも下側に各ピン43を冷却するための冷却ファン52を配置する。そして、冷却ファン52より各ピン43の下側突出部分43bに向けて冷却風を吹き付けながら、光照射器51より接着剤39に向けて光(例えば、紫外線)を照射する。そうして、各ピン43の下側突出部分43bを冷却しながら、接着剤39を光照射により硬化させる。
そうして、上記実施形態では、硬化工程において接着剤39が収縮変形すると、各ピン43の上側突出部分43aの周側面には、接着剤39より径方向外側へと向かう引張り力が全周に亘って作用する(図7(a)の矢印参照)。この結果、各ピン43は接着剤39を介して水平板部41に強固に固定される。一方、コリメータレンズ33には、接着剤39の収縮変形に伴い、接着剤39より水平板部41の上面41a側へと向かう引張り力が作用する(図7(b)の矢印参照)。この結果、レンズは、各ピン43の上端部に押付けられる。ここで、各ピン43は、上述の如く接着剤39を介して水平板部41に強固に固定されているため、コリメータレンズ33が水平板部41の上面41a側へ移動しようとするのを各ピン43により規制することができる。そうして、各ピン43がコリメータレンズ33の位置決め部材として機能する結果、コリメータレンズ33の位置決め精度を向上させることができる。また、上記硬化工程において発生する接着剤39の硬化反応熱を、各ピン43から外部へと速やかに放熱することができる。したがって、接着剤39の硬化反応熱がコリメータレンズ33に伝わるのを抑制し、延いては、レンズ33の熱変形を抑制することができる。
しかも、上記実施形態では、各ピン43は、水平板部41の上面41aから突出する上側突出部分43aに加えて、水平板部41の下面41bから突出する下側突出部分43bを有している。この下側突出部分43bは、上側突出部分43aのように接着剤39で覆われることなく外部に露出している。したがって、各ピン43の上側突出部分43aに伝わる接着剤39の硬化反応熱を下側突出部分43bから外部へと速やかに放熱することができる。よって、上記硬化工程において発生する接着剤39の硬化反応熱により、コリメータレンズ33が熱変形するのを確実に抑制することができる。
さらに上記実施形態では、硬化工程において冷却ファン52により各ピン43の下側突出部分43bを冷却しながら、接着剤39を硬化させるようにしている。これにより、各ピン43の下側突出部分43bからの放熱性を可及的に向上させることができる。
《その他の実施形態》
上記実施形態では、各ピン43は円柱状に形成されているが、これに限ったものではなく、例えば、図8に示すように四角柱状であってもよい。
また、上記実施形態では、ピン43の数は4つとされているが、これに限ったものではなく、例えば2つ又は3つであってもよいし、5つ以上であってもよい。
上記実施形態では、コリメータレンズ33を固定する被固定部材(水平板部41)が平板状をなしているが、これに限ったものではなく、例えば、角柱状であってもよい。また、上記実施形態では、コリメータレンズ33を固定する面(水平板部41の上面41a)が平坦面である例について説明したが、これに限ったものではなく、例えば、図9に示すように凹状の湾曲面であってもよい。
上記実施形態では、水平板部41の孔42を貫通孔としているが、これに限ったものではなく、例えば図10に示すように止まり穴としてもよい。
上記実施形態では、各ピン43を水平板部41に対して貫通させるようにしているが、これに限ったものではなく、例えば図10に示すように、各ピン43の下端部が孔42内に位置していてもよい。すなわち、各ピン43は、上側突出部分43aを有していればよく、下側突出部分43bは必ずしも必要ない。
上記実施形態では、画像形成装置の一例として、レーザープリンター1について説明したが、本発明に係る画像形成装置は、これに限らず、例えば複写機、スキャナ装置、又は複合機等の他の画像形成装置としてもよい。
以上説明したように、本発明は、レンズの固定構造、光走査装置、画像形成装置、及びレンズの固定方法に有用であり、特に、レンズを固定するための接着剤として光硬化性樹脂を使用する場合に有用である。
30 光走査装置
31 筐体
32 光源
33 コリメータレンズ(レンズ)
35 ポリゴンミラー(偏向手段)
36 結像レンズ(結像手段)
39 接着剤
41 筐体の水平板部(被固定部材)
41a 水平板部の上面(レンズ固定面)
41b 水平板部の下面(レンズ固定面とは反対側の面)
42 貫通孔(孔)
43 ピン(軸部材)
43a 上側突出部分(突出部分)
43b 下側突出部分(突出部分)

Claims (11)

  1. レンズを被固定部材に設けられたレンズ固定面に接着剤で固定する固定構造であって、
    上記レンズ固定面には、複数の孔が形成されており、
    上記複数の孔にはそれぞれ軸部材が上記レンズ固定面から突出する突出部分を有するように挿入されており、
    上記レンズは、上記各軸部材の上記突出側の端部に当接した状態で配置され、
    上記接着剤は、上記各軸部材の上記突出部分における少なくとも周側面を覆うように上記レンズと上記レンズ固定面との間に介在して、上記レンズを上記レンズ固定面に接着する、レンズの固定構造。
  2. 請求項1記載のレンズの固定構造において、
    上記接着剤は、光照射を受けることで硬化する光硬化性樹脂である、レンズの固定構造。
  3. 請求項1又は2記載のレンズの固定構造において、
    上記各孔は、上記被固定部材を貫通する貫通孔であり、
    上記各孔の深さは、それぞれの孔に挿入される軸部材の軸方向の長さよりも短く設定され、
    上記各軸部材は、上記被固定部材における上記レンズ固定面とは反対側の面から突出する突出部分をさらに有するように上記各孔に挿入されている、レンズの固定構造。
  4. 請求項1乃至3のいずれか一項に記載のレンズの固定構造において、
    上記レンズは樹脂製である、レンズの固定構造。
  5. 請求項1乃至4のいずれか一項に記載のレンズの固定構造において、
    上記軸部材は金属製である、レンズの固定構造。
  6. 請求項1乃至5のいずれか一項に記載のレンズの固定構造において、
    上記孔は3つ以上形成されており、
    上記軸部材は上記孔の数に対応して3つ以上設けられている、レンズの固定構造。
  7. 光源と、該光源からの光を平行光に変換して出射するコリメータレンズと、上記コリメータレンズから出射された光を偏向させる偏向手段と、該偏向手段によって偏向された光を被走査面上に結像させる結像手段と、上記コリメータレンズ、上記偏向手段、及び上記結像手段を収容する筐体と、を備え、
    上記コリメータレンズは、上記請求項1乃至6のいずれか一項に記載のレンズの固定構造により上記筐体に固定されている光走査装置。
  8. 請求項7記載の光走査装置を備えた画像形成装置。
  9. レンズを被固定部材に設けられたレンズ固定面に接着剤で固定する固定方法であって、
    上記レンズ固定面に複数の孔を形成しておくとともに、該孔の数に対応する複数の軸部材を用意しておく準備工程と、
    上記各軸部材を、上記レンズ固定面から突出する突出部分を有するように上記複数の孔のそれぞれに挿入して半固定状態で保持させる挿入保持工程と、
    上記被固定部材のレンズ固定面に上記各軸部材の突出部分を覆うように接着剤を塗布する塗布工程と、
    上記レンズを、上記各軸部材の上記突出側の端部に当接させた状態で上記レンズ固定面側に押圧して予め設定した設定位置まで移動させる押圧工程と、
    上記塗布工程にて塗布された接着剤を、上記押圧工程後に硬化させる硬化工程と、
    を含むレンズの固定方法。
  10. 請求項9記載のレンズの固定方法において、
    上記準備工程にて形成される各孔は、上記被固定部材を貫通する貫通孔であり、
    上記各孔の深さは、それぞれの孔に挿入される軸部材の軸方向の長さよりも短く設定されており、
    上記挿入工程では、上記各軸部材が、上記被固定部材におけるレンズ固定面とは反対側の面から突出する突出部分をさらに有するように、上記各軸部材を上記各孔に挿入して半固定状態で保持させる、レンズの固定方法。
  11. 請求項10記載のレンズの固定方法において、
    上記硬化工程は、上記被固定部材におけるレンズ固定面とは反対側の面から突出する上記各軸部材の突出部分を冷却しながら、上記接着剤を硬化させる工程である、レンズの固定方法。
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