JP6608322B2 - 光プリントヘッド及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、光プリントヘッド、光プリントヘッドを備えた画像形成装置、及び光プリントヘッドの製造方法に関する。
電子写真方式を用いる画像形成装置における露光装置として、発光素子アレイが搭載された実装基板とレンズアレイ(例えば、ロッドレンズアレイ)とこれらを保持するホルダ(保持部材)とを有する光プリントヘッドが用いられている。ホルダは、スペーサを介して感光体ドラム(像担持体)に対向するように配置される。ホルダによって保持されているレンズアレイの表面と感光体ドラムの表面との間隔(距離)は、発光素子アレイから出射された光がレンズアレイによって感光体ドラムの表面に結像するように、設定される。従来の光プリントヘッドは、レンズアレイの表面と感光体ドラムの表面との間隔を適切な距離に設定するための偏心カムを備えている(例えば、特許文献1参照)。
特開2008−18700号公報
しかしながら、距離を設定する機構である偏心カムを備えた光プリントヘッドは、構造が複雑であり、部品点数が多いので、製品コストが高いという問題がある。
そこで、本発明は、コスト削減が可能な簡単な構造で、レンズアレイの表面と像担持体の表面との間隔を適切な距離に設定することができる光プリントヘッド、及びこの光プリントヘッドを備えた画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明の一態様に係る光プリントヘッドは、像担持体表面と所定の距離を保つ距離基準部材を介して前記像担持体に対向して配置され、前記像担持体に光を照射する光プリントヘッドであって、発光素子アレイが搭載された実装基板と、前記発光素子アレイから出射された光を前記像担持体上に結像させるレンズアレイと、前記実装基板と前記レンズアレイとを保持するホルダと、前記ホルダに備えられ、前記距離基準部材に当接する当接部材と、を有し、前記当接部材は、前記レンズアレイの主走査方向の一方の側に備えられた第1部材と、前記レンズアレイの主走査方向の他方の側に備えられた第2部材と、を含み、前記第1部材及び前記第2部材は、前記像担持体に対向する方向において、所定の厚みで硬化された硬化性接着剤を介して前記ホルダに実装され、前記硬化性接着剤の厚みにより前記像担持体と前記レンズアレイとの間の距離が設定されることを特徴とする。
本発明の他の態様に係る画像形成装置は、像担持体と、前記像担持体に画像データに基づく光を照射する、前記光プリントヘッドとを有することを特徴とする。
本発明によれば、光プリントヘッドを簡単な構造にすることができるので、光プリントヘッド及び画像形成装置の低コスト化が可能になる。
図1(a)は、本発明の実施の形態1に係る光プリントヘッドの構造を概略的に示す斜視図であり、図1(b)は、図1(a)の1B部の拡大斜視図(断面図を含む)であり、図1(c)は、図1(a)の1C部の拡大斜視図(断面図を含む)である。 図2は、実施の形態1に係る光プリントヘッド、スペーサ、及び感光体ドラムを概略的に示す斜視図(図1(a)の1B部の断面図を含む)である。 図3は、実施の形態1に係る光プリントヘッド、スペーサ、及び感光体ドラムを概略的に示す斜視図(図1(a)の1C部の断面図を含む)である。 図4は、実施の形態1に係る光プリントヘッド及び感光体ドラムを概略的に示す斜視図(図1(a)のS4−S4線で切る断面図を含む)である。 図5(a)から(c)は、実施の形態1に係る光プリントヘッドの当接部材の製造工程を示す斜視図(断面図を含む)である。 図6(a)から(e)は、実施の形態1に係る光プリントヘッドの当接部材の製造工程を示す断面図である。 図7(a)は、実施の形態1の変形例に係る光プリントヘッドの構造を概略的に示す斜視図であり、図7(b)は、図7(a)の7C部の拡大斜視図であり、図7(c)は、図7(a)の7C部(当接部材を含む)の拡大斜視図である。 図8は、実施の形態1の変形例に係る光プリントヘッド、スペーサ、及び感光体ドラムを概略的に示す斜視図(図7(a)の7B部の断面図を含む)である。 図9(a)は、本発明の実施の形態2に係る光プリントヘッドの構造を概略的に示す斜視図であり、図9(b)は、図9(a)の9B部の拡大斜視図(断面図を含む)であり、図9(c)は、図9(a)の9C部の拡大斜視図(断面図を含む)である。 図10(a)は、実施の形態2の変形例に係る光プリントヘッドの構造を概略的に示す斜視図であり、図10(b)は、図10(a)の10B部の拡大斜視図(断面図を含む)であり、図10(c)は、図10(a)の10C部の拡大斜視図(断面図を含む)である。 図11(a)は、本発明の実施の形態3に係る光プリントヘッドの構造を概略的に示す斜視図であり、図11(b)は、図11(a)の11B部の拡大斜視図であり、図11(c)は、図11(a)の11B部の拡大斜視図(断面図を含む)である。 図12(a)及び(b)は、実施の形態3に係る光プリントヘッドの当接部材及び保護リングの製造工程を示す斜視図である。 図13(a)は、実施の形態3の変形例に係る光プリントヘッドの構造を概略的に示す斜視図であり、図13(b)は、図13(a)の13B部の拡大斜視図であり、図13(c)は、図13(a)の13B部の拡大斜視図(断面図を含む)である。 図14(a)及び(b)は、実施の形態3の変形例に係る光プリントヘッドの当接部材及び保護リングの製造工程を示す斜視図である。 図15は、本発明の実施の形態4に係る光プリントヘッドの構造を概略的に示す断面図である。 図16は、図15をS16−S16線で切る断面図である。 図17は、図15をS17−S17線で切る断面図である。 図18は、実施の形態4に係る光プリントヘッドの構造を概略的に示す斜視図である。 図19は、実施の形態4に係る光プリントヘッドの要部の構造を概略的に示す断面図である。 図20(a)は、実施の形態4に係る光プリントヘッドの構造を概略的に示す斜視図であり、図20(b)は、実施の形態4に係る光プリントヘッドの当接部材の製造工程を概略的に示す斜視図である。 図21は、実施の形態4に係る光プリントヘッドの当接部材の製造工程を概略的に示す断面図である。 図22は、本発明の実施の形態5に係る光プリントヘッドの構造を概略的に示す断面図である。 図23は、実施の形態5に係る光プリントヘッドの要部の構造を概略的に示す斜視図(図22をS23−S23線で切る断面図を含む)である。 図24は、実施の形態5に係る光プリントヘッドの要部の構造を概略的に示す分解斜視図である。 図25は、実施の形態5に係る光プリントヘッドの製造工程を概略的に示す断面図である。 図26は、実施の形態5に係る光プリントヘッドの製造工程を概略的に示す断面図である。 図27は、実施の形態5の変形例に係る光プリントヘッドの製造工程を概略的に示す断面図である。 図28は、本発明の実施の形態6に係る画像形成装置の構成を概略的に示す断面図である。
以下に、本発明の実施の形態に係る光プリントヘッド、この光プリントヘッドを備えた画像形成装置、及び光プリントヘッドの製造方法を、図面を参照して説明する。図には、xyz直交座標系の座標軸が示される。x軸は、実施の形態に係る光プリントヘッドの長手方向(主走査方向)の座標軸である。y軸は、光プリントヘッドの幅方向(副走査方向)の座標軸である。z軸は、光プリントヘッドの光出射方向の座標軸である。また、図において、同等の構成要素には、同じ符号が付されている。
《1》実施の形態1
《1−1》実施の形態1の構造
図1(a)は、本発明の実施の形態1に係る光プリントヘッド100の構造を概略的に示す斜視図であり、図1(b)は、図1(a)の1B部の拡大斜視図(断面図を含む)であり、図1(c)は、図1(a)の1C部の拡大斜視図(断面図を含む)である。図2は、光プリントヘッド100、距離基準部材としてのスペーサ151、及び像担持体としての感光体ドラム160を概略的に示す斜視図(1B部の断面図を含む)である。図3は、光プリントヘッド100、スペーサ152、及び感光体ドラム160を概略的に示す斜視図(1C部の断面図を含む)である。また、図4は、光プリントヘッド100及び感光体ドラム160を概略的に示す斜視図(図1(a)をS4−S4線で切る断面図を含む)である。
図2から図4に示されるように、光プリントヘッド100は、1組のスペーサ150(実施の形態1においては、スペーサ151,152)を介して感光体ドラム160に対向して配置され、感光体ドラム160の表面に光を照射する露光装置である。図4に示されるように、光プリントヘッド100は、x方向に配列された複数の発光素子を含む発光素子アレイ(複数の発光素子アレイチップ)111が搭載された実装基板110と、発光素子アレイ111から出射された光を感光体ドラム160の表面に結像させるレンズアレイ120と、実装基板110とレンズアレイ120とを保持する保持部材としてのホルダ(レンズホルダ)130とを有している。レンズアレイ120は、例えば、規則的に配列された複数のマイクロレンズ(正立等倍結像レンズ)を有するマイクロレンズアレイである。レンズアレイ120の一例として、ロッドレンズアレイであるセルフォックレンズアレイ(SLA)(登録商標)がある。図4に示されるように、レンズアレイ120の発光素子アレイ111側の端面(裏面)である第1面121は、光入射面である。レンズアレイ120の感光体ドラム160側の端面(表面)である第2面122は、光出射面である。
また、図1(a)から(c)に示されるように、光プリントヘッド100は、ホルダ130に備えられた当接部として樹脂製の第1部材及び第2部材としての当接部材140(141,142,143)を有している。図2に示されるように、第1部材としての当接部材141は、スペーサ151の−z方向の端部に当接する。図3に示されるように、第2部材としての当接部材142及び第3部材としての当接部材143は、スペーサ152の−z方向の端部152a,152bにそれぞれ当接する。当接部材141,142,143と、感光体ドラム160の表面を摺動するスペーサ151,152とによって、レンズアレイ120の第2面122と感光体ドラム160の表面161との間隔(距離)Li(図4に示される)が設定される。具体的には、当接部材141,142,143として硬化性樹脂、例えば、紫外線(UV)硬化樹脂を用い、当接部材が硬化する前の樹脂材料の状態で、発光素子の像(感光体ドラム160の表面161に対応する位置における光像)を光像測定装置で観測しながら、硬化する前の樹脂材料の厚みを適正値に設定(すなわち、観測されている光像が適正になるように樹脂材料の厚みを設定)し、厚みが適正値に設定された状態で紫外光を照射して樹脂材料を硬化させ、硬化後の樹脂材料である当接部材141,142,143を形成する。UV硬化樹脂としては、例えば、アクリル樹脂系材料又はエポキシ樹脂系材料などを用いることができる。また、UV硬化樹脂のガラス転移温度は、望ましくは、50℃以上である。なお、間隔Liの設定方法の詳細については、後述の図5(a)から(c)及び図6(a)から(e)において説明する。
ホルダ130は、感光体ドラム160と対向する面(レンズ支持面)131に、レンズアレイ120が挿入されるためのx方向に長尺な開口部(貫通孔であるスリット部)132が備えられている。レンズアレイ120は、長手方向をx方向に平行にして、開口部132内に挿入され、接着剤(例えば、UV接着剤)によりホルダ130の支持面131に固定される。また、トナーなどのような異物がホルダ130内(発光素子アレイ111側)に侵入することを防ぐために、レンズアレイ120の周囲に、ホルダ130の開口部132を封止する封止材133を備えることが望ましい。封止材133は、例えば、シリコーンを主成分とする。
図1(a)、(b)及び図2に示されるように、実施の形態1において、当接部材141は、ホルダ130の一方の端部134側において、支持面131上に形成(固定)される。また、図1(a)、(c)及び図3に示されるように、当接部材142,143は、ホルダ130の他方の端部135側において、支持面131上に形成(固定)される。また、当接部材142,143は、支持面131上においてy方向に整列している。このように、3つの当接部材141,142,143の3箇所で、ホルダ130と感光体ドラム160との間の間隔(距離)Liを設定することによって、x方向の仮想的な軸線を中心とする光プリントヘッド100の回転変位(回転方向のがたつき)を抑制することができる。なお、当接部材142のx方向の位置と当接部材143のx方向の位置とは、異なってもよい。
また、図1(b)、(c)、図2、及び図3に示されるように、実施の形態1において、当接部材141,142,143は、ホルダ130の支持面131の表面上に直接形成されている。また、当接部材141,142,143の厚み(z方向の厚み)は、例えば、1mm以下である。
ホルダ130は、例えば、金属板を加工(穴開け及び折り曲げ加工など)することによって形成された板金構造を持つ。ホルダ130は、加工された金属板の代わりに、ポリカーボネート、ABS樹脂(Styrene−acrylonitrile−butadiene copolymers)、液晶ポリマー、又は、アルミダイカストから構成することもできる。
実装基板110は、例えば、プリント配線基板上にダイボンディングペーストを介して発光素子アレイ(整列された複数の発光素子アレイチップ)111を実装することによって製造されたCOB(Chip On Board)である。実装基板110の主要部であるプリント配線基板は、ガラスエポキシ樹脂基板をコア材とした銅貼積層板をパターニングすることより形成される。発光素子アレイ111は、例えば、複数の発光ダイオード(LED)を有するLEDアレイ、又は、複数の有機EL(エレクトロルミネッセンス)素子を有する有機ELアレイなどである。具体的に言えば、発光素子アレイ111としては、例えば、GaAs(ガリウム・ヒ素)を主材料とする単結晶半導体よりなるLEDアレイ又はGaN(窒化ガリウム)を主材料とする単結晶半導体から形成されるLEDアレイを用いることができる。発光素子アレイ111の光出射面がレンズアレイ120の第1面121と間隔(距離)Loを開けて対向するように、実装基板110は、接着剤(例えば、UV接着剤)を用いてホルダ130の内壁に位置決め固定されている。なお、実装基板110をホルダ130に固定する方法としては、ホルダ130の内壁によって、実装基板110を幅方向(y方向)に挟み付けて保持する方法もある。
当接部材141,142,143の厚みの設定(調整)を行った後に、レンズアレイ120の第2面(表面)122と感光体ドラム160の表面161との間隔(距離)Liと、レンズアレイ120の第1面(裏面)121と発光素子アレイ111の光出射面(表面)との間隔(距離)Loとが、等しくなる(略等しくなる)ように、実装基板110及びレンズアレイ120は、ホルダ130に固定されている。なお、レンズアレイ120の焦点距離ばらつき、及び実装基板110の固定位置ばらつき、ホルダ130の支持面131の平面度ばらつきなどにより、感光体ドラム160の表面161の結像位置が、設計位置から僅かにずれる。このため、当接部材141,142,143が焦点調整(結像位置調整)機構として機能するように、当接部材141,142,143を形成するプロセスは以下のように行われる。
先ず、図4において、レンズアレイ120及び実装基板110をホルダ130に固定し、距離Liが距離Loよりも僅かに短い(Li<Lo)ように、ホルダ130を配置する。次に、感光体ドラム160の表面161の位置に発光素子アレイ111から出射された光が結像するように、光像測定装置(図示せず)を用いて結像位置を確認しながら距離Liを調整し、適切な距離Liの状態を保持しながら当接部材用の樹脂材料を硬化させて、当接部材141,142,143をホルダ130の支持面131に直接形成する。そして、発光素子アレイ111の光出射面にトナーなどの異物が付着しないようにするために、レンズアレイ120とホルダ130との間隙を封止材113を用いて封止する。封止材113は、例えば、シリコーンを主成分とする。
《1−2》実施の形態1の製造方法
当接部材141,142,143とスペーサ151,152とを介して感光体ドラム160に対向して配置され、感光体ドラム160に光を照射する光プリントヘッド100の製造方法を説明する。先ず、発光素子アレイ111が搭載された実装基板110と発光素子アレイ111から出射された光を結像させるレンズアレイ120とを保持するホルダ130における、当接部材141,142,143が当接する予定の位置に、硬化前の硬化性樹脂であるUV硬化樹脂を付与する。次に、レンズアレイ120で結像する像を観測装置で観測し、観測された像に基づいて、UV硬化樹脂の厚さを調整し、次に、UV硬化樹脂を硬化させることによって、UV硬化樹脂から構成された当接部材141,142,143の高さを設定する。
次に、当接部材141,142,143の厚みの設定(調整)方法を詳細に説明する。図5(a)から(c)は、実施の形態1に係る光プリントヘッド100の当接部材141,142,143の製造工程を示す斜視図(断面図を含む)である。当接部材141,142,143の製造においては、まず、レンズアレイ120及び実装基板110をホルダ130に固定し、レンズアレイ120の周辺及び実装基板110の裏面を封止材113で封止する。また、図5(a)に示されるように、光プリントヘッド100の端部を封止するために、封止プレート114を実装基板110のx方向の両端に突き当てるように備える。
次に、図5(a)に示されるように、光プリントヘッド100を、ホルダ130の裏面からバネガイド171に支持されたバネ172で支えるように、セットする。そして、当接部材141形成用のUV硬化樹脂(141aなど)をホルダ130の支持面131上におけるスペーサ151と対峙する位置にディスペンス(供給)する。同様に、当接部材142,143形成用のUV硬化樹脂をホルダ130の支持面131上におけるスペーサ152と対峙する位置にディスペンスする。このときのUV硬化樹脂の高さ(z方向の厚さ)は、最終的な当接部材141,142,143の高さ(厚さ)よりも高い(厚い)ことが望ましい。また、硬化前のUV硬化樹脂(141aなど)は、後の工程で、当接プレートと挟み込まれるように高さ調整されるため、ホルダ130の副走査方向(y方向)にはみ出さない量に調整されることが望ましい。
次に、図5(b)に示されるように、ホルダ130の支持面131が、高さ調整ピン173の−z方向の先端173aと突き当たるように、バネ172により光プリントヘッド100を+z方向に押し上げる。その際、硬化前のUV硬化樹脂(141aなど)は、突き当てプレート174により押し潰された平板形状となる。突き当てプレート174の下面175には、UV硬化樹脂(141aなど)をUV硬化させた後に容易に離型できるようにするための離型処理面175が形成されている。離型処理面175は、突き当てプレート174の表面(図5(b)における下面)にシリコーン又はフッ素をコーティングすることにより形成することができる。また、図5(b)に示されるUV硬化樹脂(141aなど)の突き当て面となる離型処理面175の高さ(z方向の位置)は、感光体ドラム160の周辺部に当接するスペーサ(図2における151、又は図3における152)の−z方向の端部位置(図2における端部151a、又は図3における端部152a,152b)に一致する。また、図5(b)に示されるように、光像測定装置における感光体ドラム160の表面161の仮想位置(図5(b)における一点鎖線)176の高さ位置(z方向の位置)は、画像形成装置における感光体ドラム160の表面161の高さ位置(図2、図4における表面161のz方向の位置、図3における表面162のz方向の位置)と一致する。そして、光像測定装置を用いて結像状態を確認しながら、感光体ドラム160の表面161の仮想位置で結像するように高さ調整ピン173を上下方向(+z方向及び−z方向)に移動することで、感光体ドラム160の表面161の仮想位置176からレンズアレイ120の第2面122までの距離Li(図4)の調整を行う。
そして、調整された距離Li(図4)を保持した状態において、UV光源177により突き当てプレート174を透過してUV硬化樹脂(141aなど)にUV光を照射することで、UV硬化樹脂(141aなど)を硬化させる。なお、UV照射の際に、突き当てプレート174を透過してUV硬化樹脂(141aなど)を硬化させる必要があるため、突き当てプレート174は、透明材料(例えば、透明なガラス)で形成されていることが望ましい。
次に、図5(c)に示されるように、硬化された当接部材141(及び図1(a)、(c)に示される当接部材142、143)を離型処理面175から離型する。
図6(a)から(e)は、実施の形態1に係る光プリントヘッド100の当接部材141の製造工程を示す断面図である。まず、図6(a)に示されるように、ホルダ130の支持面131にディスペンサを用いてUV硬化樹脂(141aなど)をディスペンスする。この工程は、図5(a)の工程に対応する。
次に、図6(b)又は(c)に示されるように、UV硬化樹脂(141aなど)に突き当てプレート174の離型処理面175を当接させる。UV硬化樹脂(141aなど)の厚みの調整方法としては、図6(b)に示されるように、ホルダ130を+z方向(一方向)に押し上げる調整方法と、図6(c)に示されるように、ホルダ130を+z方向及び−z方向(上下方向)に移動させる(振る)調整方法とがある。図6(b)の場合には、ホルダ130を一方向に押し上げる際、UV硬化樹脂(141aなど)を離型処理面175に対して押し付けることで押し潰し、離型処理面175とホルダ130との隙間の厚さに等しい高さ(厚さ)のUV硬化樹脂(141aなど)が形成される。図6(c)に示される場合には、一度、離型処理面175に対してUV硬化樹脂(141aなど)を+z方向に移動させて大きく押し潰した状態を作り、その後、ホルダ130を引き離すことで高さ調整を行っている。この際、UV硬化樹脂(141aなど)の離型処理面175に対する表面張力を用いて、UV硬化樹脂(141aなど)を引っ張り上げることで、ホルダ130の上下方向の調整にUV硬化樹脂(141aなど)を追従させることができる。なお、UV硬化樹脂(図6(a)における141aなど)の高さがばらつき、最終的な当接部材141の高さ(図6(d)における141aの厚さ)を確保することが困難な場合は、図6(c)が望ましい。
次に、図6(d)に示されるように、調整高さ(UV硬化樹脂の厚さ)を保った状態で、UV光源177により突き当てプレート174を透過してUV光を照射して、UV硬化樹脂(141aなど)を硬化させる。図6(b)、(c)及び図6(d)の工程は、図5(b)の工程に対応する。
次に、図6(e)に示されるように、ホルダ130を−z方向に移動させることで、当接部材141から離型処理面175を離型する。なお、当接部材142,143の形成方法は、当接部材141の形成方法と同じである。
《1−3》実施の形態1の効果
実施の形態1に係る光プリントヘッド100によれば、スペーサ151,152と当接する光プリントヘッド100の当接部を樹脂製の当接部材141,142,143により形成することができ、かつ、当接部材141,142,143をホルダ130の支持面131上に直接形成することができる。このため、実施の形態1に係る光プリントヘッド100は、従来の構造に比べて、部品点数を大幅に削減することができる。また、実施の形態1に係る光プリントヘッド100は、部品点数の削減により、組立工数を大幅に削減することができる。
また、実施の形態1に係る光プリントヘッド100によれば、ホルダ130の支持面131の平坦箇所に直接、当接部材141,142,143を形成(固定)することができるため、ホルダ130を単純な板金構造により形成することができる。このため、実施の形態1に係る光プリントヘッド100によれば、調整部材を設置するためにホルダに予め加工が必要であった従来の構造に比べ、コストを低減することができる。
さらに、実施の形態1に係る光プリントヘッド100によれば、UV硬化樹脂をホルダ130の支持面131上に直接供給して硬化させることで当接部材141,142,143を形成しているので、距離Liを調整した後に調整部材に接着剤を供給する工程を有する従来技術に比べ、製造における工数を削減することができる。このため、実施の形態1に係る光プリントヘッド100によれば、当接部材141,142,143を用いることで、大幅にコストを削減することができる。
さらにまた、実施の形態1に係る光プリントヘッド100によれば、当接部材141,142,143は、ホルダ130上に、1mm以下と非常に薄く形成することができるため、光プリントヘッド100の周囲の温度の変化に対する感光体ドラム160とレンズアレイ120との距離Liの変動を、従来の構造よりも小さくすることができる。このため、実施の形態1に係る光プリントヘッド100によれば、特性を安定させることができる。
《1−4》実施の形態1の変形例
図7(a)は、実施の形態1の変形例に係る光プリントヘッド100aの構造を概略的に示す斜視図であり、図7(b)は、図7(a)の7C部の拡大斜視図であり、図7(c)は、図7(a)の7C部(当接部材を含む)の拡大斜視図である。図7(a)から(c)において、図1(a)、(c)に示される構成要素と同一又は対応する構成要素には、図1(a)、(c)に示される符号と同じ符号が付される。また、図8は、実施の形態1の変形例に係る光プリントヘッド100a、スペーサ153、及び感光体ドラム160を概略的に示す斜視図(図7(a)の7B部の断面図を含む)である。図8において、図3に示される構成要素と同一又は対応する構成要素には、図3に示される符号と同じ符号が付される。
実施の形態1の変形例に係る光プリントヘッド100aは、ホルダ130aの支持面131の端部135側に支持面131aの幅を広くした幅広部(迫り出し部)136を有する点及び幅広部136の幅方向(y方向)の両端近傍に樹脂製の当接部材142a,143aを備えた点において、支持面131の幅が一定である実施の形態1に係る光プリントヘッド100と異なる。光プリントヘッド100aの当接部材142a,143aは、取り付け位置がホルダ130aの支持面131aの幅広部136の両端に配置されていること以外の点において、光プリントヘッド100の当接部材142,143とそれぞれ同じである。光プリントヘッド100aの当接部材142a,143aの中心位置の間隔Dは、光プリントヘッド100の当接部材142,143の中心位置の間隔よりも広い。なお、光プリントヘッド100aと感光体ドラム160との間に置かれるスペーサ153は、当接部材142a,143aの区置に対応する位置に−z方向の端部153a,153bを有する。
実施の形態1の変形例において、当接部材141は、ホルダ130aの一方の端部134側において、支持面131a上に形成(固定)される。また、図7(a)、(c)及び図8に示されるように、当接部材142a,143aは、ホルダ130aの他方の端部135側において、支持面131a上に形成(固定)される。また、当接部材142a,143aは、支持面131a上においてy方向に整列している。このように、3つの当接部材141,142a,143aの3箇所で、ホルダ130aと感光体ドラム160との間の間隔(距離)Liを設定することによって、光プリントヘッド100aのがたつきを抑制することができる。なお、当接部材142aのx方向の位置と当接部材143aのx方向の位置とは、異なってもよい。
以上に説明したように、実施の形態1の変形例に係る光プリントヘッド100aによれば、当接部材142a,143aの中心位置の間隔Dを大きくしたので、x方向の仮想的な軸線を中心とする光プリントヘッド100aの回転変位(回転方向のがたつき)をより一層抑制することができる。
上記以外の点において、変形例に係る光プリントヘッド100aは、光プリントヘッド100と同じである。
なお、光プリントヘッド100における当接部材142,143は、1個のy方向に長い当接部材であってもよい。同様に、光プリントヘッド100aにおける当接部材142a,143aは、1個のy方向に長い当接部材であってもよい。
《2》実施の形態2
《2−1》実施の形態2の構造
図9(a)は、本発明の実施の形態2に係る光プリントヘッド200の構造を概略的に示す斜視図であり、図9(b)は、図9(a)の9B部の拡大斜視図(断面図を含む)であり、図9(c)は、図9(a)の9C部の拡大斜視図(断面図を含む)である。図9(a)から(c)において、図1(a)から(c)に示される構成要素と同一又は対応する構成要素には、図1(a)から(c)に示される符号と同じ符号が付される。実施の形態2に係る光プリントヘッド200は、ホルダ230の支持面231の当接部材241,242,243形成位置に貫通孔231a,231b,231cを備えている点及び当接部材241,242,243が貫通孔231a,231b,231cを埋めるように且つ貫通孔231a,231b,231c上に形成されている点において、実施の形態1に係る光プリントヘッド100と異なる。貫通孔231a,231b,231cの径は、例えば、2mm以下とすることができる。
光プリントヘッド200のホルダ230の支持面231に形成された第1部材としての当接部材241及び第2部材としての当接部材242及び第3部材としての243は、実施の形態1における当接部材141,142,143と同等の機能を有する。当接部材241,242,243は、例えば、ディスペンサにより、ホルダ230の支持面231上の貫通孔231a,231b,231cに硬化前の硬化性樹脂であるUV硬化樹脂をディスペンス(充填)し、その後、図5(a)から(c)及び図6(a)から(e)に示される工程と同様の工程で、UV硬化樹脂を硬化させることによって、形成することができる。硬化前のUV硬化樹脂が貫通孔231a,231b,231cを貫通し、実装基板11としてのCOBの上面に飛散しないようにするため、硬化前のUV硬化樹脂を供給するディスペンサのディスペンスノズルの開口径は、貫通孔231a,231b,231cよりも大きな径であることが望ましい。
《2−2》実施の形態2の効果
実施の形態2に係る光プリントヘッド200によれば、当接部材241,242,243は、ホルダ230における貫通孔231a,231b,231cに嵌合するように形成されて硬化しているので、当接部材241,242,243の横方向(支持面231に平行な方向)のせん断力に対する強度を大幅に向上させることができる。
実施の形態2に係る光プリントヘッド200によれば、スペーサと当接する光プリントヘッド200の当接部を樹脂製の当接部材241,242,243により形成することができ、かつ、当接部材241,242,243をホルダ230の支持面231に形成することができる。このため、実施の形態2に係る光プリントヘッド200は、従来の構造に比べて、部品点数を大幅に削減することができる。また、実施の形態2に係る光プリントヘッド200は、部品点数の削減により、組立工数を大幅に削減することができる。
また、実施の形態2に係る光プリントヘッド200によれば、ホルダ230の支持面231の貫通孔231a,231b,231c箇所に直接、当接部材241,242,243を形成(固定)することができるため、ホルダ230を単純な板金構造により形成することができる。このため、実施の形態2に係る光プリントヘッド200によれば、調整部材を設置するためにホルダに予め加工が必要であった従来の構造に比べ、コストを低減することができる。
さらに、実施の形態2に係る光プリントヘッド200によれば、UV硬化樹脂をホルダ230の支持面231上に直接供給して硬化させることで当接部材241,242,243を形成しているので、距離Liを調整した後に調整部材に接着剤を供給する工程を有する従来技術に比べ、製造における工数を削減することができる。このため、実施の形態2に係る光プリントヘッド200によれば、当接部材241,242,243を用いることで、大幅にコストを削減することができる。
さらにまた、実施の形態2に係る光プリントヘッド200によれば、当接部材241,242,243は、ホルダ230上に、非常に薄く形成することができるため、光プリントヘッド200の周囲の温度の変化に対する感光体ドラム160とレンズアレイ120との距離Liの変動を、従来の構造よりも小さくすることができる。このため、実施の形態2に係る光プリントヘッド200によれば、特性を安定させることができる。
《2−3》実施の形態2の変形例
図10(a)は、実施の形態2の変形例に係る光プリントヘッド200aの構造を概略的に示す斜視図であり、図10(b)は、図10(a)の10B部の拡大斜視図(断面図を含む)であり、図10(c)は、図10(a)の10C部の拡大斜視図(断面図を含む)である。図10(a)から(c)において、図9(a)から(c)に示される構成要素と同一又は対応する構成要素には、図9(a)から(c)に示される符号と同じ符号が付される。実施の形態2の変形例に係る光プリントヘッド200aは、ホルダ230aの面232の当接部材241a,242a,243a形成位置に窪み232a,232b,232cを備えている点及び当接部材241a,242a,243aが窪み232a,232b,232cを埋めるように形成されている点において、実施の形態2に係る光プリントヘッド200と異なる。
光プリントヘッド200aのホルダ230aの面232に形成された当接部材241a,242a,243aは、実施の形態1における当接部材141,142,143と同等の機能を有する。当接部材241a,242a,243aは、例えば、ディスペンサにより、ホルダ230aの面232上の窪み232a,232b,232cに硬化前のUV硬化樹脂をディスペンス(充填)し、その後、図5(a)から(c)及び図6(a)から(e)に示される工程と同様の工程で、UV硬化樹脂を硬化させることによって、形成することができる。当接部材241a,242a,243aの直径は、窪み232a,232b,232cよりも大きく、当接部材241a,242a,243aを構成するUV硬化樹脂は、窪み232a,232b,232c内に充填されるように形成されている。
以上に説明したように、実施の形態2の変形例に係る光プリントヘッド200aによれば、当接部材241a,242a,243aが形成されるホルダ230aの面232に窪み232a,232b,232c5を形成しているので、UV硬化樹脂を窪み232a,232b,232cにディスペンスする際に、実装基板110の表面にUV硬化樹脂を飛散させることはない。
なお、光プリントヘッド200における貫通孔231b,231cを1つの貫通孔とし、当接部材242,243を1個のy方向に長い当接部材としてもよい。同様に、光プリントヘッド200aにおける窪み232b,232cを1つの窪みとし、当接部材242a,243aを1個のy方向に長い当接部材としてもよい。
上記以外の点において、変形例に係る光プリントヘッド200aは、光プリントヘッド200と同じである。
また、光プリントヘッド200及び200aに、図7(c)に示されるような、幅広部を適用することも可能である。
なお、光プリントヘッド200の窪み231a,231b,231c及び光プリントヘッド200aの窪み232a,232b,232cは、ホルダ230及び230aに対する突き出し加工によって形成することができるが、ホルダ230及び230aは、アルミダイカスト、ポリカーボネート、ABS樹脂、液晶ポリマーからなる樹脂などにより形成することもできる。
《3》実施の形態3
《3−1》実施の形態3の構造
図11(a)は、本発明の実施の形態3に係る光プリントヘッドの構造を概略的に示す斜視図であり、図11(b)は、図11(a)の11B部の拡大斜視図であり、図11(c)は、図11(a)の11B部の拡大斜視図(断面図を含む)である。図11(a)から(c)において、図1(a)から(c)に示される構成要素と同一又は対応する構成要素には、図1(a)から(c)に示される符号と同じ符号が付される。実施の形態3に係る光プリントヘッド300は、ホルダ330の支持面331の第1部材としての当接部材341及び第2部材としての当接部材342の外周を囲うように低弾性シリコーン材料を用いた保護リング343,344がそれぞれ形成されている点において、実施の形態1に係る光プリントヘッド100と異なる。図11(a)に示されるように、当接部材342の平面形状はy方向に長い楕円形状であるが、当接部材342及び保護リング344を、図1に示される当接部材142,143と同様な平面形状が円状の2個の当接部材と低弾性シリコーン材料を用いた保護リングとに置き替えてもよい。
当接部材341,342は、ホルダ330上に直接、硬化性樹脂としてのUV硬化樹脂をディスペンスし、UV光を照射することで硬化させて形成される。当接部材341,342の形成方法は、図5(a)から(c)及び図6(a)から(e)に示される実施の形態1の方法と同様である。保護リング343,344は、当接部材341,342の周囲を囲うようにホルダ330の支持面331上に密着するように形成される。
図12(a)及び(b)は、実施の形態3に係る光プリントヘッド300の当接部材341及び保護リング343の製造工程を示す斜視図である。保護リング343の形成に際しては、ホルダ330の支持面331に、実施の形態1と同様の方法で、当接部材341,342を形成する。次に、低弾性シリコーン剤を供給するディスペンサのディスペンスノズル350を当接部材341又は342の外周に沿って回転させながら低弾性シリコーン剤をディスペンス(供給)することで、保護リング343,344を形成する。
《3−2》実施の形態3の効果
実施の形態3に係る光プリントヘッド300によれば、当接部材341,342の外周に低弾性シリコーンより成る保護リング343,344を形成することにより、当接部材341,342にスペーサ(図2の151及び図3の152に対応する部材)が当接したときに、当接部材341,342の端部(例えば、角部(縁部))に損傷(欠け)を生じ難くしている。また、当接部材341,342の損傷によって発生する破砕片(破砕粒)が発生したとしても、保護リング343,344により封止されているため、破砕片が飛散して感光体ドラム160の表面に付着する可能性は低減される。
実施の形態3に係る光プリントヘッド300は、従来の構造に比べて、部品点数を大幅に削減することができ、また、部品点数の削減により、組立工数を大幅に削減することができる。
また、実施の形態3に係る光プリントヘッド300によれば、ホルダ330を単純な板金構造により形成することができるため、従来の構造に比べ、コストを低減することができる。
さらにまた、実施の形態3に係る光プリントヘッド200によれば、当接部材341,342,343は、ホルダ330上に、非常に薄く形成することができるため、温度の変化に対する感光体ドラム160とレンズアレイ120との距離Liの変動を、小さくすることができ、特性を安定させることができる。
《3−3》実施の形態3の変形例
図13(a)は、実施の形態3の変形例に係る光プリントヘッド300aの構造を概略的に示す斜視図であり、図13(b)は、図13(a)の13B部の拡大斜視図であり、図13(c)は、図13(a)の13B部の拡大斜視図(断面図を含む)である。図13(a)から(c)において、図11(a)から(c)に示される構成要素と同一又は対応する構成要素には、図11(a)から(c)に示される符号と同じ符号が付される。実施の形態3の変形例に係る光プリントヘッド300aは、ホルダ330aの支持面331aが窪み(図13(c)及び図14における332)を有する点、及び、当接部材341a,342aが支持面331aに形成された窪み内に形成される点において、実施の形態3に係る光プリントヘッド300と異なる。図13(a)に示されるように、当接部材342aの平面形状はy方向に長い楕円形状であるが、当接部材342a及び保護リング344aを、図1に示される当接部材142,143と同様な平面形状が円状の2個の当接部材と低弾性シリコーン材料を用いた保護リングとに置き替えてもよい。
光プリントヘッド300aにおいては、当接部材341a,342aがホルダ330aの支持面331aの窪み内に形成されており、窪みの底面と接着するように、かつ窪みの底面径よりも小さい径となるように形成され、当接部材341a,342aと窪みとの間の隙間に充填されるように保護リング(343aなど)が当接部材341a,342a外周に形成されている。当接部材341a,342aの形成方法は、図5(a)から(c)及び図6(a)から(e)に示される実施の形態1の方法と同様である。
図14(a)及び(b)は、実施の形態3の変形例に係る光プリントヘッド300aの当接部材及び保護リングの製造工程を示す斜視図である。まず、ホルダ330aの支持面331aに、当接部材303を形成する予定箇所に窪み(332など)を突き出し加工により形成する。次に、窪み(332など)の底面に当接部材341又は342を形成する。そして、ディスペンスノズル350を当接部材の外周に沿って移動させながら低弾性シリコーン剤をディスペンスすることで、保護リング(343aなど)を形成する。低弾性シリコーン剤の粘性が極めて低い場合(例えば、5[Pa・s]以下の場合)には、ディスペンスノズル350を当接部材外周に沿って移動させずに、低弾性シリコーン剤の流れを利用して当接部材の周囲の窪み(332など)内に充填することもできる。
以上に説明したように、実施の形態3の変形例に係る光プリントヘッド300aによれば、当接部材341a,342aが形成されるホルダ330aの支持面331に窪み(332など)を形成しているので、UV硬化樹脂を窪み(332など)にディスペンスする際に、実装基板110の表面にUV硬化樹脂を飛散させる事態は生じ難い。
また、光プリントヘッド300aでは、当接部材341a,342aと窪み(332など)との間の空隙を低弾性シリコーンで充填するように保護リング(343aなど)を形成するので、当接部材341a,342aの外周にしっかりと密着した形で保護リングを形成することができる。さらに、低弾性シリコーンの粘性が極めて低い場合においては、ディスペンスノズルを当接部材341a,342aの外周に沿って回転することなく、低弾性シリコーンの流れを利用して保護リング(343aなど)を形成することができる。
上記以外の点において、変形例に係る光プリントヘッド300aは、光プリントヘッド300と同じである。
また、光プリントヘッド300及び300aに、図7(c)に示されるような、幅広部を適用することも可能である。また、光プリントヘッド300及び300aに、図9(a)から(c)に示される貫通孔及びそれを埋める当接部材を適用することもできる。
《4》実施の形態4
《4−1》実施の形態4の構造
図15は、本発明の実施の形態4に係る光プリントヘッド400の構造を概略的に示す断面図である。図16は、図15をS16−S16線で切る断面図である。図17は、図15をS17−S17線で切る断面図である。図18は、実施の形態4に係る光プリントヘッド400の構造を概略的に示す斜視図である。図19は、実施の形態4に係る光プリントヘッドの要部の構造を概略的に示す断面図である。
図15から図19に示されるように、光プリントヘッド400は、スペーサ451,452を介して感光体ドラム160に対向して配置され、感光体ドラム160の表面に光を照射する露光装置である。光プリントヘッド400は、x方向に配列された複数の発光素子を含む発光素子アレイ111が搭載された実装基板110と、発光素子アレイ111から出射された光を感光体ドラム160の表面161に結像させるレンズアレイ120と、実装基板110とレンズアレイ120とを保持する保持部材としてのホルダ(レンズホルダ)430とを有している。
実装基板110は、ホルダ430の内側に備えられたベース435によって保持される。ホルダ430の支持面431の中央付近にはx方向に長尺な開口部(貫通孔)432が形成されており、レンズアレイ120は、開口部432に挿入される。レンズアレイ120は、発光素子アレイ411の表面とレンズアレイ120の第1面121との距離Loがレンズアレイ120の特性上最適な位置になるように配置され、最適な位置でホルダ430に接着剤によって固定される。
発光素子アレイ111から出射された光を、感光体ドラム160の表面161上に正確に結像させるためには、発光素子アレイ111の光出射面と、レンズアレイ120の第1面121との間の距離Loと、レンズアレイ120の第2面122と感光体ドラム160の表面161との間の距離Liとが等しくなるように、すなわち、Lo=Li(誤差を考慮すればLo≒Li)を満たすように、距離Liを調整する必要がある。そのため、ホルダ430の長手方向(x方向)の両端近傍には、距離Liを調整して、ホルダ430のz方向の位置を決めるための位置決め部材としてのプレートである樹脂性の第1部材としての当接部材441及び第2部材としての当接部材442が、感光体ドラム160の表面161に当接(摺動可能に接触)するスペーサ451,452に対向する位置に配置される。実施の形態4においては、当接部材441,442の表面と感光体ドラム160の表面161とに接触するように搭載されたスペーサ451,452と、当接部材441,442と、接着剤443,444とにより、感光体ドラム160の表面161とレンズアレイ120の第2面122との間の距離Liが設定される。
なお、ホルダ430の長手方向(x方向)の両端近傍には、付勢部材としてのバネ436,437が備えられている。バネ436,437は、光プリントヘッド400を感光体ドラム160に近付ける方向(+z方向)に付勢して、スペーサ451,452の位置が、Lo=Li(誤差を考慮すればLo≒Li)を満たす位置になるように、位置決め部材としての当接部材441,442を硬化性樹脂からなる接着剤であるUV硬化接着剤443,444で固定する。
《4−2》実施の形態4の製造方法
当接部材441,442とスペーサ451,452とを介して感光体ドラム160に対向して配置され、感光体ドラム160に光を照射する光プリントヘッド400の製造方法を説明する。
次に、光プリントヘッド400の製造方法をさらに詳細に説明する。図20(a)は、実施の形態4に係る光プリントヘッド400の構造を概略的に示す斜視図であり、図20(b)は、実施の形態4に係る光プリントヘッド400の当接部材441,442の製造工程を概略的に示す斜視図である。図21は、実施の形態4に係る光プリントヘッド400の当接部材441,442の製造工程を概略的に示す断面図である。以下に、位置決め部材である当接部材441,442を用いたレンズアレイ120の第2面122と感光体ドラム160の表面161との距離Liを、Lo=Li(誤差を考慮すればLo≒Li)を満たす位置に実装する(LoとLiの差が0に近付くように実装する)ための方法の一例を説明する。
最初に、当接部材441,442の形状と、ホルダ430の当接部材441,442の実装部の形状について説明する。当接部材441,442の各々は、直方体状の形状をしており、光を透過する(例えば、透明の)プラスチック樹脂からなる。当接部材441,442は、光を透過する(例えば、透明の)の材料であることが望ましい。ただし、当接部材441,442の形状は、スペーサに接触し、距離Liを維持できる形状であれば、他の形状であってもよい。当接部材441,442を実装するホルダ430には、当接部材441,442が実装されるための、当接部材441,442よりも僅かに大きい凹部433,434が形成されている。凹部433,434に、硬化性樹脂としてのUV硬化接着剤443,444を滴下(供給)し、UV硬化接着剤443,444を介して当接部材441,442が凹部433,434内に実装され、UV光を照射し当接部材441,442がホルダ430に固定される。
次に、Lo=Li(誤差を考慮すればLo≒Li)になるようにするための位置決め部材である当接部材441,442の実装高さHについて説明する。図21に示されるように、当接部材441,442の実装高さHは、レンズアレイ120の第2面122を基準とすると、感光体ドラム160の表面161に搭載されたスペーサ451,452の高さHaと距離Liの差分の絶対値である。これを、式で表すと、H=|Ha−Li|となる。したがって、レンズアレイ120の第2面122と当接部材441,442の当接面(図21において当接部材442の下側の端部)との距離を、感光体ドラム160の表面161に搭載されたスペーサ451,452の高さHaと距離Liの差分に設定すれば、Lo=Li(誤差を考慮すればLo≒Li)にすることができる。
次に、当接部材441,442を、Lo=Li(誤差を考慮すればLo≒Li)を満たす位置に実装する方法について説明する。治具800は、レンズアレイ120の第2面122の長手方向の両端と当接部材441,442の当接面が当接する当接面871a,872a,873aを有する。治具800は、レンズアレイ120の第2面122が当接する基準ブロック873の当接面873aの高さを基準として、当接部材441,442の当接面が当接する基準ブロック871,872の当接面871a,872aの高さを調整することができる。治具800で、Lo=Li(誤差を考慮すればLo≒Li)を満たすように、レンズアレイ120の第2面122と、当接部材441,442の当接面の高さHとを調整し、治具800の当接面871a、872aに、当接部材441,442を当接させ、エアー吸引等により当接部材441,442を吸着する。これによって、当接部材441,442は、治具800の基準ブロック871,872の当接面871a,872aに密着され保持される。
次に、発光素子アレイ111の表面とレンズアレイ120の第1面121との距離Loが、レンズアレイ120の特性上最適な位置になるような位置にして、レンズアレイ120をホルダ430に固定する。ホルダ430の長手方向(主走査方向)の両端近傍に形成された凹部433,434にUV硬化接着剤443,444を滴下し、ホルダ430に形成された嵌合孔438(図20(a))及び嵌合溝439(図20(a))を基準ブロック871,872に形成されたピン871b,872bに嵌合させて、ホルダ430を治具800に対して位置決めする。次に、レンズアレイ120の第2面122の長手方向の両端近傍を基準ブロック873の当接面873aに、レンズアレイ120の第2面122が当接するまでホルダ430を移動し、エアー吸引等によりレンズアレイ120の第2面122を吸着し、レンズアレイ120を当接面873aに密着させ、レンズアレイ120が固定されたホルダ430を保持する。
次に、UV光を当接部材441,442を透過させてUV硬化接着剤443,444に照射して、UV硬化接着剤443,444を硬化させ、当接部材441,442をホルダ430に固定させる。これにより、Lo=Li(誤差を考慮すればLo≒Li)を満たすようにする位置に当接部材441,442が設置される。なお、実施の形態4の場合、UV光を照射する際に、当接部材441,442を透過してUV硬化接着剤443,444を硬化させたほうが効率がよいため、当接部材441,442は、光を透過する材料(例えば、透明材料)としたが、当接部材441,442の当接面に対向した位置に滴下したUV硬化接着剤443,444を硬化させることができる構造であれば、当接部材441,442は、光を透過する材料でなくともよい。以上のように、レンズアレイ120と当接部材441,442を実装したホルダ430が形成される。
《4−3》実施の形態4の効果
以上に説明したように、実施の形態4に係る光プリントヘッド400及びその製造方法によれば、レンズアレイ120の第2面122を基準として当接部材441,442を治具800を使用し、Lo=Li(誤差を考慮すればLo≒Li)の位置にホルダ430に固定することにより、部品点数の削減、装置の小型化、及び組立工数の削減、装置の低コスト化が可能になる。
また、UV硬化接着剤443,444は、当接部材441,442の当接面(平面)に対向するように備えられたので、光プリントヘッド400を感光体ドラム160に向けて付勢しても、UV硬化接着剤443,444は、力を垂直に、かつ広い面で受けることができる。このため、当接部材441,442の位置又は寸法が環境によって変動し、又は、経時変動した場合であっても、UV硬化接着剤443,444に悪影響を与える可能性は低い。
《5》実施の形態5
《5−1》実施の形態5の構造
図22は、本発明の実施の形態5に係る光プリントヘッド500の構造を概略的に示す断面図である。図23は、実施の形態5に係る光プリントヘッド500の要部の構造を概略的に示す斜視図(図22をS23−S23線で切る断面図を含む)である。図24は、実施の形態5に係る光プリントヘッド500の要部の構造を概略的に示す分解斜視図である。
図22から図24に示されるように、光プリントヘッド500は、スペーサ551,552を介して感光体ドラム160に対向して配置され、感光体ドラム160の表面161に光を照射する露光装置である。光プリントヘッド500は、x方向に配列された複数の発光素子を含む発光素子アレイ(複数の発光素子アレイチップ)111が搭載された実装基板110と、発光素子アレイ111から出射された光を感光体ドラム160の表面161に結像させるレンズアレイ120と、実装基板110とレンズアレイ120とを保持する保持部材としてのホルダ(レンズホルダ)530とを有している。レンズアレイ120は、例えば、規則的に配列された複数のマイクロレンズ(正立等倍結像レンズ)を有する。図22に示されるように、レンズアレイ120の発光素子アレイ111側の端面である第1面121は、光入射面である。レンズアレイ120の感光体ドラム160側の端面である第2面122は、光出射面である。
また、図22から図24に示されるように、光プリントヘッド500は、ホルダ530に備えられた当接部としての当接部材541,542を有している。当接部材541,542は、ホルダ530の長手方向(x方向)の両端近傍にそれぞれ配置される。図22に示されるように、第1部材としての当接部材541は、スペーサ551に当接する。第2部材としての当接部材542は、スペーサ552に当接する。当接部材541,542と、感光体ドラム160の表面を摺動するスペーサ551,552とによって、レンズアレイ120の第2面521と感光体ドラム160の表面161との間隔(距離)Liが設定される。
ホルダ530は、感光体ドラム160と対向する支持面531に、レンズアレイ120が挿入されるための、x方向に長尺な開口部(貫通孔であるスリット部)532が備えられている。レンズアレイ120は、長手方向をx方向に平行にして、開口部532内に挿入され、接着剤(例えば、UV接着剤)によりホルダ530の支持面531に固定される。また、トナーなどのような異物がホルダ530内(発光素子アレイ111側)に侵入することを防ぐために、レンズアレイ120の周囲とホルダ530の開口部532との間の間隙は、レンズアレイ120の周囲を囲う封止材133によって封止されることが望ましい。
実装基板110は、発光素子アレイ111の表面とレンズアレイ120の第1面121との距離Loを一定値にするため、ホルダ530に固定された基板用スペーサ539に載置され、バネなどの押し付け部材535によって(+z方向に)押し付けることによって固定される。さらに、距離Loがレンズアレイ120の特性上最適な距離になるように、レンズアレイ120はホルダ530に固定される。ホルダ530のz方向の両端近傍には、当接部材541,542が、感光体ドラム160の表面に載置されているスペーサ551,552に対向する位置に配置されている。レンズアレイ120の第2面122と感光体ドラム160の表面161との距離Liが、Li=Lo(誤差を考慮すればLi≒Lo)となる位置で調整される。
《5−2》実施の形態5の製造方法
当接部材541,542とスペーサ551,552とを介して感光体ドラム160に対向して配置され、感光体ドラム160に光を照射する光プリントヘッド500の製造方法を説明する。先ず、発光素子アレイ111が搭載された実装基板110と発光素子アレイ111から出射された光を結像させるレンズアレイ120とを保持するホルダ530に当接部材541,542を嵌め込み、ホルダ530と硬化前の硬化性樹脂であるUV硬化接着剤580を当接部材541,542とホルダ530との間に付与する。次に、レンズアレイ120で結像する像を観測装置で観測し、観測された像に基づいて、UV硬化接着剤580の厚さを調整し、次に、UV硬化接着剤を硬化させることによって、当接部材541,542の高さ(形状)を設定する。
次に、光プリントヘッド500の製造方法をさらに詳細に説明する。図25は、実施の形態5に係る光プリントヘッド500の製造工程を概略的に示す断面図である。図26は、実施の形態5に係る光プリントヘッド500の製造工程を概略的に示す断面図である。
当接部材541の形状とホルダ530との取り付け形状に説明する。当接部材542は、当接部材541と同じ構造を持つ。図23及び図24に示されるように、当接部材541は、樹脂材料で形成される。当接部材541の四隅には、L字形状に伸びたL形弾性部541aがそれぞれ形成されている。y方向に並ぶL形弾性部541aの間には、摺動リブ541bが形成されている。また、L形弾性部541aの反対側の面(z方向において反対側)に凸形状になった設置部541cが形成されている。ホルダ530は、板金プレス加工にて製造されることができる。ホルダ530は、レンズアレイ120が固定されている箇所よりx方向において外側の位置において、短手方向(y方向)の内側に両側面部より折り曲げた曲げ部536が形成されていて、曲げ部536の両隣には、ホルダスリット部537が形成されている。当接部材541のL形弾性部541aは、ホルダスリット部537に挿し込まれ、摺動リブ541bは、曲げ部536間に挿し込まれる。図25に示されるように、曲げ部536上に硬化性樹脂、例えば、UV照射にて硬化するUV硬化接着剤(UV硬化樹脂部)580を滴下(供給)して、図26に示されるように、当接部材541,542にて押し潰す。ここで、当接部材541,542が無負荷でホルダ530に取り付けられている状態では、当接部材541,542の底面と曲げ部536とには、隙間が常に確保される。
次に、図25及び図26に示されるように、焦点位置を検知するためのセンサを備えた焦点センサ装置570にレンズアレイ120、発光素子アレイ111、実装基板110、スペーサ551,552、押し付け部材535、及び当接部材541,542を取り付けたホルダ530をセットする。ここで、焦点センサ装置570は、焦点位置を検知するセンサ受光部571と当接部材541,542を当接させるセンサ基準面572とを備えており、センサ受光部571とセンサ基準面572との間の距離は、感光体ドラム160の表面161からスペーサ551,552の理想高さ距離と同じである仮想表面距離Lcで固定されている。焦点センサ装置570は、レンズアレイ120の第2面122から出射される光の結像位置までの距離Lzをセンサ受光部571で検知して、距離Lzを示す信号を出力する。ここで、出力された距離Lzは、レンズアレイ120の第2面122から感光体ドラム160の表面161までの距離Liと同じ値になる。
次に、距離Lzが特性上最適な条件Lz=Lo=Liを満たすように、レンズアレイ120が固定されているホルダ530を、昇降装置(図示せず)によって光学系方向(±z方向)に移動させる。ここで、当接部材541,542は、ホルダ530の上昇(+z方向の移動)と共にスリット部537によって焦点センサ装置570のセンサ基準面572方向に加圧され、図26に示されるように、L形弾性部541aが上昇する方向に弾性変形する。その後、ホルダ530の下降(−z方向の移動)と共に、当接部材541,542は、図25に示されるように、加圧力から解放された無負荷時状態の形状に戻る。ホルダ530の昇降(±z方向の移動)によって、条件Lz=Lo=Liを満たす位置にて、UV照射装置(図示せず)にて、曲げ部536と当接部材541,542の底面との間に充填されたUV硬化接着剤580を硬化して、ホルダ530に対する当接部材541,542の位置を固定する。
《5−3》実施の形態5の効果
以上のように、実施の形態5に係る光プリントヘッド500によれば、距離Liの調整で、感光体ドラム160の表面161に接触するスペーサ551,552に対向する位置に配置されている当接部材541,542を加圧した際に、L形弾性部541aを弾性変形させて、距離Liを調整後に、当接部材541,542をホルダ530に固定させることができる。このため、ホルダ530を複雑な形状にする必要はなく、光プリントヘッド500の構造を簡素化でき、部品点数を少なくすることができ、低コスト化が可能になる。
また、図26に示されるように、UV硬化接着剤580は、z方向に対向する曲げ部536と当接部材541との間に充填されているので、光プリントヘッド500にz方向の加圧力が加わった場合であっても、UV硬化接着剤580にはz方向の加圧力が働き、x方向及びy方向の力はかからないので、硬化後のUV硬化接着剤580の変形は起こりにくい。
《5−4》実施の形態5の変形例
図27は、実施の形態5の変形例に係る光プリントヘッド500aの構造を概略的に示す断面図である。図27において、図25に示される構成要素と同一又は対応する構成要素には、図25に示される符号と同じ符号が付される。図27に示される光プリントヘッド500aは、当接部材として簡素化された構造の当接部材561を備えた点、及び、UV硬化接着剤580に代えてコイルバネ562とコイルバネ562の形状を固定する接着剤(UV硬化接着剤)とを用いた点において、図22から図26に示される光プリントヘッド500と異なる。図27の構造によれば、当接部材561の形状を簡素化することができ、低コスト化が可能になる。上記以外の点において、光プリントヘッド500aは、光プリントヘッド500と同じである。
《6》実施の形態6
《6−1》実施の形態6の構成
図28は、本発明の実施の形態6に係る画像形成装置600の構成を概略的に示す断面図である。画像形成装置600は、例えば、電子写真方式を採用するカラープリンタである。画像形成装置600は、実施の形態1から5及び変形例において説明した光プリントヘッドのいずれかを、露光装置である光プリントヘッド611K,611Y,611M,611Cとして備えている。
図28に示されるように、画像形成装置600は、主要な構成として、電子写真方式により用紙などの記録媒体P上に現像剤像(トナー像)を形成する画像形成部610K,610Y,610M,610Cと、画像形成部610K,610Y,610M,610Cに記録媒体Pを供給する媒体供給部(給紙部)20と、記録媒体Pを搬送する搬送部630と、画像形成部610K,610Y,610M,610Cの各々に対応するように配置された転写部としての転写ローラ40と、記録媒体P上に転写されたトナー像を記録媒体P上に定着させる定着器650と、定着器650を通過した記録媒体Pを画像形成装置600の外部に排出する媒体排出部としての排紙ローラ対625とを有する。なお、図28には、4つの画像形成部610K,610Y,610M,610Cが示されているが、画像形成装置600が有する画像形成部の数は、3以下又は5以上であってもよい。また、図28には、画像形成装置600がカラープリンタである場合が示されているが、本発明は、電子写真方式によって記録媒体上に画像を形成する装置であれば、画像形成部の数が1つであるモノクロプリンタにも適用可能である。さらに、図28には、画像形成装置600がプリンタである場合が示されているが、本発明は、電子写真方式によって記録媒体上に画像を形成する装置であれば、複写機、ファクシミリ装置、多機能周辺装置(MFP)などのような他の装置にも適用可能である。
図28に示されるように、媒体供給部620は、媒体カセット(用紙カセット)621と、媒体カセット621内に積載された記録媒体Pを1枚ずつ繰り出す給紙ローラ(ホッピングローラ)622と、媒体カセット621から繰り出された記録媒体Pを搬送するローラ623と、記録媒体Pを画像形成部610K,610Y,610M,610Cに向けて搬送するローラ対624とを有する。
画像形成部610K,610Y,610M,610Cは、記録媒体P上にブラック(K)色のトナー像、イエロー(Y)色のトナー像、マゼンタ(M)色のトナー像、及びシアン(C)色のトナー像をそれぞれ形成する。画像形成部610K,610Y,610M,610Cは、媒体搬送路に沿って媒体搬送方向(矢印方向)の上流側から下流側に向けて並んで配置されている。画像形成部610K,610Y,610M,610Cは、着脱自在に形成された各色用の画像形成ユニット612K,612Y,612M,612Cをそれぞれ有している。直列に配列された画像形成ユニット612K,612Y,612M,612Cは、画像形成部610K,610Y,610M,610Cの各色に対応して備えられ、画像形成ユニット612Cはシアンのトナーにより画像を形成し、画像形成ユニット612Mはマゼンタのトナーにより画像を形成し、画像形成ユニット612Yはイエローのトナーにより画像を形成し、画像形成ユニット612Kはブラックのトナーにより画像を形成する。画像形成ユニット612K,612Y,612M,612Cは、トナーの色が異なる点以外は、互いに基本的に同一の構造を有する。
画像形成部610K,610Y,610M,610Cは、各色用の露光装置としての光プリントヘッド611K,611Y,611M,611Cをそれぞれ有している。
画像形成ユニット612K,612Y,612M,612Cの各々は、回転可能に支持された像担持体としての感光体ドラム613と、感光体ドラム613の表面を一様に帯電させる帯電部材としての帯電ローラ614と、光プリントヘッド611K,611Y,611M,611Cによる露光によって感光体ドラム613の表面に静電潜像を形成した後に、感光体ドラム613の表面にトナーを供給して静電潜像に対応するトナー像を形成する現像装置615とを有する。
現像装置615は、トナーを収容する現像剤収容スペースを形成する現像剤収容部としてのトナー収容部と、感光体ドラム613の表面にトナーを供給する現像剤担持体としての現像ローラ616と、トナー収容部内に収容されたトナーを現像ローラ616に供給する供給ローラ617と、現像ローラ616の表面のトナー層の厚さを規制するトナー規制部材としての現像ブレード618とを有する。
光プリントヘッド611K,611Y,611M,611Cの各々による露光は、一様帯電した感光体ドラム613の表面に印刷用の画像データに基づいて実行される。光プリントヘッド611K,611Y,611M,611Cの各々は、感光体ドラム613の軸線方向に複数の発光素子(例えば、LED素子)が配列された発光素子アレイを含む。
図28に示されるように、搬送部630は、記録媒体Pを静電吸着して搬送する搬送ベルト(転写ベルト)633と、駆動部により回転されて搬送ベルト633を駆動する駆動ローラ631と、駆動ローラ631と対を成して搬送ベルト633を張架するテンションローラ(従動ローラ)632とを有する。
図28に示されるように、転写ローラ640は、搬送ベルト633を挟んで画像形成ユニット612K,612Y,612M,612Cの各々の感光体ドラム613に対向して配置されている。転写ローラ640によって、画像形成ユニット612K,612Y,612M,612Cの各々の感光体ドラム613の表面に形成された現像剤像(トナー像)は、媒体搬送路に沿って矢印方向に搬送される記録媒体Pの上面に順に転写されて、複数のトナー像が重ねられたカラー画像が形成される。
定着器650は、互いに圧接し合う1対のローラ651,652を有する。ローラ651は、加熱ヒータを内蔵するヒートローラであり、ローラ652はローラ651に向けて押し付けられる加圧ローラである。未定着の現像剤像(トナー像)を有する記録媒体Pは、定着器650の一対のローラ651,652間を通過する。このとき、未定着のトナー像は、加熱及び加圧されて記録媒体P上に定着される。
《6−2》動作
先ず、媒体カセット621内の記録媒体Pは、ホッピングローラ622によって繰り出され、レジストローラ623へ送られる。続いて、記録媒体Pはレジストローラ623からローラ対24を介して搬送ベルト633に送られ、この搬送ベルト633の走行に伴って、画像形成ユニット612K,612Y,612M,612Cへと搬送される。画像形成ユニット612K,612Y,612M,612Cにおいて、感光体ドラム613の表面は、帯電ローラ614によって帯電され、光プリントヘッド611K,611Y,611M,611Cによって露光され、静電潜像が形成される。静電潜像には、現像ローラ616上で薄層化されたトナーが静電的に付着されて各色のトナー像が形成される。各色のトナー像は、転写ローラ640によって記録媒体Pに転写され、記録媒体P上にカラーのトナー像が形成される。転写後に、感光体ドラム613上に残留したトナーは、図示しないクリーニング装置によって除去される。カラーのトナー像が形成された用紙は、定着器650に送られる。この定着器650において、カラーのトナー像が記録媒体Pに定着され、カラー画像が形成される。トナー像が形成された記録媒体Pは、排出ローラ対625によって用紙スタッカへ排出される。
《6−3》効果
実施の形態6に係る画像形成装置600によれば、実施の形態1から5及び変形例のいずれかの光プリントヘッドを採用したので、画像形成装置600の製品コストを抑制することができる。
《7》変形例
上記説明では、当接部材又は当接部材を固定する接着剤がUV硬化樹脂(UV硬化接着剤)である場合を説明したが、これれは、硬化促進剤によって硬化する硬化剤、温度変化(加熱)によって硬化する硬化剤などのような他の硬化性樹脂を用いてもよい。
また、上記説明では、当接部材が光を透過する透明の樹脂である場合を例示したが、当接部材は、必ずしも透明である必要はない。
また、上記実施の形態1から5及び変形例の構造を、適宜組み合わせることも可能である。
100,100a,200,200a,300,300a,400,500,500a 光プリントヘッド、 110 実装基板、 111 発光素子アレイ、 120 レンズアレイ、 121 第1面(光入射面)、 122 第2面(光出射面)、 130,130a,230,230a,330,330a,430,530 ホルダ、 131,131a,231,231a,331,431,531 支持面、 132 開口部、 133 封止材、 134 ホルダの端部、 135 ホルダの端部、 136 支持面の幅広部、 140,141,142,143,241,242,243,241a,242a,243a,341,342,343,441,442,541,542 当接部材、 141a 硬化前の当接部材、 150,151,152,151a,152a,152b,153,451,452,551,552 スペーサ、 160 感光体ドラム(像担持体)、 161 感光体ドラムの表面、 443,444 接着剤、 580 UV硬化接着剤(UV硬化樹脂部)、 600 画像形成装置、 611K,611Y,611M,611C 光プリントヘッド。

Claims (9)

  1. 像担持体表面と所定の距離を保つ距離基準部材を介して前記像担持体に対向して配置され、前記像担持体に光を照射する光プリントヘッドであって、
    発光素子アレイが搭載された実装基板と、
    前記発光素子アレイから出射された光を前記像担持体上に結像させるレンズアレイと、
    前記実装基板と前記レンズアレイとを保持するホルダと、
    前記ホルダに備えられ、前記距離基準部材に当接する当接部材と、
    を有し、
    前記当接部材は、
    前記レンズアレイの主走査方向の一方の側に備えられた第1部材と、
    前記レンズアレイの主走査方向の他方の側に備えられた第2部材と、
    を含み、
    前記第1部材及び前記第2部材は、前記像担持体に対向する方向において、所定の厚みで硬化された硬化性接着剤を介して前記ホルダに実装され、
    前記硬化性接着剤の厚みにより前記像担持体と前記レンズアレイとの間の距離が設定される
    ことを特徴とする光プリントヘッド。
  2. 像担持体表面と所定の距離を保つ距離基準部材を介して前記像担持体に対向して配置され、前記像担持体に光を照射する光プリントヘッドであって、
    発光素子アレイが搭載された実装基板と、
    前記発光素子アレイから出射された光を前記像担持体上に結像させるレンズアレイと、
    前記実装基板と前記レンズアレイとを保持するホルダと、
    前記ホルダに備えられ、前記距離基準部材に当接する当接部材と、
    を有し、
    前記当接部材は、前記ホルダと接触し、前記像担持体に対向する方向に弾性変形する弾性部を含み、
    前記当接部材は、前記弾性部が前記方向に弾性変形し、前記方向において前記当接部材と前記ホルダとの間に硬化性接着剤が所定の厚みで硬化した状態で前記ホルダと接着し、
    前記硬化性接着剤の厚みにより前記像担持体と前記レンズアレイとの間の距離が設定される
    ことを特徴とする光プリントヘッド。
  3. 像担持体表面と所定の距離を保つ距離基準部材を介して前記像担持体に対向して配置され、前記像担持体に光を照射する光プリントヘッドであって、
    発光素子アレイが搭載された実装基板と、
    前記発光素子アレイから出射された光を前記像担持体上に結像させるレンズアレイと、
    前記実装基板と前記レンズアレイとを保持するホルダと、
    前記ホルダに備えられ、前記距離基準部材に当接し、所定の条件下で硬化する硬化性樹脂又は所定の条件下で硬化する硬化性接着剤を含む当接部材と、
    前記当接部材の外周を囲うように備えられた保護リングと、
    を有することを特徴とする光プリントヘッド。
  4. 像担持体表面と所定の距離を保つ距離基準部材を介して前記像担持体に対向して配置され、前記像担持体に光を照射する光プリントヘッドであって、
    発光素子アレイが搭載された実装基板と、
    前記発光素子アレイから出射された光を前記像担持体上に結像させるレンズアレイと、
    前記実装基板と前記レンズアレイとを保持するホルダと、
    前記ホルダに備えられ、前記距離基準部材に当接し、所定の条件下で硬化する硬化性樹脂又は所定の条件下で硬化する硬化性接着剤を含む当接部材と、
    を有し、
    前記当接部材は、UV光を透過する材料からなる
    ことを特徴とする光プリントヘッド。
  5. 前記硬化性樹脂は、UV光の照射により硬化するUV硬化樹脂、加熱によって硬化する熱硬化樹脂、及び硬化促進剤により硬化する硬化樹脂のいずれかである
    ことを特徴とする請求項3または4に記載の光プリントヘッド。
  6. 前記硬化性接着剤は、UV光の照射により硬化するUV硬化接着剤、加熱によって硬化する接着剤、及び硬化促進剤により硬化する接着剤のいずれかである
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の光プリントヘッド。
  7. 前記ホルダは、支持面を有し、
    前記当接部材は、前記支持面上に固定される
    ことを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載の光プリントヘッド。
  8. 前記ホルダは、窪みを有する支持面を有し、
    前記当接部材は、前記窪み内において固定される
    ことを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載の光プリントヘッド。
  9. 像担持体と、
    前記像担持体に画像データに基づく光を照射する、請求項1からのいずれか1項に記載の光プリントヘッドと
    を有することを特徴とする画像形成装置。
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