JP2010064426A - 露光装置及び画像形成装置 - Google Patents

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雅光 長峰
Takao Sakai
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Abstract

【課題】LEDアレイチップが搭載された基板の放熱性を向上させ、基板をホルダに安定的に保持固定する。
【解決手段】露光装置15Bkは、部品搭載用の基準面S1を有するホルダ30と、LEDアレイチップ42が搭載され、基準面S1に当接されて支持された基板40と、LEDアレイチップ42に対向してホルダ30に支持され、LEDアレイチップ42から放射される光を収束させるロッドレンズアレイ50と、熱伝導性が高く且つ表面摩擦係数の高い材料により形成され、基板40と接触する吸熱部材60と、この吸熱部材60を介して、基板40をホルダ30に保持固定し、基板40から発生する熱を放熱するベース70と、このベース70及び吸熱部材60を介して、基板40を基準面S1に圧接するクランプ72とを備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、複数個の発光素子(例えば、発光ダイオード(Light Emitting Diode)、以下「LED」という。)を配列させた発光素子アレイ(例えば、LEDアレイ)を用いた露光装置及び画像形成装置に関するものである。
従来、プリンタ、複写機、ファクシミリ装置、複合機等の画像形成装置において、例えば、プリンタに用いられる露光装置(例えば、LEDヘッド)は、帯電された感光体ドラムに対して光を照射して露光し、静電潜像を形成するものであり、下記の特許文献1等に記載されている。
下記の特許文献1等に記載された従来の露光装置は、例えば、レンズアレイホルダと、LEDアレイが搭載され、前記レンズアレイホルダに支持された基板と、前記LEDアレイに対向して前記レンズアレイホルダに支持され、前記LEDアレイから放射される光を収束させるロッドレンズアレイ等とを備えている。そして、基板に搭載されたLEDアレイから放射された光は、ロッドレンズアレイを通過して収束され、そのロッドレンズアレイの結像位置に配設された感光体ドラムを露光することによって静電潜像が形成される構成になっている。
ここで、基板をレンズアレイホルダに支持固定するにあたり、基板とロッドレンズアレイとの間に所定距離をあけて、且つロッドレンズアレイの光軸上にLEDアレイが位置するように、基板の底面に塗布されたエポキシ系あるいはアクリル系の接着剤により、基板がレンズアレイホルダに接着固定されている。
特開平5−221016号公報
しかしながら、従来の露光装置では、近年の露光装置及び画像形成装置の高速、高密度実装化により、LEDアレイやこの駆動素子で発生する熱の発熱量が増大しているものの、基板をレンズアレイホルダに接着固定するにあたって、エポキシ系あるいはアクリル系の接着剤を使用して固定しており、その接着剤は熱伝導性が低いので、基板の放熱性が悪く、この熱が基板やレンズアレイホルダ等に伝わってこれらの温度を上昇させることになり、光学性能へ悪影響を及ぼしているという課題があった。
本発明は、このような従来技術の課題を解決して、基板の放熱性を向上させ、基板をホルダに安定的に保持固定することができる露光装置及びこれを用いた画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明の露光装置は、部品搭載用の基準面を有する支持部材と、電気を光に変換して放射する発光素子が複数個配列された発光素子アレイが搭載され、前記基準面に当接されて支持された基板と、前記発光素子アレイに対向して前記支持部材に支持され、前記発光素子アレイから放射される前記光を収束させる収束レンズと、熱伝導性が高く且つ表面摩擦係数の高い材料により形成され、前記基板と接触する吸熱部材と、前記吸熱部材を介して、前記基板を前記支持部材に保持固定し、前記基板から発せられる熱を放熱する放熱部材と、前記放熱部材及び前記吸熱部材を介して、前記基板を前記基準面に圧接する圧接部材と、を備えたことを特徴とする。
本発明の他の露光装置は、部品搭載用の基準面を有する支持部材と、電気を光に変換して放射する発光素子が複数個配列された発光素子アレイが搭載され、前記基準面に当接されて支持された基板と、前記発光素子アレイに対向して前記支持部材に支持され、前記発光素子アレイから放射される前記光を収束させる収束レンズと、前記基板を前記支持部材に保持固定し、前記基板から発せられる熱を放熱する放熱部材と、前記放熱部材を介して、前記基板を前記基準面に圧接保持させる圧接部材と、前記基板と前記ホルダと前記ベースとを接合して一体的な構造にする充填材と、を備えたことを特徴とする。
本発明の画像形成装置は、感光体と、前記感光体の表面を帯電させる帯電器と、前記帯電器により帯電された前記感光体の表面を選択的に露光して静電潜像を形成させる前記発明又は前記他の発明の露光装置と、前記露光装置により露光された前記静電潜像を現像する現像器と、を備えたことを特徴とする。
本発明の露光装置によれば、放熱部材と基板との間に、熱伝導性が高く、且つ表面摩擦係数の高い吸熱部材を配置した構造にしたので、基板から発生する熱を吸熱部材を経て効率よく放熱部材へと伝熱して放熱することができ、光学性能への悪影響を低減できる。更に、吸熱部材は、表面摩擦係数が高いので、基板を安定的に支持部材の基準面に当接させて保持固定できる。
本発明の他の露光装置によれば、放熱部材と基板とを充填材を介して部分的に一体と成す構造にしている。そのため、基板から発生する熱を、充填材を経て効率よく放熱部材へと伝熱して放熱することができ、光学性能への悪影響を低減できる。更に、部分的に基板と支持部材と放熱部材が一体的な構造を成すことにより、露光装置に与える外乱による影響を排除でき、基板をより安定的に支持部材の基準面に当接させ保持固定できる。
本発明の画像形成装置によれば、前記のような効果のある露光装置を用いているので、所定箇所に正確に光を結像させることができる。従って、高精度で、且つ信頼性の高い画像形成装置を提供することができる。
本発明を実施するための最良の形態は、以下の好ましい実施例の説明を添付図面と照らし合わせて読むと、明らかになるであろう。但し、図面はもっぱら解説のためのものであって、本発明の範囲を限定するものではない。
(実施例1の画像形成装置)
図2は、本発明の実施例1における露光装置を用いた画像形成装置を示す概略の構成図である。
この画像形成装置10は、例えば、電子写真カラープリンタであり、4つの独立した画像形成部を構成する画像形成ユニット12Bk,12Y,12M,12Cが記録媒体としての用紙の挿入側から排出側に沿って配設されている。各画像形成ユニット12Bk,12Y,12M,12Cは、ブラック、イエロー、マゼンタ及びシアンの各色の画像を形成する。なお、記録媒体として、用紙の他に、OHP用紙、封筒、複写紙、特殊紙等を使用することができる。
各画像形成ユニット12Bk,12Y,12M,12Cには、像担持体(例えば、感光体ドラム)13Bk,13Y,13M,13Cと、この感光体ドラム13Bk,13Y,13M,13Cの表面を一様に、且つ、均一に帯電させる帯電器(例えば、帯電ローラ)14Bk,14Y,14M,14Cと、その感光体ドラム13Bk,13Y,13M,13Cの表面に形成された静電潜像に図示しない現像剤(例えば、トナー)を付着させ、可視像である各色のトナー像を形成する現像器(例えば、現像剤担持体としての現像ローラ)16Bk,16Y,16M,16Cと、この現像ローラ16Bk,16Y,16M,16Cに圧接させて現像剤供給部材としてのトナー供給ローラ18Bk,18Y,18M,18Cとが配設されている。
トナー供給ローラ18Bk,18Y,18M,18Cは、トナーカートリッジ20Bk,20Y,20M,20Cから供給されたトナーを現像ローラ16Bk,16Y,16M,16Cに供給するローラである。現像ローラ16Bk,16Y,16M,16Cには、現像ブレード19Bk,19Y,19M,19Cが圧接されている。現像ブレード19Bk,19Y,19M,19Cは、現像ローラ16Bk,16Y,16M,16C上において、トナー供給ローラ18Bk,18Y,18M,18Cから供給されたトナーを薄層化するものである。
画像形成ユニット12Bk,12Y,12M,12Cにおける感光体ドラム13Bk,13Y,13M,13Cより上方には、LEDヘッドからなる露光装置15Bk,15Y,15M,15Cが感光体ドラム13Bk,13Y,13M,13Cと対向する位置に配設されている。各露光装置15Bk,15Y,15M,15Cは、各色の画像データに従って、感光体ドラム13Bk,13Y,13M,13Cを露光し,静電潜像を形成する装置である。
画像形成ユニット12Bk,12Y,12M,12Cにおける感光体ドラム13Bk,13Y,13M,13Cより下方には、転写ユニットが配設されている。転写ユニットは、転写装置としての転写ローラ17Bk,17Y,17M,17Cと、図2中の矢印e方向へ走行自在に配設された搬送部材としての搬送ベルト21とを備えている。転写ローラ17Bk,17Y,17M,17Cは、搬送ベルト21を介して各感光体ドラム13Bk,13Y,13M,13Cと対向して配置され、用紙をトナーと逆の極性に帯電させ、各色のトナー像を用紙に転写するローラである。
画像形成装置10の下部には、搬送ベルト21に用紙を供給するための給紙機構が配設されている。給紙機構は、ホッピングローラ22、レジストローラ23、媒体収容部としての用紙収容カセット24、及びこの用紙収容カセット24内の用紙の色を測色する用紙色測色部25等を備えている。
更に、搬送ベルト21の排出側には、定着器28が設けられている。定着器28は、加熱ローラ及びバックアップローラを有し、用紙上に転写されたトナーを加圧、加熱することによって定着させる装置であり、この排出側に、図示しない排出ローラ、ピンチローラ、及び用紙スタッカ等が設けられている。
(実施例1の画像形成装置の動作)
先ず、用紙収容カセット24内の用紙は、ホッピングローラ22によって繰り出され、レジストローラ23へ送られる。続いて、用紙は、レジストローラ23から搬送ベルト21へ送られ、この搬送ベルト21の走行に伴って画像形成ユニット12Bk,12Y,12M,12Cへと搬送される。
各画像形成ユニット12Bk,12Y,12M,12Cにおいて、感光体ドラム13Bk,13Y,13M,13Cの表面は、帯電ローラ14Bk,14Y,14M,14Cによって帯電され、露光装置15Bk,15Y,15M,15Cによって露光されて静電潜像が形成される。静電潜像には、現像ローラ16Bk,16Y,16M,16C上で薄層化されたトナーが静電的に付着されて各色のトナー像が形成される。各色のトナー像は、転写ローラ17Bk,17Y,17M,17Cによって用紙に転写され、カラーのトナー像が形成される。転写後に感光体ドラム13Bk,13Y,13M,13C上に残留したトナーは、図示しないクリーニング装置によって除去される。
カラーのトナー像が形成された用紙は、定着器28へ送られ、この定着器28においてカラーのトナー像が用紙に定着され、カラー画像が形成される。トナー像が形成された用紙は、図示しない排出ローラ及びピンチローラに挟持され、用紙スタッカへ排出される。このような過程を経て、カラー画像が用紙上に形成される。
(実施例1の露光装置)
図1は、本発明の実施例1における図2中の露光装置15Bkの配設状態を示す概略の縦断面図、及び、図3は、図1の露光装置15Bkの配設状態を示す横断面図である。
図2に示す各画像形成ユニット12Bk,12Y,12M,12Cにおける感光体ドラム13Bk,13Y,13M,13Cと露光装置15Bk,15Y,15M,15Cとの関係は、いずれも同じであるので、その内の感光体ドラム13Bkと露光装置15Bkの関係についてだけ、以下、説明する。
露光装置15Bkは、感光体ドラム13Bkに対向して配置されている。この露光装置15Bkは、長手方向の両端が閉塞された溝状の支持部材(例えば、ホルダ)30を有している。ホルダ30の外部において、長手方向の両端には、係合用の突起31a,31bが設けられている。ホルダ30の上部は、図示しないヘッドホルダ内に収容され、突起31a,31bによってそのヘッドホルダに係合している。ホルダ30の内部側面には、部品搭載用の基準面S1となる段差部32a,32bが形成されている。更に、ホルダ30の内部において、底面の長手方向に沿った両端付近には、基板係止用の突起33a,33bが形成され、この突起33a,33b間の内側に、長手方向に沿って開口部34が形成されている。
ホルダ30内の基準面S1には、帯状の基板40が当接されて支持されている。基板40の長手方向における両端付近には、孔41a,41bが形成され、この孔41a,41bがホルダ30側の突起33a,33bに嵌合し、基板40が係止されている。基板40には、感光体ドラム13Bkに対向して配列された複数個の発光素子(例えば、LED)からなるLEDアレイチップ42と、このLEDアレイチップ42の制御を行うための図示しないドライバ集積回路(以下「ドライバIC」という。)等とが搭載されている。
ホルダ30の底面における開口部34には、収束レンズ(例えば、ロッドレンズアレイ)50が固着され、光及び異物の侵入を防止するために、開口部34との隙間が封止材51によって封止されている。ロッドレンズアレイ50は、LEDアレイチップ42に対向して配設され、このLEDアレイチップ42から放射される光を収束して感光体ドラム13Bk上に結像させる機能を有している。
基板40において、LEDアレイチップ42の搭載面とは反対の面(図1の上面)には、基板40をホルダ30に保持固定するための薄い帯状の吸熱部材60が接触している。吸熱部材60は、基板40とほぼ同一の大きさを有し、熱伝導性シリコンゴム等のように熱伝導性が高く、且つ表面摩擦係数の高いシリコンゴム等をシート状に薄く加工された部材である。吸熱部材60としては、例えば、信越化学製の低硬度放熱シリコンゴムシートにおける型番TC−100HSV−1.4(厚さ1.0mm、熱伝導率1.35W/m・K)、型番TC−100SP−1.7(厚さ1.0mm、熱伝導率1.7W/m・K)等が好適である。
吸熱部材60上には、断面がほぼコ字状をなす細長い放熱部材(例えば、金属製のベース)70が接触している。金属製のベース70は、吸熱部材60を介して基板40をホルダ30の基準面S1に保持固定し、基板40から発生する熱を放熱する部材である。ベース70の底面は、放熱部材60に接触し、更に、ベース70の長手方向に沿った折り曲げ部71a,71bが、ホルダ30の内側面に位置している。ベース70には、圧接部材(例えば、クランプ)72が設けられている。クランプ72は、ベース70及び吸熱部材60を介して、基板40をホルダ30の基準面S1に圧接するための部材である。ベース70の両端部付近には、付勢部材としてのコイルばね73a,73bが配設されている。
露光装置15Bkにおいて、感光体ドラム13Bk上に正確に光を結像させるためには、LEDアレイチップ42の表面とロッドレンズアレイ50の光入射端面との間の距離をLllとし、ロッドレンズアレイ50の光出射端面と感光体ドラム13Bkの表面との間の距離(間隔)をL12としたとき、
L11=L12
になるように距離L12を調整する必要がある。そのために、ホルダ30の長手方向の端部付近に、調整機構としての偏心カム機構75a,75bが配設され、この偏心カム機構75a,75bと、感光体ドラム13Bkの表面上に摺動可能に配設されたスペーサ76a,76bとが、当接されている。ベース70の両端部付近に配設されたコイルバネ73a,73bは、露光装置15Bkを感光体ドラム13Bkの方向に向けて付勢し、スペーサ76a,76bの当接面(L11=L12となる任意の高さ)に偏心カム機構75a,75bを当接させ、距離L12を一定に保つている。
図4は、図1及び図3の露光装置15Bkを示す分解斜視図である。
基板40側の孔41a,41bは、ホルダ30側の突起33a,33bに嵌合し、基板40がホルダ30に係止されている。この場合、ホルダ30側の突起33a,33bと基板40側の孔41a,41bとの間には、僅かに隙間が設けられている。これは、基板40をホルダ30の基準面Slに対して、この基板30をベース70を介して圧接するクランプ72の圧接力にて確実に当接させるためである。ベース70と基板40との間には、吸熱部材60が設けられている。基板40は、吸熱部材60及びベース70を介してクランプ72により、ホルダ30の基準面Slに圧接されてこのホルダ30に保持固定される。
(実施例1の露光装置の作用)
吸熱部材60は、クランプ72の圧接力により、基板40とベース70に圧接されるため、確実に安定して基板40の上面とベース70の底面とに当接して密着される。そのため、基板40から発生した熱は、吸熱部材60によって効率よく吸熱され、更に、その熱がベース70へ効率よく伝熱されて放熱される。しかも、吸熱部材60の表面摩擦係数は高く設定されているため、基板40と吸熱部材60が当接している面、及びベース70と吸熱部材60が当接している面の摩擦負荷が大きく、容易に基板40がずれることなく安定して、この基板40がホルダ30の基準面S1に当接し保持固定される。
(実施例1の効果)
本実施例1によれば、次の(1)、(2)のような効果がある。
(1) 露光装置15Bkの効果
ベース70と基板40との間に、熱伝導性が高く、且つ表面摩擦係数の高い吸熱部材60を配置した構造にしたので、基板40から発生する熱を吸熱部材60を経て効率よくベース70へと伝熱して放熱することができ、ロッドレンズアレイ50等の光学性能への悪影響を低減できる。更に、吸熱部材60は、表面摩擦係数が高いので、基板40を安定的にホルダ30の基準面S1に当接させて保持固定でき、感光体ドラム13Bk上に正確に光を結像させることができる。
(2) 画像形成装置10の効果
前記のような効果のある露光装置15Bkを用いているので、高精度で、且つ信頼性の高い画像形成装置10を提供することができる。
実施例1の場合、基板40を保持固定するために、表面摩擦係数の高い吸熱部材60を基板40とベース70の間に設け、クランプ72によりベース70を介して基板40をホルダ30の基準面S1に圧接し保持固定している。基板40をホルダ30に係止するにあたっては、ホルダ30に設けられた突起33a,33bと、基板40に形成された孔41a,41bとの嵌合によって行われている。この嵌合には、僅かに隙間をもって設定されているため、露光装置15Bkに与えられる外乱(例えば、衝撃,振動等)が大きく、基板40を保持する保持力を上回った場合には、基板40を安定してホルダ30の基準面S1に安定して保持固定することができなくなる。保持力を大きくするためには、基板40を圧接するクランプ72の圧接力を大きくすることも考えられるが、圧接力を大きくすると、ホルダ30の変形等により光軸がずれて、感光体ドラム13Bk上に正確に光を結像させることが困難となる。
このような不都合を解消するために、本実施例2においては、クランプ72の圧接力を大きくすることなく、安定的に基板40をホルダ30の基準面S1に当接させて保持固定し、基板40から発生する熱を効率よくベース70へと伝熱する構成にしている。以下、その構成を説明する。
(実施例2の露光装置の構成)
図5は本発明の実施例2における露光装置15Bkを示す平面図、図6は図5の拡大断面図、図7は図5の分解斜視図、及び、図8は図7中のベース70の要部を示す拡大斜視図である。この図5〜図8において、実施例1を示す図1〜図4中の要素と共通の要素には共通の符号が付されている。
基板40の幅は、ホルダ30の内壁幅よりも僅かに狭く設定され、実施例1と同様に、ホルダ30に設けられた突起33a,33bに嵌合し係止される。クランプ72が実装される近傍で、ベース70の両側の折り曲げ部71a,71bには、切り欠き部71cが設けられており、この切り欠き部71cには、液状のシリコンゴム等からなる充填材61が注入される。注入された充填材61は、基板40とベース70とホルダ30の隙間部に入り込み固化して弾性体となり、部分的に一体となす構造体となる。
充填材61は、熱伝導性が高く、常温にて固化し固化後は弾性を有し、更に、ホルダ30内部にこの充填材61が急速に流れ込まないように適度な粘度(例えば、85〜300Pa・S程度)を有している。充填材61としては、例えば、信越化学製放熱用RTVゴムにおける型番KE3493(熱伝導率1.6W/m・K)、型番KE3466(粘度50Pa・s、熱伝導率1.9W/m・K)、型番KE3467(粘度100Pa・s、熱伝導率2.4W/m・K)等が好適である。その他の構成は、実施例1と同様である。
(実施例2の露光装置の作用)
ベース70に形成した切り欠き部71cに、熱伝導性が高く、固化後は適度なゴム弾性を有するシリコンゴム等からなる充填材61を注入しているので、基板40とベース70とホルダ30の隙間部に充填材61が入り込み固化し、部分的に一体となす構造体となる。そのため、基板40は、ホルダ30及びベース70からずれることなく、安定してホルダ30の基準面Slに当接し保持固定される。更に、基板40から発生する熱は、熱伝導性の高いシリコンゴム等からなる充填材61で効率よく吸熱され、この熱が効率よくベース70へ伝熱して放熱される。
(実施例2の露光装置の効果)
本実施例2によれば、ベース70の切り欠き部71cに、熱伝導性が高く、固化後は適度なゴム弾性と表面摩擦係数を有するシリコンゴム等からなる充填材61を注入し、ベース70と基板40とを充填材61を介して部分的に一体となす構造にしている。そのため、基板40から発生する熱を、熱伝導性の高い充填材61を経て効率よくベース72へと伝熱して放熱することができ、光学性能への悪影響を低減できる。更に、部分的に基板40とホルダ30とベース70が一体的な構造をなすことにより、露光装置15Bkに与えられる外乱(例えば、衝撃、振動等)による影響を排除でき、基板40をより安定的にホルダ30の基準面S1に当接させ保持固定できる。これにより、感光体ドラム13Bk上に正確に光を結像させることができる。
(変形例)
本発明は,上記実施例に限定されず,種々の利用形態や変形が可能である。この利用形態や変形例としては,例えば,次の(i)、(ii)のようなものがある。
(i) 図2の画像形成装置10は、図示以外の他のプリンタの構造に変更してもよい。
(ii) 実施例1、2の露光装置15Bkは、図示以外の他の構造に変更してもよく、又、図2の画像形成装置10であるプリンタ以外の複写機、ファクシミリ装置、複合機等の他の画像形成装置に用いてもよい。
本発明の実施例1における図2中の露光装置の配設状態を示す概略の縦断面図である。 本発明の実施例1における露光装置を用いた画像形成装置を示す概略の構成図である。 図1の露光装置の配設状態を示す横断面図である。 図1及び図3の露光装置を示す分解斜視図である。 本発明の実施例2における露光装置を示す平面図である。 図5の拡大断面図である。 図5の分解斜視図である。 図7中のベースの要部を示す拡大斜視図である。
符号の説明
10 画像形成装置
12Bk,12Y,12M,12C 画像形成ユニット
13Bk,13Y、13M、13C 感光体ドラム
14Bk,14Y,14M,14C 帯電ローラ
15Bk,15Y,15M,15C 露光装置
16Bk,16Y,16M,14C 現像ローラ
30 ホルダ
32b 段差部
40 基板
42 LEDアレイチップ
50 ロッドレンズアレイ
60 吸熱部材
61 充填材
70 ベース
72 クランプ

Claims (5)

  1. 部品搭載用の基準面を有する支持部材と、
    電気を光に変換して放射する発光素子が複数個配列された発光素子アレイが搭載され、前記基準面に当接されて支持された基板と、
    前記発光素子アレイに対向して前記支持部材に支持され、前記発光素子アレイから放射される前記光を収束させる収束レンズと、
    熱伝導性が高く且つ表面摩擦係数の高い材料により形成され、前記基板と接触する吸熱部材と、
    前記吸熱部材を介して、前記基板を前記支持部材に保持固定し、前記基板から発せられる熱を放熱する放熱部材と、
    前記放熱部材及び前記吸熱部材を介して、前記基板を前記基準面に圧接する圧接部材と、
    を備えたことを特徴とする露光装置。
  2. 部品搭載用の基準面を有する支持部材と、
    電気を光に変換して放射する発光素子が複数個配列された発光素子アレイが搭載され、前記基準面に当接されて支持された基板と、
    前記発光素子アレイに対向して前記支持部材に支持され、前記発光素子アレイから放射される前記光を収束させる収束レンズと、
    前記基板を前記支持部材に保持固定し、前記基板から発せられる熱を放熱する放熱部材と、
    前記放熱部材を介して、前記基板を前記基準面に圧接保持させる圧接部材と、
    前記基板と前記ホルダと前記ベースとを接合して一体的な構造にする充填材と、
    を備えたことを特徴とする露光装置。
  3. 前記充填材は、熱伝導性が高く、且つ弾性体に固化することを特徴とする請求項3記載の露光装置。
  4. 像坦持体と、
    前記像坦持体の表面を帯電させる帯電器と、
    前記帯電器により帯電された前記像坦持体の表面を選択的に露光して静電潜像を形成させる請求項1〜4のいずれか1項に記載の露光装置と、
    前記露光装置により露光された前記静電潜像を現像する現像器と、
    を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  5. 前記像坦持体は、感光体であることを特徴とする請求項5記載の画像形成装置。
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