JP3870114B2 - 光ピックアップ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、対物レンズが取り付けられた対物レンズホルダーの傾きを調節可能にした光ピックアップに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、コンパクトディスク(CD)やディジタルビデオディスク(DVD)等の光記録媒体から記録情報を再生したり、光記録媒体に情報を記録したりするための光ピックアップには、傾き調節機構が備わっており、この傾き調節機構を調節することにより、光ピックアップの対物レンズを最適な方向に向けることができるようになっている。このような光ピックアップとして、特許第3210249号公報に開示されたものがある。すなわち、この光ピックアップでは、対物レンズが取り付けられた対物レンズホルダーを支持するヨークの底面中央に球座部分が設けられ、ヨークを支持するフレームには、球座部分を摺動可能に支受する球座受けが設けられている。
【0003】
そして、ヨークの一方部分とそれに対応するフレームの部分にはヨークをフレーム側に付勢するばねが設けられ、ヨークの他方部分とそれに対応するフレームの部分にはヨークとフレームの間の角度を調節するためのねじが設けられている。このため、ねじを調節することにより、ヨークは球座部分を中心として回転しその傾斜角度を変えることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記光ピックアップでは、フレームに対してヨークをスムーズに回転させるためには、ヨークの球座部分とフレームの球座受けを精度良く一致するように形成する必要がある。このため、ヨークやフレームの製造に精度を要しコストも高くつくという問題が生じている。
【0005】
【発明の概要】
本発明は、上記問題に対処するためになされたもので、その目的は、精度を要せず簡単な構造で対物レンズが取り付けられる対物レンズホルダーの傾き調節ができ、かつその製造が安価につく光ピックアップを提供することである。
【0010】
上記の目的を達成するため、本発明にかかる光ピックアップの構成上の特徴は、対物レンズが取り付けられる対物レンズホルダーと、対物レンズがトラッキング方向およびフォーカシング方向に移動するように対物レンズホルダーを移動させる駆動機構と、対物レンズホルダーおよび駆動機構を支持するベース部とを備えた光ピックアップであって、対物レンズホルダーに軸受け穴を設け、この軸受け穴に下端部がベース部に支受され上端面に係合凹部が設けられた軸部を係合凹部を対物レンズホルダーの上面に露呈させて上下および回転方向に摺動可能に取り付けることによって対物レンズホルダーをベース部に支持させ、係合凹部に調節用治具を係合させて移動させることによりベース部に対する対物レンズホルダーの傾きを調節してベース部に軸部を固定したことにある。
【0011】
前記のように構成した本発明の光ピックアップでは、ベース部に対する対物レンズホルダーの傾きを精度よく調節することが可能になる。この場合の調節用治具としては、左右および前後の座標軸方向に移動可能になったホルダーを備えた装置を用い、そのホルダーに取り付けられる治具等を使用することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を図面を用いて説明する。図1および図2は、本発明にかかる光ピックアップ10を示している。この光ピックアップ10は、大まかに分けて対物レンズ11を備えた可動部12と、可動部12を支持するアクチュエータベース部13と、ばね14と、アクチュエータベース部13を保持するフレーム15とで構成されており、対物レンズ11に送られるレーザー光(図示せず)を対物レンズ11の上方に配置される光記録媒体に照射することにより光記録媒体に情報の記録・再生を行うものである。
【0013】
可動部12は、図3に示したように、対物レンズ11の他、対物レンズ11を取り付けるための対物レンズホルダー16と、対物レンズホルダー16に接着固定されるヨーク17と、ヨーク17に取り付けられる一対のマグネット18a,18bを備えており、これらを一体的に組み付けて構成されている。対物レンズホルダー16は、比重が小さく潤滑性が高く(摩擦抵抗が小さく)高剛性の樹脂材料で成形され、四角棒状の本体部16aの前端側(対物レンズ11側を前とする)に対物レンズ11を固定するための対物レンズ取付け部16bを形成して構成されている。対物レンズ取付け部16bは、平面視における前端側部分が前端に近づくに従って徐々に細くなった略半円状に形成され、本体部16a側部分が本体部16aよりも幅の広い面に形成されている。
【0014】
そして、対物レンズホルダー16の略中央位置に対応する本体部16aの部分に上下に貫通する軸受け穴19が設けられている。対物レンズ取付け部16bの中央部には、レーザー光を通すための孔20が上下に貫通して設けられ、その上端縁部には、対物レンズ11を固定するための取付用段部21が形成されている。また、本体部16aの後部側上面には本体部16aの前部側上面よりも少し高さが低くなった段部22が形成されている。なお、対物レンズ取付け部16bの下面は、前端側が上方に位置する傾斜面(図5参照)に形成されている。
【0015】
ヨーク17は、対物レンズホルダー16の本体部16aの両側面および底面を包み込むような縦断面形状が略M型の金属板で構成されている。すなわち、一定間隔を保って平行に配置された外側部23a,23bの上端部から互いに中央側に向って天井部24a,24bが延び、天井部24a,24bの端部から内側部25a,25bがそれぞれ外側部23a,23bと平行に設けられている。そして、両内側部25a,25bの端部を繋いで底面部26が設けられている。この底面26の中央部には、対物レンズホルダー16の軸受け穴19よりもやや直径の大きな挿通穴26aが設けられている。また、天井部24a,24bの後端側からは、互いの先端部が近づくような円弧状のバランサー27a,27bが延びている。
【0016】
可動部12を組み立てる際には、対物レンズホルダー16の取付用段部21に対物レンズ11を嵌合させるとともに接着剤を用いて対物レンズ11の周面と取付用段部21を接着して、対物レンズ11を対物レンズホルダー16に取り付ける。ついで、軸受け穴19とヨーク17の挿通穴26aを合わせるとともに、段部22にヨーク17のバランサー27a,27bをあわせて、ヨーク17の内側部25a,25bと底面部26で囲まれる部分に本体部16aを入れる。そして、その接触した部分を接着剤を用いて接着することにより対物レンズホルダー16をヨーク17に取り付ける。つぎに、ヨーク17の内側部25a,25bにおけるそれぞれの外側面(外側部23a,23bに対向する面)に、四角板状のマグネット18a,18bを接着剤を用いて接着することにより可動部12が組み立てられる。
【0017】
アクチュエータベース部13は、可動部12を支持するためのアクチュエータベース30と、アクチュエータベース30の上面に取り付けられる一対のコイルボビン31a,31b、コイルボビン31a,31bにそれぞれ取り付けられるフォーカスコイル32a,32b、各フォーカスコイル32a,32bにそれぞれ一対づつ取り付けられる二対のトラッキングコイル33a,34a,33b,34b、一対の調節ねじ35a,35bおよび軸部36を備えている。
【0018】
アクチュエータベース30は、非鉄材料からなる板で構成され、前部側の両側には、コイルボビン31a,31bを固定するための一対の孔(図示せず)がそれぞれ設けられ、その両一対の孔間における中央部に軸部36を固定するための嵌合穴37が設けられている。また、アクチュエータベース30の後部側の両側には、一対の調節ねじ35a,35bを挿通させるための挿通穴38a,38bが設けられている。なお、嵌合穴37の中心点と挿通穴38aの中心点を結ぶ線と、嵌合穴37の中心点と挿通穴38bの中心点を結ぶ線との角度は90度に設定されている。
【0019】
コイルボビン31a,31bは、それぞれ孔を介してアクチュエータベース30に固定され、上部側にはフォーカスコイル32a,32bを形成する導線を巻き付けるための支持片が取り付けられている。そして、コイルボビン31aの支持片に導線を巻き付けてフォーカスコイル32aが形成され、コイルボビン31bの支持片に導線を巻き付けてフォーカスコイル32bが形成されている。このフォーカスコイル32a,32bの内部側は上面が開口した空洞に形成され、フォーカスコイル32aの内部にはヨークの外側部23aが余裕を持って挿通でき、フォーカスコイル32bの内部にはヨークの外側部23bが余裕を持って挿通できるようになっている。なお、支持片の内側面には、マグネット18a,18bを引き付けるための鉄片が取り付けられている。
【0020】
さらに、フォーカスコイル32aの内側面(フォーカスコイル32bと対向する面)に一対のトラッキングコイル33a,34aが取り付けられ、フォーカスコイル32bの内側面(フォーカスコイル32aと対向する面)に一対のトラッキングコイル33b,34bが取り付けられている。このトラッキングコイル33a,34aおよびトラッキングコイル33b,34bはそれぞれ、フォーカスコイル32a,32bの隙間から突出する支持片に導線を巻き付けることによって四角リング状に形成されている。なお、ヨーク17、マグネット18a,18b、コイルボビン31a,31b、フォーカスコイル32a,32bおよびトラッキングコイル33a,34a,33b,34bで本発明の駆動機構が構成される。
【0021】
調節ねじ35a,35bは、頭部に六角穴もしくは十字穴等が設けられたねじで構成され、ねじ部分の直径が、挿通穴38a,38bを挿通できる大きさに設定されている。また、軸部36は、ステンレス材料からなる丸棒で構成され、上部側部分が直径が大きくなった摺接部36aに形成され、下部側部分が直径が小さくなった固定部36bに形成されている。そして、固定部36bの下端部は半球面に形成された支点軸部36cになっている。
【0022】
摺接部36aは周面が滑らかな面になるような加工が施されて、対物レンズホルダー16の軸受け穴19の周面に対して上下および回転方向に摺動可能になっている。固定部36bはアクチュエータベース30の嵌合穴37に嵌合して固定される大きさに設定されている。そして、固定部36bの長さは、固定部36bを嵌合穴37に嵌合させると、その下端部の支点軸部36c側がアクチュエータベース30の下面から突出するように設定されている。
【0023】
ばね14は、所定間隔を保って平行に配置された固定用水平片40a,40bと、固定用水平片40a,40bの対向する端面における前端部を連結し、その後端側が上方に付勢されたコ字状のばね部40cとを備えた板状のばねで構成されている。そして、固定用水平片40a,40bのそれぞれ前端側には調節ねじ35a,35bが挿通する挿通穴41a,41bが設けられている。また、フレーム15は、アルミニウム製の厚板で構成され、前端側の中央部には、軸部36の支点軸部36cを支えるための円錐形の支受凹部42が設けられ、後端側の両側には、調節ねじ35a,35bが螺合するねじ穴43a,43bが設けられている。
【0024】
フレーム15にアクチュエータベース部13を組み付ける際には、まず、コイルボビン31a,31b等が取り付けられたアクチュエータベース30の嵌合穴37に軸部36の固定部36bを固定する。ついで、ねじ穴43a,43bに挿通穴41a,41bを合わせて、フレーム15の上面にばね14を載せ、接着剤等を用いてばね14の固定用水平片40a,40bをフレーム15の上面に固定する。つぎに、アクチュエータベース30の下面から突出する軸部36の支点軸部36cを支受凹部42に係合させるとともに、ばね14の挿通穴41a,41bに挿通穴38a,38bを合わせて、フレーム15の上にアクチュエータベース30等を配置する。
【0025】
そして、調節ねじ35a,35bを、それぞれ対応するアクチュエータベース30の挿通穴38a,38bおよびばね14の挿通穴41a,41bを挿通させてフレーム15のねじ穴43a,43bに螺合させる。これによって、図4に示したように、アクチュエータベース部13、ばね14およびフレーム15が組み付けられる。この場合、アクチュエータベース30の傾斜角度は、調節ねじ35a,35bとねじ穴43a,43bが螺合する位置によって調節される。すなわち、アクチュエータベース30は、前端側中央部を軸部36の支点軸部36cによって支持され、後端側をばね14によって上方に付勢された状態で支持される。そして、調節ねじ35a,35bをねじ穴43a,43bに螺合させると、調節ねじ35a,35bはばね14の弾性に抗してアクチュエータベース30の後端側を下方に移動させる。
【0026】
したがって、支点軸部36cによって支持されるアクチュエータベース30の前端側中央部の高さを基準として、それよりもアクチュエータベース30の後端側の高さが高くなるように調節ねじ35a,35bを回転すると、アクチュエータベース30は前側が低くなる傾斜角度に傾く。逆に、アクチュエータベース30の後端側の高さが低くなるように調節ねじ35a,35bを回転すると、アクチュエータベース30は前側が高くなる傾斜角度に傾く。
【0027】
そして、このように組み付けられたアクチュエータベース部13等における軸部36の摺接部36aに、対物レンズホルダー16の軸受け穴19およびヨーク17の軸受け穴26aを挿通させるとともに、ヨーク17の外側部23a,23bをそれぞれ対応するフォーカスコイル32a,32bの内部に挿通させることにより、図1に示した光ピックアップ10が得られる。なお、フォーカスコイル32a,32bおよびトラッキングコイル33a,34a,33b,34bには、リード線またはフレキシブル基板(図示せず)が接続されており、これを介して通電が可能になっている。
【0028】
また、ヨーク17に取り付けられたマグネット18a,18bは、それぞれ対応するフォーカスコイル32a,32bおよびトラッキングコイル33a,34a,33b,34bと対向する位置にある。したがって、通常は、マグネット18a,18bとコイルボビン31a,31bの鉄片とが引き合って、可動部12は中立位置に保持される。そして、フォーカスコイル32a,32bおよびトラッキングコイル33a,34a,33b,34bに通電すると、マグネット18a,18bの磁界が存在するためフレミングの左手の法則による力が発生し、可動部12は、軸部36の軸方向に沿って上下に移動したり、軸回りに沿って回転したりする。すなわち、フォーカスコイル32a,32bの通電とマグネット18a,18bの磁界により発生した力によって可動部12は上下に移動し、トラッキングコイル33a,34a,33b,34bの通電とマグネット18a,18bの磁界により発生した力によって可動部12は回転する。
【0029】
このように構成された光ピックアップ10を使用する際には、図5に示したように、調節ねじ35a,35bを回転させることにより上下(矢印aの方向)に移動させる。これによって、ばね14のばね部40cも上下に移動し、アクチュエータベース30の後端部を矢印bのように支点軸部36cを中心とした円弧状に上下移動させる。これに伴って、可動部12も矢印cのように支点軸部36cを中心として回転し傾斜角度が変化する。この調節ねじ35a,35bの回転操作によって、可動部12の傾斜角度を適正な状態にする。
【0030】
そして、対物レンズ11の上方における所定箇所に、コンパクトディスクやディジタルビデオディスク等の光記録媒体を配置して、光ピックアップ10を備えた装置にスイッチを入れ、光記録媒体を回転させるとともにフォーカスコイル32a,32bおよびトラッキングコイル33a,34a,33b,34bに通電する。これによって、可動部12は、対物レンズ11によって集光されるレーザー光の焦点を光記録媒体の表面に追従させるように移動して、光記録媒体に情報を記録させたり光記録媒体に記録された情報を再生させたりする。
【0031】
このように、この光ピックアップ10では、可動部12を支持するアクチュエータベース部13は、前端側が軸部36の支点軸部36cに支持され、後端側が、ばね14、調節ねじ35a,35b、挿通穴38a,38b、挿通穴41a,41bおよびねじ穴43a,43bで構成される傾き調節機構に支持されている。そして、調節ねじ35a,35bを回転操作して上下方向に移動させることにより可動部12の傾きを調節するようになっている。したがって、軸部36の支点軸部36cは、特に精度を必要とせず、支点となってフレーム15の上面に当接できるものであればよい。したがって、製造が簡単になるとともに安価につく。また、ヨーク17には、バランサー27a,27bが設けられて、可動部12の前後の重さに差異が生じなくしている。これによって、可動部12はバランスのとれた適正な状態に維持される。
【0032】
なお、前述した光ピックアップ10は、適宜変更実施が可能である。例えば、軸部36は、摺接部36aと固定部36bとで構成し、支点軸部36cは別体のもので構成することもできる。また、支点軸部36cの形状は、円錐状に形成したものでもよいし、調節ねじ35a,35bによってアクチュエータベース30に横ずれが生じない構造になっていれば、フレーム15の支受凹部42は設けなくともよい。
【0033】
また、ばね14に代えて一対のコイルばねを用いることもできる。この場合、アクチュエータベース30とフレーム15の後端側の両側における互いに対向する部分に位置決め用の凹部を設け、各コイルばねの両端をそれぞれ対応する凹部に係合させる。これによっても、ばね14を用いた場合と同様の作用効果を得ることができる。
【0034】
本発明の他の実施形態による光ピックアップ50を図6に示している。この光ピックアップ50は、前述した光ピックアップ10と比較して、ばね14、フレーム15、調節ねじ35a,35bおよび挿通穴38a,38bを備えていない。そして、アクチュエータベース51には、嵌合穴37に代えて、上面開口の直径が下面開口の直径よりも小さくなった支持穴52が設けられている。なお、このアクチュエータベース51では、孔53a,54a,53b,54bが露呈している。
【0035】
また、軸部55は、上部側の摺接部55aの上端面に円錐状の係合凹部56が設けられ、下部側は細径で長さの短い支点軸部55bに形成されている。それ以外の部分の構成については、光ピックアップ10と同様である。したがって、同一部分に同一符号を記している。
【0036】
そして、光ピックアップ50を組み付ける際には、図7に示したように、軸部55を可動部12に取り付け、軸部55の支点軸部55bをアクチュエータベース51の支持穴52に挿入する。この場合、支持穴52は下部側の直径が大きくなっているため、軸部55は支持穴52を中心として傾動可能になっている。つぎに、XYテーブル装置(図示せず)の治具取り付け部分に取り付けた調節用治具57を軸部55の係合凹部56に係合させ、XYテーブル装置を駆動させることにより、調節用治具57を矢印dの方向および矢印dと同一水平面上で直交する方向に移動させる。これによって、可動部12は矢印fのように、支持穴52を中心として傾動する。
【0037】
そして、可動部12の傾斜角度が適正になったところで、調節用治具57の移動を停止させ、図8に示したように、軸部55の支点軸部55bとアクチュエータベース51の支持穴52の部分を接着剤で固定した固定部58に形成して光ピックアップ50が得られる。この光ピックアップ50では、可動部12が精度よくアクチュエータベース51に固定されるため、製造後の傾斜角度の調節が不要になる。また、部品点数が少なくなり、安価に製造することができる。それ以外の作用効果については、光ピックアップ10と同様である。なお、固定部58の形成については、接着剤を用いる他、ハンダやUV硬化樹脂を用いることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態による光ピックアップを示す斜視図である。
【図2】 図1に示した光ピックアップの一部を分解した斜視図である。
【図3】 可動部の分解斜視図である。
【図4】 アクチュエータベース側に可動部を取り付ける状態を示す斜視図である。
【図5】 可動部の傾斜角を調節する状態を示した縦断面図である。
【図6】 他の実施形態による光ピックアップの一部を分解した斜視図である。
【図7】 図6に示した光ピックアップにおける可動部の傾斜角を調節する状態を示した縦断面図である。
【図8】 図6に示した光ピックアップを組み付けた状態を示す縦断面図である。
【符号の説明】
10,50…光ピックアップ、11…対物レンズ、12…可動部、14…ばね、15…フレーム、16…対物レンズホルダー、17…ヨーク、18a,18b…マグネット、19…軸受け穴、20…孔、21…取付用段部、30…アクチュエータベース、31a,31b…コイルボビン、32a,32b…フォーカスコイル、33a,33b,34a,34b…トラッキングコイル、35a,35b…調節ねじ、36,55…軸部、36c…支点軸部、37…嵌合穴、38a,38b,41a,41b…挿通穴、43a,43b…ねじ穴、52…支持穴、55b…支点軸部、56…係合凹部、57…調節用治具。

Claims (1)

  1. 対物レンズが取り付けられる対物レンズホルダーと、
    前記対物レンズがトラッキング方向およびフォーカシング方向に移動するように前記対物レンズホルダーを移動させる駆動機構と、
    前記対物レンズホルダーおよび前記駆動機構を支持するベース部とを備えた光ピックアップであって、
    前記対物レンズホルダーに軸受け穴を設け、この軸受け穴に、下端部が前記ベース部に支受され上端面に係合凹部が設けられた軸部を、前記係合凹部を前記対物レンズホルダーの上面に露呈させて上下および回転方向に摺動可能に取り付けることによって前記対物レンズホルダーを前記ベース部に支持させ、
    前記係合凹部に調節用治具を係合させて移動させることにより前記ベース部に対する前記対物レンズホルダーの傾きを調節して、前記ベース部に前記軸部を固定したことを特徴とする光ピックアップ。
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