JPH09219033A - レーザホルダ装置 - Google Patents
レーザホルダ装置Info
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- JPH09219033A JPH09219033A JP8289315A JP28931596A JPH09219033A JP H09219033 A JPH09219033 A JP H09219033A JP 8289315 A JP8289315 A JP 8289315A JP 28931596 A JP28931596 A JP 28931596A JP H09219033 A JPH09219033 A JP H09219033A
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- semiconductor laser
- convex portion
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- laser
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 適正な強度分布と収差補正をなすための調整
が可能となるレーザホルダを提供する。 【解決手段】 半導体レーザ素子を光ピックアップ筐体
に固着するレーザホルダ装置であって、半導体レーザ素
子を保持する凸部を有する第1の保持部材と、第1の保
持部材を凸部を介して嵌め込むための凹部を有し該凹部
にて第1の保持部材を嵌め込んだ状態で光ピックアップ
筐体に接合する第2の保持部材とからなり、第1の保持
部材における凸部と第2の保持部材における凹部とに、
半導体レーザ素子の放射基準面に対する法線方向に同じ
曲率の円弧部を有する構成となっている。半導体レーザ
素子の放射基準面に対する法線方向に同じ曲率の円弧部
を有しているため、第1保持部材と第2保持部材の嵌合
状態を円弧に沿って調整できる。したがって、第2保持
部材とピックアップ筐体との接合面(X−Y平面)にお
ける2次元的な調整に加えて、放射基準面に対する法線
方向への調整が可能となり、強度分布の調整と収差補正
を両立することができる。
が可能となるレーザホルダを提供する。 【解決手段】 半導体レーザ素子を光ピックアップ筐体
に固着するレーザホルダ装置であって、半導体レーザ素
子を保持する凸部を有する第1の保持部材と、第1の保
持部材を凸部を介して嵌め込むための凹部を有し該凹部
にて第1の保持部材を嵌め込んだ状態で光ピックアップ
筐体に接合する第2の保持部材とからなり、第1の保持
部材における凸部と第2の保持部材における凹部とに、
半導体レーザ素子の放射基準面に対する法線方向に同じ
曲率の円弧部を有する構成となっている。半導体レーザ
素子の放射基準面に対する法線方向に同じ曲率の円弧部
を有しているため、第1保持部材と第2保持部材の嵌合
状態を円弧に沿って調整できる。したがって、第2保持
部材とピックアップ筐体との接合面(X−Y平面)にお
ける2次元的な調整に加えて、放射基準面に対する法線
方向への調整が可能となり、強度分布の調整と収差補正
を両立することができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光学式情報読み取
り装置における光ピックアップ装置に関わり、特に、情
報記録用及び情報読み取り用のレーザビームを発生する
半導体レーザ素子を保持して光ピックアップ筐体に固着
するレーザホルダ装置の改良に関する。
り装置における光ピックアップ装置に関わり、特に、情
報記録用及び情報読み取り用のレーザビームを発生する
半導体レーザ素子を保持して光ピックアップ筐体に固着
するレーザホルダ装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】図11に一般的な光ピックアップの構成
を示す。図11において、半導体レーザ素子2から放射
されたレーザビームは、コリメータレンズ4によって平
行光とされ、整形プリズム5に入射すると共に、その一
部がモニタ用フォトダイオード11に入射する。整形プ
リズム5に入射したレーザビームは、整形プリズムによ
るビーム整形及び非点収差補正を受けて円形ビームに整
形された後、反射ミラー6によって図示しない光ディス
クの記録面(紙面と平行な面)に対して垂直に入射する
方向に進路転換され、対物レンズ7を介してディスク記
録面上に集光する。モニタ用フォトダイオード11で受
光されたビームは電気信号に変換され、半導体レーザ素
子を制御して所定のレーザパワーを出力するためのパワ
ー制御回路(図示せず)の制御信号として使用される。
を示す。図11において、半導体レーザ素子2から放射
されたレーザビームは、コリメータレンズ4によって平
行光とされ、整形プリズム5に入射すると共に、その一
部がモニタ用フォトダイオード11に入射する。整形プ
リズム5に入射したレーザビームは、整形プリズムによ
るビーム整形及び非点収差補正を受けて円形ビームに整
形された後、反射ミラー6によって図示しない光ディス
クの記録面(紙面と平行な面)に対して垂直に入射する
方向に進路転換され、対物レンズ7を介してディスク記
録面上に集光する。モニタ用フォトダイオード11で受
光されたビームは電気信号に変換され、半導体レーザ素
子を制御して所定のレーザパワーを出力するためのパワ
ー制御回路(図示せず)の制御信号として使用される。
【0003】一方、光ディスクで反射した光は、上記進
路の逆を辿り、対物レンズ7、反射ミラー6、整形プリ
ズム5を通過した後、検出レンズ8、非点収差発生用レ
ンズ9を介して受光用フォトダイオード10に導かれ、
受光用フォトダイオード10にて電気信号に変換され
る。
路の逆を辿り、対物レンズ7、反射ミラー6、整形プリ
ズム5を通過した後、検出レンズ8、非点収差発生用レ
ンズ9を介して受光用フォトダイオード10に導かれ、
受光用フォトダイオード10にて電気信号に変換され
る。
【0004】これら光学素子を光ピックアップ筐体1に
組み込むことによりピックアップ装置を構成するのであ
る。筐体への組み込みを行う際、半導体レーザ素子2と
コリメータレンズ4、対物レンズ7等の他の光学素子と
の間の取り付け誤差に起因する、光軸中心のずれによっ
て生じるレーザビームの対物レンズ上での強度分布ずれ
を補正する必要がある。このため、半導体レーザ素子2
は、図10に示すレーザホルダ3に嵌合した状態で光ピ
ックアップ筐体1に固着される構成が採用され、光ピッ
クアップ筐体1と固着される際に、半導体レーザ素子2
を含むレーザホルダ3を図9に示すように放射基準面R
と平行な平面(X−Y平面)で動かして、対物レンズの
光軸中心が強度分布の中心となるように調整がなされた
後、ねじによって筐体に固着される。
組み込むことによりピックアップ装置を構成するのであ
る。筐体への組み込みを行う際、半導体レーザ素子2と
コリメータレンズ4、対物レンズ7等の他の光学素子と
の間の取り付け誤差に起因する、光軸中心のずれによっ
て生じるレーザビームの対物レンズ上での強度分布ずれ
を補正する必要がある。このため、半導体レーザ素子2
は、図10に示すレーザホルダ3に嵌合した状態で光ピ
ックアップ筐体1に固着される構成が採用され、光ピッ
クアップ筐体1と固着される際に、半導体レーザ素子2
を含むレーザホルダ3を図9に示すように放射基準面R
と平行な平面(X−Y平面)で動かして、対物レンズの
光軸中心が強度分布の中心となるように調整がなされた
後、ねじによって筐体に固着される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、半導体レー
ザ素子は、およそ300μm角のレーザチップを直径
5.6mm〜9mmほどのステム(台座)上に載置し、
放射基準面Rにガラスを配したキャップを取り付けるこ
とによりパッケージ化したものである。このため、レー
ザチップのステム上への取り付け状態に応じて、レーザ
チップから放射されるレーザビームの光軸と放射基準面
Rの関係は垂直からずれることがある(以下、垂直関係
からずれることをLD放射角ずれと称す)。LD放射角
ずれがある場合、放射基準面Rに平行なX−Y平面での
調整によってレーザビームの強度分布ずれを調整すると
対物レンズの光軸中心とレーザビームの発光点がずれる
ことになり、ディスク上に照射されたビームには波面収
差が発生する。また、放射基準面Rに平行なX−Y平面
での調整によって、波面収差をなくすようにレンズの光
軸中心とレーザビームの発光点を一致させるとレーザビ
ームの強度分布がずれてしまう。つまり、LD放射角ず
れがあるとX−Y平面における調整では、収差が無くな
る位置は強度分布がずれてしまい、逆に、強度分布が合
う位置では、収差が発生することになり、収差の調整と
強度分布の調整の両方は成立しない。収差や強度分布ず
れがあると、ディスク上でレーザビームを絞りきれなく
なるため、特に高密度記録されるDVD(デジタルビデ
オディスク)等を記録再生する光ピックアップでは、L
D放射角ずれに対する補正が必要である。本発明の目的
は、LD放射角ずれがあっても、収差の調整と強度分布
の調整の両方が可能となるレーザホルダ装置を提供する
ことにある。
ザ素子は、およそ300μm角のレーザチップを直径
5.6mm〜9mmほどのステム(台座)上に載置し、
放射基準面Rにガラスを配したキャップを取り付けるこ
とによりパッケージ化したものである。このため、レー
ザチップのステム上への取り付け状態に応じて、レーザ
チップから放射されるレーザビームの光軸と放射基準面
Rの関係は垂直からずれることがある(以下、垂直関係
からずれることをLD放射角ずれと称す)。LD放射角
ずれがある場合、放射基準面Rに平行なX−Y平面での
調整によってレーザビームの強度分布ずれを調整すると
対物レンズの光軸中心とレーザビームの発光点がずれる
ことになり、ディスク上に照射されたビームには波面収
差が発生する。また、放射基準面Rに平行なX−Y平面
での調整によって、波面収差をなくすようにレンズの光
軸中心とレーザビームの発光点を一致させるとレーザビ
ームの強度分布がずれてしまう。つまり、LD放射角ず
れがあるとX−Y平面における調整では、収差が無くな
る位置は強度分布がずれてしまい、逆に、強度分布が合
う位置では、収差が発生することになり、収差の調整と
強度分布の調整の両方は成立しない。収差や強度分布ず
れがあると、ディスク上でレーザビームを絞りきれなく
なるため、特に高密度記録されるDVD(デジタルビデ
オディスク)等を記録再生する光ピックアップでは、L
D放射角ずれに対する補正が必要である。本発明の目的
は、LD放射角ずれがあっても、収差の調整と強度分布
の調整の両方が可能となるレーザホルダ装置を提供する
ことにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明による請求項1記載のレーザホルダ装置は、
半導体レーザ素子を嵌合保持する凸部を有する第1の保
持部材と、第1の保持部材の凸部と嵌合する凹部を有
し、当該凹部にて凸部と嵌合した状態で光ピックアップ
筐体に固着せしめられる第2の保持部材と、からなり、
凸部は半導体レーザ素子の放射基準面に対する法線方向
に沿って円弧を描く曲面を有すると共に、凹部は曲面の
少なくとも一部と接合するように形成された接合部を有
することを特徴とする。請求項2に記載の発明によるレ
ーザホルダ装置は、請求項1に記載のレーザホルダ装置
であって、接合部が、前記曲面と同じ曲率を有する曲面
からなることを特徴とする。請求項3に記載の発明によ
るレーザホルダ装置は、請求項1に記載のレーザホルダ
装置であって、接合部が、前記曲面の曲率中心を頂点と
する円錐体の底面の円周部を形成することを特徴とす
る。
に、本発明による請求項1記載のレーザホルダ装置は、
半導体レーザ素子を嵌合保持する凸部を有する第1の保
持部材と、第1の保持部材の凸部と嵌合する凹部を有
し、当該凹部にて凸部と嵌合した状態で光ピックアップ
筐体に固着せしめられる第2の保持部材と、からなり、
凸部は半導体レーザ素子の放射基準面に対する法線方向
に沿って円弧を描く曲面を有すると共に、凹部は曲面の
少なくとも一部と接合するように形成された接合部を有
することを特徴とする。請求項2に記載の発明によるレ
ーザホルダ装置は、請求項1に記載のレーザホルダ装置
であって、接合部が、前記曲面と同じ曲率を有する曲面
からなることを特徴とする。請求項3に記載の発明によ
るレーザホルダ装置は、請求項1に記載のレーザホルダ
装置であって、接合部が、前記曲面の曲率中心を頂点と
する円錐体の底面の円周部を形成することを特徴とす
る。
【0007】請求項4に記載の発明によるレーザホルダ
装置は、半導体レーザ素子を嵌合保持する凸部を有する
第1の保持部材と、第1の保持部材の凸部と嵌合する凹
部を有し、当該凹部にて凸部と嵌合した状態で光ピック
アップ筐体に固着せしめられる第2の保持部材と、から
なり、凹部は半導体レーザ素子の放射基準面に対する法
線方向に沿って円弧を描く曲面を有すると共に、凸部は
曲面の少なくとも一部と接合するように形成された接合
部を有することを特徴とする。請求項5に記載の発明に
よるレーザホルダ装置は、請求項4に記載のレーザホル
ダ装置であって、接合部が、前記曲面と同じ曲率を有す
る曲面からなることを特徴とする。請求項6に記載の発
明によるレーザホルダ装置は、請求項4に記載のレーザ
ホルダ装置であって、接合部が、前記曲面の曲率中心を
頂点とする円錐体の底面の円周部を形成することを特徴
とする。
装置は、半導体レーザ素子を嵌合保持する凸部を有する
第1の保持部材と、第1の保持部材の凸部と嵌合する凹
部を有し、当該凹部にて凸部と嵌合した状態で光ピック
アップ筐体に固着せしめられる第2の保持部材と、から
なり、凹部は半導体レーザ素子の放射基準面に対する法
線方向に沿って円弧を描く曲面を有すると共に、凸部は
曲面の少なくとも一部と接合するように形成された接合
部を有することを特徴とする。請求項5に記載の発明に
よるレーザホルダ装置は、請求項4に記載のレーザホル
ダ装置であって、接合部が、前記曲面と同じ曲率を有す
る曲面からなることを特徴とする。請求項6に記載の発
明によるレーザホルダ装置は、請求項4に記載のレーザ
ホルダ装置であって、接合部が、前記曲面の曲率中心を
頂点とする円錐体の底面の円周部を形成することを特徴
とする。
【0008】
【作用】請求項1記載のレーザホルダ装置においては、
第1の保持部材は、情報読み取り用のレーザビームを発
生する半導体レーザ素子を凸部において直接保持する。
第2の保持部材は第1の保持部材の凸部を嵌め込むため
の凹部を介して間接的に半導体レーザ素子を保持する。
そして半導体レーザ素子は、第1及び第2の保持部材を
介して光ピックアップ筐体に固着される。第1の保持部
材における凸部及び第2の保持部材における凹部には、
半導体レーザ素子の放射基準面Rに対する法線方向に沿
って円弧を描く曲面を有すると共に、凹部は曲面の少な
くとも一部と接合するように形成された接合部を有して
いるため、第1保持部材と第2保持部材の嵌合状態を円
弧に沿って調整できる。したがって、第2保持部材と光
ピックアップ筐体との接合面(X−Y平面)における2
次元的な調整に加えて、放射基準面Rに対する法線方向
への調整が可能となり、強度分布と収差補正を両立する
ことができる。
第1の保持部材は、情報読み取り用のレーザビームを発
生する半導体レーザ素子を凸部において直接保持する。
第2の保持部材は第1の保持部材の凸部を嵌め込むため
の凹部を介して間接的に半導体レーザ素子を保持する。
そして半導体レーザ素子は、第1及び第2の保持部材を
介して光ピックアップ筐体に固着される。第1の保持部
材における凸部及び第2の保持部材における凹部には、
半導体レーザ素子の放射基準面Rに対する法線方向に沿
って円弧を描く曲面を有すると共に、凹部は曲面の少な
くとも一部と接合するように形成された接合部を有して
いるため、第1保持部材と第2保持部材の嵌合状態を円
弧に沿って調整できる。したがって、第2保持部材と光
ピックアップ筐体との接合面(X−Y平面)における2
次元的な調整に加えて、放射基準面Rに対する法線方向
への調整が可能となり、強度分布と収差補正を両立する
ことができる。
【0009】請求項2に記載の発明によるレーザホルダ
装置では、接合部が、前記曲面と同じ曲率を有する曲面
からなるようにしたので、放射基準面Rに対する法線方
向への調整を円滑に行うことが可能となり、強度分布と
収差補正を両立することができる。請求項3に記載の発
明によるレーザホルダ装置では、接合部が、前記曲面の
曲率中心を頂点とする円錐体の底面の円周部を形成する
ようにしたので、放射基準面Rに対する法線方向への調
整を円滑に行うことが可能となり、強度分布と収差補正
を両立することができる。
装置では、接合部が、前記曲面と同じ曲率を有する曲面
からなるようにしたので、放射基準面Rに対する法線方
向への調整を円滑に行うことが可能となり、強度分布と
収差補正を両立することができる。請求項3に記載の発
明によるレーザホルダ装置では、接合部が、前記曲面の
曲率中心を頂点とする円錐体の底面の円周部を形成する
ようにしたので、放射基準面Rに対する法線方向への調
整を円滑に行うことが可能となり、強度分布と収差補正
を両立することができる。
【0010】請求項4に記載の発明によるレーザホルダ
装置では、凹部を半導体レーザ素子の放射基準面に対す
る法線方向に沿って円弧を描く曲面を有するようになす
と共に、凸部は曲面の少なくとも一部と接合するように
形成された接合部を有するようにしたので、放射基準面
Rに対する法線方向への調整を円滑に行うことが可能と
なり、強度分布と収差補正を両立することができる。請
求項5に記載の発明によるレーザホルダ装置は、接合部
が、前記曲面と同じ曲率を有する曲面からなるようにし
たので、放射基準面Rに対する法線方向への調整を円滑
に行うことが可能となり、強度分布と収差補正を両立す
ることができる。請求項6に記載の発明によるレーザホ
ルダ装置は、接合部が、前記曲面の曲率中心を頂点とす
る円錐体の底面の円周部を形成するようにしたので、放
射基準面Rに対する法線方向への調整を円滑に行うこと
が可能となり、強度分布と収差補正を両立することがで
きる。
装置では、凹部を半導体レーザ素子の放射基準面に対す
る法線方向に沿って円弧を描く曲面を有するようになす
と共に、凸部は曲面の少なくとも一部と接合するように
形成された接合部を有するようにしたので、放射基準面
Rに対する法線方向への調整を円滑に行うことが可能と
なり、強度分布と収差補正を両立することができる。請
求項5に記載の発明によるレーザホルダ装置は、接合部
が、前記曲面と同じ曲率を有する曲面からなるようにし
たので、放射基準面Rに対する法線方向への調整を円滑
に行うことが可能となり、強度分布と収差補正を両立す
ることができる。請求項6に記載の発明によるレーザホ
ルダ装置は、接合部が、前記曲面の曲率中心を頂点とす
る円錐体の底面の円周部を形成するようにしたので、放
射基準面Rに対する法線方向への調整を円滑に行うこと
が可能となり、強度分布と収差補正を両立することがで
きる。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明に好適な実施形態につい
て、図面に基づいて説明する。図1は半導体レーザ素子
2を直接的に保持する第1の保持部材である第1ホルダ
3aの構成図を示し、図2は第1ホルダと嵌合して間接
的に半導体レーザ素子を保持する第2の保持部材である
第2ホルダ3bの構成図を示す。また、図3には第1ホ
ルダ3aと第2ホルダ3bを嵌合した本発明のレーザホ
ルダ装置の構成図を示す。図中3a1,3a2,3b
1,3b2は後述するLD放射角ずれの調整をなすため
の調整用ねじを通す穴部である。3a3は、第1ホルダ
と第2ホルダを互いに付勢するためのばね及びその付勢
用ねじを通す穴部を形成し、その凸部は付勢用ねじと螺
合するねじ穴を有している。3a4は、半導体レーザ素
子2を挿入するための穴部であり、この穴部3a4にお
いて半導体レーザ素子2はZ軸方向にレーザビームが放
射されるように放射基準面Rが向けられた状態に配置さ
れる。3a5は挿入された半導体レーザ素子2を保持す
るための凸部であり、この凸部3a5と第2ホルダ3b
の凹部3b5とが嵌合されて、図3に示すレーザホルダ
装置を構成するのである。
て、図面に基づいて説明する。図1は半導体レーザ素子
2を直接的に保持する第1の保持部材である第1ホルダ
3aの構成図を示し、図2は第1ホルダと嵌合して間接
的に半導体レーザ素子を保持する第2の保持部材である
第2ホルダ3bの構成図を示す。また、図3には第1ホ
ルダ3aと第2ホルダ3bを嵌合した本発明のレーザホ
ルダ装置の構成図を示す。図中3a1,3a2,3b
1,3b2は後述するLD放射角ずれの調整をなすため
の調整用ねじを通す穴部である。3a3は、第1ホルダ
と第2ホルダを互いに付勢するためのばね及びその付勢
用ねじを通す穴部を形成し、その凸部は付勢用ねじと螺
合するねじ穴を有している。3a4は、半導体レーザ素
子2を挿入するための穴部であり、この穴部3a4にお
いて半導体レーザ素子2はZ軸方向にレーザビームが放
射されるように放射基準面Rが向けられた状態に配置さ
れる。3a5は挿入された半導体レーザ素子2を保持す
るための凸部であり、この凸部3a5と第2ホルダ3b
の凹部3b5とが嵌合されて、図3に示すレーザホルダ
装置を構成するのである。
【0012】ここで、凸部3a5と凹部3b5との接合
面は、同じ曲率の球の一部である円弧面を形成してい
る。好ましくは半導体レーザ素子2のレーザ放射位置、
すなわち、レーザチップの載置位置となるO点を中心と
する球形状に基づく円弧面が良い。このように第1ホル
ダと第2ホルダを嵌合する接合面を円弧状に球面加工す
ることにより、円弧面に沿って第1ホルダを摺動するこ
とができるので、第1ホルダに保持された半導体レーザ
素子から放射されるレーザビームの傾きを図4に示すよ
うにZ軸を中心軸とする円錐形状の範囲に亘って変える
ことができるのである。
面は、同じ曲率の球の一部である円弧面を形成してい
る。好ましくは半導体レーザ素子2のレーザ放射位置、
すなわち、レーザチップの載置位置となるO点を中心と
する球形状に基づく円弧面が良い。このように第1ホル
ダと第2ホルダを嵌合する接合面を円弧状に球面加工す
ることにより、円弧面に沿って第1ホルダを摺動するこ
とができるので、第1ホルダに保持された半導体レーザ
素子から放射されるレーザビームの傾きを図4に示すよ
うにZ軸を中心軸とする円錐形状の範囲に亘って変える
ことができるのである。
【0013】図5に半導体レーザ素子2を含む本発明の
レーザホルダ装置を第1ホルダ3a側からみた斜視図を
示す。第1ホルダ3aと第2ホルダ3bは、凸部3b3
(図3参照)に巻回されたばね304とそのばねに付勢
力を持たせるためのねじ303とによって互いに付勢し
合っている。この状態において放射角調整用ねじ301
及び302を締め付けたり、緩めたりすることによって
レーザビームの出射角度を調整できるのである。
レーザホルダ装置を第1ホルダ3a側からみた斜視図を
示す。第1ホルダ3aと第2ホルダ3bは、凸部3b3
(図3参照)に巻回されたばね304とそのばねに付勢
力を持たせるためのねじ303とによって互いに付勢し
合っている。この状態において放射角調整用ねじ301
及び302を締め付けたり、緩めたりすることによって
レーザビームの出射角度を調整できるのである。
【0014】次に、本発明のレーザホルダ装置を用いた
光ピックアップ装置における収差調整と強度分布の調整
のやり方について説明する。調整は、図6に示すよう
に、レーザホルダを光ピックアップ筐体1に固定する際
に成される。まず、対物レンズ7の入射瞳位置に光検出
器を備えた位置検出器(図示せず)を配置し、半導体レ
ーザ素子2から出射されたレーザビームの強度分布がほ
ぼ最適となる位置、すなわち、位置検出器からの出力信
号を観察しながら、入射瞳のほぼ中心に最も強い光が照
射されるように、レーザホルダと光ピックアップ筐体の
接合面(X−Y平面)に沿ってレーザホルダを動かす。
次に、対物レンズを介して出射する出射光を干渉計(図
示せず)に取り込み、半導体レーザ素子2の出射光と所
定の基準光との干渉縞を観察する。干渉光の位相が揃い
(null状態)所定の干渉縞となるように、再度X−
Y平面に沿ってレーザホルダを動かす。null状態
は、収差を解消したことを示すから、このnull状態
となる位置でレーザホルダを光ピックアップ筐体に固着
する。最後に、ねじ301,302(図5)の締め具合
を調整することによって半導体レーザ素子2から出射す
るレーザビームの出射角度を調整し、対物レンズの入射
瞳のほぼ中心に最も強い光が照射される位置、つまり、
最適な強度分布位置を得る。以上の手順により光ピック
アップ装置における収差補正と強度分布の調整を行うこ
とができる。
光ピックアップ装置における収差調整と強度分布の調整
のやり方について説明する。調整は、図6に示すよう
に、レーザホルダを光ピックアップ筐体1に固定する際
に成される。まず、対物レンズ7の入射瞳位置に光検出
器を備えた位置検出器(図示せず)を配置し、半導体レ
ーザ素子2から出射されたレーザビームの強度分布がほ
ぼ最適となる位置、すなわち、位置検出器からの出力信
号を観察しながら、入射瞳のほぼ中心に最も強い光が照
射されるように、レーザホルダと光ピックアップ筐体の
接合面(X−Y平面)に沿ってレーザホルダを動かす。
次に、対物レンズを介して出射する出射光を干渉計(図
示せず)に取り込み、半導体レーザ素子2の出射光と所
定の基準光との干渉縞を観察する。干渉光の位相が揃い
(null状態)所定の干渉縞となるように、再度X−
Y平面に沿ってレーザホルダを動かす。null状態
は、収差を解消したことを示すから、このnull状態
となる位置でレーザホルダを光ピックアップ筐体に固着
する。最後に、ねじ301,302(図5)の締め具合
を調整することによって半導体レーザ素子2から出射す
るレーザビームの出射角度を調整し、対物レンズの入射
瞳のほぼ中心に最も強い光が照射される位置、つまり、
最適な強度分布位置を得る。以上の手順により光ピック
アップ装置における収差補正と強度分布の調整を行うこ
とができる。
【0015】次に、他の実施の形態について図7及び図
8を用いて説明する。図7及び図8は、他の実施形態の
レーザホルダ装置の構成を示す図である。図7(a)
は、レーザホルダの断面図であり、図7(b)は、その
接合部の拡大図である。これは、図3の接合部の凹部の
曲面の範囲をさらに小さくしたものであり、図7(b)
の接合部拡大図から分かるように、凹部703b5は凸
部3a5と、より少ない部分で接合している。すなわ
ち、凹部703b5は、凸部3a5と円形の線状に接合
し、相互の摩擦力を軽減し円滑な調整ができるように構
成されている。 言い換えれば、凸部3a5は、半導体
レーザ素子の放射基準面に対する法線方向に沿って円弧
を描く曲面を形成し、凹部703b5はその曲面の一部
と接合するように形成されている。凸部3a5と凹部7
03b5の接合部は、凸部3a5の曲面の曲率中心を頂
点とする円錐体の底面の円周部を形成するように構成さ
れる。
8を用いて説明する。図7及び図8は、他の実施形態の
レーザホルダ装置の構成を示す図である。図7(a)
は、レーザホルダの断面図であり、図7(b)は、その
接合部の拡大図である。これは、図3の接合部の凹部の
曲面の範囲をさらに小さくしたものであり、図7(b)
の接合部拡大図から分かるように、凹部703b5は凸
部3a5と、より少ない部分で接合している。すなわ
ち、凹部703b5は、凸部3a5と円形の線状に接合
し、相互の摩擦力を軽減し円滑な調整ができるように構
成されている。 言い換えれば、凸部3a5は、半導体
レーザ素子の放射基準面に対する法線方向に沿って円弧
を描く曲面を形成し、凹部703b5はその曲面の一部
と接合するように形成されている。凸部3a5と凹部7
03b5の接合部は、凸部3a5の曲面の曲率中心を頂
点とする円錐体の底面の円周部を形成するように構成さ
れる。
【0016】次に、図8(a)は、レーザホルダの断面
図であり、図8(b)は、その接合部の拡大図である。
これは、図8(b)の接合部拡大図から分かるように、
凹部803b5は、凸部3a5の曲面と接する円錐体の
側面の一部を形成するリング状の接合面を有している。
したがってこの場合も凹部803b5と凸部3a5は、
理論的には円形の線状に接合し、相互の摩擦力を軽減し
円滑な調整ができるように構成される。
図であり、図8(b)は、その接合部の拡大図である。
これは、図8(b)の接合部拡大図から分かるように、
凹部803b5は、凸部3a5の曲面と接する円錐体の
側面の一部を形成するリング状の接合面を有している。
したがってこの場合も凹部803b5と凸部3a5は、
理論的には円形の線状に接合し、相互の摩擦力を軽減し
円滑な調整ができるように構成される。
【0017】上述の説明では、凸部を半導体レーザ素子
の放射基準面に対する法線方向に沿って円弧を描く曲面
を形成し、凹部をその曲面の一部と接合するように構成
したが、凸部と凹部は、そのいずれかが所定の円弧状で
あれば良いのであって、対応する接合部は円形の線状の
部分であっても良い。すなわち、極端には3点で接合し
ていても本発明の目的を達成することができる。また概
念的には、図3で示した凸部又は凹部の変形が図7及び
図8であると考えることができる。
の放射基準面に対する法線方向に沿って円弧を描く曲面
を形成し、凹部をその曲面の一部と接合するように構成
したが、凸部と凹部は、そのいずれかが所定の円弧状で
あれば良いのであって、対応する接合部は円形の線状の
部分であっても良い。すなわち、極端には3点で接合し
ていても本発明の目的を達成することができる。また概
念的には、図3で示した凸部又は凹部の変形が図7及び
図8であると考えることができる。
【0018】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明の請求項1記
載のレーザホルダ装置は、半導体レーザ素子を嵌合保持
する凸部を有する第1の保持部材と、第1の保持部材の
凸部と嵌合する凹部を有し、当該凹部にて凸部と嵌合し
た状態で光ピックアップ筐体に固着せしめられる第2の
保持部材と、からなり、凸部は半導体レーザ素子の放射
基準面に対する法線方向に沿って円弧を描く曲面を有す
ると共に、凹部は曲面の少なくとも一部と接合するよう
に形成された接合部を有する構成となっているから、従
来のレーザホルダ装置のように、光ピックアップ筐体と
の接合面に平行な平面における調整に加え、放射基準面
Rに対する法線方向への調整も可能となり、LD放射角
ずれに伴って発生する波面収差と光ビームの強度分布ず
れの両方に対して最適な状態となるように、光ビームの
半導体レーザ素子からの発射位置及び発射角度を調整す
ることができる。したがって、特に、DVDのような高
記録密度で記録される光記録媒体の記録再生装置の光ピ
ックアップ装置には好適である。
載のレーザホルダ装置は、半導体レーザ素子を嵌合保持
する凸部を有する第1の保持部材と、第1の保持部材の
凸部と嵌合する凹部を有し、当該凹部にて凸部と嵌合し
た状態で光ピックアップ筐体に固着せしめられる第2の
保持部材と、からなり、凸部は半導体レーザ素子の放射
基準面に対する法線方向に沿って円弧を描く曲面を有す
ると共に、凹部は曲面の少なくとも一部と接合するよう
に形成された接合部を有する構成となっているから、従
来のレーザホルダ装置のように、光ピックアップ筐体と
の接合面に平行な平面における調整に加え、放射基準面
Rに対する法線方向への調整も可能となり、LD放射角
ずれに伴って発生する波面収差と光ビームの強度分布ず
れの両方に対して最適な状態となるように、光ビームの
半導体レーザ素子からの発射位置及び発射角度を調整す
ることができる。したがって、特に、DVDのような高
記録密度で記録される光記録媒体の記録再生装置の光ピ
ックアップ装置には好適である。
【0019】請求項2に記載の発明によるレーザホルダ
装置では、接合部が、前記曲面と同じ曲率を有する曲面
からなるようにしたので、放射基準面Rに対する法線方
向への調整を円滑に行うことが可能となり、強度分布と
収差補正を両立することができる。請求項3に記載の発
明によるレーザホルダ装置では、接合部が、前記曲面の
曲率中心を頂点とする円錐体の底面の円周部を形成する
ようにしたので、放射基準面Rに対する法線方向への調
整を円滑に行うことが可能となり、強度分布と収差補正
を両立することができる。
装置では、接合部が、前記曲面と同じ曲率を有する曲面
からなるようにしたので、放射基準面Rに対する法線方
向への調整を円滑に行うことが可能となり、強度分布と
収差補正を両立することができる。請求項3に記載の発
明によるレーザホルダ装置では、接合部が、前記曲面の
曲率中心を頂点とする円錐体の底面の円周部を形成する
ようにしたので、放射基準面Rに対する法線方向への調
整を円滑に行うことが可能となり、強度分布と収差補正
を両立することができる。
【0020】請求項4に記載の発明によるレーザホルダ
装置では、凹部を半導体レーザ素子の放射基準面に対す
る法線方向に沿って円弧を描く曲面を有するようになす
と共に、凸部は曲面の少なくとも一部と接合するように
形成された接合部を有するようにしたので、放射基準面
Rに対する法線方向への調整を円滑に行うことが可能と
なり、強度分布と収差補正を両立することができる。請
求項5に記載の発明によるレーザホルダ装置は、接合部
が、前記曲面と同じ曲率を有する曲面からなるようにし
たので、放射基準面Rに対する法線方向への調整を円滑
に行うことが可能となり、強度分布と収差補正を両立す
ることができる。請求項6に記載の発明によるレーザホ
ルダ装置は、接合部が、前記曲面の曲率中心を頂点とす
る円錐体の底面の円周部を形成するようにしたので、放
射基準面Rに対する法線方向への調整を円滑に行うこと
が可能となり、強度分布と収差補正を両立することがで
きる。
装置では、凹部を半導体レーザ素子の放射基準面に対す
る法線方向に沿って円弧を描く曲面を有するようになす
と共に、凸部は曲面の少なくとも一部と接合するように
形成された接合部を有するようにしたので、放射基準面
Rに対する法線方向への調整を円滑に行うことが可能と
なり、強度分布と収差補正を両立することができる。請
求項5に記載の発明によるレーザホルダ装置は、接合部
が、前記曲面と同じ曲率を有する曲面からなるようにし
たので、放射基準面Rに対する法線方向への調整を円滑
に行うことが可能となり、強度分布と収差補正を両立す
ることができる。請求項6に記載の発明によるレーザホ
ルダ装置は、接合部が、前記曲面の曲率中心を頂点とす
る円錐体の底面の円周部を形成するようにしたので、放
射基準面Rに対する法線方向への調整を円滑に行うこと
が可能となり、強度分布と収差補正を両立することがで
きる。
【図1】実施形態の第1ホルダの構成を示す図である。
【図2】実施形態の第2ホルダの構成を示す図である。
【図3】実施形態のレーザホルダ装置の構成を示す図で
ある。
ある。
【図4】本発明に基づく半導体レーザ素子の可動形態を
示す図である。
示す図である。
【図5】実施形態のレーザホルダ装置の第1ホルダ側か
らみた斜視図である。
らみた斜視図である。
【図6】実施形態のレーザホルダ装置を組み込んだ光ピ
ックアップ装置の構成図である。
ックアップ装置の構成図である。
【図7】他の実施形態のレーザホルダ装置の構成を示す
図である。
図である。
【図8】他の実施形態のレーザホルダ装置の構成を示す
図である。
図である。
【図9】従来の光ピックアップ装置における光強度分布
の調整状態を示す図である。
の調整状態を示す図である。
【図10】従来のレーザホルダ装置の構成を示す図であ
る。
る。
【図11】従来のレーザホルダ装置を組み込んだ光ピッ
クアップ装置の構成図である。
クアップ装置の構成図である。
1・・・・・ 光ピックアップ筐体 2・・・・・ 半導体レーザ素子 3・・・・・ レーザホルダ 301,302・・・・・放射角調整用ねじ 303・・・・・ねじ 304・・・・・ばね 3a・・・・・第1ホルダ 3b・・・・・第2ホルダ 3a1,3a2,3b1,3b2・・・・・調整用ねじ
穴部 3a3・・・・・付勢用ばねを通すための穴部 3b3・・・・・付勢用ばねを巻回するための凸部及び
ねじ穴部 3a4・・・・・半導体レーザ素子2を挿入するための
穴部 3a5・・・・・凸部 3b5,703b5,803b5・・・・・凹部 4・・・・・ コリメータレンズ 5・・・・・ 整形プリズム 6・・・・・ 反射ミラー 7・・・・・ 対物レンズ 8・・・・・ 検出レンズ 9・・・・・ 非点収差発生用レンズ 10・・・・・ 受光用フォトダイオード 11・・・・・ モニタ用フォトダイオード 12・・・・・ 光ディスク
穴部 3a3・・・・・付勢用ばねを通すための穴部 3b3・・・・・付勢用ばねを巻回するための凸部及び
ねじ穴部 3a4・・・・・半導体レーザ素子2を挿入するための
穴部 3a5・・・・・凸部 3b5,703b5,803b5・・・・・凹部 4・・・・・ コリメータレンズ 5・・・・・ 整形プリズム 6・・・・・ 反射ミラー 7・・・・・ 対物レンズ 8・・・・・ 検出レンズ 9・・・・・ 非点収差発生用レンズ 10・・・・・ 受光用フォトダイオード 11・・・・・ モニタ用フォトダイオード 12・・・・・ 光ディスク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 村形 昌希 山形県天童市大字久野本字日光1105番地 東北パイオニア株式会社内
Claims (6)
- 【請求項1】 半導体レーザ素子を嵌合保持する凸部を
有する第1の保持部材と、 前記第1の保持部材の前記凸部と嵌合する凹部を有し、
当該凹部にて前記凸部と嵌合した状態で光ピックアップ
筐体に固着せしめられる第2の保持部材と、 からなり、 前記凸部は前記半導体レーザ素子の放射基準面に対する
法線方向に沿って円弧を描く曲面を有すると共に、前記
凹部は前記曲面の少なくとも一部と接合するように形成
された接合部を有することを特徴とするレーザホルダ装
置。 - 【請求項2】 前記接合部が、前記曲面と同じ曲率を有
する曲面からなることを特徴とする請求項1に記載のレ
ーザホルダ装置。 - 【請求項3】 前記接合部が、前記曲面の曲率中心を頂
点とする円錐体の底面の円周部を形成することを特徴と
する請求項1に記載のレーザホルダ装置。 - 【請求項4】 半導体レーザ素子を嵌合保持する凸部を
有する第1の保持部材と、 前記第1の保持部材の前記凸部と嵌合する凹部を有し、
当該凹部にて前記凸部と嵌合した状態で光ピックアップ
筐体に固着せしめられる第2の保持部材と、 からなり、 前記凹部は前記半導体レーザ素子の放射基準面に対する
法線方向に沿って円弧を描く曲面を有すると共に、前記
凸部は前記曲面の少なくとも一部と接合するように形成
された接合部を有することを特徴とするレーザホルダ装
置。 - 【請求項5】 前記接合部が、前記曲面と同じ曲率を有
する曲面からなることを特徴とする請求項4に記載のレ
ーザホルダ装置。 - 【請求項6】 前記接合部が、前記曲面の曲率中心を頂
点とする円錐体の底面の円周部を形成することを特徴と
する請求項4に記載のレーザホルダ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8289315A JPH09219033A (ja) | 1995-12-04 | 1996-10-11 | レーザホルダ装置 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33997495 | 1995-12-04 | ||
JP7-339974 | 1995-12-04 | ||
JP8289315A JPH09219033A (ja) | 1995-12-04 | 1996-10-11 | レーザホルダ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09219033A true JPH09219033A (ja) | 1997-08-19 |
Family
ID=26557555
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8289315A Pending JPH09219033A (ja) | 1995-12-04 | 1996-10-11 | レーザホルダ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09219033A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6381207B1 (en) | 1998-10-02 | 2002-04-30 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Optical pickup movable to control beam shift and field angle in an optical disk drive |
KR100467840B1 (ko) * | 2002-05-22 | 2005-01-24 | 삼성전기주식회사 | 광 픽업의 레이저 다이오드 조정장치 |
US7137130B2 (en) | 2002-10-08 | 2006-11-14 | Pioneer Corporation | Pickup device with heat-radiating mechanism |
US7245574B2 (en) | 2002-02-25 | 2007-07-17 | Hitachi, Ltd. | Optical head and its adjusting method and optical disk device using the same |
-
1996
- 1996-10-11 JP JP8289315A patent/JPH09219033A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6381207B1 (en) | 1998-10-02 | 2002-04-30 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Optical pickup movable to control beam shift and field angle in an optical disk drive |
US7245574B2 (en) | 2002-02-25 | 2007-07-17 | Hitachi, Ltd. | Optical head and its adjusting method and optical disk device using the same |
KR100467840B1 (ko) * | 2002-05-22 | 2005-01-24 | 삼성전기주식회사 | 광 픽업의 레이저 다이오드 조정장치 |
US7137130B2 (en) | 2002-10-08 | 2006-11-14 | Pioneer Corporation | Pickup device with heat-radiating mechanism |
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