JP2001319350A - レンズ駆動装置 - Google Patents
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Abstract
る。 【解決手段】 第1の端部5a及び第1の端部5aと対
向したベース5の上方直角に曲げられた第2の端部5b
には、それぞれ永久磁石が接着固定されており、永久磁
石17により半球レンズ用フォーカスコイル8、フォー
カスコイル11、第1のトラッキングコイル12a、第
2のトラッキングコイル12b及びチルト補正コイル1
3a,13bが共通磁束内に配置されている。共通磁束
内では、半球レンズ4を光軸方向に移動させる半球レン
ズ用フォーカスコイル8と、対物レンズ3を光軸方向と
ラジアルと対物レンズの主点に対し傾き補正ができるよ
うにチルト補正コイル13a,13bとが永久磁石17
とヨーク17間の磁気ギャップ内に位置している。
Description
の情報記録面上に光ビームを集光させるレンズを駆動す
るレンズ駆動装置に関する。
ト、PC材料で屈折率1.59で、厚さ100μm)を
用いた光学式情報記録媒体に情報を記録するための光学
ヘッドが種々提案されている。
ズおよび対物レンズによって光ビームを集光して光学記
録媒体に照射する際は、2軸アクチュエータによって光
軸に対して両レンズを平行または直交方向に移動させる
ことによりサーボが行われる。そして半球レンズを光軸
方向に移動させることで光学記録媒体のカバーガラスの
膜厚変化等に起因する球面収差がうち消されて収差が低
減できることが知られている。
らなる2群レンズ(開口数NA:0.8以上)の2軸ア
クチュエーターが、例えば特開平11−110794号
公報の図1に示されている。この特開平11−1107
94号公報の図1に記載のレンズ駆動装置は以下のよう
な特徴を有している(以下、括弧内の符号は特開平11
−110794号公報の図1を参照)。
は外周面に巻装されたフォーカスサーボ用コイル(9)
が固定されたボビン(8)に保持され、4つの板バネか
らなる弾性支持部材(10)によって支えられている。
た球面収差補正用コイルが固定されたボビン(13)に
保持され、4つの板バネからなる弾性支持部材(15)
によって支えられている。そして対向した位置にはヨー
クと永久磁石(12)がボビン(8)に設けられ、対物
レンズ(3)が保持されたボビン(13)のみはボビン
(8)に対して光軸方向に移動するようになっている。
開平11−110794号公報のレンズ駆動装置は、以
下のような問題を有している。
αに近づく位相特性は良好となるが、ヨークと永久磁石
搭載のためm2が大きく、かつm1も対物レンズを保持
するホルダも大きくともにフォーカス感度が低下すると
いう問題点がある。
補正用コイルが固定されたボビン(13)からなる部材
の重量。
(3)は外周面に巻装されたフォーカスサーボ用(9)
が固定されたヨークと永久磁石(12)に設けられたボ
ビン(8)からなる部材の重量。
けられた可動部材であるボビン(8)からなる部材の重
量が増加し(ヨークと永久磁石搭載のため)フォーカス
感度が悪い。ボビン(8)内にボビン(13)からなる
可動部材を配置するとフォーカス駆動の相互干渉を生
じ、制御が不安となる。
であり、小型且つ軽量で、フォーカス感度を向上させる
ことのできるレンズ駆動装置を提供することを目的とし
ている。
は、光源からの光ビームを光学式情報記録媒体の情報記
録面上に照射するレンズを駆動するレンズ駆動装置にお
いて、前記光ビームの光軸上に配置された第1のレンズ
を前記光ビームの光軸方向に駆動する第1のレンズ駆動
手段と、前記第1のレンズと同一の光軸上に配置された
第2のレンズを前記光ビームの光軸方向及び前記光学式
情報記録媒体のトラックを横切る方向に駆動する第2の
レンズ駆動手段と、前記第1のレンズ駆動手段及び前記
第2のレンズ駆動手段をそれぞれ独立に可動自在に保持
するベース部材と、前記ベース部材上に設けられ、前記
第1のレンズ駆動手段及び前記第2のレンズ駆動手段に
対して共通磁束を発生する永久磁石とを有し、前記第1
のレンズ駆動手段は、前記永久磁石による共通磁束内に
配置された前記第1のレンズを保持する第1の保持部材
に設けられた第1のフォーカスコイルから構成され、前
記第2のレンズ駆動手段は、前記永久磁石による共通磁
束内に配置された前記第2のレンズを保持する第2の保
持部材に設けられた第2のフォーカスコイル及びトラッ
キングコイルから構成される。
の実施の形態について述べる。
態に係わり、図1は対物レンズ駆動装置の構成を示す展
開図、図2は図1の対物レンズ及び半球レンズを含む断
面を示す断面図、図3は図2のチルト検出器の受光素子
の構成を示す図、図4は図3のチルト検出器の受光素子
からの検出信号に基づきチルト補正コイルを制御するチ
ルト制御回路の構成を示す図、図5は図1の対物レンズ
駆動装置の変形例の構成を示す展開図、図6は図1の永
久磁石の変形例を示す図、図7は図1の半球レンズのレ
ンズホルダを支持する支持部材の変形例を示す図であ
る。
の対物レンズ駆動装置1は、光ディスクや光磁気ディス
ク等の光学式情報記録媒体2の信号記録面上に光ビーム
を集光させる対物光学系を駆動する駆動装置であって、
光学式情報記録媒体2に対して情報信号の記録及び/ま
たは再生を行う光学ヘッドに使用される。
る第2のレンズ(以下、対物レンズという)3と、対物
レンズ3を介し光学式情報記録媒体2の信号記録面上に
集光させる第1のレンズ(以下、半球レンズという4で
構成される。すなわち、両端が上方直角に曲げられたベ
ース5の底面部分に設けられたミラー6により、図示し
ない半導体レーザや光検出器等が一体化された固定光学
系からの光を反射し対物光学系に導光するようになって
いる。
持され、レンズホルダ4aは半球レンズ4のレンズ主点
面を通る位置に支持部材であるサスペーションバネ(ス
テンレス鋼板0.5mm以下厚さのサスペーションバ
ネ)7によって支えられている。このサスペーションバ
ネ7の基端はベース5の上方直角に曲げられた第1の端
部5aの上部に固定され、サスペーションバネ7の固定
側の一部7aに半球レンズ4をフォーカス方向に移動さ
せるための半球レンズ用フォーカスコイル8の内側面の
一部8bが接着剤で固定されている。
持され、レンズホルダ9は対物レンズ3のレンズ主点面
を通る位置に2本の支持部材(矩形状、六角柱断面をし
た例えば金属線)10で支えられている。レンズホルダ
9の第1の端部5a側には中空部9aが設けられてお
り、この中空部9a内面に、対物レンズ3をフォーカス
に移動させるフォーカスコイル11と、対物レンズ3を
トラッキング方向に移動させる第1のトラッキングコイ
ル12a及び第2のトラッキングコイル12bとを備
え、さらに対物光学系の光軸と光学式情報記録媒体2と
のチルトを調整するために対物レンズ3をラジアル方向
またはタンジェンシャル方向を軸として回転駆動する1
対のチルト補正コイル13a,13bが設けられ、中空
部9aはベース5の底面より立脚しかつ遊離した2個の
I字状のヨーク14a,14bを挿入した状態で支持部
材10により支持され、外ヨーク5aを介し基板15に
よりネジ固定されている。
ンズ3をラジアル方向またはタンジェンシャル方向を軸
として回転駆動する1対のチルト補正コイル13c,1
3dが設けられ、チルト補正コイル13c,13dはベ
ース5の底面より立脚した2個のI字状のヨーク16
a,16bを挿入した状態で保持されている。
したベース5の上方直角に曲げられた第2の端部5bに
は、それぞれ永久磁石17が接着固定されており、永久
磁石17により半球レンズ用フォーカスコイル8、フォ
ーカスコイル11、第1のトラッキングコイル12a、
第2のトラッキングコイル12b及びチルト補正コイル
13a,13b,13c,13dが共通磁束内に配置さ
れている。
に移動させる半球レンズ用フォーカスコイル8と、対物
レンズ3を光軸方向とラジアル(ディスク半径)と対物
レンズの主点に対し傾き補正ができるようにチルト補正
コイル13a,13b及び13c,13dとが永久磁石
17とヨーク14間の磁気ギャップ内に位置している。
おり、その曲げられた部分の上面にはチルトを検出する
ためのチルト検出器19が設けられている。すなわち、
光源と光検出器一体型のチルト検出器19により対物光
学系のタンジェンシャル(トラック方向)とラジアル方
向(ディスク半径方向)の対物レンズ3と半球レンズ4
を結ぶ光軸に対し光学式情報記録媒体2の信号記録面と
の相対的角度誤差であるチルトを検出するようになって
いる。
4分割光検出器の各受光素子19a、19b、19c、
19dから構成され、図4に示すようなチルト制御回路
21に出力される。すなわち、図4に示すチルト制御回
路21において、受光素子19a、19bの出力が加算
器22aに、受光素子19a、19cの出力が加算器2
2bに、受光素子19b、19dの出力が加算器22c
に、受光素子19c、19dの出力が加算器22dに、
それぞれ接続されている。さらに、加算器22a、22
dの出力は減算器23aに、加算器22b、22dの出
力は減算器23bに接続されている。また、減算器23
a及び減算器23bの出力は減算器24a、24b、2
4c、24dに接続されている。
子19a、19b、19c、19dの出力をa、b、
c、dとすると、減算器24aからは2(b−c)、減
算器24bからは2(a−d)、減算器24cからは2
(d−a)、減算器24dからは2(c−d)が出力さ
れ、減算器24a、24b、24c、24dの出力が、
それぞれチルト補正コイル13a,13b、13c、1
3dに接続されている。
数に同期して任意のトラックで光学式情報記録媒体2と
対物光学系の光軸との相対的な角度誤差をなくすように
ラジアルチルト制御とタンジェンシャルチルト制御が連
続的に行われる。
に対して対物レンズの傾きをトラッキングエラー信号の
オフセット量から直接検出するようにしてもよい。
ンズ4対物レンズ3を共通な磁束内において独立にフォ
ーカスやトラッキング制御することによりフォーカス感
度を向上させることができるとともに、相互干渉を無く
し制御の安定性を高めることができる。
ルの方向のチルト補正が可能となり、光学式情報記録媒
体2面におけるコマ収差を小さく抑えることができる。
は、底面より立脚しかつ一枚板からなる内ヨーク14と
なり、ベース5上に全反射ミラー6を 45度に直接接
合し固着することで、図5に示すように構成することが
できる。
なるように磁化された一対の永久磁石25aと一枚で厚
さ方向に磁化された永久磁石25bは外ヨーク5bに接
着剤で接合されている。
であり、対向面には内ヨーク14が立脚されており、内
ヨーク14と永久磁石25との間は空隙(ギャップ)を
有し、外ヨーク5bの板面とアングル形状した内ヨーク
14とが接合されている。
ズホルダ4aを支持するサスペンションバネ7に固着す
る。固着された半球レンズ用フォーカスコイル8の形状
は上記一対の永久磁石25aの境界線を跨ぐように対称
となり、ロの字形状をしている。
ングコイル12a,12bは永久磁石25bの端面のエ
ッジを跨るように対称でそれぞれがロの字形状をしてい
る。
状にした場合、2つの磁石25a、25bを張り合わせ
て永久磁石17を構成してもよい(2組使用した場合で
あり、図6においてギャップ部26をなくすと2枚の張
り合わせのみでよいことになる)。
バネ7の代わりに半球レンズ4のレンズホルダ4aを半
球レンズ4のレンズ主点面内で2本のワイヤ状の支持部
材27によって支持してもよく、この場合はレンズホル
ダ4aも含め半球レンズ4の重量が軽量化されることか
らフォーカス感度をより向上させることが可能となる。
側である平面で光路外部分の外周面を0.5以上の表面
粗さとしてエッチング等で粗面化して(例えば、平均表
面粗さ1.0ミクロン)その表面にエポキシ樹脂に顔料
を混在し、光吸収層を被覆するようにしてもよい。この
ようにすると光学式情報記録媒体2から反射した回折光
の迷光を抑制することができる。
2000−82234号公報の図1に示されるような、
Si(シリコン)基板上に円錐あるいは四角錐形状に微
小開口させて設けた孔からなる光プローブを用いてもよ
い。
形態に係わり、図8は対物レンズと半球レンズとの相対
位置を検出する構成を示す図、図9は図8の変形例の構
成を示す図、図10は図9の光源と光検出器からなる平
面図を示す図である。
ほとんど同じであるので、異なる点のみ説明し、同一の
構成には同じ符号をつけ説明は省略する。
球レンズ4を光学式情報記録媒体2に対して光軸、ディ
スク半径の2方向に駆動するため、半球レンズ4のレン
ズホルダ4aの外周面に対向してフォーカスコイル31
とトラッキングコイル32が積層されている。このため
レンズホルダ4aは4本ワイヤ(金属線)33によって
支えられている。
光ビームを情報トラックにフォーカス制御やトラッキン
グ制御をする際、光軸方向及び光軸に対して直角な方向
のそれぞれ相対位置を保持する必要がある。
一部に光源(LED)38と複数の受光領域(例えば4
分割)をもつ光検出器34が固定されている。一方この
光検出器34と対向した半球レンズ4のレンズホルダ4
aの面には反射板35が接着されている。
器34で発光した光ビームは半球レンズが保持されたレ
ンズホルダ4a上の反射板35で反射され、光検出器3
4上で光ビームを受光し、各受光素子ごとの出力によ
り、2方向の位置が検出できる。
狭いので光センサに変え、静電容量のセンサを使用する
となおよい。
及びトラッキング制御する場合の半球レンズ4と対物レ
ンズ3の相対位置の検出を図9に示すように構成して行
ってもよい。すなわち、ベース5に光源(LED)38
と例えば3分割受光領域からなるPD36,37をもつ
光検出器34aを設け、レンズホルダ9の一部を開口さ
せると共に、レンズホルダ9の開口近傍の面及びこの開
口より臨む位置のレンズホルダ4aの面にそれぞれ回
折、かつ集光するレンズ作用を有する反射板(反射型ホ
ログラムレンズ)35a,35bを設けて構成する。
10のように構成され、中央部に光源(例えばLED)
38とPD36の3つの領域36A,36B,36Cの
出力をA,B,Cとし、PD37の3つの領域37a,
37b,37cの出力をa,b,cとすると、対物レン
ズ3の位置検出信号は(A+C)−Bとなり、また半球
レンズ4の位置検出信号は(a+c)−bとなる。これ
より対物レンズ3と半球レンズとの相対位置は(a+
c)−b−(A+C)+Bとして検出できる。
であるレンズホルダ9に光検出器を設ける必要がなくな
るので、配線処理を簡単に行うことができる。
形態に係わり、図11は対物レンズ駆動装置の構成を示
す断面図、図12は図11の対物レンズ駆動装置の変形
例の構成を示す断面図である。
ほとんど同じであるので、異なる点のみ説明し、同一の
構成には同じ符号をつけ説明は省略する。
リメータレンズという)を光軸方向に制御し、第1のレ
ンズ(以下、半球レンズと対物レンズは一体化した2群
レンズという)を光軸方向と光軸方向に対して直角方向
に制御する例である。
ド本体100には半導体レーザ101、1/4波長板1
02、シリンドリカルレンズ103が接合された偏光ビ
ームスプリッタ104、光検出器105、回折格子10
6が配置されている。
波長板102、シリンドリカルレンズ103が接合され
た偏光ビームスプリッタ104、光検出器105、回折
格子106を一体としたホログラムユニットを用いるこ
ともできる。
ムは、回折格子106、偏光ビームスプリッタ104、
1/4波長板102を透過する。回折格子106で3ビ
ームに分離した直線偏光は1/4波長板102を透過す
ると円偏光となる。そしてコリメータレンズ110を透
過して平行な光ビームとなり対物レンズ3で収束され、
半球レンズ4を透過後、光学式情報記録媒体2のトラッ
ク上に照射される。
した光ビームは、半球レンズ4、対物レンズ3、コリメ
ータレンズ110を透過して1/4波長板102に入射
する。1/4波長板102を透過した光ビームは直線偏
光となり、偏光ビームスプリッタ104で反射される。
この反射された光ビームはシリンドリカルレンズ103
を透過して光検出器105で受光される。
ズ3のフォーカス制御とトラッキング制御が行われる。
また再生信号を低下する原因となる球面収差を低減させ
るためにコリメータレンズ110のフォーカス制御が行
われ、コリメータレンズ110の光軸方向の位置検出が
ベース5に設けられた位置検出器111により行われ
る。
と2分割の受光からなる光検出器からなり、コリメータ
レンズ110を保持するホルダ110aには反射板11
2が設けてあり、対物レンズ駆動装置1のベース5とコ
リメータレンズ110のホルダ110aとの相対的な位
置が検出できるようになっている。
ンズ3の一体化)を駆動する対物レンズ駆動装置1のベ
ース5の下部には円錐形状した突起部115が設けら
れ、突起部115を受ける光学ヘッド本体100側は円
筒穴116があり、これら突起部115及び円筒穴11
6は円周上の線で接触しており、光学式情報記録媒体2
との角度調整は3本のネジ117(図では1本のみ図
示)によって調整後に接着剤で固着されている。
ダ4a(プラスチック材からなる)と対物レンズ3の大
きい外周径からなるレンズホルダ9(プラスチック材か
らなる)は光軸と両レンズ間の位置決め後に接着部11
9にて接合される。このとき、対物レンズ3のレンズホ
ルダ9に形成された凹部との半球レンズ4を保持するレ
ンズホルダ4aには凸部が形成され嵌合状態となる。
ータレンズ110側には一体で突起からなるカウンタバ
ランス120が付いている。このカウンタバランス12
0は金属片を接着剤で接合しても良い。
イヤからなる弾性支持部材121によって支持されてい
るが、非平行な4本のワイヤ支持でも良い。
様な作用・効果を得ることができる。
ンズ3との一体化)は、図12に示すようにしてもよ
い。すなわち、図12において、半球レンズ4を支持す
るテーパ形状の凹部131を上面に、また、対物レンズ
3を支持するテーパ形状の凹部132を下面に形成した
シリコン基板(あるいはセラミック基板)133を用い
ることで、凹部131に半球レンズ4を、また、凹部1
32に対物レンズ3をそれぞれ接着固定する。このと
き、図中の点a,bで半球レンズ4及び対物レンズ3が
線接触状態で固定される。
ミック基板)133は、4本の金属ワイヤからなる支持
部材134で支持された中空のエンジニアリングプラス
チック材135内に収納され接着固定される。
しては、繊維系充填材入りの熱可塑性樹脂であるPPS
(ポリ・フェニレン・サルファイド)やLCP(液晶ポ
リマ)がある。このPPSの熱膨張係数は2〜3×10
-5、またLCPの熱膨張係数は5×10-5程度であるの
に対して、図12の構成において用いるシリコン基板1
33の熱膨張係数は2.6×10-6である。
り、シリコン基板133の熱膨張係数がプラスチック材
135の熱膨張係数比べ小さいために、温度変化による
対物レンズ3及び半球レンズ4の間隔変化を小さく抑え
ることができる。
33内に形成したテーパ形状の凹部131、132の内
周面に対物レンズ3及び半球レンズ4の外周面の一部を
線接触させているので、光軸方向に対する垂直方向の位
置決めとレンズの傾き調整を容易に行うことができる。
対物レンズ駆動装置の構成を示す断面図である。
ほとんど同じであるので、異なる点のみ説明し、同一の
構成には同じ符号をつけ説明は省略する。
るコリメータレンズを光軸方向に移動する半球レンズと
一体化された第1の駆動装置と、第1の対物レンズを光
軸方向と光軸方向と直角方向に移動する第2の駆動装置
とを備え、厚さ1.2mm既存用の基板からなる光学式
情報記録媒体と高密度記録用の基板(ポリカーボネート
材料で厚さ100μm)とからなる光学式情報記録媒体
との互換性を確保するため、第2の対物レンズを光軸方
向と光軸方向と直角方向に移動する第3の駆動装置を複
数の永久磁石によりなる共通の磁気回路より構成した例
である。
学系と本実施の形態の光学系を一体化したものであっ
て、本実施の形態の光学系の構成は、光学本体に配置さ
れた半導体レーザ151と、光学式情報記録媒体2から
の反射光を受光する光検出器152と、光ビームの往
路、復路を分離するホログラム素子153からなる。
は、ホログラム素子153を透過し、コリメータレンズ
154で平行な光ビームとなり、第1の対物レンズ3で
収束し、半球レンズ4を透過し光学式情報記録媒体2面
に照射する。
は、半導体レーザ151から照射した光ビームはホログ
ラム素子153を透過し、第1の対物レンズ3で収束
し、半球レンズ4を透過し光学式情報記録媒体2面に照
射する。
ビームは半球レンズ4、第1の対物レンズ3、コリメー
タレンズ154を透過し、ホログラム素153子に入射
する。そしてホログラム素子153で回折した1次の光
ビームは光検出器152で受光される。
配置された半導体レーザ160と、光学式情報記録媒体
2に光ビームを集光させる第2の対物レンズ161と、
光学式情報記録媒体2からの反射光を受光する光検出器
162と、光ビームの往路、復路を分離するホログラム
素子163及びコリメータレンズ164とからなる。
ンズ3を光軸方向と光軸方向と直角方向に移動する第2
の駆動装置と、第2の対物レンズ161を光軸方向と光
軸方向と直角方向に移動する第3の駆動装置の複数の永
久磁石によりなる共通の磁気回路の構成は以下である。
1の対物レンズ3、第2の対物レンズ161はともにエ
ンジニアリングプラスチック材料(例えばPPS)で保
持されたホルダ171、172と複数の支持部材(断面
が矩形形状の板バネからなる:図示せず)で支持されて
いる。また、ホルダ171、172の外周面にはフォー
カス、トラッキング用のコイル173、174が接着剤
で固着されている。
持されたホルダ175と複数の支持部材(断面が矩形形
状の板バネからなる:図示せず)で支持されている。ま
た、ホルダ175の外周面にはフォーカス用のコイル1
76のみが接着剤で固着されている。
ス、トラッキング用のコイル173、174と対向した
位置で磁性材料からなるベース5上で複数の永久磁石1
80が接着剤で固着されている。このように外ヨークと
内ヨーク(図示されていないが、第1の実施の形態と同
様)が共通であり、駆動装置全体が小型化となる。
た光学情報記録再生装置では、図示はしないが、まず、
厚さ1.2mm既存用の基板からなる光学式情報記録媒
体と高密度記録用の基板(ポリカーボネート材料で厚さ
100μm)の場合の光学式情報記録媒体2の識別が行
われる。
体2(以下、ディスクと記す)がターンテーブル上に載
置し、第1の対物レンズ3,第2の対物レンズ161が
図示されていない送り駆動機構で内周側に移動すると、
最内周での位置検出器からの信号検出により既存側の半
導体レーザが発光する(この場合、ディスク2が再生専
用の場合はディスク回転が停止し、ディスク2が記録再
生可能の場合は所望の回転数になっている)。
にサーチしてフォーカス誤差信号を光検出器でモニタす
る駆動装置を動作させる。このモニタ出力信号から基板
厚を識別する。
の基板の場合は、半導体レーザ160が発光する。そし
て、トラッキング誤差信号を光検出器152でモニタす
ることで、そのまま、記録媒体上のトラックにトラッキ
ング制御動作を行い、待機状態となる。
(ポリカーボネート材料で厚さ100μm)の場合は、
高密度側の半導体レーザ151が発光する。そして、半
球レンズ4と第1の対物レンズ3を光軸方向にサーチし
てフォーカス誤差信号を光検出器152でモニタして駆
動装置を動作させる。このとき、コリメータレンズ15
4は所定の(中間位置)で電気的にホールドされてい
る。さらに、半球レンズ4と第1の対物レンズ3の第1
の駆動装置でフォーカス、トラッキング制御を開始し、
RF信号からのジッタ量の計測値から基板厚の誤差によ
る収差補正が図示しないCPU(コントローラ)での基
板厚の誤差による収差が求められる処理が行われ、収差
量によりコリメータレンズ154の光軸方向の制御を行
う。その結果ジッタ量が最小値の状態で制御が続けられ
る。
ーキングディスタンス(W.D)の長い対物レンズによ
り基板厚を識別することで、半球レンズ4とディスク2
との接触による媒体面の保護層やSILレンズの傷の発
生を抑制する。
1のレンズ駆動手段及び第2のレンズ駆動手段に対して
共通磁束を発生する永久磁石を設けて第1のレンズ及び
第2のレンズを駆動するので、小型且つ軽量で、フォー
カス感度を向上させることができるという効果がある。
動装置の構成を示す展開図
示す断面図
に基づきチルト補正コイルを制御するチルト制御回路の
構成を示す図
す展開図
持部材の変形例を示す図
半球レンズとの相対位置を検出する構成を示す図
図
駆動装置の構成を示す断面図
を示す断面図
駆動装置の構成を示す断面図
Claims (4)
- 【請求項1】 光源からの光ビームを光学式情報記録媒
体の情報記録面上に照射するレンズを駆動するレンズ駆
動装置において、 前記光ビームの光軸上に配置された第1のレンズを前記
光ビームの光軸方向に駆動する第1のレンズ駆動手段
と、 前記第1のレンズと同一の光軸上に配置された第2のレ
ンズを前記光ビームの光軸方向及び前記光学式情報記録
媒体のトラックを横切る方向に駆動する第2のレンズ駆
動手段と、 前記第1のレンズ駆動手段及び前記第2のレンズ駆動手
段をそれぞれ独立に可動自在に保持するベース部材と、 前記ベース部材上に設けられ、前記第1のレンズ駆動手
段及び前記第2のレンズ駆動手段に対して共通磁束を発
生する永久磁石とを有し、 前記第1のレンズ駆動手段は、前記永久磁石による共通
磁束内に配置された前記第1のレンズを保持する第1の
保持部材に設けられた第1のフォーカスコイルから構成
され、 前記第2のレンズ駆動手段は、前記永久磁石による共通
磁束内に配置された前記第2のレンズを保持する第2の
保持部材に設けられた第2のフォーカスコイル及びトラ
ッキングコイルから構成されることを特徴とするレンズ
駆動装置。 - 【請求項2】 前記第2のレンズ駆動手段は少なくとも
1対の内ヨークを有し、 前記前記永久磁石による共通磁束内で、前記1対の内ヨ
ークを挿通する、前記光の光軸と前記光学式情報記録媒
体の情報記録面との傾きを補正するための1対のチルト
補正コイルを配置したことを特徴とする請求項1に記載
のレンズ駆動装置。 - 【請求項3】 前記第2のレンズの光軸に平行する平面
内で前記第2の保持部材の外側面上で支持し、かつ前記
1対のチルト補正コイルによる少なくともタンジェンシ
ャル方向のチルト補正に伴う回転駆動の中心を前記第2
のレンズの主点面とする前記ベース部材に設けられた支
持手段を備えたことを特徴とする請求項2に記載のレン
ズ駆動装置。 - 【請求項4】 前記第1のレンズと前記第2のレンズと
の相対的な位置を検出する位置検出手段を備えたことを
特徴とする請求項1に記載のレンズ駆動装置。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US7782528B2 (en) | 2006-01-12 | 2010-08-24 | Olympus Corporation | Microscope examination apparatus |
-
2000
- 2000-05-12 JP JP2000140764A patent/JP3967525B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP3967525B2 (ja) | 2007-08-29 |
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