JPWO2007141907A1 - 分割型鉄心及びその製造方法、固定子鉄心 - Google Patents

分割型鉄心及びその製造方法、固定子鉄心 Download PDF

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Abstract

第1積層体は凸部aを有する第1積層群Aと凸部bを有する第2積層群Bとを交互に配設して成り、第2積層体は凹部cを有する第3積層群Cと凹部dを有する第4積層群Dとを交互に配設して成り、第1積層群Aの凸部aは、第3積層群Cの凹部cに積層水平方向から挿入することができなく、第4積層群Dの凹部dに積層水平方向から挿入することができる形状とし、第2積層群Bの凸部bは、第3積層群Cの凹部c及び第4積層群Dの凹部dに積層水平方向から挿入することができる形状とし、第1積層群Aの凸部aが第3積層群Cの凹部cに圧入され、第2積層群Bの凸部bが第4積層群Dの凹部dに挿入されている。

Description

この発明は、分割部に凹凸構造を有する分割型鉄心及びその製造方法、並びに固定子鉄心に関するものである。
従来、モータやトランスには、プレスで打ちぬかれた薄板状の珪素鋼板を積層して、かしめや溶接により一体化した構造の鉄心が用いられている。また、モータの固定子として、巻線の占積率を増すとともに巻線の作業性を向上させるために、鉄心を分割化した分割型鉄心構造が採用され、モータの小形化、高性能化に寄与している。
例えば、特許文献1(特開昭61−124241号公報)では、モータの固定子をティース毎に完全に分割化した構造の分割型鉄心が採用され、分割した鉄心に巻線を施した後に、分割部に設けられた凹部、凸部を結合させて、固定子を形成している。ここでは、リング状のコアバックを分割しコアバック部の一部とティース部を含む形状の分割型鉄心形状や、リング状のコアバックを分割せずティースとコアバック間で分割した分割型鉄心形状など、目的に応じた分割形状が採用される。その他、従来の分割型鉄心構造として、例えば下記の特許文献2〜特許文献6に記載されたものがある。
特開昭61−124241号公報 特開昭63−299752号公報 特開2001−128394号公報 特開平7−59278号公報 特開2004−173440号公報 特開2005−102424号公報
上記特許文献2(特開昭63−299752号公報)には、歯部とこの歯部を囲繞する円筒状継鉄部とで構成し、歯部の端部を継鉄部の内径側に衝合すると共にアリとアリ溝によって嵌合するよう構成したものが開示されている。
しかしながら、鉄心の厚さ(鉄心積層厚)が大きくなると、圧入力が大きくなり、鉄心に過大な力が作用し、鉄心の形状精度、特に必要な内径精度が悪化する問題がある。
この問題に対して、特許文献3(特開2001−128394号公報)では、アリ溝部の詳細形状を工夫することで解決できる手法を提案している。しかし、本手法は、凹凸部間に隙間を設けることで、挿入作業を容易化しており、ティースの位置固定を後の固定子全体をモールドする工程で実現しているため、モールドを必要としないモータの場合、ティース位置を定めることが出来ない。またモールド工程を必要とする分、モータが高価になる問題がある。
また、特許文献4(特開平7−59278号公報)では、凹凸部形状をアリ溝形状でなく、凸部先端に1方向のみ傾いた傾斜部を形成し、凹部溝底にも同様の傾斜部を設け、凹凸部が積層方向に容易に挿入できる構造を提案している。しかし、本手法は、ティースを挿入し回転移動で位置決めしたのちに、スポット溶接などによりティースを固定する必要があり、溶接による鉄心精度が溶接の歪で悪化する問題が生じる他、本手法も製造工程の増大によりモータが高価になる問題がある。
また、特許文献5(特開2004−173440号公報)では、アリ溝の周方向の幅寸法を2段階に設定する手法が提案されている。本手法では、圧入組み付け時の位置決め精度が緩和され、組立て性を向上させられるが、圧入力を小さくすることはできず、積層枚数が増した場合、鉄心精度の悪化は避けられない。
また、特許文献6(特開2005−102424号公報)では、ヨーク積層体を構成するヨーク片の連結凹部に、磁極積層体を構成する磁極片の連結凸部を嵌合させ、表層部に位置するヨーク片の表面に、連結凹部に臨む態様で押圧固定部を形成することで、ヨーク積層体と磁極積層体を固定しているものが示されている。しかし、本手法は、押圧固定部の設計が難しく、金型精度の実現が難しいものとなり、また表層部だけでの固定では、十分にティースを固定できない問題がある。
この発明は、上記の問題点を解決するために提案されたものであり、積層枚数が多い分割型鉄心でも、組立時の圧入力を低くすることができ、鉄心の組立精度を良好にすることを目的とする。
第1の発明に係る分割型鉄心は、第1積層体及び第2積層体の凹凸部を組み合わせることにより構成されるものであって、
第1積層体は、凸部aを有する第1積層群Aと、凸部bを有する第2積層群Bとを交互に配設して成り、
第2積層体は、凹部cを有する第3積層群Cと、凹部dを有する第4積層群Dとを交互に配設して成り、
第1積層群Aの凸部aは、第3積層群Cの凹部cに積層水平方向から挿入することができず、第4積層群Dの凹部dに積層水平方向から挿入することができる形状とし、
第2積層群Bの凸部bは、第3積層群Cの凹部c及び第4積層群Dの凹部dに積層水平方向から挿入することができる形状とし、
第1積層群Aの凸部aが第3積層群Cの凹部cに圧入され、第2積層群Bの凸部bが第4積層群Dの凹部dに挿入されている。
第1の発明において、第1積層群Aの凸部a、第2積層群Bの凸部b、第3積層群Cの凹部c及び第4積層群Dの凹部dは、例えば下記実施の形態1及び2において、凸部50a、凸部50b、凹部40c及び凹部40dに相当し、下記実施の形態4において、凸部50aa、凸部50bb、凹部40cc及び凹部40ddに相当し、下記実施の形態5において、凸部150aa、凸部150bb、凹部140cc及び凹部140ddに相当する。なお、第1積層群Aの凸部a、第2積層群Bの凸部b、第3積層群Cの凹部c及び第4積層群Dの凹部dの形状は、上述の実施の形態に記載した特定形状に限定されず、その技術的趣旨を逸脱しない範囲での種々の形状を含む。
第2の発明に係る分割型鉄心は、第1積層体及び第2積層体の凹凸部を組み合わせることにより構成される分割型鉄心であって、
第1積層体は、凸部eを有する第1積層群Eと、凸部fを有する第2積層群Fとを交互に配設して成り、
第2積層体は、凹部gを有する第3積層群Gと、凹部hを有する第4積層群Hとを交互に配設して成り、
第1積層群Eの凸部eは、第3積層群Gの凹部gに積層水平方向から挿入することができず、第4積層群Hの凹部hに積層水平方向から挿入することができる形状とし、
第2積層群Fの凸部fは、第3積層群Gの凹部gに積層水平方向から挿入することができ、第4積層群Hの凹部hに積層水平方向から挿入することができない形状とし、
第1積層群Eの凸部eが第3積層群Gの凹部gに圧入され、第2積層群Fの凸部fが第4積層群Hの凹部hに圧入されている。
第2の発明において、第1積層群Eの凸部e、第2積層群Fの凸部f、第3積層群Gの凹部g及び第4積層群Hの凹部hは、例えば下記実施の形態3において、凸部50e、凸部50f、凹部40g及び凹部40hに相当する。なお、第1積層群Eの凸部e、第2積層群Fの凸部f、第3積層群Gの凹部g及び第4積層群Hの凹部hの形状は、上述の実施の形態に記載した特定形状に限定されず、その技術的趣旨を逸脱しない範囲での種々の形状を含む。
第1及び第2の発明によれば、分割型鉄心を組み立てる際に、分割型鉄心の全積層厚さよりも短い距離だけ凹部と凸部を積層方向から圧入すれば足り、また圧入嵌合力を小さく設定することができる。その結果、分割部における磁気抵抗ロスを大きく増大させることなく、分割型鉄心の組立作業性を良好にし、鉄心の組立精度を向上させることができる。
また、第2の発明によれば、分割型鉄心の全積層範囲にわたって、凸部と凹部とが圧入するように組み合わせることができ、組立作業性を良好に改善したうえに、分割部においてより強固な接合が可能となる。
この発明の実施の形態1による分割型鉄心構造の固定子鉄心を示す平面図、分割部を示す詳細図、及び固定子鉄心の全体構成を示す斜視図である。 この発明の実施の形態1によるバックヨーク片の凹部及びティース片の凸部を示す詳細図である。 この発明の実施の形態1によるバックヨーク片の凹部とティース片の凸部との装着の様子を示す詳細図である。 この発明の実施の形態1によるバックヨーク部とティース部の積層構造、及びこれらバックヨーク部とティース部の組み合わせによる固定子鉄心の組立方法を示す図である。 この発明の実施の形態2によるバックヨーク部とティース部の積層構造、及びこれらバックヨーク部とティース部の組み合わせによる固定子鉄心の組立方法を示す図である。 この発明の実施の形態3によるバックヨーク片の凹部及びティース片の凸部を示す詳細図である。 この発明の実施の形態3によるバックヨーク片の凹部とティース片の凸部との装着の様子を示す詳細図である。 この発明の実施の形態3によるバックヨーク部とティース部の積層構造、及びこれらバックヨーク部とティース部の組み合わせによる固定子鉄心の組立方法を示す図である。 この発明の実施の形態4によるバックヨーク片の凹部及びティース片の凸部を示す詳細図である。 この発明の実施の形態4によるバックヨーク片の凹部とティース片の凸部との装着の様子を示す詳細図である。 この発明の実施の形態5による分割型鉄心構造の固定子鉄心を示す平面図である。 この発明の実施の形態5による固定子鉄心を組み立てる様子を示す平面図である。 この発明の実施の形態5の分割型鉄心部の凹凸部の詳細を示す図である。 この発明の実施の形態5の分割型鉄心部の凹凸部の装着状態の詳細を示す図である。
以下、本発明を実施するための最良の形態を図に基づいて説明する。
実施の形態1.
図1(a)はこの発明の実施の形態1による分割型鉄心構造の固定子鉄心を示す平面図、図1(b)は上記固定子鉄心の分割部を示す詳細図、図1(c)は上記固定子鉄心の全体構成を示す斜視図である。図1(a)において、本実施の形態の固定子鉄心1は、リング状のバックヨーク部10と、このバックヨーク部10に装着される複数のティース部20とからなる。図1(b)の分割部30に示すように、ティース部20の根元部分には凸部50が、バックヨーク部10の内周部には上記凸部50に対応する凹部40が設けてある。また、図1(c)に示すように、リング状のバックヨーク部10は珪素鋼板等からなるバックヨーク片を固定子軸方向に積み重ねて構成され、また、ティース部20は珪素鋼板等からなるティース片を固定子軸方向に積み重ねて構成され、それぞれ積層板同士をかしめ、溶接、接着などで一体化している。そして、積層された各ティース部20のまわりに巻線を巻回した後、各ティース部20の凸部50を積層水平方向からバックヨーク部10の凹部40に挿入し、さらに各ティース部20の凸部50をバックヨーク部10の凹部40に積層方向へ圧入することで固定子鉄心1が組み立てられる。なお、ティース部20に巻回される巻線は図示省略している。
図2は本実施の形態によるバックヨーク片の凹部及びティース片の凸部を示す詳細図である。本実施の形態では、図2(a)に示すように、バックヨーク片として、固定子軸方向に垂直な断面においてアリ溝状の凹部40cを有するバックヨーク片11と、固定子軸方向に垂直な断面において軸方向に略平行な辺を有する凹部40dを有するバックヨーク片12の2種類を備える。また、図2(b)に示すように、ティース片として、上記アリ溝状の凹部40cに嵌合する固定子軸方向に垂直な断面においてアリ状の凸部50aを有するティース片21と、固定子軸方向に垂直な断面において軸方向に略平行な辺を有する凸部50bを有するティース片22の2種類を備える。
図3は本実施の形態によるバックヨーク片の凹部とティース片の凸部との装着の様子を示す詳細図である。図3(a)及び(b)に示すように、ティース片21のアリ状の凸部50aは、バックヨーク片11のアリ溝状の凹部40cに、積層方向から圧入嵌合できるが、積層水平方向から挿入することができないようになっている。また、図3(c)及び(d)に示すように、ティース片21のアリ状の凸部50aは、バックヨーク片12の凹部40dに、積層水平方向から挿入することができるようになっている。また、図3(e)及び(f)に示すように、ティース片22の凸部50bは、バックヨーク片11のアリ溝状の凹部40cに、積層水平方向から挿入することができるようになっている。また、図3(g)及び(h)に示すように、ティース片22の凸部50bは、バックヨーク片12の凹部40dに、積層水平方向から挿入することができるようになっている。
図4は本実施の形態によるバックヨーク部とティース部の積層構造、及びこれらバックヨーク部とティース部の組み合わせによる固定子鉄心の組立方法を示す図である。図4(a)に示すように、アリ状の凸部50aを有するティース片21をN枚積層して第1積層群Aとし、凸部50bを有するティース片22をN枚積層して第2積層群Bとし、第1積層群A及び第2積層群Bを交互に配置して、かしめ等により一体化することによりティース部20(請求項1及び11で言う第1積層体)を構成する。また、アリ溝状の凹部40cを有するバックヨーク片11をN枚積層して第3積層群Cとし、凹部40dを有するバックヨーク片12をN枚積層して第4積層群Dとし、第3積層群C及び第4積層群Dを交互に配置して、かしめ等により一体化することによりバックヨーク部10(請求項1及び11で言う第2積層体)を構成する。なお、ここでは、ティース片21、22及びバックヨーク片11、12の板厚は同じとする。
そして、図4(a)に示すように、ティース部20(第1積層体)をバックヨーク部10(第2積層体)よりN枚分の距離だけ積層方向にずらす(図では上方向にずらす)ことにより、積層水平方向からティース部20をバックヨーク部10に挿入できる位置にもってくる。すなわち、ティース部20の第1積層群Aをバックヨーク部10の第4積層群Dの位置に、ティース部20の第2積層群Bをバックヨーク部10の第3積層群Cの位置にもってくる。そして、図4(b)に示すように、ティース部20を積層水平方向に移動させて、ティース部20の第1積層群Aの凸部50aをバックヨーク部10の第4積層群Dの凹部40dに、ティース部20の第2積層群Bの凸部50bをバックヨーク部10の第3積層群Cの凹部40cに挿入する。その後、図4(c)に示すように、ティース部20とバックヨーク部10を積層方向に相対移動させ、ティース部20の第1積層群Aのアリ状の凸部50aをバックヨーク部10の第3積層群Cのアリ溝状の凹部40cに圧入嵌合する。このようにして組み立てられた固定子鉄心は、圧入嵌合している積層群(第1積層群A及び第3積層群C)と、挿入した状態の積層群(第2積層群B及び第4積層群D)とが交互に配置された状態となる。
以上のように本実施の形態によれば、分割型鉄心を組み立てる際に、分割型鉄心の全積層厚さよりも短い距離分だけ凹部と凸部を積層方向から圧入すれば足り、また圧入嵌合力を小さく設定することができる。その結果、分割部における磁気抵抗ロスを大きく増大させることなく、分割型鉄心の組立作業性を良好にし、鉄心の組立精度を向上させることができる。
実施の形態2.
図5はこの発明の実施の形態2によるバックヨーク部とティース部の積層構造、及びこれらバックヨーク部とティース部の組み合わせによる固定子鉄心の組立方法を示す図である。
本実施の形態では、上記図2及び図3で示したと同形状のバックヨーク片11、12とティース片21、22を使用し、それらの積層枚数を変化させたものである。すなわち、図5(a)に示すように、アリ状の凸部50aを有するティース片21をNa枚積層して第1積層群Aとし、凸部50bを有するティース片22を積層して第2積層群Bとし、第1積層群A及び第2積層群Bを交互に配置して、かしめ等により一体化することによりティース部20(請求項1及び11で言う第1積層体)を構成する。また、アリ溝状の凹部40cを有するバックヨーク片11を積層して第3積層群Cとし、凹部40dを有するバックヨーク片12をN枚積層して第4積層群Dとし、第3積層群C及び第4積層群Dを交互に配置して、かしめ等により一体化することによりバックヨーク部10(請求項1及び11で言う第2積層体)を構成する。そして、第1積層群Aの積層枚数Naを、第4積層群Dの積層枚数Nよりも少なく設定(Na<N)した。
なお、この実施の形態では、ティース部20に用いられているティース片の厚さが、バックヨーク部10に用いられているバックヨーク片の厚さよりも薄く、ティース部20の積層方向の厚さLtが、バックヨーク部10の積層方向の厚さLbよりも小さくなった場合を示している。
そして、図5(a)に示すように、ティース部20(第1積層体)をバックヨーク部10(第2積層体)よりNa枚分の距離だけ積層方向にずらす(図では上方向にずらす)ことにより、積層水平方向からティース部20をバックヨーク部10に挿入できる位置にもってくる。すなわち、ティース部20の第1積層群Aをバックヨーク部10の第4積層群Dの位置に、ティース部20の第2積層群Bをバックヨーク部10の第3積層群Cの位置にもってくる。そして、図5(b)に示すように、ティース部20を積層水平方向に移動させて、ティース部20の第1積層群Aの凸部50aをバックヨーク部10の第4積層群Dの凹部40dに、ティース部20の第2積層群Bの凸部50bをバックヨーク部10の第3積層群Cの凹部40cに挿入する。その後、図5(c)に示すように、ティース部20とバックヨーク部10を積層方向に圧入し、ティース部20の第1積層群Aのアリ状の凸部50aをバックヨーク部10の第3積層群Cのアリ溝状の凹部40cに嵌合する。このようにして組み立てられた固定子鉄心は、圧入嵌合している積層群(第1積層群A及び第3積層群C)と、挿入した状態の積層群(第2積層群B及び第4積層群D)とが交互に配置された状態となる。
以上のように本実施の形態では、第1積層群AはNa枚の鉄心片を積み重ねて構成され、第4積層群DはN枚の同じ厚さの鉄心片を積み重ねて構成され、かつNa<Nであることにより、鉄心片の厚さ偏差や積層間の隙間差、また組立精度の悪化により、組立挿入時に対となる積層群の積層方向位置がずれても、確実に組立挿入することができる。
また、実施の形態1と同様、分割型鉄心を組み立てる際に、分割型鉄心の全積層厚さよりも短い距離分だけ凹部と凸部を積層方向から圧入すれば足り、また圧入嵌合力を小さく設定することができる。その結果、分割部における磁気抵抗ロスを大きく増大させることなく、分割型鉄心の組立作業性を良好にし、鉄心の組立精度を向上させることができる。
実施の形態3.
図6はこの発明の実施の形態3によるバックヨーク片の凹部及びティース片の凸部を示す詳細図である。本実施の形態では、図6(a)に示すように、バックヨーク片として、一対の凹箇所を有し、両外側辺が軸方向外側に向かって広がる外側アリ溝状の凹部40gを有するバックヨーク片11と、同じく一対の凹箇所を有し、両内側辺が軸方向外側に向かって狭まる内側アリ溝状の凹部40hを有するバックヨーク片12の2種類を備える。また、図6(b)に示すように、ティース片として、一対の凸箇所を有し、両外側辺が軸方向外側に向かって広がり上記凹部40gの両外側辺に圧入嵌合される凸部50eを有するティース片21と、同じく一対の凸箇所を有し、両内側辺が軸方向外側に向かって広がり上記凹部40hの内側側辺に圧入嵌合される凸部50fを有するティース片22の2種類を備える。
図7は本実施の形態によるバックヨーク片の凹部とティース片の凸部との装着の様子を示す詳細図である。図7(a)に示すように、ティース片21の凸部50eは、バックヨーク片11の凹部40gに積層方向から圧入嵌合できるが、積層水平方向から挿入することができないようになっている。また、図7(b)に示すように、ティース片22の凸部50fは、バックヨーク片12の凹部40hに積層方向から圧入嵌合できるが、積層水平方向から挿入することができないようになっている。また、図7(c)に示すように、ティース片22の凸部50fは、バックヨーク片11の凹部40gに積層水平方向から挿入することができるようになっている。また、図7(d)に示すように、ティース片21の凸部50eは、バックヨーク片12の凹部40hに積層水平方向から挿入することができるようになっている。
図8は本実施の形態によるバックヨーク部とティース部の積層構造、及びこれらバックヨーク部とティース部の組み合わせによる固定子鉄心の組立方法を示す図である。図8(a)に示すように、凸部50eを有するティース片21をN枚積層して第1積層群Eとし、凸部50fを有するティース片22をN枚積層して第2積層群Fとし、第1積層群E及び第2積層群Fを交互に配置して、かしめ等により一体化することによりティース部20(請求項2及び12で言う第1積層体)を構成する。また、凹部40gを有するバックヨーク片11をN枚積層して第3積層群Gとし、凹部40hを有するバックヨーク片12をN枚積層して第4積層群Hとし、第3積層群G及び第4積層群Hを交互に配置して、かしめ等により一体化することによりバックヨーク部10(請求項2及び12で言う第2積層体)を構成する。なお、ここでは、ティース片21、22及びバックヨーク片11、12の板厚は同じとする。
そして、図8(a)に示すように、ティース部20(第1積層体)をバックヨーク部10(第2積層体)よりN枚分の距離だけ積層方向にずらす(図では上方向にずらす)ことにより、積層水平方向からティース部20をバックヨーク部10に挿入できる位置にもってくる。すなわち、ティース部20の第1積層群Eをバックヨーク部10の第4積層群Hの位置に、ティース部20の第2積層群Fをバックヨーク部10の第3積層群Gの位置にもってくる。そして、図8(b)に示すように、ティース部20を積層水平方向に移動させて、ティース部20の第1積層群Eの凸部50eをバックヨーク部10の第4積層群Hの凹部40hに、ティース部20の第2積層群Fの凸部50fをバックヨーク部10の第3積層群Gの凹部40gに挿入する。その後、図8(c)に示すように、ティース部20とバックヨーク部10を積層方向に圧入し、ティース部20の第1積層群Eのアリ状の凸部両側側辺をバックヨーク部10の第3積層群Gのアリ溝状の凹部両側側辺に嵌合すると共に、ティース部20の第2積層群Fのアリ状の凸部内側側辺をバックヨーク部10の第4積層群Hのアリ溝状の凹部内側側辺に嵌合する。
以上のように本実施の形態によれば、分割型鉄心の全積層範囲にわたって、アリ状の凸箇所とアリ溝状の凹箇所が組み合わされるように配設することができ、組立作業性を良好に改善したうえに、分割部においてより強固な接合が可能となる。
また、実施の形態1と同様、分割型鉄心を組み立てる際に、分割型鉄心の全積層厚さよりも短い距離分だけ凹部と凸部を積層方向から圧入すれば足り、また圧入嵌合力を小さく設定することができる。その結果、分割部における磁気抵抗ロスを大きく増大させることなく、分割型鉄心の組立作業性を良好にし、鉄心の組立精度を向上させることができる。
実施の形態4.
図9はこの発明の実施の形態4によるバックヨーク片の凹部及びティース片の凸部を示す詳細図である。本実施の形態では、図9(a)に示すように、バックヨーク片として、凹部40ccを有するバックヨーク片11と、凹部40ddを有するバックヨーク片12の2種類を備える。また、図9(b)に示すように、ティース片として、凹部40ccに圧入嵌合する凸部50aaを有するティース片21と、凸部50bbを有するティース片22の2種類を備える。
バックヨーク片11の凹部40ccは、一方の側辺が挿入方向と垂直な方向と成す角度θ1傾斜しており、他方の側辺が挿入方向と垂直な方向と成す角度θ2傾斜している。同じく、凹部40ccに圧入嵌合するティース片21の凸部50aaは、一方の側辺が挿入方向と垂直な方向と成す角度θ1傾斜しており、他方の側辺が挿入方向と垂直な方向と成す角度θ2傾斜している。ここで、θ1は90度≦θ1≦180度であり、θ2はθ2<90度かつθ2<180度−θ1の条件を満たす。また、バックヨーク片12の凹部40ddは、一方の側辺が挿入方向と垂直な方向と成す角度θ1傾斜している。さらに、ティース片22の凸部50bbは、一方の側辺が挿入方向と垂直な方向と成す角度θ1傾斜している。
そして、図10(a)に示すように、ティース片21の凸部50aaは、バックヨーク片11の凹部40ccに積層方向から圧入嵌合できるが、積層水平方向から挿入することができないようになっている。また、図10(b)に示すように、ティース片22の凸部50bbは、バックヨーク片11の凹部40ccに積層水平方向から挿入することができるようになっている。また、図10(c)に示すように、ティース片21の凸部50aaは、バックヨーク片12の凹部40ddに積層水平方向から挿入することができるようになっている。また、図10(d)に示すように、ティース片22の凸部50bbは、バックヨーク片12の凹部40ddに積層水平方向から挿入することができるようになっている。
以上の様に本実施の形態によれば、分割部の凹部及び凸部において、相互に対向する両側二側辺のうちいずれか一方の側辺同士が密着するように構成したので、隙間のない密着部を一方の側辺に構成することができるため、分割部間の位置合わせ精度を向上させることができる。
また、上記実施の形態と同様に、分割型鉄心を組み立てる際に、分割型鉄心の全積層厚さよりも短い距離分だけ凹部と凸部を積層方向から圧入すれば足り、また圧入嵌合力を小さく設定することができる。その結果、分割部における磁気抵抗ロスを大きく増大させることなく、分割型鉄心の組立作業性を良好にし、鉄心の組立精度を向上させることができる。
実施の形態5.
上記実施の形態では、リング状のバックヨーク部と複数のティース部に分割した鉄心の例を示したが、バックヨーク部を等分割し、ティース部とバックヨーク部の一部を有する形状に分割した鉄心についても、適用可能である。
図11はこの発明の実施の形態5による分割型鉄心構造の固定子鉄心を示す平面図であり、図12は図11の固定子鉄心を組み立てる様子を示す平面図である。図11に示すように、本実施の形態の固定子鉄心100は、バックヨーク部を等分割し、バックヨーク部の一部とティース部とを有する形状の複数の分割鉄心部110を備え、当該分割鉄心部をそれぞれ環状に組み合わせたものである。複数の分割鉄心部110は、その分割部130で相互に形成された凹部140及び凸部150を組み合わせることにより装着される。すなわち、図12に示すように、それぞれの分割鉄心部110を、積層方向にそれぞれをずらした位置から軸中心方向に同時に接近させることで、分割鉄心部110の凹凸形状を挿入させる。そして、積層方向に圧入嵌合することにより一体化した固定子鉄心を得る。分割鉄心部110は、珪素鋼板等からなる分割鉄心片を固定子軸方向に積み重ね、積層板同士をかしめ、溶接、接着などで一体化している。
図13は本実施の形態の分割鉄心部の凹凸部の詳細を示す図である。図13において、図9と同様に、分割鉄心片110cの凹部140ccは、一方の側辺が挿入方向と垂直な方向と成す角度θ1傾斜しており、他方の側辺が挿入方向と垂直な方向と成す角度θ2傾斜している。同じく、凹部40ccに圧入嵌合する分割鉄心片110aの凸部150aaは、一方の側辺が挿入方向と垂直な方向と成す角度θ1傾斜しており、他方の側辺が挿入方向と垂直な方向と成す角度θ2傾斜している。ここで、θ1は90度≦θ1≦180度であり、θ2はθ2<90度かつθ2<180度−θ1の条件を満たす。また、分割鉄心片110dの凹部140ddは、一方の側辺が挿入方向と垂直な方向と成す角度θ1傾斜している。さらに、分割鉄心片110bの凸部150bbは、一方の側辺が挿入方向と垂直な方向と成す角度θ1傾斜している。
また、分割鉄心片110aの凸部150aaは、分割鉄心片110cの凹部140ccに積層方向から圧入嵌合できるが、積層水平方向から挿入することができないようになっている。また、分割鉄心片110bの凸部150bbは、分割鉄心片110cの凹部140ccに積層水平方向から挿入することができるようになっている。また、分割鉄心片110aの凸部150aaは、分割鉄心片110dの凹部140ddに積層水平方向から挿入することができるようになっている。また、分割鉄心片110bの凸部150bbは、分割鉄心片110dの凹部140ddに積層水平方向から挿入することができるようになっている。
そして、図14に示すように、分割鉄心片110aの凸部150aaは分割鉄心片110cの凹部140ccに圧入嵌合された状態となり、隙間を発生しない。また、分割鉄心片110bの凸部150bbは分割鉄心片110dの凹部140ddに挿入された状態となり、鉄心の内側は隙間なく密着状態となり、鉄心の外側にのみ隙間160が発生するようにしている。
以上の様に本実施の形態によれば、バックヨーク部を等分割してティース部とバックヨーク部の一部を有する形状に分割した鉄心についても、上記実施の形態と同様、分割型鉄心の全積層厚さよりも短い距離だけ凹部と凸部を積層方向から圧入すれば足り、また圧入嵌合力を小さく設定することができる。その結果、分割部における磁気抵抗ロスを大きく増大させることなく、分割型鉄心の組立作業性を良好にし、鉄心の組立精度を向上させることができる。
また、凹凸部の組み合わせにより発生する隙間を鉄心の外周側に配置することにより、大きな磁束が通る内周側において磁気抵抗の高い隙間部を配置しないように構成することができるため、損失の少ない分割型鉄心を構成することができる。
なお、本実施の形態では、バックヨーク部を等分割してティース部とバックヨーク部の一部を有する分割型鉄心に対して実施の形態4の凹凸形状を採用した例を示したが、実施の形態1から実施の形態3の凹凸形状を採用しても同様の効果が得られる。
この発明は、回転電機又はリニアモータの鉄心として利用可能である。
そして、図8(a)に示すように、ティース部20(第1積層体)をバックヨーク部10(第2積層体)よりN枚分の距離だけ積層方向にずらす(図では上方向にずらす)ことにより、積層水平方向からティース部20をバックヨーク部10に挿入できる位置にもってくる。すなわち、ティース部20の第1積層群Eをバックヨーク部10の第4積層群Hの位置に、ティース部20の第2積層群Fをバックヨーク部10の第3積層群Gの位置にもってくる。そして、図8(b)に示すように、ティース部20を積層水平方向に移動させて、ティース部20の第1積層群Eの凸部50eをバックヨーク部10の第4積層群Hの凹部40hに、ティース部20の第2積層群Fの凸部50fをバックヨーク部10の第3積層群Gの凹部40gに挿入する。その後、図8(c)に示すように、ティース部20とバックヨーク部10を積層方向に圧入し、ティース部20の第1積層群Eのアリ状の凸部の両外側側辺をバックヨーク部10の第3積層群Gのアリ溝状の凹部の両外側側辺に嵌合すると共に、ティース部20の第2積層群Fのアリ状の凸部の両内側側辺をバックヨーク部10の第4積層群Hのアリ溝状の凹部の両内側側辺に嵌合する。
図13は本実施の形態の分割鉄心部の凹凸部の詳細を示す図である。図13において、図9と同様に、分割鉄心片110cの凹部140ccは、一方の側辺が挿入方向と垂直な方向と成す角度θ1傾斜しており、他方の側辺が挿入方向と垂直な方向と成す角度θ2傾斜している。同じく、凹部140ccに圧入嵌合する分割鉄心片110aの凸部150aaは、一方の側辺が挿入方向と垂直な方向と成す角度θ1傾斜しており、他方の側辺が挿入方向と垂直な方向と成す角度θ2傾斜している。ここで、θ1は90度≦θ1≦180度であり、θ2はθ2<90度かつθ2<180度−θ1の条件を満たす。また、分割鉄心片110dの凹部140ddは、一方の側辺が挿入方向と垂直な方向と成す角度θ1傾斜している。さらに、分割鉄心片110bの凸部150bbは、一方の側辺が挿入方向と垂直な方向と成す角度θ1傾斜している。

Claims (12)

  1. 第1積層体及び第2積層体の凹凸部を組み合わせることにより構成される分割型鉄心であって、
    上記第1積層体は、凸部を有する第1積層群と、凸部を有する第2積層群とを交互に配設して成り、
    上記第2積層体は、凹部を有する第3積層群と、凹部を有する第4積層群とを交互に配設して成り、
    上記第1積層群の凸部は、上記第3積層群の凹部に積層水平方向から挿入することができず、上記第4積層群の凹部に積層水平方向から挿入することができる形状とし、
    上記第2積層群の凸部は、上記第3積層群の凹部及び上記第4積層群の凹部に積層水平方向から挿入することができる形状とし、
    上記第1積層群の凸部が上記第3積層群の凹部に圧入され、上記第2積層群の凸部が上記第4積層群の凹部に挿入されている分割型鉄心。
  2. 第1積層体及び第2積層体の凹凸部を組み合わせることにより構成される分割型鉄心であって、
    上記第1積層体は、凸部を有する第1積層群と、凸部を有する第2積層群とを交互に配設して成り、
    上記第2積層体は、凹部を有する第3積層群と、凹部を有する第4積層群とを交互に配設して成り、
    上記第1積層群の凸部は、上記第3積層群の凹部に積層水平方向から挿入することができず、上記第4積層群の凹部に積層水平方向から挿入することができる形状とし、
    上記第2積層群の凸部は、上記第3積層群の凹部に積層水平方向から挿入することができ、上記第4積層群の凹部に積層水平方向から挿入することができない形状とし、
    上記第1積層群の凸部が上記第3積層群の凹部に圧入され、上記第2積層群の凸部が上記第4積層群の凹部に圧入されていることを特徴とする分割型鉄心。
  3. 上記第1積層体及び上記第2積層体の一方はリング状のバックヨーク部であり、上記第1積層体及び上記第2積層体の他方はティース部であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の分割型鉄心。
  4. 上記第1積層体及び上記第2積層体は、各々バックヨーク部を分割してティース部と上記分割したバックヨーク部からなる積層体であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の分割型鉄心。
  5. 上記第1積層群、上記第2積層群、上記第3積層群及び上記第4積層群は、それぞれ同じ厚さのN枚の鉄心片を積み重ねて構成されたものであることを特徴とする請求項1に記載の分割型鉄心。
  6. 上記第1積層群はNa枚の鉄心片を積み重ねて構成され、上記第4積層群はN枚の厚さの鉄心片を積み重ねて構成され、Na<Nであることを特徴とする請求項1に記載の分割型鉄心。
  7. 上記第3積層群は一対の凹箇所を有し両側の側辺がアリ溝状の凹部を有し、上記第4積層群は一対の凹箇所を有し内側の側辺がアリ溝状の凹部を有すると共に、
    上記第1積層群は一対の凸箇所を有しアリ状の両側の側辺が上記第3積層群の凹部のアリ溝状の両側側辺に圧入嵌合される凸部を有し、上記第2積層群は一対の凸箇所を有しアリ状の内側の側辺が上記第4積層群の凹部のアリ溝状の内側側辺に圧入嵌合される凸部を有することを特徴とする請求項2に記載の分割型鉄心。
  8. 上記凹部及び凸部において、相互に対向する両側二側辺のうちいずれか一方の側辺同士が密着していることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の分割型鉄心。
  9. 上記第1積層体及び上記第2積層体は、各々バックヨーク部を分割してティース部と上記分割したバックヨーク部からなる積層体であり、上記凹部及び凸部において相互に対向する両側二側辺のうちいずれか一方の側辺同士が密着し、その密着部が鉄心内周側に配置するようにしたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の分割型鉄心。
  10. 請求項3または請求項4の分割型鉄心において、上記ティース部に巻線を巻回したことを特徴とする固定子鉄心。
  11. 第1積層体及び第2積層体の凹凸部を組み合わせることにより構成される分割型鉄心の製造方法であって、
    上記第1積層体は、凸部を有する第1積層群と、凸部を有する第2積層群とを交互に配設して成り、
    上記第2積層体は、凹部を有する第3積層群と、凹部を有する第4積層群とを交互に配設して成り、
    上記第1積層群の凸部は、上記第3積層群の凹部に積層水平方向から挿入することができず、上記第4積層群の凹部に積層水平方向から挿入することができる形状とし、
    上記第2積層群の凸部は、上記第3積層群の凹部及び上記第4積層群の凹部に積層水平方向から挿入することができる形状とし、
    上記第1積層群の凸部を上記第4積層群の凹部に積層水平方向から挿入すると共に、上記第2積層群の凸部を上記第3積層群の凹部に積層水平方向から挿入する工程と、
    上記第1積層群の凸部を上記第3積層群の凹部に積層方向から圧入すると共に、上記第2積層群の凸部を上記第4積層群の凹部に積層方向から挿入する工程とを備えた分割型鉄心の製造方法。
  12. 第1積層体及び第2積層体の凹凸部を組み合わせることにより構成される分割型鉄心の製造方法であって、
    上記第1積層体は、凸部を有する第1積層群と、凸部を有する第2積層群とを交互に配設して成り、
    上記第2積層体は、凹部を有する第3積層群と、凹部を有する第4積層群とを交互に配設して成り、
    上記第1積層群の凸部は、上記第3積層群の凹部に積層水平方向から挿入することができず、上記第4積層群の凹部に積層水平方向から挿入することができる形状とし、
    上記第2積層群の凸部は、上記第3積層群の凹部に積層水平方向から挿入することができ、上記第4積層群の凹部に積層水平方向から挿入することができない形状とし、
    上記第1積層群の凸部を上記第4積層群の凹部に積層水平方向から挿入すると共に、上記第2積層群の凸部を上記第3積層群の凹部に積層水平方向から挿入する工程と、
    上記第1積層群の凸部を上記第3積層群の凹部に積層方向から圧入すると共に、上記第2積層群の凸部を上記第4積層群の凹部に積層方向から圧入する工程とを備えた分割型鉄心の製造方法。
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