JP5293313B2 - ステータ用鉄心 - Google Patents
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Description
また、環状体は環状片を積層して形成されコアシートと同じかそれ以上の透磁率を有する磁性体から成ることを特徴とする。
図1、2は本発明の実施の形態1によるステータ用鉄心1の構造を示すものであり、ステータ用鉄心1は、図1(a)に示すようにコアシート2を積層・固定してなる分割鉄心3を、ステータ用鉄心1の内部に配置されるロータ(図示せず)の回転軸周りに円環状となるように複数個配置し、隣り合う分割鉄心3同士を組み合わせることによりステータ用鉄心本体部4を構成している。
コアシート2とティース部6の形状は同一であるが、ヨーク部7の外径寸法がコアシート2よりも小さい形状を有する小外径コアシート8の積層体(支持鉄心部)を、コアシート2の積層体の間に介装させることにより、分割鉄心3の外周部には凹形状の溝部9が形成されている。
このような手順で積層された分割鉄心3のティース部6にコイル(図示せず)を巻線した後、全ての分割鉄心3を円環状に配置することにより、隣り合う溝部9同士には積層方向への段差がなく、ステータ用鉄心本体部4の外周全周を取り囲む溝部9が形成されることになる。
ここで、環状片13の厚みの方が小外径コアシート8の厚みよりも厚かった場合には、図5(c)の矢印で示すように小外径コアシート8の積層体の外周面が環状片13により短絡されるため積層方向に流れる電流が流れ鉄損の増大を招くこととなるが、本実施の形態においては両者の厚みを等しくしているため上記のような電流を防ぐことができ、渦電流による鉄損を更に低減させることができる。
図7、図8は本発明の実施の形態2によるステータ用鉄心1b、1cの構造を示すものであり、実施の形態1とは環状体10b、10cの形状が異なるのみであるため、その他の構成の説明は省略する。
本実施の形態における環状体10bは、薄肉部14bを介して複数の円弧部15bが連接され、ほぼ直線形状を有することを特徴とするものである。この環状体10bもコアシート2、及び小外径コアシート8の有する透磁率と同じか、それより高い透磁率を有する磁性体板を打ち抜いた環状片13bを積層することにより形成されている。この環状体10bは図7(b)に示すように円環状に配置された分割鉄心3bの外周部分を取り囲むように折り曲げながらリング形状にした後、環状体10bの円周方向端面同士を連結させて、ステータ用鉄心1bを得ることできる。
鋼板の透磁率は圧延方向が最大であり、圧延方向に垂直方向に最小となるような異方性を有しているが、圧延方向に対する角度を決めればその透磁率も定まることとなる。本実施の形態のステータ用鉄心1における環状体10b、10cの内部では、磁束はほぼ円周方向に沿って流れることになるため、このような磁束の向きに対する透磁率は溝部9b、9cの円周上に配置された各円弧部15b、15cにおいてほぼ均等とすることができる。
すなわち、ステータ用鉄心1b、1c内部の円周方向において透磁率は均等化され磁束密度も一定となるため、ロータ、ステータ間で作用する電磁力の円周方向のばらつきを抑えることができ、コギングトルクの小さいモータを得ることが可能となる。
図7に示されたような環状体10bの周上に薄肉部14bを有するものは、この薄肉部14bが強度的に弱い上に、円周方向に隙間を有している。環状体10b内を流れる円周方向磁束密度は、分割鉄心3bの隣接界面において最大、ティース部6の円周方向の2等分線上で最小となる分布を有しているが、薄肉部14bを分割鉄心3bの隣接界面に配置すると積層鉄心3bと環状体10bの強度的に弱い部分が円周上で重なる上に、円周方向の隙間が磁束の流れを大きく妨げることになるため、機械強度上、及び磁気特性上の両面から好ましくない。
従って薄肉部14bを分割鉄心3bの隣接界面に配置することを避けなければならず、隣接界面から離れた、コアシート2におけるティース部6付根の外周側に配置することが好ましく、理想的には図9に示すように薄肉部14bがティース部6の円周方向の2等分線上に配置するのが最も好ましい。
図11においてもダボ18の幅寸法を切り欠き19の幅寸法より若干大きくすることにより、上記と同様に環状体10eの円周方向端面における溶接作業を省略して分割鉄心3e同士を連結することができる。
図11において、複数対のダボ18と切り欠き19を設けた場合も同様である。
図13は本発明の実施の形態4によるステータ用鉄心1の構造を示すものであり、実施の形態1においては小外径コアシート8の積層体がコアシート2の積層体に介装されており溝部9が積層方向の中央部分に形成されていたが、本実施の形態においてはコアシート2の積層体が小外径コアシート8の積層体に介装されており、溝部9fが積層方向の両端部に形成されている点が異なっている。
上記に説明した点以外については、実施の形態1と同様であるため、説明を省略する。
2 コアシート
3、3a、3b、3c、3d、3e、3f 分割鉄心
4、4a、4d、4e ステータ用鉄心本体部
5 ヨーク部
6 ティース部
9、9a、9b、9c、9d、9e、9f 溝部
10、10b、10c、10d、10e、10f 環状体
13、13b、13c、13d、13e、13f 環状片
14b、14c 薄肉部
15b、15c 円弧部
16 V型溝
17 V型突起
18 ダボ
19 切り欠き
Claims (6)
- 外周が円弧状であるヨーク部とこのヨーク部から内径側に突出したティース部を有するコアシートが積層された分割鉄心を円周方向に一円状に組み合わせて形成され、外周に円周方向の溝部を有するステータ用鉄心本体部と、
前記コアシートと同じかそれ以上の透磁率を有する磁性体から成る環状片を積層して形成され、前記溝部に嵌合された環状体と、
を備えたステータ用鉄心。 - 環状体は、薄肉部を介して複数の円弧部が連接された形状を有することを特徴とする請求項1に記載のステータ用鉄心。
- 環状体は、環状片の厚みがコアシートの厚みと等しいことを特徴とする
請求項1に記載のステータ用鉄心。 - 環状体は、薄肉部がコアシートにおけるティース部付根の外周側に配置されていることを特徴とする請求項2に記載のステータ用鉄心。
- 環状体とステータ用鉄心本体部は、互いの円周方向の位置決め構造を備えていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載のステータ用鉄心。
- ステータ用鉄心本体部は、積層方向の端部に溝部を有することを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項に記載のステータ用鉄心。
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