JP7150221B1 - 電動機の固定子、電動機および電動機の固定子の製造方法 - Google Patents
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Abstract
Description
図1は実施の形態1の電動機の構成を示す断面図である。図1は、電動機の中心軸の軸線方向と直交する方向に切断された断面図である。図2は、図1に示される実施の形態1の電動機における一部を直線状態に展開した展開断面図である。図1に示す電動機100は、固定子110と、固定子110の内側に設けられる回転子120とを備える。
Rm=2Rs+Rgap
となる。
Rm’=2Rs+(Rgap×Rmag)/(Rgap+Rmag)
となる。
図5は実施の形態2の電動機における固定子の一部を直線状態に展開した展開断面図である。図5では、隣接する2つの固定子鉄心パーツ1aが示されている。実施の形態2では、磁性体挿入溝7aが固定子鉄心パーツ1aの接合部1dの内周側の角部に設けられ、折れ曲がった、外周方向に突出するV字形状の磁性体4aが磁性体挿入溝7aに配置されている。すなわち、実施の形態2においても、実施の形態1と同様、隣接する固定子鉄心パーツ1aのコアバック部1b同士を接合するための接合部1dを跨ぐようにV字形状の磁性体4aが固定子の固定子鉄心1に配置されている。図5における他の構成要素は、図1の構成要素と同一構成および同一機能を有しており、重複する説明は省略する。V字形状の磁性体4aは、例えば、板状の磁性体を折り曲げて形成される。磁性体挿入溝7aは、固定子鉄心パーツ1aとインシュレータ2との双方に設けてもよい。
図6は、実施の形態3の電動機における固定子の一部を直線状態に展開した展開断面図である。図6では、隣接する2つの固定子鉄心パーツ1aが示されている。実施の形態3では、平板状の磁性体4を配置するための磁性体挿入溝7bがインシュレータ2のコアバック部1b側の先端部に設けられている。複数の固定子鉄心パーツ1aが環状に配置されたときに、隣接する固定子鉄心パーツ1aのコアバック部1bの接合部1dを跨ぐように平板状の磁性体4がコアバック部1bとインシュレータ2とに囲まれた磁性体挿入溝7bに挿入される。
図7は、実施の形態4の電動機における固定子の一部を直線状態に展開した展開断面図である。図7では、隣接する2つの固定子鉄心パーツ1aが示されている。実施の形態4では、磁性体4を配置するための磁性体挿入溝7cを形成するために固定子鉄心パーツ1aのコアバック部1bの接合部1dの内周側の角部に凹部8aが設けられ、かつインシュレータ2のコアバック部1b側の先端部に凹部8bが設けられている。凹部8a,8bによって形成された磁性体挿入溝7cに平板状の磁性体4が配置されている。
図8は、実施の形態5の電動機における固定子の一部を直線状態に展開した展開断面図である。図8では、隣接する2つの固定子鉄心パーツ1aが示されている。実施の形態5では、両端部に外周方向に向けて折れ曲がる折れ曲がり部を有する箱型の磁性体4bが用いられる。また、磁性体4bを配置するための磁性体挿入溝7dを形成するために固定子鉄心パーツ1aのコアバック部1bの接合部1dの内周側に凹部9aが設けられ、かつインシュレータ2のコアバック部1b側の先端部に凹部9bが設けられている。凹部9a,9bによって形成された磁性体挿入溝7dに両先端に折れ曲がり部を有する箱型の磁性体4bが配置されている。なお、磁性体挿入溝7dを形成するための凹部を固定子鉄心1のみに設けてもよい。
図9は、実施の形態6の電動機における固定子の一部を直線状態に展開した展開断面図である。図9では、隣接する2つの固定子鉄心パーツ1aが示されている。実施の形態6では、中央部が外周方向に向けて突出されたハット形状の磁性体4cが用いられる。また、磁性体4cを配置するための磁性体挿入溝7eを形成するために固定子鉄心パーツ1aのコアバック部1bの接合部1dの内周側に凹部10aが設けられ、かつインシュレータ2のコアバック部1b側の先端部に凹部10bが設けられている。凹部10a,10bによって形成された磁性体挿入溝7eに凸形状の磁性体4cが配置されている。なお、磁性体挿入溝7eを形成するための凹部を固定子鉄心1のみに設けてもよい。
図10は、実施の形態7の電動機の構成を示す断面図である。図10は、電動機の中心軸の軸線方向に切断された断面図である。実施の形態7の電動機は、実施の形態1と同様、磁性体挿入溝7が形成された固定子鉄心1、磁性体4、インシュレータ2、およびコイル3を有する。実施の形態7では、固定子鉄心1の中心軸方向の下端部に、内周側へ突出された磁性体止め部20を設け、磁性体止め部20によって、電動機の中心軸方向に挿入される磁性体4の落下を防止している。磁性体止め部20は、積層される複数枚の電磁鋼板のうち、固定子鉄心1の下端部に配置されるものに磁性体挿入溝7を設けないことで、構成してもよい。
図11は、実施の形態8の電動機の構成を示す断面図である。図11は、電動機の中心軸の軸線方向に切断された断面図である。実施の形態8の電動機は、実施の形態3と同様、固定子鉄心1、磁性体挿入溝7bが形成された磁性体4、インシュレータ2、およびコイル3を有する。実施の形態8では、インシュレータ2の中心軸方向の下端部に、外周側へ突出された磁性体止め部21を設け、磁性体止め部21によって、電動機の中心軸方向に挿入される磁性体4の落下を防止している。
図12は、実施の形態9の電動機における固定子の一部を直線状態に展開した展開断面図である。図12では、隣接する2つの固定子鉄心パーツが示されている。実施の形態9では、図2に示した実施の形態1の電動機100のインシュレータ2の先端に磁性体4を押圧する磁性体押し当て部22を設けている。磁性体押し当て部22は、インシュレータ2の磁性体4と接する側の端部が、外周方向に折れ曲がっている。なお、インシュレータ2に磁性体4を挿入するための磁性体挿入溝が形成される場合、あるいは固定子鉄心1およびインシュレータ2の双方に磁性体4を挿入するための磁性体挿入溝が形成される場合においても、実施の形態9の磁性体押し当て部22の構成を適用してもよい。
図13は、実施の形態10の電動機における固定子の一部を直線状態に展開した展開断面図である。図13では、隣接する2つの固定子鉄心パーツが示されている。実施の形態10では、図2に示した実施の形態1の電動機100のインシュレータ2の先端に、板ばね部23を設けている。板ばね部23は、弾性を有する弾性部23aと、磁性体4に当接する磁性体押し当て部23bとを備える。板ばね部23は、インシュレータ2の磁性体4と接する側の端部に設けられ、弾性によって磁性体4をコアバック部1bの方へ押圧する。なお、インシュレータ2に磁性体4を挿入するための磁性体挿入溝が形成される場合、あるいは固定子鉄心1およびインシュレータ2の双方に磁性体4を挿入するための磁性体挿入溝が形成される場合においても、実施の形態10の板ばね部23の構成を適用してもよい。
図14は、実施の形態11の電動機の構成を示す断面図である。図14は、電動機の中心軸の軸線方向に切断された断面図である。実施の形態11では、図12に示した実施の形態9の変形例である。実施の形態11では、インシュレータ2の先端に設けられた、外周方向に折れ曲がった磁性体押し当て部22を、電動機の中心軸方向に沿って複数個間欠的に設けている。なお、インシュレータ2に磁性体4を挿入するための磁性体挿入溝が形成される場合、あるいは固定子鉄心1およびインシュレータ2の双方に磁性体4を挿入するための磁性体挿入溝が形成される場合においても、実施の形態11の複数の磁性体押し当て部22が電動機の中心軸方向に沿って間欠的に設けられる構成を適用してもよい。
Claims (16)
- コアバック部、および前記コアバック部から内周側に突出されるティース部を夫々有する複数の固定子鉄心パーツが接合された固定子鉄心と、
複数の前記ティース部を夫々覆う複数のインシュレータと、
前記インシュレータを介して前記ティース部に巻回されたコイルと、
隣接する前記固定子鉄心パーツの前記コアバック部を跨ぐように、前記コアバック部の内周側の端部と前記インシュレータとの間に設けられる複数の磁性体と、
を備える電動機の固定子であって、
前記磁性体は、断面が、外周方向に突出するV字形状であって、前記電動機の中心軸方向に延在する ことを特徴とする電動機の固定子。 - コアバック部、および前記コアバック部から内周側に突出されるティース部を夫々有する複数の固定子鉄心パーツが接合された固定子鉄心と、
複数の前記ティース部を夫々覆う複数のインシュレータと、
前記インシュレータを介して前記ティース部に巻回されたコイルと、
隣接する前記固定子鉄心パーツの前記コアバック部を跨ぐように、前記コアバック部の内周側の端部と前記インシュレータとの間に設けられる複数の磁性体と、
を備える電動機の固定子であって、
前記磁性体は、断面が、両端部が外周方向に向けて折れ曲がった箱形形状であって、前記電動機の中心軸方向に延在することを特徴とする電動機の固定子。 - コアバック部、および前記コアバック部から内周側に突出されるティース部を夫々有する複数の固定子鉄心パーツが接合された固定子鉄心と、
複数の前記ティース部を夫々覆う複数のインシュレータと、
前記インシュレータを介して前記ティース部に巻回されたコイルと、
隣接する前記固定子鉄心パーツの前記コアバック部を跨ぐように、前記コアバック部の内周側の端部と前記インシュレータとの間に設けられる複数の磁性体と、
を備える電動機の固定子であって、
前記磁性体は、断面が、中央部が外周方向に向けて突出した形状であって、前記電動機の中心軸方向に延在することを特徴とする電動機の固定子。 - コアバック部、および前記コアバック部から内周側に突出されるティース部を夫々有する複数の固定子鉄心パーツが接合された固定子鉄心と、
複数の前記ティース部を夫々覆う複数のインシュレータと、
前記インシュレータを介して前記ティース部に巻回されたコイルと、
隣接する前記固定子鉄心パーツの前記コアバック部を跨ぐように、前記コアバック部の内周側の端部と前記インシュレータとの間に設けられる複数の磁性体と、
を備え、
前記固定子鉄心パーツは、前記コアバック部の周方向の両外側の内周側の角部に前記磁性体が挿入される溝が設けられ、
前記溝の周方向長さは、前記磁性体の周方向長さの半分より長いことを特徴とする電動機の固定子。 - 前記磁性体は、断面が長方形であり、周方向の長さが径方向の長さに対して長いことを特徴とする請求項4に記載の電動機の固定子。
- 前記固定子鉄心に前記磁性体が挿入される溝を設けたことを特徴とする請求項1から3の何れか一つに記載の電動機の固定子。
- 前記固定子鉄心および前記インシュレータに前記磁性体が挿入される溝を設けたことを特徴とする請求項1から3の何れか一つに記載の電動機の固定子。
- 前記磁性体は、前記電動機の中心軸方向に延在することを特徴とする請求項1から7の何れか一つに記載の電動機の固定子。
- 前記固定子鉄心の前記電動機の中心軸方向の一端部に、前記磁性体の落下を防ぐ磁性体止め部を設けることを特徴とする請求項8に記載の電動機の固定子。
- 前記インシュレータの前記電動機の中心軸方向の一端部に、前記磁性体の落下を防ぐ磁性体止め部を設けることを特徴とする請求項8に記載の電動機の固定子。
- 前記インシュレータの前記磁性体と接する側の端部に外周方向に折れ曲がって前記磁性体を押圧する磁性体押し当て部を設けたことを特徴とする請求項1から7の何れか一つに記載の電動機の固定子。
- 前記磁性体押し当て部を、前記電動機の中心軸方向に沿って複数個設けたことを特徴とする請求項11に記載の電動機の固定子。
- 前記インシュレータの前記磁性体と接する側の端部に弾性によって前記磁性体を前記コアバック部の方へ押圧する板ばね部を設けたことを特徴とする請求項1から7の何れか一つに記載の電動機の固定子。
- 請求項1から13の何れか一つに記載の電動機の固定子と、
前記固定子に対向して設けられる可動子と、
を備えることを特徴とする電動機。 - コアバック部、および前記コアバック部から内周側に突出されるティース部を夫々有する複数の固定子鉄心パーツが接合された固定子鉄心を有する電動機の固定子の製造方法であって、
複数の前記固定子鉄心パーツの前記ティース部にインシュレータを夫々設け、各インシュレータにコイルを巻回する工程と、
前記コイルが巻回された複数の前記固定子鉄心パーツを接合して前記固定子鉄心を形成する工程と、
隣接する前記固定子鉄心パーツの前記コアバック部を跨ぐように、前記コアバック部の内周側の端部と前記インシュレータとの間に磁性体を夫々配置する工程と、
を備え、
前記磁性体を夫々配置する工程では、前記固定子鉄心を形成する工程の後に、前記コアバック部または前記インシュレータに形成された溝に、前記磁性体を夫々配置することを特徴とする電動機の固定子の製造方法。 - 前記磁性体を夫々配置する工程では、前記溝に前記磁性体を前記固定子鉄心の中心軸方向に挿入することを特徴とする請求項15に記載の電動機の固定子の製造方法。
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PCT/JP2021/033192 WO2023037475A1 (ja) | 2021-09-09 | 2021-09-09 | 電動機の固定子、電動機および電動機の固定子の製造方法 |
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