JPWO2006123647A1 - 遺伝子の検出方法 - Google Patents
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Abstract
Description
(1)ホスホリルコリン基を有する第一単位と電子求引性の置換基がカルボニル基に結合してなるカルボン酸誘導基を有する第二単位とを含む高分子物質を表面に有する不溶性担体を用いて
(a)前記担体表面にDNA伸長用のプライマーを固定化させてプライマー固定化担体を作製する工程
(b)前記プライマー固定化担体上に、必要に応じてDNA鎖の熱変性温度まで加温された、検出する遺伝子のDNA断片またはRNA断片、およびDNAポリメラーゼ、RNAポリメラーゼまたは逆転写酵素、およびヌクレオチドモノマー(dATP、dCTP、dGTP、dUTP)を添加する工程
(c)所定温度でアニール処理して前記DNA断片または前記RNA断片、及び前記DNA伸長用プライマーをハイブリタイズする工程
(d)前記DNA伸長用プライマーを伸長させてDNA鎖を形成する工程、および
(e)必要に応じて工程(b)〜(d)の液相を除去する工程
を含み、
前記伸長したDNA鎖に酵素が導入され、該酵素により発色試薬を発色させ、発色の度合により遺伝子のDNA断片またはRNA断片の含有状況を判定することを特徴とする遺伝子の検出方法、
(2)前記工程(b)において、DNA鎖の熱変性温度まで加温処理しない場合に、前記工程(c)の前に、前記工程(b)にて導入された各材料を含む反応系の温度を、DNA鎖の熱変性温度まで上昇させる工程を含む(1)記載の遺伝子の検出方法、
(3)前記工程(b)において、前記検出する遺伝子のDNA断片またはRNA断片を、DNA鎖の熱変性温度まで加温してから、前記プライマー固定化担体上に添加する(1)記載の遺伝子の検出方法、
(4)前記工程(b)において、前記検出する遺伝子のDNA断片またはRNA断片、およびDNAポリメラーゼ、RNAポリメラーゼまたは逆転写酵素、および前記ヌクレオチドモノマーを、DNA鎖の熱変性温度まで加温してから、前記プライマー固定化担体上に添加する(1)記載の遺伝子の検出方法、
(5)工程(b)において前記ヌクレオチドモノマーの何れかに発色試薬を発色させる酵素標識がなされていて、伸長したDNA鎖に酵素が導入されるものである(1)記載の遺伝子の検出方法、
(6)工程(b)において前記ヌクレオチドモノマーの何れかにビオチン標識がなされていて、工程(e)の後に発色試薬を発色させる酵素標識がなされているストレプトアビジンを含む溶液を添加することによって伸長したDNA鎖に酵素が導入されるものである(1)記載の遺伝子の検出方法、
(7)伸長したDNA鎖に標識される酵素が酸化酵素又は還元酵素である(1)〜(6)いずれか記載の遺伝子の検出方法、
(8)伸長したDNA鎖に標識される酵素がペルオキシダーゼ又はアルカリフォスファターゼである(1)〜(6)いずれか記載の遺伝子の検出方法、
(9)工程(d)において、アニール処理温度と熱変性処理温度との間の所定の温度に変化させて行われるものである(1)〜(8)いずれか記載の遺伝子の検出方法、
(10)工程(a)において前記プライマーが、前記担体表面のカルボン酸誘導基の部位と共有結合して、前記担体の表面に固定化されるものである(1)〜(9)いずれか記載の遺伝子の検出方法、
(11)前記高分子物質が更にブチルメタクリレート基を含む第三単位を有するものである(1)〜(10)いずれか記載の遺伝子の検出方法、
(12)前記担体は、前記高分子物質に加えて、ホスホリルコリン基を含む第一単位と、ブチルメタクリレート基を含む第三単位とを有する第二の高分子物質を含むものである(1)〜(11)いずれか記載の遺伝子の検出方法、
(13)前記担体がプラスチック材料からなるものである(1)〜(12)いずれか記載の遺伝子の検出方法、
(14)発色した色素が伸長したDNA鎖へ付着し、色素の付着の度合いを色の濃さとして測定することを特徴とする(1)〜(13)いずれか記載の遺伝子の検出方法、
(15)発色の度合いを吸光により測定することを特徴とする(1)〜(13)いずれか記載の遺伝子の検出方法、
である。
本実施形態に係る遺伝子の検出方法は、ホスホリルコリン基を有する第一単位と電子求引性の置換基がカルボニル基に結合してなるカルボン酸誘導基を有する第二単位とを含む高分子物質を表面に有する不溶性担体(以下単に「担体」ということもある)を用いて、
(a)前記担体表面にDNA伸長用のプライマーを固定化させてプライマー固定化担体を作製する工程
(b)前記プライマー固定化担体上に、必要に応じてDNA鎖の熱変性温度まで加温された、検出する遺伝子のDNA断片またはRNA断片、およびDNAポリメラーゼ、RNAポリメラーゼまたは逆転写酵素、およびヌクレオチドモノマー(dATP、dCTP、dGTP、dUTP)を添加する工程
(c)所定温度でアニール処理して前記DNA断片または前記RNA断片、及び前記DNA伸長用プライマーをハイブリタイズする工程
(d)前記DNA伸長用プライマーを伸長させてDNA鎖を形成する工程、および
(e)必要に応じて工程(b)〜(d)の液相を除去する工程
を含み、
前記伸長したDNA鎖に酵素が導入され、該酵素により発色試薬を発色させ、発色の度合により遺伝子のDNA断片またはRNA断片の含有状況を判定することを特徴としている。
2−メタクリロイルオキシエトキシエチルホスホリルコリン基および10−メタクリロイルオキシエトキシノニルホスホリルコリン基等の(メタ)アクリロイルオキシアルコキシアルキルホスホリルコリン基;
アリルホスホリルコリン基、ブテニルホスホリルコリン基、ヘキセニルホスホリルコリン基、オクテニルホスホリルコリン基、およびデセニルホスホリルコリン基等のアルケニルホスホリルコリン基;
等の基を有し、ホスホリルコリン基がこれらの基中に含まれている構成とすることができる。
―Cl、−F等のハロゲン;
等の基を有することができる。
(ただし、上記式(1)において、Aは水酸基を除く脱離基である。)
下記式(t)に示される酸ハロゲン化物由来の基;
下記式(u)、式(w)に示される活性エステル由来の基;または
下記式(v)に示される活性化アミド由来の基とすることができる。
(化3)
2−メタクリロイルオキシホスホリルコリンおよびn−ブチルメタクリレートおよびp−ニトロフェニルオキシカルボニルポリエチレングリコールメタクリレートよりなる重合体ポリマー
過酸化ラウロイル、過酸化ベンゾイル、t−ブチルペルオキシネオデカノエート、t−ブチルペルオキシピバレート等の油溶性の有機過酸化物;
などが用いられる。
等を用いることができる。上記樹脂の中でも、飽和環状ポリオレフィンは、耐熱性、耐薬品性、低蛍光性、透明性および成形性に特に優れるため、光学的な分析に好適であり、担体の材料として好ましく用いられる。
例えば、(i)担体上の高分子物質に含まれる複数の活性エステル基のうち、少なくとも一部の活性エステル基とプライマーとを反応させて共有結合を形成させることにより、担体表面でプライマーを固定化し、続いて(ii)プライマーを固定化した以外の担体表面の活性エステル基を不活性化する、すなわち残りの活性エステル基を不活性化することにより、プライマーを担体の表面に固定することができる。以下、それぞれの工程について説明する。
本発明で使用される逆転写酵素および/またはポリメラーゼ活性を有する酵素は、モロニーマウス白血球ウィルス(M−MLV)逆転写酵素、ラウス肉腫ウィルス(RSV)逆転写酵素、トリ骨髄芽球症(AMV)逆転写酵素、ラウスアンシェーテッドウィルス(RAV)逆転写酵素、骨髄芽球症アンシエーテッドウィルス(MAV)逆転写酵素、ヒト免疫不全ウィルス(HIV)逆転写酵素、レトロウィルス逆転写酵素、レトロトランスポゾン逆転写酵素、B型肝炎逆転写酵素、カリフラワーモザイク逆転写酵素、バクテリア逆転写酵素、Thermus thermophilus(Tth)DNAポリメラーゼ、Thermus aquaticus(Taq)DNAポリメラーゼ、Thermotoga neopolitana(Tne)DNAポリメラーゼ、Thermotoga maritime(Tma)DNAポリメラーゼ、Thermococcus litoralis(Tli、例えばVENT(登録商標)ブランド)DNAポリメラーゼ、Pyrococcus furiosus(Pfu)DNAポリメラーゼ、Pyrococus species GBD(例えば、DEEPVENTTMブランド)DNAポリメラーゼ、Pyrococcus woosii(Pwo)DNAポリメラーゼ、Bacillus sterothermophilus(Bst)DNAポリメラーゼ、Sulfolobus acidocaldarius(Sac)DNAポリメラーゼ、Thermoplasma acidophilum(Tac)DNAポリメラーゼ、Thermus flavus(Tfl/Tub)DNAポリメラーゼ、Thermus rubber(Tru)DNAポリメラーゼ、Thermus brockianus(例えば、DYNAZYME(登録商標)ブランド)DNAポリメラーゼ、Methanobacterium thermoautotrohicum(Mth)DNAポリメラーゼ、その変異体、変形体、派生体を含むがこれに限定されるものではない。DNAポリメラーゼのクレノー断片を用いることも出来る。また、RNAポリメラーゼを用いることもできる。
さらに、鋳型となる遺伝子がRNAの場合は、RNAの分解を抑える目的で、必要に応じて、RNaseインヒビターを添加したほうがよい。
工程(c)では、所定温度でアニール処理して前記DNA断片または前記RNA断片、及び前記DNA伸長用プライマーをハイブリタイズする。すなわち、反応系の温度をプライマーと鋳型DNA断片とがアニールする温度(アニール温度)、例えば4℃〜65℃、好ましくは45℃〜65℃まで下降させる。このアニール処理により、DNA断片の一部と相補的な配列を有するプライマーと、このDNA断片とがハイブリタイズして二本鎖になる。
工程(d)では、DNA伸長用プライマーを伸長させてDNA鎖を形成する。ここで行われるDNAの伸長反応においては、アニール処理を行った反応系の温度を、アニール処理温度から熱変性処理温度まで徐々に上昇させるよう制御する。あるいは、アニール処理温度と熱変性処理温度との間の所定の温度に変化させる。すなわち、当該反応系の温度を、前記アニール処理温度と前記熱変性処理温度との間の所定の温度、例えば65℃〜75℃に変化させるように制御する。このように反応系の温度を制御することにより、DNA鎖の伸長反応が起こる。
(実施例)
飽和環状ポリオレフィン樹脂(5−メチル−2ノルボルネンの開環重合体の水素添加物、MFR(Melt flow rate):21g/10分、水素添加率:実質的に100%、熱変形温度123℃)を用い、射出成形によりスライドガラス形状の基板を得た。この基板を2−メタクリロイルオキシエチルホスホリルコリン−ブチルメタクリレート−p−ニトロフェニルオキシカルボニルポリエチレングリコールメタクリレート共重合体(poly(MPC−co−BMA−co−NPMA)(PMBN)、各基は、モル%で25:74:1)の0.5重量%エタノール溶液に浸漬することにより、基板表面にホスホリルコリン基と活性エステル基とを有する高分子物質を導入して、プラスチック基板(PMBNコート基板)を得た。
飽和環状ポリオレフィン樹脂(5−メチル−2ノルボルネンの開環重合体の水素添加物、MFR:21g/10分、水素添加率:実質的に100%、熱変形温度温度:123℃)を用い、射出成形によりスライドグラス状の基板を得た。この成形物に低温酸素プラズマ処理により表面に親水化処理を施した。次に、アミノアルキルシランとしてγ−アミノプロピルトリエトキシシランをメタノール中に5重量%の濃度で溶解させたものをアミノ基導入処理液として調製し、この溶液の中に2時間浸漬の後、基板を溶液から取り出し、超純水中に浸漬し放置後基板を取り出し乾燥した。グルタルアルデヒドをPBS(−)中に2重量%の濃度で溶解させてグルタルアルデヒド溶液を調製し、アミノアルキルシラン処理を行なった基板をグルタルアルデヒド溶液中に浸漬し、4時間放置した後、基板を取り出して超純水中に浸漬し、洗浄乾燥した。これにより、表面にアルデヒド基を有するアルデヒド基板が得られた。
5’末端がアミノ基で修飾された、配列ACTCCCGGATTGCGC(配列番号1)のDNAプライマー(15塩基)、配列AAACTCCCGGATTGCGCTCC(配列番号2)のDNAプライマー(20塩基)、配列TGTAAACTCCCGGATTGCGCTCCCT(配列番号3)のDNAプライマー(25塩基)を0.25M炭酸バッファ(pH9.0)を用いて溶解し、10μMのDNAプライマー溶液を調製した。この溶液をスポッタ(日立ソフトウェアーエンジニアリング製Marks-I)を用い、100μm径クロスカットピンでPMBNコート基板、およびアルデヒド基板の表面上に、それぞれスポットした。オリゴDNAをスポットした各基板を、200μlの0.25Mリン酸バッファ(pH8.5)で内部を湿らせた密閉容器(10cm×15cm×3cm)中で一昼夜浸して、プライマーを固定化させた。その後、各々の基板について、ブロッキング処理を施した。
鋳型DNA断片として、AAGGCGGGAGGGAGCGCAATCCGGGAGTTTACAAATGGACAAACTTCTAT(配列番号4)の50塩基の鋳型DNA断片の濃度が100pMとなるように溶液を調製した。Taqポリメラーゼ、ビオチン標識dUTP、dATP、dCTP、dGTPを上記鋳型DNA溶液に添加し、DNA伸長用反応溶液を調製した。この溶液を上記プライマーを固定化した各々の基板表面に供給し、DNAマイクロアレイ用ハイブリダイゼーション用チャンバーにより密閉状態とした。続いて95℃5分で熱変性処理し、更に、アニール処理、熱変性処理を50℃3分(アニール)−95℃1分(熱変性)としたヒートサイクルを15回行うことによりDNAプライマーの伸長反応をおこなった。
上記伸長反応の後、DNA伸長用反応液の除去および洗浄を行い、ストレプトアビジンを標識したアルカリフォスファターゼ溶液を基板表面に供給し、37℃で30分放置後、アルカリフォスファターゼ溶液を除去後、基板の洗浄を行い、続いてNBT/BICP溶液を供給し、37℃で30分放置後、基板を洗浄した。アルデヒド基板ではプライマーの点着部分の着色は肉眼では殆ど観察できないが、PMBN基板では明確に点着部分への着色が観察できた。
基板のプライマー点着部分の着色像をCCDカメラにより取り込み、取り込んだデジタルデータを画像処理ソフト(NIHイメージ)により処理し、着色度合いを数値化した。結果を表1に示す。
Claims (15)
- ホスホリルコリン基を有する第一単位と電子求引性の置換基がカルボニル基に結合してなるカルボン酸誘導基を有する第二単位とを含む高分子物質を表面に有する不溶性担体を用いて
(a)前記担体表面にDNA伸長用のプライマーを固定化させてプライマー固定化担体を作製する工程
(b)前記プライマー固定化担体上に、必要に応じてDNA鎖の熱変性温度まで加温された、検出する遺伝子のDNA断片またはRNA断片、およびDNAポリメラーゼ、RNAポリメラーゼまたは逆転写酵素、およびヌクレオチドモノマー(dATP、dCTP、dGTP、dUTP)を添加する工程
(c)所定温度でアニール処理して前記DNA断片または前記RNA断片、及び前記DNA伸長用プライマーをハイブリタイズする工程
(d)前記DNA伸長用プライマーを伸長させてDNA鎖を形成する工程、および
(e)必要に応じて工程(b)〜(d)の液相を除去する工程
を含み、
前記伸長したDNA鎖に酵素が導入され、該酵素により発色試薬を発色させ、発色の度合により遺伝子のDNA断片またはRNA断片の含有状況を判定することを特徴とする遺伝子の検出方法。 - 前記工程(b)において、DNA鎖の熱変性温度まで加温処理しない場合に、前記工程(c)の前に、前記工程(b)にて導入された各材料を含む反応系の温度を、DNA鎖の熱変性温度まで上昇させる工程を含む請求項1記載の遺伝子の検出方法。
- 前記工程(b)において、前記検出する遺伝子のDNA断片またはRNA断片を、DNA鎖の熱変性温度まで加温してから、前記プライマー固定化担体上に添加する請求項1記載の遺伝子の検出方法。
- 前記工程(b)において、前記検出する遺伝子のDNA断片またはRNA断片、およびDNAポリメラーゼ、RNAポリメラーゼまたは逆転写酵素、および前記ヌクレオチドモノマーを、DNA鎖の熱変性温度まで加温してから、前記プライマー固定化担体上に添加する請求項1記載の遺伝子の検出方法。
- 工程(b)において前記ヌクレオチドモノマーの何れかに発色試薬を発色させる酵素標識がなされていて、伸長したDNA鎖に酵素が導入されるものである請求項1記載の遺伝子の検出方法。
- 工程(b)において前記ヌクレオチドモノマーの何れかにビオチン標識がなされていて、工程(e)の後に発色試薬を発色させる酵素標識がなされているストレプトアビジンを含む溶液を添加することによって伸長したDNA鎖に酵素が導入されるものである請求項1記載の遺伝子の検出方法。
- 伸長したDNA鎖に標識される酵素が酸化酵素又は還元酵素である請求項1〜6いずれか記載の遺伝子の検出方法。
- 伸長したDNA鎖に標識される酵素がペルオキシダーゼ又はアルカリフォスファターゼである請求項1〜6いずれか記載の遺伝子の検出方法。
- 工程(d)において、アニール処理温度と熱変性処理温度との間の所定の温度に変化させて行われるものである請求項1〜8いずれか記載の遺伝子の検出方法。
- 工程(a)において前記プライマーが、前記担体表面のカルボン酸誘導基の部位と共有結合して、前記担体の表面に固定化されるものである請求項1〜9いずれか記載の遺伝子の検出方法。
- 前記高分子物質が更にブチルメタクリレート基を含む第三単位を有するものである請求項1〜10いずれか記載の遺伝子の検出方法。
- 前記担体は、前記高分子物質に加えて、ホスホリルコリン基を含む第一単位と、ブチルメタクリレート基を含む第三単位とを有する第二の高分子物質を含むものである請求項1〜11いずれか記載の遺伝子の検出方法。
- 前記担体がプラスチック材料からなるものである請求項1〜12いずれか記載の遺伝子の検出方法。
- 発色した色素が伸長したDNA鎖へ付着し、色素の付着の度合いを色の濃さとして測定することを特徴とする請求項1〜13いずれか記載の遺伝子の検出方法。
- 発色の度合いを吸光により測定することを特徴とする請求項1〜13いずれか記載の遺伝子の検出方法。
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