JPWO2006080488A1 - チルトフロアを備えた作業車両 - Google Patents

チルトフロアを備えた作業車両 Download PDF

Info

Publication number
JPWO2006080488A1
JPWO2006080488A1 JP2007500621A JP2007500621A JPWO2006080488A1 JP WO2006080488 A1 JPWO2006080488 A1 JP WO2006080488A1 JP 2007500621 A JP2007500621 A JP 2007500621A JP 2007500621 A JP2007500621 A JP 2007500621A JP WO2006080488 A1 JPWO2006080488 A1 JP WO2006080488A1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tilt
tilt floor
torsion bar
floor
tilted
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2007500621A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5148266B2 (ja
Inventor
豪修 安藤
豪修 安藤
横尾 勝実
勝実 横尾
伊東 進一
進一 伊東
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Komatsu Ltd
Komatsu Utility Co Ltd
Original Assignee
Komatsu Ltd
Komatsu Utility Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Komatsu Ltd, Komatsu Utility Co Ltd filed Critical Komatsu Ltd
Priority to JP2007500621A priority Critical patent/JP5148266B2/ja
Publication of JPWO2006080488A1 publication Critical patent/JPWO2006080488A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5148266B2 publication Critical patent/JP5148266B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E02HYDRAULIC ENGINEERING; FOUNDATIONS; SOIL SHIFTING
    • E02FDREDGING; SOIL-SHIFTING
    • E02F9/00Component parts of dredgers or soil-shifting machines, not restricted to one of the kinds covered by groups E02F3/00 - E02F7/00
    • E02F9/16Cabins, platforms, or the like, for drivers
    • E02F9/166Cabins, platforms, or the like, for drivers movable, tiltable or pivoting, e.g. movable seats, dampening arrangements of cabins
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62DMOTOR VEHICLES; TRAILERS
    • B62D33/00Superstructures for load-carrying vehicles
    • B62D33/06Drivers' cabs
    • B62D33/0617Drivers' cabs for tractors or off-the-road vehicles
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62DMOTOR VEHICLES; TRAILERS
    • B62D33/00Superstructures for load-carrying vehicles
    • B62D33/06Drivers' cabs
    • B62D33/063Drivers' cabs movable from one position into at least one other position, e.g. tiltable, pivotable about a vertical axis, displaceable from one side of the vehicle to the other
    • B62D33/067Drivers' cabs movable from one position into at least one other position, e.g. tiltable, pivotable about a vertical axis, displaceable from one side of the vehicle to the other tiltable
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E02HYDRAULIC ENGINEERING; FOUNDATIONS; SOIL SHIFTING
    • E02FDREDGING; SOIL-SHIFTING
    • E02F3/00Dredgers; Soil-shifting machines
    • E02F3/04Dredgers; Soil-shifting machines mechanically-driven
    • E02F3/28Dredgers; Soil-shifting machines mechanically-driven with digging tools mounted on a dipper- or bucket-arm, i.e. there is either one arm or a pair of arms, e.g. dippers, buckets
    • E02F3/30Dredgers; Soil-shifting machines mechanically-driven with digging tools mounted on a dipper- or bucket-arm, i.e. there is either one arm or a pair of arms, e.g. dippers, buckets with a dipper-arm pivoted on a cantilever beam, i.e. boom
    • E02F3/32Dredgers; Soil-shifting machines mechanically-driven with digging tools mounted on a dipper- or bucket-arm, i.e. there is either one arm or a pair of arms, e.g. dippers, buckets with a dipper-arm pivoted on a cantilever beam, i.e. boom working downwardly and towards the machine, e.g. with backhoes
    • E02F3/325Backhoes of the miniature type
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E02HYDRAULIC ENGINEERING; FOUNDATIONS; SOIL SHIFTING
    • E02FDREDGING; SOIL-SHIFTING
    • E02F9/00Component parts of dredgers or soil-shifting machines, not restricted to one of the kinds covered by groups E02F3/00 - E02F7/00
    • E02F9/08Superstructures; Supports for superstructures
    • E02F9/0833Improving access, e.g. for maintenance, steps for improving driver's access, handrails

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mining & Mineral Resources (AREA)
  • Civil Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Structural Engineering (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • Body Structure For Vehicles (AREA)
  • Component Parts Of Construction Machinery (AREA)

Abstract

チルトフロアを備える作業車両において、チルトフロアに対するチルトアップ及びチルトダウンを容易に行うことができ、かつエンジン周りの整備性を良好にすることができる。基台フレームに対してチルトアップ及びチルトダウンされるチルトフロアに、一端部が取り付けられ、他端部が基台フレームに取り付けられたトーションバーを配設する。チルトフロアをチルトアップした最開位置とチルトダウンした閉塞位置とにおいて、運転室を設置したチルトフロアの重心位置を、チルトフロアの回動中心に対する上死点を境にした互いに反対側の位置とする。トーションバーの中立位置は、前記閉塞位置と前記最開位置との間に配設される。【選択図】 図3

Description

本発明は、チルトアップ及びチルトダウン可能なチルトフロアを備えた油圧ショベル等の作業車両に関する。
従来、油圧ショベル等の作業車両では、エンジン回りにおける整備点検等の作業に必要な作業空間を確保するため、作業者が掘削作業等の操作を行うフロアをチルトアップ可能にしたチルトフロア構造が採用されている。
この種のチルトフロアには、転倒時保護構造(Roll Over Protective Structure、いわゆるROPS構造)を採用したROPSキャノピや風雨時にも濡れることなく作業を行えるキャブ等の運転室が取り付けられている。ROPSキャノピやキャブ等の運転室は、必要に応じてチルトフロアに対して交換して取り付けることができる。
チルトフロアに対するチルト動作を助勢する機構としては、トーションバーや油圧シリンダ、ガススプリング等のアクチュエータが用いられており、トーションバーやアクチュエータが適宜選択され或いは適宜組み合わされて使用されている。
チルト動作を助勢する機構としてトーションバーを用いたものとしては、特許文献1、特許文献2に記載されたものなどが提案されている。また、油圧シリンダを用いたものとしては、特許文献3に記載されたものなどが提案されている。
実公昭58−26864号公報 実願昭61−14667号(実開昭62−127077号)のマイクロフィルム 特開昭60−143185号公報
チルトフロアを備えた作業車両において、例えば、1.5トンよりも大型の油圧ショベルでは、チルトフロアをチルトアップしてチルトフロアの開角を35度程度にすれば、チルトアップにより形成された開口部から作業員がその上半身を入れて整備点検等を行うことができ、整備点検等に必要な作業空間を十分に確保することができる。
しかし、例えば、1.5トン以下の小型の油圧ショベルでは、チルトフロアを30度程度にチルトアップしたとしても、車体が小さいためにチルトアップして形成した開口部の大きさを大きく形成することができない。このため、開口部から作業員がその上半身を入れて整備点検等を行うのが難しくなり、整備点検等の作業に必要な作業空間を確保することが難くなる。従って、チルトフロアを備えた作業車両であったとしても、整備点検等の作業に支障をきたしてしまうことになる。
本発明は作業車両における上述した問題点に鑑み、チルトフロアのチルトアップ及びチルトダウンを容易に行うことができ、しかも、整備点検等の作業性を大幅に向上させることのできるチルトフロアを備えた作業車両を提供することを目的とする。
上記目的を達成するべく、本願第1発明では、一端部が基台フレームに取り付けられ、他端部がチルトフロアに取り付けられたトーションバーを有し、前記基台フレームに対してチルトアップ及びチルトダウン可能な前記チルトフロアを備えた作業車両において、 チルトアップして最開位置としたときにおける運転室を備えた前記チルトフロアの重心位置が、前記チルトフロアの回動中心に対して上死点を通り越した位置にあり、前記トーションバーの中立位置が、前記チルトフロアをチルトダウンした閉塞位置と前記最開位置との間にあることを最も主要な特徴となしている。
また、本願第2発明では第1発明の構成に、前記トーションバーの支持及び固定構成を限定したことを主要な特徴となしている。
更に、本願第3発明では第1発明又は第2発明の構成に、チルトフロアのチルトアップ及びチルトダウンを助勢するチルト助勢手段を配設したことを主要な特徴となしている。
更にまた、本願第4発明では第1発明乃至第3発明のいずれかの構成に、トーションバーの取り付け角を調整可能とする取り付け角調整手段を配設したことを主要な特徴となしている。
本願第1発明によれば、ROPSキャノピやキャブ等の運転室を備えたチルトフロアの重心位置は、チルトフロアの回動中心を中心とした上死点を跨いで両側の位置の間を移動することができる。即ち、チルトフロアを閉塞位置から最開位置にチルトアップするときには、チルトフロアの重心位置は、チルトフロアの回動中心に対して上死点を通り越し、上死点を間に挟んだ閉塞位置側とは反対側の位置に移動させることができる。
また、チルトフロアを最開位置から閉塞位置にチルトダウンさせるときには、チルトフロアの重心位置を、チルトフロアの回動中心に対して上死点を通り越して閉塞位置側に戻すことができる。
このように、チルトフロアを最開位置にチルトアップしたときには、運転室を備えたチルトフロアの重心位置は、上死点を間に挟んだ閉塞位置側とは反対側の位置にある。このため、充分なチルトフロアの開角を確保することができ、整備点検等における広い作業空間を確保できる。
また、ねじり変形のない状態であるトーションバーの中立位置は、チルトフロアをチルトダウンさせた閉塞位置とチルトアップさせた最開位置との中間にある。このため、チルトフロアをチルトアップさせて、運転室を備えたチルトフロアの重心位置が閉塞位置側から上死点を越えた位置に至ったときには、トーションバーからチルトフロアに対してチルトフロアをチルトダウンさせる方向の助勢力を与えるように構成できる。
即ち、運転室を備えたチルトフロアの重心位置が、閉塞位置側から上死点を通り越した位置に来たときには、トーションバーからチルトフロアに対してチルトフロアを閉塞位置側に戻す助勢力を与えることができるように構成できる。
運転室を備えたチルトフロアを、閉塞位置からチルトアップするときには、トーションバーからチルトフロアに対して、チルトフロアをチルトアップさせる方向の助勢力を与えることができる。
このように、トーションバーからの助勢力によって、チルトフロアのチルトアップ及びチルトダウンの操作を円滑かつ容易に行うことができる。
本願第2発明の構成によって、トーションバーの取り付け位置を任意に選択することが可能となり、設計の自由度が高いトーションバーの取り付け構成を得ることができる。
本願第3発明の構成によって、トーションバーからの助勢力に加えてチルト助勢手段からの助勢力を利用することができるので、チルトフロアのチルトアップ及びチルトダウンの操作をより円滑に行うことができる。
本願第4発明の構成によって、トーションバーの取り付け角を調整することが可能となり、トーションバーのねじり量、即ち、トーションバーからの助勢力を調整することができる。しかも、取り付け角調整手段を調整することによって、ねじり変形のない状態となるトーションバーの中立位置を変更することができる。
これにより、トーションバーの助勢力とチルト助勢手段からの助勢力とを効果的に利用することができ、チルトフロアのチルトアップ及びチルトダウンに要する作業者の操作力が過大となるのを防止できる。しかも、安定した作業者の操作力によって、チルトフロアのチルトアップ及びチルトダウンを円滑に行うことができる。
図1は、油圧ショベルを示す側面図である。(実施例1) 図2は、油圧ショベルのフロアをチルトアップした状態を示す側面図である。(実施例1) 図3は、油圧ショベルのフロアにキャブを設置してチルトアップした状態を示す一部切欠き断面を有する側面図である。(実施例1) 図4は、油圧ショベルのフロアを下方から見た要部斜視図である。(実施例1) 図5は、油圧ショベルのフロア下方の要部側面図である。(実施例1) 図6は、油圧ショベルのフロア下方の要部下面図である。(実施例1) 図7(a)、(b)、及び(c)は、それぞれトーションバーを示す側面図、後面図、および図7(b)図のB方向矢視図である。(実施例1) 図8は、図6に示すトーションバーをA方向斜め上方から見た斜視図である。(実施例1) 図9(a)及び(b)は、チルトの荷重に係わる寸法を示した側面図である。(実施例1) 図10は、チルトアップする場合のモーメント荷重とチルト角度との関係を示す図である。(実施例1) 図11は、フロア下方の要部側面図である。(実施例2) 図12は、フロア下方の変形例を示す要部側面図である。(実施例1,2)
符号の説明
1 油圧ショベル(作業車両)、
4 キャノピ、
7 フロア(チルトフロア)、
7r2 トーションバー受け部材(受け部材)、
8 ガススプリング(チルト助勢手段)、
9 トーションバー、
9a トーションバーの上縁部、
9b トーションバーの中間部、
9c トーションバーの下縁部、
C キャブ、
G キャブが設置されたフロアの重心(キャブを設置したチルトフロアの重心)、
R レボフレーム(基台フレーム)、
s スペーサ(取り付け角調整手段)。
以下、本発明の実施形態について添付図面を参照して説明する。
本発明の実施例に係る作業車両1としては、1.5トン程度以下における小型の油圧ショベルの機種を例に挙げて説明する。しかし、本発明は1.5トン程度以下の作業車両、特に油圧ショベルに限定されるものではなく、1.5トンよりも大型の各種作業車両に対して本発明の適用を妨げるものではない。
図1には、小型の油圧ショベルの側面図を示している。図1に示すように、下部走行体2には移動走行用の履帯rが巻装されており、下部走向体2の上部には、作業者が乗車して作業を行うための上部旋回体3が旋回自在に取着されている。
また、下部走行体2の前部にはブレードbが揺動自在に配設されている。ブレードbは、バケット10cで掘り返した土を埋め戻す際に、排土板として所定動作を行うことができる。
上部旋回体3には、キャノピ4によって構成された運転室が配設されている。キャノピ4内には、作業者が着座して作業を行うオペレータシート3aが配設されている。オペレータシート3aの周辺には、作業機10の操縦や油圧ショベル1の走行制御を行う複数の操縦レバー3bが配設されている。
作業機10は、油圧駆動されるブーム10a、アーム10b、及びアーム10bの先端に取着された掘削用のバケット10cを有しており、上部旋回体3の前方に配設されている。作業機10は、上下方向に揺動自在に軸支されるとともに、鉛直方向に配設された支持軸回りの水平方向に旋回自在に支持されている。
また、運転室を構成するキャノピ4は、左右一対の支柱5a、5bにより屋根5を下面側から支持固定し、第2取り付け座プレート6bにより各支柱5a、5bの下端部を連結固定した構成となっている。第2取り付け座プレート6bは、外装パネル3pが固定される第1取り付け座プレート6aに固定されている。
オペレータシート3a下方の外装パネル3p内には、エンジンが収納されている。また、運転室のフロアとなるチルトフロア7は、上部旋回体2の基台フレームであるレボフレームRに対してチルト回動自在に支持されている。チルトフロア7下方の下部外装パネル3p1内には、油圧のバルブ類、及び上部旋回体3を下部走行体2に対して旋回させる旋回用モータ、及び配管等がレボフレームR上に配設されている。
上記構成の油圧ショベル1は、エンジンの駆動力によって油圧ポンプを作動させ、油圧ポンプから出力される油圧を用いて、走行用の油圧モータの作動や作業機10等を駆動する各種アクチュエータの作動を行っている。
図2に示すように、チルトフロア7は、側面視において段付形状を成しており、その前方部にはオペレータシート3aの床板が構成され、中央部にはオペレータシート3a下方のエンジンの前面側を覆う中央縦壁板が構成されている。そして、後部側にはエンジンの上方を覆う後部上段壁板が構成されている。
図3には、チルトフロア7に設置する運転室として、キャノピ4を用いて構成する代りにキャブCを用いて構成した例を示している。
図2、図3に示すように、レボフレームRに形成したヒンジ機構Rhにより、チルトフロア7の前端部は、レボフレームRに対して回動自在に支承されている。これにより、チルトフロア7は、ヒンジ機構Rhを回動中心として、レボフレームRに対してチルトアップ及びチルトダウンすることができる。
即ち、通常の油圧ショベル1を用いた作業時や走行時等には、図1に示すように、チルトフロア7をチルトダウンした閉塞位置として、作業機等の作業や走行動作等を行う。一方、油圧ショベル1に対して点検整備等の作業を行う際には、図2、図3に示すように、チルトフロア7をチルトアップして最開位置に開き、点検整備等の作業を行う。
チルトフロア7をチルトダウンした閉塞位置では、図示せぬロック手段によりチルトフロア7は閉塞位置に保持されている。また、チルトフロア7をチルトアップした最開位置では、チルトフロア7は図示せぬストッパに係止して最開位置に保持される。
キャブCの後端部C1を第1取り付け座プレート6aに固定することにより、キャブCをチルトフロア7に支持固定することができる。キャブCの前方部にはグリップgが配設されており、作業者がグリップgを把持して押したり引いたりの操作を行うことにより、チルトフロア7をチルトアップ及びチルトダウンさせる力をキャブCに対して加えることができる。
チルトフロア7をチルトアップ及びチルトダウンさせるときの助勢力を与えるため、図2、図3に示すように、チルト助勢手段としてのガススプリング8がチルトフロア7の裏面7rとレボフレームRとの間に配設されている。
ガススプリング8の構成としては、チルトフロア7下方の要部側面図を示す図5で示すように、ガススプリング8の一端部は、レボフレームRに固定された取り付けブラケットR1に対して回動自在に支持されている。また、ガススプリング8の他端部は、チルトフロア7下方の要部底面斜視図を示す図4に示すように、チルトフロア7の裏面7rに固定された取り付けブラケット7r1に対して回動自在に支持されている。
この構成により、チルトフロア7をチルトアップ及びチルトダウンさせるときには、チルトフロア7のチルト角、即ちチルトフロア7の開角の角度位置に拘らず、ガススプリング8はチルトフロア7の回動を助勢することができる。
このように、ガススプリング8は、チルトフロア7を閉塞位置から所望の角度までチルトアップあるいはチルトダウンさせた状態にしても、チルトフロア7を回動させるための助勢力を常に与えることができる。
尚、本発明の実施例では、チルトフロア7の回動を助勢するチルト助勢手段として、ガススプリング8を用いた場合について説明を行ったが、ガススプリング8を用いる代わりに、圧縮ばね等の助勢手段、油圧作動による油圧シリンダ等を用いることもできる。
ところで、1.5トン程度以下の小型の油圧ショベル(作業車両)1では、車体は小さく構成されている。このため、実施例における作業車両1では、チルトフロア7をチルトアップしたときの最開位置における最開角を50度に設定している。また、図3では、チルトフロア7をチルトアップしたときの最開角を50度とした例を示している。
例えば、最開角を50度に設定することによって、チルトフロア7の下面側に形成される開口に、作業員がその上半身を入れて整備点検等を行うのに十分な作業空間を確保するができる。
このように、キャブCを備えたチルトフロア7を、レボフレームRに対して50度の開角でチルトアップした場合には、キャブCが設置されたチルトフロア7の重心Gの位置は、図3に示すようにレボフレームRの回動中心であるヒンジ機構Rhを中心として、右側の閉塞位置側から上死点を越えた左側の位置に移動する。
即ち、キャブCが設置されたチルトフロア7の重心Gの位置が、図3においてレボフレームRの回動中心であるヒンジ機構Rhの右側である閉塞位置側に在る場合には、キャブCが設置されたチルトフロア7の荷重によって、チルトフロア7はチルトダウンする方向のモーメントが作用する。即ち、図3に向かって時計回りのモーメントがチルトフロア7に対して作用することになる。
一方、重心Gが、上死点を越えて図3においてヒンジ機構Rhの左側に至った場合には、キャブCが設置されたチルトフロア7の荷重によって、チルトフロア7はチルトアップする方向のモーメントが作用する。即ち、図3中の矢印α方向となった反時計回りのモーメントがチルトフロア7に対して作用し、チルトフロア7はチルトフロア7の下面側に形成される開口を更に大きくする方向に回動することになる。
尚、チルトフロア7をチルトアップして最開位置にしたときには、チルトフロア7は自重により図示せぬストッパに係止することになり、最開位置よりも更に先に回動することは規制される。
尚、本発明の実施例の説明では、チルトフロア7をチルトアップしたときの最開角を50度とした条件下での説明を行っている。しかし、本発明はチルトフロア7をチルトアップしたときの最開角が50度としたものに限定されるものではない。本発明は、最開角位置においてキャブC等の運転室を設置したチルトフロア7の重心位置が、閉塞位置側から上死点を通り越して閉塞位置とは反対側に移動することができる作業車両に対して適用することができるものである。
このため、最開角の角度としては、最開位置において運転室を設置したチルトフロア7の重心位置が、閉塞位置側から上死点を通り越して閉塞位置とは反対側の位置となったときの角度として設定することができる。
チルトフロア7を最開位置から上死点を通り越して閉塞位置にチルトダウンさせて戻す場合、チルトフロア7を最開位置から上死点位置にまで回動させる間では、図3中の矢印α方向で示す反時計回りのモーメントに打ち勝つモーメントを、キャブCが設置されたチルトフロア7に対して加えなければならない。
ガススプリング8の縮小による助勢力を得たとしても、作業者はグリップgに作用させる操作力fによって、キャブCが設置されたチルトフロア7に対して、矢印α方向で示す反時計回りのモーメントに打ち勝つモーメントを加えなければならない。尚、作業者によりグリップgの作用点に生じさせる、ヒンジ機構Rhを中心とした接線方向の力を以下、操作力fとする。
このため、キャブCを最開位置から上死点を通り越して閉塞位置にチルトダウンする際には、キャブCが設置されたチルトフロア7の重量による過大な労力負担が、作業者に対して発生することになる。
そこで、キャブCを取り付けたチルトフロア7の重心位置が、ヒンジ機構Rhによる回動支点を中心として閉塞位置側とは反対側の上死点を越え位置となった場合においても、作業者に過大な労力負担を課すことなく容易にチルトダウンできるような構成が必要となる。
本発明では、ガススプリング8による助勢手段に加えて、チルトフロア7をチルトアップ及びチルトダウンするときの助勢手段として、図7に示すトーションバー9が用いられている。尚、図7(a)は、トーションバー9の側面図を示し、図7(b)はトーションバー9の後面図を示し、図7(c)は図7(b)におけるX方向矢視図を示している。
トーションバー9は、例えばφ21mmのばね鋼を用いて形成され、図4〜図6で示すように、レボフレームRとチルトフロア7の裏面7rとの間に配設されている。トーションバー9のねじり力、即ち、トーションバー9のねじれが戻るときの力及びトーションバー9にねじれが与えるときの反力を利用して、チルトフロア7をチルトアップ及びチルトダウンさせるときの助勢力を付与している。
尚、上述したトーションバー9の材質及びその径は、例示したものであって本発明におけるトーションバーは上述した材質及び径に限定されるものではない。
図7(a)に示すように、トーションバー9の下縁部9cを固定したとき、トーションバー9の上縁部9aがa位置にあるとき、トーションバー9はねじり変形のない状態となることができる。即ち、a位置はトーションバーの中立位置となっている。
これにより、トーションバー9の上縁部9aがb位置からa位置の間にあるときには、トーションバー9は図7(a)における矢印β方向のねじり力が発生する。一方、トーションバー9の上縁部9aがb位置よりも離れてc位置側にあるときには、トーションバー9は図7(a)における矢印γ方向のねじり力が発生する。
図4に示すように、チルトフロア7の裏面7rとの間に略コ字状の空間を形成したトーションバー受け部材7r2が、ボルトによりチルトフロア7の裏面7rに固定されている。トーションバー受け部材7r2によって形成された略コ字状の空間内には、トーションバー9の上縁部9aが遊嵌され、トーションバー9の上縁部9aは作業車両の前後方向及び上下方向に移動自在となっている。
また、チルトフロア7をチルトアップ及びチルトダウンさせるときに、ねじり変形が行われてねじり力を発生させるトーションバー9の中間部9bは、トーションバー取り付け部材11a、11bを介してレボフレームR上に、回動自在に支持されている。トーションバー取り付け部材11a、11bは、図6及び図6のA方向から見た斜め上方斜視図である図8で示すように、ボルトによりレボフレームRに固定されている。
トーションバー9の中間部9bから屈曲して形成された下縁部9cは、トーションバー固定部材11cを介してレボフレームRに対してリジットに固定されている。トーションバー固定部材11cはボルトを介してレボフレームRに固定されている。
トーションバー固定部材11cの下方には、トーションバー9の取り付け角度調整用のスペーサ(取り付け角調整手段)sが、トーションバー固定部材11cとレボフレームRとの間に挿入された状態で固定されている。スペーサsの厚さを増減することで、トーションバー9の下縁部9cにおけるレボフレームRからの高さ位置を変更することができる。
レボフレームRに対するトーションバー9の下縁部9cにおける高さ位置を変更することで、トーションバー9の取り付け角度を調整することができる。
このようにして設置されたトーションバー9は、図7(a)で示すように、レボフレームRの水平面に対する角度θを、例えば、37度としたa位置を、ねじり変形がないねじり力0の中立位置として構成することができ、b位置をチルトフロア7がチルトダウンした場合における閉塞位置としての取り付け位置にすることができる。
また、チルトフロア7がチルトアップされて最開位置となったときには、トーションバー9の角度θが50度となったc位置をトーションバー9の上縁部9aにおける位置とすることができる。更に、前記スペーサsの厚さを増減することによって、トーションバー9の中立位置であるa位置を変更することができる。即ち、スペーサsの厚さを厚く構成することによって、a位置をc位置側に移動させることができ、スペーサsの厚さを薄く構成することによって、a位置をb位置側に移動させることができる。
本発明によって、トーションバー9の角度θが37度の中立位置よりも小さな角である場合には、トーションバー9から矢印β方向のねじり力をチルトフロア9に対して作用させることができる。また、トーションバー9の角度θが37度よりも大きな角である場合には、例えばトーションバー9の角度θが50度であるc位置の場合、矢印γ方向のねじり力をチルトフロア9に対して作用させることができる。
即ち、本発明のトーションバー9の中立位置をチルトフロア7の閉塞位置と最開位置との中間位置に設定したことにより、トーションバー9に対して図7(a)の矢印で示すβ方向とγ方向の2種類のねじり力を、チルトフロア7の回動位置に対応して発生させることができる。
尚、トーションバー9の構成として、レボフレームRの水平面に対するトーションバー9の角度θが37度となる位置を、ねじり変形がないねじり力0となるトーションバー9の中立位置として説明を行った。しかし、本発明では、トーションバー9の中立位置はトーションバー9の角度θが37度の場合に限定されるものではなく、トーションバー9の角度θが適宜の角度になったときを、トーションバー9の中立位置として設定することができる。
次に、チルトフロア7をチルトアップ又はチルトダウンさせる場合に、チルト支点となるヒンジ機構Rh回りに発生する各種モーメントについて、図9、図10に基づいて説明する。
図9は、油圧ショベル1においてヒンジ機構Rhの回動中心から距離、トーションバー9の上縁部9aと中間部9bとの距離を示した側面図である。チルト支点のヒンジ機構Rhを回動中心としたとき、チルト支点回りに発生するモーメントとしては次に説明する各種モーメントがある。
即ち、各種モーメントとしては、キャブCを設置したチルトフロア7の重心Gの作用によるモーメント、作業者がキャブCのグリップgに加える操作力によるモーメント、ガススプリング8のチルトフロア7に対する助勢力によるモーメント及びトーションバー9のチルトフロア7に対するねじり力によるモーメントがある。
これらの各モーメントは、チルト支点のヒンジ機構Rhからそれぞれの作用点までの距離と、それぞれの作用点でのヒンジ機構Rhを中心とした円の接線方向の力、即ち、モーメント荷重との積によって求めることができる。以下では、モーメントで説明する代わりに、各作用点でのヒンジ機構Rhを中心とした円の接線方向の力であるモーメント荷重を用いて説明を行う。モーメント荷重としては、チルト角に対応して増減することになる。
チルト支点回りでのモーメント荷重を説明するにあたり、図9(a)、(b)に示す距離寸法を次のように設定した場合を例にして説明を行う。即ち、チルトフロア7が閉塞位置にあるとき、キャブCを設置したチルトフロア7の重心Gの位置が、チルト支点のヒンジ機構Rhから水平方向にxcl=60cm、垂直方向にycl=77cm離れているものとする。
このとき、ガススプリング8の助勢力が作用する、チルトフロア7の裏面7rに取り付けられたブラケット7r1の支点位置としては、即ち、ガススプリング8のチルトフロア7に対する作用点(以下、ガススプリング8の作用点とする。)は、チルト支点のヒンジ機構Rhから水平方向にxgtl=30.1cm、垂直方向にygtl=5.1cm離れているものとする。
また、このとき、作業者がグリップgを介してキャブCに対して操作力fを作用させる作用点(以下、グリップgの作用点とする。)は、チルト支点のヒンジ機構Rhから水平方向に−xfl=−13.7cm、垂直方向にyfl=56.4cm離れているものとする。
尚、チルト支点のヒンジ機構Rhを中心とした上死点位置から図7(a)に向かって右側を水平方向の正方向、左側を水平方向の負方向として、水平方向に対して正負の符号を付している。
更にこのとき、トーションバー9のねじり力がチルトフロア7に対して作用する作用点(以下、トーションバー9の作用点とする。)は、図9(b)に示すように、トーションバー9の上縁部9aと中間部9bとの距離L1=41.4〜40.0cm、チルト支点のヒンジ機構Rhからトーションバー9の作用点までの距離L2=34.9cm離れているものとする。
しかも、トーションバー9のねじり力がチルトフロア7に対して作用する作用点を頂点としてチルト支点のヒンジ機構Rhと中間部9bにおける断面中心との間で成す角度δを0.4度〜6.6度とする。
上述した条件の下で、チルトフロア7をチルトアップする場合において、チルト支点のヒンジ機構Rh回りに発生する各種モーメントの代わりに、各作用点での上述したモー面と荷重を用いて表すと、図10に示すグラフのようになる。図10は、上述した条件の下でチルト支点のヒンジ機構Rhを中心とした各作用点での接線方向の力であるモーメント荷重を算出し、チルトフロア7のチルト角との関係としてそれぞれ示したものである。
図10に示したグラフでは、チルトフロア7の各チルト角位置において、チルト支点のヒンジ機構Rhの回りの上述した各種モーメントが釣り合っている状態になっている。
図10の横軸は、チルトフロア7の開角、すなわちチルト角度を表し、縦軸は、チルト支点であるヒンジ機構Rhを中心とした各作用点でのモーメント荷重を表している。ヒンジ機構Rhを中心とした各作用点でのモーメント荷重が正の値であるとき、チルトフロア7をチルトアップさせる。ヒンジ機構Rhを中心とした各作用点でのモーメント荷重が負の値であるとき、チルトフロア7をチルトダウンさせる。
図10において「−□−」の折れ線は、キャブCを設置したチルトフロア7の重量によって重心位置に生じる、ヒンジ機構Rhを中心としたモーメント荷重(以下、チルトフロア7のモーメント荷重とする。)を示している。チルトフロア7のモーメント荷重は、チルト角が「0」度のときには、約−120Kgを示し、チルトフロア7をチルトダウンする方向に作用している。図10中のA点であるチルト角が約38度においてチルトフロア7のモーメント荷重は、「0」となる。これは、チルト角が約38度になる位置において、キャブCを設置したチルトフロア7の重心Gの位置が、チルト支点であるヒンジ機構Rhの回動支点を中心とした上死点の位置に在ることを示している。
即ち、このチルト角が約38度の位置では、チルトフロア7の重心位置を通る重力方向にヒンジ機構Rhの回動支点が存在し、チルトフロア7の接線方向の力は「0」となっている。このため、チルトフロア7をチルトアップする方向あるいはチルトダウンする方向の何れの方向にも力が作用していない。
図10を用いて、チルトフロア7のモーメント荷重の作用について見ると、チルト角が0度から38度までの間では、チルトフロア7をチルトダウンさせる方向に作用する。図10中のA点であるチルト角が38度となると、チルトフロア7のモーメント荷重は「0」となる。
チルト角が38度を越えると、即ち、キャブCを設置したチルトフロア7の重心位置が上死点を超えると、チルトフロア7のモーメント荷重はチルトフロア7をチルトアップする方向に作用し、チルトフロア7は最開位置側に自重落下することができる。
図10において「−○−」の折れ線は、トーションバー9のねじり力によりトーションバー9の作用点に生じる、ヒンジ機構Rhを中心としたモーメント荷重(以下、トーションバー9のモーメント荷重とする。)を示している。トーションバー9のモーメント荷重は、チルト角が「0」度のときは、約112Kgでチルトフロア7をチルトアップする方向に作用している。
図10中のB点で示すチルト角が37度の位置において、トーションバー9のモーメント荷重は、「0」となり、チルトフロア7をチルトアップする方向あるいはチルトダウンする方向の何れの方向にも作用していない。
即ち、チルト角が37度になると、トーションバー9はねじり変形がないねじり力「0」の中立位置となり、トーションバー9からはチルトフロア7に対してねじり力が作用しない。
このことは、トーションバー9のモーメント荷重としては、チルト角が「0」度から37度までの間では、チルトフロア7をチルトアップする方向に作用している。また、チルト角が37度の位置では、チルトフロア7をチルトアップする方向あるいはチルトダウンする方向の何れの方向にも作用していない。
更に、チルト角が37度を超えると、トーションバー9のねじり力の方向が反転して、トーションバー9のモーメント荷重としては、チルトフロア7をチルトダウンする方向に作用する。
図10において「−×−」の折れ線は、ガススプリング8の助勢力によりガススプリング8の作用点に生じる、ヒンジ機構Rhを中心としたモーメント荷重(以下、ガススプリング8のモーメント荷重とする。)を示している。ガススプリング8のモーメント荷重としては、常に略均一の力が作用してチルトフロア7をチルトアップする方向に作用している。
図10において「−△−」の折れ線は、作業者によりグリップgの作用点に生じる、ヒンジ機構Rhを中心としたモーメント荷重、即ち操作力fを示している。操作力fは、チルト角が「0」から図10中のC点である30度までの間では、チルトフロア7をチルトアップさせる方向に作用させることができる。
チルト角が30度になると、操作力fは「0」となり、トーションバー9によるモーメント及びガススプリング8によるモーメントを合せたものが、チルトフロア7のモーメントと釣り合うことになる。
チルト角が30度を超えると、操作力fとしては、チルトフロア7をチルトダウンさせる方向に作用させればよいことになる。即ち、チルト角が30度を超えた段階では、作業者の操作力fをチルトフロア7に作用させなくても、チルトフロア7は自然にチルトアップが行われ、図示せぬストッパに係止してチルトフロア7を最開位置にチルトアップさせておくことができる。
即ち、チルト角が30度を超えると、操作力fをチルトフロア7に加えることなくチルトフロア7は自然にチルトアップすることになる。チルト角が最開角である50度に達すると、チルトフロア7は自重で図示せぬストッパに当接して、最開位置に位置決めされることになる。
このように、作業者がチルトフロア7を閉塞位置からチルトアップする場合には、チルト角が30度となるまでの間だけ、チルトフロア7をチルトアップさせる方向に操作力fを作用させれば、残りのチルト角が30度から50度の区間においては操作力fを作用させなくても、チルトフロア7は自動的にチルトアップすることになる。
このように、チルト角が30度を超えると、チルトフロア7に対して操作力fを加えることなくチルトフロア7はチルトアップが自然に行われ、図示せぬストッパに係止してチルトフロア7を最開位置にチルトアップさせておくことがことができる。
これに対して、チルトフロア7を最開位置からチルトダウンさせる場合には、チルト角が最開角である50度から30度になるまでの間だけ、チルトフロア7をチルトダウンさせる方向に操作力fを加えればよい。チルトフロア7をチルトダウンさせている間に、チルト角が30度よりも小さくなると、チルトフロア7に対して操作力fを加えなくてもチルトフロア7は自然にチルトダウンすることができ、閉塞位置まで自動でチルトダウンさせることができる。
即ち、図10に示すように、作業者がチルトフロア7を、ストッパにより係止された最開位置からチルトダウンする際には、チルト角が30度に至るまでは作業者はチルトフロア7をチルトダウンさせるための操作力fを加えなければならない。しかし、チルト角が30度よりも小さな角度になると、チルトフロア7は自然とチルトダウンしていくので、何ら操作力を加えることなくチルトフロア7をチルトダウンさせて閉塞位置に戻すことができる。
図10から明らかなように、作業者は約10Kg以下の力を操作力fとして加えるだけで、キャブCが設置されたチルトフロア7のチルトアップ及びチルトダウンを行うことができる。
即ち、キャブCを設置したチルトフロア7を閉塞位置からチルトアップする場合には、トーションバー9からのねじり力がチルトフロア7をチルトアップさせる助勢力として作用し、最開位置からチルトダウンさせる場合には、チルトフロア7をチルトダウンさせる助勢力として作用するので、作業者に求められる操作力としては小さな力ですむことになる。
このように、チルトフロア7の閉塞位置と最開位置との中間にトーションバー9の中立位置を配設しているので、チルトフロア7をチルトアップ及びチルトダウンする際に必要とする操作力fを適正な範囲内に収まることができる。
尚、チルトフロア7をチルトアップする最開角をチルト角で50度とすることや、トーションバー9の中立位置をチルト角で37度とすること、操作力fが作用しないときのチルト角を30度としたことは、一つの例示である。このため、本発明は、これらの数値の角度に限定されるものではなく、ヒンジ機構Rhを中心として作用する前記各種モーメントを適宜設定することにより、前記角度を任意に調整することができるものである。
本願発明に係わる他の実施例として、図11を用いて説明する。実施例2では、チルトフロアをチルトアップ及びチルトダウンする際の助勢力を得る手段として、ガススプリング及びトーションバーを用いる代わりトーションバーだけを用いた構成となっている、他の構成については、実施例1における構成と同じ構成となっている。このため、実施例1において用いた部材符号と同じ部材符号を用いることでその説明を省略するものとする。
実施例1では、助勢力を得る手段として、ガススプリング及びトーションバーを用いる場合について説明を行った。しかし、実施例2では、トーションバー9の径、長さ等を変更することにより、トーションバー9によるねじり力を図10に示すガススプリング8による助勢力分、増加させて代替を行っている。
このため、図11に示すように、ガススプリング8を用いることなくトーションバー9のみを用いる構成とすることができる。
実施例1においては、図10で示したように、作業者の操作力fとしては、チルトフロア7のチルトアップを開始するときには、チルト角が「0」度から30度の範囲で、操作力fを作用させることが必要となる。また、チルトフロア7のチルトダウンを開始するときには、チルト角が50度から30度の範囲で、操作力fを作用させることが必要となる。
これに対して、実施例2では、チルトフロア7のチルトアップを行わせるときには、チルトフロア7の閉塞位置から最開位置までの間、作業者の操作力fを、常に作用させておくことが必要となる。
また、最開位置からチルトフロア7をチルトダウンする際には、作業者の操作力fを加えなくても、チルトフロア7を閉塞位置までチルトダウンさせることになる。このため、最開位置ではチルトフロア7をロックする機構を設けておくことが必要となる。逆に、閉塞位置では、ロック機構は必ずしも必要なものとはならない。
実施例1では、トーションバー9のねじり力によるモーメント、ガススプリング8によるモーメント、キャブCを設置したチルトフロア7の荷重によるモーメント等の大きさの変更、或いは、トーションバー9及びガススプリング8の取り付け位置の変更、更には、キャブCを設置したチルトフロア7の回動支点位置の変更等を行うことにより、作業者の操作力fを適宜所望の範囲内での操作力となるように変更することができる。
また、実施例2では、トーションバー9のねじり力によるモーメント、キャブCを配設したチルトフロア7の重量によるモーメント等の大きさの変更、或いは、トーションバー9の取り付け位置の変更、或いは、キャブCを設置したチルトフロア7の回動支点位置の変更等を行うことにより、作業者の操作力fを適宜所望の範囲内での操作力となるように変更することができる。
また、上述した実施例において図4、図5に示すように、トーションバー9の上縁部9aを、チルトフロア7に固定したトーションバー受け部材7r2に遊嵌させる構成を例示したが、トーションバー9の中間部9bを、図12に示すように、ヒンジ機構Rhと同軸となるように配置することもできる。
図12に示すような構成にすることで、トーションバー9の上縁部9aをチルトフロア7に固定した取り付けブラケット7r3により回動自在に支持することも可能である。また、チルトフロア7をチルトアップした開角を、例えば50度とした場合には、油圧ショベル1が1.5トン以下の小型の機種の場合においても、チルトフロア7を十分にチルトアップすることができる。これにより、エンジン60等の整備を円滑に行うことができる充分な作業空間を確保することができる。
本発明の実施例1では、チルトフロア7のチルトアップ、チルトダウンする助勢力を得るため、ガススプリング8に加えてトーションバー9を配設した構成としているので、チルトアップしてキャブCを設置したフロア7の重心G位置が、チルトダウンした閉塞側からヒンジ機構Rhの回動支点回りの回動の上死点を越えた場合にも、トーションバー9の押し下げ力により、作業者に過大な負荷を与えることなくチルトダウンを円滑かつ容易に行える。
また本発明では、チルトフロア7にトーションバー9の上縁部9aが遊嵌される受け部材7r2が設置され、レボフレームRにトーションバー9の中間部9bが回動自在に支持されるとともにトーションバー9の下縁部9cがレボフレームRに固定支持された構成となっている。これにより、トーションバー9の取り付け位置を任意に選択することができ、設計の自由度が高いトーションバー9の取り付け構成を得ることができる。
また、トーションバー9の取り付け角度調整用のスペーサs厚を調整することにより、トーションバー9の下縁部9cのレボフレームRに対する高さ位置を変更することができる。このため、スペーサs厚を変更することによりトーションバー9の取り付け角度を調整してトーションバー9のねじり力による助勢力を変更したり、トーションバー9の中立位置を変更することができる。
なお、上記実施例では、作業車両として油圧ショベルを例示したが、類似の構成を有する油圧ショベル以外の他の作業車両についても、本発明に係るチルトフロアを備える作業車両を有効に適用し得ることができる。
例えば、油圧ショベル以外の作業車両である、クローラダンプ、ブルドーザ、農業機械等に対しても本発明を有効に適用することができる。

Claims (4)

  1. 一端部が基台フレーム(R)に取り付けられ、他端部がチルトフロア(7)に取り付けられたトーションバー(9)を有し、前記基台フレーム(R)に対してチルトアップ及びチルトダウン可能な前記チルトフロア(7)を備えた作業車両(1)において、
    チルトアップして最開位置としたときにおける運転室(4、C)を備えた前記チルトフロア(7)の重心位置が、前記チルトフロア(7)の回動中心に対して上死点を通り越した位置にあり、
    前記トーションバー(9)の中立位置が、前記チルトフロア(7)をチルトダウンした閉塞位置と前記最開位置との間にあることを特徴とする。
  2. 請求の範囲第1項に記載のチルトフロアを備えた作業車両において、
    前記トーションバー(9)の上縁部(9a)を遊嵌する受け部材(7r2)が、前記チルトフロア(7)に配設され、
    前記基台フレーム(R)によって、前記トーションバー(9)の中間部(9b)が回動自在に支持され、かつ前記トーションバー(9)の下縁部(9c)が固定支持されてなることを特徴とする。
  3. 請求の範囲第1項または請求の範囲第2項に記載のチルトフロアを備えた作業車両において、
    前記基台フレーム(R)と前記チルトフロア(7)との間に、前記チルトフロア(7)のチルトアップ及びチルトダウンを助勢するチルト助勢手段(8)が更に配設されてなることを特徴とする。
  4. 請求の範囲第1項乃至請求の範囲第3項のいずれかに記載のチルトフロアを備えた作業車両において、
    前記基台フレーム(R)と前記トーションバー(9)との間に、前記トーションバー(9)の下縁部(9c)における前記基台フレーム(R)に対する高さ位置を変更して、前記トーションバー(9)の取り付け角を調整可能とする取り付け角調整手段(s)が配設されてなることを特徴とする。
JP2007500621A 2005-01-31 2006-01-30 チルトフロアを備えた作業車両 Active JP5148266B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007500621A JP5148266B2 (ja) 2005-01-31 2006-01-30 チルトフロアを備えた作業車両

Applications Claiming Priority (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005024304 2005-01-31
JP2005024304 2005-01-31
JP2007500621A JP5148266B2 (ja) 2005-01-31 2006-01-30 チルトフロアを備えた作業車両
PCT/JP2006/301430 WO2006080488A1 (ja) 2005-01-31 2006-01-30 チルトフロアを備えた作業車両

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2006080488A1 true JPWO2006080488A1 (ja) 2008-06-19
JP5148266B2 JP5148266B2 (ja) 2013-02-20

Family

ID=36740505

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007500621A Active JP5148266B2 (ja) 2005-01-31 2006-01-30 チルトフロアを備えた作業車両

Country Status (5)

Country Link
US (1) US8096608B2 (ja)
EP (1) EP1849688B1 (ja)
JP (1) JP5148266B2 (ja)
CN (1) CN101119886B (ja)
WO (1) WO2006080488A1 (ja)

Families Citing this family (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20090230710A1 (en) * 2008-03-14 2009-09-17 Clark Equipment Company Rear accessible service hatch
WO2010117876A1 (en) 2009-04-06 2010-10-14 3M Innovative Properties Company Touch sensor with modular sensing components
US8616603B2 (en) * 2010-04-23 2013-12-31 The Raymond Corporation Operator ride enhancement system
JP5341264B2 (ja) * 2010-11-29 2013-11-13 日立建機株式会社 建設機械
AT512664B1 (de) * 2012-04-12 2013-10-15 Man Truck & Bus Oesterreich Ag Hintere Lagerung eines Nutzfahrzeugfahrerhauses
FI124565B (fi) * 2012-05-31 2014-10-15 Ponsse Oyj Metsätyöyksikön vakautus
US8408637B1 (en) * 2012-07-10 2013-04-02 Cnh America Llc Support system for a tiltable structure for a work vehicle
KR101500039B1 (ko) * 2012-12-11 2015-03-06 현대자동차주식회사 캡 틸트 연동 프론트패널 개폐시스템
CN103419849A (zh) * 2013-07-31 2013-12-04 贵州詹阳动力重工有限公司 全地形车司机室翻转助力装置
CN103541392B (zh) * 2013-09-30 2016-05-18 徐州徐工特种工程机械有限公司 一种带翻起锁紧机构的装载机驾驶室
CN103572794A (zh) * 2013-11-25 2014-02-12 山东冠县鲁牛工程机械有限公司 超短尾挖掘机
US10173867B2 (en) * 2014-02-07 2019-01-08 Manitowoc Crane Companies, Llc Tilting cab mechanism for a crane
JP6309419B2 (ja) * 2014-09-30 2018-04-11 株式会社クボタ 作業機のキャノピ及びこのキャノピを備えた作業機
EP3130556B1 (en) * 2015-08-12 2019-01-23 Linde Material Handling GmbH Forklift truck with forward-tilting cab and method for reducing the container-loading height of the forklift truck
SE539198C2 (en) * 2015-09-09 2017-05-09 BAE Systems Hägglunds AB Vehicle frame for a tracked amphibious vehicle
JP6033992B1 (ja) * 2016-02-29 2016-11-30 株式会社小松製作所 作業車両
EP3510202B1 (en) * 2016-09-09 2023-08-16 Volvo Construction Equipment AB Rollover prevention system and method for construction machine
US10689820B1 (en) * 2017-01-06 2020-06-23 Keith E. Smith Surface cleaning machine for road construction
GB2561868A (en) * 2017-04-26 2018-10-31 Agco Int Gmbh An agricultural vehicle having a pivotable cab

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5691174U (ja) * 1979-12-17 1981-07-21
JPS583386U (ja) * 1981-06-30 1983-01-10 日産ディーゼル工業株式会社 テイルトキヤブのテイルト装置
JPS58111675U (ja) * 1982-01-26 1983-07-29 株式会社平田鈑金塗装工場 貨物トラツク
JPS61199485U (ja) * 1985-06-05 1986-12-13
JPS62143576U (ja) * 1986-03-05 1987-09-10
JPH0257784U (ja) * 1988-10-21 1990-04-25
JPH07101359A (ja) * 1993-10-05 1995-04-18 Toyota Auto Body Co Ltd キャブチルト用トーションバー装置
JP2000072048A (ja) * 1998-08-28 2000-03-07 Takeuchi Seisakusho:Kk 作業車

Family Cites Families (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
IT1160441B (it) * 1978-07-24 1987-03-11 Fiat Veicoli Ind Cabina di autoveicolo, provvista di dispositivo di sollevamento
JPS5826864Y2 (ja) 1978-09-26 1983-06-10 日産デイ−ゼル工業株式会社 ト−シヨンバ−受部の緩衝装置
JPS5691174A (en) 1979-12-26 1981-07-23 Hitachi Ltd Drying keeping box
FR2506623A1 (fr) 1981-06-01 1982-12-03 Radiotechnique Generateur de signaux video trichromes, tel qu'un jeu video, utilisable avec un reproducteur d'images monochrome
ZA825347B (en) 1981-07-27 1983-05-25 Rhone Poulenc Agrochimie Herbicidal compounds derived from phenoxybenzoic acids and the processes for their preparation and use
US4541826A (en) 1981-09-25 1985-09-17 Molins Plc Method and apparatus for making composite filter rods
JPS60143185A (ja) 1983-12-29 1985-07-29 Hino Motors Ltd テイルト・キヤプ型自動車
JPS61199485A (ja) 1985-02-18 1986-09-03 Sanesu Shoko:Kk サ−ボモ−タの出力制御方法
JPS62127077A (ja) 1985-11-28 1987-06-09 シャープ株式会社 ゲ−トボ−ルスコア管理機
JPS62143576A (ja) 1985-12-18 1987-06-26 Nec Corp 陰極線管表示装置
JPS62127077U (ja) 1986-02-03 1987-08-12
JPH0257784A (ja) 1988-08-17 1990-02-27 Toshiba Corp 弁漏洩防止方法
JP2508380B2 (ja) 1990-08-22 1996-06-19 ブラザー工業株式会社 電子機器の上部開閉機構
JPH0916095A (ja) 1995-06-29 1997-01-17 Matsushita Electric Ind Co Ltd 電動開閉装置
US6454035B1 (en) 2000-01-25 2002-09-24 Paccar Inc Tilt mechanism and method for pivoting a vehicle body panel relative to a vehicle chassis
JP3809954B2 (ja) 2002-10-23 2006-08-16 株式会社小松製作所 チルトフロアを備えた作業車両

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5691174U (ja) * 1979-12-17 1981-07-21
JPS583386U (ja) * 1981-06-30 1983-01-10 日産ディーゼル工業株式会社 テイルトキヤブのテイルト装置
JPS58111675U (ja) * 1982-01-26 1983-07-29 株式会社平田鈑金塗装工場 貨物トラツク
JPS61199485U (ja) * 1985-06-05 1986-12-13
JPS62143576U (ja) * 1986-03-05 1987-09-10
JPH0257784U (ja) * 1988-10-21 1990-04-25
JPH07101359A (ja) * 1993-10-05 1995-04-18 Toyota Auto Body Co Ltd キャブチルト用トーションバー装置
JP2000072048A (ja) * 1998-08-28 2000-03-07 Takeuchi Seisakusho:Kk 作業車

Also Published As

Publication number Publication date
US8096608B2 (en) 2012-01-17
JP5148266B2 (ja) 2013-02-20
EP1849688A1 (en) 2007-10-31
EP1849688A4 (en) 2009-03-18
US20100301635A1 (en) 2010-12-02
WO2006080488A1 (ja) 2006-08-03
EP1849688B1 (en) 2011-06-15
CN101119886A (zh) 2008-02-06
CN101119886B (zh) 2012-02-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5148266B2 (ja) チルトフロアを備えた作業車両
WO2009157230A1 (ja) ローダ作業機
JP5009933B2 (ja) ホイールローダ
EP2317017A1 (en) Construction machine
EP2028033A2 (en) Operator seat for construction machine, and cab and construction machine including the same
WO1997028316A1 (fr) Excavateur hydraulique du type basculant
US7008169B1 (en) Hydraulically driven working machine
JP5184821B2 (ja) 作業車両のヒンジ構造
JP6648045B2 (ja) 小型油圧ショベル
US6019569A (en) Excavation machine
JP4819647B2 (ja) 建設機械
WO2011148945A1 (ja) 建設機械
JP2007092284A (ja) 作業車
WO2019244617A1 (ja) 旋回作業車
JP2004003258A (ja) キャビンのリンク式ドアの支持構造
JP2010059681A (ja) ローダ作業機
JP2001180412A (ja) 作業車両
JP4299163B2 (ja) 建設機械
JP4291219B2 (ja) 建設機械
JP5119099B2 (ja) ローダ作業機
JPH11280111A (ja) 建設機械における油圧制御装置
JP4614894B2 (ja) 作業車のキャノピ
JPH09316928A (ja) 旋回作業機
JP3589595B2 (ja) 旋回作業機
JP2024049069A (ja) 建設機械

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100803

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100928

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110329

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110523

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20111115

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111228

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20120308

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20120619

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120918

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20120926

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20121106

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20121128

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5148266

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151207

Year of fee payment: 3