JP2024049069A - 建設機械 - Google Patents

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Yoshihisa Ishikawa
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【課題】 オフセット式のブームを備える建設機械において、オフセットリンクの支持部とオペレータが搭乗するキャビンとの干渉を回避するとともに、他機種との間でキャビンの共通化を図ること。【解決手段】掘削作業機1には、運転席15を収容するキャビン10の側方に、上下に回動可能に支持された第1ブーム21と、第1ブーム21に左右に揺動可能に支持された第2ブーム22と、第2ブーム22に左右に揺動可能に支持され第1ブームにオフセットリンク26を介して連結された第3ブームと、を備えた掘削装置3が配置され、掘削装置3は、第1ブーム21の回動時における軌跡Pが、平面視においてキャビン10内における運転席15の第1ブーム21側に配置された右作業操作レバー装置50を前後方向に横切り、側面視においてキャビン10の屋根部10aの上方を通る、第1ブーム21にオフセットリンク26を枢結する第1支持軸41を備えている。【選択図】図3

Description

本発明は、例えばオフセット式のブームを備える建設機械に関する。
従来、例えば掘削作業機等の建設機械は、クローラ式の走行装置上に運転部を設けた旋回フレームを旋回自在に搭載し、旋回フレームの前方側に掘削装置を配置した構成を有している。掘削装置は、基端を旋回フレームに支持させたブームと、ブームに回動可能に連結したアームと、アーム先端に回動可能に連結したバケットとを備えている。
特許文献1に記載されたオフセット式のブームを備える建設機械では、ブームが、ブームシリンダを介して上下回動可能な第1ブームと、第1ブームに連結されオフセットシリンダを介して左右揺動可能な第2ブームと、第2ブームに左右揺動可能に連結された第3ブームと、により構成されている。第1ブームと第3ブームとはオフセットリンクにより接続され、オフセットリンクおよび第2ブームとともに平行四辺形リンク機構を構成している。そして、オフセットシリンダの伸縮により第2ブームとオフセットリンクを左右に揺動させることにより、アームに連結させたバケットを第1ブームの軸線に対して走行装置の車幅方向にオフセットすることが可能となっている。また、旋回フレームの左側に運転席および運転部を収容するキャビンが設けられ、キャビンの右側がブームの移動領域となっている
特許第4671826号公報
オペレータが搭乗するキャビンは、内部でのオペレータの作業性の観点から、所定の高さおよび容積が必要とされる。建設機械では、大きさ(重量)および仕様等により掘削装置の設定が異なり、掘削装置の構成によっては、ブームからキャビン側に突出して設けられたオフセットシリンダやオフセットリンクを支持する支持部等の部材が、第1ブームの移動時にキャビンの屋根部に干渉するという問題が生じる。このような問題に対して、従来は、例えば、キャビンのブーム側の側面と屋根上面とが接するコーナ部をキャビン室内側に退入させた屋根形状のキャビンを設計することで対応していた。
特許文献1に記載された建設機械では、オフセットシリンダを支持する支持部(オフセットシリンダ用取付ブラケット)を第2ブームの左側面の前後中途部に設け、第1ブームとオフセットリンクの一端側とを連結する第1支持軸(連結軸)を、第1ブームと第2ブームとを連結する第2支持軸(枢支軸)よりも第1ブーム側に設けることで、ブームとキャビンの屋根部との干渉を回避している。これにより、キャビンの屋根の前部から中途部については、コーナ部をキャビン室内側に退入させることなく角形に形成することが可能となっている。一方で、オフセットリンクの一端を支持する支持部もキャビン側に突設されているが、この支持部がキャビンの屋根部と干渉することを回避するためには、キャビンの屋根部の後部については、従来と同様に、コーナ部をキャビン室内側に退入させた形状とすることが必要とされる。すなわち、特殊な形状のキャビンを設計する必要があり、仕様の異なる他機種との間でのキャビンの共通化ができないため、設計コストが増大していた。
本発明は、上記のような問題点に鑑みてなされたものであり、オフセット式のブームを備える建設機械において、ブームとオペレータが搭乗するキャビンとの干渉を回避するとともに、他機種との間でキャビンの共通化を図ることが可能な建設機械を提供することを目的とする。
本発明に係る建設機械は、運転席を収容するキャビンの側方に、上下に回動可能に支持された第1ブームと、前記第1ブームに左右に揺動可能に支持された第2ブームと、前記第2ブームに左右に揺動可能に支持され前記第1ブームにオフセットリンクを介して連結された第3ブームと、を備えた作業装置を配置した建設機械において、前記作業装置は、前記第1ブームに前記オフセットリンクを枢結する第1支持軸を備え、前記第1支持軸は、前記第1ブームの回動時に、平面視において前記キャビン内における前記運転席の前記第1ブーム側の側方に配置された操作具が設けられたコンソール上を通り、前記キャビンの屋根部の上方を通る軌跡を描く、ことを特徴とするものである。
本発明の他の態様に係る建設機械は、前記建設機械において、前記第1ブームの姿勢を前記キャビンの後方側に向けて傾斜させた姿勢としたときに、前記第1支持軸が前記キャビンの屋根部の上方に位置する、ものである。
本発明の他の態様に係る建設機械は、前記建設機械において、前記第1支持軸が前記キャビンの屋根部の上方にあるとき、前記第1ブームと前記第2ブームを枢結する第2支持軸が、前記第1支持軸と同一の高さ位置または前記第1支持軸より低い位置に位置するように設けられる、ものである。
本発明の他の態様に係る建設機械は、前記建設機械において、前記第2ブームを所定の角度まで揺動させたときに、前記第1支持軸が前記第2ブームの上方に位置する、ものである。
本発明の他の態様に係る建設機械は、前記建設機械において、前記作業装置は、前記第3ブームに左右方向を軸方向として回動可能に支持されたアームと、前記アームの先端に揺動可能に支持されたバケットとを有し、前記第1支持軸を支持する支持部が、平面視において前記第1ブームから側方に突出して設けられ、前記支持部の側方先端は、前記第1ブーム、前記第2ブームおよび前記第3ブームを直線状に配置したときに前記バケットの幅内に位置する、ものである。
本発明の他の態様に係る建設機械は、前記建設機械において、前記第1支持軸を支持する支持部が、平面視において前記第1ブームから前記キャビン側に突出して設けられ、前記支持部の突出端は、前記第1ブーム、前記第2ブームおよび前記第3ブームを直線状に配置したときに前記コンソールの左右の幅内に位置する、ものである。
本発明によれば、オフセット式のブームを備える建設機械において、オフセットリンクの支持部とオペレータが搭乗するキャビンとの干渉を回避しつつ、他機種との間でキャビンを共通化することが可能となる。
本発明の一実施形態に係る掘削作業機の左前方からの斜視図である。 本発明の一実施形態に係る掘削作業機の左側面図である。 本発明の一実施形態に係る掘削作業機の平面図である。 本発明の一実施形態に係る掘削作業機の部分背面図である。 本発明の一実施形態に係る掘削装置の説明図である。 本発明の一実施形態に係る掘削装置の説明図である。
本発明は、例えばオフセット式のブームを備える建設機械において、オフセットリンクの支持軸の配置を工夫することにより、他機種との間で共通化された形状のキャビンを適用しつつ、キャビンに対するオフセットリンクの支持部の干渉を回避するものである。以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
本発明の実施の形態では、本発明に係る建設機械として、旋回作業車である掘削作業機(ショベル)を例にとって説明する。ただし、本発明に係る建設機械は、掘削作業機に限らず、例えば、クレーン作業機等の他の建設機械にも適用可能である。
本実施形態に係る掘削作業機1の構成について、図1から図6を用いて説明する。本実施形態では、掘削作業機1として、上部旋回体の全体が平面視で略円形状に形成されるとともに、フロント作業機(掘削装置3)を搭載した上部旋回体が下部走行体の車幅の120%以内で旋回可能な、いわゆるオフセット式の超小旋回型ショベルを例示している。なお、以下では、特に方向視を定めない限り、掘削作業機1の運転席に着座したオペレータの位置を基準に、「前側」、「後側」、「左右側」、「平面側」又は「上側」、「底面側」又は「下側」と称する。
図1から図3に示すように、掘削作業機1は、自走可能な走行車体2と、走行車体2に取り付けられた作業装置としての掘削装置3および排土装置4とを備える。
掘削作業機1は、左右一対のクローラ式の走行部5,5と、左右の走行部5,5を支持する基台としてのトラックフレーム6と、トラックフレーム6上に設けられた旋回フレーム7とを有する。
掘削作業機1は、トラックフレーム6と、その左右両側に支持された走行部5,5と排土装置4を含む部分を下部走行体とし、下部走行体に対して旋回可能に搭載された旋回フレーム7と、掘削装置3とを含む部分を上部旋回体として構成されている。
走行部5は、トラックフレーム6を構成する所定のフレーム部分に支持された複数のスプロケット等の回転体に履帯を巻回した構成を有する。走行部5は、後端部に回転体としての駆動スプロケット5aを有する。トラックフレーム6は、左右の走行部5,5間に位置するセンターフレーム部6aと、センターフレーム部6aの左右両側に設けられたサイドフレーム部6bとを有する。
左右の走行部5,5は、左右一対の走行用油圧モータ5b,5bにより駆動する。走行用油圧モータ5bは、各走行部5において、トラックフレーム6のサイドフレーム部6b等の所定の部位に取り付けられた状態で設けられており、駆動スプロケット5aを回転駆動させる。左右の走行用油圧モータ5b,5bがそれぞれ走行部5を駆動させることで、掘削作業機1の前後直進走行や左右旋回走行が行われる。
トラックフレーム6の前側には、排土装置4が取り付けられている。排土装置4は、左右の走行部5,5間において前後方向に伸延する一対の支持フレーム4aと、支持フレーム4aの先端側に設けられた排土板としてのブレード4bとを有する。排土装置4は、支持フレーム4aとトラックフレーム6との間に設けられたブレードシリンダ32によって昇降回動可能に設けられている。
旋回フレーム7は、平面視略円形状に構成され、トラックフレーム6に対して、上下方向の軸線回りに左右いずれの方向にも旋回可能に設けられている。トラックフレーム6の上側には、旋回ベアリング6cおよび旋回用油圧モータ(図示せず)を含んで構成された旋回装置が設けられている。旋回用油圧モータは、旋回ベアリング6cを介して旋回フレーム7を旋回させる。
旋回フレーム7は、図3の平面図に示すように、左右の走行部5,5の左右幅内、つまり左側の走行部5の左外側縁端と右側の走行部5の右側縁端との間の幅内で旋回可能に構成されている。
旋回フレーム7上の左側には、オペレータが搭乗するキャビン10が設けられている。キャビン10内には、オペレータが走行車体2の走行部5、作業装置としての掘削装置3および排土装置4を操作するための運転部11が設けられている。
キャビン10は、その外形をなすフレームと、ガラス等の透明部材によって構成された複数の窓部とを有し、全体として略箱状に構成されている。キャビン10の後方側の形状は、平面視において旋回フレームの略円形のフレーム形状に沿った円弧状の形状となっている。キャビン10の屋根部10aは、上面が全体として平坦であり、縁部には曲率半径が一定のR加工が施されている。
キャビン10の左側前方には扉12が設けられ、運転部11に対するオペレータの乗降口となっている。また、キャビン10の前面には、フレームにガラス等の透明部材を嵌め込み、開閉可能に構成された可動式の前窓部13(図1および図4参照)が設けられている。オペレータが掘削作業等を行う時には、キャビン10の前面を前窓部13で覆うことで、作業中に運転部11に向けて飛来する石等からオペレータが保護される。一方で、前窓部13を図2に仮想線で示すように、キャビン10の天井側に収容して、キャビン10の前面を開放することで、オペレータはキャビン10から前方に身体を乗り出して掘削した地面の深さなどを目視で確認することができる。また、キャビン10の屋根部10aを平坦に形成していることから、キャビン10内の天井も平坦に形成することができ、可動式の前窓部13の収容スペースを天井全面に亘って大きく確保することが可能である。天井側に収容できる前窓部13のサイズが大きくなることで、前窓部13を天井側に収容した後のキャビン10の前方の開放面積を大きくすることができ、目視で確認が必要な場合のオペレータの作業性が向上する。
運転部11においては、キャビン10の床部の後側にシートマウントを介して運転席15が設けられている。運転部11には、例えば、床部から上方へ向けて延出した左右一対の走行レバー、および、床部上に配設された作業用の操作ペダル等が設けられている。また、運転部11において、運転席15の左右には、作業装置(掘削装置3または排土装置4)を操作するための作業操作レバー装置50,50が設けられている。左右の作業操作レバー装置50,50は、それぞれ、油圧パイロット弁(図示せず)等の操作伝達機構を内蔵するコンソール52,52に、操作具としての操作レバー51,51を設けて構成される。運転席15の右側である運転席15とキャビン10の右壁部との間には、スイッチ等の各種操作部を有する操作パネル14がさらに設けられている。
旋回フレーム7上の右側および後方は、エンジン等を配置した機関室となっている。機関室は外装カバーである、右ボンネット16および後ボンネット17等により覆われている。
右ボンネット16は、右前側面カバー部16aと、右後側面カバー部16bと、上面カバー部16cとを有し、旋回フレーム7の右側を覆っている。右後側面カバー部16bには、機関室に外気を取り込む通気口が形成されている。右前側面カバー部16a、右後側面カバー部16bおよび上面カバー部16cは、連結部材を介して連結されている。上面カバー部16cの左側がヒンジ部により回動可能に支持されることにより、右前側面カバー部16a、右後側面カバー部16bおよび上面カバー部16cとは、上下方向に一体的に開閉可能に設けられる。
後ボンネット17は、カウンタウエイト7aの上側に設けられており、カウンタウエイト7aとともに旋回フレーム7の後方を覆っている。後ボンネット17は、左右の一端がヒンジ部によって回動可能に支持されることにより、開閉可能に設けられている。
掘削装置3は、掘削作業機1の前側に設けられたフロント作業装置である。掘削装置3は、掘削装置3の基部側の部分を構成するブーム20と、ブーム20の先端側に連結されたアーム24と、アーム24の先端部に取り付けられたバケット25とを有する。さらに、掘削装置3のブーム20は、基部側から第1ブーム21、第2ブーム22、第3ブーム23の順に連結された構成を有する。
掘削装置3は、第1ブーム21を回動動作させるブームシリンダ27と、第2ブーム22およびオフセットリンク26を回動動作させるオフセットシリンダ28と、アーム24を回動動作させるアームシリンダ29と、バケット25を回動動作させる作業具シリンダ31とを有する。ブームシリンダ27、オフセットシリンダ28、アームシリンダ29および作業具シリンダ31は、シリンダとシリンダに対して伸縮するピストンロッドを有する油圧シリンダである。なお、掘削装置3においては、作業内容に応じてバケット25に替えてグラップルまたはブレーカ等の他の装置が装着される。
旋回フレーム7の前側であって、右ボンネット16とキャビン10との間には、掘削装置3の基部である第1ブーム21を回動可能に支持するブーム支持部19が設けられている。右ボンネット16とキャビン10の間が、掘削装置3の第1ブーム21の移動領域となっている。
ブーム支持部19は、ブーム20の基部である第1ブーム21の基端を枢支する枢支軸19aと、ブームシリンダ27のシリンダ側端部を枢支する枢支軸19bとを含む。枢支軸19aは、右機関室9a側の隔壁とキャビン10側の壁部と間に、左右方向を軸方向として架設されている。枢支軸19bは、図示しないシリンダブラケットにより枢支軸19aと平行に設けられている。
掘削装置3のブーム20の構成について、さらに説明する。図5に、第1ブーム21、第2ブーム22および第3ブーム23を、第1ブーム21の長さ方向の軸線Mに沿って直線状に配置した姿勢の掘削装置3を示す。図5(a)は、掘削装置3の左側面図であり、図5(b)はその平面図である。また、図6に、ブーム20部分を拡大して示す。図6(a)は第2ブーム22を左側に揺動させた状態を示し、図6(b)は、掘削装置3が図5の姿勢のときの第2ブーム22の状態を示し、図6(c)は、第2ブーム22を右側に揺動させた状態を示す。図6では、アームシリンダ29の図示を省略している。
第1ブーム21は、側面視で先端側が鈍角に前側に屈曲した略逆J形状を有し、基端が旋回フレーム7に設けられたブーム支持部19に支持されている。第1ブーム21の基端が左右方向を軸方向とする枢支軸19aに枢支されることにより、ブーム20が旋回フレーム7に対して上下方向に揺動可能に支持される。
第1ブーム21の先端側は、第2ブーム22の一端を回動可能に支持する支持部21aとなっている。支持部21aは、第2ブーム22を後述する第2支持軸42を介して連結する軸受部21bと、ブームシリンダ27のロッド側端部を取り付けるシリンダ取付部21cと、オフセットリンク26の一端を回動可能に支持するオフセットリンク取付部21dと、を有する。軸受部21bは、第1ブーム21の延伸方向に対して所定の角度で前向きに突出して上下に一対設けられている。シリンダ取付部21cは、軸受部21bの下側に設けられている。オフセットリンク取付部21dは、第1ブーム21側においてオフセットリンク26を支持する支持部であり、上側の軸受部21bの上面側から左側に突出するように延設されている。軸受部21bとオフセットリンク取付部21dは、それぞれの上面が略同一平面に位置するように一体的に設けられている。
第1ブーム21の延伸方向(長さ方向)に沿って、ブームシリンダ27が設けられている。ブームシリンダ27の基端部(シリンダ側端部)は枢支軸19bを介して図示しないシリンダブラケットに回動可能に支持され、ロッド側端部はシリンダ取付部21cに連結されている。第1ブーム21は、ブームシリンダ27の伸縮に伴って枢支軸19a回りに揺動する。
第2ブーム22は、直線状に延びた略四角筒体として形成された中間部22aと、その両端に第1ブーム21および第3ブーム23のそれぞれに連結する連結部として設けられたボス部22b、22cとから構成される。ボス部22b、22cの各々は、上下一対で構成され、第2ブーム22の一端側の上下のボス部22bの各々は、第1ブーム21の上下の軸受部21bのそれぞれに支持される。また、第1ブーム21の他端側の上下のボス部22cの各々は、後述する第3ブーム23の上下の軸受部23bにそれぞれ支持される。中間部22aの上面位置は、その両端の上側のボス部22b、22cよりも低い位置となっている。これにより、第2ブーム22の上面側は、側面視で第2ブーム22の延伸方向の中間部を凹ませた緩やかな凹部をなすように切り欠かれた形状を有する。さらに、第2ブーム22の第1ブーム21寄りの左側面部には、オフセットシリンダ28の基端(シリンダ側端部)を支持するシリンダ支持部22dが突出して設けられている。オフセットシリンダ28のシリンダ側端部は、シリンダ支持部22dに回動可能に連結される。
第3ブーム23は、側面視で略三角形状の形状を有し、第2ブーム22の先端に左右方向に揺動可能に支持されている。第3ブーム23の上部は、左右一対の側壁部23aにより、アームシリンダ29のシリンダを支持するシリンダ支持部となっている。第3ブーム23には、第2ブーム22との連結部である軸受部23bが上下に一対設けられている。第3ブーム23の左側には、オフセットリンク26の一端を回動可能に支持するとともに、第2ブーム22を揺動させるオフセットシリンダ28のロッド側端部を支持するブラケット部23cが突出して設けられている。
第1ブーム21と第3ブーム23は、オフセットリンク26によって連結されている。オフセットリンク26は、第2ブーム22に対して平行に配置される棒状部材であり、その一端には第1ブーム21のオフセットリンク取付部21dに連結される取付部材26aが設けられ、他端には第3ブーム23のブラケット部23cに連結される取付ボス部26bが設けられている。オフセットリンク26の取付部材26aは断面視略U字型に形成されており、第1ブーム21のオフセットリンク取付部21dに第1支持軸41を介して回動可能に連結されている。また、オフセットリンク26の他端側の取付ボス部26bは、第3ブーム23のブラケット部23cに第4支持軸44を介して回動可能に連結されている。
第1ブーム21にオフセットリンク26を枢結する第1支持軸41とキャビン10との位置関係は、第1ブーム21を図2の側面図に示すキャビン10の後方側に傾斜させた姿勢としたときには、図2および図4(背面図)に示すように、第1支持軸41がキャビン10の屋根部10aの上方に位置し、背面視においてキャビン10の後端部支柱10bより運転席15側に位置する。また、第1ブーム21の回動時の第1支持軸41の軌跡Pは、側面視においては図2に示すようにキャビン10の屋根上に円弧を描き、平面視においては図3に示すように運転席15の右側のコンソール52を含む作業操作レバー装置50および操作パネル14を前後に横切って直線を描くものとなる。
第1ブーム21と第2ブーム22とは、第1ブーム21の軸受部21bと第2ブーム22の一端のボス部22bとを貫通して設けた第2支持軸42により連結されている。第2支持軸42は、第1ブーム21の上側の軸受部21bと第2ブーム22の上側のボス部22bとを貫通して配置した上側軸42aと、第1ブーム21の下側の軸受部21bと第2ブーム22の下側のボス部22bとを貫通して配置した下側軸42bとにより構成される(図2参照)。すなわち、同軸上に分離して配置された2つの軸から成る第2支持軸42を、平面視で枢支軸19aの軸方向と直交する方向を軸方向として配置することで、第1ブーム21と第2ブーム22とが、第2支持軸42の軸回りに回動自在に連結される。
また、第1ブーム21と第2ブーム22を枢結する第2支持軸42は、第1支持軸41がキャビン10の屋根部10aの上方にあるときには、第1支持軸41と同一または第1支持軸41より低い位置に配置される(図2および図4参照)。
第2ブーム22と第3ブーム23とは、第2ブーム22の他端側のボス部22bと第3ブーム23の軸受部23bとを貫通して設けた第3支持軸43により連結されている。第3支持軸43は、第2支持軸42と同様に、同軸上に分離して配置された2つの軸から成る。すなわち、第3ブーム23の上側の軸受部23bと第2ブーム22の上側のボス部22cとを貫通して配置した上側軸と、第3ブーム23の下側の軸受部23bと第2ブーム22の下側のボス部22cとを貫通して配置した下側軸とにより構成される。第3支持軸43を第2支持軸42と平行な方向を軸方向として配置することにより、第2ブーム22と第3ブーム23とが、第3支持軸43の軸回りに回動自在に連結される。
第2ブーム22と第3ブーム23との間には、オフセットシリンダ28が設けられている。オフセットシリンダ28は、第2ブーム22の左側に長さ方向に沿って配置されている。オフセットシリンダ28のシリンダ側端部は、第2ブーム22のシリンダ支持部22dに支持されている。オフセットシリンダ28のロッド側端部は、第3ブーム23のブラケット部23cに連結されている。
第3ブーム23のブラケット部23cは、オフセットリンク26用のブラケットを上側に、オフセットシリンダ28用のブラケットを下側に配置した構成を有する。オフセットリンク26とオフセットシリンダ28は、第4支持軸44を介して第3ブーム23に回動自在に連結されている。第4支持軸44は、オフセットリンク26をブラケット部23cに連結するとともに、オフセットシリンダ28をブラケット部23cに連結するものである。
各部材を回動可能に連結する第1支持軸41、第2支持軸42、第3支持軸43および第4支持軸44の軸方向は、互いに平行である。さらに、第1支持軸41と第2支持軸42を結ぶ線分の長さと、第3支持軸43と第4支持軸44を結ぶ線分の長さは等しく、第1支持軸41と第4支持軸44とを結ぶ線分の長さと、第2支持軸42と第3支持軸43とを結ぶ線分の長さは等しい関係である。すなわち、第2ブーム22、オフセットリンク26、第1支持軸41、第2支持軸42、第3支持軸43および第4支持軸44により平行四辺形リンク機構が構成されている(図6参照)。
第1支持軸41は、図4に一点鎖線で示すように、第2支持軸42が配置された第1ブーム21の長さ方向に沿った軸線Mと直交する直線Hよりも上の位置に配置される。すなわち、第2支持軸42の方が、第1支持軸41よりも低い位置に配置されることになる。また、図2に示す側面視においては、第1支持軸41の配置は、第2支持軸42よりも前側にずれた位置となる。これにより、第1支持軸41をキャビン10の屋根部10aよりも上となる位置に配置でき、平行四辺形リンクをコンパクトに構成することができる。また、支持部21aにおいてキャビン10側に突出して設けられた第1支持軸41を支持するシリンダ取付部21cは、その突出端(左端)が平面視において図3に示す軌跡Pの左側を第1支持軸41に対して平行に移動する。したがって、支持部21aの左側突出端は、図5に示すように第1ブーム21、第2ブーム22および第3ブーム23を直線状に配置したときに、運転席15の右側に配置されたコンソール52の左右の幅内に位置することになる。
第3ブーム23の先端には、左右方向を軸方向とする連結軸を介してアーム24が上下回動可能に連結されている。第3ブーム23の上方には、アームシリンダ29のシリンダ側が回動可能に支持されている。また、アームシリンダ29のロッド側端部は、アーム24の基端側に設けられたブラケット部37に回動可能に支持されている。アーム24は、アームシリンダ29の伸縮により、連結軸回りに揺動する。
アーム24の先端には、左右方向を軸方向とする連結軸を介してバケット25が連結されている。また、アーム24の長さ方向に沿って、作業具シリンダ31が設けられている。作業具シリンダ31のシリンダ側端部は、アーム24の基端側に設けられたブラケット部37に回動可能に支持されている。作業具シリンダ31のロッド側端部は、バケット25側のリンク部38に回動可能に支持されている。バケット25は、作業具シリンダ31の伸縮により、連結軸回りに揺動する。
バケット25は、ブーム20の第1ブーム21、第2ブーム22および第3ブーム23を一直線状となる姿勢としたときに、図5(b)の平面図に示すように、第2ブーム22よりも右側に突出した第1ブーム21のオフセットリンク取付部21dおよび第3ブーム23のブラケット部23cを、その幅内に収めるサイズのものである。なお、図5(b)では、バケット25の幅とオフセットリンク取付部21dおよび第3ブーム23のブラケット部23cとの位置関係の理解のために、バケット25の左右方向の端を通り、第1ブーム21の長さ方向の軸線Mに平行な補助線Lを図示している。
ブーム20の動作について説明する。
第2ブーム22は、オフセットシリンダ28を作動させて、図6に一点鎖線で示す平行四辺形リンクを変形させることにより、図6(b)の位置から、左方向は図6(a)の位置、右方向は図6(c)の位置まで、第2支持軸42を中心に揺動する。すなわち、第1ブーム21、第2ブーム22、第3ブーム23を直線状に配置した位置をオフセット量ゼロとして、旋回フレーム7においてキャビン10が配置されている左側に向かって、第2ブーム22を所定の角度(例えば、85度までの角度)揺動させることにより、アーム24の先端に連結されたバケット25が走行車体2の前方左側にオフセットされる。また、旋回フレーム7において右ボンネット16が配置されている右側に向かって、第2ブーム22を所定の角度(例えば、45度までの角度)揺動させることにより、アーム24の先端に連結されたバケット25が走行車体2の前方右側にオフセットされる。なお、旋回フレーム7上において、左右方向の幅が右ボンネット16よりもキャビン10の方が大きいことから、右方向よりも左方向の方により大きい揺動角が要求される。
支持部21aのオフセットリンク取付部21dを第2ブーム22よりも高い位置に設けたことから、図6(a)に示すように、オフセットシリンダ28を伸長させて、第2ブーム22を左方向に揺動させたときには、第1支持軸41を第2ブーム22が、オフセットリンク26および支持部21aのオフセットリンク取付部21dよりも下側に入り込む。また、第2ブーム22の形状を中間部22aの上面が端部のボス部22b、22cの上面よりも低い位置となるように構成していることから、図6(a)に示す位置まで左方向に揺動させたときに、オフセットリンク26の取付部材26aおよび第1支持軸41の下端が、第2ブーム22においてボス部22bの上面より低くなっている領域、つまり第2ブーム22の上面側の凹部の上方に位置することになる。このため、第2ブーム22が、オフセットリンク26の取付部材26aおよび第1支持軸41に干渉することがなく、左方向の揺動角を十分に確保することができる。
以上のような構成を備えた掘削作業機1においては、運転席15に着座したオペレータにより走行レバーや作業操作レバー等が適宜操作されることで、所望の動作・作業が行われる。具体的には、例えば、走行レバーの操作により、掘削作業機1の前後直進走行や左右旋回走行が行われる。また、作業操作レバーの操作により、掘削装置3による掘削作業、あるいは排土装置4による排土作業および/または整地作業が行われる。
掘削装置3は、図5(a)の左側面図および図5(b)の平面図に示すように、ブーム20の第1ブーム21、第2ブーム22および第3ブーム23を平面視において一直線状となる姿勢とすることにより、走行車体2の略正面に位置する土砂等の掘削作業を行うことができる。また、掘削装置3は、上部旋回体を旋回させることなく、図6(a)および図6(c)に示すように、オフセットシリンダ28を伸縮させて第2ブーム22を左右方向に揺動させることにより、バケット25をキャビン10の右前方または左前方に移動させて、いわゆる側溝掘削作業を行うことができる。
以上のような構成を備えた本実施形態の掘削作業機1は、次のような構成を備えていると言える。すなわち、掘削作業機1は、運転席15を収容するキャビン10の側方に、左右方向を軸方向として上下に回動可能に支持された第1ブーム21と、第1ブーム21に左右に揺動可能に支持された第2ブーム22と、第2ブーム22に左右に揺動可能に支持され第1ブームにオフセットリンク26を介して連結された第3ブームと、を備えた作業装置(掘削装置3)を配置した建設機械である。そして、作業装置(掘削装置3)は、第1ブーム21の回動時における軌跡Pが、平面視においてキャビン10内における運転席15の側方(右側)に配置された操作具(操作レバー51)を設けたコンソール52上を前後方向に横切るように通り、側面視においてキャビン10の屋根部10aの上方を通る、第1ブーム21にオフセットリンク26を枢結する第1支持軸41を備えている。
また、本実施形態の掘削作業機1は、掘削装置3の第1ブーム21の姿勢をキャビン10の後方側に向けて傾斜させた姿勢としたときに、第1支持軸41がキャビン10の屋根部10aの上方に位置する構成としている。
また、本実施形態の掘削作業機1は、第1支持軸41は、第1ブーム21の姿勢をキャビン10の後方側に向けて最も傾斜させた姿勢(図2参照)から、第1ブーム21を略直立させた姿勢とするまで、キャビン10の屋根部10aの上方にある。このとき、第1ブーム21と第2ブーム22を枢結する第2支持軸42が、第1支持軸41と同一の高さ位置または第1支持軸41より低い位置となる。
このような構成によれば、第1ブーム21にオフセットリンク26を枢結する第1支持軸41が、掘削装置3のブーム20、アーム24およびバケット25を最も折り畳んだ姿勢(図1から図3参照)の位置から、キャビン10の前方まで移動する間に、キャビン10の平坦な屋根部10aの上方にある。このため、キャビン10と干渉することがない。また、従来は、第1ブーム21とキャビンの屋根との干渉を防ぐために屋根のコーナ部をキャビン室内側に退入させていたため、キャビンの屋根を平坦に形成することができなかった。このため、キャビン10の天井側にキャビン前面の窓を収容可能な大きさの平坦領域を設けることができず、跳ね上げ式で容易に開閉することができる窓部をキャビン前面に採用することができなかった。本実施形態では、キャビン10の屋根部10aを平坦に形成したことで、キャビン10の前面にキャビン10の天井側に収容可能な前窓部13を採用することができる。これにより、オペレータが掘削作業に応じて、前窓部13を天井側に収納してキャビン10の前面を開放状態とすることが容易に行える。また、屋根部10aの上面が平坦なキャビン10に第1支持軸41が干渉しないことから、特殊な屋根形状のキャビンを設計する必要がなく、他の機種、例えばブーメラン状のブームを備えた掘削装置に搭載しているキャビンと共通のものを採用することができる。すなわち、他機種との間でのキャビンの共通化により、設計コスト等の低減に寄与することができる。また、掘削装置3との干渉を避けるために、キャビン10の屋根形状として、例えばキャビン10の掘削装置3側のコーナ部を切欠き状に凹ませた形状を採用する必要がないため、キャビン10内のオペレータに圧迫感を与えることなく、キャビン10内の快適な作業空間を確保することができる。
また、本実施形態の掘削作業機1は、掘削装置3の第2ブーム22を所定の角度まで揺動させたときに、第1支持軸41が第2ブーム22の上方に位置し、背面視、キャビン10の後端部支柱10bより運転席15側に位置する、よう構成している。本実施形態の掘削作業機1では、左右方向の幅が旋回フレーム7の左側に配置されるキャビン10の方が右側に配置される右ボンネット16よりも大きいことから、左側の側溝掘削作業を行う場合には、第2ブーム22を、例えば、70~85度の角度まで揺動させる必要がある。第2ブーム22を所定の角度(例えば、70~85度)まで揺動させたときに、第1支持軸41が第2ブーム22の上方に位置すれば、第1支持軸41が第2ブーム22の移動の障害となることがない。これにより、キャビン10を配置した側への第2ブーム22の揺動角を確保することができ、側溝掘削の作業性が向上する。
また、本実施形態では、第2ブーム22の中間部22aの上面が左右のボス部22b、22cよりも低くなるように形成している。第2ブーム22の中間部22aの上面を左右のボス部22b、22cよりも低くしたことで、ブーム20の側面視においては第2ブーム22よりも上側にオフセットリンク26が配置され、両者間には隙間が生じる。図6(a)に示すように第2ブーム22を左側に揺動させたときに、第2ブーム22とオフセットリンク26がキャビン10の前方を横切り、オペレータの視界を遮るが、第2ブーム22とオフセットリンク26の間に隙間があることで、オペレータの視界を完全に遮ることがなく、バケット25の位置をオペレータが目視することが可能となる。
また、本実施形態の掘削作業機1の作業装置(掘削装置3)は、第3ブーム23に左右方向を軸方向として回動可能に支持されたアーム24と、前記アーム24の先端に揺動可能に支持されたバケット25とを有し、第1支持軸41を支持する支持部(オフセットリンク取付部21d)が、平面視において第1ブーム21から側方に突出して設けられ、支持部(オフセットリンク取付部21d)の側方先端は、第1ブーム21、第2ブーム22および第3ブーム23を直線状に配置したときにバケット25の幅内に位置するよう構成されている。
また、作業装置(掘削装置3)の第1支持軸41を支持する支持部(オフセットリンク取付部21d)が、平面視において第1ブーム21からキャビン10側に突出して設けられ、支持部(オフセットリンク取付部21d)の突出端は、第1ブーム21、第2ブーム22および第3ブーム23を直線状に配置したときにキャビン10内のブーム側に配置されたコンソール52の幅内に位置するよう構成されている。
以上のような構成を備えた本実施形態に係る掘削作業機1によれば、例えば、図5に示すブーム20の第1ブーム21、第2ブーム22および第3ブームを一直線状となる姿勢で、走行車体2の略正面に位置する土砂等の掘削作業を行うときに、キャビン10側に突出して設けられたオフセットリンク取付部21dが、コンソール52よりも左側の運転席15に着座したオペレータの視界を遮ることがない。これにより、オペレータは正面側の掘削作業をスムーズに行うことができる。
上述した実施形態の説明は本発明の一例であり、本発明に係る建設機械は上述の実施形態に限定されることはない。このため、上述した実施形態以外であっても、本発明に係る技術的思想を逸脱しない範囲であれば、設計等に応じて種々の変更が可能であることは勿論である。また、本開示に記載された効果はあくまで例示であって限定されるものでは無く、また他の効果があってもよい。
なお、本発明は、以下の態様をとることができる。
(1)
運転席を収容するキャビンの側方に、上下に回動可能に支持された第1ブームと、前記第1ブームに左右に揺動可能に支持された第2ブームと、前記第2ブームに左右に揺動可能に支持され前記第1ブームにオフセットリンクを介して連結された第3ブームと、を備えた作業装置を配置した建設機械において、
前記作業装置は、前記第1ブームに前記オフセットリンクを枢結する第1支持軸を備え、
前記第1支持軸は、前記第1ブームの回動時に、平面視において前記キャビン内における前記運転席の前記第1ブーム側の側方に配置された操作具が設けられたコンソール上を通り、前記キャビンの屋根部の上方を通る軌跡を描く、
ことを特徴とする建設機械。
(2)
前記第1ブームの姿勢を前記キャビンの後方側に向けて傾斜させた姿勢としたときに、前記第1支持軸が前記キャビンの屋根部の上方に位置し、背面視、前記キャビンの後端部支柱より前記運転席側に位置する、
(1)に記載の建設機械。
(3)
前記第1支持軸が前記キャビンの屋根部の上方にあるとき、前記第1ブームと前記第2ブームを枢結する第2支持軸が、前記第1支持軸と同一の高さ位置または前記第1支持軸より低い位置に位置するように設けられる、
(1)または(2)に記載の建設機械。
(4)
前記第2ブームを所定の角度まで揺動させたときに、前記第1支持軸が前記第2ブームの上方に位置する、
(1)から(3)のいずれかに記載の建設機械。
(5)
前記作業装置は、前記第3ブームに左右方向を軸方向として回動可能に支持されたアームと、前記アームの先端に揺動可能に支持されたバケットとを有し、
前記第1支持軸を支持する支持部が、平面視において前記第1ブームから側方に突出して設けられ、
前記支持部の側方先端は、前記第1ブーム、前記第2ブームおよび前記第3ブームを直線状に配置したときに前記バケットの幅内に位置する、
(1)から(4)に記載の建設機械。
(6)
前記第1支持軸を支持する支持部が、平面視において前記第1ブームから前記キャビン側に突出して設けられ、
前記支持部の突出端は、前記第1ブーム、前記第2ブームおよび前記第3ブームを直線状に配置したときに前記コンソールの左右の幅内に位置する、
(1)から(4)に記載の建設機械。
1 掘削作業機(建設機械)
2 走行車体
3 掘削装置(作業装置)
5 走行部
7 旋回フレーム
10 キャビン
10a 屋根部
10b 後端部支柱
11 運転部
13 前窓部
14 操作パネル
15 運転席
19 ブーム支持部
19a 枢支軸
19b 枢支軸
20 ブーム
21 第1ブーム
21a 支持部
21b 軸受部
21d オフセットリンク取付部(支持部)
22 第2ブーム
22a 中間部
22b、22c ボス部
22d シリンダ支持部
23 第3ブーム
23a 側壁部
23b 軸受部
23c ブラケット部
24 アーム
25 バケット
26 オフセットリンク
27 ブームシリンダ
28 オフセットシリンダ
29 アームシリンダ
31 作業具シリンダ
37 ブラケット部
38 リンク部
41 第1支持軸
42 第2支持軸
43 第3支持軸
44 第4支持軸
50 作業操作レバー装置
51 操作レバー(操作具)
52 コンソール

Claims (6)

  1. 運転席を収容するキャビンの側方に、上下に回動可能に支持された第1ブームと、前記第1ブームに左右に揺動可能に支持された第2ブームと、前記第2ブームに左右に揺動可能に支持され前記第1ブームにオフセットリンクを介して連結された第3ブームと、を備えた作業装置を配置した建設機械において、
    前記作業装置は、前記第1ブームに前記オフセットリンクを枢結する第1支持軸を備え、
    前記第1支持軸は、前記第1ブームの回動時に、平面視において前記キャビン内における前記運転席の前記第1ブーム側の側方に配置された操作具が設けられたコンソール上を通り、前記キャビンの屋根部の上方を通る軌跡を描く、
    ことを特徴とする建設機械。
  2. 前記第1ブームの姿勢を前記キャビンの後方側に向けて傾斜させた姿勢としたときに、前記第1支持軸が前記キャビンの屋根部の上方に位置し、背面視、前記キャビンの後端部支柱より前記運転席側に位置する、
    請求項1に記載の建設機械。
  3. 前記第1支持軸が前記キャビンの屋根部の上方にあるとき、前記第1ブームと前記第2ブームを枢結する第2支持軸が、前記第1支持軸と同一の高さ位置または前記第1支持軸より低い位置に位置するように設けられている、
    請求項1に記載の建設機械。
  4. 前記第2ブームを所定の角度まで揺動させたときに、前記第1支持軸が前記第2ブームの上方に位置する、
    請求項1に記載の建設機械。
  5. 前記作業装置は、前記第3ブームに左右方向を軸方向として回動可能に支持されたアームと、前記アームの先端に揺動可能に支持されたバケットとを有し、
    前記第1支持軸を支持する支持部が、平面視において前記第1ブームから側方に突出して設けられ、
    前記支持部の側方先端は、前記第1ブーム、前記第2ブームおよび前記第3ブームを直線状に配置したときに前記バケットの幅内に位置する、
    請求項1に記載の建設機械。
  6. 前記第1支持軸を支持する支持部が、平面視において前記第1ブームから前記キャビン側に突出して設けられ、
    前記支持部の突出端は、前記第1ブーム、前記第2ブームおよび前記第3ブームを直線状に配置したときに前記コンソールの左右の幅内に位置する、
    請求項1に記載の建設機械。
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