JP6998337B2 - 開脚型油圧ショベル - Google Patents
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Description
本実施形態では小型の油圧ショベル(いわゆる後方超小旋回機)をベースにした開脚型油圧ショベルを例に挙げて説明する。以下、開脚型油圧ショベルについては油圧ショベルと適宜略称し、特に断りなく油圧ショベルと記載した場合には、同図に示した油圧ショベルを指すこととする。本願明細書では運転席の前方(図1では右方向)を油圧ショベルの前方として扱う。
走行体10は、左右の走行装置11及びセンタフレーム12を含んで構成されている。センタフレーム12は左右の走行装置11のフレームであるサイドフレーム11aを連結すると共に上部に旋回体20を支持する。このセンタフレーム12は左右のサイドフレーム11aと共に走行体10のフレーム、つまりトラックフレームを構成する。
旋回体20は、旋回フレーム21、カウンタウェイト22、シートベース23、運転席24、フロアパネル25等を含んで構成されている。旋回フレーム21は旋回体20のベースフレームであり、旋回輪26を介して走行体10の上部に旋回可能に設けられている。旋回輪26は水平に(つまり中心線を上下に延ばした姿勢で)設置された大型のベアリングである。
作業機40は、土砂の掘削等、種々の作業をするための多関節型のフロント作業機(本実施形態ではスイングポスト式)である。この作業機40は、旋回体20の前部に設けた作業腕41及び作業腕41に装着した作業具(アタッチメント)44を含んで構成されている。作業腕41は、ブーム42、アーム43、ブームシリンダ45、アームシリンダ46及び作業具シリンダ47を含んで構成されている。ブーム42は旋回体20の前部(上記スイングポスト37)に回動可能に連結され、アーム43はブーム42の先端に、作業具44はアーム43の先端に、それぞれ回動可能に連結されている。ブーム42、アーム43及び作業具44はいずれも左右に水平に延びる回転軸を支点にして回動する。図1では作業腕41のアーム43の先端に作業具44としてバケットを装着した例を表しているが、装着されるアタッチメントの種類はこれに限られず、ブレーカ等の他のアタッチメントに交換可能である。また、ブームシリンダ45は旋回体20(スイングポスト37)及びブーム42に、アームシリンダ46はブーム42及びアーム43に、それぞれ両端が連結されている。作業具シリンダ47は、基端がアーム43に連結される一方、先端がリンク48を介してアーム43の先端部及び作業具44に連結されている。ブームシリンダ45、アームシリンダ46及び作業具シリンダ47はいずれも油圧アクチュエータであり、油圧ポンプから吐出される圧油で駆動され、伸縮動作により作業機40を駆動する。
図4~図6に示したように、トラックフレームのセンタフレーム12は脚部12aと丸胴部12bを備えている。脚部12aは車幅方向に延びて左右のサイドフレーム11aを連結する部位である。丸胴部12bは脚部12aの中央部から上方に延びる大径の円筒状の部位である。丸胴部12bの上部には上記の旋回輪26を介して旋回フレーム21が支持されている。
走行体10には排土装置13が備わっている。本実施形態においては、走行方向の両側(図1中の左右両側)に排土装置13が設けられており、2つの排土装置13はそれぞれリフトシリンダ13a(図6)及びブレード13b(同)を含んで構成されている。2つの排土装置13は、大きさ、形状、構成とも同様である。ブレード13bはセンタフレーム12に向かって延びるアーム13cを備えており、アーム13cを介してセンタフレーム12の脚部12aに連結されている。アーム13cはセンタフレーム12に上下に回動可能に連結されており、ブレード13bはアーム13cを介してセンタフレーム12に対して昇降する構成である。リフトシリンダ13aはセンタフレーム12の脚部12aとブレード13bとに両端が連結されており、伸縮動作に伴ってセンタフレーム12に対してアーム13cを上下に回動させてブレード13bを昇降させる。
図7は油圧ショベルの駆動システムの要部を抽出して表した油圧回路図である。同図に示した駆動システムは、エンジン51、油圧ポンプ52、方向切換弁ユニット53、減圧弁54等を含んで構成されている。油圧ポンプ52はエンジン51で駆動され、作動油タンクTから作動油を吸い込んで左右の走行モータ11L,11R,リフトシリンダ13a、チルトシリンダ15を含む車載された油圧アクチュエータを駆動する圧油を吐出する。油圧ポンプ52の吐出配管にはリリーフ弁(不図示)が設けられており、吐出配管の圧力の上限値が規定されている。方向切換弁ユニット53は、方向切換弁53A,53L,53Rを含む複数の方向切換弁で構成されている。方向切換弁53Lは左側の走行モータ11Lへの圧油の供給方向を切り換える3位置切換弁、方向切換弁53Rは右側の走行モータ11Rへの圧油の供給方向を切り換える3位置切換弁である。方向切換弁53Aはリフトシリンダ13a及びチルトシリンダ15への圧油の供給方向を切り換える3位置切換弁である。
(1)本実施形態においては、走行方向から見て逆V字型に左右の走行装置11が開脚するので、ロータリーキルン等の筒状構造物X(図2)の内部に入り込み、V字状に傾斜した地面に対して履帯11fの下面全体で接地することができる。図2に例示したように、油圧ショベルの走行方向を筒状構造物Xの中心軸方向に合わせ、筒状構造物Xの内部を筒状構造物Xの中心軸方向に走行するような場合である。このとき、前述した通り走行装置11の回動支点となる連結軸14を走行装置11の重心位置よりも高位置に配置したことにより、同じ傾斜角で走行装置11を傾けるにしても、連結軸14が重心より低い場合に比べて左右の走行装置11を広く開脚できる(図3)。このように左右の走行装置11の接地面の角度が異なる狭隘地(例えばV字型の傾斜面)においても広い接地面を確保して機体が安定した状態で作業することができる。
以上の実施形態では、図7に示したように左右のチルトシリンダ15の回路で方向切換弁53Aを共用し、連絡配管A1,A2から左右のチルトシリンダ15に分岐して圧油が供給され、左右の走行装置11が対称に動作する構成とした。しかし、左右のチルトシリンダ15にそれぞれ対応する2つの方向切換弁を設け、左右のチルトシリンダ15を互いに単独で伸縮させられる構成としても良い。この場合、図9のように水平面Zと傾斜面Yの境界部で作業する必要がある状況において片側の走行装置11のみを傾斜させることで逆V字型に開脚し、一方の走行装置11を傾斜面Yに、他方の走行装置11を水平面Zに接地させることができる。
Claims (5)
- 走行体、前記走行体の上部に旋回可能に設けた旋回体、前記旋回体に取り付けた作業機、前記走行体に上下に回動可能に設けられた排土作業用のブレード、前記ブレードを昇降させるリフトシリンダ、前記旋回体に設けられ前記リフトシリンダを駆動する圧油を吐出する油圧ポンプ、及び前記油圧ポンプを駆動する原動機を備えた開脚型油圧ショベルにおいて、
前記走行体が、
センタフレームと、
前記センタフレームから上方に延びて前記旋回体を支持する丸胴部と、
前記センタフレームに対して走行方向に延びる連結軸を介して連結され、前記連結軸を支点に回動し走行方向から見て逆V字型に開脚可能なクローラ式の左右の走行装置と、
前記左右の走行装置と前記センタフレームとに両端が連結され、前記油圧ポンプから吐出される圧油で駆動されて前記左右の走行装置を回動させ開脚及び閉脚させるチルトシリンダとを備え、
前記連結軸が、接地面を水平にした状態における前記走行装置の重心位置よりも高位置に配置されており、
前記チルトシリンダを最伸長させて前記左右の走行装置を最大限開脚させた状態でも前記左右の走行装置が前記旋回体の下面に接触しないように、前記センタフレームの丸胴部の上下の長さが確保されており、更に
前記旋回体の旋回中心に配置したスイベルジョイントと、
前記スイベルジョイントで中継された第1連絡配管及び第2連絡配管と、
前記旋回体に設けられ、前記油圧ポンプの接続先を前記第1連絡配管と前記第2連絡配管とで切り換える方向切換弁と、
前記走行体に設けられ、前記第1連絡配管及び前記第2連絡配管の接続先を前記リフトシリンダと前記チルトシリンダのいずれかに切り換える切換弁とを備えている
ことを特徴とする開脚型油圧ショベル。 - 請求項1に記載の開脚型油圧ショベルにおいて、前記ブレードの下部に滑り止めとしてストッパが設けられていることを特徴とする開脚型油圧ショベル。
- 請求項2に記載の開脚型油圧ショベルにおいて、前記ブレードは、車幅方向の両側部に比べて中央部が下方に突出した形状に成形されており、前記中央部に前記ストッパが設けられていることを特徴とする開脚型油圧ショベル。
- 請求項3に記載の開脚型油圧ショベルにおいて、
前記ブレードにおける車幅方向の両側部の下部に着脱可能な形状調整用のパッドが装着されており、
前記パッドを交換することで前記ブレードの下縁の形状が変更可能であることを特徴とする開脚型油圧ショベル。 - 請求項1に記載の開脚型油圧ショベルにおいて、前記左右の走行装置が左右対称に開脚動作するように構成されていることを特徴とする開脚型油圧ショベル。
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Applications Claiming Priority (1)
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Publication Number | Publication Date |
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JP2019059285A Active JP6998337B2 (ja) | 2019-03-26 | 2019-03-26 | 開脚型油圧ショベル |
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JP (1) | JP6998337B2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS5816254U (ja) * | 1981-07-17 | 1983-02-01 | 株式会社豊田自動織機製作所 | バツクホ−シヨベル等のアウトリガ− |
JPH09228413A (ja) * | 1996-02-27 | 1997-09-02 | Mitsubishi Agricult Mach Co Ltd | クローラ式作業車 |
-
2019
- 2019-03-26 JP JP2019059285A patent/JP6998337B2/ja active Active
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