JPWO2006028012A1 - 化粧料およびその製造方法 - Google Patents

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照夫 堀内
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Abstract

【課題】 化粧料に使用される機能性油性基剤と水、または固体粒子である機能性穎粒と水などの界面に対して、熱安定性や経時安定性に優れた乳化および分散系を形成すること、および機能性油性基剤の所要HLB値又は機能性穎粒の表面状態に関わりなく、乳化および分散させることが可能な乳化分散剤を含有する化粧料及び、この化粧料の製造方法を提供することを課題とする。【解決手段】 粒子構造をした多糖類を主成分とした乳化分散剤と被乳化成分を含有することを特徴とする化粧料及びその製造方法である。また、上記粒子構造をした多糖類を主成分とした乳化分散剤が被乳化成分の周囲に層状付着し中間層を形成する三相乳化分散剤として存在することを特徴とする化粧料及びその製造方法である。【選択図】 図1

Description

本発明は、被乳化成分の種類を問わない、経時安定性に優れた乳化分散剤を含有する化粧料及びこの化粧料の製造方法に関する。
化粧料には、化粧料の種類に応じて極めて多様な成分が含まれており、例えば機能性油性基剤または機能性穎粒として、有機溶剤、有機顔料、無機顔料、油剤、保湿剤、収れん剤、美白剤、紫外線防止剤、酸化防止剤、香料等の成分が含まれている。ここで機能性油性基剤または機能性穎粒とは、皮膚面に対し清浄化、保水性、スクラブ効果、エモリエント効果、保護効果を有するものや、化粧料の展延性、滑沢性、光沢性、付着性等を向上させる機能を有するものである。
この化粧料に含まれる機能性油性基剤または機能性穎粒を化粧料に使用する場合は、これらの成分を、界面活性剤を使用して精製水に乳化および分散させている。
機能性油性基剤の場合には、機能性油性基剤の所要HLBや穎粒表面の性質に応じて界面活性剤を選択し、多種類の界面活性剤を使用して、乳化および分散を行っていた。また、乳化分散剤として用いられる界面活性剤の所要HLB値は、水中油滴型(O/W型)エマルションを作る場合と油中水滴型(W/O型)エマルションを作る場合とのそれぞれに応じて使い分ける必要があり、しかも、熱安定性や経時安定性が十分でないため、多種多様な界面活性剤を混合して用いていた(非特許文献1〜4等参照)。
"Emulsion Science" Edited by P.Sherman, Academic PressInc.(1969) "Microemulsions-Theory and Practice一Edited by Leon M.price,Academic Press lnc.(1977) 「乳化・可溶化の技術」辻薦,工学図書出版(1976) 「機能性界面活性剤の開発技術」シー・エム・シー出版(1998)
従来の界面活性剤を用いた乳化法では、油と水との界面に界面活性剤が吸着し、その界面エネルギーを低下させることを乳化法の基本としていたので、その界面張力を低下させるために多量の乳化剤を必要とするものであった。
しかし、界面活性剤は、生分解性が低く、泡立ちの原因となるので、環境汚染などの問題があり、その使用の削減が必要となっている。
また、機能性油性基剤の乳化製剤の調製法として、HLB法、転相乳化法、転相温度乳化法、ゲル乳化法等の物理化学的な乳化方法が一般に行われているが、いずれも油/水界面の界面エネルギーを低下させ、熱力学的に系を安定化させる作用をエマルション調製の基本としている。このため、化粧料のための最適な乳化剤を選択するために非常に煩雑かつ多大な労力を有しており、まして化粧料においては、多種類の油性基剤が混在しているため、安定に乳化させることは困難な場合が多かった。
また、化粧料において、極めて多機能な効能を求められることから、界面張力が多様な多くの物質を一つの化粧料の中に安定化させる必要性がある。特に、シリコーンオイルは、化学的に安定で、反応性がほとんどなく安全性が高く、無臭でべたつきが少なく、表面張力が低く延びが良く、なめらかな感触があることから、一般のクリーム、乳液、ローション、ジェル等の多くの化粧料に配合されている。
しかしながら、シリコーンオイルは、非常に疎水的で界面張力が低いことから、水溶液に安定化させることが困難であった。また、シリコーンオイルを乳化させる界面活性剤を使用すると、ステアリン酸等の有機酸や、セタノール等の高級アルコールの乳化が不安定になると言う問題があり、更に、化粧料に含まれる場合がある酸化チタン粒子や、酸化鉄粒子の様に有機化合物と界面張力が極端に違う物質の場合は、一層困難となるという問題点があった。
また、油性基剤を水に対して大量に混入すると、エマルションの「型」の転相が生じ、界面活性剤を使用する場合は、油性基剤相と水相が分離する場合もあった。
これに対して、油性基剤の乳化方法において、本発明者らは、新規な乳化技術を使用した化粧料を開発するために鋭意研究を重ねた結果、油/両親媒性化合物/水系の中で独立相として存在するナノ粒子をファンデルワールス力によって油性基剤表面に付着させることで乳化を行なう三相乳化法を使用した化粧料を開発した。また、このような乳化法によれば、油性成分の所要HLB値によらず、油性成分/水界面の界面張力の大きさが乳化剤のナノ粒子の付着に重要であることを知見した。さらに、本発明者らは、この三相乳化エマルションは通常の界面活性剤によるO/W型の従来型のエマルションに比べて非常に高い安定性を示すことを見出した。
また、化粧料に含まれる固体粒子の分散方法においては、従来の界面活性剤を用いた固体粒子の分散方法では、固体表面に界面活性剤が吸着し、吸着層の保護コロイド効果により、固体同士の凝集を防止する分散方法を基本としていた。そのため、油性基剤と同様に、吸着層を生成させるために多量の界面活性剤が必要であった。更に固体表面の界面活性剤量を維持するために溶媒中の界面活性剤濃度を上げ、平衡圧を高める必要があった。
これに対して、本発明者等は油性基剤と同様に、固形物質/両親媒性化合物/水系、の中で独立相として存在するナノ粒子をファンデルワールス力によって固体粒子表面に付着させることで乳化および分散を行なう三相乳化分散法を見出した。また、このような乳化分散法によれば、固体粒子の表面張力によらず、固体粒子成分/水界面の界面張力の大きさが分散剤のナノ粒子の付着に重要であることを知見した。さらに、本発明者らは、この三相乳化分散剤は通常の界面活性剤による固体粒子の分散・凝集阻害に比べて非常に高い安定性を示すことを見出し、これらの知見に基づき本発明を完成したものである。
そこで、本発明においては、化粧料に使用される機能性油性基剤と水、または固体粒子である機能性穎粒と水などの界面に対して、熱安定性や経時安定性に優れた乳化および分散系を形成すること、また、機能性油性基剤の所要HLB値又は機能性穎粒の表面状態に関わりなく、乳化および分散させることが可能な乳化分散剤を含有する化粧料及び、この化粧料の製造方法を提供することを主たる課題としている。
上記課題を解決するための請求項1の本発明は、粒子構造をした多糖類を主成分とした乳化分散剤と被乳化成分を含有することを特徴とする化粧料である。
粒子構造をした多糖類を主成分とした乳化分散剤と被乳化成分を含有するため、従来の界面活性剤では、多量の乳化剤を必要とするものであるが、本発明は、油/両親媒性化合物/水系の中で独立相として存在する粒子構造をした多糖類のナノ粒子をファンデルワールス力によって油性基剤表面に付着させることで乳化を行なう三相乳化を行うことにより非常に安定的な乳化された化粧料を得ることができる。
また、固体粒子の分散方法において、従来の界面活性剤を用いた固体粒子の分散方法と比べて固体同士の凝集を防止することができる。
請求項2の本発明は、粒子構造をした多糖類を主成分とした乳化分散剤が被乳化成分の周囲に層状付着し中間層を形成する三相乳化分散剤として存在することを特徴とする化粧料である。
粒子構造をした多糖類は、被乳化成分の性質にかかわらず、被乳化成分の周囲にファンデルワールス力により層状付着し中間層を形成することができるため、被乳化成分を安定的に乳化させ、乳化状態を維持することができる。即ち、被乳化および分散質と溶媒との界面に乳化分散剤相が形成されるので、被乳化および分散物は、乳化後に合一が起こりにくく、被乳化成分の種類に依存することなく、その乳化分散層は、極めて熱安定性、経時安定性に優れている。
請求項3の本発明は、粒子構造をした多糖類の平均粒子径は8nm〜500nmである化粧料である。
平均粒子径が8nm〜500nmの範囲で被乳化分散成分が安定した乳化分散状態を得ることができる。平均粒子径を8nmより小さくすると、ファンデルワールス力に起因する吸引作用が小さくなり、閉鎖小胞体が油滴の表面に付着しにくくなるからであり、また、粒子径を500nmよりも大きくすると、安定したエマルションを維持できなくなるためである。
請求項4の本発明は、粒子構造をした多糖類は、単粒子化された多糖類である化粧料である。
多糖類は、単粒子化されているため、その単粒子が多数被乳化成分の周囲に層状付着し、中間層を形成し、単粒子化された乳化分散剤が第三の相として安定的に存在して、長期間乳化状態を維持することができる。
請求項5の本発明は、粒子構造をした多糖類は、フコース、グルコース、グルクロン酸、ラムノースの内少なくとも1種類を構成単糖とし、フコースおよび/又はラムノースを側鎖に含む化粧料である。
これらの多糖類を構成単糖とし、フコースおよび/又はラムノースを側鎖に含むため、粒子構造をした多糖類が内部に被乳化成分を保持して、外面が親水性、親溶媒性の相をなす構造を形成して、被乳化分散成分―粒子構造の多糖類―溶媒の三相構造を形成することができる。
請求項6の本発明は、粒子構造をした多糖類は、少なくとも下記の一般式(化1)で表される多糖が含まれている化粧料である。

一般式(化1)で表される多糖が含まれているため、粒子構造を形成することができ、外面がOH基等の親水性基を含むため、粒子構造をした多糖類が内部に被乳化成分を保持して、外面が親水性、親溶媒性を有して、被乳化分散成分―粒子構造の多糖類―溶媒の三相構造を形成することができる。
請求項7の本発明は、粒子構造をした多糖類を主成分とした乳化分散剤が、被乳化成分との重量比が1:50〜1:1000の割合で存在する化粧料である。
粒子構造をしているため、被乳化分散成分に対して、乳化分散剤を少量使用しても安定な乳化分散物を得ることができる。
乳化分散剤が、被乳化成分との重量比が1:50以下では、乳化分散剤が多くなりコストアップとなり、1:1000以上では、粒子構造を形成しにくくなるため、重量比が50〜1000の割合が好ましい。
請求項8の本発明は、粒子構造をした多糖類を主成分とした乳化分散剤は、尿素を含有する化粧料である。
乳化分散剤は、尿素を含むため、多糖類を主成分とした乳化分散剤が、容易に単粒子され、被乳化分散成分を包んで安定した三相構造を形成することができる。なお、尿素の含有量は、化粧料全体に対して0.1〜10重量%を使用することが好ましい。
請求項9の本発明は、被乳化成分が機能性油脂基剤である化粧料である。本発明の粒子構造をした多糖類により、化粧料に多く含まれる多種類の機能性油脂基剤に対して幅広く乳化状態を長期間安定的に維持することができる。
請求項10の本発明は、被乳化成分のうち1種類がシリコーンオイルである化粧料である。本発明の粒子構造をした多糖類により、化粧料に多く含まれる、乳化状態を維持することが容易ではないシリコーンオイルの乳化状態を長期間安定的に維持することができ、化粧料として好ましい。
請求項11の本発明は、被乳化成分のうち1種類が酸化チタン粒子および/又は表面処理した酸化チタン粒子である化粧料である。本発明の粒子構造をした多糖類により、化粧料に多く含まれる分散状態を維持することが容易ではない、酸化チタン粒子および/又は表面処理した酸化チタン粒子の分散状態を長期間安定的に維持することができる。
請求項12の本発明は、粒子構造をした多糖類を主成分とした乳化分散剤と被乳化成分および/または分散成分とを接触し、混合させて乳化および/または分散させた後に、他の化粧料成分を混入する化粧料の製造方法である。
粒子構造をした多糖類を主成分とした乳化分散剤を使用して、被乳化成分を乳化するため、従来の界面活性剤では、多量の乳化剤を必要とするものであるが、本発明では、油/両親媒性化合物/水系の中で独立相として存在するナノ粒子をファンデルワールス力によって油性基剤表面に付着させることで三相乳化を行ない、さらにその後他の化粧料成分を混入して化粧料を調整するものであり、少量の乳化分散剤により、非常に安定的な乳化された化粧料を製造することができる。
また、従来の界面活性剤を用いた固体粒子の分散方法と比べて固体同士の凝集を防止することができる。
請求項13の本発明は、粒子構造をした多糖類を主成分とした乳化分散剤と被乳化成分および/または分散成分を重量比が1:50〜1:1000の割合で混合する化粧料の製造方法である。
この製造方法により少量の乳化分散剤で安定した化粧料を得ることができる。
乳化分散剤が、被乳化成分との重量比が1:50以下では、乳化分散剤が多くなりコストアップとなり、1:1000以上では、粒子構造を形成しにくくなるため、重量比が1:50〜1:1000の割合が好ましい。
請求項14の本発明は、粒子構造をした多糖類は、フコース、グルコース、グルクロン酸、ラムノースの内少なくとも1種類を構成単糖として含んでいる化粧料の製造方法である。これらの多糖類を構成単糖として含むため、粒子構造をした多糖類が内部に被乳化成分を保持して、外面が親水性、親溶媒性の構造を形成し、被乳化分散成分―粒子構造の多糖類―溶媒の三相構造を形成した化粧料を製造することができる。
請求項15の本発明は、粒子構造をした多糖類は、少なくとも下記の一般式(化1)で表される多糖が含まれている化粧料の製造方法である。

一般式(化1)で表される多糖が含まれている多糖類を使用するため、粒子構造をした多糖類が、外面がOH基等の親水性基を含み、粒子構造をした多糖類が内部に被乳化成分を保持して、親水性、粒子構造をした多糖類、親溶媒性の三相構造を形成して被乳化成分を乳化して化粧料を製造することができる。
請求項16の本発明は、粒子構造をした多糖類を主成分とした乳化分散剤は、一般式(化1)で表される多糖が含まれる水溶液に尿素を添加することにより製造される化粧料の製造方法である。乳化分散剤の水溶液に、尿素を添加するため、多糖類を主成分とした乳化分散剤が、容易に単粒子され、三相構造を形成し、被乳化成分を乳化して安定させることができる。なお、尿素の添加量は、化粧料全体に対して0.1〜10重量%を使用することが好ましい。
以上述べたように、この発明においては、化粧料は、機能性油性基剤と水、または機能性穎粒と水などの界面に対して、熱安定性や経時安定性に優れた乳化および分散系を形成する乳化分散剤を含有する。このため、従来の炭化水素系界面活性剤では安定した乳化物を形成することが困難であったが、本発明の化粧料においては、長期間に亘り、幅広い温度領域で乳化および分散安定化した化粧料を得ることが可能となる。
また、一種類の乳化分散剤を用いて、化粧料に多種類含まれる被乳化油剤の所要HLB値又は機能性穎粒の表面状態に関係なく、油脂成分及び固体粒子を乳化および分散させることが可能となるので、炭化水素系油剤やシリコーン系油剤の乳化も可能となる。このため、化粧料の製造において、多種類の被乳化成分に適合する乳化分散剤を選択する煩わしさや労力を最小限にすることができ、また、多種類の混在している油脂成分及び固体粒子を同時に乳化させることも可能となる。また、乳化系と分散系を同時に共存させることも容易である。
さらに、乳化分散に必要な乳化分散剤の濃度は、従来型の界面活性剤の1/50〜1/1000で済むので、環境に与える負荷を著しく低減できる。
以下、この発明の最良の実施形態を従来の化粧料と比較して説明する。
図1において、化粧料に含有される従来型の界面活性剤による乳化法と、本発明の化粧料に含有される乳化分散剤による三相乳化法の概念図が示されている。
従来の界面活性剤による乳化法においては、図1(a)に示されるように、界面活性剤は同一分子内に性質の異なる親水基と親油基を持つため、油の粒子に対しては、界面活性剤の親油基が油に相溶し、また、親水基は油粒子の外側に配向した状態で並んでいるので水になじみやすくなり、水媒体中に均一に混ざり合い、O/W型エマルションを生成する。
また、水の粒子に対しては、界面活性剤の親水基が配向し、親油基が外側に向いた状態で並んで油になじみやすくなり、油媒体中に均一に混ざり合い、W/O型エマルシヨンが生成する。
しかしながら、従来型のこのような乳化法によると、界面活性剤が油表面に吸着し、単分子膜状の乳化膜を形成しているために、界面活性剤の種類により界面の物性が変化する不都合がある。また、図2(a)に示されるように、油滴の熱衝突による合一によって油滴のサイズは次第に大きくなり、遂には油と界面活性剤水溶液とに分離する。これを防ぐためには、マイクロエマルションを形成させる必要があり、これには、多量の界面活性剤を用いなければならない不都合がある。
この界面活性剤の親油成分はその化学構造に由来する有機性と無機性を持っているために乳化させるには、従来はHLBのような指標を基に界面活性剤を選択し、至適なものを選択している。しかし、化粧品には多くの親油成分が配合されているので、全ての親油成分に適応した界面活性剤あるいは複数の界面活性剤の組み合わせを選択することは非常に難しく、多くの経験に頼らざるを得なくなっている。さらに使用する界面活性剤の量も通常、5〜20%となる。この高い配合量のために、化粧料として不具合も生じている。
そこで、本件においては、図1(b)に示されるように、化粧料における油や水の粒子に対して乳化剤相のナノ粒子を付着させ、これにより、水相一乳化分散剤相一油相の三相構造を形成し、従来の界面活性剤と異なって相溶性による界面エネルギーの低下をさせることなく、図2(b)に示されるように、熱衝突による合一を起こりにくくして乳化物の長期安定化を図っている。また、このような機構に基づき、少量の乳化分散剤によってエマルションを形成することが可能な新規な乳化法(三相乳化法)を採用するようにしている。
このため、配合する親油成分に係わらず、少量の本発明の乳化分散剤で乳化が可能で、界面活性剤を使用することなく、あるいはごく少量補助的に界面活性剤を使用することで乳化物が得られる。
このような三相乳化を実現するための乳化分散剤としては、粒子構造をした多糖類を主成分とする乳化分散剤が考えられている。
ここで、粒子構造をした多糖類の平均粒子径を8nm〜500nmとすることが好ましい。粒子径を8nmより小さくすると、ファンデルワールス力に起因する吸引作用が小さくなり、多糖類が油滴の表面に付着しにくくなるからであり、また、粒子径を500nmよりも大きくすると、安定したエマルションを維持できなくなるためである。
本発明に用いられる粒子化した多糖類、少なくともフコース、グルコース、グルクロン酸、ラムノースを構成単糖として含む多糖類であり、好ましくは下記式(化1)に示されるようなグルコース、グルクロン酸、ラムノースからなる繰返し構造の主鎖からなり、主鎖中の1つのグルコースに1つのフコースが分岐した構造からなっている多糖類である。
上記式(化1)の多糖類は、例えばアルカリゲネス レータスB−16株細菌(FERM BP−2015号)の産生物として得ることができる。アルカリゲネス レータスB−16株細菌は、通常の微生物培養方法で培養され、培養後、該培養液にアセトン、エタノール、イソプロピルアルコールなどの有機溶媒を入れると産出多糖類が不溶解物として析出する。析出物を分離して多糖類を得ることができる。
微生物は一般に2種以上の多糖類を産生することが多いが、本発明の効果を妨げるものでなければ、他種の多糖類が含まれていても差し支えない。例えば、アルカリゲネス レータスB−16株細菌の産出多糖類には少なくとも2種の多糖類が含まれていることが確かめられており、培養液から分離した多糖類の構成単糖比率はモル比でフコース:グルコース:グルクロン酸:ラムノース=1:(0.5〜4):(0.5〜2):(0.5〜2)であるが、2種の多糖類を分離すると、一つは、前記一般式(化1)に示すようなグルコース、グルクロン酸、ラムノースからなる繰返し構造の主鎖中にある1つのグルコースに1つのフコースが分岐した構造を有する多糖類であり、他はフコースとマンノースを繰り返し単位とする多糖類である。前者は、本発明の多糖類であり、フコース:グルコース:グルクロン酸:ラムノースの単糖構成比は1:2:1:1であり、分子量は10程度の高分子成分である〔1998年度日本農芸化学会大会要旨集、371頁参照〕。後者は、フコースとマンノースが1:1の繰り返し構造の多糖類であり、分子量が10〜10の低分子成分である〔Y.Nohata,J.Azuma,R.Kurane,Carbohydrate Research 293,(1996)213〜222参照〕。この低分子成分は本発明の多糖類の範囲外であるが、本発明の安定化効果を妨げるようなことはなく、結果的に本発明に用いられることになっても差し支えない。この多糖類は、アルカシーラン〔商品名、INCIname:Alcaligenes Polysacchaides、伯東(株)製〕として市販されている。
これらの多糖類には疎水性のメチル基を持つフコースがあり、疎水性のメチル基のためにフコースは糖鎖の外に突き出したようになっている。そのために水系で該多糖類を単粒子した場合には、該粒子の内部にフコースが比較的多く集まるようになり、内部は疎水的環境下になる。一方、多糖類の糖鎖のカルボキシル基、ヒドロキシ基等の親水性基は外部に向かうような配向をとり、極性基のカルボキシル基、ヒドロキシ基等の親水性基が単粒子の外面方向に比較的多く向くようになる。その結果、単粒子外面が親水性、親溶媒性の構造を形成し、被乳化分散成分−粒子構造の多糖類−溶媒の三相構造を形成した化粧料が得られる。
このように単粒子化された多糖類を主成分とする乳化分散剤を用いて被乳化分散成分を乳化および分散する場合には、被乳化分散成分と前記乳化分散剤との重量比を1:50〜1:1000として接触、混和させるとよい。また、化粧料のように極めて多様な成分が入っている場合は、乳化および分散を2段階に分けて行うと更に効率的である。
まず初めに濃度の本発明多糖類水溶液を作成する。その際、ホモジナイザーおよびディスパーザーのように強いシェアーがかかる溶解装置を用いると効率的である。多糖類濃度としては0.001%〜1%、好ましくは0.01%から0.5%更に好ましくは
0.05%から0.2%である。0.001%以下では十分に期待する効果がでない可能性があり、1%以上は、期待する効果が得られるもののコスト面で効率的ではない。
なお、上記多糖類が粒子構造、特に単粒子化された粒子を形成する場合に、多糖類の溶液中に尿素を添加すると粒子構造の形成が促進される。尿素の添加量は、化粧料全体に対して0.1〜10重量%を使用することが好ましい。
本発明で使用される被乳化分散成分としては、シリコーンオイル、炭化水素類、ロウ類、高級アルコール類、脂肪酸エステル類、有機エステル、グリセライド類、フッ化炭化水素類等がある。化粧料においては、前述のとおりシリコーンオイルが使用される場合が多い。
本発明で使用されるシリコーンオイルは、一般式(化2)で示されるシロキサン結合を主鎖とした重合体である。
式中、R1、R2、R3、R6、R7、R8はそれぞれ独立に水素原子、水酸基、フッ素基を有していても良い炭素数1〜22のアルキル基、炭素数1〜22のアルコール残基、炭素数1〜22のカルボン酸残基、炭素数6〜24のアリール基を表し、R4、R5はそれぞれ独立に水素原子、水酸基、フッ素基を有していても良い炭素数1〜22のアルキル基、炭素数1〜22のアルコール残基、炭素数1〜22のカルボン酸残基、炭素数6〜24のアリール基、炭素数2〜4のアルキレンオキシド重合体、炭素数2〜4のアルキレンオキシド重合体の末端を炭素数2〜22の脂肪酸でエステル化した当該アルキレンオキシド重合体残基、炭素数2〜22の高級アルコールまたは炭素数6〜24のアリール基でエーテル化した当該アルキレンオキシド重合体残基の1種以上である。m、nは共に2以上の正の整数である。
フッ素基を有していても良い炭素数1〜22のアルキル基としては、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、イソブチル基、sec−ブチル基、tert−ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基、オクチル基、ノニル基、デシル基、ドデシル基、テトラデシル基、ヘキサデシル基、ステアリル基、オレイル基、ベヘニル基等があり、これらの1種以上が用いられる。
炭素数1〜22のアルコール残基としては、メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基、イソプロポキシ基、ブトキシ基、イソブトキシ基、sec−ブトキシ基、tert−ブトキシ基、ペントキシ基、デカノール残基、ドデカノール残基、ヤシアルコール残基、ステアリルアルコール残基、オレイルアルコール残基、ベヘニルアルコール残基等があり、これらの1種以上が用いられる。
炭素数1〜22のカルボン酸残基としては、アセチル基、プロピオン酸残基、ブタン酸残基、ペンタ酸残基、ヘキサン酸残基、オクタン酸残基、デカン酸残基、ドデカン酸残基、ステアリン酸残基、オレイン酸残基、べへニン酸残基等があり、これらの1種以上が用いられる。
炭素数6〜24のアリール基としては、フェニル基、ベンジル基、エチルフェニル基、オクチルフェニル基、ノニルフェニル基、ステアリルフェニル基等があり、これらの1種以上が用いられる。炭素数2〜4のアルキレンオキシド重合体としては、エチレンオキシド、プロピレンオキシド、ブチレンオキシドの単独あるいはこれらの1種以上の混合物の付加重合体であり、その重合度nは1〜5,000である。
シリコーンオイルの具体的な例を挙げると、ジメチルポリシロキサン、エチルメチルポリシロキサン、ジエチルポリシロキサン、メチルハイドロジェンポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、ジメチルシロキサン−メチル(ポリオキシエチレン)シロキサン共重合体、ジメチルシロキサン−メチル(ポリオキシエチレン−ポリオキシプロピレン)シロキサン共重合体などのようなポリエーテル変性オルガノポリシロキサン、ジメチルシロキサン−アルコキシ(炭素数4〜12)メチルシロキサン共重合体、オクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、ドデカメチルシクロヘキサシロキサンなどのような環状ジメチルポリシロキサン、フルオロメチルシロキサン・ジメチルシロキサン共重合体などのフッ素変性オルガノポリシロキサン、フルオロメチルシロキサン・ポリオキシエチレンメチルシロキサン共重合体やフルオロメチルメチルシロキサン・ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンメチルシロキサン共重合体などのフルオロアルキル・ポリオキシアルキレン変性オルガノポリシロキサン、末端に水酸基を導入したジメチルポリシロキサン変性物や側鎖に部分的に水酸基を導入したヒドロキシメチルシロキサン・ジメチルポリシロキサン共重合体等の末端あるいは側鎖変性オルガノポリシロキサン、側鎖にジアルキルアミノアルキル基を持つジメチルアミノブチルメチルシロキサン・ジメチルシロキサン重合体などの変性アミノオルガノポリシロキサンがあげられる。これらのシリコーンオイルを化粧料組成物に用いるには、通常、当該シリコーンオイルの粘度が100,000(mPa・s:25℃)以下のものが選ばれ、その配合量は0.1〜80重量%(対全量)、好ましくは0.5〜50重量%(以下、「重量%」を「%」とする)である。
炭化水素としてはスクワラン、スクワレン、セレシン、パラフィン、パラフィンワックス、流動パラフィン、プリスタン、ポリイソブチレン、マイクロクリスタリンワックス、ワセリン等があり、ロウ類としてはミツロウ、カルナウバロウ、キャンデリラロウ、鯨ロウ等があり、動物油類としては牛脂、牛脚脂、牛骨脂、硬化牛脂、硬化油、タートル油、豚脂、馬脂、ミンク油、肝油、卵黄油等があり、ラノリン誘導体としてはラノリン、液状ラノリン、還元ラノリン、ラノリンアルコール、硬質ラノリン、酢酸ラノリン、ラノリン脂肪酸イソプロピル、POEラノリンアルコールエーテル、POEラノリンアルコールアセテート、ラノリン脂肪酸ポリエチレングリコール、POE水素添加ラノリンアルコールエーテル等があり、高級アルコール類としてはラウリルアルコール、ミリスチルアルコール、パルミチルアルコール、ステアリルアルコール、ベヘニルアルコール、ヘキサデシルアルコール、オレイルアルコール、イソステアリルアルコール、ヘキシルドデカノール、オクチルドデカノール、セトステアリルアルコール、2−デシルテトラデシノール、コレステロール、フィトステロール、シトステロール、ラノステロール、POEコレステロールエーテル、モノステアリルグリセリンエーテル(バチルアルコール)等があり、脂肪酸エステル類としてはアジピン酸ジイソブチル、アジピン酸−2−ヘキシルデシル、アジピン酸−ジ−2−ヘプチルウンデシル、モノイソステアリン酸−N−アルキルグリコール、イソステアリン酸イソセチル、トリイソステアリン酸トリメチロールプロパン、ジ−2−エチルヘキサン酸エチレングリコール、2−エチルヘキサン酸セチル、トリ−2−エチルヘキサン酸トリメチロールプロパン、テトラ−2−エチルヘキサン酸ペンタエリスリトール、オクタン酸セチル、オクチルドデシルガムエステル、オレイン酸オレイル、オレイン酸オクチルドデシル、オレイン酸デシル、ジカプリン酸ネオペンチルグリコール、クエン酸トリエチル、コハク酸−2−エチルヘキシル、酢酸アミル、酢酸エチル、酢酸ブチル、ステアリン酸イソセチル、ステアリン酸ブチル、セバシン酸ジイソプロピル、セバシン酸ジ−2−エチルヘキシル、乳酸セチル、乳酸ミリスチル、パルミチン酸イソプロピル、パルミチン酸−2−エチルヘキシル、パルミチン酸2−ヘキシルデシル、パルミチン酸2−ヘプチルウンデシル、12−ヒドロキシステアリル酸コレステリル、ジペンタエリスリトール脂肪酸エステル、ミリスチン酸イソプロピル、ミリスチン酸オクチルドデシル、ミリスチン酸−2−ヘキシルデシル、ミリスチン酸ミリスチル、ジメチルオクタン酸ヘキシルデシル、ラウリン酸エチル、ラウリン酸ヘキシル等があり、アミノ酸エステルとしてはN−ラウロイル−L−グルタミン酸−2−オクチルドデシルエステル等があり、有機酸エステル類としてはリンゴ酸ジイソステアリル等があり、グリセライド類としてはアセトグリセライド、トリイソオクタン酸グリセライド、トリイソステアリン酸グリセライド、トリイソパルミチン酸グリセライド、トリ−2−エチルヘキサン酸グリセライド、モノステアリン酸グリセライド、ジ−2−ヘプチルウンデカン酸グリセライド、トリミリスチン酸グリセライド等があり、フッ素化炭化水素類としてはパーフルオロポリエーテル、パーフルオロデカリン、パーフルオロオクタン等があげられる。
本発明の化粧料として使用される他の被乳化成分として脂肪酸類があり、脂肪酸類としてはラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘン酸、ウンデシレン酸、オレイン酸、アラキドン酸、ドコサヘキサエン酸(DHA)、イソステアリン酸、12−ヒドロキシステアリン酸等があり、多価アルコール類として、エタノール,イソピロパノール,ラウリルアルコール,セタノール,ステアリルアルコール,オレイルアルコール,ラノリンアルコール,コレステロール,フィトステロールなどの天然アルコール,2−ヘキシルデカノール,イソステアリルアルコール,2−オクチルドデカノールなどの合成アルコール。酸化エチレン,エチレングリコール,ジエチレングリコール,トリエチレングリコール,エチレングリコールモノエチルエーテル,エチレングリコールモノブチルエーテル,ジエチレングリコールモノメチルエーテル,ジエチレングリコールモノエチルエーテル,ポリエチレングリコール,酸化プロピレン,プロピレングリコール,ポリプロピレングリコール,1,3−ブチレングリコール,グリセリン,ペンタエリトリトール,ソルビトール,マンニトールなど。これらの保湿成分は、1種又は2種以上を適宜選択して配合され、その配合量は、保湿成分の種類により異なり、一律に決められないが、通常、0.5〜20%である
本発明の化粧料において、化粧料の成分として以下の非イオン性界面活性剤、アニオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、両性界面活性剤を配合することができる。
非イオン性界面活性剤としては、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル類、ポリオキシアルキレンアルキルフェニルエーテル類、ポリオキシアルキレン脂肪酸エステル類、ポリオキシアルキレンソルビタン脂肪酸エステル類、ソルビタン脂肪酸エステル類、ポリオキシアルキレングリセリン脂肪酸エステル類、グリセリン脂肪酸エステル類、ポリグリセリン脂肪酸エステル類、ポリオキシアルキレン硬化ヒマシ油類、ショ糖脂肪酸エステル類、ポリオキシアルキレンアルキルアミン類、エチレンオキシド・プロピレンオキシドブロック共重合体類などが挙げられる。
上記非イオン性界面活性剤におけるポリオキシアルキレンは、ポリオキシエチレン(以下、「POE」とする)、ポリオキシプロピレン(以下、「POP」とする)、ポリオキシブチレン(以下、「POB」とする)の1種以上からなるものであり、POE、POP、POBの重合モル数は目的とする界面活性剤の乳化特性により適宜、決定されるものであるが、通常、3〜200である。また、POE、POP、POBの重合モル比も目的とする界面活性剤の乳化特性により適宜、決定される。好ましくは、ポリオキシアルキレンがPOEとPOPからなり、POEが25モル%以上を占めるものである。
炭素数2〜4のポリオキシアルキレンアルキルエーテル類は、炭素数8〜30の直鎖あるいは分岐、飽和あるいは不飽和のアルコールにポリアルキレンオキシドを付加したものである。具体的には、POE(3モル)オクチルエーテル、POE(5モル)ドデシルエーテル、POE(10モル)オレイルエーテル、POE(15モル)ステアリルエーテル、POE(20モル)ベヘニルエーテル、POE(10モル)POP(10モル)デシルエーテル、POE(15モル)POP(2モル)イソステリルエーテル、POE(10モル)コレスタノールエーテル、POE(○モル)POP(○モル)水添ラノリン類等がある。
ポリオキシアルキレンアルキルフェニルエーテル類は、炭素数1〜22の直鎖あるいは分岐のアルキルフェノール、アルケニルフェノールにポリアルキレンオキシドを付加したものであり、具体的にはポリオキシエチレン(3モル)メチルフェニルエーテル、POE(5モル)オクチルフェニルエーテル、POE(10モル)ノニルフェニルエーテル、POE(15モル)ドデシルフェニルエーテル等がある。
ポリオキシアルキレン脂肪酸エステル類は、炭素数8〜22の直鎖あるいは分岐の飽和脂肪酸又は不飽和脂肪酸にポリアルキレンオキシドを付加したものであり、具体的にはPOE(3モル)オクタン酸エステル、POE(5モル)デカン酸エステル、POE(10モル)ドデカン酸エステル、POE(15モル)ステアリン酸エステル、POE(20モル)ベヘニル酸エステル、POE(15モル)イソステアリン酸エステル、POE(15モル)POP(5モル)オレイン酸エステル等がある。
ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル類は、ソルビトールと炭素数8〜22の直鎖あるいは分岐の飽和脂肪酸又は不飽和脂肪酸とポリアルキレンオキシドを付加したものであり、具体的にはPOE(5モル)ソルビタンモノラウレート、POE(20モル)ソルビタントリラウレート、POE(20モル)ソルビタンモノステアレート、POE(20モル)ソルビタンセスキステアレート、POE(20モル)ソルビタントリステアレート、POE(20モル)ソルビタンモノオレエート等がある。
ソルビタン脂肪酸エステル類は、ソルビトールと炭素数8〜22の直鎖あるいは分岐の飽和脂肪酸又は不飽和脂肪酸とのエステルであり、具体的にはソルビタンモノラウレート、ソルビタンモノパルミテート、ソルビタンモノステアレート、ソルビタンモノイソステアレート、ソルビタンモノオレエート、ソルビタンセスキオレエート、ソルビタントリオレエート、ペンタ−2−エルチヘキシル酸ジグリセロールソルビタン、テトラ−2−エチルヘキシル酸ジグリセロールソルビタン等がある。
ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステル類は、グリセリンと炭素数8〜22の直鎖あるいは分岐の飽和脂肪酸又は不飽和脂肪酸およびポリアルキレンオキシドの付加エステルである。具体的には、POE(5モル)グリセリンモノラウリレート、POE(10モル)グリセリンモノステアレート、POE(15モル)グリセリンジステアレート、POE(20モル)POP(5モル)グリセリンジオレエート等がある。
ポリオキシアルキレンアルキルアミン類は、炭素数3〜22の1級ないし2級アミンとポリアルキレンオキシドを付加したものであり、具体的にはPOE(5モル)ジドデシルアミン、ジPOE(10)POP(3)ドデシルアミン、POE(10モル)ジステアリルアミン、ジPOE(10モル)ステアリルアミン、ジPOE(15モル)オレイルアミン、ジPOE(17モル)ベヘニルアミン等がある。
エチレンオキシド・プロピレンオキシド共重合体類は、エチレンオキシドとプロピレンオキシドをモル比で1:9〜9:1の範囲で、分子量約500〜50,000として重合して得られた共重合体である。
また、アニオン性界面活性剤としては、脂肪酸塩類、アルキル硫酸塩類及びアルケニル硫酸塩類、アルキルフェニル硫酸塩類及びアルケニルフェニル硫酸塩類、アルキルフェニルポリオキシアルキレンエーテル硫酸塩類及びアルキルフェニルポリオキシアルキレンエーテル硫酸塩類、(ジ)アルキルスルホコハク酸塩類、N−アシルアミノ酸塩類(アシル−N−メチルタウリン類)、アルキルベンゼンスルホン酸塩類、アルキルナフタレンスルホン酸塩類、ナフタレンスルホン酸塩のホルマリン重縮合物類等が挙げられる。金属塩はナトリウム塩、カリウム塩、アンモニウム塩が好ましい。
脂肪酸塩類は、炭素数8〜30で直鎖あるいは分岐鎖、更には飽和あるいは不飽和の脂肪酸の金属塩類であり、具体的にはオクチル酸ナトリウム、デカン酸ナトリウム、ドデカン酸ナトリウム、テトラデカン酸ナトリウム、ステアリン酸ナトリウム、イソステアリン酸ナトリウム、オレイン酸ナトリウム、リノレン酸ナトリウム、エデト酸ナトリウム等がある。
アルキル硫酸塩類及びアルケニル硫酸塩類は、炭素数8〜30で直鎖あるいは分岐鎖、更には飽和あるいは不飽和のアルキル硫酸塩類、アルケニル硫酸塩類であり、具体的にはオクチル硫酸ナトリウム、デシル硫酸ナトリウム、ドデシル硫酸ナトリウム、ヤシアルキル硫酸ナトリウム、ステアリル硫酸ナトリウム、イソステアリル硫酸カリウム、オレイル硫酸アンモニウム、ベヘニル硫酸アンモニウム等がある。
アルキルフェニルポリオキシアルキレンエーテル硫酸塩類及びアルキルフェニルポリオキシアルキレンエーテル硫酸塩類は、炭素数1〜22で直鎖あるいは分岐鎖のアルキル基あるいはアルケニル基を持ったフェニル基と炭素数2〜4のポリオキシアルキレングリコールの付加物との硫酸エステル塩類である。具体的には、トシルPOE(3モル)硫酸ナトリウム、オクチルフェニルPOE(5モル)硫酸ナトリウム、ノニルフェニルPOE(10モル)硫酸カリウム、デシルフェニルPOE(10モル)硫酸ナトリウム、オクタデシルフェニルPOE(15モル)硫酸カリウム、オクタデセニルフェニルPOE(15モル)硫酸カリウム、イソオクタデシルフェニルPOE(15モル)POP(5モル)硫酸カリウム等がある。
(ジ)アルキルスルホコハク酸塩類としては、ジオクチルスルホコハク酸ナトリウム、ジー2−エチルヘキシルスルホコハク酸ナトリウム、モノラウロイルモノエタノールアミドポリオキシエチレンスルホコハク酸ナトリウム、ラウリルポリプロピレングリコールスルホコハク酸ナトリウム等がある。
N−アシルアミノ酸塩類は、アシル−N−メチルタウリン類であり、具体的にはラウロイルサルコシンナトリウム、N−ミリストイル−N−メチルタウリンナトリウム、ヤシ油脂肪酸メチルタウリッドナトリウム、ラウリルメチルタウリッドナトリウム等の高級脂肪酸アミドスルホン酸塩、N−ラウロイルグルタミン酸モノナトリウム、N−ステアロイルグルタミン酸ジナトリウム、N−ミリストイル−L−グルタミン酸モノナトリウム等のN−アシルグルタミン酸塩等がある。 アルキルベンゼンスルホン酸塩類としては、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、ドデシルベンゼンスルホン酸カリウム、ドデシルベンゼンスルホン酸アンモニウム等がある。これらの1種あるいは2種以上を組み合わせて用いることもできる。
カチオン性界面活性剤としては、アミノ酸類、アルキルアミン塩類、4級アンモニウム塩類、ピリジニウム塩類等が挙げられる。
アルキルアミン塩類としては、炭素数3〜22の1級ないし2級アミンと炭素数1〜22のカルボン酸の塩、無機鉱酸の塩であり、具体的にはドデシルアミン酢酸塩、ドデシルアミン塩酸塩、ドデシルアミンステアリン酸塩、ジメチルアミンステアリン酸塩等がある。
4級アンモニウム塩類としては、炭素数3〜22の4級アミンと炭素数1〜22のカルボン酸の塩あるいは無機鉱酸の塩であり、具体的には塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、塩化ラウリルトリメチルアンモニウム、塩化ジステアリルジメチルアンモニウム、塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム、臭化ヤシアルキル(炭素数10〜14)イソキノリニウム塩、塩化ドデシルイミダゾリウム塩等がある。
ピリジニウム塩類としては、塩化ポリ(N,N−ジメチル−3,5−メチレンピペリジニウム)、塩化セチルピリジニウム等がある。
その他、カチオン性界面活性剤として、ドデシルジメチルアミンオキシド等のアミンオキシド類、アクリル酸β−N−Nジメチル−N−エチルアンモニオエチル酸ビニルピロリドン共重合体等のカチオン性ポリマーなども使用できる。
両性界面活性剤としてはベタイン類、ホスホベタイン類およびスルホベタイン類、グリシン系ベタイン類、イミダゾリウム系ベタイン類、アミンオキシド類等がある。具体的には、ベタイン類としてはドデシルジメチルアミノ酢酸ベタイン、ステアリルジメチル酢酸ベタイン、ドデカン酸アミドプロピルジメチルアミノ酢酸ベタイン等があり、ホスホベタイン類としては2−(ジメチルドデシルアンモニオ)プロピオホスフェート、2−(ジメチルドデシルアンモニオ)−2−ヒドロキシプロピオホスフェート等があり、スルホベタイン類としてはドデシルジメチルエチルアンモニウムエトサルフェート等があり、グリシン系ベタイン類としてはドデシルジ(アミノエチル)グリシン、イミダゾリウム系ベタイン類としては2−ウンデシル−N,N,N−(ヒドロキシエチルカルボキシメチル)−2−イミダゾリンナトリウム、2−ココイル−2−イミタゾリニウムヒドロキサイド−1−カルボキシエチロキシ2ナトリウム塩、2−ヘプタデシル−N−カルボキシメチル−N−ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタイン等がある。
これらの中で好ましくは、界面活性剤であるショ糖脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、レシチンおよびその誘導体でありより好ましくはショ糖ステアリン酸エステル、ショ糖パルミチン酸エステル、ショ糖ミリスチン酸エステル、ショ糖ラウリン酸エステル、ショ糖エルカ酸エステル、ショ糖オレイン酸エステル、モノステアリン酸グリセリル、オレイン酸グリセリル、縮合ヒドロキシステアリン酸ポリグリセリンエステル、縮合リシノレイン酸ポリグリセリンエステル、レシチン、水添レシチン、水酸化レシチンであり、これらの1種類あるいは2種以上を組み合わせて用いることもできる。
上記界面活性剤がショ糖脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、レシチン誘導体であると更に望ましい。
ショ糖脂肪酸エステル類は、ショ糖と炭素数8〜22の直鎖あるいは分岐の飽和脂肪酸又は不飽和脂肪酸のエステルであり、具体的にはショ糖べへニン酸エステル、ショ糖ステアリン酸エステル、ショ糖パルミチン酸エステル、ショ糖ミリスチン酸エステル、ショ糖ラウリン酸エステル、ショ糖エルカ酸エステル、ショ糖オレイン酸エステル等がある。
グリセリン脂肪酸エステル類は、グリセリンと炭素数8〜22の直鎖あるいは分岐の飽和脂肪酸又は不飽和脂肪酸のエステルであり、具体的にはモノラウリン酸グリセリン、セスキラウリン酸グリセリン、トリラウリン酸グリセリン、モノステアリン酸グリセリン、セスキステアリン酸グリセリン、トリステアリン酸グリセリン、モノオレイン酸グリセリン、セスキオレイン酸グリセリン、トリオレイン酸グリセリン、モノ綿実油脂肪酸グリセリン、モノエルカ酸グリセリン、α、α’−オレイン酸ピログルタミン酸グリセリン、炭素数8〜12の飽和脂肪酸混合物とグリセリンのエステル、ステアリン酸とリンゴ酸とグリセリンのエステル等がある。
またさらに化粧料における被分散成分としては、例えば、レーキ顔料、有機顔料、着色顔料、白色顔料、体質顔料等の無機顔料、真珠光沢顔料、金属光沢顔料、ガラスフレーク顔料、金属被覆無機顔料、樹脂顔料、高分子粉体、機能性顔料等があげられ、これらの1種以上が使用される。
レーキ顔料には2つの種類があり、1つは水に溶けやすい染料をカルシウム等の塩として水に不溶化した顔料で、例えば赤色202号、204号、206号、207号、208号、220号等がある。他の1つは、硫酸アルミニウム、硫酸ジルコニウム等で水不溶性にしてアルミナに吸着させた顔料で黄色5号、赤色230号等である。
有機顔料は、分子構造内に親水性基を持たず、水、油や溶剤に溶解しない有色粉末であり、着色力、耐光性に優れている。アゾ系顔料の赤色228号、インジゴ系顔料の赤色226号、フタロシアニン系顔料の青色404号等があげられる。
無機顔料は、ベンガラ、黄酸化鉄、黒酸化鉄等の色調の異なる酸化鉄、群青、紺青、酸化クロム、水酸化クロム、酸化マグネシウム、酸化コバルト、チタン酸コバルトカーボンブラック、マンガンバイオレット、コバルトバイオレット等があげられる。
白色顔料は、着色や被覆等の目的で用いられ、ニ酸化チタンと酸化亜鉛があげられる。
ニ酸化チタン・酸化チタン焼結物、酸化亜鉛・酸化亜鉛焼結物は例えば、シリカ処理、ジメチルポリシロキサン、メチルハイドロジェンポリシロキサン、トリメチルシロキシケイ酸等のシリコーン化合物による処理、パーフルオロポリエーテルリン酸やパーフルオロアルキルリン酸、弗素変性シリコーン等の弗素化合物による処理、ラウリン酸亜鉛等の金属石鹸処理、N−長鎖アシルアミノ酸等のアミノ酸処理、高級脂肪酸、高級アルコール、エステル、ワックス等の油処理等、通常公知の方法で表面処理されているものを用いても良い。
体質顔料は、着色よりも製品の形状維持や伸展性、付着性、光沢等の調節、色調の調整(希釈剤)に用いられ、例えば雲母(マイカ)、白雲母、合成雲母、金雲母、紅雲母、黒雲母、リチア雲母等の雲母系顔料、セリサイト、タルク、カオリン、モンモリロナイト、ゼオライト等の粘度鉱物、炭酸マグネシウム、炭酸カルシウム、ケイ酸、無水ケイ酸、ケイ酸アルミニウム、ケイ酸マグネシウム、ケイ酸アルミニウムマグネシウム、含硫ケイ酸アルミニウム、ケイ酸カルシウム、ケイ酸バリウム、ケイ酸ストロンチウム、酸化アルミニウム、硫酸バリウム等の合成無機粉体等があげられる。
真珠光沢顔料は、真珠光沢、あるいは虹彩色、メタリック感を与えるために使用される顔料であり、二酸化チタン被覆雲母、魚鱗箔、オキシ塩化ビヒマスなどが挙げられる。また、酸化チタンの代わりに酸化鉄で被覆した顔料、酸化チタンの被覆層の上に透明な異なった色の顔料を被覆させた顔料なども使用される。
金属光沢顔料としては、アルミニウム粉、真鍮粉、銅粉、錫粉、金粉、銀粉など、さらに、これらの金属粉を着色した着色金属粉顔料などが挙げられる。
ガラスフレーク顔料は、フレーク状ガラスが金属などで被覆されている。
金属被覆無機顔料は、金属蒸着などで金属、および/あるいは金属酸化物が被覆された無機顔料であり、例えば、酸化鉄被覆アルミニウム、酸化鉄被覆雲母、アルミニウム−マンガン被覆雲母状酸化鉄などがあげられる。
樹脂顔料とは、樹脂フィルムに着色し、裁断された薄片などがあり、例えば、ポリエステルフィルム末、ポリエチレンテレフタレート・アルミニウム・エポキシ積層フィルム末、ポリエチレンテレフタレート・ポリオレフィン積層フィルム末、ポリメタクリル酸メチル、ポリエチレンテレフタレート・ポリメチルメタクリレート積層末、ナイロンパウダー等などが挙げられる。
機能性顔料としては、窒化ホウ素、合成フッ素金雲母、フォトクロミック顔料、複合化微粒子粉体等があげられる。
本発明の光輝性顔料の形態は、特に限定されるものではなく、粒状、板状、棒状等、目的および使用顔料により適宜、選択されれば良い。また、顔料の大きさは、特に限定されるものではなく、目的および使用顔料により適宜、選択されれば良く、粒状の顔料であれば、通常、平均粒子径が0.01μm〜5000μmのものが使用され、箔片状や棒状の粉体であれば、通常、長径が0.1〜5000μmのもの等がある。
本発明の化粧料は、その使用目的により種々のものがあり、従って必要によりさらに、薬品類、医薬部外品類、化粧品類などに配合される成分である精製水、温泉水、深層水、増粘剤、色素、保湿剤、収れん剤、美白剤、紫外線防止剤、抗炎症(消炎)剤、皮膚(細胞)賦活化剤、抗菌剤、経皮吸収促進剤、清涼剤、酸化防止剤、防腐剤、キレート剤、褪色防止剤、緩衝剤などが任意に加えられる。本発明は、その目的とする効果を妨げない範囲でこれら各種添加剤の配合することを制限するものではない。
増粘剤は、例えばアラビアゴム、グアーガム、カラヤガム、カラギーナン、ペクチン、フコイダン、クインシードガム、トラントガム、ローカストビーンガム、ガラクトマンナン、キサンタンガム、カードラン、ジェランガム、フコゲル、カゼイン、ゼラチン、デンプン、コラーゲンなどの天然高分子、メチルセルロース、エチルセルロース、メチルヒドロキシプロピルセルロース、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシメチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、カルボキシメチルセルロースナトリウム、アルギン酸プロピレングリコールエステルなどの半合成高分子、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、カルボキシビニルポリマー、ポリアクリル酸塩、ポリエチレンオキシドなどの合成高分子などであり、ベントナイト、ラポナイト、ヘクトライトなどの無機鉱物などを併用することもある。
保湿剤(成分)としては、アルカリ単純温泉水、深層水、ヒアルロン酸、コンドロイチン硫酸、デルマタン硫酸、ヘパラン硫酸、ヘパリン及びケラタン硫酸などのムコ多糖類またはそれらの塩、コラーゲン、エラスチン、ケラチンなどのタンパク質またはそれらの誘導体並びにそれらの塩、大豆及び卵由来のリン脂質、糖脂質、セラミド、ムチン、ハチミツ、エリスリトール、マルトース、マルチトール、キシリトール、キシロース、ペンタエリスリトール、フルクトース、デキストリン及びその誘導体、マンニトール、ソルビトール、イノシトール、トレハロース、ブドウ糖等の糖類、尿素、アスパラギン、アスパラギン酸、アラニン、アルギニン、イソロイシン、オルチニン、グルタミン、グリシン、グルタミン酸及びその誘導体並びにそれらの塩、システイン、シスチン、シトルリン、スレオニン、セリン、チロシン、トリプトファン、テアニン、バリン、ヒスチジン、ヒドロキシリジン、ヒドロキシプロリン、ピロリドンカルボン酸及びその塩、プロリン、フェニルアラニン、メチオニン、リジンなどのアミノ酸及びそれらの誘導体又はそれらの塩、D−パンテノール、植物抽出液類が上げられる。植物抽出液類としては、更にアボカド抽出物、アーモンド油、イナゴマメ抽出物、イネ抽出物、イチゴ抽出物、ウイキョウ抽出物、ウスベニアオイ抽出物、オウレン抽出物、オリーブ油、オドリコソウ抽出物、カカオ脂、カラスムギ抽出物、キズタ抽出物、クマザサ抽出物、クチナシ抽出物、グレープフルーツ抽出物、ゲンノショウコ抽出物、ゲンチアナ抽出物、ゴボウ抽出物、コボタンヅル抽出物、ゴマ抽出物、サボテン抽出物、サボンソウ抽出物、ショウガ抽出物、ジオウ抽出物、シア脂、シモツケ抽出物、センキュウ抽出物、ゼニアオイ抽出物、タチジャコウソウ抽出物、ツバキ抽出物、トウモロコシ抽出物、トウチュウカソウ抽出物、トルメンチラ抽出物、ドクダミ抽出物、バクモンドウ抽出物、ハウチマメ抽出物、ハマメリス抽出物、ハッカ抽出物、ミドリハッカ抽出物、セイヨウハッカ抽出物、パセリ抽出物、バラ抽出物、ヒマワリ抽出物、ヒノキ抽出物、ヘチマ抽出物、プルーン抽出物、ブッチャーズブルーム抽出物、ボラージ油、ボタン抽出物、ホホバ油、ボダイジュ抽出物、ホップ抽出物、マツ抽出物、マロニエ抽出物、マカデミアナッツ油、マルメロ抽出物、ムラサキ抽出物、メドウホーム油、メリッサ抽出物、ヤグルマソウ抽出物、ユリ抽出物、ユズ抽出物、ライム抽出物、ラベンダー抽出物、リンドウ抽出物、ワレモコウ抽出物及びリンゴ抽出物等が挙げられる。酵母代謝物,酵母菌抽出エキス,米発酵エキス,米糠発酵エキス,ユーグレナ抽出物,生乳・脱脂粉乳の乳酸発酵物やトレハロース又はその誘導体などアルコール類・多価アルコール類として、エタノール,イソピロパノール,ラウリルアルコール,セタノール,ステアリルアルコール,オレイルアルコール,ラノリンアルコール,コレステロール,フィトステロールなどの天然アルコール,2−ヘキシルデカノール,イソステアリルアルコール,2−オクチルドデカノールなどの合成アルコール。酸化エチレン,エチレングリコール,ジエチレングリコール,トリエチレングリコール,エチレングリコールモノエチルエーテル,エチレングリコールモノブチルエーテル,ジエチレングリコールモノメチルエーテル,ジエチレングリコールモノエチルエーテル,ポリエチレングリコール,酸化プロピレン,プロピレングリコール,ポリプロピレングリコール,1,3−ブチレングリコール,グリセリン,ペンタエリトリトール,ソルビトール,マンニトールなど。これらの保湿成分は、1種又は2種以上を適宜選択して配合され、その配合量は、保湿成分の種類により異なり、一律に決められないが、通常、0.5〜20%である。
収れん剤(成分)としては、スルホ石炭酸亜鉛、スルホ石炭酸ナトリムおよび、植物抽出液類が上げられる。植物抽出液類としては、アルニカ、サンザシ、キナ、サルビア、ボダイジュ、オタネニンジン、トショウ、マンネンロウ、オトギリソウ、イチョウ、メリッサ、オノニス、マロニエ、センブリ、ニンニク、カミツレ、サイム、ハッカ、イラクサ、トウガラシ、ショウガ、ホップ、西洋トチノキ、ラベンダー、ニンジン、カラシナ、ケイ、マツ、センキュウ、ニワトコ、ヤマゼリ、ハシリドコロ、ボタン、ヤマモモ、ドクダミ、コウホネ、シブガキ、トウキンセンカ、グビジンソウ、リンドウ、ブドウ、ハマボウフウ、ダイダイ、ユズ、ショウブ、ナツミカン、ハマメリス、メリーロート、ウイキョウ、サンショウ、シャクヤク、ユーカリ、ヨモギ、エンメイソウ、コメ、クララ、ショウキョウ、チョウジ、クルミの葉、オウゴン、セージ、ホップ、ローズマリー、オトギリソウ、ハッカ、カミツレ、何首鳥、黄連、黄柏、黄苓、重薬、陳皮、人参、シャクヤク、トウシン、プロポリス、タクシア、タンニン、ハマメリス、ボタン、樺木タール、ローヤルゼリー、コウボエキスなどの植物抽出物があげられる。 収れん剤としては、これらの1種または2種以上を合わせて使用することができる。その使用量は、通常、化粧料組成物全量の0.001〜5重量%であり、好ましくは0.01〜3重量%である。
美白剤(成分)としては、チロシナーゼ阻害薬、エンドセリン拮抗薬、α−MSH阻害薬、グラブリジン、グラブレン、リクイリチン、イソリクイリチン、エラグ酸およびその塩やその誘導体、コウジ酸およびその塩さらにはその誘導体、アルブチン及びその塩さらにはその誘導体、システインおよびその塩さらにはその誘導体、アスコルビン酸、アスコルビン酸ナトリウム、ステアリン酸アスコルビル、パルミチン酸アスコルビル、ジパルミチン酸アスコルビル、アスコルビン酸リン酸マグネシウムなどのビタミンC類及びそれらの塩やその誘導体、グルタチオン及びその塩さらにはその誘導体、レゾルシン及びその塩さらにはその誘導体、ルシノール、ネオアガロビオース、アガロースオリゴサッカライド、植物抽出液類が上げられる。植物抽出液類としては、アスパラガス抽出物、アルテア抽出物、イブキトラノオ抽出物、インチンコウ抽出物、エンドウ豆抽出物、エイジツ抽出物、オウゴン抽出物、オノニス抽出物、海藻抽出物、火棘抽出物、カンゾウ抽出物、キイチゴ抽出物、クジン抽出物、黒砂糖抽出物、ケイケットウ抽出物、ゴカヒ抽出物、小麦胚芽抽出物、サイシン抽出物、サンザシ抽出物、サンペンズ抽出物、シャクヤク抽出物、シラユリ抽出物、センプクカ抽出物、ソウハクヒ抽出物、大豆抽出物、胎盤抽出物、タラノキ抽出物、茶抽出物、トウキ抽出物、糖蜜抽出物、ノイバラ抽出物、ビャクレン抽出物、ブドウ種子抽出物、ブナノキ抽出物、フローデマニータ抽出物、ホップ抽出物、マイカイカ抽出物、モッカ抽出物、ユキノシタ抽出物、ヨクイニン抽出物、羅漢果抽出物などをあげることができ、その1種または2種以上を適宜選択して配合される。美白剤成分の配合量は、通常0.01〜10%である。植物抽出物等を抽出液のまま用いる場合は乾燥固形分換算の量である。
紫外線防止剤(成分)としては、有機化合物系の紫外線吸収剤と無機化合物系の紫外線散乱剤があり、紫外線吸収剤には、パラアミノ安息香酸系紫外線吸収剤、ケイ皮酸系紫外線吸収剤、サリチル酸系紫外線吸収剤、ベンゾフェノン系紫外線吸収剤などがあげられ、その1種以上が配合される。紫外線吸収剤のパラアミノ安息香酸系紫外線吸収剤には、パラアミノ安息香酸、パラアミノ安息香酸グリセリル、パラアミノ安息香酸エチルジヒドロプロピル、パラジメチルパラアミノ安息香酸アミル、パラメチルパラアミノ安息香酸オクチル、パラアミノ安息香酸エチル、パラアミノ安息香酸イソブチルなどがあり、ケイ皮酸系紫外線吸収剤としては、パラメトキシケイ皮酸イソプロピル、ジイソプロピルケイ皮酸エステル、メトキシケイ皮酸オクチル、ジパラメトキシケイ皮酸モノ,2−エチルへキサン酸グリセリルなどがあり、サリチル酸系紫外線吸収剤としては、サリチル酸ホモメンチル、サリチル酸オクチル、サリチル酸フェニル、サリチル酸鳥エタノールアミン、サリチル酸アミル、サリチル酸ベンジル、サリチル酸p−tertブチルフェニル、サリチル酸エチレングリコール、サリチル酸などがあり、ベンゾフェノン系紫外線吸収剤としては、ジヒドロキシベンゾフェノン、テトラヒドロキシベンゾフェノン、オキシベンゾン、オキシベンゾンスルホン酸、ヒドロキシメトキシベンゾフェノンスルホン酸ナトリウム、ジヒドロキシジメトキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシクロロベンゾフェノン、ジオキシベンゾン、ジヒドロキシジメトキシベンゾフェノンジスルホン酸ナトリウム、2−ヒドロキシ−4−メトキシ−4’メチルベンゾフェノン、オクタベンゾンなどがあり、その他にもウロカニン酸、ウロカニン酸エチル、4−tert−4’−メトキシジベンゾイルメタン、2−(2’−ヒドロキシ−5’−メチルフェニル)ベンゾトリアゾール、アントラニル酸などがあげられる。紫外線散乱剤として用いられる無機化合物には、酸化チタン、酸化亜鉛、酸化セリウム、酸化ジルコニウム、酸化鉄などがあげられる。
抗炎症剤(成分)としては、酸化亜鉛、イオウ及びその誘導体、グリチルリチン酸、グリチルリチン酸ジカリウム、グリチルリチン酸モノアンモニウムなどのグリチルリチン酸及びその誘導体並びにそれらの塩、β−グリチルレチン酸、グリチルレチン酸ステアリル、3−サクシニルオキシグリチルレチン酸二ナトリウムなどのグリチルレチン酸及びその誘導体並びにそれらの塩、トラネキサム酸、コンドロイチン硫酸、メフェナム酸、フェニルブタゾン、インドメタシン、イブプロフェン、ケトプロフェン、アラントイン、グアイアズレン及びそれらの誘導体並びにそれらの塩、各種微生物及び動植物の抽出物などがあげられる。
使用できる皮膚(細胞)賦活化剤(成分)としては、デオキシリボ核酸及びその塩、アデノシン三リン酸、アデノシン一リン酸などのアデニル酸誘導体及びそれらの塩、リボ核酸及びその塩、サイクリックAMP、サイクリックGMP、フラビンアデニンヌクレオチド、グアニン、アデニン、シトシン、チミン、キサンチン及びそれらの誘導体、カフェイン、テオフェリンおよびその塩、レチノール及びパルミチン酸レチノール、酢酸レチノール等のレチノール誘導体、レチナール及びデヒドロレチナール等のレチナール誘導体、カロチンなどのカロチノイド及びビタミンA類、チアミンおよびチアミン塩酸塩、チアミン硫酸塩等のチアミン塩類、リボフラビンおよび酢酸リボフラビンなどのリボフラビン塩類、ピリドキシンおよび塩酸ピリドキシン、ピリドキシンジオクタノエート等のピリドキシン塩類、フラビンアデニンヌクレオチド、シアノコバラミン、葉酸類、ニコチン酸およびニコチン酸アミド、ニコチン酸ベンジル等のニコチン酸誘導体、コリン類などのビタミンB類、γ−リノレン酸およびその誘導体、エイコサペンタエン酸及びその誘導体、エストラジオール及びその誘導体並びにそれらの塩、グリコール酸、コハク酸、乳酸、サリチル酸などの有機酸及びそれらの誘導体並びにそれらの塩などがあげられる。
抗菌剤(成分)としては、安息香酸、安息香酸ナトリウム、石炭酸、ソルビン酸、ソルビン酸カリウム、パラオキシ安息香酸エステル、パラクロルメタクレゾール、ヘキサクロロフェン、塩化ベンザルコニウム、塩化クロルヘキシジン、トリクロロカルバニリド、感光素、ビス(2−ピリジルチオ−1−オキシド)亜鉛、フェノキシエタノール及びチアントール、イソプロピルメチルフェノールなどがあげられる。
酸化防止剤(成分)としては、レチノール、デヒドロレチノール、酢酸レチノール、パルミチン酸レチノール、レチナール、レチノイン酸、ビタミンA油などのビタミンA類およびそれらの誘導体及びそれらの塩、α−カロテン、β−カロテン、γ−カロテン、クリプトキサンチン、アスタキサンチン、フコキサンチンなどのカロテノイド類及びその誘導体、ピリドキシン、ピリドキサール、ピリドキサール−5−リン酸エステル、ピリドキサミンなどのビタミンB類、それらの誘導体及びそれらの塩、アスコルビン酸、アスコルビン酸ナトリウム、ステアリン酸アスコルビル、パルミチン酸アスコルビル、ジパルミチン酸アスコルビル、アスコルビン酸リン酸マグネシウム等のビタミンC類、それらの誘導体及びそれらの塩、エルゴカルシフェロール、コレカルシフェロール、1,2,5−ジヒドロキシ−コレカルシフェロールなどのビタミンD類、それらの誘導体及びそれらの塩、α−トコフェロール、β−トコフェロール、γ−トコフェロール、δ−トコフェロール、α−トコトリエノール、β−トコトリエノール、γ−トコトリエノール、δ−トコトリエノール、酢酸トコフェロール、ニコチン酸トコフェロールなどのビタミンE類、それらの誘導体及びそれらの塩、トロロックス、その誘導体及びそれらの塩、ジヒドロキシトルエン、ブチルヒドロキシトルエン、ブチルヒドロキシアニソール、ジブチルヒドロキシトルエン、α−リポ酸、デヒドロリポ酸、グルタチオン、その誘導体及びそれらの塩、尿酸、エリソルビン酸、エリソルビン酸ナトリウム等のエリソルビン酸、その誘導体及びそれらの塩、没食子酸、没食子酸プロピルなどの没食子酸、その誘導体及びそれらの塩、ルチン、α−グリコシル−ルチンなどのルチン、その誘導体及びそれらの塩、トリプトファン、その誘導体及びそれらの塩、ヒスチジン、その誘導体及びそれらの塩、N−アセチルシステイン、N−アセチルホモシステイン、N−オクタノイルシステイン、N−アセチルシステインメチルエステル等のシステイン誘導体及びそれらの塩、N,N’−ジアセチルシスチンジメチルエステル、N,N’−ジオクタノイルシスチンジメチルエステル、N,N’−ジオクタノイルホモシスチンジメチルエステルなどのシスチン誘導体及びそれらの塩、カルノシン及びその誘導体及びそれらの塩、ホモカルノシン及びその誘導体及びそれらの塩、アンセリン及びその誘導体及びそれらの塩、カルシニン及びその誘導体及びそれらの塩、ヒスチジン及び/又はトリプトファン及び/又はヒスタミンを含むジペプチド又はトリペプチド誘導体及びそれらの塩、フラバノン、フラボン、アントシアニン、アントシアニジン、フラボノール、クエルセチン、ケルシトリン、ミリセチン、フィセチン、ハマメリタンニン、カテキン、エピカテキン、ガロカテキン、エピガロカテキン、エピカテキンガレート、エピガロカテキンガレートなどのフラボノイド類、タンニン酸、コーヒー酸、フェルラ酸、プロトカテク酸、カルコン、オリザノール、カルノソール、セサモール、セサミン、セサモリン、ジンゲロン、クルクミン、テトラヒドロクルクミン、クロバミド、デオキシクロバミド、ショウガオール、カプサイシン、バニリルアミド、エラグ酸、ブロムフェノール、フラボグラシン、メラノイジン、リボフラビン、リボフラビン酪酸エステル、フラビンモノヌクレオチド、フラビンアデニンヌクレオチド、ユビキノン、ユビキノール、マンニトール、ビリルビン、コレステロール、エブセレン、セレノメチオニン、セルロプラスミン、トランスフェリン、ラクトフェリン、アルブミン、ビリルビン、スーパーオキシドジスムターゼ、カタラーゼ、グルタチオンペルオキシダーゼ、メタロチオネイン、O−ホスホノ−ピリドキシリデンローダミン、及び米国特許第5,594,012記載のN−(2−ヒドロキシベンジル)アミノ酸、その誘導体及びそれらの塩、及びN−(4−ピリドキシルメチレン)アミノ酸、並びにその誘導体及びそれらの塩などをあげることができ、抗酸化成分の含有量は、抗酸化成分の種類により異なり、一律に決められないが、通常0.01〜10%である。植物抽出物等を抽出液のまま用いる場合は乾燥固形分換算の量である。
香料(成分)としては、天然香料や合成香料があり、天然香料の代表例は、バラ油、ジャスミン油、ネロリ油、ラベンダー油、チュベローズ油、イランイラン油、クラリセージ油、クローブ油、ペパーミント油、ゼラニウム油、パッチュリー油、サンダルウッド油、シンナモン油、コリアンダー油、ナツメグ油、パイン油、バニラ油、ペルーバルサム油、バナナ油、アップル油、フェンネル油、トンカビーンズ油、ペパー油、レモン油、オレンジ油、ベルガモット油、オポポナックス油、ベチバー油、オリス油、オークモス油、アニス油、ボアドローズ油などの植物性香料、ムスク油、シベット油、カストリウム油、アンバーグリス油などの動物性香料である。
合成香料の代表例は、リモネン、β−カリオフィリンなどの炭化水素類、シス−3−ヘキセノール、リナロール、ファルネソール、β−フェニルエチルアルコール、ゲラニオール、シトロネロール、ターピネオール、メントール、サンタロール、バクダノール、ブラマノールなどのアルコール類、リラノール、リリアール、2,6−ノナジエナール、シトラール、α−ヘキシルシンナミックアルデヒドなどのアルデヒド類、β−イオノン、l−カルボン、シクロペンタデカノン、ダマスコン、メチルイオノン、イロン、イソイースーパー、アセチルセドレン、ムスコンなどのケトン類、ベンジルアセテート、メチルジヒドロジャスモネート、メチルジャスモネート、リナリルアセテート、ベンジルベンゾエートなどのエステル類、γ−ウンデカラクトン、ジャスミンラクトン、シクロペンタデカノリッド、エチレンブラシレートなどのラクトン類、ガラクソリッド、アンブロキサン、ローズオキサイドなどのオキサイド類、オイゲノールなどのフェノール類、インドールなどの含窒素化合物、フェニルアセトアルデヒドジメチルアセタールなどのアセタール類、オーランチオールなどのシッフ塩基類などである。香料は一般的に一種類単独で使用することは少なく、目的に応じて複数種を組み合わせた調合香料として用いられる。
有機溶剤(成分)としては、エタノール、アセトン、酢酸エチル、酢酸ブチル、1,3−ブチレングリコール、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、グリセリン、ブタノール、プロパノールなどがあげられる。
金属イオン封鎖剤及び防腐剤としては、例えば、ヒドロキシエタンジホスホン酸塩類、フェナセチン、EDTA及びその塩、パラベン類、スズ酸塩類等が挙げられ、高分子化合物としては、ポリ(ジメチルアリルアンモニウムハライド)型カチオン性高分子、ポリエチレングリコール、エピクロルヒドリン、プロピレンアミン及び牛脂脂肪酸より得られるタロイルアミンの縮合生成物型であるカチオン性高分子、ポリエチレングリコール、エピクロルヒドリン、プロピレンアミン及びヤシ油脂肪酸より得られるココイルアミンの縮合生成物型であるカチオン性高分子、ビニルピロリドン、ジメチルアミノメタアクリレート共重合体型カチオン性高分子、第4級窒素含有セルロースエーテル型カチオン性高分子類等が挙げられる。
pH調整剤としては、例えば、クエン酸、リンゴ酸、酢酸、乳酸、シュウ酸、酒石酸、ぎ酸、レブリン酸等の有機酸や、リン酸、塩酸等の無機酸が挙げられる。
次に実施例に使用する5種類の多糖類(A−1〜A−3)の製造方法について説明する。
1.A−1:アルカリゲネス レータスB−16株細菌の産出多糖類(粗製品)
グルコース〔和光純薬工業(株)製、試薬〕40.0g、リン酸水素二カリウム〔和光純薬工業(株)製、試薬〕4.0g、リン酸二水素カリウム〔和光純薬工業(株)製、試薬〕2.0g、塩化ナトリウム〔和光純薬工業(株)製、試薬〕0.1g、硫酸マグネシウム〔和光純薬工業(株)製、試薬〕0.2g、硝酸カリウム〔和光純薬工業(株)製、試薬〕1.0g、イーストエキストラクト〔オキソイド(OXOID)社製〕1.5gをイオン交換水に溶解し、水酸化ナトリウムあるいは硫酸を用いpH6.5に調整し、全量を1リットルとした。この水溶液150mLを500mLの三角フラスコに取り、オートクレーブにより加熱滅菌(121℃、15分間)した後、室温まで戻し、アルカリゲネスレータスB−16株(FERM BP−2015号)を1白金耳接種し、30℃にて6日間振とう培養(180rpm)した。培養終了後、培養物に約3倍容量のイソプロピルアルコールを加えて攪拌混合し、析出した凝集物を濾過、回収、減圧下にて乾燥してアルカリゲネス レータスB−16株細菌の産出多糖類(A−1)を得た。この多糖類は、フコース、グルコース、グルクロン酸、ラムノースをモル比1:2:1:1で構成される多糖類を主成分とし、この他フコースとマンノースをモル比1:1で構成される多糖類を含み、その存在比は7:1(重量比)である。尚、構成単糖類は、多糖類を硫酸で加水分解した後高速液体クロマトグラフィー(HPLC)により分析した。
2.A−2:上記A−1の精製品
多糖類:A−1の0.5重量%水溶液を調製し、水酸化ナトリウム水溶液でpHを12とした。この水溶液をイオン交換樹脂「ダイヤイオンHPA−75(OH−)(商品名)」(日本錬水(株)製)のカラムを用いて8Ru以下で処理し、さらに濾過助剤「ラジオライトRL700」と5μmメンブランフイルターで濾過し、タンパク質、核酸、微生物類を除去した。濾液を希塩酸にてpHが7にしてから減圧濃縮し、アセトンを投入して多糖類を沈澱させ、さらに10倍量のアセトンで洗浄し、フコース:グルコース:グルクロン酸:ラムノース=1:2:1:1で構成され、分子量が5,000万の多糖類(A−2)を得た。
3.A−3:アルカシーラン(伯東社製)
実施例に使用したシリコーンオイルは下記のものである。
ジメチルポリシロキサン(粘度50mPa・s、25℃)〔信越化学工業(株)製〕
ジメチルポリシロキサン(粘度100mPa・s、25℃)〔信越化学工業(株)製〕
ジメチルポリシロキサン(粘度50,000mPa・s、25℃)〔信越化学工業(株)製〕
メチルフェニルポリシロキサン(粘度500mPa・s、25℃)〔日本ユニカ(株)製〕
ジメチルポリシロキサン・メチル(ポリオキシエチレン)シロキサン共重合体(粘度1,600cSt)(「SH3775C」(商品名)、東レ・ダウ・コーニング・シリコーン(株)製)
次に上記A−1〜A−3の単粒子化された多糖を主成分とする乳化分散剤の乳化分散性能試験をしたデータを示す。
多糖としては、前述したアルカシーランを用いた。このアルカシーランは、水に分散させると網目構造を形成し、粘稠な液体となるので、網目構造を単粒子化する必要がある。そこで、アルカシーラン水溶液をアルカシーランの粉体を所定量の水に分散させ、一日放置して膨潤させた後、80℃で30分加熱して調製し、これに尿素を添加してアルカシーランの水素結合を破壊し、単粒子化を図った。0.1wt%までのアルカシーランは、4mo1/dm尿素水溶液によって単粒子化させることができた。
単粒子化されたアルカシーランの水分散液が油剤に対して通常の界面活性剤と同様の乳化能があるかどうかを調べるために、炭化水素油のひとつである流動パラフィンを用いてアルカシーランの分散濃度による乳化能を調べると、表1に示されるようになり、アルカシーラン0.05wt%水分散液で流動パラフィンを70wt%(水30wt%)まで乳化させることができた。しかも、経日させたところ、溶液の状態に変化は見られず、極めて安定だった。また、アルカシーラン0.05wt%、流動パラフィン30%一定とし、乳化するときの温度を25〜75℃まで変化させたが、調製された乳化状態は、どの温度でも安定であった。

さらに、油剤の流動パラフィン濃度を30%で一定とし、アルカシーランの濃度を変化させてアルカシーランの乳化能を調べると、0.04wt%から乳化できることがわかった。
次に、アルカシーランの濃度を0.04wt%、油剤の濃度を30%で一定とし、油剤の種類を変化させて乳化状態を調べた。結果を表2に示す。ここで用いた油剤(関東化学試薬)は、ヘキサデカン、シリコーン(S−H200;50mPa・sダウケミカル製)、ミリスチン酸イソプロピル、スクアラン、オリーブオイル、ホホバオイル、セトステアリルアルコール、オレイルアルコールである。比較例としてオレイン酸を用い、アルカシーランの代わりにキサンタンガム(「ケルトロール」商品名:ケルコ社製)を用いた。

以上の結果から、アルカシーランには優れた乳化能があり、0.04wt%という低濃度においても乳液は安定であることが明らかとなり、アルカシーランの単粒子が油滴の周りに付着して乳化分散剤相をつくり、エマルション表面で水相〜乳化分散剤相〜油相の三相を形成したことによるものと考えられる。
単粒子化されたアルカシーランや多分岐多糖を主成分とする乳化分散剤を用いた乳化法(三相乳化法)を従来の界面活性剤による乳化法と比較すると、共通して次のような特徴が認められた。
まず、従来の乳化法においては、オイルと水との界面に界面活性剤が吸着し、油/水界面の界面エネルギーを低下させることで乳化させることを基本としたが、三相乳化法においては、ナノ粒子がオイルと水との界面にファンデルワールス力により付着して乳化および分散剤相を形成することを特徴とするので、被乳化油性基剤の所要HLB値に関わらず、界面エネルギーを変化させずに乳化させることが可能である。
その結果、従来の界面活性剤による乳化では、油滴の熱衝突により合一を誘起させるが、三相乳化による場合には、油滴の表面に乳化剤相としてのナノ粒子が付着しているので、衝突しても合一が極めて起こりにくく、熱的にも経時的にも安定化させることが可能である。
また、従来の界面活性剤による乳化では、油滴の性質に応じて適切な界面活性剤を随時選択する必要があったが、三相乳化法による乳化では、一旦ナノ粒子を選定すれば、油滴の種類に関わらず同じ乳化剤を利用できるので、異種油剤エマルションの共存、混合も可能となる。
さらに、従来の乳化法では、油滴がマイクロエマルションを形成するために、多量の界面活性剤が必要であったが、三相乳化法では、僅かな濃度の乳化分散剤で乳化が可能である。
さらにまた、上述した三相エマルションは、1)イクラ状の巨大油滴を安定に形成することも可能であり、2)クリーミングは比重の違いによる偏りで、連続の外相を取り除いても乳化状態に変化はなかった。また、3)水相または油相に添加物を加えても三相乳化型エマルションを形成することが可能であった。
次に、上記粒子構造をした多糖類を使用した本発明の実施例1〜12について説明する。
A−1〜A−3のアルカシーランは単粒子化する必要があり、所定量のアルカシーランを水に分散させた後、IKA製のホモジナイザーにて、機械的に強いせん断力(8000rpm、20分間)をかけ、単粒子化した。
実施例1として、下記の配合で化粧水1の調製を実施した。
(No.)(配合成分) (重量%)
1.エタノール 5.00
2.グリセリン 3.00
3.1,3−ブチレングリコール 3.00
4.グリチルリチン酸2カリウム 0.20
5.ショ糖ラウリン酸エステル(コスメライクL−160:第一工業製薬社製)0.50
6.多糖類(A−1) 0.02
7.メチルフェニルポリシロキサン(B−4) 2.00
8.パラアミノ安息香酸メチル 0.10
9.精製水 残量

配合成分No.1〜5、No.7、No.8を混合して混合物1とした。また、No.9にNo.6を加え、ホモミキサー(IKA社製)で8,000rpm 20分間攪拌を行い単粒子化させる。次に5,000rpmで攪拌しながら次にNo.7を加え乳化させる。更に、混合物1を加えてエマルションを調製して、化粧水1を得た。
実施例2として、下記の配合で化粧水2の調製を実施した。
(No.) (配合成分) (重量%)
1.エタノール 14.00
2.グリセリン 4.00
3.1,3−ブチレングリコール 2.00
4.酸化チタン (「MF−100SAK」テイカ株式会社製 )
0.05
5.酸化亜鉛 (「FUJI ZnO−SMS」、富士色素株式会社製)
0.50
6.カオリン 2.00
7.メチルフェニルポリシロキサン(B−4) 1.00
8.多糖類(A−3) 0.05
9.アスコルビン酸リン酸マグネシウム 3.00
10.クエン酸 1.00
11.水酸化ナトリウム 適量
12.パラアミノ安息香酸メチル 0.10
13.海洋深層水 残量

配合成分No.1〜3、No.12を混合して混合物2とした。
配合成分1/5体量のNo.11にNo.10を溶解した後、攪拌しながらNo.9を添加する。No.13にてpH6.5に調整したものを混合物3とした。
また、配合成分4/5体量のNo.13にNo.8を加え、ホモミキサー(IKA社製)で8,000rpm 20分間攪拌を行い単粒子化させる。次に5,000rpmで攪拌しながら次にNo.7を加え乳化させる。更に、混合物3を加えた後、No.4、No.5、No.6を順次加えた後、混合物2を加えエマルションを調製して、化粧水2を得た。
実施例3として、下記の配合で乳液1の調製を実施した。
(No.)(配合成分) (重量%)
1.メチルフェニルポリシロキサン(B−4) 10.00
2.ジメチルポリシロキサン(B−2) 5.00
3.ミリスチン酸イソプロピル 5.00
4.酸化チタン 5.00
5.酸化亜鉛 3.00
6.ステアリン酸ソルビタン 0.50
7.ステアリン酸 0.50
8.ショ糖ミリスチン酸エステル 1.00
9.多糖類(A−2) 0.02
10.グリセリン 3.00
11.1,3−ブチレングリコール 5.00
12.パラオキシ安息香酸メチル 0.10
13.精製水 残量

攪拌下、配合成分No.10、11、12に配合成分No. 8を加え混合し、混合物4とした。
配合成分No.1〜3にNo.4,5を加え混合して混合物5とした。
混合物4を攪拌しながら混合物5を加え混合したものを混合物6とした。
また、配合成分No.13にNo.9を加え、ホモミキサー(IKA社製)で8,000rpm 20分間攪拌を行い単粒子化させる。次に5,000rpmで攪拌しながら次に混合物6を加え乳化・分散させる。70℃に加熱した後、更に70℃に加熱したNo.6、No.7順次加えた後エマルションを調製して、均一に混合し、プロペラ型撹拌機で室温まで撹拌冷却し、乳液1を得た。
実施例4として、下記の配合で乳液2の調製を実施した。
(No.)(配合成分) (重量%)
1.メチルフェニルポリシロキサン(B−4) 8.00
2.スクワラン 2.00
3.酸化チタン 5.00
4.酸化亜鉛 3.00
5.酸化鉄(ベンガラ)(戸田工業株式会社製) 0.50
6.酸化鉄(黄)(戸田工業株式会社製) 1.50
7.酸化鉄(黒)(戸田工業株式会社製) 0.20
8.ステアリン酸ソルビタン 0.50
9.ステアリン酸 0.50
10.ショ糖ミリスチン酸エステル 1.00
11.多糖類(A−2) 0.10
12.グリセリン 3.00
13.1,3−ブチレングリコール 5.00
14.パラオキシ安息香酸メチル 0.10
15.精製水 残量

攪拌下、配合成分No.12、13、14にNo.10を加え混合し、混合物7とした。
配合成分No.1、2にNo.3,4を加え混合して混合物8とした。
混合物7を攪拌しながら混合物8を加え混合したものを混合物9とした。
また、配合成分No.15にNo.11を加え、ホモミキサー(IKA社製)で8,000rpm 20分間攪拌を行い単粒子化させる。次に5,000rpmで攪拌しながら次に混合物9を加え乳化・分散させた後、N0.5〜7を順次加え混合する。70℃に加熱した後、更に70℃に加熱したNo.8、No.9を順次加えた後、エマルションを調製して、均一に混合し、プロペラ型撹拌機で室温まで撹拌冷却し、乳液2を得た。
実施例5として、下記の配合で乳液3の調製を実施した。
(No.)(配合成分) (重量%)
1.ポリオキシエチレン(10モル付加)ソルビタンモノステアレート
1.00
2.ポリオキシエチレン(60モル付加)ソルビタントリオレエート
0.50
3.グリセリルモノステアレート 1.00
4.ステアリン酸 0.50
5.ジメチルポリシロキサン(B−2) 5.00
6.スクワラン 4.00
7.パラメトキシケイ皮酸イソプロピル 0.50
8.多糖類(A−2) 0.10
9.アスコルビン酸リン酸マグネシウム塩 5.00
10.クエン酸 1.50
11.二酸化チタン 5.00
12.パラオキシ安息香酸メチル 0.10
13.カルボキシビニルポリマー 0.10
14.水酸化ナトリウム 0.05
15.エタノール 5.00
16.精製水 残量

配合成分No.1〜3を混合して混合物10とした。
配合成分No.4、7、12を混合して混合物11とした。
配合成分No.5にNo.11を徐々に添加混合した後、更にNo.6を添加し混合物12とした。
配合成分1/5体量のNo.16にNo.10を溶解した後、攪拌しながらNo.9を添加する。No.14にてpH6.5に調整したものを混合物13とした。
また、配合成分4/5体量のNo.16にNo.8を加え、ホモミキサー(IKA社製)で8,000rpm 20分間攪拌を行い単粒子化させる。プロペラ攪拌にて攪拌しながらNo.13を添加した後、70℃まで、昇温完全に溶解する。次に5,000rpmで攪拌しながら混合物13を加えた後、速やかに混合物12を加え乳化させる。更に、混合物11を加えエマルションを調製して、攪拌下自然冷却を行いNo.15を加え、乳液3を得た。
実施例6として、下記の配合でクリーム1の調製を実施した。
(No.)(配合成分) (重量%)
1.ジメチルポリシロキサン(B−2) 5.00
2.モノステアリン酸グリセリン 2.00
3.ステアリン酸 2.00
4.ステアリルアルコール 6.00
5.水添ラノリン 4.00
6.スクワラン 9.00
7.オクチルドデカノール 10.00
8.ジメチルポリシロキサン・メチル(ポリオキシエチレン)シロキサン共重合体(B−6) 5.00
9.多糖類(A−3) 0.05
10.グリチルリチン酸 0.20
11.アスコルビン酸リン酸マグネシウム塩 6.00
12.クエン酸 3.00
13.水酸化ナトリウム 0.20
14.1,3−ブチレングリコール 4.00
15.パラオキシ安息香酸メチル 0.10
16.精製水 残量

配合成分No.2,3、10、14、15を混合して混合物14とした。
配合成分No.1、4〜8を混合し攪拌下、70℃に加熱して溶解し、混合物15とした。
配合成分1/5体量のNo.16にNo.12を溶解した後、攪拌しながらNo.11を添加する。No.13にてpH6.5に調整したものを混合物16とした。
また、配合成分4/5体量のNo.16にNo.9を加え、ホモミキサー(IKA社製)で8,000rpm 20分間攪拌を行い単粒子化させる。プロペラ攪拌にて攪拌しながら混合物16を添加した後、70℃まで昇温する。次に5,000rpmで攪拌しながら70℃に加熱した混合物15を加え乳化させる。そして更に混合物14を加えエマルションを調製して、攪拌下自然冷却を行いクリーム1を得た。
実施例7として、下記の配合でファンデーション1の調製を実施した。
(No.)(配合成分) (重量%)
1.ラノリン 7.00
2.ジメチルポリシロキサン(B−2) 5.00
3.ミリスチン酸イソプロピル 2.00
4.セタノール 1.00
5.パラメトキシケイ皮酸−2−エチルヘキシル 3.00
6.4−t−ブチル−4’−メトキシジベンゾイルメタン 1.00
7.ソルビタン脂肪酸エステル 0.50
8.グリセリン 5.00
9.トリエタノールアミン 1.00
10.カルボキシメチルセルロース(「CMCダイセル1150」
(商品名)ダイセル化学工業(株)製) 0.10
11.マイカ(「MICA Y−3000」
(商品名)(株)山口雲母工業所製) 15.00
12.タルク(「ビクトリライトSK−A」
(商品名)(株)勝光山研究所製)6.00
13.酸化鉄 6.50
14.ナイロンパウダー(「アミラン」
(商品名)東レ(株)製) 2.00
15.シリカ(「サンスフェアH−31」
(商品名)旭硝子(株)製) 0.60
16.多糖類(A−3) 0.05
17.ヨクイニン抽出物(丸善製薬(株)製) 0.50
18.フェノキシエタノール 0.10
19.精製水 残量
配合成分No.1〜4を撹拌混合し、70℃に加熱、溶解し、混合物17とした。
配合成分No.8に、配合成分No.7を溶解した後、 配合成分No.11〜15を撹拌混合分散させ混合物18とした。
配合成分No.5,6、9、17,18を撹拌混合し、混合物19とした。
また、配合成分No.19にNo.16を加え、ホモミキサー(IKA社製)で8,000rpm 20分間攪拌を行い単粒子化させる。プロペラ攪拌にて攪拌しながらNo.10を添加した後、70℃まで昇温する。次に5,000rpmで攪拌しながら70℃に加熱した混合物15を加え乳化させる。
混合物18、混合物19を順次加え混合した後、更にプロペラ型撹拌機で室温まで撹拌冷却し、ファンデーション1を得た。
実施例8として、下記の配合でヘアリンス1の調製を実施した。
(No.)(配合成分) (重量%)
1.塩化ステアリルトリメチルアンモニウム 1.0
2.セタノール 3.0
3.ジメチルポリシロキサン(B−2) 8.0
4.ポリオキシエチレン(12モル付加)ステアリルエーテル 1.0
5.プロピレングリコール 5.0
6.多糖類(A−3) 0.1
7.パラオキシ安息香酸メチル 0.1
8.塩化カリウム 0.3
9.クエン酸 0.2
10.香料 適量
11.精製水 残量

配合成分No.1、4、5、7、8、9、10を撹拌混合し、混合物20とした。
また、配合成分No.11にNo.6を加え、ホモミキサー(IKA社製)で8,000rpm 20分間攪拌を行い単粒子化させる。次に5,000rpmで攪拌しながら70℃に加熱した後、配合成分No.2,3を加え乳化させた後、混合物20を投入し、エマルションを調製した。さらに、撹拌して室温まで冷却してヘアリンス1を得た。
実施例9として、下記の配合でおしろい1の調製を実施した。
(No.)(配合成分) (重量%)
1.グリセリン 4.00
2.1,3−ブチレングリコール 4.00
3.メチルフェニルポリシロキサン(B−4) 5.00
4.香料 0.01
5.ポリオキシエチレン(23モル付加)ラウリルエーテル 0.20
6.酸化鉄(赤) 0.50
7.酸化鉄(黄) 1.40
8.酸化鉄(黒) 0.20
9.カオリン 5.00
10.ニ酸化チタン 5.00
11.パラオキシ安息香酸プロピル 0.10
12.多糖類(A−3) 0.06
13.精製水 残量

配合成分No.2、4、5、11を撹拌混合し、混合物21とした。
配合成分No.3に、配合成分No.6〜10を添加、混合分散させ、混合物22とした。
また、配合成分No.13にNo.12を加え、ホモミキサー(IKA社製)で8,000rpm 20分間攪拌を行い単粒子化させる。次に5,000rpmで攪拌しながら混合物24を加え乳化させた後、混合物21を投入した。さらに、撹拌しておしろい1を得た。
実施例10として、下記の配合でアイライナー1の調製を実施した。
(No.)(配合成分) (重量%)
1.酸化鉄(黒) 4.00
2.二酸化チタン 5.00
3.パール顔料 0.20
4.エタノール 4.00
5.グリセリン 6.00
6.ポリオキシエチレン(100モル付加)硬化ひまし油 0.50
7.ホホバ油 10.10
8.多糖類(A−3) 0.08
9.フェノキシエタノール 0.15
10.精製水 残量

配合成分No.7に、配合成分No.1〜3を添加、混合分散させ、混合物25とした。
配合成分No.5に、配合成分No.6、No.9を撹拌混合し、混合物26とした。
また、配合成分No.10にNo.8を加え、ホモミキサー(IKA社製)で8,000rpm 20分間攪拌を行い単粒子化させる。次に5,000rpmで攪拌しながら混合物25を加え乳化させた後、混合物26を投入した。さらに、 配合成分No.4を添加撹拌してアイライナー1を得た。
(No.)(配合成分) (重量%)
1.カオリン 10.00
2.二酸化チタン 2.00
3.酸化鉄(赤) 0.20
4.赤色202号 0.30
5.エタノール 4.00
6.グリセリン 4.00
7.ポリグリセリン脂肪酸エステル 0.50
8.スクワラン 5.00
9.香料 0.02
10.多糖類(A−3) 0.10
11.フェノキシエタノール 0.15
12.精製水 残量

配合成分No.1〜4をNo.5〜9およびNo.12の一部に均一に分散し、混合物27とした。また、No.10〜12を混合溶解し、混合物28とした。混合物28を攪拌下、混合物27を加え、均一にし、ほお紅1を得た。
〔化粧料組成物の安定性試験〕
実施例1〜10における、調製直後の化粧料組成物を200mlの試料瓶に取り、粘度を測定した後、栓をして45℃の恒温器内に静置し、12周間後に再度粘度を測定した。また、化粧料組成物を100ml共栓付メスシリンダーに100ml取り、栓をして45℃の恒温器内に静置した。12週間後に100ml共栓付メスシリンダー内の化粧料組成物の上部に浮上したオイル層の体積及び下部の分離した水層の体積を測った。以下の評価基準に従い、結果を表3に示した。すべての実施例で良好な結果を示している。
(安定性の評価基準)
○:目視により、分離・沈澱が認められない。
×:目視により、分離・沈澱が認められる。
〔使用感の評価〕
表3記載の(A)調製直後の化粧料組成物及び(B)45℃の恒温器内に12週間連続で静置した化粧料組成物を10組の外観の同じ容器に小分けし、両者の区別が付かないようにした。次いで、10才代から50才代までの各年代から2人ずつ、合計10人のパネラーを選び、ヘアリンス1,2以外の化粧料を各自、適量の(A)の化粧料組成物を両手の甲に着けて伸ばし、「べたつき感」および「なめらかさ」の官能評価を行なった。同様に(B)の化粧料組成物についても評価を行った。また、ヘアリンスの評価は、頭髪に使用した後、手で髪に触れたときの感触で評価した。沈澱・分離の認められたものについては、振盪後、試験を行なった。「べたつき感」および「なめらかさ」の評価基準は、以下のようにした。結果を表4に示した。すべての実施例で良好な結果を示している。
(「べたつき感」の評価基準)
○:10名中8名以上が、べたつきが少なく、さっぱりとした感触があると評価
△:10名中5〜7名が、べたつきが少なく、さっぱりとした感触があると評価
×:10名中4名以下が、べたつきが少なく、さっぱりとした感触があると評価
(「なめらかさ」の評価基準)
○:10名中8名以上が、なめらかな感触があると評価
△:10名中5〜7名が、なめらかな感触があると評価。
×:10名中4名以下が、なめらかな感触があると評価。



乳化メカニズムを説明する図であり、図1(A)は従来の界面活性剤の単分子膜吸着メカニズムを説明する図、図1(B)はナノ粒子の付着メカニズムを説明する図である。 図2(A)は従来の吸着分子型での熱衝突による現象を説明する図であり、図2(B)は乳化剤相付着型での熱衝突による現象を説明する図である。 油相分量による乳化状態の相違を模式的に書いた図である。

Claims (16)

  1. 粒子構造をした多糖類を主成分とした乳化分散剤と被乳化成分を含有することを特徴とする化粧料。
  2. 上記粒子構造をした多糖類を主成分とした乳化分散剤が被乳化成分の周囲に層状付着し中間層を形成する三相乳化分散剤として存在することを特徴とする請求項1に記載の化粧料。
  3. 上記粒子構造をした多糖類の平均粒子径は8nm〜500nmである請求項1又は請求項2に記載の化粧料。
  4. 上記粒子構造をした多糖類は、単粒子化された多糖類である請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の化粧料。
  5. 上記粒子構造をした多糖類は、フコース、グルコース、グルクロン酸、ラムノースの内少なくとも1種類を構成単糖とし、フコースおよび/又はラムノースを側鎖に含む請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の化粧料。
  6. 上記粒子構造をした多糖類は、少なくとも下記の一般式(化1)で表される多糖が含まれている請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の化粧料。
  7. 上記粒子構造をした多糖類を主成分とした乳化分散剤が、被乳化成分との重量比が1:50〜1:1000の割合で存在する請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の化粧料。
  8. 上記粒子構造をした多糖類を主成分とした乳化分散剤は、尿素を含有する請求項1乃至請求項7のいずれかに記載の化粧料。
  9. 上記被乳化成分が機能性油脂基剤である請求項1乃至請求項8のいずれかに記載の化粧料。
  10. 上記被乳化成分のうち1種類がシリコーンオイルである請求項1乃至請求項9のいずれかに記載の化粧料。
  11. 上記被乳化成分のうち1種類が酸化チタン粒子及び/又は表面処理した酸化チタン粒子である請求項1乃至請求項8のいずれかに記載の化粧料。
  12. 上記粒子構造をした多糖類を主成分とした乳化分散剤と被乳化成分および/または分散成分とを接触し、混合させて乳化および/または分散させた後に、他の化粧料成分を混入する化粧料の製造方法。
  13. 上記粒子構造をした多糖類を主成分とした乳化分散剤と被乳化成分および/または分散成分を重量比が1:50〜1:1000の割合で混合する請求項12に記載の化粧料の製造方法。
  14. 上記粒子構造をした多糖類は、フコース、グルコース、グルクロン酸、ラムノースの内少なくとも1種類を構成単糖として含んでいる請求項12又は請求項13のいずれかに記載の化粧料の製造方法。
  15. 上記粒子構造をした多糖類は、少なくとも下記の一般式(化1)で表される多糖が含まれている請求項12乃至請求項14のいずれかに記載の化粧料の製造方法。
  16. 上記粒子構造をした多糖類を主成分とした乳化分散剤は、上記一般式(化1)で表される多糖が含まれる水溶液に尿素を添加することにより製造される請求項14又は請求項15に記載の化粧料の製造方法。
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