JP5051987B2 - 化粧料およびその製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、一般的に界面活性剤に分類される有機物を含まないで、しかも被乳化成分の種類を問わないで、経時安定性に優れた乳化分散状態を維持し、更に滑らかな感触を有する化粧料及びこの化粧料の製造方法に関するものである。
化粧料には、化粧料の種類に応じて極めて多様な成分が含まれており、例えば機能性油性基剤または機能性穎粒として、有機溶剤、有機顔料、無機顔料、油性基剤、保湿剤、収れん剤、美白剤、紫外線防止剤、酸化防止剤、香料等の成分が含まれている。ここで機能性油性基剤または機能性穎粒とは、皮膚面に対し清浄化、保水性、スクラブ効果、エモリエント効果、保護効果を有するものや、化粧料の展延性、滑沢性、光沢性、付着性等を向上させる機能を有するものである。
この化粧料に含まれる被乳化成分である機能性油性基剤または機能性穎粒を化粧料に使用する場合は、従来これらの成分を、界面活性剤を使用して精製水に乳化および分散させている。
機能性油性基剤の場合には、機能性油性基剤の所要HLB値や穎粒表面の性質に応じて界面活性剤を選択し、多種類の界面活性剤を使用して、乳化および分散を行っていた。また、乳化分散剤として用いられる界面活性剤の所要HLB値は、水中油滴型(O/W型)エマルションを作る場合と油中水滴型(W/O型)エマルションを作る場合とのそれぞれに応じて使い分ける必要があり、しかも、熱安定性や経時安定性が十分でないため、多種多様な界面活性剤を混合して用いていた(例えば、非特許文献1〜4参照。)。
"Emulsion Science" Edited by P.Sherman, Academic Press Inc.(1969) "Microemulsions−Theory and Practice" Edited by Leon M.price,Academic Press lnc.(1977) 「乳化・可溶化の技術」辻薦,工学図書出版(1976) 「機能性界面活性剤の開発技術」シー・エム・シー出版(1998)
従来の界面活性剤を用いた乳化法では、油と水との界面に界面活性剤が吸着し、その界面エネルギーを低下させることを乳化法の基本としていたので、その界面張力を低下させるために多量の乳化剤(界面活性剤)を必要とするものであった。
しかし、界面活性剤は、生分解性が低く、泡立ちの原因となるので、環境汚染などの問題があり、その使用の削減が必要となっている。
また、機能性油性基剤の乳化製剤の調製法として、HLB法、転相乳化法、転相温度乳化法、ゲル乳化法等の物理化学的な乳化方法が一般に行われているが、いずれも油/水界面の界面エネルギーを低下させ、熱力学的に系を安定化させる作用をエマルション調製の基本としている。このため、化粧料のための最適な乳化剤を選択するために非常に煩雑かつ多大な労力を有しており、まして化粧料においては、多種類の油性基剤が混在しているため、安定して乳化させることは困難な場合が多かった。
また、化粧料において、極めて多機能な効能を求められることから、界面張力が多様な多くの物質(被乳化成分)を一つの化粧料の中に安定化させる必要性がある。特に、シリコーンオイルは、化学的に安定で、反応性がほとんどなく安全性が高く、無臭でべたつきが少なく、表面張力が低く延びが良く、なめらかな感触があることから、一般のクリーム、乳液、ローション、ジェル等の多くの化粧料に配合されている。
しかしながら、シリコーンオイルは、非常に疎水的で界面張力が低いことから、水溶液に安定化させることが困難であった。また、シリコーンオイルを乳化させる界面活性剤を使用すると、ステアリン酸等の有機酸や、セタノール等の高級アルコールの乳化が不安定になると言う問題があり、更に、化粧料に含まれる場合がある酸化チタン粒子や、酸化鉄粒子の様に有機化合物と界面張力が極端に違う物質の場合は、一層困難となるという問題点があった。
また、油性基剤を水に対して大量に混入すると、エマルジョンの「型」の転相が生じ、界面活性剤を使用する場合は、油性基剤相と水相が分離する場合もあった。
これに対して、油性基剤の乳化方法において、本発明者らは、新規な乳化技術を使用した化粧料を開発するために鋭意研究を重ねた結果、特定の多糖類と特定の高級アルコールを配合することにより、油/両親媒性化合物/水系の中で独立相として存在する多糖類の単粒子をファンデルワールス力によって油性基剤表面に付着させることで乳化状態の安定した化粧料を開発した。本発明の化粧料は、界面活性剤(実質的な海面活性性能を有する物質を含む)を添加しなく、その油性基材等の被乳化成分の乳化安定性は長時間保たれるものである。
従来、ナノ分散等の技術により、油性基剤を界面活性剤を添加しないで乳化した化粧料は感触が悪く実用的ではなかった。すなわち、肌に適用した際に、油性基剤がそのままの状態で肌の表面存在することになり、肌に対してのなじみが悪くなっていた。しかし、本発明者は、界面活性剤を添加しない状態でも、特定の多糖類と特定の高級アルコールを配合し、70℃以上で乳化させた後、さらに攪拌したまま常温まで冷却させることで、肌になじみが良い乳化状態の化粧料を得ることを見出し、これらの知見に基づき本発明を完成したものである。
そこで、本発明においては、化粧料に特定の多糖類と特定の高級アルコールを配合することで、油性基剤等の被乳化成分と水などの界面に対して、熱安定性や経時安定性に優れた乳化を形成し、さらに使用感の良い化粧料及び、この化粧料の製造方法を提供することを主たる課題としている。
上記課題を解決するための請求項1の本発明は、フコース、グルコース、グルクロン酸、ラムノースの内少なくとも1種類を構成単糖とし、フコースおよび/又はラムノースを側鎖に含む多糖類を上記化粧料の全量に対して0.01〜1重量%含有し、該多糖類を溶解した水および/または親水性溶媒と、少なくとも炭素数14〜22の高級アルコールを、上記化粧料の全量に対して1〜50重量%含有し、実質的な界面活性能を有する物質を含まないで上記多糖類を溶解した水および/または親水性溶媒と上記高級アルコールとの作用によって発現される乳化作用により上記高級アルコールを乳化状態としたことを特徴とする化粧料である。
請求項1の本発明では、上記多糖類を上記化粧料の全量に対して0.01〜1重量%含有し、該多糖類を溶解した水および/または親水性溶媒をまず調整し、その水および/または親水性溶媒に、少なくとも炭素数14〜22の高級アルコールを、上記化粧料の全量に対して1〜50重量%含有させて、実質的な界面活性能を有する物質を含まないで上記多糖類を溶解した水および/または親水性溶媒と、上記高級アルコールとの作用によって発現される乳化作用により上記高級アルコールを乳化状態にした化粧料である。
なお、上記多糖類は、フコース、グルコース、グルクロン酸、ラムノースの内少なくとも1種類を構成単糖とし、フコースおよび/又はラムノースを側鎖に含む多糖類(A)を単独で使用する。
上記多糖類は、各種油性基剤の乳化状態を安定化させる作用があることは公知ではあるが、その乳化物は界面活性剤を併用しないと、油性基剤が肌の上で全くなじみのないものである。しかし、後述する高級アルコールとともに使用すると、この高級アルコール及び他の被乳化成分が安定した乳化状態に保たれ、さらに肌になじむ状態になる。この炭素数14〜22の高級アルコールを使用すると、実質的な界面活性能を有する界面活性剤を使用しなくても、乳化状態を長期間安定して設けることができ、このため環境汚染の少ない、肌になじみのよい化粧料を得ることができる。
請求項2の発明は、高級アルコールと高級アルコール以外の油性成分の混合状態における融点が40℃〜90℃の範囲である化粧料である。
本発明において、油性基剤の主剤として、特定の高級アルコールを使用するが、主剤以外の他の油性基剤をも配合することが出来る。その際、配合した高級アルコールを含む全ての油性基剤の混合物の融点が40℃〜90℃の範囲であると、良好な乳化状態と、肌に対して滑らかな感触を有する化粧料を得ることができる。融点が40℃以下であると、良好な乳化安定が得られず、90℃以上であると良好な感触が得られない。
請求項3の発明は、多糖類が、少なくとも下記の一般式(化1)で表される多糖が含まれている乳化状態の化粧料である。

請求項3の発明では、一般式(化1)で表される多糖類により特定の高級アルコール及び他の被乳化成分を乳化すると、安定した化粧料を得ることができる。上記多糖類と特定の高級アルコールを使用すると、その多糖類と高級アルコールにより非常に微細な粒子構造を形成し、安定した乳化状態を有する化粧料を得ることができる。
請求項4の本発明は、被乳化成分を含有する化粧料の製造方法において、
乳化成分と、フコース、グルコース、グルクロン酸、ラムノースの内少なくとも1種類を構成単糖とし、フコースおよび/又はラムノースを側鎖に含む多糖類の化粧料の全量に対して0.01〜1重量%を70℃以上の水および/または親水性溶媒に溶解させた後、上記多糖類を溶解させた70℃以上の水および/または親水性溶媒に、少なくとも炭素数14〜22の高級アルコールを、化粧料の全量に対して1〜50重量%単独で添加し、あるいは上記高級アルコールと高級アルコール以外の油性成分との混合物を添加し70℃以上で実質的に界面活性能を有する物質を含まないで上記多糖類と上記高級アルコールとの作用によって発現される乳化作用により上記高級アルコールを乳化させ、更に、乳化攪拌したまま常温まで冷却させる、ことを特徴とする化粧料の製造方法である。
請求項4の本発明では、上記多糖類を化粧料の全量に対して0.01〜1重量%を70℃以上の水および/または親水性溶媒化粧料に溶解させた後、上記多糖類を溶解させた70℃以上の水および/または親水性溶媒に、上記高級アルコールを化粧料の全量に対して1〜50重量%単独で添加し、あるいは上記高級アルコールと高級アルコール以外の混合物を添加し70℃以上で実質的に界面活性能を有する物質を含まないで多糖類と高級アルコールとの作用によって発現される乳化作用により高級アルコールを乳化させたため、被乳化成分を安定して乳化させることができる。
更に、乳化攪拌したまま常温まで冷却させたため、肌になじみのよい乳化状態の化粧料を得ることができる。この乳化攪拌したまま常温まで冷却するときは、そのまま同じ攪拌装置を使用することができる。
請求項5の発明は、上記高級アルコールと上記高級アルコール以外の油性成分の混合状態における融点が40℃〜90℃の範囲である化粧料の製造方法である。
請求項5の発明では、配合した高級アルコールと他の油性成分との混合物の融点が40℃〜90℃の範囲であると良好な乳化状態と、肌に対して滑らかな感触を有する化粧料を得ることができる。融点が40℃以下であると、良好な乳化安定が得られず、90℃以上であると良好な感触が得られない。
請求項6の本発明は 多糖類が、少なくとも下記の一般式(化1)で表される多糖が含まれている請求項5乃至請求項5のいずれかに記載の乳化状態の化粧料の製造方法である。

請求項6の本発明では、上記多糖類と特定の高級アルコールを使用すると、安定した粒子構造を形成し、被乳化成分を包み、安定した乳化状態を有する化粧料を製造することができる。
以上述べたように、この発明においては、特定の多糖類と特定の高級アルコールを使用し、熱安定性や経時安定性に優れた乳化状態にすることができる。このため、界面活性剤を使用しないでも、安定した乳化状態を保つことができると共に、感触も優れた化粧料を得ることができる。
また、本発明の特定の多糖類と特定の高級アルコールを使用すると、他の油性基剤も配合することが可能となることから、化粧料に多種類含まれる被乳化油性基剤の所要HLB値に関係なく、油脂成分を乳化させることが可能となるので、炭化水素系油性基剤やシリコーン系油性基剤の乳化も可能となる。このため、化粧料の製造において、多種類の被乳化成分に適合する乳化分散剤を選択する煩わしさや労力を最小限にすることが可能となる。更に、界面活性剤を添加しなくても肌なじみが良い化粧料を製造することができる。
以下、この発明の最良の実施形態を従来の化粧料と比較して説明する。
本発明の化粧料は、通常の化粧料が有する機能性油性基剤または機能性穎粒の被乳化成分を含むとともに、以下の特定の多糖類を化粧料の全量に対して0.01〜1重量%含有し、さらに、少なくとも炭素数14〜22の高級アルコールを化粧料の全量に対して1〜50重量%含むものである。
この特定の多糖類及び、少なくとも炭素数14〜22の高級アルコールの詳細については後述する。
本発明の多糖類の種類については、その多糖類を単独で使用してもよく、あるいは、2種類以上組み合わせても良い。しかし、下記式(化1)の多糖類を単独で、あるいは、下記式(化1)の多糖類と他の多糖類との組み合わせが最も効率よく本発明の効果が得られる。また添加量は、最終化粧品製剤全量に対して0.01〜1重量%、望ましくは、0.02〜0.2重量% 更に望ましくは0.05〜0.08重量%添加する。0.01重量%以下では十分な効果は得られない。また1重量%以上では、効果は得られるものの、コストが上がり効率的ではない。
次に、少なくとも炭素数14〜22の高級アルコールの添加量は、最終化粧料全量に対して1〜50重量%、望ましくは、2〜40重量% 更に望ましくは、5〜30%添加する。1%以下では十分な効果は得られない。また50重量%以上では、効果は得られるものの、化粧品としては硬度が高すぎて手取りが悪くなり実用的ではない。
特定の多糖類及び、少なくとも炭素数14〜22の高級アルコールを使用すると、良好な乳化状態が得られる理由については不明ではあるが、他の油性基剤の乳化方法とは別の特殊な乳化状態であることは確認された。すなわち、例えば常温で液体であるスクワランと本発明の多糖類を配合して乳化させた場合は、その乳化状態は50℃に於いて数ヶ月の長期間安定であるが、常温で液体の炭素数(C)14未満の高級アルコールと本発明の多糖類を配合して乳化させた場合は、その乳化状態は50℃に於いて数分で分離してしまう。このため、この2つの乳化システムは別物である。また炭素数(C)22以上の高級アルコールを用いた乳化は、肌に適用した際に、よれて粕状の物が発生してしまい、化粧料としては不完全である。従って、本発明で求める乳化状態が安定し感触が良い化粧料を得るには、炭素数14〜22の高級アルコールであることが必要である。
本発明の特定の高級アルコールに、他の油性基剤を配合してもなんら問題はないが、本発明の特定の高級アルコールと他の油性基剤の混合状態における融点が40℃〜90℃の範囲であるとより一層望ましい。また、油性基剤は予め混合し、70℃以上に加温した後、本発明の特定の多糖類溶液に添加し乳化させることが好ましい。他の油性基剤としては、シリコーンオイル、炭化水素類、ロウ類、炭素数14未満のアルコール類、脂肪酸エステル類、有機酸エステル類、グリセライド類、フッ化炭化水素類等があるが、それら化合物の誘電率の値が1〜5の範囲であり、無機性値/有機性値比が0〜0.5の範囲の化合物である場合有機物が特に望ましい。
本発明の乳化状態の化粧品は界面活性剤を添加しない。したがって、環境汚染が少なく、より安全性の高い化粧品となる。本発明で定義する界面活性剤としては、有機物であって、無機性値、有機性値の、無機性が200以上であり、有機性が300以上である物質を示す。なお、上記定義以外でも、界面活性剤の本来の定義である油―水界面において作用する物質について、どのようなものも添加する必要はない。
無機性値が200以上であるとともに有機性値が300以上である界面活性剤が化粧料に含まれていないため、安定した乳化状態と、肌に滑らかな感触を有するとともに、肌刺激性が少なく、環境汚染等を生じない化粧料を得ることができる。
本発明でいう無機性値、有機性値とは、物質特有の値であり、藤田らの提唱している「有機性」、「無機性」〔文献:「有機概念図―基礎と応用―」(甲田善生著、三共出版、1984年)、「系統的有機定性分析」(藤田稔著、風間書房、1974年)に示されている値で、各種有機化合物の極性を有機概念的に取り扱った値であり、炭素(C)1個を有機性20とし、それに対し各種極性基の無機性、有機性の値を定めたものである。
次に、本発明の化粧料の製造方法について説明する。
化粧料の製造方法は、まず、70℃以上の、水単独、親水性溶媒単独、または水と親水性溶媒の混合物に、被乳化成分と、フコース、グルコース、グルクロン酸、ラムノースの内少なくとも1種類を構成単糖とし、フコースおよび/又はラムノースを側鎖に含む多糖類(A)単独を全量に対して0.01〜1重量%を溶解させる。
その後、少なくとも炭素数14〜22の高級アルコールを、化粧料の全量に対して1〜50重量%単独あるいは上記被乳化成分との混合物を添加し70℃以上で乳化させ、更に、乳化攪拌したまま常温まで冷却させるものである。
この乳化の方法において、ホモジナイザーと称される通常の乳化装置を用いることが出来る。その際、70℃以上に加熱した本発明の特定の多糖類の溶液をホモジナイザーにより攪拌している状態のところに、70℃以上に加熱した被乳化成分である高級アルコールや他の油性基剤を添加し、乳化させる。装置、液量により異なるが、30分〜2時間攪拌した後、攪拌をそのまま続けた状態で、冷却を開始する。冷却時間は装置、液量により異なるが、30分〜2時間かけ常温にする。この方法にて、本発明の乳化状態の化粧料を得ることができる。
本発明に使用する多糖類は、上記のように、フコース、グルコース、グルクロン酸、ラムノースの内少なくとも1種類を構成単糖とし、フコースおよび/又はラムノースを側鎖に含む多糖類(A)である。側鎖を持つ多糖類であることが本発明を効率よく行うためには重要であるが、例えば、少なくともフコース、グルコース、グルクロン酸、ラムノースを構成単糖として含む多糖類であり、好ましくは下記式(化1)に示されるようなグルコース、グルクロン酸、ラムノースからなる繰返し構造の主鎖からなり、主鎖中の1つのグルコースに1つのフコースが分岐した構造からなっている多糖類(A)である。
上記式(化1)の多糖類は、例えばアルカリゲネス レータスB−16株細菌(FERM BP−2015号)の産生物として得ることができる。アルカリゲネス レータスB−16株細菌は、通常の微生物培養方法で培養され、培養後、該培養液にアセトン、エタノール、イソプロピルアルコールなどの有機溶媒を入れると産出多糖類が不溶解物として析出する。析出物を分離して多糖類を得ることができる。
一般式(化1)で表される多糖類と特定の高級アルコールを使用すると、より安定した化粧料を得ることができる。上記一般式(化1)で表される多糖類と特定の高級アルコールを使用すると、粒子構造を形成し、被乳化成分を包み、安定した乳化状態を有するからである。
従来の油性基剤にナノ粒子あるいは本発明多糖類等を表面に付着させた乳化系は、そのナノ粒子等は油性基剤の表面にファンデルスワールス力と表面張力のバランスの上で存在している。しかし化粧品等で使用する場合は、図1に示すように、その製剤を皮膚の上で塗り強く擦りなじませようとするため、この乳化系に大きな外圧がかかり油性基剤が変形あるいは強制合一することにより、ファンデルスワールス力と表面張力のバランスが崩れ、ナノ粒子等は油性基剤の表面から脱離する。そのため、油性基剤はそのまま肌に触れる。肌の表面は極性があることから油性基剤とはなじまず、感触が悪くなる。
本発明の場合は、油性基剤として高級アルコールを配合する。本発明の多糖類が油性基剤の表面に付着した際に、本発明の多糖類は主鎖に多くの分岐したOH基を含むため親水基が外側に向かうことになり、また、高級アルコールも親水部分であるOH基が表面に並び、水・多糖類・高級アルコール・他の油性基剤が規則正しく並ぶことにより液晶状態となる。そしてこのままの状態で高級アルコール単独および他の油性基剤が混合している状態の融点以下に下げると、その表面が親水状態になったまま固定される。この状態は、肌の表面は極性があることから非常に良くなじみ、感触が良い。
図2の写真はこの一例をとったものであり、アルカシーランで高級アルコールを乳化させ、徐々に冷却する工程において、エマルション生成時には、会合体は観察されないが、冷却時に液晶の生成が観察される。冷却過程の55℃では、まだアルカシーランによるヘキサデカノールのエマルション滴が観察されるのみであるが、51.4℃に低下すると、液晶および結晶が生成する。図2の写真では49.7℃でのヘキサデカノール/アルカシーラン系エマルション滴の冷却過程での偏向顕微鏡写真を示す。49.7℃になると油滴中の「十字ニコル」の出現が明確になり、液晶が形成していることが確認できる。
微生物は一般に2種以上の多糖類を産生することが多いが、本発明の効果を妨げるものでなければ、他種の多糖類が含まれていても差し支えない。例えば、アルカリゲネス レータスB−16株細菌の産出多糖類には少なくとも2種の多糖類が含まれていることが確かめられており、培養液から分離した多糖類の構成単糖比率はモル比でフコース:グルコース:グルクロン酸:ラムノース=1:(0.5〜4):(0.5〜2):(0.5〜2)であるが、2種の多糖類を分離すると、一つは、前記一般式(化1)に示すようなグルコース、グルクロン酸、ラムノースからなる繰返し構造の主鎖中にある1つのグルコースに1つのフコースが分岐した構造を有する多糖類であり、他はフコースとマンノースを繰り返し単位とする多糖類である。前者は、本発明の多糖類であり、フコース:グルコース:グルクロン酸:ラムノースの単糖構成比は1:2:1:1であり、分子量は10程度の高分子成分である〔1998年度日本農芸化学会大会要旨集、371頁参照〕。後者は、フコースとマンノースが1:1の繰り返し構造の多糖類であり、分子量が10〜10の低分子成分である〔Y.Nohata,J.Azuma,R.Kurane,Carbohydrate Research 293,(1996)213〜222参照〕。この低分子成分は本発明の多糖類の範囲外であるが、本発明の安定化効果を妨げるようなことはなく、結果的に本発明に用いられることになっても差し支えない。この多糖類は、アルカシーラン〔商品名、INCIname:Alcaligenes Polysacchaides、伯東(株)製〕として市販されている。
また、アルカリゲネス レータスB−16株細菌(FERM BP−2015号)の代わりに、スフィンゴモナス・トゥルーペリSPH−011(FERM
BP−08582)又はSPH−012(FERM BP−08579)を使用しても、本発明の多糖類を得ることができる。それ以外に、主鎖がグルクロン酸、グルコース、ラムノースで、側鎖がラムノースである、ウエランガム(CPケルコ社製)、ダイユータンガム(CPケルコ社製)等がある。
本発明に使用する高級アルコールは、少なくとも炭素数14〜22の高級アルコールである。例えば、1-テトラデカノール、1-ペンタデカノール、1-ヘキサデカノール、1-ヘプタデカノール、1-オクタデカノール、1-ノナデカノール、1-ドゥオデカノール、1−ドコサノール、1−テトラコサノール、1−ヘキサコサノール、1−オクタコサノール、1−トリアコンタノール、1−ドトリアコンタノール、1−テトラトリアコンタノール、アラキルアルコール、オレイルアルコール、ホホバアルコール、バチルアルコール、リスチルアルコール、パルミチルアルコール、ステアリルアルコール、ベヘニルアルコール、ヘキサデシルアルコール、オレイルアルコール、イソステアリルアルコール、ヘキシルドデカノール、オクチルドデカノール、セトステアリルアルコール、2−デシルテトラデシノール、キミルアルコール、等がある。特にベヘニルアルコール、セチルアルコール、セトステアリルアルコール、ステアリルアルコール、アラキルアルコール、バチルアルコール、キミルアルコール等が効率よく本発明を達成することが出来る。また、天然ロウを使用する場合、例えばカルナバロウ、キャンデリラロウ等では炭素数22以上の高級アルコールが含まれているが、何ら問題はない。
本発明の化粧料は、その使用目的により種々のものがあり、従って必要によりさらに、薬品類、医薬部外品類、化粧品類などに配合される成分である精製水、温泉水、深層水、増粘剤、色素、保湿剤、収れん剤、美白剤、紫外線防止剤、抗炎症(消炎)剤、皮膚(細胞)賦活化剤、抗菌剤、経皮吸収促進剤、清涼剤、酸化防止剤、防腐剤、キレート剤、褪色防止剤、緩衝剤などが任意に加えられる。本発明は、その目的とする効果を妨げない範囲でこれら各種添加剤の配合することを制限するものではない。
増粘剤としては、例えばアラビアゴム、グアーガム、カラヤガム、カラギーナン、ペクチン、フコイダン、クインシードガム、トラントガム、ローカストビーンガム、ガラクトマンナン、カードラン、ジェランガム、フコゲル、カゼイン、ゼラチン、デンプン、コラーゲンなどの天然高分子、メチルセルロース、エチルセルロース、メチルヒドロキシプロピルセルロース、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシメチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、カルボキシメチルセルロースナトリウム、アルギン酸プロピレングリコールエステルなどの半合成高分子、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、カルボキシビニルポリマー、ポリアクリル酸塩、ポリエチレンオキシドなどの合成高分子などであり、ベントナイト、ラポナイト、ヘクトライトなどの無機鉱物などを併用することもある。
保湿剤(成分)としては、アルカリ単純温泉水、深層水、ヒアルロン酸、コンドロイチン硫酸、デルマタン硫酸、ヘパラン硫酸、ヘパリン及びケラタン硫酸などのムコ多糖類またはそれらの塩、コラーゲン、エラスチン、ケラチンなどのタンパク質またはそれらの誘導体並びにそれらの塩、大豆及び卵由来のリン脂質、糖脂質、セラミド、ムチン、ハチミツ、エリスリトール、マルトース、マルチトール、キシリトール、キシロース、ペンタエリスリトール、フルクトース、デキストリン及びその誘導体、マンニトール、ソルビトール、イノシトール、トレハロース、ブドウ糖等の糖類、尿素、アスパラギン、アスパラギン酸、アラニン、アルギニン、イソロイシン、オルチニン、グルタミン、グリシン、グルタミン酸及びその誘導体並びにそれらの塩、システイン、シスチン、シトルリン、スレオニン、セリン、チロシン、トリプトファン、テアニン、バリン、ヒスチジン、ヒドロキシリジン、ヒドロキシプロリン、ピロリドンカルボン酸及びその塩、プロリン、フェニルアラニン、メチオニン、リジンなどのアミノ酸及びそれらの誘導体又はそれらの塩、D−パンテノール、植物抽出液類が上げられる。植物抽出液類としては、更にアボカド抽出物、アーモンド油、イナゴマメ抽出物、イネ抽出物、イチゴ抽出物、ウイキョウ抽出物、ウスベニアオイ抽出物、オウレン抽出物、オリーブ油、オドリコソウ抽出物、カカオ脂、カラスムギ抽出物、キズタ抽出物、クマザサ抽出物、クチナシ抽出物、グレープフルーツ抽出物、ゲンノショウコ抽出物、ゲンチアナ抽出物、ゴボウ抽出物、コボタンヅル抽出物、ゴマ抽出物、サボテン抽出物、サボンソウ抽出物、ショウガ抽出物、ジオウ抽出物、シア脂、シモツケ抽出物、センキュウ抽出物、ゼニアオイ抽出物、タチジャコウソウ抽出物、ツバキ抽出物、トウモロコシ抽出物、トウチュウカソウ抽出物、トルメンチラ抽出物、ドクダミ抽出物、バクモンドウ抽出物、ハウチマメ抽出物、ハマメリス抽出物、ハッカ抽出物、ミドリハッカ抽出物、セイヨウハッカ抽出物、パセリ抽出物、バラ抽出物、ヒマワリ抽出物、ヒノキ抽出物、ヘチマ抽出物、プルーン抽出物、ブッチャーズブルーム抽出物、ボラージ油、ボタン抽出物、ホホバ油、ボダイジュ抽出物、ホップ抽出物、マツ抽出物、マロニエ抽出物、マカデミアナッツ油、マルメロ抽出物、ムラサキ抽出物、メドウホーム油、メリッサ抽出物、ヤグルマソウ抽出物、ユリ抽出物、ユズ抽出物、ライム抽出物、ラベンダー抽出物、リンドウ抽出物、ワレモコウ抽出物及びリンゴ抽出物等が挙げられる。酵母代謝物,酵母菌抽出エキス,米発酵エキス,米糠発酵エキス,ユーグレナ抽出物,生乳・脱脂粉乳の乳酸発酵物やトレハロース又はその誘導体などアルコール類・多価アルコール類として、エタノール,イソピロパノール,ラウリルアルコール,セタノール,ステアリルアルコール,オレイルアルコール,ラノリンアルコール,コレステロール,フィトステロールなどの天然アルコール,2−ヘキシルデカノール,イソステアリルアルコール,2−オクチルドデカノールなどの合成アルコール。酸化エチレン,エチレングリコール,ジエチレングリコール,トリエチレングリコール,エチレングリコールモノエチルエーテル,エチレングリコールモノブチルエーテル,ジエチレングリコールモノメチルエーテル,ジエチレングリコールモノエチルエーテル,ポリエチレングリコール,酸化プロピレン,プロピレングリコール,ポリプロピレングリコール,1,3−ブチレングリコール,グリセリン,ペンタエリトリトール,ソルビトール,マンニトール、大豆レシチン、卵黄レシチン、及びそれらの水素添加物、並びにホスファチジルコリン、ホスファチジルエタノールアミン、ホスファチジルセリン、ホスファチジルグリセロール、ホスファチジルイノシトール、ホスファチジルセリン、ホスファチジン酸等のジアシルエステル型グリセロリン脂質、リゾホスファチジルコリン、リゾホスファチジルエタノールアミン、リゾホスファチジルイノシトール等のモノアシルエステル型グリセスフィンゴリン脂質、ホスファチジン酸、リゾホスファチジルコリン又はこれらの混合物等、リン脂質及び糖脂質としては、ホスファチジン酸,コリンホスホグリセリド,エタノールアミンホスホグリセリド,N-アシルホスファチジルエタノールアミン,セリンホスホグリセリド,グリセロールホスホグリセリド,グリセロリン酸ホスホグリセリド,ホスファチジルグリセロールホスホグリセリド等のグリセロリン脂質、スフィンゴミエリン,セラミドホスホエタノールアミン,セラミドホスホグリセロール,セラミドホスホグリセロールリン酸,セラミドホスホイノシトール等のスフィンゴリン脂質、グリコシルセラミド,ガラクトシルセラミド硫酸,ラクトシルスルファチド,ガングリオシド等のスフィンゴ糖脂質、グリコシルジアシルグリセロール,ホスホグリセロ糖脂質,グルクロン酸含有グリセロ糖脂質,スルホグリセロ糖脂質等のグリセロ糖脂質、ステロール類としては、例えばコレステロール、コレスタノール、ラノステロール、セレグロステロール、デヒドロコレステロール、コプロスタノール等の動物性ステロール類;β−シトステロール、スチグマステロール、カンペステロール、エルゴステロール等の植物性ステロール類;ミコステロール、チモステロール等の微生物由来ステロール類などがある。これらの保湿成分は、1種又は2種以上を適宜選択して配合され、その配合量は、保湿成分の種類により異なり、一律に決められないが、通常、0.5〜20%である。
収れん剤(成分)としては、スルホ石炭酸亜鉛、スルホ石炭酸ナトリムおよび、植物抽出液類が上げられる。植物抽出液類としては、アルニカ、サンザシ、キナ、サルビア、ボダイジュ、オタネニンジン、トショウ、マンネンロウ、オトギリソウ、イチョウ、メリッサ、オノニス、マロニエ、センブリ、ニンニク、カミツレ、サイム、ハッカ、イラクサ、トウガラシ、ショウガ、ホップ、西洋トチノキ、ラベンダー、ニンジン、カラシナ、ケイ、マツ、センキュウ、ニワトコ、ヤマゼリ、ハシリドコロ、ボタン、ヤマモモ、ドクダミ、コウホネ、シブガキ、トウキンセンカ、グビジンソウ、リンドウ、ブドウ、ハマボウフウ、ダイダイ、ユズ、ショウブ、ナツミカン、ハマメリス、メリーロート、ウイキョウ、サンショウ、シャクヤク、ユーカリ、ヨモギ、エンメイソウ、コメ、クララ、ショウキョウ、チョウジ、クルミの葉、オウゴン、セージ、ホップ、ローズマリー、オトギリソウ、ハッカ、カミツレ、何首鳥、黄連、黄柏、黄苓、重薬、陳皮、人参、シャクヤク、トウシン、プロポリス、タクシア、タンニン、ハマメリス、ボタン、樺木タール、ローヤルゼリー、コウボエキスなどの植物抽出物があげられる。収れん剤としては、これらの1種または2種以上を合わせて使用することができる。その使用量は、通常、化粧料組成物全量の0.001〜5重量%であり、好ましくは0.01〜3重量%である。
美白剤(成分)としては、チロシナーゼ阻害薬、エンドセリン拮抗薬、α−MSH阻害薬、グラブリジン、グラブレン、リクイリチン、イソリクイリチン、エラグ酸およびその塩やその誘導体、コウジ酸およびその塩さらにはその誘導体、アルブチン及びその塩さらにはその誘導体、システインおよびその塩さらにはその誘導体、アスコルビン酸、アスコルビン酸ナトリウム、ステアリン酸アスコルビル、パルミチン酸アスコルビル、ジパルミチン酸アスコルビル、アスコルビン酸リン酸マグネシウムなどのビタミンC類及びそれらの塩やその誘導体、グルタチオン及びその塩さらにはその誘導体、レゾルシン及びその塩さらにはその誘導体、ルシノール、ネオアガロビオース、アガロースオリゴサッカライド、植物抽出液類が上げられる。植物抽出液類としては、アスパラガス抽出物、アルテア抽出物、イブキトラノオ抽出物、インチンコウ抽出物、エンドウ豆抽出物、エイジツ抽出物、オウゴン抽出物、オノニス抽出物、海藻抽出物、火棘抽出物、カンゾウ抽出物、キイチゴ抽出物、クジン抽出物、黒砂糖抽出物、ケイケットウ抽出物、ゴカヒ抽出物、小麦胚芽抽出物、サイシン抽出物、サンザシ抽出物、サンペンズ抽出物、シャクヤク抽出物、シラユリ抽出物、センプクカ抽出物、ソウハクヒ抽出物、大豆抽出物、胎盤抽出物、タラノキ抽出物、茶抽出物、トウキ抽出物、糖蜜抽出物、ノイバラ抽出物、ビャクレン抽出物、ブドウ種子抽出物、ブナノキ抽出物、フローデマニータ抽出物、ホップ抽出物、マイカイカ抽出物、モッカ抽出物、ユキノシタ抽出物、ヨクイニン抽出物、羅漢果抽出物などをあげることができ、その1種または2種以上を適宜選択して配合される。美白剤成分の配合量は、通常0.01〜10重量%である。植物抽出物等を抽出液のまま用いる場合は乾燥固形分換算の量である。
紫外線防止剤(成分)としては、有機化合物系の紫外線吸収剤と無機化合物系の紫外線散乱剤があり、紫外線吸収剤には、パラアミノ安息香酸系紫外線吸収剤、ケイ皮酸系紫外線吸収剤、サリチル酸系紫外線吸収剤、ベンゾフェノン系紫外線吸収剤などがあげられ、その1種以上が配合される。紫外線吸収剤のパラアミノ安息香酸系紫外線吸収剤には、パラアミノ安息香酸、パラアミノ安息香酸グリセリル、パラアミノ安息香酸エチルジヒドロプロピル、パラジメチルパラアミノ安息香酸アミル、パラメチルパラアミノ安息香酸オクチル、パラアミノ安息香酸エチル、パラアミノ安息香酸イソブチルなどがあり、ケイ皮酸系紫外線吸収剤としては、パラメトキシケイ皮酸イソプロピル、ジイソプロピルケイ皮酸エステル、メトキシケイ皮酸オクチル、ジパラメトキシケイ皮酸モノ,2−エチルへキサン酸グリセリルなどがあり、サリチル酸系紫外線吸収剤としては、サリチル酸ホモメンチル、サリチル酸オクチル、サリチル酸フェニル、サリチル酸鳥エタノールアミン、サリチル酸アミル、サリチル酸ベンジル、サリチル酸p−tertブチルフェニル、サリチル酸エチレングリコール、サリチル酸などがあり、ベンゾフェノン系紫外線吸収剤としては、ジヒドロキシベンゾフェノン、テトラヒドロキシベンゾフェノン、オキシベンゾン、オキシベンゾンスルホン酸、ヒドロキシメトキシベンゾフェノンスルホン酸ナトリウム、ジヒドロキシジメトキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシクロロベンゾフェノン、ジオキシベンゾン、ジヒドロキシジメトキシベンゾフェノンジスルホン酸ナトリウム、2−ヒドロキシ−4−メトキシ−4’メチルベンゾフェノン、オクタベンゾンなどがあり、その他にもウロカニン酸、ウロカニン酸エチル、4−tert−4’−メトキシジベンゾイルメタン、2−(2’−ヒドロキシ−5’−メチルフェニル)ベンゾトリアゾール、アントラニル酸などがあげられる。紫外線散乱剤として用いられる無機化合物には、酸化チタン、酸化亜鉛、酸化セリウム、酸化ジルコニウム、酸化鉄などがあげられる。
抗炎症剤(成分)としては、酸化亜鉛、イオウ及びその誘導体、グリチルリチン酸、グリチルリチン酸ジカリウム、グリチルリチン酸モノアンモニウムなどのグリチルリチン酸及びその誘導体並びにそれらの塩、β−グリチルレチン酸、グリチルレチン酸ステアリル、3−サクシニルオキシグリチルレチン酸二ナトリウムなどのグリチルレチン酸及びその誘導体並びにそれらの塩、トラネキサム酸、コンドロイチン硫酸、メフェナム酸、フェニルブタゾン、インドメタシン、イブプロフェン、ケトプロフェン、アラントイン、グアイアズレン及びそれらの誘導体並びにそれらの塩、各種微生物及び動植物の抽出物などがあげられる。
使用できる皮膚(細胞)賦活化剤(成分)としては、デオキシリボ核酸及びその塩、アデノシン三リン酸、アデノシン一リン酸などのアデニル酸誘導体及びそれらの塩、リボ核酸及びその塩、サイクリックAMP、サイクリックGMP、フラビンアデニンヌクレオチド、グアニン、アデニン、シトシン、チミン、キサンチン及びそれらの誘導体、カフェイン、テオフェリンおよびその塩、レチノール及びパルミチン酸レチノール、酢酸レチノール等のレチノール誘導体、レチナール及びデヒドロレチナール等のレチナール誘導体、カロチンなどのカロチノイド及びビタミンA類、チアミンおよびチアミン塩酸塩、チアミン硫酸塩等のチアミン塩類、リボフラビンおよび酢酸リボフラビンなどのリボフラビン塩類、ピリドキシンおよび塩酸ピリドキシン、ピリドキシンジオクタノエート等のピリドキシン塩類、フラビンアデニンヌクレオチド、シアノコバラミン、葉酸類、ニコチン酸およびニコチン酸アミド、ニコチン酸ベンジル等のニコチン酸誘導体、コリン類などのビタミンB類、γ−リノレン酸およびその誘導体、エイコサペンタエン酸及びその誘導体、エストラジオール及びその誘導体並びにそれらの塩、グリコール酸、コハク酸、乳酸、サリチル酸などの有機酸及びそれらの誘導体並びにそれらの塩などがあげられる。
抗菌剤(成分)としては、安息香酸、安息香酸ナトリウム、石炭酸、ソルビン酸、ソルビン酸カリウム、パラオキシ安息香酸エステル、パラクロルメタクレゾール、ヘキサクロロフェン、塩化ベンザルコニウム、塩化クロルヘキシジン、トリクロロカルバニリド、感光素、ビス(2−ピリジルチオ−1−オキシド)亜鉛、フェノキシエタノール及びチアントール、イソプロピルメチルフェノールなどがあげられる。
酸化防止剤(成分)としては、レチノール、デヒドロレチノール、酢酸レチノール、パルミチン酸レチノール、レチナール、レチノイン酸、ビタミンA油などのビタミンA類およびそれらの誘導体及びそれらの塩、α−カロテン、β−カロテン、γ−カロテン、クリプトキサンチン、アスタキサンチン、フコキサンチンなどのカロテノイド類及びその誘導体、ピリドキシン、ピリドキサール、ピリドキサール−5−リン酸エステル、ピリドキサミンなどのビタミンB類、それらの誘導体及びそれらの塩、アスコルビン酸、アスコルビン酸ナトリウム、ステアリン酸アスコルビル、パルミチン酸アスコルビル、ジパルミチン酸アスコルビル、アスコルビン酸リン酸マグネシウム等のビタミンC類、それらの誘導体及びそれらの塩、エルゴカルシフェロール、コレカルシフェロール、1,2,5−ジヒドロキシ−コレカルシフェロールなどのビタミンD類、それらの誘導体及びそれらの塩、α−トコフェロール、β−トコフェロール、γ−トコフェロール、δ−トコフェロール、α−トコトリエノール、β−トコトリエノール、γ−トコトリエノール、δ−トコトリエノール、酢酸トコフェロール、ニコチン酸トコフェロールなどのビタミンE類、それらの誘導体及びそれらの塩、トロロックス、その誘導体及びそれらの塩、ジヒドロキシトルエン、ブチルヒドロキシトルエン、ブチルヒドロキシアニソール、ジブチルヒドロキシトルエン、α−リポ酸、デヒドロリポ酸、グルタチオン、その誘導体及びそれらの塩、尿酸、エリソルビン酸、エリソルビン酸ナトリウム等のエリソルビン酸、その誘導体及びそれらの塩、没食子酸、没食子酸プロピルなどの没食子酸、その誘導体及びそれらの塩、ルチン、α−グリコシル−ルチンなどのルチン、その誘導体及びそれらの塩、トリプトファン、その誘導体及びそれらの塩、ヒスチジン、その誘導体及びそれらの塩、N−アセチルシステイン、N−アセチルホモシステイン、N−オクタノイルシステイン、N−アセチルシステインメチルエステル等のシステイン誘導体及びそれらの塩、N,N’−ジアセチルシスチンジメチルエステル、N,N’−ジオクタノイルシスチンジメチルエステル、N,N’−ジオクタノイルホモシスチンジメチルエステルなどのシスチン誘導体及びそれらの塩、カルノシン及びその誘導体及びそれらの塩、ホモカルノシン及びその誘導体及びそれらの塩、アンセリン及びその誘導体及びそれらの塩、カルシニン及びその誘導体及びそれらの塩、ヒスチジン及び/又はトリプトファン及び/又はヒスタミンを含むジペプチド又はトリペプチド誘導体及びそれらの塩、フラバノン、フラボン、アントシアニン、アントシアニジン、フラボノール、クエルセチン、ケルシトリン、ミリセチン、フィセチン、ハマメリタンニン、カテキン、エピカテキン、ガロカテキン、エピガロカテキン、エピカテキンガレート、エピガロカテキンガレートなどのフラボノイド類、タンニン酸、コーヒー酸、フェルラ酸、プロトカテク酸、カルコン、オリザノール、カルノソール、セサモール、セサミン、セサモリン、ジンゲロン、クルクミン、テトラヒドロクルクミン、クロバミド、デオキシクロバミド、ショウガオール、カプサイシン、バニリルアミド、エラグ酸、ブロムフェノール、フラボグラシン、メラノイジン、リボフラビン、リボフラビン酪酸エステル、フラビンモノヌクレオチド、フラビンアデニンヌクレオチド、ユビキノン、ユビキノール、マンニトール、ビリルビン、コレステロール、エブセレン、セレノメチオニン、セルロプラスミン、トランスフェリン、ラクトフェリン、アルブミン、ビリルビン、スーパーオキシドジスムターゼ、カタラーゼ、グルタチオンペルオキシダーゼ、メタロチオネイン、O−ホスホノ−ピリドキシリデンローダミン、及び米国特許第5,594,012記載のN−(2−ヒドロキシベンジル)アミノ酸、その誘導体及びそれらの塩、及びN−(4−ピリドキシルメチレン)アミノ酸、並びにその誘導体及びそれらの塩などをあげることができ、抗酸化成分の含有量は、抗酸化成分の種類により異なり、一律に決められないが、通常0.01〜10%である。植物抽出物等を抽出液のまま用いる場合は乾燥固形分換算の量である。
香料(成分)としては、天然香料や合成香料があり、天然香料の代表例は、バラ油、ジャスミン油、ネロリ油、ラベンダー油、チュベローズ油、イランイラン油、クラリセージ油、クローブ油、ペパーミント油、ゼラニウム油、パッチュリー油、サンダルウッド油、シンナモン油、コリアンダー油、ナツメグ油、パイン油、バニラ油、ペルーバルサム油、バナナ油、アップル油、フェンネル油、トンカビーンズ油、ペパー油、レモン油、オレンジ油、ベルガモット油、オポポナックス油、ベチバー油、オリス油、オークモス油、アニス油、ボアドローズ油などの植物性香料、ムスク油、シベット油、カストリウム油、アンバーグリス油などの動物性香料である。
合成香料の代表例は、リモネン、β−カリオフィリンなどの炭化水素類、シス−3−ヘキセノール、リナロール、ファルネソール、β−フェニルエチルアルコール、ゲラニオール、シトロネロール、ターピネオール、メントール、サンタロール、バクダノール、ブラマノールなどのアルコール類、リラノール、リリアール、2,6−ノナジエナール、シトラール、α−ヘキシルシンナミックアルデヒドなどのアルデヒド類、β−イオノン、l−
カルボン、シクロペンタデカノン、ダマスコン、メチルイオノン、イロン、イソイースーパー、アセチルセドレン、ムスコンなどのケトン類、ベンジルアセテート、メチルジヒドロジャスモネート、メチルジャスモネート、リナリルアセテート、ベンジルベンゾエートなどのエステル類、γ−ウンデカラクトン、ジャスミンラクトン、シクロペンタデカノリッド、エチレンブラシレートなどのラクトン類、ガラクソリッド、アンブロキサン、ローズオキサイドなどのオキサイド類、オイゲノールなどのフェノール類、インドールなどの含窒素化合物、フェニルアセトアルデヒドジメチルアセタールなどのアセタール類、オーランチオールなどのシッフ塩基類などである。香料は一般的に一種類単独で使用することは少なく、目的に応じて複数種を組み合わせた調合香料として用いられる。
有機溶剤(成分)としては、エタノール、アセトン、酢酸エチル、酢酸ブチル、1,3−ブチレングリコール、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、グリセリン、ブタノール、プロパノールなどがあげられる。
金属イオン封鎖剤及び防腐剤としては、例えば、ヒドロキシエタンジホスホン酸塩類、フェナセチン、EDTA及びその塩、パラベン類、スズ酸塩類等が挙げられ、高分子化合物としては、ポリ(ジメチルアリルアンモニウムハライド)型カチオン性高分子、ポリエチレングリコール、エピクロルヒドリン、プロピレンアミン及び牛脂脂肪酸より得られるタロイルアミンの縮合生成物型であるカチオン性高分子、ポリエチレングリコール、エピクロルヒドリン、プロピレンアミン及びヤシ油脂肪酸より得られるココイルアミンの縮合生成物型であるカチオン性高分子、ビニルピロリドン、ジメチルアミノメタアクリレート共重合体型カチオン性高分子、第4級窒素含有セルロースエーテル型カチオン性高分子類等が挙げられる。
pH調整剤としては、例えば、クエン酸、リンゴ酸、酢酸、乳酸、シュウ酸、酒石酸、ぎ酸、レブリン酸等の有機酸や、リン酸、塩酸等の無機酸が挙げられる。
次に実施例に使用する5種類の多糖類(A−1〜A−8)の製造方法について説明する。
1.多糖類(A−1):アルカリゲネス レータスB−16株細菌の産出多糖類(粗製品)
グルコース〔和光純薬工業(株)製、試薬〕40.0g、リン酸水素二カリウム〔和光純薬工業(株)製、試薬〕4.0g、リン酸二水素カリウム〔和光純薬工業(株)製、試薬〕2.0g、塩化ナトリウム〔和光純薬工業(株)製、試薬〕0.1g、硫酸マグネシウム〔和光純薬工業(株)製、試薬〕0.2g、硝酸カリウム〔和光純薬工業(株)製、試薬〕1.0g、イーストエキストラクト〔オキソイド(OXOID)社製〕1.5gをイオン交換水に溶解し、水酸化ナトリウムあるいは硫酸を用いpH6.5に調整し、全量を1リットルとした。この水溶液150mLを500mLの三角フラスコに取り、オートクレーブにより加熱滅菌(121℃、15分間)した後、室温まで戻し、アルカリゲネスレータスB−16株(FERM BP−2015号)を1白金耳接種し、30℃にて6日間振とう培養(180rpm)した。培養終了後、培養物に約3倍容量のイソプロピルアルコールを加えて攪拌混合し、析出した凝集物を濾過、回収、減圧下にて乾燥してアルカリゲネス レータスB−16株細菌の産出多糖類(A−1)を得た。この多糖類は、フコース、グルコース、グルクロン酸、ラムノースをモル比1:2:1:1で構成される多糖類を主成分とし、この他フコースとマンノースをモル比1:1で構成される多糖類を含み、その存在比は7:1(重量比)である。尚、構成単糖類は、多糖類を硫酸で加水分解した後高速液体クロマトグラフィー(HPLC)により分析した。
2.多糖類(A−2):上記多糖類(A−1)の精製品
上記多糖類(A−1)の0.5重量%水溶液を調製し、水酸化ナトリウム水溶液でpHを12とした。この水溶液をイオン交換樹脂「ダイヤイオンHPA−75(OH−)(商品名)」(日本錬水(株)製)のカラムを用いて8Ru以下で処理し、さらに濾過助剤「ラジオライトRL700」と5μmメンブランフイルターで濾過し、タンパク質、核酸、微生物類を除去した。濾液を希塩酸にてpHが7にしてから減圧濃縮し、アセトンを投入して多糖類を沈澱させ、さらに10倍量のアセトンで洗浄し、フコース:グルコース:グルクロン酸:ラムノース=1:2:1:1で構成され、分子量が5,000万の多糖類(A−2)を得た。
3.多糖類(A−3):アルカシーラン(伯東(株)製)〔商品名、INCIname:Alcaligenes Polysacchaides、伯東(株)製〕
4.多糖類(A−4)、多糖類(A−5):スフィンゴモナス・トゥルーペリSPH−011、SPH−012株細菌の産出多糖類(粗製品)。
下記組成の培地50Lを、マルビシエンジニアリング社製の90Lの発酵槽に入れ、滅菌後、スフィンゴモナス・トゥルーペリSPH−011(FERM BP−08582)又はSPH−012(FERM BP−08579)をそれぞれ摂取し、培養を行った。
発酵槽の攪拌羽にはタービン攪拌羽根を用いて、700rpm〜800rpmの範囲で撹拌し、通気量は1vvm〜2vvmの範囲とした。pHは、6.5±0.4の範囲となるようにNaOHの1N水溶液を使用してコントロールした。また、培養温度は、30℃±0.2でコントロールを行った。培養は6日間行った。培養終了後、培養物に約3倍容量のイソプロピルアルコールを加えて攪拌混合し、析出した凝集物を濾過、回収、減圧下にて乾燥してスフィンゴモナス・トゥルーペリSPH−011細菌の産出多糖類(A−4)およびSPH−012細菌の産出多糖類(A−5)を得た。多糖類(A−4)は、フコース、グルコース、グルクロン酸、ラムノースをモル比1:2:1:1で構成される多糖類を主成分とし、この他ラムノースをマンノースをモル比2:1で構成される多糖類を含む。また多糖類(A−5)は、フコース、グルコース、グルクロン酸、ラムノースをモル比1:2:1:1で構成される多糖類を主成分とし、この他フコースとマンノースをモル比1:1で構成される多糖類を含む多糖類である。尚、構成単糖類は、多糖類を硫酸で加水分解した後高速液体クロマトグラフィー(HPLC)により分析した。
<培地の組成>
グルコース 〔和光純薬工業(株)製〕4.00g
リン酸水素二カリウム〔和光純薬工業(株)製〕0.40g
リン酸二水素カリウム〔和光純薬工業(株)製〕0.20g
塩化ナトリウム 〔和光純薬工業(株)製〕0.01g
硫酸マグネシウム 〔和光純薬工業(株)製〕0.02g
硝酸カリウム 〔和光純薬工業(株)製〕0.10g
イーストエキストラクト Hy−Yeast 412 〔シグマ社製〕0.15g
5.多糖類(A−6)および多糖類(A−7):スフィンゴモナス・トゥルーペリSPH−011、SPH−012株細菌の産出多糖類(精製品)。
多糖類(A−4)および多糖類(A−5)の0.5重量%水溶液に、それぞれ0.02重量%濃度になるように水酸化ナトリウムを添加し、一晩撹拌を行い多糖類を分散させた。更に、121℃、10分間の条件で加熱して溶解させた。次に、遠心分離(40,000G, 40分)にて除菌を行った。菌体除去の確認は、上清の透明度で判断した。次に、前記メンブレンフィルターシステムにて濾過を行い濾過残渣を得た。この濾過残渣に再度、体積として約100倍量純水を足し撹拌した後、再濾過をおこなう。この操作を5回繰り返し水不溶成分の脱塩を行なった。メンブレンフィルターシステムによりある程度脱水したゲル状の水不溶成分をそのまま常温減圧乾燥し、スフィンゴモナス・トゥルーペリSPH−011株細菌の産出多糖類(A−6)(精製品)を得た。同様に、スフィンゴモナス・トゥルーペリSPH−012株細菌の産出多糖類製(A−7)を得た。
本発明の実施例に使用する炭素数14〜22の高分子アルコール及び該高分子アルコールの混合物は次の11種類(B−1〜B−11)である。
・ミリスチルアルコール(B−1)(カルコール4098;花王社製)
・セチルアルコール(B−2)(カルコール6098;花王社製)
・ステアリルアルコール(B−3)(カルコール8098;花王社製)
・ベヘニルアルコール(B−4)(カルコール220−80;花王社製)
・セトステアリルアルコール(B−5)(カルコール6850;花王社製)
・イソステアリルアルコール(B−6)(リソノール18sp;高級アルコール工業)
・バチルアルコール(B−7)(NIKKOL バチルアルコール100;日光ケミカルズ社製)
・キミルアルコール(B−8)(NIKKOL キミルアルコール100;日光ケミカルズ社製)
・ココナットアルコール(B−9)(炭素数16〜18の高級アルコール)(カルコール68;花王社製)
・ホホバアルコール(B−10)(炭素数20〜22の高級アルコール組成物;香栄興業社製)
・カルナバロウ(B−11)(炭素数28〜34の高級アルコールを含有する組成物;東亜化成社製)
本発明の実施例に使用する油性基剤は、次の8種類(C−1〜C−8)である。
・ジメチルポリシロキサン(C−1)(粘度50mPa・s、25℃)〔信越化学工業(株)製〕
・植物性スクワラン(C−2)(NIKKOL 精製オリーブスクワラン; 日光ケミカルズ社製)
・オリブ油(C−3)(クロピュアOL;クローダジャパン社製)
・ホホバオイル(C−4)(ホホバオイル; ビーアンドオー研究所社製)
・ミネラルオイル(C−5)(ミネラルオイル;ビーアンドオー研究所社製)
・スクワラン(C−6)(クラレスクワランN;クラレ社製)
・ヒドロキシステアリン酸コレステリル(C−7)(サラコスHS;日清製油社製)
・ラウリルアルコール(C−8)(カルコール20;花王社製)
実施例 1〜21
80℃の温水139.9gに多糖類(A−3)を0.1g加え、ホモミキサー(IKA社製)を16,000rpmで回転させながら、20分間、攪拌して、多糖類(A−1)を溶解した。次にホモミキサー(IKA社製)を16,000rpmで攪拌しながら80℃に加熱した高級アルコール(B−1)を60g加え、5分間、攪拌して乳化させ、次いで攪拌速度を13,000rpmに減速させ、冷水にて10分間かけて40℃まで冷却し、さらに氷冷水にて5分かけて25℃まで冷却して、実施例1の高級アルコール乳化物を得た。
さらに表1に示すように多糖類:A−3を多糖類:A−1〜A−7、高級アルコール:B−1を高級アルコール:B−2〜B−11に置き換えて、表1に示すように、実施例1と同様にして実施例2〜21および比較例1,2の高級アルコール乳化物を得た。
得られた高級アルコール乳化物を皮膚に塗布して皮膚感触の官能試験を行い、「○:なじみが良い感触」「×:なじみが良くなく、はじく感触がある。」とした。さらに高級アルコール乳化物50gをガラス容器に入れ、密栓して、30℃、50℃の恒温槽に入れ、その安定性を「○:乳化状態が保たれている」「△:表面に少し油分が浮く」「×:水相と油相の分離が見られる」として、目視評価を行った。その結果を表1にまとめた。
実施例22〜31
実施例1に準じて、多糖類(A−3)を0.05g〜0.8g、温水99.8g〜189.9g、高級アルコール(B−2)を10g〜100gと変化させて、実施例22〜31の高級アルコール乳化物を得た。実施例1〜21と同様にして、得られた高級アルコール乳化物を皮膚に塗布して皮膚感触の官能評価、高級アルコール乳化物の安定性の目視評価を行った。その結果を表2にまとめた。


実施例 32〜42
実施例1に準じて、高級アルコール:B−4を20g〜40g、油性基材:C−1〜C−8を10g〜40gとしてその合計60gと、多糖類A−3を0.1g、水139.9gを用いて、実施例32〜42の高級アルコール乳化物を得た。実施例1〜21と同様にして、得られた高級アルコール乳化物を皮膚に塗布して皮膚に塗布して皮膚感触の官能評価、高級アルコール乳化物の安定性の目視評価を行った。その結果を表3にまとめた。


本発明の乳化方法を使用すると、高級アルコール以外の油剤も多くの種類を幅広い添加割合で適用でき、界面活性剤を使用しなくても、安定した乳化状態が得られるだけでなく、肌なじみの良い乳化が得られる。
本発明の乳化方法を使用すると、高級アルコール以外の油剤も多くの種類を幅広い添加割合で適用でき、界面活性剤を使用しなくても、安定した乳化状態が得られるだけでなく、肌なじみの良い乳化が得られる。
(実施例43:乳液1)
乳液1の組成を表4に示す。
5.490
区分cの多糖類(A−3)を室温にて予めディスパーを用いて水に前分散させた。区分a、cの各成分を計量し、均一混合し、加温溶解した。区分bの各成分を計量し、加温溶解させた後、区分aと区分cの混合液をホモジナイザー(あるいはホモミキサー)を8000回転させながら、区分bの溶液を徐々に添加しエマルションを調製した。添加後、更に10分間攪拌を行い、冷却を開始した。室温まで冷却し乳液1(実施例43)とした。
(実施例44:乳液2)
実施例43の成分セチルアルコールB−2の代わりに同量のココナットアルコール(B−9)に置き換えて調製し、乳液2(実施例44)とした。
(実施例45:乳液3)
実施例43の成分セチルアルコール(B−2)の代わりに同量のバチルアルコール(B−7)に置き換えて調製し、乳液3(実施例45)とした。
(実施例46:乳液4)
実施例43の成分セチルアルコール(B−2)の代わりに同量のミリスチルアルコール(B−1)に置き換えて調製し、乳液4(実施例46)とした。
(実施例47:乳液5)
実施例43の成分セチルアルコール(B−2)の代わりに同量のステアリルアルコール(B−3)に置き換えて調製し、乳液5(実施例47)とした。
(実施例48:乳液6)
実施例43の成分セチルアルコール(B−2)の代わりに同量のベヘニルアルコール(B−4)に置き換えて調製し、乳液6(実施例48)とした。
(実施例49:乳液7)
実施例43の成分セチルアルコール(B−2)の代わりに同量のホホバアルコール(B−10)に置き換えて調製し、乳液7(実施例49)とした。
(実施例50:乳液8)
実施例43の成分セチルアルコール(B−2)の代わりに同量のカルバナロウ(B−11)に置き換えて調製し、乳液8(実施例50)とした。
(実施例51:乳液9)
乳液9の組成を表5に示す。実施例43:乳液1と同様にして調製し、乳液9(実施例51)とした。

(実施例52:乳液10)
実施例51の成分bの植物性スクワラン(C−2)を同量のジメチルポリシロキサン(C−1)に置き換えて調製し、乳液10(実施例52)とした。
(実施例53:乳液11)
実施例51の成分植物性スクワラン(C−2)を同量のホホバオイル(C−4)に置き換えて調製し、乳液11(実施例53)とした。
(実施例54:乳液12)
実施例43の多糖類(A−3)を同量の多糖類(A−1)に置き換えて調製し、乳液12(実施例54)とした。
(実施例55:乳液13)
実施例43の多糖類(A−3)を同量の多糖類(A−2)に置き換えて調製し、乳液13(実施例55)とした。
(実施例56:乳液14)
実施例43の多糖類(A−3)を同量の多糖類(A−4)に置き換えて調製し、乳液14(実施例56)とした。
(実施例57:乳液15)
実施例43の多糖類(A−3)を同量の多糖類(A−5)に置き換えて調製し、乳液15(実施例57)とした。
(実施例58:乳液16)
実施例43の多糖類(A−3)を同量の多糖類(A−6)に置き換えて調製し、乳液16(実施例58)とした。
(実施例59:乳液17)
実施例43の多糖類(A−3)を同量の多糖類(A−7)に置き換えて調製し、乳液17(実施例59)とした。
(実施例60:乳液18)
実施例43のセチルアルコール(B−2)の代わりに同量のラウリルアルコール(C−8)に置き換えて調製し、乳液18(比較例3)とした。
乳液19
乳液19の組成を表6に示す。実施例43:乳液1と同様にして調製し、乳液19(実施例60)とした。

(実施例61:乳液20)
乳液20の組成を表7に示す。


区分cの多糖類(A−3)を室温にて予めディスパーを用いて水に前分散させた。区分a、cの各成分を計量し、均一混合し、加温溶解した。区分bの各成分を計量し、加温溶解させた後、区分aと区分cの混合液をホモジナイザー(あるいはホモミキサー)を8000回転させながら、区分bの溶液を徐々に添加しエマルションを調製した。添加後、更に10分間攪拌を行い、冷却を開始し室温まで冷却した。次に区分dの精製水にハイビスワコー105(商品名、和光純薬工業(株)製))をディスパーザーで分散させた溶液を加えて均一にした。さらに区分eのL−アルギニン溶液を加え、中和した後、攪拌冷却して乳液20(実施例61)とした。
(実施例62:乳液21)
乳液21の組成を表8に示す。実施例61(乳液20)と同様に調製し、乳液21(実施例62)とした。

(比較例4:乳液22)
実施例62のバチルアルコール(B−7)を同量のジメチルポリシロキサン(C−1)に置き換えて調製し、乳液22(比較例4)とした。
(実施例63:クリーム1)
クリーム1の組成を表9に示す。区分bの多糖類(A−3)を室温にて予めディスパーを用いて水に前分散させた。区分a、区分bの各成分を計量し、均一混合し、加温溶解した。区分cの各成分を計量し加温溶解させた後、区分a、区分bの混合液をホモジナイザー(あるいはホモミキサー)で8000rpで回転させながら、区分bの溶液を徐々に添加しエマルションを調製した。添加後、更に10分間攪拌を行い、冷却を開始し室温まで冷却した。次に区分dの精製水にハイビスワコー104及び区分eの精製水にハイビスワコー105(商品名、和光純薬工業(株)製))をディスパーザーで分散させた溶液を加えて均一にした。さらに区分fのL−アルギニン溶液を加え、中和した後、攪拌冷却して、クリーム1(実施例63)とした。



(実施例64:クリーム2)
実施例63のベヘニルアルコール(B−4)を同量のココナットアルコール(B−9)に置き換えて調製し、クリーム2(実施例64)とした。
(実施例65:クリーム3)
クリーム3の組成を表10に示す。実施例61(乳液20)と同様に調製し、クリーム3(実施例65)とした。
(実施例66:クリーム4)
クリーム4の組成を表11に示す。実施例61(乳液20)と同様に調製し、クリーム4(実施例66)とした。

残量
(比較例5:クリーム5)(「実施例24」に該当しない)
実施例63のベへニルアルコール(B−4)を同量のオリーブ油(C−3)に置き換えて調製し、クリーム5(比較例5)とした。
(実施例67:サンスクリーン1)
サンスクリーン1の組成を表12に示す。実施例51(乳液9)と同様に調製し、サンスクリーン1(実施例67)とした。

(比較例6:サンスクリーン2)
実施例68のベヘニルアルコール(B−4)を同量のジメチルポリシロキサン(C−1)に置き換えて調製し、サンスクリーン2(比較例6)とした。
〔化粧料組成物の安定性試験〕
実施例43〜68、比較例3〜6における、化粧料組成物を100ml共栓付メスシリンダーに100ml取り、栓をして45℃の恒温器内に静置した。12週間後に100ml共栓付メスシリンダー内の化粧料組成物の分離を目視にて測った。以下の評価基準に従い、結果を表13に示した。すべての実施例で良好な結果を示している。
(安定性の評価基準)
○:目視により、分離・沈澱が認められない。
×:目視により、分離・沈澱が認められる。
〔使用感の評価〕
実施例43〜68、比較例3〜6における調製直後の化粧料組成物及び45℃の恒温器内に12週間連続で静置した 実施例43〜68、比較例3〜6の化粧料組成物を10組の外観の同じ容器に小分けし、両者の区別が付かないようにした。次いで、10才代から50才代までの各年代から2人ずつ、合計10人のパネラーを選び、化粧料を各自、適量の(A)の化粧料組成物を両手の甲に着けて伸ばし、「なめらかさ」の官能評価を行なった。「なめらかさ」の評価基準は、以下のようにした。結果を表13に示した。すべての実施例で良好な結果を示している。
(「なめらかさ」の評価基準)
○:10名中8名以上が、なめらかな感触があると評価
△:10名中5〜7名が、なめらかな感触があると評価。
×:10名中4名以下が、なめらかな感触があると評価。
従来の油性基剤の表面にナノ粒子を付着させた乳化剤を肌に塗った場合の模式図である。 49.7℃でのヘキサデカノール/アルカシーラン系エマルション滴の冷却過程での偏向顕微鏡写真である。

Claims (6)

  1. フコース、グルコース、グルクロン酸、ラムノースの内少なくとも1種類を構成単糖とし、フコースおよび/又はラムノースを側鎖に含む多糖類を化粧料の全量に対して0.01〜1重量%含有し、該多糖類を溶解した水および/または親水性溶媒と、少なくとも炭素数14〜22の高級アルコールを、上記化粧料の全量に対して1〜50重量%含有し、実質的な界面活性能を有する物質を含まないで上記多糖類を溶解した水および/または親水性溶媒と上記高級アルコールとの作用によって発現される乳化作用により上記高級アルコールを乳化状態としたことを特徴とする化粧料。
  2. 上記化粧料は、上記高級アルコールと上記高級アルコール以外の油性成分の混合状態における融点が40℃〜90℃の範囲である請求項1に記載の化粧料。
  3. 上記多糖類は、少なくとも下記の一般式(化1)で表される多糖が含まれている請求項1又は請求項2に記載の化粧料。
  4. 被乳化成分を含有する化粧料の製造方法において、
    上記被乳化成分と、フコース、グルコース、グルクロン酸、ラムノースの内少なくとも1種類を構成単糖とし、フコースおよび/又はラムノースを側鎖に含む多糖類の化粧料の全量に対して0.01〜1重量%を上記70℃以上の水および/または親水性溶媒に溶解させた後、上記多糖類を溶解させた70℃以上の水および/または親水性溶媒に、少なくとも炭素数14〜34の高級アルコールを、上記化粧料の全量に対して1〜50重量%を単独で添加し、あるいは上記高級アルコールと上記高級アルコール以外の油性成分との混合物を添加し、70℃以上で実質的に界面活性能を有する物質を含まないで上記多糖類と上記高級アルコールとの作用によって発現される乳化作用により上記高級アルコールを乳化させ、更に、乳化攪拌したまま常温まで冷却させる、ことを特徴とする化粧料の製造方法。
  5. 上記高級アルコールと上記高級アルコール以外の油性成分の混合状態における融点が40℃〜90℃の範囲である請求項4記載の化粧料の製造方法。
  6. 上記多糖類は、少なくとも下記の一般式(化1)で表される多糖が含まれている請求項4又は請求項5に記載の化粧料の製造方法。
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