JP2014141479A - 有効成分の経皮吸収性の向上方法、及び化粧料 - Google Patents

有効成分の経皮吸収性の向上方法、及び化粧料 Download PDF

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和夫 田嶋
Yoko Imai
洋子 今井
Kazuya Yamashita
和也 山下
Kenji Yoshida
健志 吉田
Ryuichi Takamoto
隆一 高本
Takatoshi Onoue
貴俊 尾上
Seiichi Kitamura
整一 北村
Masahito Tsubata
仁人 鍔田
Hiroaki Koga
裕章 古賀
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Abstract

【課題】化粧料の有効成分の経皮吸収性を向上することができる方法、及び有効成分の経皮吸収性に優れた化粧料を提供すること。
【解決手段】有効成分を含有するO/W型エマルションを含む化粧料において、自発的に閉鎖小胞体を形成する両親媒性物質により形成された閉鎖小胞体又は水酸基を有する重縮合ポリマーの粒子を含め、かつ油相に抱水性油剤を含めることで、前記有効成分の経皮吸収性を向上する。
【選択図】図1

Description

本発明は、有効成分の経皮吸収性の向上方法、及び化粧料に関する。
近年、種々の有効成分が配合された機能性化粧料が開発されており、有効成分を経皮吸収させることで、所望の機能が果たされる。このため、化粧料の機能性を高めるためには、有効成分の経皮吸収性の向上が重要であり、それに適した界面活性剤の開発が進められている(例えば特許文献1参照)。しかし、十分な経皮吸収性が得られているとはいえず、さらなる向上が望まれる。
他方、親水性である重縮合ポリマー粒子を乳化剤として用い、重縮合ポリマー粒子が分子間力によって内相及び外相の間に介在することで、乳化させたエマルション形態の化粧料が開示されている(特許文献2参照)。この化粧料は、乳化安定性に優れる点で有利ではあるが、従来の界面活性剤を用いた化粧料に比べて経皮吸収性に優れるか否かは不明である。
特開2009−286768号公報 特開2008−007442号公報
本発明は、以上の実情に鑑みてなされたものであり、化粧料の有効成分の経皮吸収性を向上することができる方法、及び有効成分の経皮吸収性に優れた化粧料を提供することを目的とする。
本発明者らは、両親媒性物質により形成された閉鎖小胞体又は水酸基を有する重縮合ポリマーとともに、油相に抱水性油剤を含め、少なくとも一部をリオトロピック球状液晶の状態にすることで、有効成分の経皮吸収性が向上することを見出し、本発明を完成するに至った。具体的に、本発明は以下のものを提供する。
(1) 有効成分を含有するO/W型エマルションを含む化粧料において、自発的に閉鎖小胞体を形成する両親媒性物質により形成された閉鎖小胞体又は水酸基を有する重縮合ポリマーの粒子を含め、かつ油相に抱水性油剤を含め、前記油相の少なくとも一部をリオトロピック球状液晶の状態にすることで、前記有効成分の経皮吸収性を向上する方法。
(2) 前記抱水性油剤は、高級アルコールを含む(1)記載の方法。
(3) 前記閉鎖小胞体又は前記重縮合ポリマー粒子を、前記水相及び前記油相の界面に介在させる(1)又は(2)記載の方法。
(4) 内相は抱水性油剤を含み、少なくとも一部がリオトロピック球状液晶の状態である油相であり、外相は水相であり、自発的に閉鎖小胞体を形成する両親媒性物質により形成された閉鎖小胞体又は水酸基を有する重縮合ポリマーの粒子を含むO/W型エマルションを含み、
有効成分を含有する化粧料。
(5) 前記抱水性油剤は、高級アルコールを含む(4)記載の化粧料。
(6) 前記閉鎖小胞体又は前記重縮合ポリマー粒子は、前記水相及び前記油相の界面に介在する(4)又は(5)記載の化粧料。
本発明によれば、両親媒性物質により形成された閉鎖小胞体又は水酸基を有する重縮合ポリマーとともに、油相に抱水性油剤を含め、その少なくとも一部をリオトロピック球状液晶の状態にすることで、化粧料の有効成分の経皮吸収性を向上することができる。
本発明の実施例に係る化粧料の経皮吸収性を示すグラフである。 本発明の実施例に係る化粧料の経皮吸収性を示すグラフである。 本発明の実施例に係る化粧料の経皮吸収性を示す写真である。 本発明の実施例に係る化粧料の偏光顕微鏡写真である。
以下、本発明の実施形態を説明するが、これに本発明が限定されるものではない。
本発明に係る化粧料は、内相は抱水性油剤を含み、少なくとも一部がリオトロピック球状液晶の状態である油相であり、外相は水相であり、自発的に閉鎖小胞体を形成する両親媒性物質により形成された閉鎖小胞体又は水酸基を有する重縮合ポリマーの粒子を含むO/W型エマルションを含み、有効成分を含有することを特徴とする。
閉鎖小胞体又は重縮合ポリマー粒子は、いずれも親水性の粒子であり、ファンデルワールス力によって水相と油相との界面に介在することで、乳化状態を維持する。この作用は、親水性部分及び疎水性部分をそれぞれ水相及び油相に向け、相間の界面張力を下げることで乳化状態を維持する界面活性剤(両親媒性物質)とは全く異なる。また、抱水性油剤は水分を保持する性質を有するため、抱水性油剤が含まれることにより、有効成分の揮発等が抑制される。それにより、乳化物中に含まれる有効成分が長時間滞留し、結果的に、経皮吸収される成分の合計量が向上すると推測される。なお、経皮吸収性とは、有効成分の皮膚表面への放出性、皮膚表面から深部への浸透性の一方又は双方を指す。
従って、O/Wエマルションは、水相と油相との界面に閉鎖小胞体及び/又は上記粒子が介在することで乳化状態を維持するものであることが好ましい。この状態は、化粧料を原子間力顕微鏡(AFM)で観察することで確認される(例えば、特許第3855203号公報)。
抱水性油剤は、特に限定されないが、分子内に1以上の極性基を有し、常温で液体もしくはペースト状や固体の油溶性物質であってよい。例えば、イソステアリン酸、イソパルミチン酸、オレイン酸、パルミトレイン酸、リノール酸、リシノレイン酸等の脂肪酸、ラノリン、ラノリンアルコール、水素添加ラノリンアルコール等のラノリン誘導体、セタノール、ヘキシルデカノール、イソステアリルアルコール、ステアリルアルコール、オクチルドデカノール、オレイルアルコール、セトステアリルアルコール、ベヘニルアルコール等の高級アルコール、コレステロール誘導体及びフィトステロール誘導体等の動植物油由来の脂肪酸エステル及び脂肪酸オリゴマーエステルが挙げられ、これらの1種又は2種以上であってよい。前記コレステロール誘導体及びフィトステロール誘導体としては、マカデミアナッツ油脂肪酸コレステリル、マカデミアナッツ油脂肪酸フィトステリル、ラノリン脂肪酸コレステリル、12−ヒドロキシステアリン酸コレステリル等が挙げられる。中でも、高融点のため、べたつき感の小さい点、及び上記の作用効果に優れる点で、高級アルコールが特に好ましい。
本発明の乳化物では、水相と油相との界面に閉鎖小胞体又は重縮合ポリマー粒子が介在することで、水と混合された抱水性油剤の室温(具体的には25℃)での固化が抑制される。このため、抱水性油剤を十分な量で配合することができる。抱水性油剤の量は、特に限定されないが、全体に対して1質量%以上であることが好ましく、より好ましくは3質量%以上、5質量%以上である。なお、本発明における各配合量は、実際に配合した量、又はガスクロマトグラフィにより測定される含有量である。
本発明において、油相の少なくとも一部は、リオトロピック球状液晶の状態である。リオトロピック球状液晶は、ラメラ液晶の球状の層が重なったものであり、外周全面に対してラメラ液晶の特性を呈することができる。このため、油相の少なくとも一部がリオトロピック球状液晶の状態であることで、有効成分の経皮吸収性の向上とともに、皮膚や毛髪の上でのしっとり感や膜感、皮膚のきめ等について優れた特性を与えることもできる。
抱水性油剤は液晶構造をとる性質を有するが、水に接触すると、やがて固化して液晶構造をとれない場合がある。しかし、本発明では、水相と油相との界面に閉鎖小胞体又は重縮合ポリマーの粒子が介在することで、水と混合された抱水性油剤の室温(具体的には25℃)での固化を抑制して流動状態を実現し、これにより液晶状態を実現させ、また、その過程でファンデルワールス力により抱水性油剤を球状に乳化させるため、リオトロピック球状液晶を形成することができる。この作用効果は、閉鎖小胞体又は重縮合ポリマーの粒子による三相乳化に特有のものであり、従来の界面活性剤では得られないものである。
リオトロピック球状液晶は、乳化物の全光顕微鏡写真で観察される内相の形状が実質的に円形(正円、楕円、それに近似した形状)であり、偏光顕微鏡写真で対応する内相に黒十字ニコルが確認されることで特定される。リオトロピック球状液晶は、従来知られるサーモトロピック液晶の球晶(偏光顕微鏡写真での黒十字ニコルは、液晶の方向と偏光の照射方向とが偶然に所定関係になった内相のみに観察され、その確率はリオトロピック球状液晶に比べ有意に低い)とは明確に異なる。
エマルション中の内相は、少なくとも一部がリオトロピック球状液晶の状態であればよく、すべての内相がリオトロピック球状液晶でなくてもよい。ただし、上記効果を十分に得られやすい点で、1.0μm以上の断面長径を有する内相において、リオトロピック球状液晶の状態である油相の割合が80%以上であることが好ましく、より好ましくは85%以上である。なお、ここでいう「1.0μm以上の断面長径」は、全光顕微鏡の視野における内相の断面長径を指す。後述のとおり、粒子径が過小の内相は可視光下での干渉光による白色発光ができないため、このような内相を含まない母集団におけるリオトロピック球状液晶の状態の内相の割合の方が、エマルションの性能を高精度に反映したものになる。
閉鎖小胞体及び重縮合ポリマー粒子は、エマルション形成前では平均粒子径8nm〜800nm程度であるが、O/W型エマルション構造においては平均粒子径8nm〜500nm程度である。なお、両親媒性物質の閉鎖小胞体及び水酸基を有する重縮合ポリマーの粒子は、一方のみが含まれても、双方が含まれてもよい。双方が含まれる場合には、例えば、別々に乳化したエマルションを混合してよい。
別の観点で、乳化物の油剤の特性を最大化するためには、塗布等の際の外力によりエマルション粒子が十分に壊れ、内相の抱水性油剤が均一に塗布対象(例えば皮膚、毛髪)に広がることが望ましい。内相の粒子径が小さすぎると、使用時にも外力がエマルション粒子に十分に負荷せず、エマルション粒子を十分に壊すことが困難である(結果的に、内相に含まれる有効成分の経皮吸収性が十分に向上しにくい)。そこで、内相の平均粒子径が1.0μm以上であることが好ましく、より好ましくは3.0μm以上、最も好ましくは5.0μm以上である。これにより、上記の特性がより向上するとともに、塗布対象への広がり(伸びの良さ)が飛躍的に向上する。また、製造の容易さと上記効果とのバランスの観点から、内相の平均粒子径は、特に限定されないが、20μm以下、15μm以下、10μm以下であってよい。内相の平均粒子径は、乳化物の粘度が十分に低い(必要に応じ、希釈する)状態で、レーザー回折散乱式粒度分布計(島津製作所 SALD2100)により測定される。
内相は、求められる性能に応じ、抱水性油剤以外の油を含んでもよい。ただし、本発明では、前述のように抱水性油剤の固化が抑制されるため、液状油成分(例えば、多価アルコール、脂肪酸アルコールエステル)を抱水性油剤の固化を抑制するために用いる必要はない。液状油成分は、抱水性油剤がリオトロピック球状液晶を形成するのを阻害する場合が多いことから、液状油成分を乳化物に対して20質量%未満の量で含むことが好ましく、より好ましくは15質量%以下、13質量%以下である。
自発的に閉鎖小胞体を形成する両親媒性物質としては、特に限定されないが、下記の一般式1で表されるポリオキシエチレン硬化ひまし油の誘導体、もしくは一般式2で表されるジアルキルアンモニウム誘導体、トリアルキルアンモニウム誘導体、テトラアルキルアンモニウム誘導体、ジアルケニルアンモニウム誘導体、トリアルケニルアンモニウム誘導体、又はテトラアルケニルアンモニウム誘導体のハロゲン塩の誘導体が挙げられる。
一般式1
式中、エチレンオキシドの平均付加モル数であるEは、3〜100である。Eが過大になると、両親媒性物質を溶解する良溶媒の種類が制限されるため、親水性ナノ粒子の製造の自由度が狭まる。Eの上限は好ましくは50であり、より好ましくは40であり、Eの下限は好ましくは5である。
一般式2
式中、R1及びR2は、各々独立して炭素数8〜22のアルキル基又はアルケニル基であり、R3及びR4は、各々独立して水素又は炭素数1〜4のアルキル基であり、XはF、Cl、Br、I又はCH3COOである。
両親媒性物質としては、リン脂質やリン脂質誘導体等、特に疎水基と親水基とがエステル結合したものを採用してもよい。
リン脂質としては、下記の一般式3で示される構成のうち、炭素鎖長12のDLPC(1,2−Dilauroyl−sn−glycero−3−phospho−rac−1−choline)、炭素鎖長14のDMPC(1,2−Dimyristoyl−sn−glycero−3−phospho−rac−1−choline)、炭素鎖長16のDPPC(1,2−Dipalmitoyl−sn−glycero−3−phospho−rac−1−choline)が採用可能である。
一般式3
また、下記の一般式4で示される構成のうち、炭素鎖長12のDLPG(1,2−Dilauroyl−sn−glycero−3−phospho−rac−1−glycerol)のNa塩又はNH4塩、炭素鎖長14のDMPG(1,2−Dimyristoyl−sn−glycero−3−phospho−rac−1−glycerol)のNa塩又はNH4塩、炭素鎖長16のDPPG(1,2−Dipalmitoyl−sn−glycero−3−phospho−rac−1−glycerol)のNa塩又はNH4塩を採用してもよい。
一般式4
更に、リン脂質として卵黄レシチン又は大豆レシチン等のレシチンを採用してもよい。
水酸基を有する重縮合ポリマーは、天然高分子又は合成高分子のいずれであってもよく、乳化剤の用途に応じて適宜選択されてよい。ただし、安全性に優れ、一般的に安価である点で、天然高分子が好ましく、乳化機能に優れる点で以下に述べる糖ポリマーがより好ましい。なお、粒子とは、重縮合ポリマーが単粒子したもの、又はその単粒子同士が連なったもののいずれも包含する一方、単粒子化される前の凝集体(網目構造を有する)は包含しない。
糖ポリマーは、セルロース、デンプン等のグルコシド構造を有するポリマーである。例えば、リボース、キシロース、ラムノース、フコース、グルコース、マンノース、グルクロン酸、グルコン酸等の単糖類の中からいくつかの糖を構成要素として微生物が産生するもの、キサンタンガム、アラビアゴム、グアーガム、カラヤガム、カラギーナン、ペクチン、フコイダン、クインシードガム、トラントガム、ローカストビーンガム、ガラクトマンナン、カードラン、ジェランガム、フコゲル、カゼイン、ゼラチン、デンプン、コラーゲン等の天然高分子、メチルセルロース、エチルセルロース、メチルヒドロキシプロピルセルロース、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシメチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、カルボキシメチルセルロースナトリウム、アルギン酸プロピレングリコールエステル、セルロース結晶体、デンプン・アクリル酸ナトリウムグラフト重合体、疎水化ヒドロキシプロピルメチルセルロース等の半合成高分子、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、カルボキシビニルポリマー、ポリアクリル酸塩、ポリエチレンオキシド等の合成高分子が挙げられる。
本発明に用いられる有効成分は、経皮吸収されて有用な機能を奏する成分であり、親水性物質、疎水性物質の一方又は双方であってもよい。このため、本発明の化粧料には、親油性及び親水性の有効成分の混合物(例えば、植物抽出物)を好適に用いることもできる。特に限定されないが、例えば、美白成分、抗酸化剤等が挙げられる。
美白成分としては、t−シクロアミノ酸誘導体、コウジ酸及びその誘導体、アスコルビン酸及びその誘導体、ハイドロキノン誘導体(アルブチン(ハイドロキノン−β−D−グルコピラノシド)、α−アルブチン等)、エラグ酸及びその誘導体、レゾルシノール誘導体などが挙げられる。抗酸化剤としては、ブチルヒドロキシアニソール、ブチルヒドロキシトルエン、没食子酸プロピル、ビタミンE及びそれらの誘導体などが挙げられる。
本発明の化粧料は、有効成分の経皮吸収性に優れるので、有効成分の配合量を従来よりも減らすことができる。有効成分の配合量は、特に限定されず化粧料に対して0.0001質量%〜50質量%の範囲から選択されてよいが、5.0質量%以下、具体的には4.0質量%以下、3.0質量%以下、2.0質量%以下、1.5質量%以下、1.0質量%以下、0.50質量%以下であってよい。
本発明に係る化粧料は、任意成分、例えば保湿剤、粉体、ゲル化剤、増粘剤、界面活性剤、乳化剤、抗炎症剤、抗酸化剤、pH調整剤、キレート剤、増粘剤、色素、香料や、コラーゲン等の皮膚老化防止・改善剤、発毛抑制剤、防腐剤、紫外線吸収剤、紫外線分散剤等を適宜含んでもよい。
従来の界面活性剤は、皮膚を被覆し、化粧料中の有効成分が体内等へと浸透するのを抑制すると推測される。これに対し、閉鎖小胞体及び重縮合ポリマー粒子は、親水性部分を外側に有するため、疎水性である皮膚を被覆して化粧料中の有効成分が体内へと浸透するのを抑制するということが想定されにくいと推測される。このため、閉鎖小胞体及び重縮合ポリマー粒子を含まずに、従来の界面活性剤のみで乳化することは好ましくない。
このような界面活性剤としては、
塩化セチルトリメチルアンモニウム、塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、塩化アラキルトリメチルアンモニウム、塩化ベヘニルトリメチルアンモニウム等のカチオン界面活性剤、
アルキル(又はアルケニル)硫酸塩、ポリオキシアルキレンアルキル(又はアルケニル)エーテル硫酸塩、アルカンスルホン酸塩、オレフィンスルホン酸塩、アルキルベンゼンスルホン酸塩、アルキル(又はアルケニル)スルホコハク酸塩、ジアルキル(又はジアルケニル)スルホコハク酸塩、ポリオキシアルキレンアルキル(又はアルケニル)スルホコハク酸塩、アルキル(又はアルケニル)エーテルカルボン酸塩、ポリオキシアルキレンアルキル(又はアルケニル)エーテルカルボン酸塩、ポリオキシアルキレンアルキル(又はアルケニル)エーテルリン酸塩、脂肪酸塩、N−アシルグルタミン酸塩、N−アシルタウリン酸塩、N−アシルメチルタウリン等のアニオン界面活性剤、
ポリオキシアルキレンアルキルエーテル、ポリオキシアルキレンアルケニルエーテル、高級脂肪酸ショ糖エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、高級脂肪酸モノ又はジエタノールアミド、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビット脂肪酸エステル、アルキルポリグリコシド、アルキルアミンオキサイド、アルキルアミドアミンオキサイド等の非イオン界面活性剤、が挙げられる。
化粧料の具体的な形態は、特に限定されないが、クリーム、乳液、化粧水、美容液、洗顔料、クレンジング、ボディソープ等の皮膚用化粧料、シャンプー、リンス、コンディショナー、トリートメント、スタイリング剤、育毛剤、石鹸、パーマ・カラーの前後処理剤等の髪用化粧料、化粧品と類似した剤型で薬事法の対象外の製品(いわゆる、雑品)であってよい。化粧料に対する要求に応じて、化粧料はO/Wエマルションに加え、適宜他の成分を含んでよい。
以上のエマルションは、両親媒性物質の二分子膜の層状体を水に分散させ、又は水酸基を有する重縮合ポリマーを水中に単粒子化させ、両親媒性物質により形成された閉鎖小胞体又は重縮合ポリマーの粒子を含む乳化剤分散液を形成する工程と、
乳化剤分散液と、抱水性油剤を含む油剤とを、混合することで、O/W型エマルションを形成する工程と、を有する方法により製造される。
油相をリオトロピック球状液晶の状態にするためには、抱水性油剤の融点以上の温度にて混合を行うことが好ましい。また、閉鎖小胞体又は重縮合ポリマーの粒子を十分に形成することで、十分な粒子径を有する、リオトロピック球状液晶の状態である油相が得られる。このような方法としては、上記の両親媒性物質及び/又は水酸基を有する重縮合ポリマーを分散媒(つまり水)中に添加して長時間に亘って撹拌する、両親媒性物質を良溶媒に溶解した後、その溶液を水と混合する等が挙げられる(例えば、特開2006−241424号公報参照)。これにより、前述の特性(特に、化粧料に用いられたときの皮膚や毛髪の上でのしっとり感や膜感、皮膚のきめ等)がより向上するとともに、塗布対象への広がり(伸びの良さ)が飛躍的に向上する。具体的に、上記工程は、乳化剤分散液中の閉鎖小胞体又は粒子が8nm以上800nm以下の平均粒子径を示すまで行うことが好ましい。
単粒子化は、重縮合ポリマー粒子の結合体を含む顆粒を、水に分散して分散液を調製した後、顆粒を膨潤し、更に顆粒に由来する水素結合を可逆的条件下で切断することで、結合体の高次構造が緩和された緩和物を生成し、時間を置いた後、結合体内の水素結合を切断し、重縮合ポリマー粒子を水中に分離することで行われることが好ましい。この過程を経ない場合、重縮合ポリマー粒子(単粒子〜数個の単粒子の集合)が十分には得られにくい。
O/W型エマルションを形成した後は、内相の液晶形成を阻害しないよう、エマルションを徐々に冷却することが好ましい。特に限定されないが、1時間あたり30〜120℃程度の速度で冷却すればよい。
本発明は、有効成分を含有するO/W型エマルションを含む化粧料において、自発的に閉鎖小胞体を形成する両親媒性物質により形成された閉鎖小胞体又は水酸基を有する重縮合ポリマーの粒子を含め、かつ油相に抱水性油剤を含め、油相の少なくとも一部をリオトロピック球状液晶の状態にすることで、有効成分の経皮吸収性を向上する方法も包含する。抱水性油剤は、高級アルコールを含むことが好ましい。また、閉鎖小胞体又は前記重縮合ポリマー粒子を、水相及び油相の界面に介在させることが好ましい。
<実施例1〜2>
水にヒドロキシプロピルメチルセルロース誘導体、及びアルブチン(有効成分)を加えて、80℃に加熱しながら撹拌した。この撹拌液をホモミキサーにより2000rpmで撹拌しながら、セタノール、ミリスチン酸オクチルドデシルを加えた後、4000rpm(実施例1)又は12000rpm(実施例2)で1分間に亘って撹拌し、乳化を行った。その後、50℃に冷却した後、1,3−ブチレングリコール、ペンチレングリコールを添加して撹拌した後、揮発した分の水を補い、冷却させることで、O/W型エマルションを調製した。各成分の配合量は、表1に示すとおりである。
エマルションの同一視野(倍率200倍)における全光顕微鏡写真及び同一視野における偏光顕微鏡写真を撮影したところ、下記に述べる実施例4で示す図4と同様に、偏光顕微鏡写真における断面円形に観察される内相の大部分が黒十字ニコルを示しており、リオトロピック球状液晶が形成されていることが認められる。
また、O/W型エマルションを原子間力顕微鏡(AFM)で観察したところ、8nm以上500nm以下の平均粒子径を示す粒子群が存在し、油相と水相との間に介在することが確認された。
(比較例1)
水にアルブチンのみを加えた点を除き、実施例1と同様の手順で組成物を調製した。
(比較例2〜3)
セタノールを加えなかった点を除き、実施例1〜2と同様の手順でO/W型エマルションを調製した。
このO/W型エマルションを原子間力顕微鏡(AFM)で観察したところ、8nm以上500nm以下の平均粒子径を示す粒子群が存在し、油相と水相との間に介在することが確認された。他方、エマルションの同一視野(倍率200倍)における全光顕微鏡写真及び同一視野における偏光顕微鏡写真を撮影したところ、偏光顕微鏡写真における断面円形の内相に黒十字ニコルが確認されず、リオトロピック球状液晶が形成されたことが認められなかった。
(比較例4)
ヒドロキシプロピルメチルセルロース誘導体の代わりに、従来公知の非イオン系界面活性剤であるポリオキシエチレンソルビタンモノステアレート及びモノステアリン酸ソルビタンを用いた点を除き、実施例1と同様の手順でO/W型エマルションを調製した。
エマルションの同一視野(倍率200倍)における全光顕微鏡写真及び同一視野における偏光顕微鏡写真を撮影したところ、偏光顕微鏡写真における断面円形の内相に黒十字ニコルが確認されず、リオトロピック球状液晶が形成されたことが認められなかった。
得られたO/W型エマルション20μLを、左前腕(2cm×2cm区画)に塗布し、室温にて1時間たった後、精製水で塗布部を洗浄し残存試料をふきとった。テープ片(1cm×1cm)を塗布部に貼り付け、剥がした。その後、同じ箇所にテープ片(1cm×1cm)を貼り付け、剥がすことを12回繰り返し、皮膚を1層ずつ回収した。このように回収した皮膚層つきのテープ片を4群に分け(1〜3回目、4〜6回目、7〜9回目、10〜12回目)、各々をメタノール入りチューブに入れて、室温で1時間振とうした後、10000rpm、5分間、室温で遠心分離を行い、上清500μLを回収した。回収した上清からメタノールを室温で揮発除去し、これに200μLの精製水を入れて振とうした。この分散液を孔径0.20μmのフィルタで濾過し、濾液中のアルブチン量をHPLCにて測定した。図1及び表2には各群のアルブチン量を、図2及び表3には群合計のアルブチン量をそれぞれ示す。
図1及び表2に示されるように、実施例1及び2は、比較例1〜4に比べ、深層(特に、7〜9、10〜12層)におけるアルブチン量が高く、アルブチンの皮膚浸透性に優れることが分かった。また、図2及び表3に示されるように、実施例1及び2は、比較例1〜4に比べ、各層の合計アルブチン量が高く、アルブチンの放出性にも優れることが分かった。
<実施例3>
有効成分として、親水性であったアルブチンに代わり、疎水性のビタミンC誘導体(テトラヘキシルデカン酸アスコルビル)を用いた点を除き、実施例2と同様の手順で、O/W型エマルションを調製した。なお、各成分の配合量は、表4に示すとおりである。
エマルションの同一視野(倍率200倍)における全光顕微鏡写真及び同一視野における偏光顕微鏡写真を撮影したところ、下記に述べる実施例4で示す図4と同様に、偏光顕微鏡写真における断面円形に観察される内相の大部分が黒十字ニコルを示しており、リオトロピック球状液晶が形成されていることが認められる。
また、O/W型エマルションを原子間力顕微鏡(AFM)で観察したところ、8nm以上500nm以下の平均粒子径を示す粒子群が存在し、油相と水相との間に介在することが確認された。
(比較例5)
ヒドロキシプロピルメチルセルロース誘導体の代わりに、ポリオキシエチレンソルビタンモノステアレート及びモノステアリン酸ソルビタンを用いた点を除き、実施例3と同様の手順でO/W型エマルションを調製した。
エマルションの同一視野(倍率200倍)における全光顕微鏡写真及び同一視野における偏光顕微鏡写真を撮影したところ、偏光顕微鏡写真における断面円形の内相に黒十字ニコルが確認されず、リオトロピック球状液晶が形成されたことが認められなかった。
(比較例6)
ヒドロキシプロピルメチルセルロース誘導体及びセタノールを用いなかった点を除き、実施例3と同様の手順でO/W型エマルションを調製した。
YMP皮膚(ユカタンミニブタ皮膚)をコルク板上で角層側を下にして20分かけて自然解凍した後、結合組織に鋏を入れ皮下脂肪を剥離した。皮下脂肪を除去した後、表皮側にラップを貼って保護し、結合組織を毛根(黒点)が見え青白くなるまでこそげ取ることで、皮膚標本を作製した。
作製した皮膚標本を透過セルの外径幅(2.4cm)にあわせて短冊様に切り、それをさらに正方形に切った。シャーレに生理食塩水を入れ、角質側を上にして切片を浮かべ2〜4時間放置した後、取り出して60℃の温水に1分間浸した。その後、鋭ピンセットと指で静かに表皮をはがし、表皮膜を作製した。
PBS溶液を超音波で20分間脱気した後、32℃に加温した。Franz型拡散セルのレセプター・チェンバーにPBS溶液を5ml加え、恒温槽を32℃にセッティングし、表皮膜をセルに取り付け、1時間平衡化した。サンプルを50μl添加し、4時間後及び12時間後に皮膚を回収し、サンプル透過部位を直径8mmパンチでくりぬき、紙で表面を軽くふき取った後、PBS溶液で5回洗浄し−80℃で凍結させた。
凍結した表皮膜を鋏で雪状になるまで粉砕し、100%EtOHを500μl加えて、超音波処理した。15000rpm、4℃に設定した遠心分離機に5分間かけた後、上清200μlを孔径0.20μmコスモスピンフィルターで濾過し、表皮中のテトラヘキシルデカン酸アスコルビル量をHPLCにて測定した。結果を表5に示す。
表5に示されるように、実施例3は、比較例5及び6に比べ、テトラヘキシルデカン酸アスコルビルの経皮吸収が促進されることが分かった。
<実施例4>
水にヒドロキシプロピルメチルセルロース誘導体を加えて、80℃に加熱しながら攪拌した。この攪拌液をホモミキサーにより2000rpmで攪拌しながら、セタノール、マカデミアナッツ油、ナイルレッド(蛍光色素:東京化成工業株式会社製)を加えた後、4000rpmで1分間に亘って攪拌し、乳化を行った。その後、50℃に冷却した後、1%カルボキシビニルポリマー、10%水酸化ナトリウム、1,3−ブチレングリコール、ペンチレングリコールを添加して攪拌した後、揮発した分の水を補い、冷却させることで、O/W型エマルションを調製した。各成分の配合量は表6に示すとおりである。
エマルションの同一視野(倍率200倍)における全光顕微鏡写真及び同一視野における偏光顕微鏡写真を撮影したところ、図4に示されるように、偏光顕微鏡写真における断面円形に観察される内相の大部分が黒十字ニコルを示しており、リオトロピック球状液晶が形成されていることが認められた。
また、O/W型エマルションを原子間力顕微鏡(AFM)で観察したところ、8nm以上500nm以下の平均粒子径を示す粒子群が存在し、油相と水相との間に介在することが確認された。
(比較例7)
セタノールを加えなかった点を除き、実施例4と同様の手順でO/W型エマルションを調製した。
このO/W型エマルションを原子間力顕微鏡(AFM)で観察したところ、8nm以上500nm以下の平均粒子径を示す粒子群が存在し、油相と水相との間に介在することが確認された。他方、エマルションの同一視野(倍率200倍)における全光顕微鏡写真及び同一視野における偏光顕微鏡写真を撮影したところ、偏光顕微鏡写真における断面円形の内相に黒十字ニコルが確認されず、リオトロピック球状液晶が形成されたことが認められなかった。
(比較例8)
ヒドロキシプロピルメチルセルロース誘導体の代わりに、従来公知の非イオン界面活性剤であるポリオキシエチレンソルビタンモノステアレート及びモノステアリン酸ソルビタンを用いた点を除き、比較例7と同様の手順でO/W型エマルションを調製した。
エマルションの同一視野(倍率200倍)における全光顕微鏡写真及び同一視野における偏光顕微鏡写真を撮影したところ、偏光顕微鏡写真における断面円形の内相に黒十字ニコルが確認されず、リオトロピック球状液晶が形成されたことが認められなかった。
解凍したYMP皮膚(ユカタンミニブタ皮膚)から鋏とやすりを用いて皮下脂肪を除いた。その後のYMP皮膚を1.3〜1.5cm角に切断し、表皮が浸からないように生理食塩水に浸した。ウォーターバスでジャケットを32℃に恒温したFranz型セルにPBSを4.8mL注いだ後、上記YMP皮膚片をセットし、PBS(Phosphate buffered saline、リン酸緩衝生理食塩水)を追加して水面を5mLの標線に揃えた。1時間馴化した後のYMP皮膚片に実施例4、比較例7及び8の各試料50μLを添加した。4時間後、Franz型セルからYMP皮膚片を回収した。PBSで湿らしたキムワイプでYMP皮膚片を拭き、残存試料を除いた後、500μLのPBSで3回洗浄した。直径8mmパンチで試料適用部分をくりぬき、クリオモルド(サクラファインテックジャパン社製)に盛ったO.C.T(Optimal Cutting Temperature)コンパウンド(サクラファインテックジャパン社製)の中に入れ、その約30秒後に、ドライアイス・エタノールで冷やしたイソペンタンに浸け、凍結ブロックを作製した。この凍結ブロックから凍結切片(5μm)を作製(株式会社奈良病理研究所)し、蛍光顕微鏡を用いて表7の条件で観察した。この結果を図3に示す。
図3に示されるように、実施例4(図3A)では、比較例7(図3B)及び比較例8(図3C)のいずれより、蛍光強度が強く、有効成分の浸透性に優れることが分かった。

Claims (6)

  1. 有効成分を含有するO/W型エマルションを含む化粧料において、自発的に閉鎖小胞体を形成する両親媒性物質により形成された閉鎖小胞体又は水酸基を有する重縮合ポリマーの粒子を含め、かつ油相に抱水性油剤を含め、前記油相の少なくとも一部をリオトロピック球状液晶の状態にすることで、前記有効成分の経皮吸収性を向上する方法。
  2. 前記抱水性油剤は、高級アルコールを含む請求項1記載の方法。
  3. 前記閉鎖小胞体又は前記重縮合ポリマー粒子を、前記水相及び前記油相の界面に介在させる請求項1又は2記載の方法。
  4. 内相は抱水性油剤を含み、少なくとも一部がリオトロピック球状液晶の状態である油相であり、外相は水相であり、自発的に閉鎖小胞体を形成する両親媒性物質により形成された閉鎖小胞体又は水酸基を有する重縮合ポリマーの粒子を含むO/W型エマルションを含み、
    有効成分を含有する化粧料。
  5. 前記抱水性油剤は、高級アルコールを含む請求項4記載の化粧料。
  6. 前記閉鎖小胞体又は前記重縮合ポリマー粒子は、前記水相及び前記油相の界面に介在する請求項4又は5記載の化粧料。

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