JPWO2004078568A1 - 鞍乗型車両 - Google Patents
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Abstract
Description
特に、鞍乗型車両は、運転手が鞍乗するシートを有するので、シート幅を狭くして車両全体を小型化することによって、デザイン性および乗り心地の向上が図られている。
また、鞍乗型車両は、メットイン構造、すなわち、シート下にヘルメットを収納するための収納ボックスを配置した構造を有するので、収納ボックスは、十分なスペース(深さ、奥行、幅)を有する必要がある。しかしながら、収納ボックスの幅を十分に確保すると、その上方に配置されるシートの前端部の幅が増大する。
この問題を解決するための構造は、特許第2631059号公報、特開平1−237274号公報及び特開2001−171580号公報に開示されている。その構造は、シートの下方において、収納ボックスの後方に配置される小型のバッテリを、収納ボックスの前方に再配置して、その分だけ収納ボックスを後方に移動したものである。このバッテリ配置構造により、シートの前端部の幅を低減できる。
しかしながら、バッテリ配置構造を有する自動二輪車において、収納ボックス自体は、依然として、ヘルメット等の収納するために十分なスペース(深さ、奥行、幅)を有する。また、シートの前端部の幅を、バッテリの幅より小さくすることは困難である。
さらに、バッテリをシートの前端部の下方に配置しているので、バッテリに接続されるヒューズ、リレー等の電装品を設置するためのスペースを、シートの幅を維持しながら、シートの前端部の下方に確保することは困難である。それゆえ、電装品を設置するために、シートの前端部の幅を広げるか、又は、シートの前端部以外の場所に電装品を設置している。
前者の構成では、シート前端部の幅が大きくなる。後者の構成では、バッテリと電装品の間を接続するワイヤハーネスを長く引き回す必要があるので、配線スペースの増大に伴って、部品レイアウトの自由度の減少や配線作業効率の悪化等の問題が生じる。
また、本発明は、部品レイアウトの自由度および配線作業効率を向上させる鞍乗型車両を提供することを目的とする。
本発明は、車両フレームの上方に配置された鞍乗用シートを有する鞍乗型車両であって、車両フレームに取り付けられて、かつ、前記シートによって閉塞される上面開口部を有する収納ボックスと、前記収納ボックス内の前部に配置されるバッテリと、前記バッテリの前方に位置するように前記収納ボックス内に配置されて、かつ、前記バッテリに電気的に接続される電装品と、を備え、車体幅方向において、前記電装品は前記バッテリより短いことを特徴とする鞍乗型車両を提供する。
本発明によれば、電装品はバッテリボックスの前方に配置され、かつ、車体幅方向において、電装品はバッテリより短いので、前端部の幅が狭いシートを有する鞍乗型車両が実現され、かつ、部品レイアウトの自由度および配線作業効率が向上する。
図2は、本発明の実施形態に係るスクータ型自動二輪車の斜視図である。
図3は、本発明の実施形態に係るスクータ型自動二輪車のフレーム部およびスイング式駆動ユニットの概略構成を示す斜視図である。
図4は、本発明の実施形態に係るスクータ型自動二輪車のシート下の構成を示す部分縦断側面図である。
図5は、本発明の実施形態に係るスクータ型自動二輪車のシート下の構成を示す平面図である。
図6は、本発明の実施形態に係るスクータ型自動二輪車のシート下の構成を示す概略斜視図である。
図7は、本発明の実施形態に係るスクータ型自動二輪車のシートの取り付け構造を説明する分解斜視図である。
図8は、本発明の実施形態に係るスクータ型自動二輪車のシートの裏面構造を示す斜視図である。
図9は、本発明の実施形態に係るスクータ型自動二輪車のシート下の構成を示す拡大側面図である。
図10は、図9におけるX−X矢視断面図である。
図11は、本発明の実施形態に係るスクータ型自動二輪車のシート下の構成を示す部分断面正面図である。
図12は、本発明の実施形態に係るスクータ型自動二輪車のロック機構の取付構造を示す分解斜視図である。
図13は、本発明の実施形態に係るスクータ型自動二輪車のロック機構の動作を説明する図である。
図14は、スクータ型自動二輪車における、サイドカバーの前カバーを取り外した、シート下の構成を示す部分断面正面図である。
図1及び3に示すように、スクータ型自動二輪車1は前後方向に沿って延出した車体フレーム3を有する。車体フレーム3は、ヘッドパイプ5、ダウンチューブ7,第1ボトムフレーム9a、第2ボトムフレーム9b、第1サイドフレーム11、クロスフレーム15、及び取り付けフレーム21を備える。
図1に示すように、ヘッドパイプ5には、ステアリングシャフト45が回動自在に嵌挿支持される。ステアリングシャフト45の下端部には、アンダブラケット47を介して、フロントフォーク49が設けられる。ステアリングシャフト45の上端部には、ブレーキレバ51等の計器及び操作スイッチを有するハンドル53が固定される。フロントフォーク49の下端部には、前輪55が回動自在に軸支される。
図3に示すように、ダウンチューブ7は、鋼管製であり、ヘッドパイプ5から後方に向けて斜め下方に延設される。第1ボトムフレーム9aは、ダウンチューブ7の下端部の左側面に溶接されて、車幅方向に延びて、途中で折曲して後方に延びる。第2ボトムフレーム9bは、ダウンチューブ7の下端部の右側面に溶接されて、車幅方向に延びて、途中で折曲して、第1ボトムフレーム9aと略平行になるように、後方へ延びる。第1サイドフレーム11は、第1ボトムフレーム9aの後端部から斜め上方に延びて、途中で折曲して後方に延びる。第1サイドフレーム11は矩形形状の横断面を有する。
第2ボトムフレーム9bの後端部は、上方へ湾曲して、第1サイドフレーム11の折曲部11aに略対向する位置まで立ち上がる。
クロスフレーム15は、第2サイドフレーム17とシート支持用フレーム19からなり、第2ボトムフレーム9b側から第1サイドフレーム11に向かって設けられる。第2サイドフレーム17は、第2ボトムフレーム9bの後端部上面に溶接される。第2サイドフレーム17は、後端部から第1サイドフレーム11の折曲部11aに対向する中間部17aまで、第1サイドフレーム11と略平行に延び、中間部17aから前端部まで、前後方向に直線状に延びる。シート支持用フレーム19は、第2サイドフレーム17の前端部から折曲して、車幅方向に沿って第1サイドフレーム11に向けて延設される。それから、シート支持用フレーム19は、途中で下方に折曲して、斜め後方に延びて、第1サイドフレーム11に溶接される。シート支持用フレーム19は、シート18およびシート18の下の構造物を支持する。
取り付けフレーム21は、鋼管製であり、シート支持用フレーム19の下方側前方に位置する。取り付けフレーム21は、スイング式駆動ユニット29の取り付け部材として、第1ボトムフレーム9aと第2ボトムフレーム9bの間に配置される。取り付けフレーム21には、ブラケット23が固設される。
ブラケット23には、ピボット軸25を介して、上下方向に揺動自在なリンク27が支持される。駆動ユニット29は、第1サイドフレーム11と第2ボトムフレーム9bの間に介在するように、リンク27に取り付けられる。
駆動ユニット29は、エンジン31、エアクリーナ33、吸気パイプ35、キャブレタ37、伝動ケース39、及びリヤクッションユニット43を備える。エンジン31はリンク27に固定される。エンジン31は、前端部にシリンダヘッド31aを有する。エアクリーナ33は、エンジン31の後方に配置されて、エンジン31に対向した吸い込み口33aを有する。キャブレタ37は、シリンダヘッド31aとエアクリーナ33の間に介在されて、吸気パイプ35を介して、エンジン31の上方に接続される。空気は、エアクリーナ33に吸い込まれて、キャブレタ37で燃料と混合され、混合気として、エンジン31に供給される。
図1に示すように、伝動ケース39は、エンジン31のクランク軸の左側面の端部に連結された駆動機構を内蔵する。後輪41は、伝動ケース39の駆動機構の後端部から車幅方向に沿って延出された出力軸に回動自在に支持される。
リヤクッションユニット43は、伝動ケース39と第1サイドフレーム11の間に介設される。駆動ユニット29は、リヤクッションユニット43を介して、上下方向に揺動自在に、第1サイドフレーム11に懸架される。
図3及び4に示すように、シート支持用フレーム19には、ブラケット56が固設される。また、第1サイドフレーム11の折曲部11aには、ブラケット57aが固設される。第2サイドフレーム17の中間部17aには、ブラケット57bが固設される。
ブラケット56、57aおよび57bには、収納ボックス58が取り付けられる。収納ボックス58は、シート18の下方に配置されて、電装品およびバッテリ70等を収納する。収納ボックス58は、例えばガラス入りポリプロピレン等の強度な材料で一体成型される。
収納ボックス58は、バッテリボックス(第2中空部)59、電装品ボックス(第1中空部)61、および物品用収納ボックス(第3中空部)63を備える。バッテリボックス59は、上面を開口した直方体状の収納スペースを画成して、バッテリ70を収納する。電装品ボックス61は、バッテリボックス59の前方に、バッテリボックス59に一体に設けられて、上面を開口した直方体状の収納スペースを画成する。電装品ボックス61の収納スペースは、バッテリボックス59の収納スペースより小型、すなわち、幅が狭く、かつ、深さが短い。
物品用収納ボックス63は、バッテリボックス59の後方に、バッテリボックス59に一体に設けられて、上面を開口した、小型の物品を収納するためのスペースを画成する。なお、小型の物品の大きさはヘルメットより小さい。物品用収納ボックス63の収納スペースは、バッテリボックス59の収納スペースより、幅が広く、かつ深さが短い。
図5に示すように、収納ボックス58は、バッテリボックス59、電装品ボックス61、および物品用収納ボックス63の各開口上面の周縁部から車幅方向に沿って形成されたフランジ部65を有する。電装品ボックス61の収納スペースの幅は、バッテリボックス59の収納スペースの幅より狭いので、フランジ部65の幅は、バッテリボックス59から前方に向かうにつれて、狭くなる。
図4及び6に示すように、バッテリボックス59は、底壁59a、前方側壁59b、後方側壁59c、第1側壁59d、および第2側壁59eからなる。底壁59aは、ブラケット56に対向する前部と、前部より上方に位置して、バッテリ70の底面に対向する後部から形成されて、段差状の縦断面を有する。前方側壁59bは、底壁59aの前端部から上方に延設される。後方側壁59cは、底壁59aの後端部から上方に延設される。後方側壁59cは、物品用収納ボックス63の前方側壁を担う。第1側壁59dと第2側壁59eは、底壁59aの左右両側部から上方に延設されて、前方側壁59bと後方側壁59cの各両端部に一体に連結する。バッテリボックス59において、収納スペースは、底壁59a、前方側壁59b、後方側壁59c、第1側壁59d、および第2側壁59eによって形成される。
バッテリボックス59は、底面59aを介して、ボルト66およびナット67によって、ブラケット56に取り付けられる。バッテリボックス59の収納スペース内には、バッテリ70が収納される。
電装品ボックス61は、底面61a、第1側壁61b、第2側壁61c、および前方側壁61dからなる。底面61aは、バッテリボックス59の前方側壁59bの所定の位置から前方に延設される。第1側壁61bと第2側壁61cは、底面61aの左右両側部から上方に延設されて、前方側壁59bと前方側壁61dの各両端部に一体に連結する。前方側壁61dは、底面61aの前端部から上方に延設されて、段差状の縦断面を有する。電装品ボックス61において、収納スペースは、底壁61a、第1側壁61b、第2側壁61c、前方側壁61d、および前方側壁59bによって形成される。
電装品ボックス61の収納スペース内には、ホルダヒューズ74およびリレーボックス76等が収納される。電装品ボックス61の底壁61aには、板状リブ81が形成される。リレーボックス76は、リレーボックス76のボックス側面に形成した係合部76aの係合穴に板状リブ81を挿入することによって、電装品ボックス61内に収納される(図4および5参照)。ホルダヒューズ74は、電装品ボックス61の第1側壁61bの内面に形成した一対のリブ69a,69bと、底壁61aに形成したリブ(図示略)の間に挿入されて、電装品ボックス61内に収納される(図6参照)。なお、ホルダヒューズ74およびリレーボックス76は、バッテリ70より小型に形成されている。
図6に示すようにホルダヒューズ74のヒューズおよびリレーボックス76のリレーは、バッテリ70の+端子70aおよび一端子70bから引き出されたワイヤハーネス72内の電線の一部を介して、それぞれ電気的に接続される。なお、バッテリボックス59の第1側壁59dの後部は、バッテリ70の+端子70aの側面形状に対応して、2箇所、外方に凸するように湾曲する。
図9に示すように、電装品ボックス61の第1側壁61bおよび第2側壁61cには、挿通スリット83が形成される。ワイヤハーネス72は、挿通スリット83を介して、電装ボックス61の内部に挿入される。ワイヤハーネス72内の電線は、ホルダヒューズ74のヒューズを介して、リレーボックス76のリレーに接続される。
図7に示すように、電装品ボックス61の第1側壁61bと第2側壁61cの上端部は、フランジ部65の上方に突出している。第1側壁61bと第2側壁61cの上端前部62a,62bおよびフランジ部65の前端部65aは、それぞれ前方に延びる。上端前部62a,62bには、支持ピン取り付け孔87a,87bが車幅方向に沿ってそれぞれ同軸状に設けられる。
電装品ボックス61の前方側壁61dの上端部は、フランジ部65の前端部65aの上方に突出している。前方側壁61dの上端部には、ガイド部材88が固設されて、支持ピン89をガイドする。ガイド部材88は、一対の凹部88a,88bからなる。凹部88a,88bは、円弧状に形成された内面を有し、互いに同軸状に離間して配置される。また、凹部88a,88bは、取り付け孔87a,87bと同軸状に配置される。支持ピン89は、取り付け孔87a,87bに挿通されて、凹部88a,88bに遊嵌される。
スクータ型自動二輪車1は、バッテリカバー(第2カバー)91、電装品カバー(第1カバー)93、およびアーム95a,95bをさらに備える。図6に示すように、バッテリカバー91は、バッテリボックス59の開口上面を閉覆する。電装品カバー93は、電装品ボックス61の開口上面を閉覆する。バッテリカバー91は、電装品カバー93に一体に設けられる。
次に、バッテリカバー91と電装品カバー93によって、バッテリボックス59と電装品ボックス61の上面開口を閉覆した状態での位置関係に基づいて、バッテリカバー91、電装品カバー93、およびアーム95a,95bの構成を説明する。電装品カバー93は、バッテリカバー91の前端中央部から前方に延設される。アーム95a,95bは、電装品カバー93を挟むように、バッテリカバー91の前端部から前方に延設される。アーム95a,95bは電装品カバー93の両側面に当接する。
アーム95a,95bの前端部は、電装品カバー93より前方側に延出する。アーム95a,95bの前端部は、支持ピン89の上面における、上端前部62aと凹部88aの間、および上端前部62bと凹部88bの間に、それぞれ回動可能に係合される。
把持用アーム97は、電装品カバー93の前端部から前方側に延設される。把持用アーム97の前端下部には、円弧状の把持部97aが形成される。把持用アーム97は、支持ピン89の上面における、凹部88a,88bの間に回動可能に係合される。
このような構成により、バッテリカバー91および電装品カバー93は、アーム95a,95bおよび把持用アーム97を介して、バッテリボックス59および電装品ボックス61に離接する方向に沿って、支持ピン89に回動自在に支持される。
また、上端前部62a,62bの上方、かつ、アーム95a,95bの前方には、シート支持用ヒンジブラケット101が設けられる。ヒンジブラケット101は、支持ピン89の上面における、上端前部62aとアーム95aの間、および上端前部62bとアーム95bの間に取り付けられた両端部を有する。
図7に示すように、バッテリボックス59の後方側壁59cの上端部には、第1係支部127が、物品用収納ボックス63側に突出して形成される。バッテリカバー91の前端部には、第2係止部129が電装品ボックス61側に突出して形成される。
ゴムバンド131は、リング状の弾性部材である。ゴムバンド131の前端部は、第2係止部129に係止される。バッテリカバー91でバッテリボックス59の上面開口を覆った状態において、ゴムバンド131の後端部は、バッテリカバー91の上面を通って、第1係止部127に係止される。バッテリカバー91は、ゴムバンド131によって、バッテリボックス59の上面に圧着される。
図4に示すように、電装品カバー93には、取り付け孔93aが形成される。取り付け孔93aには、スペアヒューズが着脱可能に取り付けられる。電装品ボックス61の前方側壁61dには、フック部134が前方に延設される。フック部134には、荷物等が、吊り下げられる。
物品用収納ボックス63の底壁63aの後端両端部は、それぞれ上方に向かって段状に突設される。後端両端部は、ボルト135およびナット(図示略)によって、ブラケット57a,57bに螺合される。物品用収納ボックス63の後方側には、燃料タンク137が配置される(図2参照)。
図7に示すように、スクータ型自動二輪車1のシート18は、底板107とカバー部材109からなる。底板107は、収納ボックス58の上面と同じ形状を有し、収納ボックス58の上面を覆う。底板107の幅は、収納ボックス58の幅と同じである。底板107の両側部には、側板108a,108bが設けられる。カバー部材109は、底板107の上面と側板108a,108bの側面に、クッション部材を介して、固着される。カバー部材109は、シート18の長手方向に沿って、シート18の内側に屈曲する。
底板107の下面107aの端部には、ネジ部111,111が突出される。ネジ部111,111は、ナット113,113を介して、ヒンジブラケット101の上端部に螺合される。
支持ピン89に対向する底板107の周縁部107b,107cには、挟持部115,115が形成されて、支持ピン89を挟持する。シート18がヒンジブラケット101を介して収納ボックス58に取り付けられると、支持ピン89は、底板107の挟持部115,115の間に挿入されて、挟持部115,115によって両側面から挟持される。
このような構成によって、シート18は、挟持部115,115で支持ピン85を挟持した状態で、ヒンジブラケット101を介して、支持ピン85を回動中心にして、バッテリボックス59、電装品ボックス61、および物品用収納ボックス63に離接する方向に回動可能となる。物品用収納ボックス63は、シート18によって閉覆される。
図8に示すように、底板107の下面107aの中央部には、工具(プラグレンチ117、ドライバ119等)をシート18に着脱自在に保持するための工具保持機構121が設けられる。
工具保持機構121は、シート18の短手方向に沿って、下面107aの中央部に設けられる。工具保持機構121は、ブラケット123a,123b、支持部125a,125b、および支持棒126からなる。ブラケット123a,123b、支持部125a,125b、支持棒126は、一直線上に配置される。ブラケット123a,123bは下面107aの中央部の両端近傍に突設される。支持部125a,125bは、ブラケット123a,123bから所定の距離だけ離れた位置に突設される。支持部125a,125bは、プラグレンチ117およびドライバ119の外周面形状に対応する円弧状支持面を有する。支持棒126は、ブラケット123aに設けられ、プラグレンチ117の通孔117aに挿入可能な直径を有する。
プラグレンチ117は、通孔117aを支持棒126に挿入した状態で、ブラケット123bおよび支持部125bに支持される。ドライバ119は、先端119aをプラグレンチ117の差込穴に挿入した状態で、ブラケット123aおよび支持部125aに支持される。
スクータ型自動二輪車1の車体フレーム3は、樹脂製のカバー部材組立体141によって囲まれる。カバー部材組立体141は、フロントカバー143、インナフェンダ144、レッグシールド155、フットボード157、シート下カバー159、アンダカバー161、リヤフェンダ176からなる。
図1に示すように、フロントカバー143は、ヘッドパイプ5の前側を覆う。インナフェンダ144は、フロントカバー143の下方に連接し、ダウンチューブ7の前側を覆う。レッグシールド155は、ヘッドパイプ5とダウンチューブ7の後側を覆う。
フットボード157は、ドライバの足を載せるための部材であり、レッグシールド155の下端部に連接して、前後方向に延びる。アンダカバー161は、インナフェンダ144の下端部に連接して、前後方向に延びる。また、インナフェンダ144は、フットボード157に連接する。フットボード157とアンダカバー161は、第1ボトムフレーム9a、第2ボトムフレーム9b、および取り付けフレーム21を覆う。シート下カバー159は、フットボード157の後端部に連接されて、第1サイドフレーム11、クロスフレーム15、収納ボックス58、および駆動ユニット29の一部を覆う。
図9に示すように、シート下カバー159は、シート前カバー171、アッパカバー173、およびフットカバー175からなる。シート前カバー171は、フットボード157の後端部に重合した状態で連接されて、収納ボックス58とエンジン31の前部を覆う。アッパカバー173は、シート前カバー171の両側周縁部の上部に重合した状態で連結されて、シート18の後端部まで延在する。アッパカバー173は、サイドフレーム11とクロスフレーム15を覆う。フットカバー175は、アッパカバー173の下部とシート前カバー171の両側周縁部の下部に重合した状態で連結される。フットカバー175は、エンジン31の前部を除いた駆動ユニット29の一部を覆う。
リヤフェンダ176は、アッパカバー173の下端後部に連結された前端部を有する。リヤフェンダ176は、後方に向かって、下方に湾曲しながら延出して、後輪41の上方を覆う。
シート前カバー171は、収納ボックス58のフランジ部65の周縁部に嵌合する形状を有する。フランジ部65の幅は、バッテリボックス59から前方に向かうにつれて狭くなるため、シート前カバー171の幅も前方に向かうにつれて狭くなる。
収納ボックス58のフック部134に対向する、シート前カバー171の前側上端部には、切り欠き部177が形成される。フック部134は、シート前カバー171を収納ボックス58のフランジ部65に嵌合して取り付ける際に、切り欠き部177を介して、前方に露出する。
シート前カバー171の後側上端部には、取付孔178が設けられる。シート前カバー171の後側上端部に対応する、アッパカバー173の周縁部には、取付孔178と同軸状に取付孔(図示略)が設けられる。シート前カバー171およびアッパカバー173は、ピン(図示略)を取付孔を螺合することによって、収納ボックス58に係止される。
アッパカバー173の後側上端部は、取付ブラケット183とフック185を介して、第1サイドフレーム11と第2サイドフレーム17に係合される。取付ブラケット183は、第1サイドフレーム11と第2サイドフレーム17の後側上方に突設される(図3参照)。フック185は、アッパカバー173の後側上端部に設けられて、取付ブラケット183に係合する。図10に示すように、シート前カバー171の前側下端部は、フットボード157の後側端部と重合される。重合部分において、シート前カバー171は、スペーサ179a,179bを介して、ボルト181によって、フットボード157に螺合される。
図8に示すように、シート18の底面107の後端部には、ストライカ187(固定係止部材)が設けられる。シート18で収納ボックス58の上面開口を閉覆した状態において、ストライカ187は、リヤフェンダ176の内部に固定されたピン191(可動係止部材)に係合される。
図13に示すように、ロック機構189は、円錐台状のキーシリンダ199を有する。キーシリンダ199は、キー195が挿入されるキー穴197を端部199aに有する。キーシリンダ199は、キー195がキー穴197に挿入されて回転すると、キーシリンダ199のワイヤ取付部201が、キー195の回転方向に沿って回転する。
キーシリンダ199には、端部の側面から外方に延びる取付用ブラケット203が突設される。取付用ブラケット203の先端には、固定孔205aを有する固定用ボス部205が形成される。取付用ブラケット203の中間部には、位置決め用ボス部207がキー穴とは反対側の面に突設される。
図12に示すように、リヤフェンダ176には、キーシリンダ199の端部199aを挿入するための取付孔209が設けられる。また、リヤフェンダ176には、固定用ボス部205を嵌合するための固定取付孔211が設けられる。キーシリンダ199をリヤフェンダ176の内側に挿入して、取付孔209から露出するように端部199aを取り付けると、固定用ボス部205は固定取付孔211に嵌入して、取付用ブラケット203がリヤフェンダ176の内面に当接する。
キーシリンダ199の反対側の面には、固定用ボス部205の固定孔205aに対向する取付孔213と、位置決め用ボス部207が嵌入される位置決め孔215とを有するステー217が取付られる。固定用ボス部205の固定孔205aは、ステー217の取付孔213に対向するように、取り付けられる。このような構成により、キーシリンダ199は、リヤフェンダ176の内面に取り付けられる。
この状態において、キーシリンダ199の位置決め用ボス部207は、ステー217の位置決め孔215に嵌入される。
リヤフェンダ176の内面における、ステー217の角部217aに対向する部分には、リブ221がその内面に垂直に突設される。キーシリンダ199の取付状態において、角部217aはリブ221の取付孔209に当接する。
図13に示すように、ワイヤ取付部201には、ケーブル223の一端から露出されたワイヤ223aが取り付けられる。ケーブル223の他端側から露出されたワイヤ223bは、ピン191の他端部191bに連結される。ピン191の一端部191aは、圧縮バネ225により、図中矢印R1に示す方向へ常時付勢される。
キー195がキー穴197に未挿入の状態には、ピン191は、圧縮バネ225の付勢力により、ストライカ187に係合して、シート18をロックする。
一方で、キー195がキー穴197に挿入されて時計回りに回されると、キーシリンダ199のワイヤ取付部201が、図中矢印R2の方向に回転する。この回転により、ケーブル223のワイヤ223aが図中矢印R3の方向に引っ張られる。
この結果、ワイヤ223bは、圧縮バネ225の付勢力に抗して、シート18から離れる方向へ移動する。ワイヤ223bの移動に伴って、ピン191の一端部191aは、図中矢印R4の方向へ移動して、ストライカ187から離れる。この動作によって、シート18のロック状態は解除される。
次に、スクータ型自動二輪車1の作用効果を説明する。
スクータ型自動二輪車1において、バッテリ70はシート支持用フレーム19に取り付けられたバッテリボックス59に収納される。ホルダヒューズ74とリレーボックス76(電装品)は、バッテリ70より小型であり、バッテリボックス59の前端部に一体に設けられた電装品ボックス61に収納される。また、電装品ボックス61の上端前部62a,62bとガイド部材88によって、シート18は、バッテリボックス59、電装品ボックス61、および物品用収納ボックス63に対して離接する方向に沿って、揺動自在に支持される。それゆえ、車両幅方向において、収納ボックス58の前端部は、電装品ボックス61に対応した長さに設定される。
車両幅方向において、ホルダヒューズ74とリレーボックス76は、バッテリ70より短いので、収納ボックス58の前端部はバッテリ70より狭い幅を有し、かつ、シート18もバッテリ70より狭い幅を有する。それゆえ、自動二輪車1全体のスリム化が図れる。また、運転手がシート18に鞍乗したとき、従来のシートと比べて、シート18は狭い幅を有するので、ドライバは簡易にシート18に乗れる。
バッテリ70の側方に電装品ボックス61を配置しないので、収納ボックス58の前端部の幅は狭く、かつ、自動二輪車1全体のスリム化が図れる。また、バッテリ70から電装品ボックス61に引き回されるワイヤハーネス72aおよび72bの長さを短くすることができる。それゆえ、配線スペースを必要最小限に抑制しながら、シート幅を狭くして、シート下の構造のスリム化を実現することができる。
シート支持用フレーム19はバッテリボックス59の底面59aを支持するので、シート支持用フレーム19はバッテリ70の下側に配置される。それゆえ、シート前カバー171は、シート支持用フレーム19に干渉しないで、バッテリ70に沿って配置されるので、シート前カバー171の幅を狭くして、シート下の構造のスリム化が図れる。
バッテリボックス59、電装品ボックス61および物品用収納ボックス63は一体に成形されるので、それぞれ別に成形する場合と比べて、成形作業量およびコストの低減が図れる。
シート18は、電装品ボックス61の上端前部62a,62bとガイド部材88を介して、収納ボックス58に揺動自在に支持されるので、シート18の支持部材は、シート下の構造に対して何も影響を与えない。それゆえ、シート下の幅狭を維持しながら、シート18は、収納ボックス58に揺動自在に支持される。
バッテリボックス59と電装品ボックス61の上面開口は、バッテリカバー91および電装品カバー93によって閉塞される。それゆえ、走行中において、揺れ等により、物品用収納ボックス63から物品が飛び出した場合でも、物品がバッテリボックス59および電装品ボックス61内に侵入しないので、バッテリ70および電装品を確実に保護することができる。
バッテリボックス59および電装品ボックス61をシート18の前端部に設けたので、支持ピン89を用いて、シート18と電装品カバー93を同時に収納ボックス58に取り付けることができる。それゆえ、支持スペースを最小限に抑えながら、バッテリ70および電装品を保護することができる。
シート18の底板107の端部において、挟持部115,115が周縁部107b,107cに設けられる。挟持部115,115は、シート18を収納ボックス58に取り付けたときに、支持ピン89を両側から挟持する。それゆえ、支持ピン89の外れを防止するための部品を用いることなく、支持ピン89は、上端前部62a,62bおよびガイド部材88に確実に設置される。
ゴムバンド131の一端は、あらかじめバッテリカバー91の前端部に係止される。バッテリカバー91でバッテリボックス59の上面開口を閉塞したとき、ゴムバンド131はバッテリカバー91上に跨置され、かつ、ゴムバンド131の他端はバッテリボックス59の後端部に係止される。それゆえ、バッテリカバー91は、走行中において、ゴムバンド131の弾性力により、バッテリボックス59の上面開口を確実に閉塞する。また、バッテリカバー保持機構として、安価なゴムバンド131を用いるので、部品コストは低減される。
スペアヒューズ133は、電装品カバー93の取付孔93aを介して、電装品カバー93に着脱自在に取り付けられるので、ヒューズ交換を簡易に行える。
物品用収納ボックス63は、ヘルメットよりも小型の物品を収納するスペースを有するので、物品用収納ボックス63は、従来のメットインタイプの二輪車と比べて、車両の幅方向、前後方向および高さ方向に対して、小型化される。それゆえ、物品用収納ボックス63の後方に燃料タンク137を配置することができる。
フック部134は、電装品ボックス61の前方側壁61dの前側上端部に一体に設けられるので、生産コストの低減化が実現される。また、電装品ボックス61は、ガラス入りポリプロピレン等の強度な材料を用いて成型されるので、フック部材134に掛けられる荷重の上限を広げられる。それゆえ、ドライバは、手荷物等をフック部134に吊り下げて走行できる。
シート前カバー171は、アッパカバー173とフットカバー175とは別体で設けられる。それゆえ、図11および14に示すように、運転手は、シート前カバー171を取り外して、エンジン31、エアクリーナ33、およびキャブレタ37等に直接接触できる。
バッテリ70はシート支持用フレーム19の上方に取り付けられるので、シート前カバー171を取り外した状態において、バッテリ70は、ドライバによるエンジン等へのアクセスに干渉しない。それゆえ、エンジン31、キャブレタ37、エアクリーナ33等に対するメンテナンスを簡易に行える。
工具保持機構121がシート18の底板107に設けられるので、プラグレンチ117やドライバ119をシート18の底板107に保持できる。
ロック機構189のキーシリンダ199は、ボルト219を用いた一点接合により、リヤフェンダ176に取り付けられる。それゆえ、ロック機構189を取り付けるための部品は低減される。
なお、本実施形態では、鞍乗型車両として、スクータ型自動二輪車を例に挙げて説明したが、本発明は、これに限定されず、三輪タイプ、四輪タイプ等の鞍乗型車両にも適用可能である。
Claims (15)
- 車両フレームの上方に配置された鞍乗用シートを有する鞍乗型車両であって、
前記車両フレームに取り付けられて、かつ、前記シートによって閉塞される上面開口部を有する収納ボックスと、
前記収納ボックス内の前部に配置されるバッテリと、
前記バッテリの前方に位置するように前記収納ボックス内に配置されて、かつ、前記バッテリに電気的に接続される電装品と、
を備え、
車体幅方向において、前記電装品は前記バッテリより短いことを特徴とする鞍乗型車両。 - 前記収納ボックスは、前記収納ボックスの前部に位置して前記電装品を収容する第1中空部と、前記第1中空部の後端部に連接して前記バッテリを収容する第2中空部を有することを特徴とする請求項1に記載の鞍乗型車両。
- 車体幅方向において、前記第1中空部は、前記第2中空部より短いことを特徴とする請求項2に記載の鞍乗型車両。
- 前記収納ボックスは、前記第2中空部の後端部に連接される第3中空部を有することを特徴とする請求項2に記載の鞍乗型車両。
- 前記収納ボックスは、前記第3中空部の後方に燃料タンクを有することを特徴とする請求項4に記載の鞍乗用車両。
- 前記第1中空部の上面開口部を閉覆する第1カバーと、
前記第1カバーに連接されて、前記第2中空部の上面開口部を閉覆する第2カバーと、
をさらに備えることを特徴とする請求項4に記載の鞍乗型車両。 - 前記第1カバーの両側面に当接するように、前記第2カバーの前端部から延設された一対のアームを、さらに備えることを特徴とする請求項6に記載の鞍乗型車両。
- 前記第1中空部の上端前部に形成されたガイド部と、
前記第1中空部の上端前部に形成されて、前記ガイド部と同軸状に配置される一対の取付孔部と、
前記ガイド部に遊嵌されて、かつ、前記取付孔部に挿通される支持ピンと、
をさらに備えることを特徴とする請求項7に記載の鞍乗型車両。 - 前記一方のアームは、一方の取付孔部と前記ガイド部の間に配置されるとともに、前記支持ピンに回動可能に係合される前端部を有し、
前記他方のアームは、他方の取付孔部と前記ガイド部の間に配置されるとともに、前記支持ピンに回動可能に係合される前端部を有することを特徴とする請求項8に記載の鞍乗型車両。 - 前記シートの裏面に取り付けられた板状部材と、
前記第1中空部の上端前部に形成されるヒンジ部と、
前記板状部材の端部に突設されて、前記ヒンジ部に螺合される一対のネジと、
前記板状部材の端部に突設されて、前記支持ピンを挟持する一対の挟持部と、
をさらに備えることを特徴とする請求項9に記載の鞍乗型車両。 - 前記第2中空部の後端部に設けられる第1係止部と、
前記第2カバーの前端部に設けられる第2係止部と、
前記第2カバーが前記第2中空部の上面開口部を閉覆するとき、前記第1係止部と前記第2係止部に係合される弾性部材と、
をさらに備えることを特徴とする請求項6に記載の鞍乗型車両。 - 前記第1カバーにスペアヒューズを着脱自在に取り付けるための取付孔部をさらに備えることを特徴とする請求項6に記載の鞍乗型車両。
- 前記収納ボックスの前端部に一体に設けられたフック部を、さらに備えることを特徴とする請求項1に記載の鞍乗型車両。
- 前記車両フレームに着脱自在に取り付けられ、かつ、前記収納ボックスを覆うシートカバーを、さらに備えることを特徴とする請求項1に記載の鞍乗型車両。
- 前記第2中空部の下方で前記車両フレームに回動可能に取り付けられる駆動ユニットを、さらに備えることを特徴とする請求項2に記載の鞍乗型車両。
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