JPS641901Y2 - - Google Patents

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JPS641901Y2
JPS641901Y2 JP8857984U JP8857984U JPS641901Y2 JP S641901 Y2 JPS641901 Y2 JP S641901Y2 JP 8857984 U JP8857984 U JP 8857984U JP 8857984 U JP8857984 U JP 8857984U JP S641901 Y2 JPS641901 Y2 JP S641901Y2
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cross member
tire
space
rear cross
tire well
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JP8857984U
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JPS613174U (ja
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【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
この考案は、自動車における車体後部構造に関
し、詳しくは、バツクドアを有する自動車におい
て、スペアタイヤ、ジヤツキおよび三角表示板等
をむだなく、かつ見栄えよく収納しうるようにし
た車体後部構造に関する。
【従来の技術およびその問題点】
最近の小型乗用車は、とくにトランクルームを
設けることなく、荷室と一体になつた広い室内空
間を確保するとともに、バツクドアを設けてここ
から室内後部への荷物の積み下ろしをしうるよう
にした、いわゆる2ボツクス・カーとしたものが
多い。こうした形態の自動車は、居住空間を拡張
することができるという利点を有する反面、雑物
を見栄えよく収納する場所がないという欠点があ
る。スペアタイヤはリヤフロアパネルを凹ませて
形成したタイヤウエル内に収納し、その上にカー
ペツトを敷くようになつているため、一応見栄え
の問題はないが、たとえば、工具や、所持が義務
づけられている三角表示板を見栄えよく収納する
場所は、従来とくに設けられていなかつた。三角
表示板は、箱に収納した状態でかなり大きなもの
であるが、従来は、仕方なくこれを荷室フロアパ
ネル上に無造作に置かざるをえなかつた。 たとえば、実開昭57−141170号公報に示されて
いるように、バツクドア開口の敷居部を形成する
ロアバツクインナパネルと、これに上縁を溶接さ
れて垂下するロアバツクアウタパネルないしリヤ
クロスメンバの内側に形成されるデツドスペース
を、ジヤツキ収納空間として利用するようにした
アイデイアは提案されているが、ジヤツキのみな
らず、三角表示板や工具類をもガタなくかつ見栄
えよく収納保持するようにしたアイデイアはいま
だ提案されていない。また、ジヤツキを固定保持
しながら収納する手段が自動車のトランクルーム
などに設けられるのは一般的であるが、おなじく
所持が義務づけられている三角表示板を固定保持
する手段はこれまで一般に設けられてはいない。
【考案の目的】
そこで、この考案は、上記三角表示板は、その
箱に収納し状態でほぼ一定の大きさを有している
こと、および、この三角表示板の所持が義務づけ
られていることに鑑がみ、スペアタイヤのみなら
ず、ジヤツキおよび三角表示板等をも見栄えよ
く、すなわち、室内に露出しない状態で、かつ、
ガタなく収納しうる車体後部構造をコスト安く提
供することである。
【目的を達成するための手段】
上記の目的を達成するため、本考案では、リヤ
フロアパネルの後縁にリヤクロスメンバを立て壁
状に溶接し、このリヤクロスメンバの上部にロア
バツクアウタパネルとロアバツクインナパネルを
溶接固定するとともに、ロアバツクインナパネル
をリヤクロスメンバの内面から車内側にオーバハ
ングさせてなる車体の後部構造において、上記リ
ヤフロアパネルを凹ませてタイヤウエルを形成す
るとともにこのタイヤウエルの底面を上記リヤク
ロスメンバに連続させるようにし、さらに、リヤ
クロスメンバの内面中央部から所定長さ室内側に
延びるほぼ水平状の載置部と、この載置部の内端
から垂下してタイヤウエルの底面にいたるタイヤ
ストツパ部とを有するブラケツトを設けている。
【考案の作用・効果】
上記ブラケツトは、次の四つの役割を果たす。
すなわち、第一に、リヤクロスメンバから室内側
にほぼ水平に延びる載置部は、リヤフロアパネル
と協働して、たとえば、三角表示板などのための
載置部を形成する。リヤクロスメンバの直ぐ内側
の空間は、その上方にロアバツクインナパネルが
オーバハングするデツドスペースであつたので、
このデツドスペースの上部がます、三角表示板な
どの収納スペースとなる。この場合、載置部に段
部を設けたり、また、リヤフロアパネルに段部を
設けるなどして、三角表示板などの位置決め手段
を設けると、三角表示板などがガタなく専用のス
ペースに収納されるごととなる。第二に、上記ブ
ラケツトの内部、すなわち、載置部の下部であつ
てタイヤストツパ部の内側の空間が、たとえばジ
ヤツキ収納用の専用スペースとして利用できる。
この場合、ジヤツキを最大限に折りたたんだ状態
で上記空間に挿入し、タイヤウエル最後部の底面
とブラケツトの上部載置部の裏面との間を突つ張
るようにすると、この空間内にジヤツキが確実に
固定保持される。このブラケツトの内部空間もま
た、載置部の上面と同様、上方にロアバツクイン
ナパネルがオーバハングするデツドスペースであ
つたので、これでこのデツスペースの下部もま
た、ジヤツキなどの専用の収納スペースとして有
効利用されることになる。第三に、上記ブラケツ
トの載置部の内端から下垂してタイヤウエルの底
面にいたるタイヤストツパ部は、リヤフロアパネ
ルに形成されたタイヤウエル内に収納されるスペ
アタイヤが前後方向に動くのを阻止する。第四
に、上記ブラケツトは、リヤクロスメンバの内面
とタイヤウエルの底面とを掛け渡すようにして固
定されるので、後方衝突時におけるリヤクロスメ
ンバの耐変形強度をアツプすることができる。 また、この他に、タイヤウエルの形状として、
リヤフロアパネルに円形の凹みを形成するのでは
なく、その底面がリヤクロスメンバに連続するよ
うにするとともに、これに収納されたスペアタイ
ヤの後部を押える機能をブラケツトのタイヤスト
ツパ部に持たせているので、タイヤウエルの絞り
部分が少なくなることからリヤフロアパネルのた
めの板材の絞り代を少なくすることができる、あ
るいは、タイヤウエルの位置を相対的に従来より
後方に位置させることができることから、タイヤ
ウエルより前の居住スペースの前後長さを拡張す
ることができるという効果もある。
【実施例の説明】
第1図は、本考案を適用した車体後部構造を示
す断面斜視図である。 後部荷室を形成するリヤフロアパネル1の車幅
方向中央部には、これを凹ませることにより、ス
ペアタイヤ2(第2図)を収納可能なタイヤウエ
ル3が形成される。本考案においてこのタイヤウ
エル3は、リヤフロアパネル1を円形に凹ませる
のではなく、その底面3a後端部がリヤクロスメ
ンバ4と連続するように、換言すると、平面視ほ
ぼU字状に凹ませた形態としている。上記リヤフ
ロアパネル1の後縁部1a、すなわち、左右のリ
ヤフロア一般高さ部、ないし、これと連続し、か
つ中央部をそれより段落ちさせた格好となるタイ
ヤウエル3の底面3aの後端部には、立て壁状の
リヤクロスメンバ4が溶接固定され、さらに、こ
のリヤクロスメンバ4の上部には、このリヤクロ
スメンバ4と協働して閉断面箱構造部5を形成
し、かつ上部に外向きのフランジ6を有するロア
バツクアウタパネル7が溶接固定されるととも
に、このロアバツクアウタパネル7にはさらに、
フランジ8を固定することにより、上記リヤクロ
スメンバ4の内面に対して内方にオーバハングす
るロアバツクインナパネル9が溶接固定される。
上記ロアバツクインナパネル9は、バツクドア
(図示略)のためのドア開口の下部敷居部を形成
するもので、その上面中央部には、切り欠き部1
0を設けるとともに、この部10の内部にバツク
ドアストライカリインホース11に支持されたバ
ツクドアストライカ12が設けられる。また、リ
ヤバツクアウタパネル7とロアバツクインナパネ
ル9の双方のフランジ6,8が溶接されて形成さ
れる外向フランジ部13には、バツクドアとドア
開口とをシールするためのウエザストリツプ14
が装着されている。 第2図から明らかなように、リヤクロスメンバ
4の直ぐ内部の空間Sは、その上方にロアバツク
インナパネル9がオーバハングしているため、通
常は、荷物置き空間としては使用できないデツド
スペースでしかない。一般的にはこのデツドスペ
ースは、フロアパネル1の一般面より上方に形成
されるため、その上下高さがあまりなく、せいぜ
いウエスなどの収納空間としてしか利用できない
が、本考案では、タイヤウエル3の底面3aの後
端をリヤクロスメンバ4につなげることにより、
タイヤウエルの深さに相当する分上記空間Sを上
下に拡張し、この部に後記するブラケツト15を
設けることにより、上記空間Sを、ジヤツキ16
および三角表示板17などを積み重ね状に収納し
うるようにして空間Sの有効利用を図つている。 すなわち、ブラケツト15は、リヤクロスメン
バ4の内面中央部から所定長さ室内側に延びるほ
ぼ水平状の載置部15aと、この載置部15aの
内端から垂下してタイヤウエル3の底面3aにい
たるタイヤストツパ部15aとを有する部材で、
実施例では、一枚の短冊状の板材を折り曲げるこ
とにより形成している。上記載置部15aの前後
方向の長さは、第2図に良く表れているように、
上記ロアバツクインナパネル9のオーバハング量
と同等としておき、かつ、三角表示板17の箱等
の、この載置部15aに載すべき物品の厚さと対
応させておくと好適である。また、第1図に表れ
ているように、リヤフロアパネル1の後部におけ
るタイヤウエル3と隣接する境界部に、上記載置
部15aと同じ高さおよび前後幅の載置面18a
を有する凹陥部18を形成しておくと、この凹陥
部18がブラケツト15の載置面15aと協働し
て、三角表示板17等の比較的長尺物の物品を、
その位置を決定しつつ3点で保持しうることとな
るので好都合である。この載置部15aには上記
したようにたとえば三角表示板17などの物品を
載置することができるので、上記空間Sの上部
が、まず、三角表示板等17の収納スペースとし
て有効利用できる。 さらに、上記ブラケツト15の下側内部空間
S′は、ジヤツキ16等を収納するためのスペース
として効果的に利用することができる。すなわ
ち、図に表れているように、この空間S′にジヤツ
キ16を最大限折りたたんだ状態で挿入するとと
もに、タイヤウエル3の底面3a最後部とブラケ
ツト15の載置部15aの裏面間を突つ張るよう
にすることにより、このジヤツキ16がガタなく
上記空間S′内に収納固定することができる。こう
して、上記空間Sの下部がジヤツキ16等の収納
スペースとして利用され、上述したように上下に
拡張されたデツドスペースのすべてが有効利用さ
れる。 さらに、上記ブラケツト15のタイヤストツパ
部15bは、第2図に示すように、タイヤウエル
3内に収納されたスペアタイヤ2の後部に当接
し、このスペアタイヤ2がタイヤウエル内で前後
にガタつくのを防止する役割をも果たしている。 なお、図示例では、上記空間Sの上部を三角表
示板の収納スペースとして利用し、下部をジヤツ
キの収納スペースとして利用するようにした例で
あるが、この空間Sに収納される物は問われず、
たとえば、上記ブラケツトの載置部15aとロア
バツクインナパネル9との間の、上記空間Sの上
部にジヤツキを収納し、上記ブラケツト15の下
部の、上記空間Sの下部にたとえば工具(図示
略)を収納するようにしてもよい。 以上説明したように、本考案の車体後部構造
は、簡単な構成により車体後部、とくに、リヤク
ロスメンバの直ぐ内側の空間を有効利用し、ジヤ
ツキのみならず、三角表示板あるいは工具を見栄
えよく収納することができるようになる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の一実施例を示す断面斜視
図、第2図は車体中心線に沿う拡大断面図であ
る。 1……リヤフロアパネル、3……タイヤウエ
ル、3a……(タイヤウエルの)底面、4……リ
ヤクロスメンバ、7……ロアバツクアウタパネ
ル、9……ロアバツクインナパネル、15……ブ
ラケツト、15a……載置部、15b……タイヤ
ストツパ部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. リヤフロアパネルの後縁にリヤクロスメンバを
    立て壁状に溶接し、このリヤクロスメンバの上部
    にロアバツクアウタパネルとロアバツクインナパ
    ネルを溶接固定するとともに、ロアバツクインナ
    パネルをリヤクロスメンバの内面から車内側にオ
    ーバハングさせてなる車体の後部構造において、
    上記リヤフロアパネルを凹ませてタイヤウエルを
    形成するとともにこのタイヤウエルの底面を上記
    リヤクロスメンバに連続させるようにし、さら
    に、リヤクロスメンバの内面中央部から所定長さ
    室内側に延びるほぼ水平状の載置部と、この載置
    部の内端から垂下してタイヤウエルの底面にいた
    るタイヤストツパ部とを有するブラケツトを設け
    たことを特徴とする、自動車における車体後部構
    造。
JP8857984U 1984-06-13 1984-06-13 自動車における車体後部構造 Granted JPS613174U (ja)

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JP8857984U JPS613174U (ja) 1984-06-13 1984-06-13 自動車における車体後部構造

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JP8857984U JPS613174U (ja) 1984-06-13 1984-06-13 自動車における車体後部構造

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JPS613174U JPS613174U (ja) 1986-01-10
JPS641901Y2 true JPS641901Y2 (ja) 1989-01-17

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ID=30641854

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JP8857984U Granted JPS613174U (ja) 1984-06-13 1984-06-13 自動車における車体後部構造

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Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4645226B2 (ja) * 2005-02-25 2011-03-09 マツダ株式会社 車両のジャッキ配設構造
JP2007238032A (ja) * 2006-03-10 2007-09-20 Daihatsu Motor Co Ltd 車両の後部構造
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JP5983377B2 (ja) * 2012-12-10 2016-08-31 トヨタ自動車株式会社 車両後部構造

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JPS613174U (ja) 1986-01-10

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