JP5150271B2 - 車体構造 - Google Patents
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Description
本発明は、車体のフロアパネル(例えば、後述する実施例におけるリヤフロアパネル3)に凹部(例えば、後述する実施例における凹部4)を設け、この凹部の端部にガーニッシュ(例えば、後述する実施例におけるリヤパネル10、収納カバー30)を設けた車体構造において、前記ガーニッシュの下部に、前記凹部側に開口する収納部(例えば、後述する実施例における箱部31)を設け、前記ガーニッシュは、上部ガーニッシュ(例えば、後述する実施例におけるリヤパネル10)に該上部ガーニッシュとは別体の下部ガーニッシュ(例えば、後述する実施例における収納カバー30)を取り付けてなり、前記下部ガーニッシュに前記収納部を設け、前記上部ガーニッシュには、固定部(例えば、後述する実施例におけるボス19)と水平方向に突出する受部(例えば、後述する実施例における係止爪21)を設け、前記下部ガーニッシュには、前記上部ガーニッシュの前記固定部が固定される被固定部(例えば、後述する実施例における後傾斜部39)と、前記上部ガーニッシュの前記受部の上に当接する当接部(例えば、後述する実施例における前壁部37)とを設けたことを特徴とする。
このように構成することにより、ガーニッシュの下部に新たな収納スペースを提供することができる。また、凹部側から、ガーニッシュの下部に設けた収納部に、収納物を出し入れすることができる。
また、必要なときだけ、下部ガーニッシュを取り付けて収納部を設けることができる。
また、受部の上に当接部を当接させることによって、下部ガーニッシュの荷重の一部を上部ガーニッシュの受部で受けることができる。
また、必要なときだけ下部ガーニッシュを取り付けて収納部を設けることができるので、部品の汎用性を高めることができる。
さらに、受部の上に当接部を当接させることによって、下部ガーニッシュの荷重の一部を上部ガーニッシュの受部で受けることができるので、固定部と被固定部だけで固定するよりも、下部ガーニッシュの荷重を分担することができ、固定部に加わる負担を軽減することができる。
この実施例における車両は、後部座席の後方が荷室とされている所謂ミニバンタイプの車両であり、図1に示すように、上下方向に回転可能なテールゲート1によって荷室2は開閉可能となっている。
また、リヤパネル10の下部には、収納カバー30が取り付けられており、収納カバー30はリヤフロアパネル3の凹部4aに臨んで配置されている。
リヤパネル10は、上部に略水平面に形成された上壁部11を有し、上壁部11の後端から後方フランジ部12が斜め下後方に延び、上壁部11の前端から前壁部13が下延し、前壁部13の下端から前方フランジ部14が前方に延びており、前方フランジ部14の前端から前縁部15が下延している。前壁部13の略中央には、荷室2の内外を連通させるルーバー16が形成されている。ルーバー16は、図6に示すように、孔16aの軸線が後方に向かって斜め下向きとなるように形成されている。
また、前方フランジ部14の裏面であって、ボス19から若干離間した部位には、平面視L字形の係合凸部20が複数(この実施例では3つ)突設されている。係合凸部20は、図7に示すように、後方に進みにしたがって厚さが薄く形成されている。
さらに、前縁部15の裏面の下端には、係止爪21が適宜の間隔で複数(この実施例では4つ)設けられている。係止爪21は前方フランジ部14に対して略平行をなして後方に突出形成されている。
さらに、図4、図6に示すように、箱部31において上壁部43と後壁部32とが接続される角部44には、車幅方向中央部の2つの長孔40に対応する位置に、開口45が2つ形成されている。
図2に示すように、リヤパネル10に対して下側後方に位置させた収納カバー30を前方に平行移動させ、収納カバー30の上壁部38の上部をリヤパネル10の前方フランジ部14の下方に位置させながら前進させる。このとき、リヤパネル10のボス19を収納カバー30の上壁部38の凹部41に通過させながら長孔40に挿入させていく。このように、収納カバー30をリヤパネル10に対して平行移動しながら接近させていったときにボス19を長孔40に挿入することができるように、収納カバー30の上壁部38に凹部41を設け、斜め上後方に延びる後傾斜部39に設けた長孔40を前後方向に細長い孔としているのである。
さらに、ボス19を長孔40に挿入する過程で、リヤパネル10の係合凸部20を収納カバー30の係合孔42に挿入する。図7に示すように、係合凸部20の前端が係合孔42の前端に突き当たったときに、収納カバー30はリヤパネル10に対する前方移動を阻止され、収納カバー30とリヤパネル10の間での前後方向の位置決めが完了し、このときに、図6に示すように、ボス19が長孔40に完全に挿入された状態となり、収納カバー30の前壁部37の前端部分がリヤパネル10の係止爪21の上に載置される。
この箱部31には、図3、図7に示すように、折り畳み状態の三角表示板60を収納することができ、三角表示板60の出し入れはリヤフロアパネル3の凹部4a側から行うことができる。箱部31に収納された三角表示板60は、箱部31の左右前端下部に形成された係止壁部36によって、箱部31からの不用意な脱落を阻止される。
なお、この発明は前述した実施例に限られるものではない。
例えば、前述した実施例では、ガーニッシュを構成するリヤパネル10と収納カバー30を別体にしたが、これらを一体で形成し、一部品とすることも可能である。また、前述した実施例では、ガーニッシュの収納部を構成する収納カバー30の箱部31内部を、三角表示板60の収納スペースとして利用しているが、収納部に収納するものは三角表示板60に限るものではない。また、収納部の形状は実施例の形態に限られるものではなく、種々の形状が採用可能である。
4 凹部
10 リヤパネル(上部ガーニッシュ)
30 収納カバー(下部ガーニッシュ)
31 箱部(収納部)
19 ボス(固定部)
21 係止爪(受部)
39 後傾斜部(被固定部)
37 前壁部(当接部)
Claims (1)
- 車体のフロアパネルに凹部を設け、この凹部の端部にガーニッシュを設けた車体構造において、
前記ガーニッシュの下部に、前記凹部側に開口する収納部を設け、
前記ガーニッシュは、上部ガーニッシュに該上部ガーニッシュとは別体の下部ガーニッシュを取り付けてなり、前記下部ガーニッシュに前記収納部を設け、
前記上部ガーニッシュには、固定部と水平方向に突出する受部を設け、
前記下部ガーニッシュには、前記上部ガーニッシュの前記固定部が固定される被固定部と、前記上部ガーニッシュの前記受部の上に当接する当接部とを設けたことを特徴とする車体構造。
Priority Applications (1)
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JP2008002412A JP5150271B2 (ja) | 2008-01-09 | 2008-01-09 | 車体構造 |
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Family
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Family Applications (1)
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JP2008002412A Expired - Fee Related JP5150271B2 (ja) | 2008-01-09 | 2008-01-09 | 車体構造 |
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