JP5601636B2 - シートベルトのタング収納構造 - Google Patents

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JP5601636B2
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Description

本発明は、
リトラクタブラケットが車体パネルに取り付けられ、
前記リトラクタブラケットにホルダが取り付けられ、
ルーフライニングに前記ホルダに対応する開口が形成され、
前記開口の周縁部を前記ホルダとの協働で挟み込むリトラクタカバーが前記ホルダに取り付けられ、
前記リトラクタカバーとホルダに、シートベルトのタングを収納するタング収納部が形成されているシートベルトのタング収納構造に関する。
従来、上記のシートベルトのタング収納構造において、各部品を組み付ける場合、
(1) リトラクタブラケットを車体パネルに取り付け、
(2) リトラクタブラケットにホルダを取り付け、
(3) ホルダにルーフライニングを取り付け、
(4) ホルダにリトラクタカバーを取り付けて、ホルダとリトラクタカバーでルーフライニングを挟み込んでいた。(特許文献1参照)。
特開2009−51324号公報
上記従来の構造によれば、リトラクタブラケットを車体パネルに取り付け、前記リトラクタブラケットにホルダを取り付け、ホルダにルーフライニングを取り付け、ルーフライニングにリトラクタカバーを取り付けていたために、組み付けの工数が多くて組み付けの作業性が低下していた。
本発明の目的は、組み付けの工数を削減できて組み付け作業の作業性を向上させることができるシートベルトのタング収納構造を提供する点にある。
本発明の特徴は、
リトラクタブラケットが車体パネルに取り付けられ、
前記リトラクタブラケットにホルダが取り付けられ、
ルーフライニングに前記ホルダに対応する開口が形成され、
前記開口の周縁部を前記ホルダとの協働で挟み込むリトラクタカバーが前記ホルダに取り付けられ、
前記リトラクタカバーとホルダに、シートベルトのタングを収納するタング収納部が形成されているシートベルトのタング収納構造であって、
前記ルーフライニングに係合部が形成されるとともに、前記ホルダに被係合部が形成され、
前記リトラクタブラケットへの前記ホルダの取り付け前に、前記ルーフライニングの係合部と前記ホルダの被係合部を係合させることで、前記ルーフライニングと前記ホルダを部組み可能に構成され
前記ルーフライニングの係合部は、前記ルーフライニングの開口の周縁部に形成された前記開口の内方側に突出する係合片と、前記開口の中心を挟んで前記係合片とは反対側の前記開口の周縁部に形成された係合孔とから成り、
前記ホルダの被係合部は、前記係合片が係合する被係合孔と、前記係合孔に係合する被係合凸部とから成り、
前記被係合凸部に返し部が形成され、
前記ホルダと前記ルーフライニングを互いに組み付けるに伴なって、前記係合片が前記被係合孔に弾性係合するとともに、前記係合孔が前記被係合凸部に弾性係合する点にある。(請求項1)
この構成によれば、各部品を組み付ける場合、
前記リトラクタブラケットへの前記ホルダの取り付け前に前記ルーフライニングの係合部と前記ホルダの被係合部を係合させることで、ルーフライニングとホルダを部組みしておき、
(1) リトラクタブラケットを車体パネルに取り付け、
(2) 部組みしたホルダ及びルーフライニングをリトラクタブラケットに取り付け、
(3) リトラクタカバーをホルダに取り付けて、リトラクタカバーとホルダでルーフライニングを挟み込むことができる。
これにより、従来よりも組み付けの工数を少なくして組み付け作業の作業性を向上させることができる。
ルーフライニングと前記ホルダの部組みは(1)の工程の後であってもよい。(請求項1)
前記ホルダと前記ルーフライニングを互いに組み付けるに伴なって、前記係合片が前記被係合孔に弾性係合するとともに、前記係合孔が前記被係合凸部に弾性係合するから、係合作業を簡単に行うことができ、係合作業の作業性を向上させることができる。
また、被係合凸部に返し部が形成されているから、係合孔と被係合凸部の係合が解除されにくくなり、部組み状態のルーフライニングを車体パネルに取り付ける際に、ホルダがルーフライニングから落下することを防止することができる。(請求項
本発明において、
前記ホルダに、前記リトラクタブラケットの下面に当接する複数の当接面が分散配設されていると、次の作用を奏することができる。(請求項
一般に、リトラクタカバーをホルダに組み付ける場合、ホルダの逃げを防止する手段として、ホットメルトでルーフライニングにホルダを固定する手段や、ルーフライニングにホルダとリトラクタカバーをセットし、裏からルーフライニングとホルダとリトラクタカバーをスクリュー止めする手段が取られている。
これに対して、本発明の上記構成によれば、ホルダに、前記リトラクタブラケットの下面に当接する複数の当接面が分散配設されているから、リトラクタカバーをホルダに組み付ける場合、リトラクタブラケットで前記ホルダを支持することができて、ホルダの逃げを防止することができる。
その結果、上記従来の各手段を取らなくてもよくなり、組み付けラインでリトラクタカバーをホルダに簡単に組み付けることができるとともに、ホットメルトやスクリュー等の結合部品を廃止できて、製作コストを低廉化することができる。(請求項
本発明において、
前記ホルダと前記リトラクタカバーと前記ルーフライニングの開口は、上面視で車両の斜め前後方向に長い長方形状に形成され、
前記リトラクタブラケットの複数の周縁部部分に、前記ホルダに形成された複数の係合爪が、前記斜め前後方向及び前記直交する方向に変位自在に係合し、
前記リトラクタカバーに形成された上方に膨出する膨出部が、前記ホルダに形成された嵌合孔に嵌合して、前記膨出部が前記斜め前後方向前方側及び前記直交する方向に移動することが阻止され、
前記リトラクタカバーに形成された複数の第2の被係合凸部が、前記ホルダに形成された複数の第2の被係合孔に各別に係合し、
前記ルーフライニングの開口に前記ホルダが内嵌していると、次の作用を奏することができる。(請求項
前記リトラクタブラケットの複数の周縁部部分に、前記ホルダに形成された複数の係合爪が、前記斜め前後方向及び前記直交する方向に変位自在に係合しているから、ホルダは前記斜め前後方向及び前記直交する方向でリトラクタブラケットに拘束されない。
そして、前記リトラクタカバーに形成された上方に膨出する膨出部が、前記ホルダに形成された嵌合孔に嵌合して、前記膨出部が前記斜め前後方向前方側及び前記直交する方向に移動することが阻止され、前記リトラクタカバーに形成された複数の第2の被係合凸部が、前記ホルダに形成された複数の第2の被係合孔に各別に係合しているから、ホルダに対するリトラクタカバーの前記斜め前後方向及び直交する方向の位置が決まる。
また、ルーフライニングの開口にホルダが内嵌しているから、ルーフライニングに対するホルダの位置が決まる。
つまり、リトラクタカバーをホルダに組み付けてリトラクタカバーとホルダでルーフライニングを挟み込むと、ルーフライニングに対するリトラクタカバーの前記斜め前後方向及び直交する方向の位置が決まり、自由曲面で複雑なルーフライニングとリトラクタカバーの見切りがぴったり合い、ルーフライニングとリトラクタカバーを隙間無く合わせることができ、リトラクタカバーのルーフライニングへの見切り部の外観を向上させることができる。(請求項
本発明によれば、
組み付けの工数を削減できて組み付け作業の作業性を向上させることができるシートベルトのタング収納構造を提供することができた。
シートベルトのタング収納構造を車室内から見た斜視図 リトラクタカバーの上面図(上方から見た図) ホルダの上面図 ルーフライニングの開口付近の上面図 リトラクタカバーの上面図 リトラクタカバーにホルダを取り付けた状態を示す上面図 ホルダにリトラクタカバーを取り付けた状態を示す上面図 ホルダにルーフライニングを取り付けた状態を示す下面図(下方から見た図) (a)はホルダとルーフライニングとリトラクタカバーの第1の取り付け方法を示す図(b)はホルダとルーフライニングとリトラクタカバーの第2の取り付け方法を示す図 図8のA−A断面図 図6のB−B断面図 図6のC−C断面図 図6のD−D断面図 図6のE−E断面図 図7のH−H断面図 図7のF−F断面図 図7のG−G断面図 ホルダの斜視図
以下、本発明を実施するための形態を図面に基づいて説明する。
図1に、自動車の3人掛けのリアシートの中央シートに対して設けられた3点式のシートベルトのタング収納構造を示してある。符号1はクオータパネル、2はルーフ3の側部に設けられたアシストグリップ、4はルーフ3の後端部中央に設けられたラゲッジランプ、30はルーフライニングである。このタング収納構造は自動車のルーフ3の右後ろ側のコーナー部Cに配置されている。
詳述すると、図5,図6,図11に示すように、リトラクタブラケット10が車体パネル6に取り付けられ、リトラクタブラケット10にホルダ20が取り付けられ、ルーフライニング30に前記ホルダ20に対応する開口31が形成され(図4参照)、前記開口31の周縁部31Sを前記ホルダ20との協働で挟み込むリトラクタカバー40(図2参照)がホルダ20に取り付けられ、リトラクタカバー40とホルダ20に、シートベルト7の先端部に設けられた先端タング91と、シートベルト7に外挿された中間タング92とを収納するタング収納部9が形成されてシートベルトのタング収納構造が構成されている。
前記リトラクタブラケット10にはリトラクタ5(図12,図13参照)が取り付けられ、シートベルト7の非使用時にリトラクタ5がシートベルト7を巻き取る。シートベルト7はリトラクタ5から乗員が引き出すことができる。そして、図11に示すように、リトラクタ5によるシートベルト7の巻き取り状態で、シートベルト7の先端タング91と中間タング92が乗員によって前記タング収納部9に差し込み収納される。
前記ルーフライニング30は車体パネル6にクリップで取り付けられている。
図2〜図7に示すように、前記ホルダ20とリトラクタカバー40とルーフライニング30の開口31は、上面視で車両の斜め前後方向N(以下、「斜め前後方向N」と称する)に長い長方形状に形成され、ホルダ20とリトラクタカバー40とルーフライニング30の開口31の長手方向が、車幅方向と車両前後方向に対してほぼ45度の角度を成している。符号Frは車両前方側、Rrは車両後方側を示している。
次に、前記タング収納構造を構成する各部品の概略構造について説明し、その後に各部品の連結構造について説明する。
[リトラクタブラケット10の構造]
図5に示すように、リトラクタブラケット10は上面視で前記ホルダ20等の長手方向に長く形成され、T字状のブラケット本体部11と、
ブラケット本体部11の後端部から立ち上がる後ろ側立ち上がり部12Rと、
後ろ側立ち上がり部12の上端部から後方に突出する後ろ側取付けフランジ13Rと、
ブラケット本体部11の前端部から立ち上がる前側立ち上がり部12Fと、
前側立ち上がり部12Fの上端部から斜め内側前方に突出する前側取り付けフランジ13Fとを備えている。
そして、両取り付けフランジ13R,13Fにボルト挿通孔13Sが形成され、このボルト挿通孔13Sに挿通された取り付けボルトBで両取り付けフランジ13R,13Fが車体パネル6に取り付け固定されている(図11参照)。後ろ側取付けフランジ13Rからは車体パネル6側の係止部に係止する係止片14が突出している。リトラクタブラケット10は一枚の金属板をプレス加工して成形されている。
[ホルダ20の構造]
図3,図18に示すように、ホルダ20は上面視において長方形状のホルダ本体部21と、ホルダ本体部21の周部から立ち上がる立ち上がり壁22とを備え、ホルダ本体部21の後半部が下方に膨出して断面長方形のカップ状の第1膨出部23が形成されている。第1膨出部23の底壁24はほぼ水平に設定されている。
前記立ち上がり壁22は斜め前後方向前方側ほど高さ寸法が高く設定されている。また、ホルダ本体部21の前半部に長方形状の嵌合孔21Hが形成されている(図18参照)。そして、第1膨出部23の底壁24に嵌合孔21Hよりも幅狭の長方形状の角孔24Hが形成されている。
[リトラクタカバー40の構造]
図2,図11,図16,図17に示すように、リトラクタカバー40は上側が開放した断面長方形のカップ状に形成され、縦断側面視において円弧状の底壁41と、底壁41に連続する円弧状の前壁42と、底壁41の両側部から立ち上がる一対の側壁43と、側壁43の後端部同士を連結する後壁44とを備えている。
底壁41は斜め前後方向前方側ほど上方に位置している。そして、底壁41の前半部に、上方に膨出する横断面長方形状の第2膨出部45(膨出部に相当)が形成され、この第2膨出部45に前記タング収納部9が形成されている(図11参照)。また、底壁41の上面の後半部に格子状の補強リブ46が突設されている(図2参照)。
[ルーフライニング30とホルダ20の係合構造]
図3,図4,図8に示すように、ルーフライニング30に係合部51が形成されるとともに、ホルダ20に被係合部61が形成され、リトラクタブラケット10へのホルダ20の取り付け前にルーフライニング30の係合部51とホルダ20の被係合部61を係合させることで、ルーフライニング30とホルダ20を部組み可能に構成されている。
[ルーフライニング30の係合部51の構造]
図4に示すように、ルーフライニング30の係合部51は、ルーフライニング30の開口31の周縁部31Sに形成された開口31の内方側に突出する舌片状の係合片52と、開口31の中心を挟んで係合片52とは反対側の前記開口31の周縁部31Sに形成された一対の係合孔53とから成る。前記係合片52は前記開口31の後ろ側の周縁部のうち車幅方向内側の周縁部分から斜め前後方向前方側に突出している。また、係合孔53は、前記開口31の一対の前側コーナー部に形成されたフランジ32にそれぞれ形成されている。
[ホルダ20の被係合部61の構造]
図3,図10に示すように、ホルダ20の被係合部61は、係合片52が係合する長方形状の被係合孔62と、一対の係合孔53に各別に係合する一対の被係合凸部63とから成る。ホルダ20の第1膨出部23の後壁25は下端部側ほど斜め前後方向前方側に位置するように傾斜しており、この後壁25と、後壁25の上端部に連なるホルダ本体部21との間のコーナー部に前記被係合孔62が形成されている。
一対の被係合凸部63は、ホルダ本体部21の嵌合孔21Hよりも前記斜め前後方向前方側の前端部の幅方向両端部に下方に突出するように形成され、被係合凸部63の先端部(下端部)に抜け止め用の返し部63K(図10参照)が形成されている。
そして、ホルダ20とルーフライニング30を組み付けるに伴なって、係合片52が被係合孔62に弾性係合するとともに、係合孔53が被係合凸部63に弾性係合するよう構成されている。
図3,図12,図14に示すように、前記ホルダ20の第1膨出部23の角孔24Hの周りの底壁部分に、リトラクタブラケット10の下面10Kに当接する複数の長方形状の当接面16が分散配設されている。
[ホルダ20とリトラクタブラケット10の係合構造]
図3,図6,図13,図14に示すように、ブラケット本体部11の後半部の両側部側の周縁部分11S(図5参照)と、前記後半部よりも幅広の前半部の周縁部のうち斜め前後方向後ろ側に位置する一対の周縁部部分11Sとに、ホルダ20に形成された複数の係合爪71が、前記斜め前後方向N及び斜め前後方向に直交する方向Tに変位自在に係合している。
詳しくは、ブラケット本体部11の各周縁部分11Sは上方に折り返されており、折り返し部15の頂部15Tに係合爪71が上方から当接し、折り返し部15の外側面と係合爪71との間に隙間Sが形成されている(図13,図14参照)。
そして、図7,図15,図17に示すように、リトラクタカバー40に形成された上方に膨出する第2膨出部45が、ホルダ20に形成された嵌合孔21Hに嵌合して、第2膨出部45が前記斜め前後方向前方側及び前記直交する方向Tに移動することが阻止されている。
詳しくは、図3,図15に示すように、ホルダ20の嵌合孔21Hの内周部には周壁21Sが立設され、この周壁21Sに形成された第2当接リブ82が、リトラクタカバー40の第2膨出部45の斜め前後方向前方側の前壁49に当接している。第2当接リブ82は前記周壁21Sの内面と底面に連なっている。
また、図2,図17に示すように、リトラクタカバー40の第2膨出部45の上端部45Jから上方及び前記直交する方向Tに突出する一対の第3当接リブ84が、ホルダ20の嵌合孔21Hの内側面(前記直交する方向Tの両内側面)に当接している。
そして、図8,図18に示すように、ホルダ20の第1膨出部23がルーフライニング30の開口13に嵌合(内嵌)して、ホルダ20の周部に分散配設された複数の第1当接リブ81がルーフライニング30の開口13の内周面に当接している。
また、図2,図16に示すように、リトラクタカバー40の斜め前後方向後部の上面に突設された一対の断面十字形の係合ピン47(第2の被係合凸部に相当)がホルダ20のピン孔状の第2の被係合孔64に挿入され、図2,図11,図17に示すように、リトラクタカバー40の斜め前後方向前部の上面と斜め前後方向後端部とに突設された複数の第2の係合爪55(第2の被係合凸部に相当)が、ホルダ20の複数の第2の被係合孔56(図3参照)に各別に挿入係合されている。係合ピン47は、リトラクタカバー4の底壁41の内面に突設された台座27の座面27Mから突出している。
図14において、符号48Hは、リトラクタカバー40の底壁41から膨出する中空の台座48の頂部に形成されたボルト挿通孔、符号28Hは、ホルダ20に形成されたボルト挿通孔、符号18Hはリトラクタブラケット10に形成されたボルト挿通孔であり、これらのボルト挿通孔にボルトが挿通されて、リトラクタカバー40とホルダ20がリトラクタブラケット10に共締め固定される。
上記の構成によれば、各部品を組み付ける場合、
リトラクタブラケット10へのホルダ20の取り付け前にルーフライニング30の係合部51とホルダ20の被係合部61を係合させることで、ルーフライニング30とホルダ20を部組みしておき(図9(b)参照)、
(1) リトラクタブラケット10を車体パネル6に取り付け、
(2) 部組みしたホルダ20及びルーフライニング30をリトラクタブラケット10に取り付け、
(3) リトラクタカバー40をホルダ20に取り付けて、リトラクタカバー40とホルダ20でルーフライニング30を挟み込むことができる。
これにより、従来よりも組み付けの工数を少なくして組み付け作業の作業性を向上させることができる。
ルーフライニング30と前記ホルダ20の部組みは(1)の工程の後であってもよい。
また、図9(a)に示すように、
(1) リトラクタブラケット10を車体パネル6に取り付け、
(2) リトラクタブラケット10にホルダ20を取り付け、
(3) ホルダ20にルーフライニング30を取り付け、
(4) ホルダ20にリトラクタカバー40を取り付けることもできる。
前記ホルダ20とルーフライニング30を互いに組み付けるに伴なって、係合片52が被係合孔62に弾性係合するとともに、係合孔53が被係合凸部63に弾性係合するから、係合作業を簡単に行うことができ、係合作業の作業性を向上させることができる。
また、被係合凸部63に返し部63Kが形成されているから、係合孔53と被係合凸部63の係合が解除されにくくなり、部組み状態のルーフライニング30を車体パネル6に取り付ける際に、ホルダ20がルーフライニング30から落下することを防止することができる。
一般に、リトラクタカバー40をホルダ20に組み付ける場合、ホルダ20の逃げを防止する手段として、ホットメルトでルーフライニング30にホルダ20を固定する手段や、ルーフライニング30にホルダ20とリトラクタカバー40をセットし、裏からルーフライニング30とホルダ20とリトラクタカバー40をスクリュー止めする手段が取られている。
これに対して、本発明の上記構成によれば、ホルダ20に、リトラクタブラケット10の下面10Kに当接する複数の当接面16が分散配設されているから、リトラクタカバー40をホルダ20に組み付ける場合、リトラクタブラケット10でホルダ20を支持することができて、ホルダ20の逃げを防止することができる。
その結果、上記従来の各手段を取らなくてもよくなり、組み付けラインでリトラクタカバー40をホルダ20に簡単に組み付けることができるとともに、ホットメルトやスクリュー等の結合部品を廃止できて、製作コストを低廉化することができる。
また、リトラクタブラケット10の複数の周縁部部分11Sに、ホルダ20に形成された複数の係合爪71が、前記斜め前後方向N及び前記直交する方向Tに変位自在に係合しているから、ホルダ20は前記斜め前後方向N及び前記直交する方向Tでリトラクタブラケットに拘束されない。
そして、前記リトラクタカバー40に形成された上方に膨出する第2膨出部45が、ホルダ20に形成された嵌合孔21Hに嵌合して、第2膨出部45が前記斜め前後方向前方側及び直交する方向Tに移動することが阻止され、リトラクタカバー40に形成された複数の第2の被係合凸部47,55が、ホルダ20に形成された複数の第2の被係合孔56,64に各別に係合されているから、ホルダ20に対するリトラクタカバー40の前記斜め前後方向N及び直交する方向Tの位置が決まる。
また、ルーフライニング30の開口31にホルダ20が内嵌しているから、ルーフライニング30に対するホルダ20の位置が決まる。
つまり、リトラクタカバー10をホルダ20に組み付けてリトラクタカバー40とホルダ20でルーフライニング30を挟み込むと、ルーフライニング30に対するリトラクタカバー40の前記斜め前後方向N及び直交する方向Tの位置が決まり、ルーフライニング30とリトラクタカバー10を隙間無く合わせることができ、リトラクタカバー10のルーフライニング30への取り付け部の外観を向上させることができる。
6 車体パネル
9 タング収納部
10 リトラクタブラケット
10K リトラクタブラケットの下面
11S リトラクタブラケットの周縁部部分
16 当接面
20 ホルダ
21H 嵌合孔
30 ルーフライニング
31 開口(ルーフライニングの開口)
31S 開口の周縁部
40 リトラクタカバー
45 膨出部(第2膨出部)
47,55 第2の被係合凸部
51 係合部
52 係合片
53 係合孔
56,64 第2の被係合孔
61 被係合部
62 被係合孔
63 被係合凸部
63K 返し部
71 係合爪
91 シートベルトのタング
N 車両の斜め前後方向
T 直交する方向

Claims (3)

  1. リトラクタブラケットが車体パネルに取り付けられ、
    前記リトラクタブラケットにホルダが取り付けられ、
    ルーフライニングに前記ホルダに対応する開口が形成され、
    前記開口の周縁部を前記ホルダとの協働で挟み込むリトラクタカバーが前記ホルダに取り付けられ、
    前記リトラクタカバーとホルダに、シートベルトのタングを収納するタング収納部が形成されているシートベルトのタング収納構造であって、
    前記ルーフライニングに係合部が形成されるとともに、前記ホルダに被係合部が形成され、
    前記リトラクタブラケットへの前記ホルダの取り付け前に、前記ルーフライニングの係合部と前記ホルダの被係合部を係合させることで、前記ルーフライニングと前記ホルダを部組み可能に構成され
    前記ルーフライニングの係合部は、前記ルーフライニングの開口の周縁部に形成された前記開口の内方側に突出する係合片と、前記開口の中心を挟んで前記係合片とは反対側の前記開口の周縁部に形成された係合孔とから成り、
    前記ホルダの被係合部は、前記係合片が係合する被係合孔と、前記係合孔に係合する被係合凸部とから成り、
    前記被係合凸部に返し部が形成され、
    前記ホルダと前記ルーフライニングを互いに組み付けるに伴なって、前記係合片が前記被係合孔に弾性係合するとともに、前記係合孔が前記被係合凸部に弾性係合するシートベルトのタング収納構造。
  2. 前記ホルダに、前記リトラクタブラケットの下面に当接する複数の当接面が分散配設されている請求項記載のシートベルトのタング収納構造。
  3. 前記ホルダと前記リトラクタカバーと前記ルーフライニングの開口は、上面視で車両の斜め前後方向に長い長方形状に形成され、
    前記リトラクタブラケットの複数の周縁部部分に、前記ホルダに形成された複数の係合爪が、前記斜め前後方向及び前記直交する方向に変位自在に係合し、
    前記リトラクタカバーに形成された上方に膨出する膨出部が、前記ホルダに形成された嵌合孔に嵌合して、前記膨出部が前記斜め前後方向前方側及び前記直交する方向に移動することが阻止され、
    前記リトラクタカバーに形成された複数の第2の被係合凸部が、前記ホルダに形成された複数の第2の被係合孔に各別に係合し、
    前記ルーフライニングの開口に前記ホルダが内嵌している請求項1又は2に記載のシートベルトのタング収納構造。
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