JP6775445B2 - インストルメントパネル構造 - Google Patents

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本発明は、インストルメントパネル構造に関するものである。
インストルメントパネルの中には、外観上の見栄え向上等の観点から、車体側パネル(インストルメントパネルの本体部)のうち助手席側の表面に、意匠パネルを係止するものがある。すなわち、車体側パネルに設けた係止孔に対して、意匠パネルに設けた係止爪部を係止させることが行われている。
一方、インストルメントパネルの内部空間には、助手席用エアバッグを装備することが一般的となっている。この助手席用エアバッグが作動した際に、インストルメントパネルにはかなり大きな衝撃が作用することから、意匠パネルが脱落しやすいものとなる。
特許文献1、特許文献2には、係止孔と係止爪部とを利用して、車体側パネルの表面に意匠パネルを係止するものにおいて、意匠パネルに係止爪部よりも長尺な脱落防止用係止爪部を設けて、衝撃によって係止爪部の係止作用が解除された際に、脱落防止用係止爪部が車体側パネルに係止されるようにして、意匠パネルの脱落を防止するものが開示されている。
特許文献1に記載のものでは、まず、意匠パネルに形成された長尺の脱落防止用係止爪部を、車体側パネルに形成された脱落防止用係止孔に挿入した状態とし、この後、意匠パネルを大きく揺動させつつその係止爪部を車体側パネルの係止孔に整合させ、さらにこの後、係止爪部を係止孔に挿入させるものとなっている。特許文献2に記載のものでは、意匠パネルに設けた脱落防止用係止爪部が、通常の係止爪部よりも長尺なだけで、脱落防止用の係止孔に対して大きな抵抗を受けつつ挿入されるものとなっている。
特開2015−20470号公報 特開2004−230969号公報
特許文献1に記載のものでは、脱落防止用の係止爪部を脱落防止用係止孔に挿入した状態で意匠パネルを大きく揺動させて、意匠パネルの係止爪部を車体側パネルの係止孔に整合させる必要があることから、意匠パネルの組付性が悪いものとなる。また、特許文献1に記載のものでは、組付に際して意匠パネルを揺動させる際に、長尺の脱落防止用係止突起部を折損させてしまう可能性もあり、好ましくないものとなる。
また、特許文献2に記載のものでは、脱落防止用係止突起部が長尺である一方、脱落防止用の係止孔に対して大きな抵抗を受けつつ挿入させることから、組付性が悪いばかりでなく、この挿入の際に脱落防止片部が座屈変形されやすいものとなる。また、脱落防止用係止孔への挿入をスムーズに行なおうとすると、その分脱落防止用の係止孔を大きく形成する必要があり、脱落防止用の係止突起部を利用した係止作用が弱いものになってしまう。
本発明は以上のような事情を勘案してなされたもので、その目的は、車体側パネルに対して係止された意匠パネルの脱落防止を確実に行いつつ、意匠パネルの組付を容易に行えるようにしたインストルメントパネル構造を提供することにある。
前記目的を達成するため、本発明にあっては次のような解決手法を採択してある。すなわち、請求項1に記載のように、
車体側パネルの内部空間に助手席用エアバッグが配設されると共に、該車体側パネルのうち助手席側の表面に意匠パネルが係止されてなるインストルメントパネル構造であって、
前記車体側パネルのうち助手席側の面に、係止孔および脱落防止孔が設けられ
前記意匠パネルの裏面側に、前記係止孔に係止される係止爪部と、該係止爪部よりも長尺とされて前記脱落防止孔に係止される脱落防止片部と、が突出形成され、
前記脱落防止孔は、上開口部と、該上開口部の下縁に連設されて該上開口部よりも幅狭な下開口部と、を有する形状とされ、
前記脱落防止片部は、延設部と、該延設部の先端部に形成された係止突部と、を有し、
前記延設部が、前記上開口部および前記下開口部を挿通可能な幅狭に設定され、
前記係止突部が、前記上開口部を挿通可能であるが前記下開口部を挿通不能な幅広に設定され、
前記係止爪部を前記係止孔に挿入した係止状態において、前記延設部が前記下開口部に挿通された状態で、かつ前記係止突部が該下開口部よりもさらに奥側に位置する状態とされている、
ようにしてある。
上記解決手法によれば、長尺の脱落防止片部は、脱落防止孔のうち上開口部を通して大きな抵抗を受けることなくスムーズに脱落防止孔内に挿入することができ、挿入作業中に座屈等によって破損されてしまうことがなく、組付後における意匠パネルの脱落防止を確実に行うことができる。また、意匠パネルの組付に際しては、係止爪部を係止孔に係止(挿入)させる方向の動きに対して、脱落防止片部を上開口部から下開口部へと移動させるためのわずかな下方への動きを伴うのみでよく、脱落防止片部が脱落防止孔に対してスムーズに挿入できることと合わせて、意匠パネルの組付を容易に行うことができる。
上記解決手法を前提とした好ましい態様は、請求項2以下に記載のとおりである。
前記係止突部を前記上開口部の高さ位置とした状態で、前記係止爪部が前記係止孔の上部に位置するようにされ、
前記係止爪部と前記係止孔との少なくとも一方に、該係止爪部を該係止孔の上部に位置させた状態から該係止孔に挿入していくにつれて該係止爪部が下方へ向けて変位するようにガイドするガイド部が形成されている、
ようにしてある(請求項2対応)。この場合、係止爪部を係止孔に挿入していく過程において、脱落防止片部が下開口部に向けて移動する動きを自動的に得ることができ、意匠パネルの組付をより容易に行うことができる。
前記車体側パネルに、保持孔が形成され、
前記意匠パネルの裏面側に、前記保持孔に挿入されたときに前記意匠パネルの重量を前記車体側パネルに支承させるための保持用突起部が突出形成され、
前記係止爪部が前記係止孔に挿入されて係止された状態で、前記保持用突起部が前記保持孔に挿入された状態とされる、
ようにしてある(請求項3対応)。この場合、意匠パネルをしっかりと車体側パネルに支承させておく上で好ましいものとなる。
前記係止突部を前記上開口部の高さ位置とした状態で、前記保持用突起部が前記保持孔の上部に位置するようにされ、
前記保持用突起部と前記保持孔との少なくとも一方に、該保持用突起部を該保持孔の上部に位置させた状態から該保持孔に挿入していくにつれて該保持用突起部が下方へ向けて変位するようにガイドするガイド部が形成されている、
ようにしてある(請求項4対応)。この場合、保持用突起部を保持孔に挿入していく過程において、脱落防止片部が下開口部に向けて移動する動きを自動的に得ることができ、意匠パネルの組付をより容易に行うことができる。
前記車体側パネルに、前記上開口部の高さ位置において前記係止突部を該上開口部に近接させた状態で、該係止突部の左右端部が載置可能な膨出部が形成されている、ようにしてある(請求項5対応)。この場合、長尺な脱落防止片部の先端部を構成する係止突部を載置部に載置させた安定した状態でもって、脱落防止片部を上開口部に挿入させていくことができ、組付をより容易に行うことができる。
前記係止突部は、前記延設部の左方側および右方側に広がる幅広部と、該幅広部の左右端部から後方へ伸びる後方延長部と、を有する形状とされている、ようにしてある(請求項6対応)。この場合、後方延長部が下開口部の周縁部に引っ掛かり易くなり、意匠パネルの脱落防止をより確実に行う上で好ましいものとなる。
前記脱落防止片部は、平面視において、前記助手席用エアバッグに対して前後方向で重なる位置に設けられている、ようにしてある(請求項7対応)。この場合、エアバッグ装置が作動したときに大きな衝撃を受けやすい位置に脱落防止片部を設けておくことにより、意匠パネルの脱落防止をより確実に行う上で好ましいものとなる。
本発明によれば、車体側パネルに対して係止された意匠パネルの脱落防止を確実に行いつつ、意匠パネルの組付を容易に行うことができる。
本発明が適用されたインストルメントパネル構造の一例を示す要部斜視図。 助手席用エアバッグ部分での側面断面図。 意匠パネルを裏面側を示す斜視図。 車体側パネルに対する意匠パネルの組付状態を示す要部平面断面図。 脱落防止孔を示す斜視図。 脱落防止片部の詳細を示す斜視図。 脱落防止片部を脱落防止孔の上開口部に挿入した直後の状態を示し、意匠パネルの取付け中の状態を示す側面断面図。 図7に対応した状態で、保持用突起部と保持孔との関係示す側面断面図。 図7に対応した状態で、係止突起部と係止孔との関係を示す側面断面図。 意匠パネルの取付け完了状態を示すもので、図7に対応した側面断面図。 意匠パネルの取付け完了状態を示すもので、図8に対応した側面断面図。 意匠パネルの取付け完了状態を示すもので、図9に対応した側面断面図。
図1において、インストルメントパネル1は、車体側パネル10と、車体側パネル10に係止された意匠パネル20と、を有する。
車体側パネル10は、実施形態では、剛性を有する合成樹脂製のフレームパネル11と、フレームパネル11の表面を被覆する合成樹脂製の被覆材12とから構成され、この他、部分的にフレームパル11に強固に固定された合成樹脂製のパネル材13をも有する。フレームパネル11は、車幅方向に伸びるフレーム強度部材としてのステアリング支持部材30に固定されている(図4参照)。
車体側パネル10の内部空間には、図2、図4に示すように、助手席用エアバッグ装置40が配設されている。このエアバッグ装置40は、ステアリング支持部材30に対して、ブラケット31を介して固定されている。エアバッグ装置40は、ケース41と、インフレータ42と、ケース41内において折りたたまれた状態で収納されたエアバッグ43(図2において簡略的に破線で示す)と、を有する。
意匠パネル20は、車体側パネル10のうち、助手席に対応した位置において、車幅方向に長く伸びるように形成されている。エアバッグ装置40が作動したとき、エアバッグ43が、インストルメントパネル1のうち助手席側の上部を破断して助手席前方に膨張展開される。このときの衝撃によって、意匠パネル20が、車体側パネル10から外れやすいものとなる。特に、衝突安全性向上の観点から、エアバッグ装置40の容量が大きくされる傾向があることから、エアバッグ装置40が作動されたときに意匠パネル20が車体側パネル10から外れやすいものとなる。後述するように、エアバッグ装置40が作動されたときに、意匠パネル20が車体側パネル10から脱落しないようにしてある。
次に、意匠パネル20の車体側パネル10に対する取付け構造について説明する。まず、意匠パネル20の裏面側には、車幅方向に間隔をあけて、複数の係止爪部21と、複数の保持用突起部22と、複数の脱落防止片部23と、が突出形成されている。脱落防止片部23の突出長さが、係止爪部21や保持用突起部22の突出長さよりも十分に大きくされている。
前記係止爪部21は、図9、図12に示すように、先端部が先細状で上下方向に拡開された形状とされている。特に、係止爪部21の先端部上面は、先端に向かうにつれて徐々に低くなるように傾斜されたガイド面21aとされている。係止爪部21の基端部分は、リブ構造とされて剛性が確保されている。このような係止爪部21は、意匠パネル20と一体成形することもできるが、先端部のみ別部材で形成して意匠パネル20に一体化した構成とすることもできる。
前記保持用突起部22は、意匠パネル20の重量を、車体側パネル10側で受け持たせるもので、断面H形状のリブ等の剛性の高い形状として形成されている。この保持用突起部22の先端部上面は、先端に向かうにつれて徐々に低くなるように傾斜されたガイド面22aとされている。
脱落防止片部23は、長尺で幅狭な板状の延設部24と、延設部24の先端部に形成された幅広の係止突部25と、を有する形状とされている。係止突部25は、延設部24の左方側および右方側に突出する幅広部25aと、幅広部25aの左右端部から後方へ伸びる後方延長部25bとを有し、全体的に略錨形状に形成されている。このような脱落防止片部23は、実施形態では、意匠パネル20とは別体に形成されて、ねじ26によって意匠パネル20(のうちボス状の突起部)に固定されている(図2、図7、図10参照)。なお、脱落防止片部23を、意匠パネル20と一体成形することもできる。
車体側パネル10には、係止爪部21に対応して係止孔15が形成され、保持用突起部22に対応して保持孔16が形成され、脱落防止片部23に対応して脱落防止孔17が形成されている。より具体的には、係止孔15および保持孔16は、フレームパネル11に形成され、脱落防止孔17はパネル材13に形成されている。
脱落防止孔17は、上部が幅広の上開口部17aとされ、下部が幅狭な下開口部17bとされている。すなわち、上開口部17aの下縁部中央に連通させて下開口部17bが位置されている。そして、各開口部17a、17bはそれぞれ、略長方形状とされている。
脱落防止孔17の周縁部のうち、下開口部17cbの左右側縁部には、後方に向けて(助手席側に向けて)膨出した載置部17cとされている(図5参照)。この載置部17cの上面は、平坦面とされて、上開口部17aの下端位置の高さ(下開口部17bの上端位置の高さ)となるように設定されている。
前述した脱落防止片部23における延設部24の左右幅や厚さは、上開口部17aおよび下開口部17b共に挿通可能となるように設定されている。この一方、脱落防止片部23における係止突部25の左右幅や厚さは、上開口部17aをスムーズに挿通可能であるが、下開口部17bは挿通できないように設定されている。
次に、意匠パネル20を車体側パネル10に取付ける手順について説明する。まず、脱落防止片部23を、上開口部17aの高さ位置でもって脱落防止孔17の直近に位置させて、その係止突部25を載置部17cに載置した状態とする。この状態から、意匠パネル20を前方へ向けて変位させて、脱落防止片部23の係止突部25を上開口部17aに挿通させる。
係止突部25が上開口部17aを通過した直後の状態が、図7に示される。このとき、保持用突起部22は、保持孔16の直近でその上部に位置される(図8参照)。また、係止爪部21は、係止孔15の直近でその上部に位置される(図9参照)。
図7〜図9に示す状態から、意匠パネル20をさらに前方へ変位させると、保持用突起部22のガイド面22a、係止爪部21のガイド面21aの作用によって、意匠パネル20の前方変位に応じて意匠パネルが下方へ変位されつつ、保持用突起部22が保持孔16に嵌合され(図11参照)、係止爪部21が係止孔15に係止され(図12参照)、脱落防止片部23が脱落防止孔17内に深く挿入される(図10参照)。
なお、係止孔15の上面15aと保持孔16の上面16aとがそれぞれ、前方に向かうにつれて徐々に下方に位置するように傾斜されて、ガイド面21a、22aのガイド機能を助長させるようにしてある。なお、係止爪部21や保持用突起部22にガイド面を形成するのに加えてあるいは代えて、係止孔15や保持孔16の上面を積極的にガイド面として構成することもできる(この場合は、係止孔15、保持孔16のうち少なくとも上面の前後方向長さがが長く設定される)。
係止爪部21が係止孔15に係止された状態では、脱落防止片部23は、その延設部24が下開口部17bに挿通された状態とされ(図7の状態から図10の状態へと下方へ若干変位された状態)、その係止突部25が、脱落防止孔23の奥深くに位置された状態とされる(係止突部25による係止作用が発揮されていない状態)。
図10〜図12に示す状態が、意匠パネル20の車体側パネル10に対する取付け完了状態となる。この取付け完了状態では、図10〜図12に示すように、意匠パネル20の上縁部が、パネル材13に形成された車幅方向に伸びる収納凹部13a内に挿入されて、意匠パネル20と車体側パネル10との間の見切り線部分が見栄えのよいものとなるように設定されている。
意匠パネル20の取付け完了状態において、エアバッグ装置40が作動されたときの衝撃で、係止爪部21が係止孔15から抜け出ると共に、保持用突起部22が保持孔16からのけ出ることが想定される。このとき、脱落防止片部23における係止突部25が、下開口部17bの周縁部に係止されて、意匠パネル20が車体側パネル10から脱落することが防止される。特に、脱落防止片部23(脱落防止孔7)を、図4に示すような平面視において、エアバッグ装置40に対して前後方向に重なる位置に設けておくことにより、意匠パネル20の脱落防止の上でより好ましいものとなる。また、脱落防止片部23の係止突部25が、左右一対の後方延長部25bを有することにより、この後方延長部25bを下開口部17bの周縁部に確実に係止させて、意匠パネル20の脱落防止の上でより一層好ましいものとなる。
以上述べたように、脱落防止片部23を脱落防止孔17に挿入させる際に、脱落防止片部23には挿入のための無理な外力が加わることがなく、脱落防止片部23の座屈や破損等を生じさせることなく挿入させることができる。また、意匠パネル20は、上開口部17aの高さ位置から下開口部17bの高さ位置へと若干下方へ変位させるのみで、前方へ向けて変位させることによって車体側パネル10に取付けることができるので、取付け作業性のよいものとなる。特に、ガイド面21aや22aを形成しておくことにより、意匠パネル20を前方へ変位させると自動的に意匠パネル20が下方へ変位されて、脱落防止片部23が下開口部17bを挿通する状態へと自動的に変化させることができ、組付作業性がより一層良好になる。
脱落防止片部23は、係止爪部21は保持用突起部22よりも長いことから、脱落防止片部23の先端部の位置を目視によって確認しやすいことから、脱落防止片部23の先端部(係止突部25)を上開口部17aに位置決めすることが容易である。特に、載置面17cを設けておくことにより、脱落防止片部23の係止突部25を載置面17cに載置して、安定した状態で脱落防止片部23を脱落防止孔17に挿入させることができる。また、脱落防止片部23の係止突部25を載置面17cに載置した状態で、係止孔15に対する係止爪部21の位置決め、および保持孔16に対する保持用突起部22の位置決めをほぼ完全に行うことができ、この点においても組付作業性がより良好になる。
係止孔15、保持孔16を、剛性の優れたフレームパネル11に形成しておくことにより、意匠パネル20を車体側パネル10にしっかりと取付けておく上で好ましいものとなる。また、脱落防止孔17を合成樹脂製のパネル材13に形成しておくことにより、脱落防止孔17に関連させて載置部17cを膨出形成する上で好ましいものとなる。
以上実施形態について説明したが、本発明は、実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲の記載された範囲において適宜の変更が可能である。係止孔15、保持孔16を、パネル材13に形成しておくこともできる。脱落防止孔17を、フレームパネル11に形成することもできる。係止爪部21(の取付座)に保持用突起部22に対応した形状を形成して、保持孔16と係止孔15とを共通にしてもよい。保持用突起部22(保持孔16)を有しないものであってもよい。勿論、本発明の目的は、明記されたものに限らず、実質的に好ましいあるいは利点として表現されたものを提供することをも暗黙的に含むものである。
本発明は、車両におけるインストルメントパネル構造として好適なものを提供できる。
1:インストルメントパネル
10:車体側パネル
11:フレームパネル
13:パネル材
15:係止孔
16:保持孔
17:脱落防止孔
17a:上開口部
17b:下開口部
17c:載置部
20:意匠パネル
21:係止爪部
22:保持用突起部
23:脱落防止片部
24:延設部
25:係止突部
25a:幅広部
25b:後方延長部
30:ステアリング支持部材
40:エアバッグ装置

Claims (7)

  1. 車体側パネルの内部空間に助手席用エアバッグが配設されると共に、該車体側パネルのうち助手席側の表面に意匠パネルが係止されてなるインストルメントパネル構造であって、
    前記車体側パネルのうち助手席側の面に、係止孔および脱落防止孔が設けられ
    前記意匠パネルの裏面側に、前記係止孔に係止される係止爪部と、該係止爪部よりも長尺とされて前記脱落防止孔に係止される脱落防止片部と、が突出形成され、
    前記脱落防止孔は、上開口部と、該上開口部の下縁に連設されて該上開口部よりも幅狭な下開口部と、を有する形状とされ、
    前記脱落防止片部は、延設部と、該延設部の先端部に形成された係止突部と、を有し、
    前記延設部が、前記上開口部および前記下開口部を挿通可能な幅狭に設定され、
    前記係止突部が、前記上開口部を挿通可能であるが前記下開口部を挿通不能な幅広に設定され、
    前記係止爪部を前記係止孔に挿入した係止状態において、前記延設部が前記下開口部に挿通された状態で、かつ前記係止突部が該下開口部よりもさらに奥側に位置する状態とされている、
    ことを特徴とするインストルメントパネル構造。
  2. 請求項1において、
    前記係止突部を前記上開口部の高さ位置とした状態で、前記係止爪部が前記係止孔の上部に位置するようにされ、
    前記係止爪部と前記係止孔との少なくとも一方に、該係止爪部を該係止孔の上部に位置させた状態から該係止孔に挿入していくにつれて該係止爪部が下方へ向けて変位するようにガイドするガイド部が形成されている、
    ことを特徴とするインストルメントパネル構造。
  3. 請求項1または請求項2において、
    前記車体側パネルに、保持孔が形成され、
    前記意匠パネルの裏面側に、前記保持孔に挿入されたときに前記意匠パネルの重量を前記車体側パネルに支承させるための保持用突起部が突出形成され、
    前記係止爪部が前記係止孔に挿入されて係止された状態で、前記保持用突起部が前記保持孔に挿入された状態とされる、
    ことを特徴とするインストルメントパネル構造。
  4. 請求項3において、
    前記係止突部を前記上開口部の高さ位置とした状態で、前記保持用突起部が前記保持孔の上部に位置するようにされ、
    前記保持用突起部と前記保持孔との少なくとも一方に、該保持用突起部を該保持孔の上部に位置させた状態から該保持孔に挿入していくにつれて該保持用突起部が下方へ向けて変位するようにガイドするガイド部が形成されている、
    ことを特徴とするインストルメントパネル構造。
  5. 請求項1ないし請求項4のいずれか1項において、
    前記車体側パネルに、前記上開口部の高さ位置において前記係止突部を該上開口部に近接させた状態で、該係止突部の左右端部が載置可能な膨出部が形成されている、ことを特徴とするインストルメントパネル構造。
  6. 請求項1ないし請求項5のいずれか1項において、
    前記係止突部は、前記延設部の左方側および右方側に広がる幅広部と、該幅広部の左右端部から後方へ伸びる後方延長部と、を有する形状とされている、ことを特徴とするインストルメントパネル構造。
  7. 請求項1ないし請求項6のいずれか1項において、
    前記脱落防止片部は、平面視において、前記助手席用エアバッグに対して前後方向で重なる位置に設けられている、ことを特徴とするインストルメントパネル構造。
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