JP2009137414A - 自動車のピラートリム - Google Patents

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Abstract

【課題】ジャンプ台、差込部及びボス部の強度を高めるとともに、エアバッグ膨張時や組付時におけるボス部の白化現象や破損を防止する。
【解決手段】ピラートリム本体27の上部には、エアバッグ23の下方に配設されるジャンプ台31,33,35が車体前後方向に互いに離間するように上方に向かって突設されている。互いに隣接するジャンプ台31,33,35の対向側壁部31a,33a,35aの下端は板状の連結部37,39によって互いに一体に連結されている。各連結部37,39の車外側には差込部63が一体に突設されている。隣接する2つの連結部37,39間でかつ該両連結部37,39より下方の上記ピラートリム本体27には、車外側に向かってボス部43が一体に突設されている。このボス部43と、車体前側の側壁部33a下端と連結部37との交差部近傍とは、補強リブ45によって一体に連結されている。
【選択図】図3

Description

本発明は、側突時の安全対策としてエアバッグを装着した自動車のピラートリムに関するものである。
特許文献1に記載された自動車のピラートリムでは、エアバッグの膨出を案内する2つのジャンプ台がピラートリム本体の上部に上方に向かって一体に突設され、該各ジャンプ台の端部には、車体のピラー部の挿入口に差し込まれて該挿入口周縁に車外側から係止する差込部が車外側に向かって一体に突設されている。これらジャンプ台はリブによって補強されている。また、上記両ジャンプ台の下方近傍のピラートリム本体には、ボス部が車外側に向かって一体に突設され、該ボス部には、車体のピラー部の位置決め孔に挿入されるクリップが装着されている。
一方、特許文献2に記載された自動車のピラートリムにも、特許文献1とは形状が異なるが、車体のピラー部の位置決め孔に挿入されるピン状のボス部が車外側に向かって一体に突設され、該ボス部の付け根が三角形の補強リブによって補強されている。
特許第3866733号公報 特許第3759496号公報
ところで、上記特許文献1では、ジャンプ台がリブによって補強されているが、それでも、ジャンプ台にはエアバッグ膨出時に大きな膨張圧力が瞬時に作用するので、ジャンプ台のさらなる強化対策を講ずることが望ましい。また、差込部にも、エアバッグ膨出時に大きな膨張圧力が瞬時に作用するので、より高い強度が望まれる。さらに、エアバッグ膨出時にジャンプ台や差込部に作用した膨張圧力は、ボス部にも大きく作用するので、ボス部にもより高い強度が望まれる。
また、上記特許文献2では、ボス部が補強リブによって補強されているが、それでも、組付時に、ボス部の先端が位置決め孔の縁に当接して曲げ力の作用により白化したり破損してしまうという問題がある。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、ジャンプ台、差込部及びボス部の強度を高めるとともに、組付時におけるボス部の白化現象や破損を防止することである。
上記の目的を達成するため、本発明は、連結部によって互いに連結されたジャンプ台と連結部との交差部近傍と、ボス部とを補強リブによって一体に連結したことを特徴とする。
具体的には、本発明は、エアバッグが、ルーフサイドの車内側で車体前後方向に延びるように配置されかつトップシーリングにより車内側から覆われて格納された自動車において、上記エアバッグの下方に位置し、かつ上部に上記トップシーリングの下端縁が接続され、車体のピラー部の車内側の面を覆うピラートリム本体を備えた樹脂製のピラートリムを対象とし、次のような解決手段を講じた。
すなわち、請求項1に記載の発明は、上記ピラートリム本体の上部には、上記エアバッグの車内側への膨出を案内する上壁部と、該上壁部の車体前後方向両端に設けられた側壁部とで断面略コ字状に形成された少なくとも3つのジャンプ台が、車体前後方向に互いに離間するように上方に向かって一体に突設され、かつ隣接するジャンプ台の各々の対向側壁部下端は、連結部によって互いに一体に連結され、上記各連結部の車外側には、上記車体のピラー部の挿入口に差し込まれて該挿入口周縁に車外側から係止する差込部が車外側に向かって一体に突設され、隣接する連結部間でかつ該両連結部より下方のピラートリム本体には、上記ピラー部の位置決め孔に直接的又は間接的に挿入されるボス部が車外側に向かって一体に突設され、上記両連結部に挟まれたジャンプ台の側壁部下端と連結部との交差部近傍は、板面が車体前後方向と交差する板状の補強リブによって上記ボス部に一体に連結されていることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、上記両連結部に挟まれたジャンプ台の両側壁部下端は、車体への組付け状態で車体前方又は後方に向かって下方に傾斜する線上に位置し、上記両連結部に挟まれたジャンプ台の両側壁部のうちの下側に位置する側壁部下端と連結部との交差部近傍は、上記補強リブによって上記ボス部に一体に連結されていることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の発明において、上記補強リブは、上記ピラートリム本体の車外側の面に一体に形成されていることを特徴とする。
請求項1に係る発明によれば、ジャンプ台は補強リブを介してボス部により下方から支持されているので、その支持剛性が高まっている。これにより、エアバッグ膨出時にジャンプ台に大きな膨張圧力が作用しても、その圧力が補強リブを介してボス部に分散するので、膨張圧力によるジャンプ台のダメージが軽減される。
また、差込部は連結部と一体に設けられており、該連結部は補強リブを介してボス部により下方から支持されているので、差込部の支持剛性も高まっている。これにより、エアバッグ膨出時に差込部に大きな膨張圧力が作用しても、その膨張圧力が連結部及び補強リブを介してボス部に分散するので、膨張圧力による差込部のダメージが軽減される。
また、組付時にボス部の先端が位置決め孔の縁に当接して曲げ力を受けても、その曲げ力が、補強リブを介してジャンプ台及び連結部に分散するので、ボス部の破損や白化現象が防止される。
請求項2に係る発明によれば、補強リブが、上記両側壁部のうち、ボス部に近い方の側壁部とボス部とを連結しているので、ボス部から遠い方の側壁部とボス部とを補強リブで連結する場合に比べ、補強リブの上下方向の長さが短くなる。したがって、補強リブ自体の剛性が高くなる。また、成形型の補強リブ形成用の凹部も短くなるので、型構造が簡素になるとともに、脱型も容易となって成形不良が少なくなる。
請求項3に係る発明によれば、補強リブの長手方向に沿う端面がピラートリム本体によって車内側から一体に支持されているので、補強リブの支持剛性が高まっている。これにより、エアバッグ膨出時や組付時にジャンプ台、差込部、及びボス部から補強リブに作用する力がピラートリム本体にも分散するので、補強リブ自体の変形や破損が防止される。
以下、本発明の実施形態について図面に基づいて説明する。
図1は、自動車の車室内部における右側の側面を示した図であり、図示しないフロントシート及びリヤシートに着座したフロント側乗員P1及びリヤ側乗員P2を仮想線にて示している。車体側面には、上下方向に延びるフロントピラー部(Aピラー部)1、センタピラー部(Bピラー部)3及びリヤピラー部(Cピラー部)5が車体前方から順に配設されている。上記Aピラー部1とBピラー部3との間にはフロントドア7が配設される一方、Bピラー部3とCピラー部5との間にはリヤドア9が配設されている。これら車体の各ピラー部1,3,5の車内側の面は、樹脂製のAピラートリム11、Bピラートリム13及びCピラートリム15でそれぞれ覆われている。そのうち、上記Bピラートリム13は、上側のアッパーピラートリム13aと下側のロアピラートリム13bとからなり、アッパーピラートリム13aの上部には、フロントシート用シートベルトのシートベルトショルダーアンカー17が配置され、このシートベルトショルダーアンカー17は、フロント側乗員P1の体格に応じて高さ位置を上下に調整できるように構成されている。
図2はBピラー部3に対応するアッパーピラートリム13aの上部を示し、同図において、19はBピラー部3を構成するアウターピラーパネル、21は該アウターピラーパネル19の車内側に接合されるインナーピラーパネルである。このインナーピラーパネル21上端(ルーフサイド)の車内側には、自動車が側突したときに乗員の頭部を保護するためのエアバッグ装置のエアバッグ23が上記Aピラー部1からBピラー部3を越え、Cピラー部5付近まで車体前後方向に延びるように配置されている。このエアバッグ23は、インナーピラーパネル21の車内側を覆うトップシーリング25との間に折り畳まれて格納されている。
上記エアバッグ23の下方には、上記Bピラートリム13のアッパーピラートリム13aが位置し、このアッパーピラートリム13aは、上記Bピラー部3の車内側の面を覆うピラートリム本体27を備えている。このピラートリム本体27は、図3及び図4に示すように、車内側の正面部27aと前側及び後側の側面部27bとで断面略コ字状に形成されている。上記正面部27aの中央には、上記シートベルトショルダーアンカー17の高さ調整に対応する長孔部29が設けられている。
上記ピラートリム本体27の正面部27a上端縁は、車体前方(図4左側)に向かって下方に(前下がりに)傾斜している。該正面部27aの車外側(裏側)の面の上部には、その下部よりも段差部40を介して若干車外側に位置するジャンプ台支持壁41が形成されている。上記ピラートリム本体27の上部の車外側、すなわちジャンプ台支持壁41には、3つのジャンプ台31,33,35が、車体前方から順に、上端縁に沿って車体前後方向に互いに離間するように、かつエアバッグ23を下方から支持するように上方に向かって一体に突設されている。これらのジャンプ台31,33,35は、それぞれ車体前後方向に互いに離間する1対の側壁部31a,33a,35aと、両側壁部31a,33a,35aの上端の車外側を一体に連結する上壁部31b,33b,35bとで断面略コ字状に形成されており、さらに、両側壁部31a,33a,35aの車内側の縁部及び上記上壁部31b,33b,35bの車内側の縁部を一体に連結する正面壁部31c,33c,35cを備えている。これら正面壁部31c,33c,35cは、ジャンプ台支持壁41の一部を構成している。また、各正面壁部31c,33c,35cの車内側には、車体前後方向に間隔をあけて上下方向に延びる突条部49が車内側に向かって2本ずつ突設されている。上記各ジャンプ台31,33,35の上壁部31b,33b,35bの上部には、上記エアバッグ23の車内側への膨出を案内する案内面31d,33d,35dが車内側に面して立ち上がっており、該案内面31d,33d,35dは車外側に向かって上方に傾斜している。中央のジャンプ台33の側壁部33a下端は、上記正面部27aの傾斜する上端縁に沿うように車体への組付け状態で車体前方に向かって下方に傾斜する線上に位置している。
隣接するジャンプ台31,33の対向側壁部31a,33aの下端は上記ピラートリム本体27に突設された板状の連結部37によって互いに一体に連結されており、同様に、ジャンプ台33,35の対向側壁部33a,35aの下端も上記ピラートリム本体27に突設された板状の連結部39によって互いに一体に連結されている。
ここで、上記のように中央のジャンプ台33の前側の側壁部33aの下端は、該ジャンプ台33の後側の側壁部33aの下端より下方に位置しているため、上記前側の連結部37は後側の連結部39よりも下方に位置付けられている。
上記連結部37,39の車外側の端部には、板状の差込部63が上方に向かって一体に突設されている。また、上記各差込部63の裏面(車外側)及び上記各連結部37,39の下側の面には、これらに亘って連続する3条の突条リブ63aが形成されている。上記インナーピラーパネル21(Bピラー部3)には、挿入口61が開口されており、この挿入口61に上記差込部63が差し込まれる。
また、中央のジャンプ台33を介して隣接する2つの連結部37,39間でかつ該両連結部37,39より下方の上記ピラートリム本体27の裏面には、車外側に向かってボス部43が一体に突設されている。このボス部43は、ピラートリム本体27の正面部27a裏面から略垂直に突出するボス部本体43aを備え、該ボス部本体43aは、車体前後方向に互いに離間して対向する2つの側壁43bと、該両側壁43bの上端を連結する上壁43cと、該両側壁43b及び該上壁43cの先端(外端)に一体に形成された頂面壁43dと、該頂面壁43dと上記正面部27a裏面との間で該両側壁43bと該上壁43cとを連結するように該頂面壁43dと略平行に離間して設けられた2つのリブ43eとから構成されている。これにより、ボス部43は、下方に開口部43gを有する中空状をなしている。そして、上記ボス部本体43aの頂面壁43dの車外側の面には、車外側に向かって突出する位置決めピン部43fが一体に形成されている。上記インナーピラーパネル21(Bピラー部3)の挿入口61の下方には、位置決め孔65が形成されており、この位置決め孔65に上記ボス部43の位置決めピン部43fが挿入される。
また、上記ボス部43の上壁43cは、上記両連結部37,39に挟まれたジャンプ台33の両側壁部33aのうちの車体前側の側壁部33a下端と連結部37との交差部近傍と、板面が車体前後方向と交差して板面を車体前後方向に向けた板状の補強リブ45によって一体に連結されている。この補強リブ45は、その長手方向の端面がピラートリム本体27の車外側の面(裏面)に一体に形成されている。
上記ピラートリム本体27の正面部27aの車外側(図3に示す側)の面には、上下方向に延びる前側縦リブ51a及び後側縦リブ51bが車体前後方向両端部27b、27c側に位置するようにそれぞれ一体に突設されている。前側縦リブ51aの前側には複数の横リブ53aが、また後側縦リブ51bの後側には複数の横リブ53bがそれぞれ一体に形成されている。また、該各縦リブ51a、51bと上記ボス部43とは、車体前後方向に延びるリブ55で連結されている。また、上記ボス部43と上記段差部40とは、上記補強リブ45と略平行に設けられたリブ57で一体に連結されている。
上記のように、本実施形態においては、ジャンプ台33が補強リブ45を介してボス部43により下方から支持されているので、その支持剛性が高まっている。また、車体前側の差込部63は連結部37と一体に設けられており、該連結部37は補強リブを介してボス部43により下方から支持されているので、差込部63の支持剛性も高まっている。さらに、補強リブ45がピラートリム本体27によって車内側から支持されているので、補強リブ45の支持剛性も高まっている。
また、上記トップシーリング25の下端縁は、ピラートリム本体27上端に車外側から当接して接続されている。エアバッグ23が膨張して折り畳まれた状態から下方へ展開し、ジャンプ台31,33,35の案内面31d,33d,35dに案内されると、該エアバッグ23の膨張圧力により、トップシーリング25の下端縁が車内側に押し出され、該エアバッグ23が車内側へ膨出する。
上記のように構成されたアッパーピラートリム13aをBピラー部3に取り付けるには、まず、インナーピラーパネル21の挿入口61にアッパーピラートリム13aの差込部63が対応するようにアッパーピラートリム13aを傾けながら該差込部63を該挿入口61に挿入する。そして、上記ボス部43の位置決めピン部43fをインナーピラーパネル21の位置決め孔65に対応させることによりアッパーピラートリム13aの位置決めを行った状態で、アッパーピラートリム13aをインナーピラーパネル21に押しつける。すると、位置決めピン部43fがその先端を位置決め孔65の縁に当接させながら位置決め孔65に嵌り込むとともに、差込部63が挿入口61周縁に車外側から係止する。このとき、位置決めピン部43f先端には、位置決め孔65周縁への当接による曲げ力が作用するが、この曲げ力は、補強リブ45を介してジャンプ台33及び車体前側の連結部37に分散するので、位置決めピン部43fの破損や白化現象が防止される。また、補強リブ45がピラートリム本体27と一体に形成されており、ボス部43から補強リブ45に作用する力がピラートリム本体27にも分散するので、補強リブ45の変形や破損が防止される。
また、側突時には、エアバッグ23が膨張して車室内側に膨出し、その膨張圧力がジャンプ台33を車外側斜め下方に押圧するように作用するが、その膨張圧力は補強リブ45を介してボス部43に分散するので、膨張圧力によるジャンプ台33の破損が防止される。また、このとき、車体前側の差込部63にも同様の膨張圧力が作用するが、その圧力は連結部37及び補強リブ45を介してボス部43に分散するので、膨張圧力による差込部63の破損が防止軽減される。また、補強リブ45がピラートリム本体27と一体に形成されており、ジャンプ台33や車体前側の差込部63から補強リブ45に作用する圧力はピラートリム本体27にも分散するので、補強リブ45自体の変形や破損が防止される。
また、補強リブ45が、ジャンプ台33の両側壁部33aのうちの下端部が下側に位置する車体前側の側壁部33aと連結部37との交差部近傍と、ボス部43とを連結しており、車体前側の側壁部33a下端は車体後側の側壁部33a下端よりもボス部43に近いので、補強リブ45の上下方向の長さが、車体後側の側壁部33aと連結部39との交差部近傍と、ボス部43とを連結する補強リブ45を設ける場合に比べて短くなる。したがって、補強リブ45自体の剛性が高くなるとともに、成形型の補強リブ45成形用の凹部が短くなるので、型構造が簡素になるとともに、脱型も容易となって成形不良が少なくなる。
また、補強リブ45の下端は、ボス部43の上壁43cに連結され、該上壁43cの車体前後方向の両端はボス部43の両側壁43bに連結されているため、補強リブ45に上方から下方への押圧力が作用した際、ボス部43が破損することがない。
また、ボス部43は、下方に開口部43gを有する中空状であるため、ピラートリム本体27におけるボス部43の連結部表面に成形後の樹脂収縮によるヒケが生じることがなく、ピラートリム本体27の見栄えを損なうことがない。
なお、上記実施形態では、Bピラートリム13に本発明を適用した例を示したが、本発明は、Aピラートリム11やCピラートリム15にも適用できる。また、車体後方に向かってピラートリム本体27の上部側縁が下方に傾斜し、補強リブ45に連結されるジャンプ台の両側壁部下端が、車体後方に向かって下方に傾斜する線上に位置している場合でも、本発明を適用できる。
また、上記実施形態では、ピラートリム本体27にジャンプ台31,33,35が3つ設けられているが、4つ以上設けてもよい。
また、上記実施形態では、ピラートリム本体27に一体に設けられたボス部43が位置決め孔65に直接的に挿入されていたが、例えば、ボス部43にクリップが装着され、そのクリップが位置決め孔65に挿入されるようにする等、間接的に挿入されるようにしてもよい。
また、上記実施形態では、補強リブ45は、その長手方向に沿う端面をピラートリム本体27の裏面に一体に形成したが、該端面とピラートリム本体の裏面との間に若干の隙間を有するように形成してもよい。
本発明は、側突時の安全対策としてエアバッグを装着した自動車のピラートリムとして有用である。
本発明の実施形態に係るピラートリムを備えた自動車の車室内部における右側の側面図である。 アッパーピラートリムが車体側に取り付けられた状態を示す図3のA−A線相当断面図である。 アッパーピラートリムの上部を車外側から見た斜視図である。 アッパーピラートリムの上部を車内側斜め上から見た斜視図である。
符号の説明
3 Bピラー部
11 Aピラートリム
13 Bピラートリム
13a アッパーピラートリム
15 Cピラートリム
23 エアバッグ
25 トップシーリング
27 ピラートリム本体
33 ジャンプ台
33a 側壁部
33b 上壁部
37 連結部
43 ボス部
45 補強リブ
61 挿入口
63 差込部

Claims (3)

  1. エアバッグが、ルーフサイドの車内側で車体前後方向に延びるように配置されかつトップシーリングにより車内側から覆われて格納された自動車において、上記エアバッグの下方に位置し、かつ上部に上記トップシーリングの下端縁が接続され、車体のピラー部の車内側の面を覆うピラートリム本体を備えた樹脂製のピラートリムであって、
    上記ピラートリム本体の上部には、上記エアバッグの車内側への膨出を案内する上壁部と、該上壁部の車体前後方向両端に設けられた側壁部とで断面略コ字状に形成された少なくとも3つのジャンプ台が、車体前後方向に互いに離間するように上方に向かって一体に突設され、かつ隣接するジャンプ台の各々の対向側壁部下端は、連結部によって互いに一体に連結され、
    上記各連結部の車外側には、上記車体のピラー部の挿入口に差し込まれて該挿入口周縁に車外側から係止する差込部が車外側に向かって一体に突設され、
    隣接する連結部間でかつ該両連結部より下方のピラートリム本体には、上記ピラー部の位置決め孔に直接的又は間接的に挿入されるボス部が車外側に向かって一体に突設され、
    上記両連結部に挟まれたジャンプ台の側壁部下端と連結部との交差部近傍は、板面が車体前後方向と交差する板状の補強リブによって上記ボス部に一体に連結されていることを特徴とする自動車のピラートリム。
  2. 請求項1に記載の自動車のピラートリムにおいて、
    上記両連結部に挟まれたジャンプ台の両側壁部下端は、車体への組付け状態で車体前方又は後方に向かって下方に傾斜する線上に位置し、
    上記両連結部に挟まれたジャンプ台の両側壁部のうちの下側に位置する側壁部下端と連結部との交差部近傍は、上記補強リブによって上記ボス部に一体に連結されていることを特徴とする自動車のピラートリム。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の自動車のピラートリムにおいて、
    上記補強リブは、上記ピラートリム本体の車外側の面に一体に形成されていることを特徴とする自動車のピラートリム。
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