JP7439569B2 - ピラートリムの取り付け構造 - Google Patents

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Description

本発明は、車両のピラーパネルに取り付けられるピラートリムの取り付け構造に関する。
従来、車両のピラーパネルに取り付けられるピラートリムにおいて、裏側の上端部にフック部を形成し、このフック部をピラーパネルの係止孔に下方から挿入することで係止されるようにした取り付け構造が知られている。係止孔は、例えばフック部が嵌り込む形状に形成され、フック部の幅方向(車両前後方向)の位置を特定するように機能する。このような取り付け構造は、例えばスクリューによるネジ止め構造と比較して、ピラートリムの艤装性を向上させうる(特許文献1参照)。
特許第5500419号公報
ピラートリムの位置決め精度や取り付け状態の安定性を高めるための手法の一つとして、ピラーパネルに対するピラートリムの固定点を増加させることが考えられる。例えば、ピラートリムの裏側に軸状のボス部を追加し、このボス部をピラーパネルの取付孔に差し込んで固定した状態でフック部を係止孔に係止させる構造が考えられる。一方、固定点が増加するほど、固定点同士の微妙な位置ズレによってピラートリムの艤装性が低下しうる。特に、ピラートリムの取り付け作業においては、ボス部やフック部を目視で確認することが難しく、良好な作業性が得られないことがある。
また、ルーフサイドレールに沿ってカーテンエアバッグが内蔵された車両においては、カーテンエアバッグの展開時の衝撃力がピラートリムに作用することがある。このような衝撃力が一部の固定点に集中した場合には、局所的な変形や破損によってピラートリムが意図せず外れてしまうおそれがある。したがって、衝撃力が一部の固定点に集中しにくい構造にしておくことが望ましい。
本件の目的の一つは、上記のような課題に鑑みて創案されたものであり、車両のピラーパネルに取り付けられるピラートリムの艤装性を向上させることである。なお、この目的に限らず、後述する「発明を実施するための形態」に示す各構成から導き出される作用効果であって、従来の技術では得られない作用効果を奏することも、本件の他の目的として位置付けることができる。
開示の車両のピラーパネルに取り付けられるピラートリムの取り付け構造は、ピラートリムの上端部の裏側から突設されるとともに車両上方に向かって屈曲した鉤形に形成され、ピラーパネルに穿孔された第一取付孔に係止されるフック部と、フック部よりも下方の位置で前記ピラートリムの上端部の裏側から突設され、ピラーパネルに穿孔された第二取付孔に嵌合するボス部と、ピラートリムの上端部の裏側で上下方向に延びる板状に突設され、フック部とボス部との間を接続するプレート部と、を備える。フック部は、第二補強リブを有する。第二補強リブは、車両前後方向に突設され、フック部が第一取付孔に係止された状態で、第一取付孔の端辺に当接してフック部の車両前後方向における位置を規制する。
開示の技術は、ピラートリムの艤装性を改善することができる。
実施例としてのピラートリムの取り付け構造が適用される車両の車室内を示す斜視図である。 図1のピラートリムの構造を説明するための分解斜視図である。 図2のピラートリムの取付部を拡大して示す斜視図である。 (A)~(C)は図3に示すピラートリムの取付部の三面図である。 図2のピラートリムの取付部を拡大して示す斜視図である。 (A)~(B)は図2のピラートリムの取付手順を説明するための断面図である。 (A)~(B)は変形例としてのピラートリムを説明するための模式図である。 変形例としてのピラートリムを説明するための模式図である。
[1.構成]
図1~図6を参照して、実施例としてのピラートリム2及びその取り付け構造を説明する。図中の前後上下内外は、車両(または車両に取り付けられた状態)を基準にして定められる方向を表す。ピラートリム2は、図1に示す車両の左右のセンターピラー1に固定される。ピラートリム2は、合成樹脂素材〔例えばPP(ポリプロピレン樹脂)やPE(ポリエチレン樹脂)〕で成形されたインジェクション部品であり、ガーニッシュや内装カバーとも呼ばれる。これらのピラートリム2は、ルーフサイドレールの室内側表面を覆うヘッドライニング23の下方に隣接して、センターピラー1の室内側表面を覆うように取り付けられる。
図2は、ピラートリム2が取り付けられる前のセンターピラー1及びピラートリム2を分解して示す斜視図である。ピラートリム2の裏側(車両の外側)の上端部近傍には、取付部6が形成される。取付部6は、車室内から見てセンターピラー1の側面を構成する仕上げ面部10よりも車両外側に突出した形状に形成される。また、センターピラー1のボデーパネル(ピラーインナーパネル)であるピラーパネル3には、取付部6の形状に対応する複数の孔4,5(第一取付孔4,第二取付孔5)が穿孔される。これらの孔4,5に取付部6が係止され、あるいは嵌合するように挿入されることによって、ピラートリム2がピラーパネル3に固定される。
図3~図5に示すように、ピラートリム2の取付部6には、ボックス部11と取付面部15とが設けられるとともに、これらの上にフック部7,ボス部8,プレート部9が設けられる。
ボックス部11は、仕上げ面部10の裏側の上端部近傍において、下方に向かって開口された箱状に形成される部位である。ボックス部11は、上面部12と側面部13と背面部14とを組み合わせた形状を有する。
上面部12は、仕上げ面部10の裏側から車両外側に向かってほぼ水平に延びる面状に設けられる。背面部14は、上面部12における車両外側の端辺から下方に向かって延びる面状に設けられる。側面部13は、仕上げ面部10と上面部12と背面部14とで囲まれる溝状の空間の両端部を閉塞する面状に形成される。このようなボックス状の構造により、ボックス部11の形状安定性や剛性が向上する。また、ボックス部11は、例えばピラートリム2の組み付け工程で作業者がピラートリム2を持ち運ぶ際に、指先を引っ掛けて掴むことができる取手(把手)としての機能を持つ。ボックス部11を設けることで、ピラートリム2の取り回しが容易となり、ピラートリム2の艤装性が改善される。
取付面部15は、ボックス部11の上面部12から上方に向かって延びるように形成された面状の部位である。図4(A)に示すように、取付面部15は、仕上げ面部10の上端よりも上方に向かって突出し、仕上げ面部10に対してやや傾斜した角度で形成される。取付面部15の傾斜は、その上部が下部よりも車両外側に倒れた傾斜である。このように取付面部15を傾斜させることで、取付面部15の上端がピラーパネル3に接近する。これにより、後述するフック部7と第一取付孔4との位置合わせが容易となり、ピラートリム2の艤装性が改善される。
フック部7は、ピラートリム2の上端部の裏側に位置する取付面部15から突設されるとともに車両上方に向かって屈曲した鉤形に形成され、ピラーパネル3に穿孔された第一取付孔4に係止される部位である。フック部7には、第一フック面部16,第二フック面部17,第一補強リブ18,第二補強リブ19が設けられる。第一フック面部16は、取付面部15から車両外側に向かって延びる面状に形成される。また、第二フック面部17は、第一フック面部16の先端(車両外側の端辺)から上方に向かって延びる面状に形成される。これらのフック面部16,17の幅(車両前後方向の寸法)は、少なくとも第一取付孔4の幅(車両前後方向の寸法)よりも小さい範囲内で、ほぼ一定の寸法(ほぼ同一の寸法)に設定される。
第一補強リブ18は、第一フック面部16及び第二フック面部17の端辺を補強する部位である。第一補強リブ18には、少なくともプレート部9と同一平面をなしてフック部7の長手方向に沿って延びる板状の部位が含まれる。本実施例の第一補強リブ18には、プレート部9と同一平面をなす第一部位と、その第一部位に直交する方向に延設される第二部位と、その第一部位と平行な方向に延設される第三部位とが含まれる。図4(B)に示すように、本実施例の第一補強リブ18の全体形状(第一部位~第三部位を含む形状)は、一枚の板材をU字型に屈曲させた形状に準えることができる。例えば、第一補強リブ18には、第一フック面部16及び第二フック面部17を車両前後方向に挟む二つの平面と、各平面の上端辺を接続する曲面とが含まれる。また、第一補強リブ18は、第一フック面部16及び第二フック面部17の両方に対して、ほぼ垂直に接合された姿勢をとる。取付部6の側面視における第一補強リブ18の形状は、図4(A)に示すように、第一フック面部16及び第二フック面部17の端辺に沿って展開されるL字形状である。
第二補強リブ19は、第一補強リブ18と交差する向きに配置されてフック部7を補強する板状の部位である。第二補強リブ19は、第一フック面部16の端辺との間に第一補強リブ18を挟み込む位置に形成される。また、第二補強リブ19の幅(車両前後方向の寸法)は、図4(B)に示すように、所定値Wに設定される。この所定値Wは、図5に示すように、第一取付孔4の幅(車両前後方向の寸法)と同一値である。したがって、フック部7を第一取付孔4に係止させることで、取付部6の車両前後方向の位置が固定され、ピラートリム2の取付位置精度が向上する。このように、第二補強リブ19は、フック部7が第一取付孔4に係止された状態で、第一取付孔4の端辺に当接してフック部7の車両前後方向における位置を規制するように機能する。
ボス部8は、フック部7よりも下方に位置するボックス部11の背面部14から突設され、ピラーパネル3に穿孔された第二取付孔5に嵌合するように挿入されて固定される部位である。ボス部8は、フック部7よりも下方の位置でピラートリム2の上端部の裏側から突設される。また、ボス部8の形状は、第二取付孔5の内側に嵌装される形状に形成される。言い換えれば、第二取付孔5はボス部8に外接する形状を持つ。本実施例のボス部8は、第一平面部21とこれに交差する第二平面部22とを組み合わせた十字型断面の柱状に形成される。第一平面部21,第二平面部22はともに、背面部14に対してほぼ垂直な向きで互いに直交するように形成される。このように、第一平面部21と第二平面部22とを交差させることで、ボス部8の剛性が高められる。
プレート部9は、ボックス部11の背面部14及び上面部12と取付面部15とから突設されて、フック部7とボス部8との間を接続する平面状の部位である。言い換えれば、プレート部9は、ピラートリム2の上端部の裏側で上下方向に延びる板状に突設される。図3~図5に示すように、プレート部9の上部(フック部7側の端部)はフック部7の第二補強リブ19にほぼ直交するように接合され、第一補強リブ18に対してほぼ同一平面をなすように接続される。また、プレート部9の下部(ボス部8側の端部)は、第二平面部22にほぼ直交するように接合され、第一平面部21に対してほぼ同一平面をなすように接続される。プレート部9の板面の向きは、上面部12,背面部14,取付面部15の各々に対してほぼ垂直に設定される。このように、フック部7とボス部8との間を平面状のプレート部9で接続することで、フック部7及びボス部8の動きが一体となり、ピラートリムの艤装性が向上する。
図4(A)に示すように、プレート部9の端辺のうち取付面部15とは反対側の端辺には、プレート部9と同一平面をなすように形成された誤組み防止リブ20が設けられる。誤組み防止リブ20は、フック部7が第一取付孔4に係止され、かつ、ボス部8が第二取付孔5に挿入されたときに、第一取付孔4に挿入される部位である。一方、フック部7が第一取付孔4に係止され、かつ、ボス部8が第二取付孔5に挿入されていない状態では、第一取付孔4に挿入されることなくピラーパネル3の表面に当接するようになっている。
例えば、ピラートリム2の艤装作業時には、フック部7が第一取付孔4に挿入された後にボス部8が第二取付孔5に挿入される。フック部7が第一取付孔4に挿入されたとき、ボス部8の位置が適切でない場合には、図6(A)に示すように、誤組み防止リブ20がピラーパネル3に当接し、ピラートリム2の全体が浮き上がった状態となる。一方、ボス部8の位置が適切になれば、図6(B)に示すように、誤組み防止リブ20が第一取付孔4の内側に入り込み、ボス部8が第二取付孔5に挿入される。このように、誤組み防止リブ20は、ピラートリム2の艤装作業において、フック部7及びボス部8の位置が適切でない場合にピラートリム2の全体をピラーパネル3から浮き上がらせることによって、組み付けが未完了であることを作業者に気付かせる機能を持つ。
本実施例の誤組み防止リブ20の形状は、図3~図5に示すように、ボス部8に近い側に底辺を持つ三角板形状に形成される。例えば、ボス部8に近接する側(近い側)におけるピラートリム2の裏側からの突出寸法L1が、ボス部8から離隔する側(遠い側)におけるピラートリム2の裏側からの突出寸法L2よりも大きく形成される。前者の突出寸法L1及び後者の突出寸法L2は、例えば図4(A)中に示すように、ピラートリム2の仕上げ面部10の裏面を基準とした突出寸法であってもよいし、取付面部15を基準とした突出寸法であってもよい。
[2.作用,効果]
(1)上記の実施例では、ピラートリム2にフック部7とボス部8とプレート部9とが形成される。フック部7は、ピラートリム2の上端部の裏側から突設されるとともに車両上方に向かって屈曲した鉤形に形成され、ピラーパネル3に穿孔された第一取付孔4に係止される。また、ボス部8は、ピラートリム2の上端部の裏側から突設され、ピラーパネル3に穿孔された第二取付孔5に嵌合する。プレート部9は、ピラートリム2の上端部の裏側で上下方向に延びる板状に突設され、フック部7とボス部8との間を接続する平面状に突設される。フック部7及びボス部8の各々は、ピラートリム2をピラーパネル3に固定するための固定点として機能する。これらの固定点がプレート部9によって接続されることになり、固定点同士の微妙な位置ズレや変形,変位が抑制される。
したがって、上記の実施例に示すピラートリム2及びその取付け構造によれば、フック部7及びボス部8の位置ズレに由来するピラートリム2の艤装性の低下を抑制することができ、ピラートリム2の艤装性を改善することができる。また、プレート部9のない構造と比較して、カーテンエアバッグの展開時の衝撃力がいずれかの固定点に集中しにくくなることから、ピラートリム2の意図しない脱落や固定点の破損を防止することができる。したがって、ピラートリム2の保護性や車両の乗員保護性能を向上させることができる。
(2)上記の実施例のフック部7は、プレート部9と同一平面をなしてフック部7の長手方向に沿って延びる板状の第一補強リブ18を有している。言い換えれば、第一補強リブ18に含まれる二つの平面(第一フック面部16及び第二フック面部17を車両前後方向に挟む二つの平面)の片方が、プレート部9と同一平面をなすように形成される。このような構造により、フック部7及びプレート部9の剛性を向上させることができ、これらの位置ズレをより高精度に抑制することができる。したがって、ピラートリム2の艤装性をさらに改善することができる。
(3)上記の実施例のフック部7は、第一補強リブ18と交差するように設けられる板状の第二補強リブ19を有している。第二補強リブ19は、フック部7が第一取付孔4に係止された状態で、第一取付孔4の端辺に当接してフック部7の車両前後方向における位置を規制している。このような構造により、フック部7の剛性を向上させつつ、フック部7の車両前後方向の位置精度を向上させることができる。また、第二補強リブ19とプレート部9とを交差させることで、これらの接続箇所における剛性をさらに高めることができ、フック部7及びプレート部9の位置ズレをより高精度に抑制することができる。したがって、ピラートリム2の艤装性をさらに改善することができる。
(4)上記の実施例のボス部8は、プレート部9と同一平面をなす第一平面部21とこれに交差する第二平面部22とを組み合わせた十字型断面の柱状に形成されている。言い換えれば、ボス部8を形成する二つの平面(第一平面部21,第二平面部22)の片方が、プレート部9と同一平面をなすように形成される。このような構造により、ボス部8及びプレート部9の剛性を向上させることができ、これらの位置ズレをより高精度に抑制することができる。したがって、ピラートリム2の艤装性をさらに改善することができる。
(5)上記の実施例には、プレート部9と同一平面をなすように形成された誤組み防止リブ20が設けられる。誤組み防止リブ20は、フック部7が第一取付孔4に係止され、かつ、ボス部8が第二取付孔5に挿入されたときに、第一取付孔4に挿入されるように形成される。このような構造により、フック部7及びボス部8の位置が適切でない場合にピラートリム2の全体をピラーパネル3から浮き上がらせることができ、組み付けが未完了であることを作業者に容易に気付かせることができる。したがって、ピラートリム2の艤装性をさらに改善することができる。また、ピラートリム2の組み付けが不完全なまま艤装工程が進んでしまうような不具合を未然に防止することができ、車両の製造品質を向上させることができる。
(6)上記の実施例の誤組み防止リブ20は三角板形状であり、ボス部8に近接する側におけるピラートリム2の裏側からの突出寸法L1が、ボス部8から離隔する側におけるピラートリム2の裏側からの突出寸法L2よりも大きく形成される。このような誤組み防止リブ20の形状設定により、フック部7及びボス部8の位置が適切でない状態におけるピラートリム2の浮き上がり寸法を大きくすることができ、ピラートリム2の艤装性をさらに改善することができる。なお、フック部7及びボス部8の位置が適切になったときには、ピラートリム2が正しい位置まで押し込まれる。このとき、突出寸法L1が大きいほど、ピラートリム2が押し込まれる距離が増大し、ピラートリム2の装着感(作業者に知覚される感覚であってピラートリム2の位置や姿勢が適合したというフィット感)が良好になる。このような意味においても、ピラートリム2の艤装性をさらに改善することができる。
[3.変形例]
上記の実施例はあくまでも例示に過ぎず、本実施例で明示しない種々の変形や技術の適用を排除する意図はない。本実施例の各構成は、それらの趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。また、必要に応じて取捨選択することができ、あるいは適宜組み合わせることができる。例えば、上記の実施例では、フック部7とボス部8とプレート部9とがピラートリム2のボックス部11及び取付面部15に形成されている。一方、ボックス部11及び取付面部15は省略可能であり、フック部7とボス部8とプレート部9とを仕上げ面部10の裏側に突設させてもよい。少なくとも、フック部7とボス部8とプレート部9とをピラートリム2の裏側に設けることで、上記の実施例と同様の効果を奏するものとなる。
上記の実施例では、ボス部8が十字型断面の柱状に形成されているが、ボス部8の具体的な形状はこれに限定されない。例えば図7(A)に示すように、ボス部8の形状を円柱状に形成してもよい。あるいは図7(B)に示すように、断面形状が放射状になるように複数の平板を組み合わせた形状にしてもよい。また、上記の実施例では、第一フック面部16,第二フック面部17,第一補強リブ18,第二補強リブ19を備えたフック部7を例示したが、フック部7の構造はこれに限定されない。例えば図8に示すように、フック部7の形状を鉤形の平板形状に形成してもよいし、フック部7の全体がプレート部9と同一平面をなすように形成してもよい。フック部7やボス部8の具体的な形状がどのような形状であっても、フック部7とボス部8との間を平面状のプレート部9で接続することで、上記の実施例と同様の効果を奏する取り付け構造を実現することができる。
1 センターピラー
2 ピラートリム
3 ピラーパネル
4 第一取付孔
5 第二取付孔
6 取付部
7 フック部
8 ボス部
9 プレート部
10 仕上げ面部
11 ボックス部
12 上面部
13 側面部
14 背面部
15 取付面部
16 第一フック面部
17 第二フック面部
18 第一補強リブ
19 第二補強リブ
20 誤組み防止リブ
21 第一平面部
22 第二平面部
23 ヘッドライニング

Claims (7)

  1. 車両のピラーパネルに取り付けられるピラートリムの取り付け構造であって、
    前記ピラートリムの上端部の裏側から突設されるとともに車両上方に向かって屈曲した鉤形に形成され、前記ピラーパネルに穿孔された第一取付孔に係止されるフック部と、
    前記フック部よりも下方の位置で前記ピラートリムの上端部の裏側から突設され、前記ピラーパネルに穿孔された第二取付孔に嵌合するボス部と、
    前記ピラートリムの上端部の裏側で上下方向に延びる板状に突設され、前記フック部と前記ボス部との間を接続するプレート部とを備え
    前記フック部は、車両前後方向に突設され、前記フック部が前記第一取付孔に係止された状態で、当該第一取付孔の端辺に当接して前記フック部の車両前後方向における位置を規制する第二補強リブを有する
    ことを特徴とする、ピラートリムの取り付け構造。
  2. 前記第二補強リブは、前記第一取付孔の端辺に当接する部分よりも車幅方向外側の先端部分において、車両前後方向の幅が狭い
    ことを特徴とする、請求項1記載のピラートリムの取り付け構造。
  3. 前記フック部は、前記プレート部と同一平面をなして当該フック部の長手方向に沿って延びる板状の第一補強リブを有する
    ことを特徴とする、請求項1または2記載のピラートリムの取り付け構造。
  4. 前記第二補強リブは、前記第一補強リブと交差するように設けられるとともに板状である
    ことを特徴とする、請求項記載のピラートリムの取り付け構造。
  5. 前記ボス部は、前記プレート部と同一平面をなす第一平面部と前記第一平面部に交差する第二平面部とを組み合わせた十字型断面の柱状に形成される
    ことを特徴とする、請求項1~のいずれか1項に記載のピラートリムの取り付け構造。
  6. 前記プレート部と同一平面をなすように形成され、前記フック部が前記第一取付孔に係止されかつ前記ボス部が前記第二取付孔に挿入されたときに前記第一取付孔に挿入される誤組み防止リブを備える
    ことを特徴とする、請求項1~のいずれか1項に記載のピラートリムの取り付け構造。
  7. 前記誤組み防止リブは、前記ボス部に近接する側における前記ピラートリムの裏側からの突出寸法が、前記ボス部から離隔する側における前記ピラートリムの裏側からの突出寸法よりも大きく形成された三角板形状である
    ことを特徴とする、請求項記載のピラートリムの取り付け構造。
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