JP7245590B2 - 車両のバックドア - Google Patents
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Description
互いに組み合わされる樹脂製のインナパネルと樹脂製のアウタパネルとを有し、前記アウタパネルにドアハンドル部を備える車両のバックドアであって、
前記ドアハンドル部の近傍に配置され、前記インナパネルと前記アウタパネルとの位置合わせに使用されるガイド部材を備え、
前記ガイド部材は、
前記インナパネルに設けられ、前記アウタパネル側に開口するボックス形状のガイド凹部と、
前記アウタパネルに設けられ、前記インナパネル側に突出し、前記ガイド凹部に収納されるガイド突起とを備える。
図1に示す車両100は、跳ね上げ式のバックドア1を備える。図1では、バックドア1の窓部材4とバックドア1以外の部分を二点鎖線で示す。跳ね上げ式のバックドア1は、その開放時にバックドア1の上端を回転支点としてバックドア1の下端が車両上方に持ち上がるバックドア1である。以下、本例のバックドア1の構成を詳細に説明する。
本例のバックドア1は、インナパネル2とアウタパネル3とを組み合わせて構成されている。インナパネル2は樹脂成形物であって、本例ではバックドア1の外形にほぼ一致する一枚の板状部材である。アウタパネル3も樹脂成形物であるが、本例ではインナパネル2の車両上方側に取り付けられるアッパアウタパネル3Aと、インナパネル2の車両下方LWR側に取り付けられるロアアウタパネル3Bとで構成されている。アッパアウタパネル3Aは概略門型に形成され、ロアアウタパネル3Bは概略Y字型に形成されている。本例とは異なり、アウタパネル3もバックドア1の外形にほぼ一致する一枚の板状部材とすることもできる。バックドア1の両側部においてアッパアウタパネル3Aの下端と、ロアアウタパネル3Bの上端とは、車両100の高さ方向に重複している。本例のバックドア1では、アッパアウタパネル3Aの下端部とロアアウタパネル3Bの上端部とに跨がるように窓部材4(二点鎖線参照)が取り付けられる。
ドアハンドルガーニッシュ9は、車両100の外側から見える外装部90と、外装部90の内部に形成される骨格部91とを備える。骨格部91には、樹脂クリップなどで構成される留め具92が取り付けられている。留め具92をロアアウタパネル3Bに設けられるガーニッシュ取付孔31に差し込むことで、ドアハンドルガーニッシュ9をロアアウタパネル3Bに取り付けることができる。ガーニッシュ取付孔31は、ガイド突起63の車両上方側におけるガイド凹部62に対応する位置に設けられている。そのため、ドアハンドルガーニッシュ9をロアアウタパネル3Bに取り付けたときに、留め具92の先端はガイド凹部62内に収納される。つまり、本例の構成では、留め具92が差し込まれるスペースとしてガイド凹部62を利用できる。
ロック解除装置7の本体部70は、図5に示すように、インナパネル2とロアアウタパネル3Bとを貫通するように設けられている。本体部70のスイッチ7sは、車両下方側にドアハンドルガーニッシュ9から露出しており、ドアハンドル部10を掴む手の指で押せるようになっている。
本例のバックドア1の構成によれば、バックドア1の開放時におけるバックドア1の変形を効果的に抑制できる。これは、ドアハンドル部10の近傍に設けられるインナパネル2のガイド凹部62がボックス形状に形成されているからである。ボックス形状のガイド凹部62は剛性に優れるため、ガイド凹部62近傍の耐変形性が向上する。また、本例では、ガイド凹部62の車両下方側に近接する位置にロック解除装置7のボルト締結部が配置されている上、これらボルト締結部とガイド凹部62を上下に挟むように接合面部12,13が設けられているため、ガイド凹部62近傍の剛性が非常に高くなっている。そのため、バックドア1の開放時にドアハンドル部10に入力される引張り荷重に対して、ガイド凹部62近傍の部分が耐性を発揮し、バックドア1の変形が抑制される。
バックドア1のドアハンドル部10は、バーを握って引っ張るグリップタイプのドアハンドルや、プレートを下から引き上げるフラップタイプのドアハンドルであっても良い。また、ロック解除装置7の代わりに、鍵穴式のアナログロック装置を設けたバックドア1にも、実施形態1の構成を適用できる。
1 バックドア 10 ドアハンドル部 11,12,13,14 接合面部
2 インナパネル
3 アウタパネル 3A アッパアウタパネル 3B ロアアウタパネル
30 ハンドル凹部 31 ガーニッシュ取付孔
4 窓部材
5 位置決め部材 52 係合凹部 53 係合突起
6 ガイド部材
62 ガイド凹部 62r リブ 63 ガイド突起
7 ロック解除装置 7b ボルト 7n ナット 7s スイッチ
70 本体部 71 フランジ部
8 バックモニタカメラ
9 ドアハンドルガーニッシュ
90 外装部 91 骨格部 92 留め具
Claims (1)
- 互いに組み合わされる樹脂製のインナパネルと樹脂製のアウタパネルとを有し、前記アウタパネルにドアハンドル部を備える車両のバックドアであって、
前記インナパネルに締結され、一部が前記ドアハンドル部に露出するバックドアのロック解除装置と、
前記ドアハンドル部の近傍に配置され、前記インナパネルと前記アウタパネルとの位置合わせに使用されるガイド部材とを備え、
前記ガイド部材は、
前記インナパネルに設けられ、前記アウタパネル側に開口するボックス形状のガイド凹部と、
前記アウタパネルに設けられ、前記インナパネル側に突出し、前記ガイド凹部に収納されるガイド突起とを備え、
前記ロック解除装置が締結される部分は、車幅方向に前記ガイド凹部と同じ位置で、かつ前記ガイド凹部よりも車両下方における前記ガイド凹部に近接するように配置される、
車両のバックドア。
Priority Applications (1)
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Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2018242436A JP7245590B2 (ja) | 2018-12-26 | 2018-12-26 | 車両のバックドア |
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JP2020104555A JP2020104555A (ja) | 2020-07-09 |
JP7245590B2 true JP7245590B2 (ja) | 2023-03-24 |
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ID=71447922
Family Applications (1)
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JP2007210553A (ja) | 2006-02-13 | 2007-08-23 | Daikyo Nishikawa Kk | 車両用パネル部材 |
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2018
- 2018-12-26 JP JP2018242436A patent/JP7245590B2/ja active Active
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