JP7040252B2 - 車両の内装構造および車両の内装部材の取付方法 - Google Patents

車両の内装構造および車両の内装部材の取付方法 Download PDF

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Description

本発明は、車両の内装構造および車両の内装部材の取付方法に関する。
従来、車両には、内装部材として、車室の天井を覆うトップシーリングと、車両の開口部分を区画するピラーを車室側から覆うピラートリムとが装備されており、これらが車体に取り付けられるようになっている。
例えば、特許文献1には、ピラートリムにトップシーリング(ルーフトリム)が係止されて、ピラートリムがピラーに取り付けられる構造が開示されている。
特許文献1の構造では、ピラーに取り付けられるピラートリムの上端部に、車室側に位置して車両前後方向に延びる係合部と、車外側に位置して係合部と対向する連結部とが設けられているとともに、連結部に弾性変形可能な規制部が設けられている。そして、規制部を弾性変形させつつ規制部と係合部との間にトップシーリングが押し込まれて、規制部の弾性復帰力でトップシーリングが係合部に押圧されることで、トップシーリングがピラートリムに係止されるようになっている。
特開2010-06101号公報
特許文献1の構造では、規制部を弾性変形させて規制部と係合部との間にトップシーリングが押し込まれるようになっていることで、規制部の弾性力をこの押込みが可能な程度に低くせねばならない。そのため、走行時等の衝撃によって規制部がトップシーリングから離間する方向に変形して、トップシーリングがピラートリムから外れるおそれがある。特に、ピラートリムとピラーとの間に取付誤差等が生じてピラートリムがピラーに対して適切な位置からずれた場合には、規制部の位置がトップシーリングに適切な弾性力を付与することができる位置からずれることで、トップシーリングがピラートリムから外れやすくなる。
本発明は、上記のような事情に鑑みてなされたものであり、トップシーリングがピラートリムから外れるのをより確実に防止できる車両の内装構造および車両の内装部材の取付方法を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明は、車室の天井を覆うトップシーリングと、車両の開口部を区画するピラーに取り付けられて当該ピラーを車室側から覆うピラートリムと、前記ピラートリムの上端部との間で前記トップシーリングを挟持するブラケットとを備え、前記ブラケットは、前記ピラーの車室側の面に沿う移動が許容された状態で前記ピラーに取り付けられている、ことを特徴とする車両の内装構造を提供する(請求項1)。
本発明によれば、ピラートリムとブラケットとがそれぞれ個別にピラーに取り付けられて、これらピラートリムとブラケットとの間にトップシーリングが挟持されるように構成されている。そのため、走行時の衝撃等によってピラートリムとブラケットとの相対位置が大幅に変化するのを防止できる。しかも、ブラケットはピラーの車室側の面に沿う移動が許容された状態でピラーに取り付けられる。そのため、仮にピラートリムとピラーとの間に取付誤差等が生じても、ブラケットをピラートリムに対応して移動させることで、ブラケットとピラートリムとの相対位置をこれらの間でトップシーリングを適切に挟持できる位置に配置させることができる。従って、トップシーリングがピラートリムから外れるのを確実に防止することができる。
前記構成において、前記ブラケットは、前記ピラートリムを係止して当該ピラートリムの前記ブラケットに対する位置決めを行う位置決め部を有する、のが好ましい(請求項2)。
この構成によれば、ブラケットとピラートリムとの相対位置を確実に適切な位置にできるため、ブラケットとピラートリムとによってトップシーリングをより適切に挟持することができる。
前記構成において、前記ブラケットは、車両前後方向に並び前記トップシーリングの上面を上方から押さえつける複数の当接部を有する、のが好ましい(請求項3)。
この構成によれば、当接部によってトップシーリングの複数の部位をピラートリムとの間で挟持することができ、トップシーリングがピラートリムから外れるのをより確実に防止できる。
前記構成において、前記ピラートリムは、その車外側の面から車外側に延びて前記トップシーリングの下面と接触して当該トップシーリングの移動を規制する滑り止め部を有する、のが好ましい(請求項4)。
この構成によれば、延出部とトップシーリングとの接触抵抗によって、トップシーリングのずれを防止することができる。
前記構成において、前記ブラケットと前記ピラーとを連結する連結部材を備え、前記ブラケットには、前記連結部材が挿通される連結部材用孔が形成されており、前記連結部材用孔の孔径は、前記連結部材のうち前記連結部材用孔に挿通される部分の外径よりも大きい寸法に設定されている、のが好ましい(請求項5)。
この構成によれば、簡単な構成でブラケットをピラーの車幅方向の内側面に沿う移動が可能な状態でピラーに係止することができる。
また、本発明は、車室の天井を覆うトップシーリングと、車両の開口部を区画するピラーを車室側から覆うピラートリムと、前記ピラートリムの上端部との間で前記トップシーリングを挟持するブラケットとを準備する準備工程と、前記ピラーに前記ブラケットを取り付ける第1取付工程と、前記ピラートリムと前記ブラケットとの間に前記トップシーリングが挟み込まれた状態で前記ピラートリムを前記ピラーに取り付ける第2取付工程とを含み、前記第1取付工程では、前記ブラケットを前記ピラーの車室側の面に沿う移動が許容された状態で前記ピラーに取り付ける、ことを特徴とする車両の内装部材の取付方法を提供する(請求項6)。
この方法によれば、ブラケットをピラーに取り付けた状態でその位置を調整することができ、ブラケットを、ピラートリムとの間でトップシーリングを適切に挟持できる位置に確実に配置することができる。従って、この方法を用いれば、トップシーリングがピラートリムから外れるのを確実に防止できる。
前記構成において、前記第2取付工程では、前記ピラートリムを前記ブラケットに係止した後に前記ピラーに取り付ける、のが好ましい(請求項7)。
この構成によれば、ブラケットとピラートリムとの相対位置を確実に適切な位置にすることができ、これにより、ブラケットとピラートリムとによってトップシーリングをより適切に挟持することができる。
以上説明したように、本発明の車両の内装構造および車両の内装部材の取付方法によれば、トップシーリングがピラートリムから外れるのをより確実に防止できる。
本発明の実施形態に係る車両の側部を車室側から見た概略側面図である。 図1のII-II線を通る面における概略断面図である。 図1のIII-III線を通る面でBピラー周辺を切断したときの概略斜視図である。 図3に示す状態からピラートリムを取り外した状態を示した図である。 図4に示す状態からトップシーリングおよびブラケットを取り外した状態を示した図である。 ピラーにブラケットが取り付けられた状態を示した概略側面図である。 ピラートリムの上端部周辺を車外側から見た概略側面図である。 図7のXで示した部分を拡大して示した概略斜視図である。 ブラケットとピラートリムとの係止構造を説明するための概略斜視図であって車外側から見た図である。 ブラケットとピラートリムとの係止構造を説明するための概略斜視図であって車室側から見た図である。 図10のXI-XI線を通る面で切断したときの要部を拡大して示した概略図である。 図6のXII-XII線断面図の一部を拡大して示した図である。 図12のXIII-XIII線断面図である。 Cピラー周辺の概略側面図である。
図面に基づいて本発明の実施形態を詳述する。以下では、図1に示すように、本発明の車両の内装構造が1列目シート1aと2列目シート1bとを有する2列シートの車両1に適用された場合について説明する。
図1は、車両1の側部を車室側から見た概略側面図である。図2は、図1のII-II線を通る面における概略断面図である。以下の説明では、車両前後方向のことを単に前後方向という。各図において、「F」は前、「R」は後を表している。
図1に示すように、車両1の側部には、1列目シート1a用の乗員昇降用の開口部1cと、2列目シート1b用の乗員昇降用の開口部1dとが形成されている。これら開口部1c、1dにはそれぞれ図示しないサイドドアが取り付けられる。車両1は、開口部1c、1dを区画するピラーとして、前から順に、Aピラー9、Bピラー10、Cピラー110を有する。また、車両1は、車室の天井部分の外面を構成するルーフパネル6を有する。
ここでは、請求項に係るピラーがBピラー10である場合について説明する。
図2に示すように、Bピラー10は、車外側に配置されるピラーアウタパネル20と、車室側に配置されてピラーアウタパネル20とで閉断面を区画するピラーインナパネル11と、これらピラーアウタパネル20とピラーインナパネル11との間に配置されるレインフォースメント22,22とを有する。図示は省略するが、Bピラー10は、車両1の車幅方向の両側にそれぞれ1つずつ設けられている。Bピラー10およびその周囲の構造は車幅方向について対称であり、以下では、一方のBピラー10について説明を行う。
図2に示すように、車両1は、車両の内装部材として、ルーフパネル6を下方から覆い車室の天井を覆うトップシーリング30と、Bピラー10(詳細には、ピラーインナパネル11)を車室側から覆うピラートリム40を有する。また、車両1は、トップシーリング30をピラートリム40との間で挟持するブラケット60を有する。図1に示すように、Bピラー10およびピラートリム40は、上下方向に延びている。
トップシーリング30は、軟質材で形成されており比較的容易に変形可能である。トップシーリング30は、例えば、発砲ウレタン等の表面を不織布で覆ったもの等によって形成される。ピラートリム40は、硬質の合成樹脂(例えばポリプロピレン)で形成されており容易には塑性変形しないようになっている。
図3は、図1のIII-III線を通る面でBピラー10の周辺部を切断したときの要部を示した概略斜視図である。図4は、図3に示す状態からピラートリム40を取り外した状態の図である。つまり、ピラートリム40はBピラー10(詳細には、ピラーインナパネル11)に取り付けられるようになっており、図4は、ピラートリム40がBピラー10に取り付けられる前の状態を示した図である。図5は、図4に示す状態からトップシーリング30を取り外した後、ブラケット60を取り外した状態の図である。つまり、ブラケット60はBピラー10(詳細には、ピラーインナパネル11)に係止されるようになっており、図5は、ブラケット60がBピラー10に取り付けられる前の状態を示した図である。図6は、Bピラー10にブラケット60が取り付けられた状態を車室側から見た概略側面図である。
図5に示すように、Bピラー10のピラーインナパネル11の上端部には、ピラーインナパネル11の表裏を貫通して、後述するブラケット用クリップ(連結部材)80が挿通されるブラケット固定用孔(連結部材用孔)12が形成されている。本実施形態では、ピラーインナパネル11の上縁付近の前後方向に離間する位置に、2つのブラケット固定用孔12がほぼ同じ高さ位置で形成されるとともに、これら2つの係止用孔11よりも下方の位置に1つのブラケット固定用孔12が形成されている。上側の2つのブラケット固定用孔12は、ピラーインナパネル11に設けられた車室側に突出する突部12aの中央に形成されている。
図5に示すように、Bピラー10のピラーインナパネル11には、ブラケット固定用孔12が形成された部分よりも下方の部分に、ピラートリム40を固定するためのピラートリム取付孔13が形成されている。
(ブラケット)
ブラケット60の詳細について説明する。ここでは、ブラケット60がBピラー10に取り付けられた状態での前後、上下、車幅方向を、単に、前後、上下、車幅方向として説明を行う。
ブラケット60は、前後方向および上下方向に延びる第1側板部61と、第1側板部61の下縁から車外側に延びる底板部62と、底板部62の車外側の縁部から下方に延びる第2側板部63とを有する。底板部62は、第1側板部61の下縁のほぼ全体から車外側に延びている。
第2側板部63は、底板部62の車外側の縁部の後側部分から下方に延びる第1立板部64と、底板部62の車外側の縁部の前側部分から下方に延びる第2立板部65と、第1立板部64と第2立板部65とにわたって前後方向に延びる中間立板部66とを含む。中間立板部66の上下方向の寸法は、第1、第2立板部64、65よりも短く設定されている。
第1側板部61の後端部、第1側板部61の前端部、および第2立板部65の下端部には、それぞれ車外側に突出する取付部70、71、72が設けられている(図5、図9参照)。これら取付部70、71、72には、それぞれブラケット用クリップ80が取り付けられている。
図12は、図6のXII-XII線断面図の一部を拡大して示した図である。図13は、図12のXIII-XIII線断面図の一部を拡大して示した図である。
第1取付部70には、その表裏を貫通する貫通孔73bと、この貫通孔73bと連通して第1取付部70の後縁に開口する切欠き73aとが形成されている。貫通孔73bは、略丸孔である。切欠き73aは、後方に向かってその上下方向の寸法が大きくなるように形成されている。
第2取付部71、第3取付部72も、第1取付部70と同様の構造を有しており、図示は省略するが、これら取付部71、72には、それぞれ貫通孔73bと切欠き73aとが形成されている。ただし、第2取付部71と第3取付部72の切欠き73aは、前方に開口して、前方に向かってその上下方向の寸法が大きくなるように形成されている。
第1立板部64には、その表裏を貫通する位置決め用孔(位置決め部)64aが形成されている。同様に、第2立板部65にも、その表裏を貫通する位置決め用孔65aが形成されている。ただし、本実施形態では、第1立板部64の位置決め用孔64aは前後方向に長い長孔であり、第2立板部65の位置決め用孔65aは略丸形である。これら位置決め用孔64a、65aは、ブラケット60に対するピラートリム40の位置決めを行うための孔である。
ブラケット60の底板部62には、その下面から下方に複数のブラケット側リブ(当接部)69が突出している。本実施形態では、ブラケット60は、6つのブラケット側リブ69を有する。これらブラケット側リブ69は前後方向に略等間隔に設けられている。これらブラケット側リブ69は、それぞれ車幅方向に延びている。詳細には、前端および後端に位置する第1ブラケット側リブ69aは、それぞれ前方および後方に向かって車外側に傾斜している。残りの第2ブラケット側リブ69bは、車幅方向に沿ってほぼまっすぐに延びている。第2ブラケット側リブ69bの車室側の部分の上下方向の寸法は、車外側に向かって大きくなるように設定されており、この部分の下縁は車外側に向かうほど下方に位置するように傾斜している(図5、図11参照)。
このように構成されたブラケット60は、ブラケット用クリップ80を介して、Bピラー10に固定される。
図13に示すように、ブラケット用クリップ80は、円板状の第1鍔部82と、第1鍔部82の中央から突出する軸部81とを備える。軸部81の途中には、その外周から径方向外側に広がる第2鍔部83が設けられている。第2鍔部83は、軸部81の全周にわたって延びている。第2鍔部83の先端側(図13の右側)の面には先端側に向かうに従って径方向外側に広がる押圧部84が設けられている。押圧部84は、第2鍔部83の全周にわたって延びている。
軸部81のうち第1鍔部82と第2鍔部83との間の部分を構成する第1軸部81aの外径は、軸方向(車幅方向)にほぼ一定であり、第1軸部81aは略円柱状を有する。第1軸部81aの外径は、軸部81のうち第1軸部81aよりも先端側の部分を構成する第2軸部81bの外径よりも小さく設定されている。
第2軸部81bは、第2鍔部83から先端に向かって略一定の外径で延びる第1部分81b_1と、この第1部分81b_1から先端に向かって拡径する第2部分81b_2と、第2部分81b_2から先端に向かって縮径する第3部分81b_3とを有する。
ブラケット用クリップ80は、その先端が車外側を向く姿勢で第1軸部81aが各取付部70~72の切欠部73aを介して各取付部70~72の貫通孔73b内に挿入されることで、ブラケット60の各取付部70~72に取り付けられており、ブラケット用クリップ80が各取付部70~72に取り付けられた状態において、各取付部70~72の貫通孔73b内にはブラケット用クリップ80の第1軸部81aが挿通されている。
図12および図13に示すように、第1軸部81aの外径は各取付部70~72の貫通孔73bの内径よりも小さく設定されている。これに伴い、ブラケット用クリップ80がブラケット60の各取付部70~72に取り付けられた状態において、第1軸部81aの外周面と貫通孔73bの内周面との間には、第1軸部81aの全周にわたって隙間が生じるようになっている(第1軸部81aと貫通孔73bの中心を合わせた状態で)。一方、図13に示すように、取付部70~72の車幅方向の厚みと、第1軸部81aの車幅方向の厚み(第1鍔部82と第2鍔部83との間の離間距離)とはほぼ同じに設定されている。これより、ブラケット用クリップ80は、ブラケット60の各取付部70~72に取り付けられた状態において、軸部81の軸線と直交する方向についてはブラケット60に対して相対移動可能である一方、車幅方向についてはブラケット60に対して相対移動不能とされる。
ブラケット60に取り付けられたブラケット用クリップ80は、さらに、Bピラー10のピラーインナパネル11に取り付けられる。ブラケット用クリップ80は、ピラーインナパネル11に形成されたブラケット固定用孔12内に第2軸部81bの第1部分81b_1が挿通されて、第1部分81b_1よりも先端側の部分つまり第2軸部81bの第2部分81b_2および第3部分81b_3が、ピラーインナパネル11(突部12a)よりも車外側に突出する状態で、ピラーインナパネル11に取り付けられる。この取付状態において、ブラケット用クリップ80は、その軸部81の軸線がピラーインナパネル11の車室側の側面とほぼ直交する姿勢となる。
図13に示すように、ブラケット固定用孔12の内径は、第2軸部81bの第1部分81b_1の外径とほぼ同じ寸法に設定されている。そのため、前記の取付状態において、第1部分81b_1よりも径の大きい第2部分81b_2によって、ブラケット用クリップ80が車室側に移動するのが規制される。なお、第2部分81b_2は径方向に弾性変形可能であり、ブラケット用クリップ80は、第2部分81b_2が縮径された状態でブラケット固定用孔12内に押し込まれ、第2部分81b_2は、ブラケット固定用孔12を通過すると弾性復帰してブラケット固定用孔12の内周面よりも径方向外側に広がる。
また、図13に示すように、前記の取付状態において押圧部84の先端面がピラーインナパネル11に車室側から当接するようになっており、この押圧部84によってブラケット用クリップ80が車室側に移動するのも規制される。
このように、ブラケット用クリップ80は、車幅方向の移動が規制された状態でピラーインナパネル11に取り付けられる。また、前記のように、ブラケット固定用孔12の内径が、これに挿通される第2軸部81bの第1部分81b_1の外径とほぼ同じ寸法に設定されていることで、ブラケット用クリップ80は、軸部81の軸線と直交する方向の移動も規制された状態、つまり、ピラーインナパネル11の車室側の側面に沿う移動が不能とされた状態でピラーインナパネル11に取り付けられる。
これに対して、前記のように、ブラケット用クリップ80は、軸部81の軸線と直交する方向についてはブラケット60に対して相対移動可能である一方、車幅方向についてはブラケット60に対して相対移動不能とされている。換言すると、ブラケット60は、ブラケット用クリップ80に対して軸部81の軸線と直交する方向に移動可能である一方、車幅方向についてはブラケット用クリップ80に対して移動不能とされている。
従って、ブラケット60にブラケット用クリップ80が取り付けられて、さらに、ブラケット用クリップ80がピラーインナパネル11に取り付けられた状態において、ブラケット60は、ピラーインナパネル11に対して、車幅方向の移動は規制される一方、ピラーインナパネル11の車室側の面に沿う移動は許容された状態となる。すなわち、ブラケット60は、Bピラー10に、これに対して車幅方向の移動は規制される一方Bピラー10の車室側の面に沿う移動が許容された状態で取り付けられる。
(ピラートリム)
ピラートリム40の詳細について説明する。
図7は、ピラートリム40を車外側から見た概略側面図である。図8は、図7のXで示した部分を拡大した概略斜視図である。図9は、ピラートリム40とブラケット60とを車外側から見た概略斜視図である。
図3および図9に示すように、ピラートリム40は、車室側に膨出して水平断面が略コ字状となる形状を有する。ピラートリム40の車外側の側面の上部には、車外側に突出する突出部42が設けられている。この突出部42には、前後方向に離間した位置に、さらに車外側に突出する2つの位置決め用突起43、43が設けられている。これら位置決め用突起43、43は、車幅方向に延びる軸部43aと、この軸部43aから上下および前後方向にそれぞれ延びる4つの板状部分43bとで構成されている。
ピラートリム40の上端部には、その車室側の面から車室側に突出する複数の滑り止め部(延出部)49が形成されている。図例では、ピラートリム40の車室側の面の前端部分に4つの滑り止め部49が前後方向に離間した状態で並設されており、ピラートリム40の車室側側面の後端部分に3つの滑り止め部49が前後方向に離間した状態で並設されている。これら滑り止め部49の上面49aは車外側に向かうに従って下方に傾斜する傾斜面とされている。
このように構成されたピラートリム40は、ブラケット60に位置決めされた状態でBピラー10のピラーインナパネル11に固定される。
具体的には、位置決め用突起43、43がそれぞれブラケット60の位置決め用孔64a、65aに挿入されることで、ピラートリム40はブラケット60に係止され、ピラートリム40のブラケット60に対する位置が規定される。詳細には、位置決め用突起43の上下方向の寸法と前後方向の寸法とはほぼ同じに設定されている。第1立板部64の位置決め用孔64aの上下方向の寸法は、位置決め用突起43の上下方向の寸法とほぼ同じに設定されている。第2立板部65の位置決め用孔65aの内径は、位置決め用突起43の外径(上下方向の寸法および前後方向の寸法)とほぼ同じに設定されている。これに伴い、位置決め用突起43、43が位置決め用孔64a、65a内にそれぞれ挿通された状態において、位置決め用突起43、43の径方向の移動は位置決め用孔64aの内周面により規制され、ピラートリム40とブラケット60との相対位置(車幅方向と直交する面に沿う位置すなわちピラーインナパネル11の車室側面に沿う位置)が規定される。
そして、ピラートリム40がブラケット60に係止された状態で、ピラートリム40に固定された図示しないクリップがピラートリム取付孔13に固定され、これによりピラートリム40がピラーインナパネル11に固定される。
ここで、前記のように、ピラーインナパネル11にはまずブラケット60が固定される。そして、ピラートリム40は、このピラーインナパネル11に固定されたブラケット60に係止された後、ピラーインナパネル11に固定される。また、ピラートリム40とブラケット60との間にトップシーリング30の車外側の端部のうちのBピラー10に対応する部分が挿入された状態で、ピラートリム40はピラーインナパネル11に固定される。
図10は、ブラケット60とピラートリム40とがともにピラーインナパネル11に固定された状態を示した概略斜視図である。図10では、ピラーインナパネル11の図示を省略するとともに、トップシーリング30を破線で示している。図11は、図10のXI-XI線断面図である。
図10、11に示すように、ブラケット60とピラートリム40とがともにピラーインナパネル11に固定された状態において、ブラケット60の第1側板部61の下縁は、ピラートリム40の上縁よりも高い位置に配置され、これら第1側板部61の下縁とピラートリム40の上縁との間には隙間が生じる。なお、ブラケット60の第1側板部61の下縁は平面視でピラートリム40の上縁にほぼ沿って延びている。
トップシーリング30の車外側の端部は、前記の隙間に挿入されている。トップシーリング30の上面には、各ブラケット側リブ69が当接しており、トップシーリング30はこれらブラケット側リブ69とピラートリム40の上縁とによって挟持される。つまり、各ブラケット側リブ69によって、トップシーリング30の上面がピラートリム40側に向かって上方から押さえつけられる。図11に示すように、Bピラー10周辺において、トップシーリング30の車外側の端部は車外側に向かうほど下方に位置するように湾曲しており、その車外側の縁部は第1ブラケット側リブ69aに沿って延びている。また、図示は省略するが、トップシーリング30の一部の下面は滑り止め部49の上面49aと当接(接触)し、これらの接触抵抗により、トップシーリング30は、その位置ずれが防止された状態で挟持される。
(車両の内装部材の取付方法)
以上説明したトップシーリング30をブラケット60とピラートリム40とによって挟持させつつブラケット60とピラートリム40とをBピラー10のピラーインナパネル11に取り付ける方法、すなわち、本発明の実施形態に係る車両の内装部材の取付方法をまとめると次のようになる。
まず、前記のようにそれぞれ構成されたブラケット60、ピラートリム40、トップシーリング30を準備する(準備工程)。
次に、ブラケット60を、Bピラー10のピラーインナパネル11に対する車幅方向の移動が規制される一方Bピラー10の車室側の面に沿う移動が許容された状態で、ピラーインナパネル11に取り付ける(第1取付工程)。
具体的には、まず、ブラケット60の取付部70、71、72に、それぞれブラケット用クリップ80を取り付ける。このとき、前記のように、ブラケット用クリップ80は、ブラケット60に対してブラケット用クリップ80の軸部81の軸線と直交する面に沿って相対移動可能となる状態で取付部70、71、72に取り付けられる。
その後、ブラケット用クリップ80の先端を、ピラーインナパネル11のブラケット固定用孔12内に押し込んで、ブラケット用クリップ80をピラーインナパネル11に固定する。これにより、ブラケット60はピラーインナパネル11に固定される。このとき、前記のように、ブラケット用クリップ80がピラーインナパネル11に対して車幅方向に移動不能且つピラーインナパネル11の車室側の面に沿って移動不能に固定されることで、ブラケット60は、ピラーインナパネル11に対して車幅方向の移動は規制される一方ピラーインナパネル11の車室側の面に沿って移動可能な状態で、ピラーインナパネル11に固定される。
次に、ピラートリム40とブラケット60との間にトップシーリング30を挟み込みつつピラートリム40をピラーインナパネル11に取り付ける(第2取付工程)。このとき、ピラートリム40をブラケット60に係止してブラケット60に対して位置決めした後に、ピラートリム40をピラーインナパネル11に取り付ける。
具体的には、ピラートリム40の上縁とブラケット60の第1側板部61の下縁との間の隙間にトップシーリング30を差し込んだ状態で、前記のように、ピラートリム40の位置決め用突起43、43をブラケット60の位置決め用孔64a、65aに挿通してピラートリム40をブラケット60に固定する。その後、ピラートリム40をピラーインナパネル11に固定する。
(作用等)
以上のように、本実施形態では、トップシーリング30が、Bピラー10のピラーインナパネル11に個別にそれぞれ固定されるブラケット60とピラートリム40とに挟持される。そのため、車両1の走行時の衝撃等によってブラケット60とピラートリム40との一方が他方から過度に離間するのを回避できる。そのため、これらブラケット60とピラートリム40との間からトップシーリング30が抜け出るのを確実に防止することができる。詳細には、ブラケット側リブ69の下縁と、ピラートリム40の上縁との上下方向の離間距離が過度に大きくなるのを防止することができ、これらの間でトップシーリング30を確実に挟持させておくことができる。
しかも、ブラケット60が、ピラーインナパネル11の車室側の面に沿って移動可能にBピラー10のピラーインナパネル11に固定される。そのため、ブラケット60の位置を微調整してブラケット60のピラートリム40に対する相対位置をより確実に適切な位置にすることができる。従って、トップシーリング30がピラートリム40とブラケット60との間から外れてしまうのをより一層確実に防止できる。
例えば、仮にブラケット60が移動不能にピラーインナパネル11に固定されたときには、ピラートリム40が所定の基準位置よりも下方の位置でピラーインナパネル11に固定された場合に、ピラートリム40とブラケット60の上下方向の離間距離(詳細には、ブラケット側リブ69の下縁とピラートリム40の上縁との上下方向の離間距離)が大きくなって、これらの間からトップシーリング30が外れやすくなる。また、ピラートリム40が所定の基準位置よりも前後方向にずれた位置でピラーインナパネル11に固定された場合にも、ピラートリム40のうちブラケット60(詳細には、ブラケット側リブ69の下縁)と対向する部位が所望の部位からずれることで、これらの上下方向の離間距離が不適切となってトップシーリング30は外れやすくなる。これに対して、本実施形態では、前記のように、ブラケット60とピラートリム40との相対位置を適切な位置に維持することができ、トップシーリング30をこれらの間により適切に保持することができる。
さらに、本実施形態では、ピラートリム40に設けられた位置決め用突起43、43がブラケット60の位置決め用孔64aに挿通されて、ブラケット60にピラートリム40に係止されるように構成されるとともに、ブラケット60にピラートリム40が係止された後に、ピラートリム40がピラーインナパネル11に取り付けられるように構成されている。
そのため、ブラケット60とピラートリム40との相対位置を確実に適切な位置にして、トップシーリング30をこれらの間により一層適切に保持することができる。
また、本実施形態では、ピラートリム40の上端部に、その車室側の面から車室側に突出する複数の滑り止め部49が設けられている。そのため、これら滑り止め部49の上面49aにトップシーリング30の下面を当接させて、これらの接触抵抗によりトップシーリング30の位置ずれを防止することができる。従って、トップシーリング30がブラケット60とピラートリム40との間から外れるのをより一層確実に防止することができる。
(変形例)
前記実施形態では、Bピラー10の上端部周辺に配置されるトップシーリング30を、Bピラー10を覆うピラートリム40とブラケット60とで挟持する場合について説明したが、本発明に係る車両の内装構造および内装部材の取付方法が適用される場所は、Bピラー10周辺に限らず、他のピラーであってもよい。例えば、図14に示すように、Cピラー110に適用してもよい。具体的には、Cピラー110のピラーインナパネル111に、ブラケット160をピラーインナパネル111の車室側の面に沿って移動可能に固定するとともに、Cピラー110を車室側から覆うピラートリム140を、ブラケット160との間でトップシーリング30の縁部を挟み込んだ状態で、Cピラー110のピラーインナパネル111に固定するようにしてもよい。
前記実施形態では、ブラケット用クリップ80を用いてブラケット60をBピラー10のピラーインナパネル11にその車室側の面に沿って移動可能に固定する場合について説明したが、ブラケット60をBピラー10に固定するための具体的な構成はこれに限らない。ただし、前記実施形態に係る構成とすれば、簡単な構成で、ブラケット60をBピラー10のピラーインナパネル11にその車室側の面に沿って移動可能に固定することができる。
また、ブラケット側リブ69は、トップシーリング30の上面に当接可能に構成されればよく、その具体的な構造は前記に限らない。
また、滑り止め部49は、ピラートリム40の車外側の面から車外側に延びる形状を有していればよく、その具体的な構造は前記に限らない。
10 Bピラー
12 ブラケット固定用孔(連結部材用孔)
30 トップシーリング
40 ピラートリム
43 位置決め用突起
49 滑り止め部(延出部)
60 ブラケット
69 ブラケット側リブ(当接部)
64a 位置決め用孔(位置決め部)
80 ブラケット用クリップ(連結部材)

Claims (7)

  1. 車室の天井を覆うトップシーリングと、
    車両の開口部を区画するピラーに取り付けられて当該ピラーを車室側から覆うピラートリムと、
    前記ピラートリムの上端部との間で前記トップシーリングを挟持するブラケットとを備え、
    前記ブラケットは、前記ピラーの車室側の面に沿う移動が許容された状態で前記ピラーに取り付けられている、ことを特徴とする車両の内装構造。
  2. 請求項1に記載の車両の内装構造において、
    前記ブラケットは、前記ピラートリムを係止して当該ピラートリムの前記ブラケットに対する位置決めを行う位置決め部を有する、ことを特徴とする車両の内装構造。
  3. 請求項1または2に記載の車両の内装構造において、
    前記ブラケットは、車両前後方向に並び前記トップシーリングの上面を上方から押さえつける複数の当接部を有する、ことを特徴とする車両の内装構造。
  4. 請求項1~3のいずれか1項に記載の車両の内装構造において、
    前記ピラートリムは、その車外側の面から車外側に延びて前記トップシーリングの下面と接触して当該トップシーリングの移動を規制する滑り止め部を有する、ことを特徴とする車両の内装構造。
  5. 請求項1~4のいずれか1項に記載の車両の内装構造において、
    前記ブラケットと前記ピラーとを連結する連結部材を備え、
    前記ブラケットには、前記連結部材が挿通される連結部材用孔が形成されており、
    前記連結部材用孔の孔径は、前記連結部材のうち前記連結部材用孔に挿通される部分の外径よりも大きい寸法に設定されている、ことを特徴とする車両の内装構造。
  6. 車室の天井を覆うトップシーリングと、車両の開口部を区画するピラーを車室側から覆うピラートリムと、前記ピラートリムの上端部との間で前記トップシーリングを挟持するブラケットとを準備する準備工程と、
    前記ピラーに前記ブラケットを取り付ける第1取付工程と、
    前記ピラートリムと前記ブラケットとの間に前記トップシーリングが挟み込まれた状態で前記ピラートリムを前記ピラーに取り付ける第2取付工程とを含み、
    前記第1取付工程では、前記ブラケットを前記ピラーの車室側の面に沿う移動が許容された状態で前記ピラーに取り付ける、ことを特徴とする車両の内装部材の取付方法。
  7. 請求項6に記載の車両の内装部材の取付方法において、
    前記第2取付工程では、前記ピラートリムを前記ブラケットに係止した後に前記ピラーに取り付ける、ことを特徴とする車両の内装部材の取付方法。
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