JP2005335602A - インストルメントパネルロケート構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】
装着作業性が良好で、製造コストの増大を抑制出来るインストルメントパネルロケート構造を提供する。
【解決手段】
ロケートピン22及び、ロケート孔21との間には、インストルメントパネル本体19の転びによる移動で、ロケート孔21からロケートピン22が、抜出方向に外れようとする際に、このロケート孔21に、ロケートピン22を係合させる係合部23が設けられている。
この係合部23は、ロケートピン22の下側面部22aから、一体に突設形成された第一凸部22bと、ロケート孔21の内周下面21aから一体に突設形成されて、第一凸部22bと係合する第二凸部21bとを有している。
【選択図】 図1

Description

本発明は、車体の運転席前方に設けられたインストルメントパネルを装着する際、位置決め及び仮保持を行えるインストルメントパネルロケート構造に関するものである。
従来、インストルメントパネルロケート構造としては、例えば、図10乃至図12に示すようなものが知られている(例えば、特許文献1等参照)。
このようなものでは、自動車の車体1の乗員室2内の前側には、インストルメントパネルモジュール3が、装着されている。
このインストルメントパネルモジュール3は、主に、表皮材等を有して構成されるインストルメントパネル本体4内に、車幅方向に延設されるステアリングメンバ部材5,メータ装置6,及び空調ユニット7等が、予め組み付けられているものである。
このインストルメントパネルモジュール3の前端部上縁3a近傍には、前記インストルメントパネル本体4の上端面下側から斜めに、図11に示すようなロケートピン8,8が、複数本突設されている。
このロケートピン8,8は、車体側ダッシュアッパパネル9に形成されたブッシュ11,11付きのロケート孔10,10に各々挿通されて、このインストルメントパネルモジュール3を車体1に仮保持出来るように構成されている。
次に、この従来のインストルメントパネルロケート構造の作用について説明する。
このように構成された従来のインストルメントパネルロケート構造では、前記インストルメントパネルモジュール3が車体1に装着される際、まず、図10に示すように、このインストルメントパネルモジュール3を、乗員室2内で、前記車体側ダッシュアッパパネル9に近接させる。
そして、前記各ロケートピン8,8が、車体側ダッシュアッパパネル9に形成されたブッシュ11,11付きのロケート孔10,10に各々挿通されて、このインストルメントパネルモジュール3が、車体1に対して仮保持される。
次に、前記インストルメントパネルモジュール3の各取付部12…と、前記車体側ダッシュアッパパネル9に設けられた各取付ブラケット部材13…とが、ビス14…を用いて締結固定される。
このため、前記インストルメントパネルモジュール3全体が、車体1の乗員室2内の前側に、確実に装着される。
特許第3060762号公報(図1,図5,段落0005,段落0011乃至0019)
しかしながら、このように構成された従来のインストルメントパネルロケート構造では、図12に示すように、助手席エアバッグ装置15等のインストルメントパネル本体4内に設けられたエアバック装置が、展開されると、展開されたエアバッグ本体16の反力で、図中矢印Fに示すように、倒れて、いわゆる転びが発生する虞があった。
このような転びが発生すると、前記各ロケートピン8,8が、車体側ダッシュアッパパネル9に形成されたブッシュ11,11付きのロケート孔10,10に対して挿通されている前端部上縁3aでは、このロケートピン8,8の挿抜方向Gと、いわゆる転びによるインストルメントパネル本体4の移動方向とが、略一致してしまう。
従って、これらのロケートピン8…の抜け外れ防止の為に、前記ビス14…が用いられて、前記インストルメントパネル本体4の各取付部12…と、前記車体側ダッシュアッパパネル9に設けられた各取付ブラケット部材13…とが、締結固定されるように構成されている。
しかしながら、このような反力対策として、前記ビス14…によって、インストルメントパネル本体4を車体1に固定する取付作業は、煩雑で、作業性が良好であるとは言い難かった。
また、前記ビス14…や、或いは各取付部12…及び、各取付ブラケット部材13…等を必要とするので、部品点数の増大を抑制することが困難で、この点においても、製造コストが増大してしまうといった問題があった。
本発明は、以上の事情に鑑み、装着作業性が良好で、製造コストの増大を抑制出来るインストルメントパネルロケート構造を提供することを目的とする。
前記の目的を達成するために、請求項1の発明は、インストルメントパネルを車体に装着する際、前記インストルメントパネル側の前端部又は前記車体側の該前端部と対向する被装着部のうち、少なくとも何れか一方に設けられたロケートピンを、他方に設けられたロケート孔に挿通することにより、該インストルメントパネルを前記車体に仮保持させるインストルメントパネルロケート構造であって、前記ロケートピン及び、前記ロケート孔との間には、前記インストルメントパネルの転びによる移動で、該ロケート孔から前記ロケートピンが、抜出方向に外れようとする際に、該ロケート孔に、該ロケートピンを係合させる係合部が設けられているインストルメントパネルロケート構造を特徴としている。
また、請求項2に記載されたものは、前記係合部は、前記ロケートピンの側面部から、一体に突設形成された第一凸部と、前記ロケート孔内周面から一体に突設形成されて、前記第一凸部と係合する第二凸部とを有する請求項1記載のインストルメントパネルロケート構造を特徴としている。
そして、請求項3に記載されたものは、前記第一凸部と、前記第二凸部との間には、前記インストルメントパネル装着時の該ロケートピン挿通方向では、前記第一凸部と前記第二凸部との干渉を回避するように、一定のクリアランスが設けられている請求項2記載のインストルメントパネルロケート構造を特徴としている。
更に、請求項4に記載されたものは、前記インストルメントパネルを車体に装着する際、前記インストルメントパネル側の前端部にロケート孔が開口形成されると共に、前記車体側の該前端部と対向する被装着部に、該ロケート孔に挿通されるロケートピンが、突設されて、該インストルメントパネルを前記車体に仮保持させるインストルメントパネルロケート構造であって、前記ロケートピンの下側面部から、下方に向けて一体に突設形成された第一凸部と、前記ロケート孔内周下面から上方に向けて一体に突設形成されて、前記第一凸部と係合する第二凸部とを有する係合部を設け、該係合部では、前記インストルメントパネルの転びによる移動で、該ロケート孔から前記ロケートピンが、抜出方向に外れようとする際に、前記第一凸部に前記第二凸部が係合すると共に、前記ロケート孔の内周上面部に対して、該ロケートピンの上側面部を当接させた部分を回転中心として、前記インストルメントパネルを、回動させると、前記第一凸部に前記第二凸部が干渉することなく、該第一凸部の下方を、該第二凸部が通過可能に設定されているインストルメントパネルロケート構造を特徴としている。
また、請求項5に記載されたものは、前記ロケート孔に、前記ロケートピンが挿抜される際、前記第一凸部の下端位置よりも、前記第二凸部の上端位置を下方に設定すると共に、前記ロケート孔の内周上面部の下端位置よりも、該ロケートピンの上側面部の上端位置を下方に設定する請求項4記載のインストルメントパネルロケート構造を特徴としている。
更に、請求項6に記載されたものは、前記インストルメントパネルを車体に装着する際、前記インストルメントパネル側の前端部にロケートピンが突設されると共に、前記車体側の該前端部と対向する被装着部に、該ロケートピンが挿通されるロケート孔が、開口形成されて、該インストルメントパネルを前記車体に仮保持させるインストルメントパネルロケート構造であって、前記ロケートピンの上側面部から、上方に向けて一体に突設形成された第一凸部と、前記ロケート孔の内周上面部から下方に向けて一体に突設形成されて、前記第一凸部と係合する第二凸部とを有する係合部を設け、該係合部では、前記インストルメントパネルの転びによる移動で、該ロケート孔から前記ロケートピンが、抜出方向に外れようとする際に、前記第一凸部に前記第二凸部が係合すると共に、前記ロケート孔の内周上面部に対して、該ロケートピンの上側面部を当接させた部分を回転中心として、前記インストルメントパネルを、回動させると、前記第一凸部に前記第二凸部が干渉することなく、該第一凸部の下方を、該第二凸部が通過可能に設定されているインストルメントパネルロケート構造を特徴としている。
また、請求項7に記載されたものは、前記ロケート孔に、前記ロケートピンが挿抜される際、前記第一凸部の上端位置よりも、前記第二凸部の下端位置を上方に設定すると共に、前記ロケート孔の内周下面部の上端位置よりも、該ロケートピンの下外面部の下端位置を上方に設定する請求項6記載のインストルメントパネルロケート構造を特徴としている。
このように構成された請求項1記載のものは、前記係合部が、前記インストルメントパネルの転びによる移動で、該ロケート孔から前記ロケートピンが、抜出方向に外れようとする際に、該ロケート孔に、該ロケートピンを係合させる。
このため、前記ロケート孔から、該ロケートピンが外れることが無いので、従来のように、前記インストルメントパネルを、車体に固定する為のビス等の固定手段を簡略化若しくは廃止出来、製造コストの増大を抑制することができる。
また、請求項2に記載されたものは、前記係合部の第一凸部が、前記ロケートピンの側面部から、一体に突設形成されていると共に、前記第二凸部が、前記ロケート孔内周面から一体に突設形成されている。
このため、前記ロケートピン及びロケート孔以外に、別途、前記係合部を設ける必要が無く、部品点数の増大を抑制することが出来る。
そして、請求項3に記載されたものは、前記第一凸部と、前記第二凸部との間に設けられた一定のクリアランスによって、前記インストルメントパネル装着時の該ロケートピン挿通方向では、前記第一凸部と前記第二凸部との干渉が回避されて、円滑に挿通されるので、容易に仮保持させることができる。
また、該クリアランスによって、前記第一凸部と前記第二凸部との干渉が回避されるので、前記インストルメントパネルを車体から取り外す際にも、円滑に作業を行うことが出来る。
更に、請求項4に記載されたものは、前記係合部では、前記インストルメントパネルの転びによる移動で、該ロケート孔から前記ロケートピンが、抜出方向に外れようとする際には、前記第一凸部に前記第二凸部が係合される。
このため、前記ロケート孔から、該ロケートピンが外れることが無いので、従来のように、前記インストルメントパネルを、車体に固定する為のビス等の固定手段を簡略化若しくは廃止出来、製造コストの増大を抑制することができる。
また、該係合部では、前記インストルメントパネルを取り外す際、前記ロケート孔の内周上面部に対して、該ロケートピンの上側面部を当接させた部分を回転中心として、前記インストルメントパネルを、回動させると、前記第一凸部に前記第二凸部が干渉することなく、該第一凸部の下方を、該第二凸部が、通過して、前記ロケート孔から、該ロケートピンが外れ、インストルメントパネルを取り外すことができる。
従って、メンテナンス性も良好である。
また、請求項5に記載されたものは、前記ロケート孔に、前記ロケートピンが挿抜される際、前記第一凸部の下端位置よりも、前記第二凸部の上端位置が下方となるように、設定されているので、一定の下側クリアランスを有すると共に、前記ロケート孔の内周上面部の下端位置よりも、該ロケートピンの上側面部の上端位置が、下方となるように、 設定されているので、一定の上側クリアランスを有する。
このため、前記ロケート孔に、前記ロケートピンを水平方向に挿抜する際には、上,下側のいずれでも、干渉が無く、円滑に、挿抜可能で、車両前後方向に、水平に装着する、例えば、インストルメントパネルモジュール等に用いて好適である。
更に、請求項6に記載されたものは、前記係合部では、前記インストルメントパネルの転びによる移動で、該ロケート孔から前記ロケートピンが、抜出方向に外れようとする際には、前記第一凸部に前記第二凸部が係合される。
このため、前記ロケート孔から、該ロケートピンが外れることが無いので、従来のように、前記インストルメントパネルを、車体に固定する為のビス等の固定手段を簡略化若しくは廃止出来、製造コストの増大を抑制することができる。
また、該係合部では、前記インストルメントパネルを取り外す際、前記ロケート孔の内周上面部に対して、該ロケートピンの上側面部を当接させた部分を回転中心として、前記インストルメントパネルを、回動させると、前記第一凸部に前記第二凸部が干渉することなく、該第一凸部の下方を、該第二凸部が、通過して、前記ロケート孔から、該ロケートピンが外れ、インストルメントパネルを取り外すことができる。
従って、メンテナンス性も良好である。
また、請求項7に記載されたものは、前記ロケート孔に、前記ロケートピンが挿抜される際、前記第一凸部の上端位置よりも、前記第二凸部の下端位置が上方となるように、設定されているので、一定の上側クリアランスを有すると共に、前記ロケート孔の内周下面部の上端位置よりも、該ロケートピンの下外面部の下端位置が、上方となるように、 設定されているので、一定の下側クリアランスを有する。
このため、前記ロケート孔に、前記ロケートピンを水平方向に挿抜する際には、上,下側のいずれでも、干渉が無く、円滑に、挿抜可能で、車両前後方向に、水平に装着する、例えば、インストルメントパネルモジュール等に用いて好適である。
以下、本発明の最良の実施の形態について図面を参照して説明する。
なお、前記従来例と同一乃至均等な部分については、同一符号を付して説明する。
図1乃至図9は、この発明の実施の形態のインストルメントパネルロケート構造を示すものである。
まず、構成から説明すると、この実施の形態では、図3に示されるように、自動車の車体1の乗員室2内の前側部分には、図7に示すようなフロントピラーインナ部材1b及びフロントピラーアウタ部材1cとを各々有するフロントピラー部材1a,1aが、左,右一対設けられている。
また、これらのフロントピラー部材1a,1a間には、パネル状のダッシュアッパパネル部材1d,ダッシュパネル部材1e及びダッシュロアパネル部材1fが、各々接合されて設けられている。
このうち、前記ダッシュアッパパネル部材1dの前端縁1gには、フロントウインドウシールドパネル17が、上端部を車両後方に向けて後傾されて添着されている。
そして、これらのプロントピラー部材1a,1a及び前記ダッシュアッパパネル部材1d等に、インストルメントパネルモジュール18が、装着されるように構成されている。
このインストルメントパネルモジュール18は、主に、樹脂製の表皮材等を有して構成されるインストルメントパネルとしてのインストルメントパネル本体19内に、車幅方向に延設されるステアリングメンバ部材5,メータ装置6,及び前記ステアリングメンバ部材5に、取付ブラケット20a等を介して固着される助手席エアバック装置20等が、予め組み付けられているものである。
図1乃至図8に示すこの実施の形態の実施例1では、前記インストルメントパネル本体19側の前端部19a下面側に、ロケート孔21,21が、左,右一対開口形成されている。
このインストルメントパネル本体19の前端部19aに対向する被装着部としての前記ダッシュアッパパネル部材1dの後面側からは、これらの各ロケート孔21,21に挿通されるロケートピン22,22が、車両後方に向けて、水平から一定の傾斜角度θ1を与えられて、左,右一対突設されている。
そして、このインストルメントパネルモジュール18を車体1に装着する際、前記ロケートピン22,22が、各ロケート孔21,21に挿通されて、図3に示すように、前記インストルメントパネルモジュール18の各取付部12…と、前記車体側のダッシュアッパパネル1dに設けられた各取付ブラケット部材13…とが、ビス14…を用いて締結固定されるまでの間、仮保持されるように構成されている。
この実施例1の前記ロケートピン22及び、前記ロケート孔21との間には、前記インストルメントパネル本体19の転びによる移動で、ロケート孔21から前記ロケートピン22が、抜出方向に外れようとする際に、このロケート孔21に、前記ロケートピン22を係合させる係合部23が設けられている。
すなわち、この実施例1の係合部23は、前記ロケートピン22の下側面部22aから、一体に突設形成された第一凸部22bと、前記ロケート孔21の内周下面21aから一体に突設形成されて、前記第一凸部22bと係合する第二凸部21bとを有している。
また、この実施例1では、図4に示すように、前記第一凸部22bと、前記第二凸部21bとの間には、前記インストルメントパネルモジュール18装着時に、略水平方向Hにこのインストルメントパネルモジュール18が移動しても、このロケートピン22挿通方向では、前記第一凸部22bと前記第二凸部21bとの干渉を回避するように、図2に示されるような一定のクリアランスL2が設けられている。
更に、この実施例1の前記係合部23では、図5に示すように、前記インストルメントパネルモジュール18の転び方向Fによる移動で、前記ロケート孔21から前記ロケートピン22が、抜出方向F1に外れようとする際に、前記第一凸部22bに、前記第二凸部21bが係合されるように構成されている。
また、この実施例1では、図6に示すように、前記ロケート孔21の内周上面部21cに対して、このロケートピン22の上側面部22cを当接させた部分24を回転中心として、前記インストルメントパネル本体19を、上方向Uに回動させると、前記第一凸部22bに前記第二凸部21bが干渉することなく、この第一凸部22bの下方を、前記第二凸部21bが通過可能となるように設定されている。
このように、ロケート孔21に、前記ロケートピン22が挿抜される際、図2に示すように、前記第一凸部22bの下端22d位置よりも、前記第二凸部21bの上端21d位置が、下方に設定されると共に、前記ロケート孔21の内周上面部21cの下端21e位置よりも、このロケートピン22の上側面部22cの上端22e位置が下方となるように設定されている。
更に、この実施例1では、図3及び図7に示されるように、前記ステアリンクメンバ5の車幅方向両端部には、位置決め固定ブラケット部材25,25が、左右一対固定されて設けられている。
また、前記車体1側のフロントピラー部材1aを構成するインナー部材1bの内側面から車両内側に向けて位置決めピン26が、突設されている。
この位置決めピン26は、前記インナー部材1bに固着されるネック部26aと、このネック部26aの先端に大径状に形成される頭部26bとを有して主に構成されている。
そして、この位置決め固定ブラケット部材25には、この位置決めピン26が、挿通されてガイドされると共に、上縁部27aに、この位置決めピン26を係止させて、仮保持が行われるガイド溝部27が形成されている。
このガイド溝部27は、前記位置決めピン26の導入を容易とする一定の開放傾斜角度を有するテーパ開口部27bと、略水平に車両後方に向けて延設される水平導入部27cと、車両後方に向けて、一定の角度で下降する下降傾斜部27dと、この下降傾斜部27dの下端から前記上縁部27aまで、略鉛直方向に連設される縦溝部27eとを有して、主に構成されている。
また、この位置決め固定ブラケット部材25には、溶接ナット付き固定孔28,28が設けられていて、前記フロントピラー部材1aのボルト孔1h,1hに挿通されるボルト部材29,29と螺合されることによって、前記インナー部材1bの内側面に固定されるように構成されている。
次に、この実施例1インストルメントパネルロケート構造の作用について説明する。
まず、このインストルメントパネルモジュールの装着順序に沿って、説明すると、この実施例1のインストルメントパネルロケート構造では、予め、図3に示すように、車幅方向に延設されるステアリングメンバ部材5,メータ装置6,及び前記取付ブラケット20a等を介して、このステアリングメンバ部材5に固着される助手席エアバック装置20等が、前記インストルメントパネル本体19内に、組み付けられてインストルメントパネルモジュール18が、構成されている。
そして、このインストルメントパネルモジュール18が、車室2内で、車両後方から車両前方に向けて、略水平方向Hに移動されて、このインストルメントパネル本体19の前縁部19aに形成されたロケート孔21,21に、前記ダッシュアッパパネル部材1dから突設されたロケートピン22,22を各々挿通させると共に、前記ステアリングメンバ部材5の左,右両端部に、設けられた位置決め固定ブラケット部材25,25の前記ガイド溝部27,27に、前記位置決めピン26,26のネック部26a,26aが、前記テーパ開口部27b,27bを介して、前記水平導入部27c,27c及び下降傾斜部27d,27d内をスライドガイドされる。
この実施例1では、図4に示すように、前記第一凸部22bと、前記第二凸部21bとの間には、前記インストルメントパネルモジュール18装着時に、略水平方向Hに、このインストルメントパネルモジュール18が移動しても、このロケートピン22挿通方向では、前記第一凸部22bと前記第二凸部21bとの干渉が回避されるように、図2に示されるような一定のクリアランスL2が設けられている。
このため、上下方向でも、前記第一凸部22bの下端22dと、前記第二凸部21bの上端21dとの間に容易に一定のクリアランスL1を設定出来ることによって、前記インストルメントパネルモジュール18装着時のロケートピン挿通方向では、前記第一凸部22bと前記第二凸部21bとの干渉が回避されて、円滑に挿通されるので、容易に仮保持させることができる。
この実施例1では、図1に示される様に、前記ロケート孔21,21に、前記ダッシュアッパパネル部材1dから突設されたロケートピン22,22が各々挿通された状態では、図8中(a)に示されるように、前記ガイド溝部27の上縁部27aに前記位置決めピン26の頭部26bが係合されて、図7に示すように、前記ステアリングメンバ部材5の車幅方向左,右両端部に設けられた前記位置決め固定ブラケット部材25,25が、車体1のフロントピラー部材1a,1aのインナー部材1b,1bの内側面に仮保持される。
このため、前記ロケートピン22,22による前記インストルメントパネル本体19の前縁部19aの仮保持と共に、この車幅方向左,右端部でも、このインストルメントパネルモジュール18が仮保持されて、安定した状態で、前記各取付部12…が、前記車体側のダッシュアッパパネル1dに設けられた各取付ブラケット部材13…に対して、前記ビス14…が用いられて締結固定されると共に、前記フロントピラー部材1aのボルト孔1h,1hに挿通されるボルト部材29,29が、溶接ナット付き固定孔28,28に螺合されることによって、前記インナー部材1b,1bの内側面に、前記インストルメントパネルモジュール18が、締結固定される。
また、前記クリアランスL1によって、図4中略水平方向Hに移動する際の前記第一凸部22bと前記第二凸部21bとの干渉が回避されるので、前記インストルメントパネルモジュール18を車体から取り外す際にも、円滑に作業を行うことが出来る。
この際、図8(a)〜(e)に示されるように、前記ガイド溝部27内での前記位置決めピン26の移動が、前記ロケート孔21から前記ロケートピン22を抜出する際の移動方向と協調されている。
このため、クリアランスL2を充分に設定することにより、前記位置決めピン26,26及び、前記位置決め固定ブラケット部材25,25のガイド溝部27,27による仮保持構造を、前記ステアリングメンバ部材5の車幅方向左,右両端部に設けても、前記ロケートピン22…とロケート孔21…との係脱を阻害するような影響を与える虞が無い。
従って、このように、車幅方向左,右両端部にも、仮保持機構が設けられることにより、更に、安定性を向上させて仮保持が行える。
このように、前記ロケート孔21に、前記ロケートピン22を水平方向に挿抜する際には、上,下側のいずれでも、干渉が無く、円滑に、挿抜可能で、乗員室2内で車両前後方向に、略水平方向に移動させながら装着する、例えば、インストルメントパネルモジュール18等に用いて好適である。
そして、この実施例1では、図5に示すように、前記インストルメントパネル本体19内に設けられた助手席エアバック装置20が、展開されると、前記インストルメントパネルモジュール18の後端縁が、車両下方に向けて、展開反力Fを受けて、前記ステアリングメンバ部材5近傍の回動中心Sを中心として、いわゆる転びによる移動が発生する。
この際、前記係合部23には、このインストルメントパネルモジュール18の転びによる移動で、前記ロケート孔21から前記ロケートピン22が、抜出方向に沿って外れようとする力F1が作用する。
従って、前記インストルメントパネル本体19の前端部19aは、前記インストルメントパネルモジュール18の回動に伴って、リフトアップされて、このロケート孔21の内周下面21aの前端縁に形成された前記第二凸部21bが、前記ロケートピン22の下側面部22aに、前記上端21dを当接させながら、スライド摺接されて、この第二凸部21bを、前記第一凸部22bに係合させる。
このため、前記各ロケート孔21…から、これらのロケートピン22…が外れることが無い。
よって、従来のように、前記インストルメントパネル本体19を、車体1に固定する為のビス14…等の固定手段を簡略化若しくは廃止出来、製造コストの増大を抑制することができる。
この実施例1では、図3に示すように、前端部19aを車体1のダッシュアッパパネル1dに固定するビス14…が、3本とされて、簡略化されている。
また、前記係合部23の第一凸部22bが、前記ロケートピン22の下側面部22aから、一体に突設形成されていると共に、前記第二凸部21bが、前記ロケート孔21の内周下面22aから一体に突設形成されている。
このため、前記ロケートピン22及びロケート孔21以外に、別途、前記係合部23を構成する係止部材等を設ける必要が無く、部品点数の増大を抑制することが出来る。
しかも、この実施例1では、前記係合部23によって、前記ロケート孔21から前記ロケートピン22が、抜出方向に沿って外れようとする力F1が作用しても、ロケートピン22…が外れることが無い。
このため、図5中に示すように、前記ロケートピン22の水平からの傾斜角度θ1が、図12に示す従来のロケートピン8の傾斜角度よりも浅く設定出来る。
従って、略水平方向に沿った前記インストルメントパネルモジュール18の移動によっても、前記ロケート孔21に、前記ロケートピン22を挿通させ易く、更に、インストルメントパネルモジュール18の装着作業性を良好なものとすることができる。
また、この実施例1の前記係合部23では、図6に示されるように、前記インストルメントパネル本体19のみを取り外す際、前記ロケート孔21の内周上面部21cに対して、このロケートピン22の上側面部22cを当接させた部分24を回転中心として、前記インストルメントパネル本体19を、回動させると、前記第一凸部22bに前記第二凸部21bが干渉することなく、この第一凸部22bの下方を、前記第二凸部21bが、通過して、前記ロケート孔21から、このロケートピン22が外れる。
このため、前記ステアリングメンバ部材5を車体1に、装着したまま、前記インストルメントパネル本体19を取り外すことが出来、メンテナンス性も良好である。
図9は、この実施の形態の実施例2のインストルメントパネルロケート構造を示すものである。なお、前記実施例1のインストルメントパネルロケート構造と同一乃至均等な部分については、同一符号を付して、主に相違点を中心に詳述する。
この実施例2のインストルメントパネルロケート構造では、前記インストルメントパネルモジュール18を構成するインストルメントパネル本体119を車体に装着する際、前記インストルメントパネル本体119側の前端部119aに、ロケートピン122が突設されると共に、前記車体1側のこの前端部119aと対向する被装着部としてのダッシュアッパパネル部材1dに、このロケートピン122が挿通されるロケート孔121が、開口形成されていて、このロケート孔121に、前記ロケートピン122が挿通されることにより、前記インストルメントパネルモジュール18が、前記車体1に仮保持されるように構成されている。
この実施例2のインストルメントパネルロケート構造では、前記ロケートピン122の上側面部122aから、第一凸部122bが上方に向けて一体に突設形成されている。
また、前記ロケート孔121の内周上面部121aからは、前記第一凸部122bと係合する第二凸部121bが、下方に向けて一体に突設形成されていて、これらの第一凸部122bと、第二凸部121bとによって、係合部123が構成されている。
この係合部123では、前記インストルメントパネルモジュール18の転びによる移動で、このロケート孔121から前記ロケートピン122が、抜出方向に外れようとする際には、図9(b)中二点鎖線で示されるように、前記第一凸部122bに前記第二凸部121bが係合されるように構成されている。
また、図9(b)中一点鎖線で示されるように、前記ロケート孔121の内周上面部121aに対して、前記ロケートピン122の上側面部122aを当接させた部分124を回転中心として、前記インストルメントパネル本体119を、回動させると、前記第一凸部122bに、前記第二凸部121bが干渉することなく、この第一凸部122bの下方を、この第二凸部121bが通過可能となるように、設定されている。
更に、この実施例2では、図9(c)に示されるように、前記ロケート孔121に対して、前記ロケートピン122が、略水平方向Hに挿抜される際、前記第一凸部122bの上端122c位置よりも、前記第二凸部121bの下端121c位置が上方となるように設定されていると共に、前記ロケート孔121の内周下面部121dの上端121e位置よりも、このロケートピン122の下外面部122dの下端122e位置が上方となるように設定されている。
次に、この実施例2のインストルメントパネルロケート構造の作用効果について説明する。
この実施例2のインストルメントパネルロケート構造の前記係合部123では、前記インストルメントパネルモジュール18の転びによる移動で、前記ロケート孔121から前記ロケートピン122が、抜出方向に外れようとする際には、図9(b)中二点鎖線で示されるように、前記第一凸部122bに対して、前記第二凸部121bが係合される。
このため、前記ロケート孔121から、このロケートピン122が外れることが無いので、従来のように、前記インストルメントパネル本体119を、車体に固定する為の前記ビス14等の固定手段を簡略化若しくは廃止出来、製造コストの増大を抑制することができる。
また、この係合部123では、前記インストルメントパネル本体119を取り外す際、前記ロケート孔121の内周上面部121aに対して、このロケートピン122の上側面部122aを当接させた部分を回転中心として、前記インストルメントパネル本体119を、図9(b)中一点鎖線に示すように回動させる。
この回動によって、前記第一凸部122bに、前記第二凸部121bが干渉することなく、第一凸部122bの下方を、第二凸部121bが、通過して、前記ロケート孔121から、ロケートピン122が外れ、インストルメントパネル本体119を取り外すことができる。
従って、メンテナンス性も良好である。
また、この実施例2では、図9(c)に示されるように、前記ロケート孔121に対して、前記ロケートピン122が、略水平方向Hに挿抜される際、前記第一凸部122bの上端122c位置よりも、前記第二凸部121bの下端121c位置が上方となるように設定されていると共に、前記ロケート孔121の内周下面部121dの上端121e位置よりも、このロケートピン122の下外面部122dの下端122e位置が上方となるように設定されている。
このように、前記第一凸部122bの上端121e位置よりも、前記第二凸部121bの下端121c位置が上方となるように、設定されているので、一定の上側クリアランスL3を有すると共に、前記ロケート孔121の内周下面部121dの上端121e位置よりも、このロケートピン122の下外面部122dの下端122e位置が、上方となるように、設定されているので、一定の下側クリアランスL4を有する。
このため、前記ロケート孔121に、前記ロケートピン122が、略水平方向に挿抜される際には、上,下側のいずれでも、前記上,下クリアランスL3,L4が設けられているので、干渉が無く、円滑に、挿抜可能で、車両前後方向に、水平に装着する、例えば、インストルメントパネルモジュール18等に用いて好適である。
以上、図面を参照して、本発明の最良の実施の形態を詳述してきたが、具体的な構成は、この実施の形態に限らず、本発明の要旨を逸脱しない程度の設計的変更は、本発明に含まれる。
例えば、前記実施例1では、図3に示すように、前端部19aを車体1のダッシュアッパパネル1dに固定するビス14…が、3本とされて、簡略化されているが、特にこれに限らず、これらのビス14等の機械的な締結手段の数量を更に減少させたり、或いは、一切用いない構成とする等であってもよいことは当然である。
本発明の実施の形態の実施例1によるインストルメントパネルロケート構造を示し、全体の構成を説明する図3中A−A線に沿った位置での断面図である。 実施例1のインストルメントパネルロケート構造で、要部の構成を説明する車両前後方向に沿った位置での拡大断面図である。 実施例1のインストルメントパネルロケート構造で、インストルメントパネルの取付を説明する分解斜視図である。 実施例1のインストルメントパネルロケート構造で、インストルメントパネルの取付状態での移動方向を説明する車両前後方向に沿った位置での断面図である。 実施例1のインストルメントパネルロケート構造で、インストルメントパネルの転び方向への移動を説明する車両前後方向に沿った位置での断面図である。 実施例1のインストルメントパネルロケート構造で、インストルメントパネル本体の取り外しを説明する車両前後方向に沿った位置での断面図である。 実施例1のインストルメントパネルロケート構造で、インストルメントパネル内に設けられたステアリングメンバ端縁部の装着を説明する分解斜視図である。 実施例1のインストルメントパネルロケート構造で、インストルメントパネル前端部の係合部と、ステアリングメンバ端縁部との車体への仮保持が協調している様子を説明し、(a)は、仮保持状態の模式図、(b)は、インストルメントパネルの後端側を持ち上げるように回動させた様子を説明する模式図、(c)は、インストルメントパネルを略水平に移動させる様子を説明する模式図、(d)は、係合部での係合が解除された状態でのピン位置を説明する模式図、(e)は、インストルメントパネルを略水平に移動させている様子を説明する模式図である。 実施の形態の実施例2のインストルメントパネルロケート構造で、(a)は、ロケートピンがロケート孔に挿通された状態での要部の断面図、(b)中一点鎖線は、インストルメントパネル本体の回動で、取り外される様子を、又、二点鎖線は、第一凸部に第二凸部が係合されて、取り外し不能となった様子を説明する要部の断面図、(c)は、インストルメントパネルの水平移動により、ロケートピンがロケート孔から引き出された状態での要部の断面図である。 従来例のインストルメントパネルロケート構造で、インストルメントパネルの取付を説明する分解斜視図である。 従来例のインストルメントパネルロケート構造で、ロケートピン周縁の拡大断面図である。 従来例のインストルメントパネルロケート構造で、全体の構成を説明する乗員室内の模式的な断面図である。
符号の説明
1 車体
1d ダッシュアッパパネル(被装着部)
2 乗員室
5 ステアリングメンバ部材
18 インストルメントパネルモジュール
19,119 インストルメントパネル本体(インストルメントパネル)
19a 前端部
21,121 ロケート孔
21a 内周下面(内周面)
21b 第二凸部
21c 内周上面部
21d 上端
21e 下端
22,122 ロケートピン
22a 下側面部(側面部)
22b 第一凸部
22c 上側面部
22d 下端
22e 上端
24,124 (当接)部分
121a 内周上面部
121b 第二凸部
121c 下端
121d 内周下面部
121e 上端
122a 上側面部
122b 第一凸部
122c 上端
122d 下外面部
122e 下端




Claims (7)

  1. インストルメントパネルを車体に装着する際、前記インストルメントパネル側の前端部又は前記車体側の該前端部と対向する被装着部のうち、少なくとも何れか一方に設けられたロケートピンを、他方に設けられたロケート孔に挿通することにより、該インストルメントパネルを前記車体に仮保持させるインストルメントパネルロケート構造であって、
    前記ロケートピン及び、前記ロケート孔との間には、前記インストルメントパネルの転びによる移動で、該ロケート孔から前記ロケートピンが、抜出方向に外れようとする際に、該ロケート孔に、該ロケートピンを係合させる係合部が設けられていることを特徴とするインストルメントパネルロケート構造。
  2. 前記係合部は、前記ロケートピンの側面部から、一体に突設形成された第一凸部と、前記ロケート孔内周面から一体に突設形成されて、前記第一凸部と係合する第二凸部とを有することを特徴とする請求項1記載のインストルメントパネルロケート構造。
  3. 前記第一凸部と、前記第二凸部との間には、前記インストルメントパネル装着時の該ロケートピン挿通方向では、前記第一凸部と前記第二凸部との干渉を回避するように、一定のクリアランスが設けられていることを特徴とする請求項2記載のインストルメントパネルロケート構造。
  4. 前記インストルメントパネルを車体に装着する際、前記インストルメントパネル側の前端部にロケート孔が開口形成されると共に、前記車体側の該前端部と対向する被装着部に、該ロケート孔に挿通されるロケートピンが、突設されて、該インストルメントパネルを前記車体に仮保持させるインストルメントパネルロケート構造であって、
    前記ロケートピンの下側面部から、下方に向けて一体に突設形成された第一凸部と、前記ロケート孔内周下面から上方に向けて一体に突設形成されて、前記第一凸部と係合する第二凸部とを有する係合部を設け、該係合部では、前記インストルメントパネルの転びによる移動で、該ロケート孔から前記ロケートピンが、抜出方向に外れようとする際に、前記第一凸部に前記第二凸部が係合すると共に、前記ロケート孔の内周上面部に対して、該ロケートピンの上側面部を当接させた部分を回転中心として、前記インストルメントパネルを、回動させると、前記第一凸部に前記第二凸部が干渉することなく、該第一凸部の下方を、該第二凸部が通過可能に設定されていることを特徴とするインストルメントパネルロケート構造。
  5. 前記ロケート孔に、前記ロケートピンが挿抜される際、前記第一凸部の下端位置よりも、前記第二凸部の上端位置を下方に設定すると共に、前記ロケート孔の内周上面部の下端位置よりも、該ロケートピンの上側面部の上端位置を下方に設定することを特徴とする請求項4記載のインストルメントパネルロケート構造。
  6. 前記インストルメントパネルを車体に装着する際、前記インストルメントパネル側の前端部にロケートピンが突設されると共に、前記車体側の該前端部と対向する被装着部に、該ロケートピンが挿通されるロケート孔が、開口形成されて、該インストルメントパネルを前記車体に仮保持させるインストルメントパネルロケート構造であって、
    前記ロケートピンの上側面部から、上方に向けて一体に突設形成された第一凸部と、前記ロケート孔の内周上面部から下方に向けて一体に突設形成されて、前記第一凸部と係合する第二凸部とを有する係合部を設け、該係合部では、前記インストルメントパネルの転びによる移動で、該ロケート孔から前記ロケートピンが、抜出方向に外れようとする際に、前記第一凸部に前記第二凸部が係合すると共に、前記ロケート孔の内周上面部に対して、該ロケートピンの上側面部を当接させた部分を回転中心として、前記インストルメントパネルを、回動させると、前記第一凸部に前記第二凸部が干渉することなく、該第一凸部の下方を、該第二凸部が通過可能に設定されていることを特徴とするインストルメントパネルロケート構造。
  7. 前記ロケート孔に、前記ロケートピンが挿抜される際、前記第一凸部の上端位置よりも、前記第二凸部の下端位置を上方に設定すると共に、前記ロケート孔の内周下面部の上端位置よりも、該ロケートピンの下外面部の下端位置を上方に設定することを特徴とする請求項6記載のインストルメントパネルロケート構造。
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