JP5176926B2 - 車両用フロントコンソールモジュールの組付構造 - Google Patents
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Description
車両のフロアには、上記フロントコンソールモジュールを上記フロアに固定するためのフロア側ブラケットが取り付けてあり、
該フロア側ブラケットには、上記フロントコンソールモジュールの組み付け時において、該フロントコンソールモジュールの車両前後方向の移動を案内すると共に上下方向位置を規制する組付ガイド部が設けてあり、
上記フロントコンソールモジュールには、上記インストルメントパネルの本体部に固定されるセンタークラスターアッパーブラケットと、上記フロア側ブラケットに固定されるセンタークラスターロアブラケットとが設けてあり、
該センタークラスターロアブラケットには、上記フロア側ブラケットの上記組付ガイド部に当接可能な被組付ガイド部が設けてあり、
上記フロントコンソールモジュールを組み付ける際には、上記センタークラスターロアブラケットの上記被組付ガイド部を上記フロア側ブラケットの上記組付ガイド部に当接させた状態で、上記フロントコンソールモジュールを後方から前方へ移動させることにより、上記センタークラスターアッパーブラケットが上記インストルメントパネルの上記本体部との固定位置に向けて導かれるよう構成されており、
該固定位置においては、上記センタークラスターアッパーブラケットが上記インストルメントパネルの上記本体部に固定され、上記センタークラスターロアブラケットが上記フロア側ブラケットに固定されることを特徴とする車両用フロントコンソールモジュールの組付構造にある(請求項1)。
例えば、上記センタークラスターロアブラケットの左右両端部に、一対の上記被組付ガイド部を設けると共に、上記フロア側ブラケットの左右両端部に、一対の上記被組付ガイド部に対応する一対の上記組付ガイド部を設けてもよい。この場合には、上記フロントコンソールモジュールの組み付け作業を安定して行うことができる。
また、上記組付ガイド部及び上記被組付ガイド部を左右両側に設けたことにより、上記フロントコンソールモジュールの組み付け作業を安定して行うことができる。
この場合には、上記被組付ガイド部を上記組付ガイド部に当接させること、また該組付ガイド部に沿って移動させることが容易となる。これにより、上記フロントコンソールモジュールの組み付け作業性を向上させることができる。
この場合には、上記フロア側ブラケットに固定される上記センタークラスターロアブラケットの位置決めを容易に行うことができる。これにより、上記フロントコンソールモジュールの組み付け作業をさらに容易なものとすることができ、組み付け作業性の向上をより一層図ることができる。
この場合には、上記被組付ガイド部と上記組付ガイド部とは、上記フロントコンソールモジュールの組み付け時のみ当接状態であり、組み付け後は非当接状態である。そのため、組み付け後において、上記被組付ガイド部と上記組付ガイド部との接触による異音の発生を防ぐことができる。
この場合には、上記インストルメントパネルに対して上記フロントコンソールモジュールの上記センタークラスターアッパーブラケットの位置決めを容易に行うことができると共に、上記センタークラスターロアパネルを上記インストルメントパネルに強固に固定することができる。
この場合には、上記センタークラスターロアパネルを組み付ける際に、上記係合爪部の上記被係合ガイド部を上記係合孔部の上記係合ガイド部に当接させ、上記開口部へ案内することにより、上記フロントコンソールモジュールの上記センタークラスターアッパーブラケットを上記インストルメントパネルの上記本体部との固定位置に容易に導くことができると共に、上記係合爪部を上記係合孔部に容易に挿入することができる。
図1に示すごとく、自動車等の車両1において、車室の前部には、車室全幅に渡ってインストルメントパネル2が設けてある。インストルメントパネル2の中央部には、センタークラスター3が車室側に突出して設けてある。また、インストルメントパネル2の中央部の下方には、センターコンソール4がフロア11に沿って車室側に延びて設けてある。
また、センターコンソール4は、前方に配設されたフロントコンソール41や、フロントコンソール41の両側下部に配設されたサイドパネル42や、フロントコンソール41の後方に配設されたリアコンソール43等により構成されている。
そして、図4に示すごとく、フロントコンソールモジュール5は、これら6つの部材を組み付けてモジュール化して構成されている。
以下、各部材について説明する。
また、センタークラスターロアパネル32の先端には、インストルメントパネル2の本体部20に設けた係合孔部21に係合する複数の係合爪部34が設けてある(図9、図12参照)。
また、センタークラスターロアパネル32の先端に設けた係合爪部34は、インストルメントパネル2の本体部20に設けた係合孔部21に対して前後方向に挿入して係合されている。これによって、センタークラスターロアパネル32も、インストルメントパネル2に対して固定されている(図12参照)。
また、このとき、センタークラスターロアブラケット53の被組付ガイド部54とフロア側ブラケット6の組付ガイド部61とは、非当接状態である。
まず、図6、図7に示すごとく、フロントコンソールモジュール5におけるセンタークラスターロアブラケット53の被組付ガイド部54をフロア側ブラケット6の組付ガイド部61に当接させる。具体的には、被組付ガイド部54の当接片部541を組付ガイド部61の平坦部613上に載置する。これにより、フロントコンソールモジュール5をフロア側ブラケット6上に仮置きする。
このとき、フロントコンソールモジュール5は、図6、図7に示すごとく、被組付ガイド部54の当接片部541が組付ガイド部61の平坦面613に当接していることによって上下方向位置が規制される。また、図7に示すごとく、センタークラスターロアブラケット53の脚部532と被組付ガイド部54の突出片部542との間にフロア側ブラケット6の組付ガイド部61が位置していることによって左右方向位置が規制される。
その後、図2に示すごとく、センタークラスターアッパーブラケット51の固定孔510及びインストルメントパネル2の本体部20の固定孔200にボルト59を挿入して締結することにより、両者を固定する。
また、このとき、センタークラスターロアブラケット53の固定孔533とフロア側ブラケット6の固定孔611とが一致した位置となる。すなわち、センタークラスターロアブラケット53がフロア側ブラケット6との固定位置に位置する。
以上により、フロントコンソールモジュール5の組み付けを終了する。
本例において、フロントコンソールモジュール5は、センタークラスター3の下方に位置するフロントコンソール41と、センタークラスター3の下側部分を構成する複数の部材とを予め組み付けてモジュール化したものであり、これを1つのモジュールとして車両1に組み付けることができる。そのため、従来のように、車両1に対して複数の部材をそれぞれ別々に組み付ける必要がなく、また各部材を組み付けるたびに作業員が車両1に乗り込んで作業を行うような手間を省くことができる。これにより、組み付け工数の低減を図ることができると共に、組み付け作業性の向上を図ることができる。
20 本体部
41 フロントコンソール
5 フロントコンソールモジュール
51 センタークラスターアッパーブラケット
53 センタークラスターロアブラケット
54 被組付ガイド部
6 フロア側ブラケット
61 組付ガイド部
Claims (6)
- 車両のインストルメントパネルの中央部から車室側に突出して設けられたセンタークラスターの下方に位置するフロントコンソールと、上記センタークラスターの下側部分を構成する複数の部材とを予め組み付けてなるフロントコンソールモジュールを車両に組み付ける構造であって、
車両のフロアには、上記フロントコンソールモジュールを上記フロアに固定するためのフロア側ブラケットが取り付けてあり、
該フロア側ブラケットには、上記フロントコンソールモジュールの組み付け時において、該フロントコンソールモジュールの車両前後方向の移動を案内すると共に上下方向位置を規制する組付ガイド部が設けてあり、
上記フロントコンソールモジュールには、上記インストルメントパネルの本体部に固定されるセンタークラスターアッパーブラケットと、上記フロア側ブラケットに固定されるセンタークラスターロアブラケットとが設けてあり、
該センタークラスターロアブラケットには、上記フロア側ブラケットの上記組付ガイド部に当接可能な被組付ガイド部が設けてあり、
上記フロントコンソールモジュールを組み付ける際には、上記センタークラスターロアブラケットの上記被組付ガイド部を上記フロア側ブラケットの上記組付ガイド部に当接させた状態で、上記フロントコンソールモジュールを後方から前方へ移動させることにより、上記センタークラスターアッパーブラケットが上記インストルメントパネルの上記本体部との固定位置に向けて導かれるよう構成されており、
該固定位置においては、上記センタークラスターアッパーブラケットが上記インストルメントパネルの上記本体部に固定され、上記センタークラスターロアブラケットが上記フロア側ブラケットに固定されることを特徴とする車両用フロントコンソールモジュールの組付構造。 - 請求項1において、上記フロントコンソールモジュールは、
胴部と、該胴部から下方に二股に分かれて左右に形成された一対の脚部とを有し、該一対の脚部が上記フロア側ブラケットに固定される上記センタークラスターロアブラケットと、
上記センタークラスターの下方に配置され、上記ロアブラケットの上記胴部を上方に貫通させてなるフロントコンソールと、
上記センタークラスターロアブラケットの上記胴部の外周を覆うセンタークラスターロアカバーと、
該センタークラスターロアカバーの上部に配設されるセンタークラスターロアパネルと、
該センタークラスターロアパネル内に配設される基板部と、該基板部から下方に突出して形成された突出固定部とを有し、該突出固定部が上記センタークラスターロアパネルを貫通して上記センタークラスターロアブラケットの上端部に固定される上記センタークラスターアッパーブラケットとにより構成されており、
上記センタークラスターロアブラケットの上記一対の脚部には、それぞれ上記被組付ガイド部が設けてあると共に、上記フロア側ブラケットの左右両端部の上記被組付ガイド部に対応する位置には、上記組付ガイド部が設けてあることを特徴とする車両用フロントコンソールモジュールの組付構造。 - 請求項2において、上記センタークラスターロアブラケットには、上記一対の脚部の側面からそれぞれ突出して形成された当接片部を有する上記一対の被組付ガイド部が設けてあり、
上記フロア側ブラケットには、その左右両端部からそれぞれ上方に突出して形成された上記一対の組付ガイド部が設けてあり、
上記フロントコンソールモジュールを組み付ける際には、上記被組付ガイド部の上記当接片部を上記組付ガイド部の上面に当接させることを特徴とする車両用フロントコンソールモジュールの組付構造。 - 請求項1〜3のいずれか1項において、上記フロントコンソールモジュールの上記センタークラスターアッパーブラケットと上記インストルメントパネルの上記本体部とが上記固定位置において固定された状態においては、上記センタークラスターロアブラケットが上記フロア側ブラケットとの固定位置にあることを特徴とする車両用フロントコンソールモジュールの組付構造。
- 請求項1〜4のいずれか1項において、上記フロントコンソールモジュールの上記センタークラスターアッパーブラケットと上記インストルメントパネルの上記本体部とが上記固定位置において固定された状態においては、上記センタークラスターロアブラケットの上記被組付ガイド部と上記フロア側ブラケットの上記組付ガイド部とが非当接状態であることを特徴とする車両用フロントコンソールモジュールの組付構造。
- 請求項1〜5のいずれか1項において、上記フロントコンソールモジュールの上記センタークラスターアッパーブラケットと上記インストルメントパネルの上記本体部とが上記固定位置において固定された状態においては、上記センタークラスターロアパネルに設けた係合爪部が上記インストルメントパネルの上記本体部に設けた係合孔部に対して前後方向に挿入されて係合していることを特徴とする車両用フロントコンソールモジュールの組付構造。
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