JP7452738B1 - フロントパネルの構造、及びフロントパネルの固定方法 - Google Patents

フロントパネルの構造、及びフロントパネルの固定方法 Download PDF

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Abstract

【課題】フロントパネルの上パネル及び下パネルを容易かつ適切に組み付けられるようにする。【解決手段】フロントパネル5は、上下方向の上側に位置している上パネル10と、上下方向の下側に位置している下パネル20と、上パネル10の下部と下パネル20の上部とを結合するための複数の係合部を備える。複数の結合部は、下パネル20の上パネル10に対する前後方向への移動を規制する第1係合部30と、下パネル20の上パネル10に対する上下方向への移動を規制する第2係合部40と、下パネル20の上パネル10に対する車幅方向への移動を規制する第3係合部50を有する。【選択図】図3

Description

本発明は、フロントパネルの構造、及びフロントパネルの固定方法に関する。
トラック等のキャブオーバ型の車両の前面部には、フロントパネルが設けられている(特許文献1を参照)。フロントパネルは、上パネルと下パネルに分割した構成を採用しており、上パネルと下パネルを結合して組み付けが行われる。
特開2017-206044号公報
従来では、上パネル及び下パネルのうちの一方のパネルに設けられたグロメットに、他方のパネルに設けられたピンを差し込むことで、上パネルと下パネルを結合させていた。しかし、上記の作業は、作業時間がかかるとともに、熟練者でないと作業を行い難かった。
そこで、本発明はこれらの点に鑑みてなされたものであり、フロントパネルの上パネル及び下パネルを容易かつ適切に組み付けられるようにすることを目的とする。
本発明の第1の態様においては、車両の前面側に設けられたフロントパネルの構造であって、上下方向の上側に位置している上パネルと、前記上下方向の下側に位置している下パネルと、前記上パネルの下部と前記下パネルの上部とを結合するための複数の係合部と、を備え、前記複数の結合部は、前記下パネルの前記上パネルに対する前記車両の前後方向への移動を規制する第1係合部と、前記下パネルの前記上パネルに対する前記上下方向への移動を規制する第2係合部と、前記下パネルの前記上パネルに対する前記車両の車幅方向への移動を規制する第3係合部と、を有する、フロントパネルの構造を提供する。
また、前記第1係合部、前記第2係合部及び前記第3係合部は、前記フロントパネルの裏面に、互いに前記車幅方向において所定間隔だけ離れた位置に設けられていることとしてもよい。
また、前記第1係合部は、前記下パネルの前記上部に形成された第1爪部と、前記上パネルの前記下部に形成され前記第1爪部と係合している第1穴部とを含み、前記第1穴部の前記前後方向に直交する第1内壁面に前記第1爪部が接することで、前記前後方向への移動が規制されることとしてもよい。
また、前記上パネル及び前記下パネルは、樹脂製であり、前記第1爪部は、前記下パネルの前記車幅方向の一端側から他端側に亘って所定間隔で複数設けられ、前記第1穴部は、前記上パネルの前記車幅方向の一端側から他端側に亘って所定間隔で複数設けられていることとしてもよい。
また、前記第2係合部は、前記下パネルの前記上部に形成された第2爪部と、前記上パネルの前記下部に形成され前記第2爪部と係合している第2穴部とを含み、前記第2穴部の前記上下方向に直交する第2内壁面に前記第2爪部が接することで、前記上下方向への移動が規制されることとしてもよい。
また、前記第3係合部は、前記下パネルの前記上部に形成された第3爪部と、前記上パネルの前記下部に形成され前記第3爪部と係合している第3穴部とを含み、前記第3穴部の前記車幅方向に直交する第3内壁面に前記第3爪部が接することで、前記車幅方向への移動が規制されることとしてもよい。
また、前記第3爪部の先端には、切り欠き部が設けられており、前記第3穴部の前記第3内壁面に直交する直交面において、前記切り欠き部に対向する位置に凸部が設けられていることとしてもよい。
また、前記上パネルの上部には、前記車両のキャブ本体に固定されている第1固定部が設けられ、前記下パネルの下部には、前記キャブ本体に固定されている第2固定部が設けられていることとしてもよい。
本発明の第2の態様においては、フロントパネルの上パネルの上部を、車両のキャブ本体に固定する第1ステップと、前記フロントパネルの下パネルと前記上パネルに係合可能に設けられ、前記下パネルの前記上パネルに対する前記車両の前後方向への移動を規制する第1係合部、前記下パネルの前記上パネルに対する上下方向への移動を規制する第2係合部、及び前記下パネルの前記上パネルに対する前記車両の車幅方向への移動を規制する第3係合部を係合させて、前記上パネルの下部に、前記フロントパネルの下パネルの上部を結合する第2ステップと、前記下パネルの下部を、前記キャブ本体に固定する第3ステップと、を有する、フロントパネルの固定方法を提供する。
本発明によれば、フロントパネルの上パネル及び下パネルを容易かつ適切に組み付けできるという効果を奏する。
車両1の前面部の構成を示す模式図である。 フロントパネル5の上パネル10と下パネル20が分離した状態を示す模式図である。 フロントパネル5の上パネル10と下パネル20が分離した状態を示す模式図である。 第1係合部30の第1爪部32と第1穴部36の係合状態を示す模式図である。 第2係合部40の第2爪部42と第2穴部46の係合状態を示す模式図である。 第3係合部50の第3爪部52と第3穴部56の係合状態を示す模式図である。 第3係合部50のガイド機能を説明するための模式図である。 フロントパネル5の固定作業の流れを示すフローチャートである。
<フロントパネルの構成>
車両の前面部に取り付けられるフロントパネルの構成について、図1~図3を参照しながら説明する。
図1は、車両1の前面部の構成を示す模式図である。図2及び図3は、フロントパネル5の上パネル10と下パネル20が分離した状態を示す模式図である。図2では上パネル10及び下パネル20の前面側が示され、図3では上パネル10及び下パネル20の背面側が示されている。
車両1は、キャブオーバ型の車両であり、一例としてトラックである。車両1は、キャブ2を有する。キャブ2は、複数のパネルを接合した構造となっている。キャブ2は、図1に示すようにフロントパネル5とサイドパネル6を有する。
フロントパネル5は、キャブ2の前面側に設けられたパネルである。フロントパネル5は、キャブ2のフロントガラスとフロントグリルの間に位置している。フロントパネル5は、上下に2分割されており、上パネル10と下パネル20を有する。上パネル10及び下パネル20は、ここでは樹脂製である。これにより、金属製のパネルを用いる場合の錆の発生を防止できる。また、樹脂製にすることにより、車両が歩行者等と接触する際にフロントパネル5を介して歩行者に作用する衝撃を軽減できる。
フロントパネル5は、上パネル10の下部と下パネル20の上部とを結合するための複数の係合部(具体的には、後述する第1係合部30、第2係合部40、第3係合部50)を有する。上パネル10及び下パネル20は、複数の係合部が係合することにより、互いに結合される。また、上パネル10及び下パネル20は、複数の係合部が係合することにより、互いに位置決めがされる。
上パネル10は、上下方向の上側に位置するパネルである。上パネル10は、図2に示すように矩形の平板となっている。上パネル10には、車両のキャブ2の本体に固定されている第1固定部12が設けられている。第1固定部12は、例えば、上パネル10の長手方向の両端に設けられている。上パネル10の下部には、複数の係合部の穴部が形成されている。
下パネル20は、上下方向の下側に位置するパネルである。下パネル20は、上パネル10と同様に、図2に示すように矩形の平板となっている。下パネル20が上パネル10に結合した際には、下パネル20の上部が上パネル10の下部を覆っている。下パネル20の下部には、キャブ2の本体に固定されている第2固定部22が設けられている。下パネル20の上部には、複数の係合部の爪部が形成されている。
フロントパネル5をキャブ2に固定する場合には、作業者は、上パネル10の第1固定部12がキャブ本体に固定される。次に、作業者は、上パネル10に対して下パネル20を結合した後に、下パネル20の第2固定部22をキャブ本体に固定する。
サイドパネル6は、キャブ2の側面部に位置するパネルである。サイドパネル6は、図1に示すように、フロントパネル5(すなわち、上パネル10及び下パネル20)の両側に位置している。
<係合部の詳細構成>
上パネル10及び下パネル20を結合させる複数の係合部の詳細構成について、図3~図7を参照しながら説明する。フロントパネル5は、係合部として、図3に示す第1係合部30と、第2係合部40と、第3係合部50を有する。
第1係合部30、第2係合部40及び第3係合部50は、図3に示すように、フロントパネル5の裏面に、互いに車幅方向において所定間隔だけ離れた位置に設けられている。具体的には、第1係合部30は、車幅方向の一端から他端に亘って、所定間隔で設けられている。なお、第1係合部30は6つ設けられているが、これに限定されず、5つ以下であってもよい。第2係合部40は、車幅方向の両端部に1つずつ設けられている。第3係合部50は、車幅方向の中央部に2つ設けられている。ただし、これに限定されず、第3係合部50が1つ又は3つ以上設けられていてもよい。
また、第1係合部30、第2係合部40及び第3係合部50は、上下方向において同じ位置に設けられている。このため、下パネル20を上パネル10に組み付ける際に、第1係合部30、第2係合部40及び第3係合部50が、同時に係合する。第1係合部30、第2係合部40及び第3係合部50は、上パネル10の下部の部位と、下パネル20の上部の部位とによって構成されている。
第1係合部30は、図3に示すように、下パネル20に設けられた第1爪部32と、上パネル10に設けられた第1穴部36を含む。上パネル10に下パネル20を結合する際に、第1爪部32が第1穴部36に係合する。
第1爪部32は、下パネル20の上部に形成されている。具体的には、第1爪部32は、下パネル20の裏面に形成されており、下パネル20を前面から見た際には第1爪部32が露出しない(図2参照)。第1爪部32は、ここではフック形状となっている。また、第1爪部32は、下パネル20の長手方向(車幅方向)の一端側から他端側に亘って所定間隔で複数設けられている。
第1穴部36は、上パネル10の下部に形成されている。具体的には、第1穴部36は、上パネル10の裏面の下部から下方に延出している延出部35に形成されている。このように延出部35の先端側に第1穴部36が形成されていることで、下パネル20の裏面に設けられた第1爪部32が、第1穴部36に係合可能となっている。また、第1穴部36は、上パネル10の長手方向(車幅方向)の一端側から他端側に亘って所定間隔で複数設けられている。
図4は、第1係合部30の第1爪部32と第1穴部36の係合状態を示す模式図である。下パネル20を上パネル10に組み付けた際に、図4に示すように、第1爪部32が第1穴部36に係合している。
第1係合部30は、第1爪部32が第1穴部36と係合している状態で、下パネル20の上パネル10に対する車両の前後方向への移動を規制する機能を有する。これにより、下パネル20を上パネル10に組み付ける際に、下パネル20の前後方向への移動が規制されることで、下パネル20を上パネル10に対して所望の位置に位置決めしやすくなる。この結果、下パネル20と上パネル10の間の隙間や段差が目立つことを抑制できる。特に、第1係合部30を長手方向の一端側から他端側に亘って設けることで、隙間や段差が目立つことを効果的に抑制できる。
下パネル20の前後方向への移動を規制する具体的構成について、図4を参照しながら説明する。第1爪部32は、図4に示すように、規制部33a、33bを有する。規制部33aは、第1穴部36の内壁面37aに対向しており、規制部33bは、第1穴部36の内壁面37bに対向している。下パネル20が前後方向の後側へ移動しようとすると、規制部33aが内壁面37aに接するために移動が規制される。同様に、下パネル20が前後方向の前側へ移動しようとすると、規制部33bが内壁面37bに接するために移動が規制される。本実施形態では、内壁面37a、37bが、第1穴部36の前後方向に直交する第1内壁面に該当する。
第2係合部40は、図3に示すように、下パネル20に設けられた第2爪部42と、上パネルに設けられた第2穴部46を含む。上パネル10に下パネル20を結合する際に、第2爪部42が第2穴部46に係合する。
第2爪部42は、下パネル20の上部に形成されている。具体的には、第2爪部42は、下パネル20の裏面に形成されており、下パネル20を前面から見た際には第2爪部42が露出しない(図2参照)。第2爪部42は、ここではフック形状となっている。第2爪部42は、上パネル10の長手方向の両端部に2つ設けられている。
第2穴部46は、上パネル10の下部に形成されており、第2爪部42と係合している。具体的には、第2穴部46は、上パネル10の裏面の下部から下方に延出している延出部45の先端側に形成されている。第2穴部46は、第2爪部42と係合できるように、下パネル20の長手方向の両端部に2つ設けられている。
図5は、第2係合部40の第2爪部42と第2穴部46の係合状態を示す模式図である。下パネル20を上パネル10に組み付けた際に、図5に示すように、第2爪部42が第2穴部46に係合している。
第2係合部40は、第2爪部42が第2穴部46と係合している状態で、下パネル20の上パネル10に対する上下方向への移動を規制する機能を有する。これにより、下パネル20を上パネル10に組み付ける際に、下パネル20の上下方向の移動が規制されることで、下パネル20を上パネル10に対して所望の位置に位置決めしやすくなる。この結果、下パネル20と上パネル10の間の隙間や段差が目立つことを抑制できる。
下パネル20の上下方向への移動を規制する具体的構成について、図5を参照しながら説明する。第2爪部42は、図5に示すように、規制部43aを有する。規制部43aは、第2穴部46の内壁面47aに対向している。下パネル20が上下方向の下側へ移動しようとすると、規制部43aが内壁面47aに接するために移動が規制される。本実施形態では、内壁面47aが、第2穴部46の上下方向に直交する第2内壁面に該当する。なお、下パネル20が上側へ移動しようとすると、下パネル20の上端が上パネル10に接するため移動が規制される。
第3係合部50は、図3に示すように、下パネル20に設けられた第3爪部52と、上パネル10に設けられた第3穴部56を含む。上パネル10に下パネル20を結合する際に、第3爪部52が第3穴部56に係合する。なお、上パネル10に下パネル20を結合する際に、第1爪部32の第1穴部36との係合、第2爪部42の第2穴部46との係合、第3爪部52の第3穴部56との係合が、同時に行われる。
第3爪部52は、下パネル20の上部に形成されている。具体的には、第3爪部52は、下パネル20の裏面に形成されており、下パネル20を前面から見た際には第3爪部52が露出しない(図2参照)。第3爪部52は、ここではフック形状となっている。第3爪部52は、上パネル10の長手方向の中央部に2つ設けられている。
第3穴部56は、上パネル10の下部に形成されており、第3爪部52と係合している。具体的には、第3穴部56は、上パネル10の裏面の下部から下方に延出している延出部55に形成されている。第3穴部56は、第3爪部52と係合できるように、下パネル20の長手方向の中央部に2つ設けられている。
図6は、第3係合部50の第3爪部52と第3穴部56の係合状態を示す模式図である。下パネル20を上パネル10に組み付けた際に、図6に示すように、第3爪部52が第3穴部56に係合している。
第3係合部50は、第3爪部52が第3穴部56と係合している状態で、下パネル20の上パネル10に対する車両の車幅方向への移動を規制する機能を有する。これにより、下パネル20を上パネル10に組み付ける際に、下パネル20の車幅方向の移動が規制されることで、下パネル20を上パネル10に対して所望の位置に位置決めしやすくなる。この結果、下パネル20と上パネル10の間の隙間や段差が目立つことを抑制できる。
下パネル20の車幅方向への移動を規制する具体的構成について、図6を参照しながら説明する。第3爪部52は、図6に示すように、規制部53a、53bを有する。規制部53aは、第3穴部56の内壁面57aに対向しており、規制部53bは、第3穴部56の内壁面57bに対向している。下パネル20が車幅方向の右側へ移動しようとすると、規制部53aが内壁面57aに接するために移動が規制される。同様に、下パネル20が車幅方向の左側へ移動しようとすると、規制部53bが内壁面57bに接するために移動が規制される。本実施形態では、内壁面57a、57bが、第3穴部56の車幅方向に直交する第3内壁面に該当する。
ところで、上パネル10に対する下パネル20の組付けを円滑にするように、第3係合部50の第3爪部52及び第3穴部56には、ガイド機能を実現する構成が設けられている。
図7は、第3係合部50のガイド機能を説明するための模式図である。第3爪部52の先端には、図7に示すように、切り欠き部54が設けられている。切り欠き部54は、ここでは台形であるが、これに限定されず、例えば円形であってもよい。第3穴部56の内壁面57a、57bに直交する直交面58には、凸部59が設けられている。直交面58は、第3爪部52に対向する面であり、凸部59は、切り欠き部54に対応する位置に形成されている。このため、作業者は、切り欠き部54を凸部59にガイドさせながら、下パネル20を上パネル10に組み付けていく。これにより、第3爪部52と第3穴部56が係合しやすくなる。
切り欠き部54及び凸部59は、作業者が下パネル20を上パネル10に組み付ける際の目印としての機能も有する。特に、作業者は、下パネル20の長手方向の両端部を持って組み付けるので、第3係合部50の切り欠き部54及び凸部59が長手方向の中央部に設けられていることで、目印である切り欠き部54及び凸部59を作業者が視認しやすくなる。
なお、上記では、第1爪部32、第2爪部42及び第3爪部52が下パネル20に設けられ、第1穴部36、第2穴部46及び第3穴部56が上パネル10に設けられていることとしたが、これに限定されない。例えば、第1爪部32、第2爪部42及び第3爪部52が上パネル10に設けられ、第1穴部36、第2穴部46及び第3穴部56が下パネル20に設けられていることとしてもよい。また、第1爪部32、第2爪部42及び第3爪部52の形状と、第1穴部36、第2穴部46及び第3穴部56の形状は、図4~図6等に示す形状に限定されず、互いに係合できる形状であれば他の形状であってもよい。
<フロントパネルの固定作業>
図8は、フロントパネル5の固定作業の流れを示すフローチャートである。
まず、作業者は、フロントパネル5の上パネル10及び下パネル20を準備する。次に、作業者は、上パネル10をキャブ本体に固定する(ステップS102)。具体的には、作業者は、上パネル10の第1固定部12をキャブ本体に固定する。
次に、作業者は、キャブ本体に固定された上パネル10への下パネル20の組付けを開始する(ステップS104)。具体的には、作業者は、下パネル20の切り欠き部54を凸部59にガイドさせながら、下パネル20を上パネル10に組み付けていく。
次に、作業者は、第1係合部30、第2係合部40及び第3係合部50を係合させる(ステップS106)。具体的には、作業者は、下パネル20の第1爪部32、第2爪部42及び第3爪部52を、上パネル10の第1穴部36、第2穴部46及び第3穴部56に係合させる。これにより、下パネル20が上パネル10に結合される。
次に、作業者は、上パネル10と結合した下パネル20をキャブ本体に固定する(ステップS108)。具体的には、作業者は、下パネル20の第2固定部22をキャブ本体に固定する。これにより、2分割されたフロントパネル5の固定作業が完了する。
<本実施形態における効果>
上述した実施形態のフロントパネル5は、上パネル10の下部と下パネル20の上部とを結合するための第1係合部30、第2係合部40及び第3係合部50を有する。第1係合部30は、下パネル20の上パネル10に対する前後方向への移動を規制し、第2係合部40は、下パネル20の上パネル10に対する上下方向への移動を規制し、第3係合部50は、下パネル20の上パネル10に対する車幅方向への移動を規制する。
第1係合部30、第2係合部40及び第3係合部50によって下パネル20の3方向への移動を規制できるので、2分割されているフロントパネル5の下パネル20を上パネル10に結合させる際に、所望の位置に位置決めできる。この結果、下パネル20と上パネル10の間の隙間や段差が目立たないように、フロントパネル5をキャブ2に適切に固定できる。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。例えば、装置の全部又は一部は、任意の単位で機能的又は物理的に分散・統合して構成することができる。また、複数の実施の形態の任意の組み合わせによって生じる新たな実施の形態も、本発明の実施の形態に含まれる。組み合わせによって生じる新たな実施の形態の効果は、もとの実施の形態の効果を併せ持つ。
5 フロントパネル
10 上パネル
20 下パネル
30 第1係合部
32 第1爪部
36 第1穴部
40 第2係合部
42 第2爪部
46 第2穴部
50 第3係合部
52 第3爪部
54 切り欠き部
56 第3穴部
59 凸部

Claims (9)

  1. 車両の前面側に設けられたフロントパネルの構造であって、
    上下方向の上側に位置している上パネルと、
    前記上下方向の下側に位置している下パネルと、
    前記上パネルの下部と前記下パネルの上部とを結合するための複数の係合部と、
    を備え、
    前記複数の係合部は、
    前記下パネルの前記上パネルに対する前記車両の前後方向への移動を規制する第1係合部と、
    前記下パネルの前記上パネルに対する前記上下方向への移動を規制する第2係合部と、
    前記下パネルの前記上パネルに対する前記車両の車幅方向への移動を規制する第3係合部と、
    を有する、フロントパネルの構造。
  2. 前記第1係合部、前記第2係合部及び前記第3係合部は、前記フロントパネルの裏面に、互いに前記車幅方向において所定間隔だけ離れた位置に設けられている、
    請求項1に記載のフロントパネルの構造。
  3. 前記第1係合部は、前記下パネルの前記上部に形成された第1爪部と、前記上パネルの前記下部に形成され前記第1爪部と係合している第1穴部とを含み、
    前記第1穴部の前記前後方向に直交する第1内壁面に前記第1爪部が接することで、前記前後方向への移動が規制される、
    請求項1に記載のフロントパネルの構造。
  4. 前記上パネル及び前記下パネルは、樹脂製であり、
    前記第1爪部は、前記下パネルの前記車幅方向の一端側から他端側に亘って所定間隔で複数設けられ、
    前記第1穴部は、前記上パネルの前記車幅方向の一端側から他端側に亘って所定間隔で複数設けられている、
    請求項3に記載のフロントパネルの構造。
  5. 前記第2係合部は、前記下パネルの前記上部に形成された第2爪部と、前記上パネルの前記下部に形成され前記第2爪部と係合している第2穴部とを含み、
    前記第2穴部の前記上下方向に直交する第2内壁面に前記第2爪部が接することで、前記上下方向への移動が規制される、
    請求項1に記載のフロントパネルの構造。
  6. 前記第3係合部は、前記下パネルの前記上部に形成された第3爪部と、前記上パネルの前記下部に形成され前記第3爪部と係合している第3穴部とを含み、
    前記第3穴部の前記車幅方向に直交する第3内壁面に前記第3爪部が接することで、前記車幅方向への移動が規制される、
    請求項1に記載のフロントパネルの構造。
  7. 前記第3爪部の先端には、切り欠き部が設けられており、
    前記第3穴部の前記第3内壁面に直交する直交面において、前記切り欠き部に対向する位置に凸部が設けられている、
    請求項6に記載のフロントパネルの構造。
  8. 前記上パネルの上部には、前記車両のキャブ本体に固定されている第1固定部が設けられ、
    前記下パネルの下部には、前記キャブ本体に固定されている第2固定部が設けられている、
    請求項1に記載のフロントパネルの構造。
  9. フロントパネルの上パネルの上部を、車両のキャブ本体に固定する第1ステップと、
    前記フロントパネルの下パネルと前記上パネルに係合可能に設けられ、前記下パネルの前記上パネルに対する前記車両の前後方向への移動を規制する第1係合部、前記下パネルの前記上パネルに対する上下方向への移動を規制する第2係合部、及び前記下パネルの前記上パネルに対する前記車両の車幅方向への移動を規制する第3係合部を係合させて、前記上パネルの下部に、前記フロントパネルの下パネルの上部を結合する第2ステップと、
    前記下パネルの下部を、前記キャブ本体に固定する第3ステップと、
    を有する、フロントパネルの固定方法。
JP2023071238A 2023-04-25 2023-04-25 フロントパネルの構造、及びフロントパネルの固定方法 Active JP7452738B1 (ja)

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