JP4806381B2 - 車両用部品の結合構造 - Google Patents

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本発明は、車両用部品の結合構造に関し、より詳細には、部材を加振することで生じる摩擦熱を利用して車両用部品を結合するための構造に関する。
従来、自動車の運転席正面のインストルメントパネル等の樹脂母材にブラケット等の樹脂部材を振動溶着により結合させる技術が存在する。このような振動溶着による車両用部品の結合構造に関し、例えば、自動車のインストルメントパネルから樹脂部材に向けて振動方向に弾性変形可能な突片を突出させる一方、この突片の先端に嵌合する嵌合溝を樹脂部材に形成することで、振動溶着される樹脂部材をインストルメントパネルの所定位置に位置決め可能としたものが知られている(特許文献1参照)。
特開2004−90697号公報
ところで、上記特許文献1に記載された従来技術は、インストルメントパネルに設けた突片を樹脂部材に設けた嵌合溝に嵌合させることで、インストルメントパネルに対する樹脂部材の位置決めを可能とするものである。しかしながら、突片は振動方向に力がかかった際に容易に弾性変形するように設けてあるので、位置決めの際にも振動方向への突片の変形が生じる場合があり、特に、より精密な位置決めが要求される場合には、そのような突片の変形が無視できなくなるという課題があった。
また、上記従来技術では、インストルメントパネルに複数の樹脂部材を結合させる場合、各樹脂部材が結合される位置に上述のような突片をそれぞれ設ける必要があるので、インストルメントパネルの形状が複雑化し、製造工程も複雑になるという課題があった。
本発明は、このような従来技術の課題を鑑みて案出されたものであり、母材に結合されるべき部材の母材に対する位置精度を良好に維持したまま振動溶着を用いて当該部材を母材に対して強固に固定することができる車両用部品の結合構造を提供することを目的とする。
本発明は、このような従来技術の課題を鑑みて案出されたものであり、母材に対する中間部材(母材に結合されるべき部材)の結合を母材に対する溶着部材(固定用部材)の振動溶着により実施する際に、中間部材及び溶着部材の位置ずれによる相互または他部材との干渉を防止して振幅を安定的に確保することで、溶着不良の発生を抑制するとともに、中間部材の母材に対する位置精度を良好に維持したまま中間部材を母材に対して強固に固定することができる車両用部品の結合構造を提供することを目的とする。
上記課題を解決するためになされた第1の発明は、母材(1)と、前記母材に結合されるべき中間部材(12)と、前記母材と前記中間部材との間に形成された第1位置決め部(21,22,61,62)と、前記母材との間に前記中間部材を挟持し、かつ、前記母材に対して振動溶着された溶着部材(13)と、前記中間部材と前記溶着部材の間に形成され、前記振動溶着の振動方向に対して変形可能な第2位置決め部(81,82)とを備えた構成とする。
上記課題を解決するためになされた第2の発明として、前記中間部材と前記溶着部材との間に、両部材の離間を妨げる一方、前記振動溶着の振動方向における両部材の相対移動を可能とする係合部(26,27,44,45)を形成した構成とすることができる。
上記課題を解決するためになされた第3の発明として、中間部材に、他の部品を取り付けるための取付部(28)を形成した構成とすることができる。
上記課題を解決するためになされた第4の発明として、前記中間部材に、前記溶着部材の溶着部位に対して前記母材を露出する開口(23〜25)を形成した構成とすることができる。
上記課題を解決するためになされた第5の発明として、前記溶着部材が前記中間部材に振動溶着された構成とすることができる。
上記第1の発明によれば、溶着部材を母材に対して振動溶着する際に、中間部材及び溶着部材の位置ずれによる相互または他部材との干渉を防止して振幅を安定的に確保することで、溶着不良の発生を抑制するとともに、中間部材の母材に対する位置精度を良好に維持したまま中間部材を母材に対して強固に固定することができる。また、上記第2の発明によれば、溶着部材を母材に対して振動溶着する際に、予め中間部材と溶着部材とをその振動方向に相対移動可能な状態で一体化できるため、溶着の作業性を向上させることができる。また、上記第3の発明によれば、母材に取り付けられるべき他の部品の母材に対する取付精度及び取付強度を向上させることができる。また、上記第4の発明によれば、簡易な構成により、母材との間に中間部材を挟持した状態で、溶着部材を母材に対して振動溶着することができる。また、上記第5の発明によれば、中間部材を母材に対してより強固に固定することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。ここでは、本発明に係る車両用部品の結合構造の一例として、乗用車のインストルメントパネル(以下、「インパネ」と称する。)に対するディスプレイバイザ取付用ブラケットの結合構造について説明する。
図1は本発明の第1実施形態に係るインパネの運転席側から見た斜視図である。
インパネ1は、中央部にカーナビ、オーディオ及び空調操作スイッチ等が取り付けられる複数の開口2が設けられ、その周辺には速度計、燃料計及び回転計などの計器類が取り付けられる開口3、グローブボックスが取り付けられる開口4等が設けられている。インパネ1は、その少なくとも一部が溶着可能な材質で形成され、ここでは、その全体が熱可塑性樹脂で一体成形されている。
ディスプレイバイザ5は、図示しない液晶表示器等のディスプレイの周辺を覆うための部品であり、インパネ1の前面側(運転席側)からその取付用開口6に挿入され、この取付用開口6の上縁を画定する結合面7に結合された取付用ブラケット11(図2参照)を介してインパネ1に取り付けられる。ディスプレイバイザ5は、取付用ブラケット11の対応部位と係合する複数の取付爪8を備えており、これにより取付用ブラケット11に固定される。
図2はインパネの裏面側から見た取付用ブラケットの分解斜視図であり、図3は仮組状態の取付用ブラケットを正面側(インパネの下側)から見た斜視図であり、図4は仮組状態の取付用ブラケットを裏面側(インパネの上側)から見た斜視図である。
取付用ブラケット11は、ディスプレイバイザの取付用ベースとして取付用の座面を有するメインブラケット12と、このメインブラケット12をインパネ1との間に挟持した状態でインパネ1に対して振動溶着されるサブブラケット13とからなる。メインブラケット12及びサブブラケット13は、その少なくとも一部が溶着可能な材質で形成され、ここでは、その全体が熱可塑性樹脂でそれぞれ一体成形されている。
詳細は後述するが、サブブラケット13をインパネ1に対して振動溶着する際には、図3及び図4に示すように、メインブラケット12とサブブラケット13とが予め仮組(即ち、両ブラケットが相対移動可能な状態で一体化)された後、インパネ1に対するメインブラケット12の位置決めがなされる。
メインブラケット12は、インパネ1に対して位置決めを行うための位置決め部として機能する一対の係合部21及び一対の凸部22と、サブブラケット13の溶着部位に対してインパネ1の結合面7を露出させる開口23〜25と、サブブラケット13との仮組に用いられる開口26(図4参照)及び係合片27(図3参照)と、ディスプレイバイザ5をインパネ1に取り付けるための取付部として機能する取付穴28とを備える。
係合部21は、図2に示すように、メインブラケット12の前方上部の両側にそれぞれ設けられ、左右方向に突出する係止爪31と、この係止爪31の後端31aから所定間隔を置いて左右方向に突出するように設けられた係止片32と、係止爪31を上下方向から挟み込むように設けられた係止ブロック33とを有する。係止ブロック33には上方または下方(図示せず)に突出する凸条33aがそれぞれ設けられている。凸部22は、メインブラケット12の前方下部の両側おいてそれぞれ右方向または左方向(図示せず)に突出するように設けられている。
サブブラケット13は、インパネ1及びメインブラケット12と振動溶着される溶着部41〜43と、メインブラケット12との仮組に用いられる開口44(図3参照)及び係合片45(図4参照)とを備える。サブブラケット13は、振動溶着の際には矢印(図2参照)で示す左右方向に加振される。ここで、サブブラケット13は、メインブラケット12をインパネ1に固定するための固定用部材として用いられるが、高い取付精度を要求されない部品等については、サブブラケット13にメインブラケット12の取付穴28のような取付部を形成することで、サブブラケット13に対しても取り付けることが可能となる。
溶着部41〜43は、サブブラケット13の裏面側に設けられ、メインブラケット12の開口23〜25に対応する位置にそれぞれ配置される。各溶着部41〜43は、インパネ1との溶着部位として並設された一対の第1溶着片51〜53(図4参照)と、メインブラケット12との溶着部位として第1溶着片51を挟み込むように設けられた一対の第2溶着片54〜56(図5参照)とをそれぞれ有する。また、開口44及び係合片45は、それぞれメインブラケット12の係合片27及び開口26に対応する位置に設けられている。なお、サブブラケット13の溶着部41〜43は少なくともインパネ11との溶着部位を有していれば足りるが、更にメインブラケット12との溶着部位を有することでメインブラケット12をインパネ1に対してより強固に固定することができるという利点がある。
本実施形態では、メインブラケット12をインパネ1との間に挟持した状態でサブブラケット13をインパネ1に対して溶着可能なように、メインブラケット12に開口23〜25を設けた構成としたが、インパネ1をサブブラケット13の溶着部位に対して露出させる目的を達成できる限りにおいて種々の変更が可能である。例えば、メインブラケットに設ける開口は、その形状、位置、数量を適宜変更することができ(対応する溶着部についても同様)、また、メインブラケット12の周縁部に設けて切欠き状としてもよい。場合によっては、メインブラケット12に開口等を設けることなくサブブラケット13をインパネ1に対して溶着可能なように、仮組の状態でメインブラケット12の周辺を囲むようにサブブラケット13の溶着部位を配置してもよい。
メインブラケット12とサブブラケット13との仮組の際には、図3に示すように、メインブラケット12の係合片27がサブブラケット13の開口44にそれぞれ嵌入される。また、図4に示すように、サブブラケット13の第1溶着片51〜53がメインブラケット12の開口23〜25にそれぞれ嵌入されるとともに、サブブラケット13の係合片45がメインブラケット12の開口26にそれぞれ嵌入される。
ここで、図4に示すように、溶着時の加振方向(矢印方向)におけるメインブラケット12の開口23〜25のサイズは、それぞれ第1溶着片51〜53よりも大きく設定されている。即ち、第1溶着片52の左右の端部52a,52bと開口24の左右の縁部24a,24bとの間には一定の間隙G1が確保される(第1溶着片51,53についても同様)。同様に、サブブラケット13の係合片45の左右の端部とメインブラケット12の開口26の左右の縁部との間には一定の間隙G2が確保される。また同様に、図3に示すように、メインブラケット12の係合片27の左右の端部とサブブラケット13の開口44の左右の縁部との間には一定の間隙G3が確保される。これら間隙G1〜G3の大きさは、振動溶着の際の振幅を考慮して設定することができる。
このような間隙G1〜G3を確保することで、振動溶着の際に(仮組状態において)、メインブラケット12とサブブラケット13との振動方向における相対移動が可能となり、振動を阻害することなく良好な溶着が可能となる。また、このような仮組によりメインブラケット12とサブブラケット13とを一体化することで、取付用ブラケット11をインパネ1に結合する際の作業性を向上させることができる。
また、インパネ1に対するメインブラケット12の位置決めの際には、メインブラケット12の係合部21がインパネ1の取付用開口6の両側に設けられた開口61に挿入され、これと同時に、メインブラケット12の凸部22が結合面7上の左右の壁62に設けられた開口62aに嵌入される。
このとき、係止爪31の後端31aが開口61の左右の縁部61a,61bの裏面側に当接するとともに、係止片32が開口15の左右の縁部61a,61bの表面側に当接することで、係止爪31と係止片32とで開口15の両側縁部を前後方向に挟み込むようにして固定する。また、係止ブロック33の凸条33aが開口61の上下の縁部61c,61dに当接した状態となる。これにより、インパネ1に対するメインブラケット12の移動が規制され、メインブラケット12のインパネ1に対する位置決めを精度良く行うことができる。さらに、このとき、メインブラケット12の凸部22が壁62の開口62aにそれぞれ嵌入された状態となり、これにより、インパネ1に対するメインブラケット12の左右方向(加振方向)の移動が規制され、メインブラケット12のインパネ1に対する位置決めをより精度良く行うことができる。
また、取付用ブラケット11に対するディスプレイバイザ5の取り付けの際には、インパネ1に固定されたメインブラケット12の取付穴28にディスプレイバイザの取付爪8が嵌入される。このようにして、インパネ1に対するディスプレイバイザ5の取付精度及び取付強度を向上させることができる。
図5は本発明の第1実施形態に係る取付用ブラケットのインパネに対する結合方法を模式的に示す断面図である。ここに示す断面は、図3に示すV−V断面及びこれに対応する位置のインパネの断面に相当するものである。
まず、図5(a)に示すように、サブブラケット13をメインブラケット12の上方から矢印方向に下降させる。これによりサブブラケット13をメインブラケット12の載置面71上の所定位置に配置する。
次に、図5(b)に示すように、メインブラケット12をサブブラケット13とを仮組する。このとき、図4にも示したように、サブブラケット13の第1溶着片52をメインブラケット12の開口24に挿入する一方、第2溶着片55を開口24の付近の載置面に当接させる(以下、第1溶着片51,53及び第2溶着片54,56の場合も同様)。
次に、図5(c)に示すように、インパネ1に対してメインブラケット12を位置決めし、振動溶着を実施する。このとき、振動溶着装置の加振治具72をサブブラケット13の溶着部位の表面側から押し当て、サブブラケット13をインパネ1方向に押圧した状態で図面に垂直な方向に加振する。この振動溶着は、部材を加振することで生じる摩擦熱を利用する方式の周知の溶着機を用いて実行することができる。振動溶着における振動方向は上述のとおり一定であるが、振動周波数は溶着対象に応じて種々の変更が可能である。
そして、サブブラケット13の第1溶着片52とインパネ1の結合面7との間で生じた摩擦熱による樹脂の溶解により、第1溶着片52の先端部52cが結合面7と接合され、また、サブブラケット13の第2溶着片55とメインブラケット12の載置面71との間で生じた摩擦熱による樹脂の溶解により、第2溶着片55の先端部55cがメインブラケット12の載置面71に接合される。これにより、メインブラケット12がインパネ1に対して強固に固定される。
図6は本発明の第2実施形態に係る取付用ブラケットの分解斜視図であり、図7は取付用ブラケットを下側から見た斜視図である。なお、第2実施形態において、以下で特に言及しない事項については、上述の第1実施形態の場合と同様とする。
ここで、メインブラケット12の載置面71上にはサブブラケット13との相対位置を定めるための位置決めリブ81が設けられ、また、サブブラケット13には仮組の際にメインブラケット12のリブ81と嵌合可能な開口82が設けられている。
位置決めリブ81は、加振方向(図6の矢印方向)に弾性変形可能なように設けられた略三角形状の平板部材であり、その底部が載置面71に接続される一方、その底部に対向する頂部が載置面71から垂直方向に突出する。位置決めリブ81は、メインブラケット12と一体形成することができるが、場合によっては、より弾性変形に有利な材料を用いて別体として形成することも可能である。また、位置決めリブ81の加振方向の厚さは、溶着の際の振動を阻害しない変形を実現できるように設定される。開口82は位置決めリブ81の少なくとも一部を嵌入可能な大きさに設けられる。
メインブラケット12とサブブラケット13との仮組の際には、図7に示すように、メインブラケット12の位置決めリブ81の先端部がサブブラケット13の開口82に嵌入される。これにより、仮組の際の加振方向におけるメインブラケット12とサブブラケット13との相対位置のずれが解消されて、図4に示した間隙G1〜G3をより確実に維持できるため、溶着時の振幅を安定的に確保して溶着不良の発生を抑制することができる。また、位置決めリブ及びそれが挿入される開口の形状は種々の変更が可能であるが、上述のように三角形状をなす位置決めリブ81の頂部のみが開口82に嵌入される構成とすることで、溶着の際の振動を阻害しない位置決めリブ81の変形を容易に実現できる。
図8は本発明の第2実施形態に係る取付用ブラケットのインパネに対する結合方法を模式的に示す断面図である。ここに示す断面は、図7に示すVIII−VIII断面及びこれに対応する位置のインパネの断面に相当するものである。
まず、図8(a)に示すように、メインブラケット12の位置決めリブ81をサブブラケット13の開口82に嵌入させるように、サブブラケット13をメインブラケット12の上方から矢印方向に下降させる。これによりサブブラケット13をメインブラケット12の載置面71上の所定位置に配置する。
次に、図8(b)に示すように、メインブラケット12をサブブラケット13とを仮組する。この仮組の工程は上述の図5(b)の場合と概ね同様である。
次に、図8(c)に示すように、インパネ1に対してメインブラケット12を位置決めし、振動溶着を実施する。この振動用着の工程は、上述の図5(c)の場合と概ね同様であるが、このとき、メインブラケット12の位置決めリブ81は、振動方向(図8の紙面に垂直な方向)に容易に弾性変形する。これにより、溶着時の振動を阻害せずに加振方向におけるメインブラケット12とサブブラケット13との位置ずれを防止することができる。
本発明を特定の実施形態に基づいて詳細に説明したが、これらの実施形態はあくまでも例示であって本発明はこれらの実施形態によって限定されるものではない。例えば、本発明に係る車両用部品の結合構造は、少なくとも部材を一定方向に加振することで生じる摩擦熱を利用して結合可能である限りにおいて、実施形態で示したものに限らず種々の部材の結合に適用することができる。
本発明の第1実施形態に係るインパネの運転席側から見た斜視図 インパネの裏面側から見た取付用ブラケットの分解斜視図 仮組状態の取付用ブラケットを正面側から見た斜視図 仮組状態の取付用ブラケットを裏面側から見た斜視図 取付用ブラケットのインパネに対する結合方法を示す断面図 本発明の第2実施形態に係る取付用ブラケットの分解斜視図 本発明の第2実施形態に係る仮組状態の取付用ブラケットを裏面側から見た斜視図 本発明の第2実施形態に係る取付用ブラケットのインパネに対する結合方法を示す断面図
符号の説明
1 インパネ
5 ディスプレイバイザ
6 取付用開口
7 結合面
8 取付爪
11 取付用ブラケット
12 メインブラケット
13 サブブラケット
21 係合部
22 凸部
26 開口
27 係合片
28 取付穴
41〜43 溶着部
44 開口
45 係合片
51〜53 第1溶着片
54〜56 第2溶着片
62 壁
62a 開口
71 載置面
72 加振治具
81 位置決めリブ
82 開口
G1〜G3 間隙

Claims (5)

  1. 母材と、
    前記母材に結合されるべき中間部材と、
    前記母材と前記中間部材との間に形成された第1位置決め部と、
    前記母材に対して前記中間部材を固定するための溶着部材と
    前記中間部材と前記溶着部材の間に形成され、前記振動溶着の振動方向に対して弾性変形可能に設けられた位置決めリブと当該位置決めリブと嵌合可能な第1の開口とからなる第2位置決め部と
    を備え
    前記中間部材には、前記溶着部材の溶着部位に対して前記母材を露出する第2の開口が形成され、
    前記溶着部材は、前記中間部材の前記第2の開口に前記溶着部位を挿入して、前記母材との間に前記中間部材を挟持した状態で、前記母材に対して振動溶着され、
    前記中間部材は、前記位置決め部により前記母材に対して位置決めされると共に、前記溶着部材の溶着部位が前記母材に対して接合されることにより、前記母材に固定されたことを特徴とする車両用部品の結合構造。
  2. 前記位置決めリブは、略三角形状の平板部材であり、その頂部が前記第1の開口に対して嵌入されたことを特徴とする請求項1に記載の車両用部品の結合構造。
  3. 前記中間部材と前記溶着部材との間に、両部材の離間を妨げる一方、前記振動溶着の振動方向における両部材の相対移動を可能とする係合部を形成したことを特徴とする請求項1または2に記載の車両用部品の結合構造。
  4. 前記中間部材に、他の部品を取り付けるための取付部を形成したことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の車両用部品の取付構造。
  5. 前記溶着部材が前記中間部材に振動溶着されたことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の車両用部品の結合構造。
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