JP7003857B2 - 車両の前部構造 - Google Patents

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Description

本発明は、車両に備えられたパワートレインユニットの車両の前方への衝突時における後退移動を抑制するための車両の前部構造に関するものである。
車両の前部に配置され、エンジンおよびトランスアクスル等によって構成されるパワートレインユニットと、前記パワートレインユニットの後方にクロスメンバとが備えられた車両において、車両の前方向への衝突すなわち前突が生じた場合に、前記パワートレインユニットが前記クロスメンバに当接することで、前記パワートレインユニットの後退移動を抑制することが知られている。例えば特許文献1においては、パワートレインユニットの後端にクロスメンバとの当接面を備え、車両の前突が生じた場合に、前記当接面によって前記クロスメンバと当接させることによって前記パワートレインユニットの後退移動を抑制することが開示されている。
特開2016-112956号公報
クロスメンバとの当接面を備えたブラケットを、前記パワートレインユニットにボルト等によって保持するためのボスに締結し、車両の前突時に、前記ブラケットの当接面をクロスメンバに当接させる構成が考えられている。例えば図11は、そのブラケットの一例を示している。ブラケット140は、当接面を有する板状の第1部材142と、ブラケット140をパワートレインユニットのボス部に締結するためにボルト等を挿通する複数の締結孔152が開口されている締結面154を有する第2部材144と、第2部材144の締結面154と平行である平行面156を有する第3部材146とが、例えば相互に溶接されることで、一端が第1部材142で閉じられた平坦な角筒状に構成されている。ブラケット140において、第3部材146の平行面156は、その片側が第1部材142に固定され、その反対側である開口部160側は溶接されていない片持ち構造であり、走行中に白抜きの矢印で示されるように平行面156に垂直な方向の共振振動が生じることによって、騒音が発生するという問題が生じていた。
本発明は以上の事情を背景として為されたもので、その目的とするところは、車両の前突時に、クロスメンバと当接面で当接することによって、前記パワートレインユニットの後退移動を抑制するためパワートレインユニットに備えられるブラケットに発生する振動を抑制することが可能なブラケットを備えた車両の前部構造を提供することに有る。
第1発明の要旨とするところは、(a)車両の前部に配置されたパワートレインユニットと、前記パワートレインユニットの後方に配置されかつ前記車両の車幅方向に延びたクロスメンバと、を備えた車両の前部構造において、(b)前記パワートレインユニットに形成されたボス部に、車両前部の衝突である前突時における前記パワートレインユニットの後退移動により前記クロスメンバに当接するブラケットが締結されており、(c)前記ブラケットは、前記パワートレインユニットの後退移動により前記クロスメンバに当接する当接面を有する第1部材と、前記第1部材の前記当接面に対して垂直方向に延びかつ前記ブラケットを前記ボス部に締結するための締結孔が形成される一面を有し、前記車両の前突時において前記第1部材を支持する第2部材と、前記第2部材の前記一面に対して平行に延びる一面を有し、前記車両の前突時において前記第1部材を支持する第3部材と、を含んで構成され、(d)前記第2部材における前記一面と前記第3部材における前記一面との間には、前記第3部材における前記一面の振動を抑制するための補強構造が設けられていることを特徴とする。
第1発明によれば、車両の前部に配置されたパワートレインユニットと、前記パワートレインユニットの後方に配置されかつ前記車両の車幅方向に延びたクロスメンバと、を備えた車両の前部構造において、前記パワートレインユニットに形成されたボス部に、車両前部の衝突である前突時における前記パワートレインユニットの後退移動により前記クロスメンバに当接するブラケットが締結されており、前記ブラケットは、前記パワートレインユニットの後退移動により前記クロスメンバに当接する当接面を有する第1部材と、前記第1部材の前記当接面に対して垂直方向に延びかつ前記ブラケットを前記ボス部に締結するための締結孔が形成される一面を有し、前記車両の前突時において前記第1部材を支持する第2部材と、前記第2部材の前記一面に対して平行に延びる一面を有し、前記車両の前突時において前記第1部材を支持する第3部材と、を含んで構成され、前記第2部材における前記一面と前記第3部材における前記一面との間には、前記第3部材における前記一面の振動を抑制するための補強構造が設けられている。これによれば、前記補強構造により前記第3部材の前記一面における振動を抑制することが可能となり、振動によって生じる騒音の発生を抑制することが可能となる。
本発明が適用される車両における、パワートレインユニットおよびクロスメンバの位置を示す側面図である。 図1のパワートレインユニットに固定されているブラケットの位置を車両の背面の方向から示す背面図である。 図2のブラケットを下方側から見た斜視図である。 図3のブラケットの断面を示す斜視図である。 図3のブラケットに用いられている、補強構造を示した斜視図である。 図5の補強構造と第1部材、第2部材、および第3部材との組付け後の断面を示す概略図である。 図5の補強構造と異なった部材を用いた、第1部材、第2部材、および第3部材との組付けの断面を示す概略図である。 図5および図7の補強構造と異なった部材を用いた、第1部材、第2部材、および第3部材との組付けの断面を示す概略図である。 第3部材に補強構造を組み込み、第1部材および第2部材との組付けを行った断面を示す概略図である。 第2部材に補強構造を組み込み、第1部材および第3部材との組付けを行った断面を示す概略図である。 ブラケットの構造の一例を示す斜視図である。 図11のブラケットを溶接によって組付ける場合に用いられる、位置決め治具の一例を示した斜視図である。
以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、以下の実施例において図は適宜簡略化或いは変形されており、各部の寸法比および形状等は必ずしも正確に描かれていない。
図1は、本発明が適用される車両における、パワートレインユニット10、パワートレインユニット10にボルト等によって締結されたブラケット40(以降、ブラケットを衝突ブラケットとする)、およびクロスメンバ32の相互の位置を説明する側面図である。パワートレインユニット10は、トランスアクスル14とエンジン12とから構成されており、トランクアクスルの一部であるカバー16が手前に示されている。エンジン12は、トランスアクスル14の奥、すなわちトランスアクスル14に対して、車両の右側に設置されている。トランスアクスル14内には、図示されていない、公知の電動機、遊星歯車装置、ディファレンシャル装置などが備えられている。衝突ブラケット40は、ボルト等によってトランスアクスル14に締結、固定されている。また、クロスメンバ32は、車両の強度、剛性を上げること等を目的として車両の横方向を横断する骨格部材として設けられている。車両の正面方向への衝突である前突が生じた場合、パワートレインユニット14が後退移動し、衝突ブラケット40の当接面34がクロスメンバ32と当接する位置にまで達すると、パワートレインユニット14の後退移動がクロスメンバ32によって、抑制される。
図2は、車両の背面方向からのパワートレインユニット10を構成するトランスアクスル14、一点鎖線で示されているエンジン12、および衝突ブラケット40の相互の位置を車両の背面方向から示している。トランスアクスル14は、カバー16、トランスアクスルケース18、およびトランスアクスルハウジング20からなるケースによって覆われている。エンジン12は、トランスアクスルハウジング20の取付けフランジ22によってトランスアクスルハウジング20と相互に固定されている。衝突ブラケット40は、トランスアクスル14の外径が小さくなる部分である、凹陥部26に設置されている。衝突ブラケット40は、トランスアクスルハウジング20に備えられ、衝突ブラケット40を締結するための複数のボス24(以降、ボス部をボスとする)にボルト等を締結することによって固定されている。なお、衝突ブラケット40に開口されている複数の開口36は、衝突ブラケット40の組付け時の溶接の位置決め等に用いられる。凹陥部26の近傍には、ディファレンシャルギヤ28およびディファレンシャル装置30が設置されており、これらの位置が破線で示されている。衝突ブラケット40は、特にトランスアクスル14の下側の凹陥部26に設ける必要は無く、クロスメンバ32と当接する位置であれば、例えば、トランスアクスル14のより上部側に設ける、もしくはエンジン12のケースにボス24を備え、それを用いて衝突ブラケット40を設置しても良い。
図3には、図2においてトランスアクスル14に締結、固定される衝突ブラケット40を下方側から見た衝突ブラケット40の構造が示されている。すなわち、第2部材44の締結面54に開口されている4つの締結孔52にボルト等が挿通され、トランスアクスル14のボス24に締結されることによって衝突ブラケット40が固定される。4つの締結孔52の周囲の破線は、衝突ブラケット40をボス24に締結した場合の、ボス24の外径の位置25を参考として示している。衝突ブラケット40の第1部材42は、クロスメンバ32と当接する当接面34を形成している。第2部材44は、第1部材42に対して垂直方向に延び、衝突ブラケット40をボス40に固定するための4つの締結孔52が形成されている締結面54と、締結面54に対して垂直方向に延びるとともに締結面54と一体に形成されている2つの側部45とを有している。締結面54および2つの側部45は、第1部材42に対して垂直方向に延びる面を形成しており、車両の前突時にクロスメンバ32と当接する第1部材42の変形および後退移動を抑制し、支える機能を持っている。第3部材46は、第2部材44の締結面54に対して平行に延びる平行面56と第1部材42に対して垂直方向に延び、平行面56に対して垂直方向に延びるとともに平行面56と一体に形成されている2つの側部47とを有している。平行面56と2つの側部47は、第1部材42に対して垂直方向に延びる面を形成しており、車両の前突時にクロスメンバ32と当接する第1部材42の変形および後退移動を抑制し、支える機能を持っている。第2部材44の側部45は、第3部材46の側部47の内側に配置されている。第2部材44の締結面54と第3部材46の平行面56との間には、補強構造すなわち補強部材48が設けられている。これらの第1部材42、第2部材44、第3部材46、および補強部材48とは、例えば溶接によって相互に組付け固定されている。なお、衝突ブラケット40を固定するトランスアクスル14のボス24は特に4箇所である必要は無く、必要によってボス24の数量を増減することができる。また、第2部材44および第3部材46を形成する面は、それぞれの加工のための部分的な曲線、および他の部材との組付けのために設けられる段差等を有するものであっても良い。
図4には、図3の衝突ブラケット40の構造をより明確に示すために衝突ブラケット40が幅方向の中心部位で切断された状態を示す斜視図が示されている。当接面34を形成する第1部材42は、第2部材44と第3部材46との組付け後の縦および横寸法より大きく設定され、その縦および横方向に突き出してフランジ状を成している。第2部材44の締結面54と側部45とは、第1部材42に接触する位置まで延びており、接触する部分において、第1部材42と第2部材44とが溶接されている。第3部材の平行面56と側部47は、第1部材42に接触する位置まで延びており、接触する部分において、第1部材42と第3部材46とが溶接されている。プレスによって板材から曲成されて互いに垂直方向に延びる2面からなる補強部材48は、第3部材46と接触する面を持つとともに、第2部材44ともその縁辺において接触し、それぞれ溶接によって固定されている。図5には、補強部材48が示されており、溶接部58によって第3部材46の平行面56に固定されている。
図6には、第1部材42、第2部材44、第3部材46、および補強部材48の組付け後の断面を示す概略図および溶接ビードBが示されている。補強部材48は、第3部材46と面接触する溶接部58を有しており、溶接部58において第3部材46と溶接されるとともに、補強部材48の下端縁において第2部材44と溶接されている。これによって、前述のブラケット140における、第2部材144と第3部材146との隙間すなわち開口部160内に、第2部材144と第3部材146とを接続するように補強部材48が固定されることによって、第3部材46の平行面56における振動が抑制される構造となっている。
本実施例によれば、車両の前部に配置されたパワートレインユニット10と、パワートレインユニット10の後方に配置されかつ前記車両の車幅方向に延びたクロスメンバ32と、を備えた車両の前部構造において、パワートレインユニット10に形成されたボス24に、車両前部の衝突である前突時におけるパワートレインユニット10の後退移動によりクロスメンバ32に当接する衝突ブラケット40が締結されており、衝突ブラケット40は、パワートレインユニット10の後退移動によりクロスメンバ32に当接する当接面34を有する第1部材42と、第1部材42の当接面34に対して垂直方向に延びかつ衝突ブラケット40をボス24に締結するための締結孔52が形成される締結面54を有し、前記車両の前突時において第1部材42を支持する第2部材44と、第2部材44の締結面54に対して平行に延びる平行面56を有し、前記車両の前突時において第1部材42を支持する第3部材46と、を含んで構成され、第2部材44における締結面54と第3部材46における平行面56との間には、第3部材46における平行面56の振動を抑制するための補強部材48が設けられている。このような補強部材48によって構成される補強構造により、第3部材46の平行面56における振動を抑制することが可能となり、振動によって生じる騒音の発生を抑制することが可能となる。
因みに図12には、前述のブラケット140の構造、すなわち第1部材142、第2部材144、および第3部材146の溶接による構造が示されている。ブラケット140において、第2部材144と第3部材146とを所定の間隔に保つために、組付け時に位置決め治具158が必要であった。これに対して、本実施例の衝突ブラケット40のように補強部材48が用いられることによって、位置決め治具158が不要となり、振動によって生じる騒音の発生の抑制だけでなく、組付け工程の簡素化も可能となる。
つぎに、本発明の他の実施例を説明する。なお、以下の説明において前述の実施例と共通する部分には同一の符号を付して説明を省略する。
前述の実施例においては、補強部材48は、互いに垂直方向に延びる2面からなる形状を有するものであったが、本実施例においては、板状の補強部材48を用いることにおいて前述の実施例と異なっている。
図7に、屈曲部を持たない板状の補強部材48を用いた第1部材42、第2部材44、第3部材46、および補強部材48の組付け後の断面を示す概略図が示されている。補強部材48は、その縁辺において第3部材46と溶接されるとともに、他の縁辺において第2部材44と溶接されている。また、第1部材42は第2部材44および第3部材46とそれぞれ溶接されている。
本実施例によれば、前述の実施例と同様に、補強部材48によって構成される補強構造により、第3部材46の平行面56における振動を抑制することが可能となり、振動によって生じる騒音の発生を抑制することが可能となる。また、ブラケット140の組付けにおいて必要とされた、位置決め治具158が不要となり、振動によって生じる騒音の発生の抑制だけでなく、組付け工程の簡素化も可能となる。
前述の実施例2においては、屈曲部を持たない板状の補強部材48の2つの縁辺に第2部材44と第3部材とをそれぞれ溶接するものであったが、本実施例においては、補強部材48の一辺に部分的に突起した突起部62を有する補強部材48を用いることにおいて、前述の実施例と異なっている。
図8に、補強部材48の一辺に部分的に突起した突起部62を有する補強部材48を用いた、第1部材42、第2部材44、開口部60を有する第3部材46、および一辺に部分的に突起した突起部62を有する補強部材48の組付け後の断面を示す概略図が示されている。補強部材48の突起部62が、第3部材46の開口60に挿通された後、補強部材48および第3部材46と補強部材48および第2部材44とがそれぞれ溶接されている。また、第1部材42は第2部材44および第3部材46とそれぞれ溶接されている。
本実施例によれば、前述の実施例と同様に、補強部材48によって構成される補強構造により、第3部材46の平行面56における振動を抑制することが可能となり、振動によって生じる騒音の発生を抑制することが可能となる。また、ブラケット140の組付けにおいて必要とされた、位置決め治具158が不要となり、振動によって生じる騒音の発生の抑制だけでなく、組付け工程の簡素化も可能となる。
前述の実施例においては、補強部材48は第2部材44および第3部材46とは異なる独立した部材であったが、本実施例においては、第3部材46と一体となっている補強部材46(以降、一体補強部50という)を用いることにおいて、前述の実施例と異なっている。
図9に、第1部材42.第2部材44、および一体補強部50を有する第3部材46の組付け後の断面を示す概略図が示されている。第3部材46は、第3部材46の平行面56と垂直な方向に延びる一体補強部50を有しており、その一辺において第1部材42と、また一体補強部50側の一辺において第2部材44と溶接されている。
本実施例によれば、前述の実施例と同様に、一体補強部50によって構成される補強構造により、第3部材46の平行面56における振動を抑制することが可能となり、振動によって生じる騒音の発生を抑制することが可能となる。また、ブラケット140の組付けにおいて必要とされた、位置決め治具158が不要となり、振動によって生じる騒音の発生の抑制だけでなく、組付け工程の簡素化も可能となる。
前述の実施例においては、第3部材46に補強部材が一体化された一体補強部50を有していたが、本実施例においては、第2部材44に補強部材が一体化された一体補強部50を有していることにおいて、前述の実施例と異なっている。
図10に、第1部材42.一体補強部50を有する第2部材44、および第3部材46の組付け後の断面を示す概略図が示されている。第2部材44は、その一部に一体補強部50を有しており、矢印で示される方向に一体補強部50が押し上げられて、第3部材46と溶接が行われる一体補強部50が形成されるとともに、一体補強部50が押し上げられたことによって、一体補強部50と略同一の寸法を有する開口64を有している。一体補強部50はその縁辺において第3部材46と溶接されている。
本実施例によれば、前述の実施例と同様に、一体補強部50によって構成される補強構造により、第3部材46の平行面56における振動を抑制することが可能となり、振動によって生じる騒音の発生を抑制することが可能となる。また、ブラケット140の組付けにおいて必要とされた、位置決め治具158が不要となり、振動によって生じる騒音の発生の抑制だけでなく、組付け工程の簡素化も可能となる。
前述の実施例において、補強部材48は、第2部材44および第3部材46と溶接によって固定され、一体補強部50は、第2部材44もしくは第3部材46の何れか一方と溶接によって固定されている。しかし、第3部材46の平行面56の振動が補強部材48、もしくは一体補強部材50によって抑制されるのであれば、特にこれらの全てを固定する必要はない。また、これらの固定に、特に溶接を用いる必要は無く、例えば、無機材料および有機材料からなる接着剤等を用いることもできる。
尚、上述したのはあくまでも一実施形態であり、本発明は当業者の知識に基づいて種々の変更、改良を加えた態様で実施することができる。
10:パワートレインユニット
24:ボス(ボス部)
32:クロスメンバ
34:当接面
40:衝突ブラケット(ブラケット)
42:第1部材
44:第2部材
46:第3部材
48:補強部材(補強構造)
50:一体補強部(補強構造)
52:締結孔
54:締結面(締結孔が形成される面)
56:平行面(締結孔が形成される面に対して平行な面)

Claims (1)

  1. 車両の前部に配置されたパワートレインユニットと、前記パワートレインユニットの後方に配置されかつ前記車両の車幅方向に延びたクロスメンバと、を備えた車両の前部構造において、
    前記パワートレインユニットに形成されたボス部に、車両前部の衝突である前突時における前記パワートレインユニットの後退移動により前記クロスメンバに当接するブラケットが締結されており、
    前記ブラケットは、前記パワートレインユニットの後退移動により前記クロスメンバに当接する当接面を有する第1部材と、前記第1部材の前記当接面に対して垂直方向に延びかつ前記ブラケットを前記ボス部に締結するための締結孔が形成される一面を有し、前記車両の前突時において前記第1部材を支持する第2部材と、前記第2部材の前記一面に対して平行に延びる一面を有し、前記車両の前突時において前記第1部材を支持する第3部材と、を含んで構成され、
    前記第2部材における前記一面と前記第3部材における前記一面との間には、前記第3部材における前記一面の振動を抑制するための補強構造が設けられている
    ことを特徴とする車両の前部構造。
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