JPS6010920Y2 - カウルサイドトリムポケツト - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、自動車のカウルサイドトリム面に形成され
るポケットに関する。

運転手席側のカウルサイドトリムの部位は、運転手が座
席に座ったままで容易に手を伸ばせる部位であるので、
そこに整備手段、車検証、ドライブマツプ等（以下１手
帳類ヨという）を入れるためのポケットがあると便利で
ある。

また、長時間運転時にアクセルペダルを踏む脚をもたれ
さすことのできる脚支持具がカウルサイドトリムの部位
にあると脚がつかれず便利である。

しかし、従来、カウルサイドトリムの部位には、そのよ
うなポケットや脚支持具は取り付けられていなかった。

この考案は、上記にかんがみて、運転手にとり手帳類の
出し入れが便利な位置にあり、また、脚支持具も兼ねる
ことのできるカウルサイドポケットを提供することを目
的とする。

この考案の要旨は、ポケット本体後側の下方及び−側に
それぞれフランジ及びフックを形成し、カウルサイドト
リム面にフランジ及びツクに対応してそれぞれ受は溝及
び係止孔を、さらにはポケット本体のフック形成側とは
反対側の前面を係止する係止爪を形成して、ポケット本
体をカウルサイドトリム面に取り付けて形成したカウル
サイドトリムポケットにある。

以下、この考案の一実施例を、図例に基づいて説明する
。

第１〜２図に示すように、ポケット本体１は、平面外形
が山形であって、通常、剛性を有するＡＢＳ、ポリアセ
クール、ナイロン等の合成樹脂、又は金属で形成される
。

このとき、ポケットのスペースの有効利用を図るため、
ポケット本体１の平面外形をし形としたが、円形として
もよい。

ポケット本体１後側の下方及び−側にはフラン°ジ２，
３が形成され、フランジ３が形成された側壁の中間部か
らは内側へ屈曲するＬ字形のフック５が後方へ突出して
形成されている。

なお、ポケット本体１の後側には、ポケット本体１をカ
ウルサイドトリム面に取り付け、取り外しの際手帳類が
脱落しないように、二点鎖線で示すようにゴムバンド６
を着脱可能に取り付けてお（ことが望ましい。

他方、カウルサイドトリム面１０には、ポケット本体の
下方フランジ２に対応して上方から差し込み可能な受は
溝１１が、フック５を前面から挿入可能でかつ下方へ移
動して手前へ抜は不能となる広・狭部１３ａ、１３ｂを
備えた係止孔１３が形成されている。

さらに、ポケット本体１のフック形成領とは反対側の前
面を係止する係止爪例えばＬ字形爪１５が前方へ突出し
て形成されている。

次に、上記ポケット本体１のカウルサイドトリム面１０
への取り付は方法を説明する。

ます、ポケット本体１を取り付は状態よりフック形成領
を若干上げて傾むけた状態で、Ｌ字形爪１５にポケット
本体１の一側上部を差し込みながら、係止孔の上方広部
１３ａにフック５を前面から差し込む。

続いて、このポケット本体１を傾むきを取り付は状態に
戻しながら下方へ移動させる。

すると、フック５は係止孔の下方狭部１３ｂの位置に移
動し前面へ抜は不能となるとともに、下方フランジ２が
受は溝１１に差し込まれ、ポケット本体１は第３〜５図
に示すようにカウルサイドトリム面１０に固定される。

また、ポケット本体１の取り外しは、取り付けの逆に行
なえば簡単に行なえる。

この考案のカウルサイドトリムポケットは、上記のよう
な構成なので、運転手が運転席にいたまま容易に手帳類
の出し入れができ、また、剛性材料からできた凸部がカ
ウルサイドトリム面に形成されることとなり長距離運転
時の脚の疲れを防止する脚支持具も兼ねられる。

さらに、ポケット本体の取り付は取り外しが簡単にでき
、車内の掃除等の際便利である。

【図面の簡単な説明】

図例はこの考案の一実止例を示し、第１図はポケット本
体取付は前の斜視図、第２図はポケット本体を後側から
見た斜視図、第３図はポケット本体取付は完了後の斜視
図、第４図は第３図の■−■線部分拡大図、第５図は第
３図の■−■線部分拡大断面図である。 １・・・・・・ポケット本体、２・・・・・・（下方）
フランジ、５・・・・・・フック、１０・・・・・・カ
ウルサイドトリム面、１１・・・・・・受は溝、１３・
・・・・・係止孔、１３ａ・・・・・・係止孔広部、１
３ｂ・・・・・・係止孔狭部、１５・・・・・・係止爪
（Ｌ字形爪）。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. カウルサイドトリム面に剛性材料からなるポケット本体
   が取り付けられて形成されるポケットにおいて、前記ポ
   ケット本体後側の下方にフランジが、−側にフックがそ
   れぞれ形成され、他方前記カウルサイドトリム面に前記
   フランジに対応して上方からフランジを差し込み可能な
   受は溝が、前記フックに対応してフックを前面から挿入
   可能で下方へ移動して手前へ抜は不能となる広狭部を備
   えた係止孔がそれぞれ形成され、さらに、ポケット本体
   のフック形成側とは反対側の前面を係止する係止爪が形
   成されている構成のカウルサイドトリムポケット。