JP2552849Y2 - 車載用ジャッキハンドルの格納構造 - Google Patents
車載用ジャッキハンドルの格納構造Info
- Publication number
- JP2552849Y2 JP2552849Y2 JP1298392U JP1298392U JP2552849Y2 JP 2552849 Y2 JP2552849 Y2 JP 2552849Y2 JP 1298392 U JP1298392 U JP 1298392U JP 1298392 U JP1298392 U JP 1298392U JP 2552849 Y2 JP2552849 Y2 JP 2552849Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- jack handle
- handle
- jack
- stiffening bead
- bead
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Landscapes
- Fittings On The Vehicle Exterior For Carrying Loads, And Devices For Holding Or Mounting Articles (AREA)
- Vehicle Cleaning, Maintenance, Repair, Refitting, And Outriggers (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は車載用ジャッキハンドル
の格納構造に関するものである。
の格納構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車において、トランクルームの容積
増大と有効利用をはかるためにトランクルームの底面を
形成するリヤフロアの一部に一般面より一段低くした落
し込み部を形成して、この落し込み部をスペアタイヤ収
納用のサブトランクとしたものは従来より一般に用いら
れ公知となっている(例えば実開昭60−152585
号公報参照)。
増大と有効利用をはかるためにトランクルームの底面を
形成するリヤフロアの一部に一般面より一段低くした落
し込み部を形成して、この落し込み部をスペアタイヤ収
納用のサブトランクとしたものは従来より一般に用いら
れ公知となっている(例えば実開昭60−152585
号公報参照)。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上記のようにリヤフロ
アに落し込み部を設けてスペアタイヤ収納用のサブトラ
ンクを形成した自動車においては、タイヤ交換時に用い
られる車載用ジャッキハンドルを上記サブトランクの側
壁面に設けたクリップにて保持したり、或はサブトラン
クを覆うトランクボードの裏面等に設けたクリップにて
保持する構造が従来より用いられているが、いずれの場
合もクリップ等の取付けのための専用部品を必要とし、
コストアップの要因となっていた。
アに落し込み部を設けてスペアタイヤ収納用のサブトラ
ンクを形成した自動車においては、タイヤ交換時に用い
られる車載用ジャッキハンドルを上記サブトランクの側
壁面に設けたクリップにて保持したり、或はサブトラン
クを覆うトランクボードの裏面等に設けたクリップにて
保持する構造が従来より用いられているが、いずれの場
合もクリップ等の取付けのための専用部品を必要とし、
コストアップの要因となっていた。
【0004】本考案はこのような課題に対応することを
目的とするものである。
目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案は、荷台フロアに
設けたスペアタイヤ格納用凹部を覆うトランクボードの
上面に下方に凸なる補剛用ビードを設けたものにおい
て、上記補剛用ビードをジャッキハンドルを格納し得る
形状に構成し、該補剛用ビードのジャッキハンドル先端
部及びハンドルクランク部近傍にそれぞれ対向する位置
にジャッキハンドルを係止する庇部を設けると共に、該
補剛用ビードのジャッキハンドルの中央部近傍に対向す
る位置にジャッキハンドルの下に指を入れることのでき
る凹部を設けたことを特徴とするものである。
設けたスペアタイヤ格納用凹部を覆うトランクボードの
上面に下方に凸なる補剛用ビードを設けたものにおい
て、上記補剛用ビードをジャッキハンドルを格納し得る
形状に構成し、該補剛用ビードのジャッキハンドル先端
部及びハンドルクランク部近傍にそれぞれ対向する位置
にジャッキハンドルを係止する庇部を設けると共に、該
補剛用ビードのジャッキハンドルの中央部近傍に対向す
る位置にジャッキハンドルの下に指を入れることのでき
る凹部を設けたことを特徴とするものである。
【0006】
【作用】上記により、ジャッキハンドルがトランクボー
ドの補剛材として機能すると共に、ジャッキハンドルの
中央部近傍をトランクボード脱着時の取手とすることが
できる。
ドの補剛材として機能すると共に、ジャッキハンドルの
中央部近傍をトランクボード脱着時の取手とすることが
できる。
【0007】
【実施例】以下本考案の実施例を付図を参照して説明す
る。
る。
【0008】図1において、1はリヤフロア面を形成す
る荷台フロア、2は該荷台フロア1の後部に形成された
スペアタイヤ格納用凹部であり、該スペアタイヤ格納用
凹部2の後部はリヤスカート3に固着されている。
る荷台フロア、2は該荷台フロア1の後部に形成された
スペアタイヤ格納用凹部であり、該スペアタイヤ格納用
凹部2の後部はリヤスカート3に固着されている。
【0009】4は上記スペアタイヤ格納用凹部2の上面
を覆うトランクボードで、該トランクボード4は図2
(A)に示すようにその周縁に下向きのフランジ部4a
が設けられると共に、その上面には下方に凸なる補剛用
ビード5が中心近傍より外方に向け縦,横,斜め方向へ
と放射状に複数条設けられており、そのうち横方向ビー
ド部5aはジャッキハンドル6の直線部6aを嵌挿し得
るよう横方向に連続すると共に、その一方には上記ジャ
ッキハンドル6のハンドルクランク部6bがジャッキハ
ンドル6の直線部6aの軸方向に所定範囲移動可能なる
よう遊嵌されるクランク状ビード部5bが連設されてい
る。
を覆うトランクボードで、該トランクボード4は図2
(A)に示すようにその周縁に下向きのフランジ部4a
が設けられると共に、その上面には下方に凸なる補剛用
ビード5が中心近傍より外方に向け縦,横,斜め方向へ
と放射状に複数条設けられており、そのうち横方向ビー
ド部5aはジャッキハンドル6の直線部6aを嵌挿し得
るよう横方向に連続すると共に、その一方には上記ジャ
ッキハンドル6のハンドルクランク部6bがジャッキハ
ンドル6の直線部6aの軸方向に所定範囲移動可能なる
よう遊嵌されるクランク状ビード部5bが連設されてい
る。
【0010】上記クランク状ビード部5bには図2
(B)に示すように該クランク状ビード部5bの底面か
ら一方の縦壁面にかけての切起しにより形成された庇部
5cが設けられており、図3(A)において鎖線示のよ
うに仮格納位置にあるジャッキハンドル6を実線示のよ
うな格納位置に水平方向に移動させた時ジャッキハンド
ル6のハンドルクランク部6bが上記庇部5cの下側に
移動し該ジャッキハンドル6の上方向への移動を拘止す
るようになっている。
(B)に示すように該クランク状ビード部5bの底面か
ら一方の縦壁面にかけての切起しにより形成された庇部
5cが設けられており、図3(A)において鎖線示のよ
うに仮格納位置にあるジャッキハンドル6を実線示のよ
うな格納位置に水平方向に移動させた時ジャッキハンド
ル6のハンドルクランク部6bが上記庇部5cの下側に
移動し該ジャッキハンドル6の上方向への移動を拘止す
るようになっている。
【0011】又上記仮格納位置にあるジャッキハンドル
6の先端鉤部6c近傍に対向する横方向ビード部5aの
先端縦壁面には図2(B)に示すような窓穴部5dが設
けられており、図3(B)において鎖線示の仮格納位置
にあるジャッキハンドル6を実線示の格納位置に水平方
向に移動させたときジャッキハンドル6の先端鉤部6c
は上記窓穴部5dを貫通しトランクボード4の下側に位
置し、先端鉤部6c上のトランクボード面が庇部となっ
て該ジャッキハンドル6の上方向への移動を拘止するよ
うになっている。
6の先端鉤部6c近傍に対向する横方向ビード部5aの
先端縦壁面には図2(B)に示すような窓穴部5dが設
けられており、図3(B)において鎖線示の仮格納位置
にあるジャッキハンドル6を実線示の格納位置に水平方
向に移動させたときジャッキハンドル6の先端鉤部6c
は上記窓穴部5dを貫通しトランクボード4の下側に位
置し、先端鉤部6c上のトランクボード面が庇部となっ
て該ジャッキハンドル6の上方向への移動を拘止するよ
うになっている。
【0012】ジャッキハンドル6の直線部6aの中央近
傍に対向する横方向ビード部5aのほぼ中央部には図2
(B)及び図3(C)に示すようにジャッキハンドル6
の下側に指を入れることができる凹部5eが設けられて
いる。
傍に対向する横方向ビード部5aのほぼ中央部には図2
(B)及び図3(C)に示すようにジャッキハンドル6
の下側に指を入れることができる凹部5eが設けられて
いる。
【0013】上記の構成を採ることにより、トランクボ
ード4に設けられる補剛用ビード5内にジャッキハンド
ル6を入れ、図3(A)及び(B)において鎖線示の仮
格納位置にあるジャッキハンドル6を実線示の格納位置
に移動させると、該ジャッキハンドル6のハンドルクラ
ンク部6b及び先端鉤部6cはそれぞれ庇部5c及び窓
穴部5dにより上方向への移動が拘止された状態で格納
されるので、従来の取付用クリップ等の取付専用部品を
不要とし、コストダウンをはかることができると共に、
ジャッキハンドル6の直線部6aの中央近傍に指を掛け
上方に引上げるとジャッキハンドル6と一緒にトランク
ボード4も持ち上げられ、該ジャッキハンドル6にトラ
ンクボード4脱着用の取手の機能を果させることができ
る。
ード4に設けられる補剛用ビード5内にジャッキハンド
ル6を入れ、図3(A)及び(B)において鎖線示の仮
格納位置にあるジャッキハンドル6を実線示の格納位置
に移動させると、該ジャッキハンドル6のハンドルクラ
ンク部6b及び先端鉤部6cはそれぞれ庇部5c及び窓
穴部5dにより上方向への移動が拘止された状態で格納
されるので、従来の取付用クリップ等の取付専用部品を
不要とし、コストダウンをはかることができると共に、
ジャッキハンドル6の直線部6aの中央近傍に指を掛け
上方に引上げるとジャッキハンドル6と一緒にトランク
ボード4も持ち上げられ、該ジャッキハンドル6にトラ
ンクボード4脱着用の取手の機能を果させることができ
る。
【0014】
【考案の効果】上記のように本考案によれば、スペアタ
イヤ格納用凹部を覆うトランクボードに設けられる補剛
用ビードをジャッキハンドルを格納し得る形状に構成
し、該補剛用ビードのジャッキハンドル先端部及びハン
ドルクランク部近傍にそれぞれ対向する位置にジャッキ
ハンドルを係止する庇部を設けると共に、該補剛用ビー
ドのジャッキハンドルの中央部近傍に対向する位置にジ
ャッキハンドルの下に指を入れることのできる凹部を設
けたことにより、従来ジャッキハンドルを固定するため
に必要とされていた取付用クリップ等の取付専用部品が
不要となるだけでなく、ジャッキハンドルにトランクボ
ードの補剛材としての機能及び取手としての機能を果さ
せることができるもので、構成の簡単なることと相俟っ
て実用上多大の効果をもたらし得るものである。
イヤ格納用凹部を覆うトランクボードに設けられる補剛
用ビードをジャッキハンドルを格納し得る形状に構成
し、該補剛用ビードのジャッキハンドル先端部及びハン
ドルクランク部近傍にそれぞれ対向する位置にジャッキ
ハンドルを係止する庇部を設けると共に、該補剛用ビー
ドのジャッキハンドルの中央部近傍に対向する位置にジ
ャッキハンドルの下に指を入れることのできる凹部を設
けたことにより、従来ジャッキハンドルを固定するため
に必要とされていた取付用クリップ等の取付専用部品が
不要となるだけでなく、ジャッキハンドルにトランクボ
ードの補剛材としての機能及び取手としての機能を果さ
せることができるもので、構成の簡単なることと相俟っ
て実用上多大の効果をもたらし得るものである。
【図1】荷台フロア後部に設けられるスペアタイヤ格納
用凹部とそれを覆うトランクボードとの関係位置を示す
縦断側面図である。
用凹部とそれを覆うトランクボードとの関係位置を示す
縦断側面図である。
【図2】トランクボードの詳細構造を示すもので、
(A)は全体斜視図、(B)は部分詳細斜視図である。
(A)は全体斜視図、(B)は部分詳細斜視図である。
【図3】図2(B)の各断面を示すもので、(A)はA
−A断面図、(B)はB−B断面図、(C)はC−C断
面図である。
−A断面図、(B)はB−B断面図、(C)はC−C断
面図である。
1 荷台フロア 2 スペアタイヤ格納用凹部 3 リヤスカート 4 トランクボード 5 補剛用ビード 5a 横方向ビード部 5b クランク状ビード部 5c 庇部 5d 窓穴部 5e 凹部 6 ジャッキハンドル 6a 直線部 6b ハンドルクランク部 6c 先端鉤部
Claims (1)
- 【請求項1】 荷台フロアに設けたスペアタイヤ格納用
凹部を覆うトランクボードの上面に下方に凸なる補剛用
ビードを設けたものにおいて、上記補剛用ビードをジャ
ッキハンドルを格納し得る形状に構成し、該補剛用ビー
ドのジャッキハンドル先端部及びハンドルクランク部近
傍にそれぞれ対向する位置にジャッキハンドルを係止す
る庇部を設けると共に、該補剛用ビードのジャッキハン
ドルの中央部近傍に対向する位置にジャッキハンドルの
下に指を入れることのできる凹部を設けたことを特徴と
する車載用ジャッキハンドルの格納構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1298392U JP2552849Y2 (ja) | 1992-02-06 | 1992-02-06 | 車載用ジャッキハンドルの格納構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1298392U JP2552849Y2 (ja) | 1992-02-06 | 1992-02-06 | 車載用ジャッキハンドルの格納構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0563997U JPH0563997U (ja) | 1993-08-24 |
JP2552849Y2 true JP2552849Y2 (ja) | 1997-10-29 |
Family
ID=11820448
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1298392U Expired - Lifetime JP2552849Y2 (ja) | 1992-02-06 | 1992-02-06 | 車載用ジャッキハンドルの格納構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2552849Y2 (ja) |
-
1992
- 1992-02-06 JP JP1298392U patent/JP2552849Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0563997U (ja) | 1993-08-24 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |