JPS6024659Y2 - 自動車用コンソ−ルボックス - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、第１図に示すような自動車用コンソールボッ
クスに関し、殊にシフトレバ−カバー３をコンソールボ
ックス本体１に形威したシフトレバ−用開口２に装着す
る構造の改良に関する。

従来、コンソールボックスは、第２図に示すように°シ
フトレバー用開口２の周縁裏面にシフトレバ−カバー３
の基部をビス４で固定した構造となっている。

しかし、シフトレバ−カバー３は腰が弱いためこれを強
化するのに平板フレーム５を当てがっており、平板フレ
ーム５は打抜板金からなるものであるので材料歩留りが
悪く、ビス止めであるので組付工数が多くかかる欠点が
ある。

また、第３図に示すようにシフトレバ−用開口２の周縁
を下方に折り曲げ、折り曲げ部分にリブ６および係止爪
７を設け、シフトレバ−カバー３の基部に剛性を有する
棒状フレーム８を内包した膨出部９を形威し、第４図に
示すように膨出部９をリブ６および係止爪７の間に弾性
的に嵌合係止したものがある。

しか腰このような構造では棒状フレーム８の内包加工に
多くの工数がかかり、また、シフトレバ−カバー３は膨
出部９を単にリブ６および係止爪７の間に弾性的に嵌合
しているだけであるので、シフトレバ−操作中に外れる
惧れがあった。

本考案は、上記の点に鑑み、シフトレバ−カバーのコン
ソールボックス本体への装着が確実にかつ簡単にでき、
制作も容易な自動車用コンソールボックスを提共するも
のである。

即ち、本考案は、コンソールボックス本体のシフトレバ
−用開口周縁に溝形フランシンを形威し溝底部に係止用
穴を設ける。

該係止用穴には鉤形爪を係合するのであるが、鉤形爪は
溝形フランジの溝に嵌合する形状のフレームに設けてあ
り、嵌合させた溝形フランジとフレームの間に介在させ
たシフトレバ−カバーの基部には穴を設け、係止用穴に
係合した鉤形爪の足部が前記穴に貫通係止した自動車用
コンソールボックスである。

本考案の一例を第５図、第６図によって説明する。

ＡＢＳ樹脂製のコンソールボックス本体１のシフトレバ
−用間口２の周縁に溝形フランジ１０を延設し溝底部に
矩形の係止用穴１１を適当な間隔で設ける。

一方、シフトレバ−カバー３は塩化ビニル樹脂レザーで
作られ、シフトレバ−用開口２に適合した大きさと形状
を有し、その基部に係止用穴１１の位置に合せて同じ大
きさ形状の穴１２を設ける。

更に、シフトレバ−カバー３をシフトレバ−用開口２の
周縁に装着するために、コンソールボックス本体１と同
材料で、溝形フランジ１０の溝部に嵌合する形状を有し
、下面に鉤形爪１３を設けたフレーム１４を製作する。

鉤形爪１３は係止用穴１１の位置に合わせて設けてあり
、第６図に示すようにシフトレバ−カバー３の基部を介
在させて溝形フランジ１０とフレーム１４を嵌合させる
と、鉤形爪１３は弾性撓み作用により穴１２および係止
用穴１１を通過した後天の形状に戻り、係止用穴１１の
裏面で大局縁より外側に開いて係止される。

これに伴い、穴１２にも鉤形爪１３の足部が貫通係止す
る。

取り外す場合は、鉤形爪１３を係止用穴１１の内部に撓
ませシフトレバ−カバー３を上方に引き出せばよい。

上述のように、本考案はシフトレバ−カバーの基部には
取付用の穴を設けるだけであるので加工々数が少なくて
済み、また、シフトレバ−カバーは確実にかつ簡単にコ
ンソールボックス本体に装着できる点、極めて実用的価
値の大なるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は自動車用コンソールボックスの斜視図、第２図
および第３図は従来のコンソールボックスの構成を示す
一部欠截斜視図、第４図は第３図の装着状態を示す要部
断面図、第５図は本考案の構成の一例を示す一部欠截斜
視図、第６図は第５図の装着状態を示す要部断面図であ
る。 １はコンソールボックス本体、２はシフトレバ−用開口
、３はシフトレバ−カバー、１０は溝形フランジ、１１
は係止用穴、１２は穴、１３は鉤形爪、１４はフレーム
。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. コンソールボックス本体のシフトレバ−用開口周縁に形
   威した溝形フランジの底部に係止用穴を設け、該係止用
   穴に係合する鉤形爪を有するフレームを溝形フランジに
   嵌合する形状に作製し、嵌合させたフレームと溝形フラ
   ンジの間に介在させたシフトレバ−カバーの基部には穴
   を設け、係止用穴に係合した鉤形爪の足部が前記穴に貫
   通係止した自動車用コンソールボックス。