JPS6390425A - 可動フラッシュ・ガラス窓システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は特に自動車のドア用の可動フラッシュ・ガラス
窓システムに関するものである。

〔従来技術と問題点〕

絞り加工された外側パネルと内側パネルを特に窓ガラス
の外周において溶接して組み立てた自動車のドアが一般
化するに従って、窓ガラスの案内−滑動−防音手段が開
発される事になった（例えば、フランス特許第２，５２
１，４９７号および追加特許第２，５４３，２０７号お
よび第２，５６４．０４７号）。

車の空気中への進入係数Ｃｘを増大するために乱流を最
小限にして空気流速を車体外側面に沿って流すようにし
た車体の完成の必要から、メーカは自動車ドアの窓ガラ
スシステムを再検討し、ドアの外側面と同一水準を成し
従って「同一水準」ガラスまたは「フラッシュ・ガラス
」と呼ばれる可動窓ガラスを製造するに至った（フラン
ス特願第２，５４３，０７４号、出願人名義参照）。

〔発明の目的および効果〕

本発明はフラッシュ拳ガラスに関するものであり、車体
のレベルにおいて最小限の変形しか必要とせずに所望の
窓ガラスの同−水準性を生じるような窓ガラスの案内−
滑動−密封システムを提供するにある。

また本発明の目的は、車が高速走行する際に、車の断熱
性を改良しながら、外部から発生する道路ノイズおよび
空気ノイズを車内において著しく低下させるこの型の自
動車ドア用窓ガラスシステムを提供するにある。

〔発明の概要〕

そのため本発明は、２枚の相互に連結された金属パネル
を含み、これらのパネル間に可動窓ガラスを引っ込める
事ができ、また前記パネルから突出しあるいは前記パネ
ルと連結したガラス枠を含み、前記の枠は前記のパネル
と共に開口を画成し、この開口は前記可動フラッシュ・
ガラス窓によって閉鎖され、また前記の窓ガラスを前記
のパネル間に引っ込めるための前記開口の線以外の縁に
おいて、前記開口に向かって突出したリブを含むように
した特に自動車のドア用の可動フラッシュ・ガラス窓シ
ステムにおいて、前記の可動フラッシュ・ガラス窓シス
テムは２枚の平行ガラス板を含み、これらのガラス板は
その外周に隣接して対向面に固着した連続スペーサによ
って相互に組み立てられ、前記の連続スペーサは前記ガ
ラス板の隣接外側部分と共にＵ形輪郭を画成し、このＵ
形輪郭は前記リブにかぶさって前記窓ガラスを案内しま
た密封する事を特徴とする可動フラッシュ・ガラス窓シ
ステムを目的としている。

本発明の説明において、用語「ガラス板」はガラスパネ
ルのみならず、プラスチックの透明、半透明または不透
明材料から成るすべてのパネルを含む。

従って本発明の主たる特色は、通常の構造においては窓
ガラスは案内要素の中を滑動し、完全にその中に閉鎖状
悪で嵌入されるのに対して、ドアの製造と同時に作られ
るリブの上を窓ガラスが滑動する事にある。この場合案
内要素はリブから成り、このリブはガラス組立体のスペ
ースの中に係合する。

窓ガラスの枠がドアを構成する金属パネルから突出する
場合、前記の金属パネルを絞り加工し相互に溶接して、
窓ガラス枠のレベルにおいて前記のリブを形成する。

前記の金属パネルの上に取り付けられ溶接されたフレー
ムの中に窓ガラス枠を形成する場合、前記のリブは前記
フレームの前記開口の外周に設けられる。

いずれの場合にも、前記のリブは連続型または不連続型
とする事ができる。窓ガラスの滑動を容易にするため、
前記のリブは、高滑り係数を有する材料を被着された型
材で被覆される。

また２枚の平行ガラスを使用する事により、外側ガラス
板を実質的にドアの外側パネルの面に配置し、または外
側パネルを部分的に覆って車の空力特性を著しく改良す
る事が可能となる。

リブを備えた型材は例えばアルミニウムの骨材を含むが
、これは場合によっては他の任意の金属または合金とす
る事ができる。この骨材を被覆する高滑り材料について
は、この目的のために技術分野において使用されている
任意の製品とする事ができる（織布、商標登録テフロン
を主成分とする製品またはその他のもの）。

望ましくは、リブに備えられる型材は窓ガラスと車体と
のそれ自体公知の型の密封部材、例えば可撓性−変形性
のゴムリップを含む事ができる。

もちろん、建築物に使用される二重窓ガラスの場合と同
様に、この窓ガラスによって断熱効果と防音効果が著し
く改良される。

好ましくは、共鳴現象を防止するため、窓ガラスを構成
する２枚のガラス板は相異なる厚さを有し、外側ガラス
板を厚くする。

２枚のガラス板組立体のスペーサを構成する材料は両対
向面を化学的にまた物理的に連結する。

これはエラストマー、プラスチックまたはガラス質セラ
ミックスとする事ができるが、好ましくはガラス板また
は車体の表面のキズを補償する事ができるように可撓性
のものとする。また望ましくはこのスペーサはヨーヨー
形の横断面を有し、組立体に一定の可撓性を与えて、ガ
ラス板を相互に離間させる事ができる。

２枚のガラス板は実質的に同形の輪郭を有し、その対応
の上縁はこれらのガラス板に対して垂直な同一面の中に
配置される事ができる。また２枚のガラス板を相互に平
行にずらせて、外側ガラス板を内側ガラス板に対して横
方向に突出させ、この外側ガラス板を車体と完全に整列
させ、または外側ガラス板によってドアの外側パネルを
覆う事もできる。

このようにして、窓ガラスを閉じたときに、自動車は真
の函体を成し、その表面の窓ガラスによる変化は最小限
度に減少され、これは車の空気中への進入係数を改良す
る事ができる。

〔実施例〕

以下、本発明を図面に示す実施例について詳細に説明す
る。

第１図乃至第５図に図示の実施態様において、自動車の
ドア１は、内側と外側の２枚の絞り加工されたパネル１
．２を相互に溶接して成る。

全体として５で示す可動窓ガラスによって閉鎖される開
口４は、パネル１と２を切り出し、開口の周囲において
パネルを絞り加工し、開口の上部と横縁に沿って点溶接
してリブ６を形成する事によって作られる。

本発明によれば、このドア開口リブ６は窓ガラス５の案
内部材を成す。そのため、この窓ガラスは、２枚のガラ
ス板７と８をその外周から短距離においてその対向面に
回前されたスペーサ９によって相互に組立てる事によっ
て構成され、このスペーサ９はガラス板７，８の隣接外
側部分と共にＵ形断面の凹みを画成し、この凹みは第１
図に図示のように窓ガラスのリブ６にかぶさって、その
上を滑動し、第３図、第４図および第５図に図示のよう
にこのリブ６の全長に沿って開口４を封止する。

窓ガラスの滑動を容易にするため、リブ６はゴムまたは
プラスチック重合体によって包囲されたアルミニウムの
型材１０で被覆され、この型材は高滑り係数の材料１１
（織布など）によって被覆されている。また型材１０は
可撓性ゴムリップ１２．１３を担持し、これらのリップ
はガラス板の方に湾曲されて、それ自体公知のようにガ
ラス板の封止システムを成す。

ガラス板７と８は相異なる厚さををし、外側ガラス板７
は共鳴現象を防止するために内側ガラス板８よりも厚い
。

また、２枚のガラス板７，８組立体に一定の可撓性を与
えるため、スペーサ９はヨーヨー形の断面を有する。

第１図乃至第５図の実施態様の場合、ガラス板７と８は
、それぞれの稜部がリブ６に垂直な同一面の中に配置さ
れた同一輪郭を有する。

二重ガラス窓の故に、防音効果は通常の窓ガラスより遥
かに高く、また高速運転時でも道路ノイズと空気ノイズ
が大幅に減衰される事は明白である。さらに、窓ガラス
の水準における空気流線の距離を防止して車の空気中へ
の貫入係数を増大するためガラス板７が外側パネル２の
ほぼ延長上に位置するように、ガラス板７を外側に向か
ってずらす事も可能である。

第６図乃至第１０図は本発明の他の実施態様を示すもの
であって、これらの図において第１図乃至第５図と同一
部材は同一数字に指数（′）を添付して示す。

この実施態様において、２枚のガラス板７′と８′は前
記の場合と同様に相互に平行であるが、外側ガラス板７
′は内側ガラス板８′に対して上方と横方向に片寄って
いる。このようにして、外側ガラス板７′を車体と完全
に整列させ、または車体を覆う事も可能であり、前記の
実施態様の防音効果と断熱効果および気密効果を保持し
ながら車の空気中への貫入係数をさらに改良する事がで
きる。

前記の２実施態様から、ドアの製造と共に形成され、従
来技術のように複雑な補助装置を必要としないリブ６ま
たは６′をガラス板の案内部材として使用する事の大き
な利点が理解されよう。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による窓ガラスの第１実施態様を半分下
げて示す自動車ドアの外部からの斜視図、第２図は窓ガ
ラスを閉鎖した状態の第１図の■−■線に沿った断面図
、第３図は第２図の円で包囲された部分の拡大図、第４
図と第５図はそれぞれ第１図にＩＶ−ＩＶ線およびｖ−
■線に沿った断面図、第６図乃至第１０図は２枚のガラ
ス板が相互にずらされた本発明の窓ガラスの他の実施態
様のそれぞれ第１図乃至第５図と類似の図である。 １．１′・・・自動車のドア、２，３．２′、３’・・
・金属パネル、４，４′・・・開口、５．５′・・・窓
ガラス、６，６′・・・リブ、７，８．７’　、８’　
・・・ガラス板、９，９′・・・スペーサ、１０．’１
０’・・・型材、１１．１１’・・・高滑り係数材料、
１２．１３；１２′、１Ｂ’　　リップ。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、２枚の相互に連結された金属パネル（２、３；２′
   、３′）を含み、これらのパネル間に可動窓ガラス（５
   、５′）を引っ込める事ができ、また前記パネルから突
   出しあるいは前記パネルと連結したガラス枠を含み、前
   記の枠は前記のパネルと共に開口（４、４′）を画成し
   、この開口は前記可動フラッシュ・ガラス窓によって閉
   鎖され、また前記の窓ガラスを前記のパネル間に引っ込
   めるための前記開口の縁以外の縁において、前記開口に
   向かって突出したリブ（６、６′）を含むようにした特
   に自動車のドア（１、１′）用の可動フラッシュ・ガラ
   ス窓システムにおいて、前記の可動フラッシュ・ガラス
   窓システムは２枚の平行ガラス板（７、８；７′、８′
   ）を含み、これらのがラス板はその外周に隣接して対向
   面に固着した連続スペーサ（９、９′）によって相互に
   組み立てられ、前記の連続スペーサは前記ガラス板の隣
   接外側部分と共にＵ形輪郭を画成し、このＵ形輪郭は前
   記リブ（６、６′）にかぶさって前記窓ガラスを案内し
   また密封する事を特徴とする可動フラッシュ・ガラス窓
   システム。 ２、前記スペーサは可撓性材料から成る事を特徴とする
   特許請求の範囲第１項による可動フラッシュ・ガラス窓
   システム。 ３、前記リブ（６、６′）は、高滑り係数を有する材料
   （１１、１１′）を被着された型材（１０、１０′）に
   よって覆われている事を特徴とする特許請求の範囲第１
   項または第２項のいずれかによる可動フラッシュ・ガラ
   ス窓システム。 ４、前記型材（１０、１０′）は窓ガラスと車体の密封
   部材（１２、１３；１２′、１３′）を担持する事を特
   徴とする特許請求の範囲第３項による可動フラッシュ・
   ガラス窓システム。 ５、前記ガラス板（７、８；７′、８′）は相異なる厚
   さを有する事を特徴とする特許請求の範囲第１項乃至第
   ３項のいずれかによる可動フラッシュ・ガラス窓システ
   ム。 ６、窓ガラス外側ガラス板（７、７′）は内側ガラス板
   （８、８′）より厚い事を特徴とする特許請求の範囲第
   ５項による可動フラッシュ・ガラス窓システム。 ７、スペーサ（９、９′）はヨーヨー形の横断面を有す
   る事を特徴とする特許請求の範囲第１項乃至第６項のい
   ずれかによる可動フラッシュ・ガラス窓システム。 ８、前記のガラス板（７、８）は同形の輪郭を有し、そ
   の対応の稜部が前記リブ（６、６′）に対して垂直な同
   一面の中に配置される事を特徴とする特許請求の範囲第
   １項乃至第７項のいずれかによる可動フラッシュ・ガラ
   ス窓システム。 ９、前記ガラス板（７′、８′）は同一の輪郭を有し、
   片側ガラス板（７′）は、車体の延長の中に配置されま
   たは車体の一部を覆うように内側ガラス板（８′）に対
   して横方向に突出している事を特徴とする特許請求の範
   囲第１項乃至第７項のいずれかによる可動フラッシュ・
   ガラス窓システム。