JPH06156274A - 車両の連窓構造 - Google Patents
車両の連窓構造Info
- Publication number
- JPH06156274A JPH06156274A JP31162692A JP31162692A JPH06156274A JP H06156274 A JPH06156274 A JP H06156274A JP 31162692 A JP31162692 A JP 31162692A JP 31162692 A JP31162692 A JP 31162692A JP H06156274 A JPH06156274 A JP H06156274A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- glass
- window
- vehicle
- car
- indoor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Window Of Vehicle (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】本発明は、車両の連窓における窓ガラスの取付
構成に係り、騒音低減を図るとともに、車両外観デザイ
ンの向上、作業性の向上を図ることを目的とする。 【構成】窓ガラス１における上下方向の車外側ガラスを
一定寸法だけ短くし、窓ガラス１の上辺段付部の車内側
ガラスを型材６の溝部に差し込み、かつ、下辺段付部の
車内側ガラスを構体外板面が取付面となるガラス押え２
で構体骨との間にはさみ込み、構体外表面と面一状態で
保持する構造とした。また、窓ガラス１における車内側
ガラスおよび車外側ガラスの左右方向寸法は、車内、車
外共に同一寸法とし、構体表面と面一状態で保持する構
造とした。
構成に係り、騒音低減を図るとともに、車両外観デザイ
ンの向上、作業性の向上を図ることを目的とする。 【構成】窓ガラス１における上下方向の車外側ガラスを
一定寸法だけ短くし、窓ガラス１の上辺段付部の車内側
ガラスを型材６の溝部に差し込み、かつ、下辺段付部の
車内側ガラスを構体外板面が取付面となるガラス押え２
で構体骨との間にはさみ込み、構体外表面と面一状態で
保持する構造とした。また、窓ガラス１における車内側
ガラスおよび車外側ガラスの左右方向寸法は、車内、車
外共に同一寸法とし、構体表面と面一状態で保持する構
造とした。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、車両の連窓構造に係
り、特に該窓部に設置される側窓ガラスを複数の材料を
重ねて構成する積層ガラスとしたものに好適な車両の連
窓構造に関するものである。
り、特に該窓部に設置される側窓ガラスを複数の材料を
重ねて構成する積層ガラスとしたものに好適な車両の連
窓構造に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】窓ガラスを構体に直接嵌め込んで成る連
窓構造において、従来の窓ガラス取付構成は、車体外板
面より一段奥まったガラス取付面に側窓ガラスをはめ込
み、構体外板面が取付面となるガラス押えで、側窓ガラ
スの上下辺をはさみ込む構造であった。これらの構造と
しては、例えば実開平３−１０３８６９号公報が挙げら
れる。
窓構造において、従来の窓ガラス取付構成は、車体外板
面より一段奥まったガラス取付面に側窓ガラスをはめ込
み、構体外板面が取付面となるガラス押えで、側窓ガラ
スの上下辺をはさみ込む構造であった。これらの構造と
しては、例えば実開平３−１０３８６９号公報が挙げら
れる。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術は、連続
した側窓ガラスの取付構成において、構体外表面とガラ
ス表面に段差を生じ、車体表面が平滑化出来ないため、
車両走行時の騒音源となり風切り音か発生するという現
象が生じている。特に、この現象は車両の速度向上と共
に発生する騒音が増大し、高速化をする上で障害となっ
ている。
した側窓ガラスの取付構成において、構体外表面とガラ
ス表面に段差を生じ、車体表面が平滑化出来ないため、
車両走行時の騒音源となり風切り音か発生するという現
象が生じている。特に、この現象は車両の速度向上と共
に発生する騒音が増大し、高速化をする上で障害となっ
ている。
【０００４】本発明は、車体外観デザインの向上および
製作時の作業性の向上を図ることを目的としている。
製作時の作業性の向上を図ることを目的としている。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、窓ガラスを車体長手方向に連続的に配置し
てなる車両の連窓構造において、積層したガラスのうち
の車外側ガラスを車内側ガラスより、それぞれの上辺お
よび下辺において一定寸法だけ短くした段付部を該積層
ガラスに設け、車体の窓開口部上辺に構体部材で形成さ
れる溝部を設け、ガラス上辺段付部の車内側ガラスを該
溝部に差し込み、下辺段付部の車内側ガラスを構体外板
面が取付面となるガラス押えで、構体骨との間にはさみ
込んで保持したことを特徴するものである。
に本発明は、窓ガラスを車体長手方向に連続的に配置し
てなる車両の連窓構造において、積層したガラスのうち
の車外側ガラスを車内側ガラスより、それぞれの上辺お
よび下辺において一定寸法だけ短くした段付部を該積層
ガラスに設け、車体の窓開口部上辺に構体部材で形成さ
れる溝部を設け、ガラス上辺段付部の車内側ガラスを該
溝部に差し込み、下辺段付部の車内側ガラスを構体外板
面が取付面となるガラス押えで、構体骨との間にはさみ
込んで保持したことを特徴するものである。
【０００６】
【作用】連続窓ガラスの取付構成において、従来、構体
表面とガラス表面に段差があり、走行時の風圧抵抗によ
り騒音源となる風切り音が発生していた。一方、本発明
によると、車体表面が平滑化されており、走行時の騒音
源となる風切り音を低減することが可能である。
表面とガラス表面に段差があり、走行時の風圧抵抗によ
り騒音源となる風切り音が発生していた。一方、本発明
によると、車体表面が平滑化されており、走行時の騒音
源となる風切り音を低減することが可能である。
【０００７】
【実施例】本発明の一実施例を図１ないし図３により説
明する。図１，図２は、本発明による一実施例の連窓構
造の詳細を示した断面図であり、図３は前記図１，図２
の連窓構造を備えた車両の側面図である。同図におい
て、窓ガラス１は、２枚以上で構成される合わせガラ
ス、又は複層ガラスによって構成されている。該窓ガラ
ス１を構成する車外側ガラスの上下辺部を車内側ガラス
より一定寸法だけ短くし、該窓ガラス１の外周縁に段付
部を設け、車外側ガラスの周囲に縁ゴム３を取り付け
る。車体側の窓開口部上辺に、構体を成す部材であって
溝部のある型材６を設け、前記窓ガラス１の上辺段付部
の車内側ガラスを、パッキン４をはさみ込む状態で、前
記型材６の溝部に差し込む。前記窓ガラス１の下辺段付
部の車内側ガラス，パッキン４およびシール部材５を、
構体外板面が取付面となるガラス押え２で、構体骨との
間にはさみ込み、保持させるものである。
明する。図１，図２は、本発明による一実施例の連窓構
造の詳細を示した断面図であり、図３は前記図１，図２
の連窓構造を備えた車両の側面図である。同図におい
て、窓ガラス１は、２枚以上で構成される合わせガラ
ス、又は複層ガラスによって構成されている。該窓ガラ
ス１を構成する車外側ガラスの上下辺部を車内側ガラス
より一定寸法だけ短くし、該窓ガラス１の外周縁に段付
部を設け、車外側ガラスの周囲に縁ゴム３を取り付け
る。車体側の窓開口部上辺に、構体を成す部材であって
溝部のある型材６を設け、前記窓ガラス１の上辺段付部
の車内側ガラスを、パッキン４をはさみ込む状態で、前
記型材６の溝部に差し込む。前記窓ガラス１の下辺段付
部の車内側ガラス，パッキン４およびシール部材５を、
構体外板面が取付面となるガラス押え２で、構体骨との
間にはさみ込み、保持させるものである。
【０００８】連窓構造の左右方向断面すなわち隣接した
側窓の間の構造において、窓ガラス７は車外側ガラスお
よび車内側ガラスの寸法を同一にし、構体骨との間に、
パッキン８およびシール部材９をはさみ込み、隙間部を
シール１０で埋めて、保持させたものである。
側窓の間の構造において、窓ガラス７は車外側ガラスお
よび車内側ガラスの寸法を同一にし、構体骨との間に、
パッキン８およびシール部材９をはさみ込み、隙間部を
シール１０で埋めて、保持させたものである。
【０００９】このような構成によれば、窓ガラス１の上
下辺に車内側ガラスが突出するように段差部を形成し、
該窓ガラス１の上辺を構体の型材６の溝部に挿入すると
ともに下辺をガラス押え２で固定する構造とすることに
より、前記ガラス押え２を除く部分については、ガラス
表面および車体外表面を平滑化することができ、高速化
に伴う騒音の増大を抑制できる。また、前記窓ガラス１
の外表面の下辺部分には、前記ガラス押え２が突出して
設置されるが、該ガラス押え２は車体長手方向にその長
手方向を一致させて配置されていることから、車体幅方
向断面の投影面積は小さく、騒音源となっても発生する
騒音は比較的小さなものとすることができる。さらに、
各窓ガラス１の外表面が車体外表面と平滑となってお
り、車体外観デザインを向上させることができる。
下辺に車内側ガラスが突出するように段差部を形成し、
該窓ガラス１の上辺を構体の型材６の溝部に挿入すると
ともに下辺をガラス押え２で固定する構造とすることに
より、前記ガラス押え２を除く部分については、ガラス
表面および車体外表面を平滑化することができ、高速化
に伴う騒音の増大を抑制できる。また、前記窓ガラス１
の外表面の下辺部分には、前記ガラス押え２が突出して
設置されるが、該ガラス押え２は車体長手方向にその長
手方向を一致させて配置されていることから、車体幅方
向断面の投影面積は小さく、騒音源となっても発生する
騒音は比較的小さなものとすることができる。さらに、
各窓ガラス１の外表面が車体外表面と平滑となってお
り、車体外観デザインを向上させることができる。
【００１０】また、前記構成によれば、窓ガラス１の上
辺の車内側ガラスの縁を型材６の溝にパッキン４をはさ
み込んだ状態で挿入して、該窓ガラス１を構体窓開口部
に嵌め込む。次に、窓ガラス１の下辺にもパッキン４を
はさみ込んで、構体窓開口部を構成する型材上面に挿入
する。さらに、前記窓ガラス１の車外側ガラスと車体外
板との隙間に、シール部材５を充填してその表面をガラ
ス外表面と平滑化して仕上げる。但し、窓ガラス１の下
辺部分においては、ガラス押え２によってパッキン４を
介して縁ゴム３，車内側ガラスを固定し、これらの隙間
部分に前記シール部材５を充填し平滑化作業を行う。
辺の車内側ガラスの縁を型材６の溝にパッキン４をはさ
み込んだ状態で挿入して、該窓ガラス１を構体窓開口部
に嵌め込む。次に、窓ガラス１の下辺にもパッキン４を
はさみ込んで、構体窓開口部を構成する型材上面に挿入
する。さらに、前記窓ガラス１の車外側ガラスと車体外
板との隙間に、シール部材５を充填してその表面をガラ
ス外表面と平滑化して仕上げる。但し、窓ガラス１の下
辺部分においては、ガラス押え２によってパッキン４を
介して縁ゴム３，車内側ガラスを固定し、これらの隙間
部分に前記シール部材５を充填し平滑化作業を行う。
【００１１】このような連窓構造によれば、前述のよう
に窓ガラス１の上辺を型材６の溝に挿入し、下辺をガラ
ス押え２で支持するだけで、その設置作業が簡単に行
え、作業性を向上することができる。また、従来の構造
に比べて窓ガラス１を嵌合式の構造にしていることか
ら、部品点数を少なくすることができ、この点からも作
業性の向上を図ることができる。
に窓ガラス１の上辺を型材６の溝に挿入し、下辺をガラ
ス押え２で支持するだけで、その設置作業が簡単に行
え、作業性を向上することができる。また、従来の構造
に比べて窓ガラス１を嵌合式の構造にしていることか
ら、部品点数を少なくすることができ、この点からも作
業性の向上を図ることができる。
【００１２】
【発明の効果】本発明によれば、車両の高速化に伴う騒
音環境対策を踏まえた車外デザインが図られ、また、部
品点数の削減に伴い作業工数の低減が図られ、作業性を
向上せしめる効果がある。
音環境対策を踏まえた車外デザインが図られ、また、部
品点数の削減に伴い作業工数の低減が図られ、作業性を
向上せしめる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明による連窓構造の一実施例を示す拡大断
面図であって、図３における車体のＡ−Ａ部断面の断面
図である。
面図であって、図３における車体のＡ−Ａ部断面の断面
図である。
【図２】本発明による連窓構造の一実施例を示す拡大断
面図であって、図３における車体のＢ−Ｂ部断面の断面
図である。
面図であって、図３における車体のＢ−Ｂ部断面の断面
図である。
【図３】本発明による連窓構造の一実施例を備えた車両
の側面図である。
の側面図である。
１…窓ガラス、２…ガラス押え、３…縁ゴム、４，８…
パッキン、５，９…シール部材、６…型材。
パッキン、５，９…シール部材、６…型材。
Claims (1)
- 【請求項１】窓ガラスを車体長手方向に連続的に配置し
てなる車両の連窓構造において、積層したガラスのうち
の車外側ガラスを車内側ガラスより、それぞれの上辺お
よび下辺において一定寸法だけ短くした段付部を該積層
ガラスに設け、車体の窓開口部上辺に構体部材で形成さ
れる溝部を設け、ガラス上辺段付部の車内側ガラスを該
溝部に差し込み、下辺段付部の車内側ガラスを構体外板
面が取付面となるガラス押えで、構体骨との間にはさみ
込んで保持してなることを特徴とする車両の連窓構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31162692A JPH06156274A (ja) | 1992-11-20 | 1992-11-20 | 車両の連窓構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31162692A JPH06156274A (ja) | 1992-11-20 | 1992-11-20 | 車両の連窓構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06156274A true JPH06156274A (ja) | 1994-06-03 |
Family
ID=18019529
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP31162692A Pending JPH06156274A (ja) | 1992-11-20 | 1992-11-20 | 車両の連窓構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06156274A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2014144701A (ja) * | 2013-01-29 | 2014-08-14 | Japan Transport Engineering Co Ltd | 鉄道車両用のドア構造 |
| CN110539761A (zh) * | 2018-06-25 | 2019-12-06 | 中车长春轨道客车股份有限公司 | 内侧板组件及轨道客车 |
-
1992
- 1992-11-20 JP JP31162692A patent/JPH06156274A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2014144701A (ja) * | 2013-01-29 | 2014-08-14 | Japan Transport Engineering Co Ltd | 鉄道車両用のドア構造 |
| CN110539761A (zh) * | 2018-06-25 | 2019-12-06 | 中车长春轨道客车股份有限公司 | 内侧板组件及轨道客车 |
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