JPS6387000A - 再生特性制御回路 - Google Patents

再生特性制御回路

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JPS6387000A
JPS6387000A JP61230143A JP23014386A JPS6387000A JP S6387000 A JPS6387000 A JP S6387000A JP 61230143 A JP61230143 A JP 61230143A JP 23014386 A JP23014386 A JP 23014386A JP S6387000 A JPS6387000 A JP S6387000A
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    • H04SSTEREOPHONIC SYSTEMS 
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、ソース再生音に付加する音場特性とソース
再生音自身の周波数特性を組合わせて記憶し、同時に再
現できるようにした再生特性制御回路に関する。
〔従来の技術〕
最近のオーディオの分野では、リスニングルームにおけ
る「音場再生」の試みが盛んに行なわれている。これは
りスニングルームにおいてあたかも実際のホールやコン
サート会場にいるような雰囲気で音を再現しようとする
ものである。この音場再生のためのオーディオシステム
では、例えば第9図にリスニングの平面図を示すように
、直接音を再生するための左右2チャンネルのメインス
ピーカa、bと、音場効果音(反射音や残響音)を再生
するための前後左右4チ1?ンネルの音場効実用スピー
カc、d、e、fが配置される。菰だ必要に応じてメイ
ンスピーカa、bの中間の位置にテレビモニタ9が配置
される。メインスピー力a、bにはソースから再生され
た音が必要に応じて周波数特性を付与されて供給される
。また、音場効果用スピーカc、d、e、fにはソース
から再生された音に基づいて作成された反射音や残響音
が供給される。
音場効果音の作成方法としては、単にリバーブレータや
ディレィマシンなどを用いた簡単なものもあるが、より
忠実に音場を再現する方法として実際の音場で測定した
反射音データを用いてこれにソース信号を乗せて作るよ
うにしたものがある。
これは、第3図のように、実際のホールや教会、スタジ
オなどの舞台でインパルス信号を出し、リスニング・ポ
イントに四方から到来するたくさんの初期反射波群をリ
スナー席に置かれた4点(すなわち4チVンネル)マイ
クでとらえ、そのデータからディジタル処理によって仮
想音源分布を到来方向ごとに記憶しておき、再生時これ
を呼び出し、これにソース信号を乗せ、測定音場と相似
の音場を再現させ、るようにしたものである(詳しくは
特願昭60−99244号明II1書り照)。
この方式の特徴は、反射音の方向を一般のプロセッサの
ようにスピーカの配置方向だけで出すのでなく、4個の
スピーカ(第9図c、d、e、f)を使って数多くの反
射音の方向、遅延量、レベルを空間立体としてシミュレ
ーションする方式であることで、そのため4個のスピー
カc、d、e。
fは部屋の四隅に置くというパターンをとっている。
したがって、この方法は、ソースに含まれた成分を利用
して録音時の音場パターンを作り出すというよりは、前
もって記憶させた完成ずみの数々の音場パターンの中か
ら目的に近いものを選んで引き当てようというもので、
例えば初期反射波群として88本(スピーカ1本あたり
22本)程度の情報を記憶しておけば、種々のホールと
相似の音場がりスニングルームで忠実に再現される。
〔発明が解決しようとする問題点〕
この初期反射音データを用いた音場再生においては、よ
り忠実、に音場を再現するためには遅延時間等による時
間領域の設定や反射音データによる空間イメージの設定
のほかに信号源自身の再生周波数特性の制御が重要であ
る。この時間、空間、周波数特性と多次元にわたって設
定することによって忠実に音場が再現される。
ところが従来の初期反射音データを用いた音場再生装置
においては、時間、空間の領域については設定状態を記
憶して瞬時に再現して信号源に音場を付加することはで
きたが、信号源自身の再生周波数特性の制御状態を組み
合わせて記憶できなかった。このため、最適な音場再現
状態を作るのに再現しようとする音場に合わせてそのつ
と信号源自身の周波数特性を設定しなおさなければなら
ず操作がめんどうであった。
この発明は、前記従来の技術における欠点を解決して、
ソース再生音に付加する音場特性と、ソース再生音自身
の周波数特性とを組み合わせて設定状態を記憶して同時
に再現できるようにしたものである。
〔問題点を解決するための手段〕
この発明の音場制御手段は、ソース再生音に音場特性を
付加する音場特性付加手段と、ソース再生音自身の周波
数特性を制wJする周波数特性制御手段と、ソー ス再生音に付加すべき音場特性を設定するパラメータと
、ソース再生音自身の周波数特性を制御するパラメータ
とを組合わせて記憶する記憶手段と、前記記憶された両
パラメータを同時に呼び出して前記音場特性付加手段と
前記周波数特性制御手段を制御して音場を再現する音場
制御手段とを具えてなるものである。
〔作 用〕
この発明の前記解決手段によれば、ソース再生音に付加
する音場特性を設定するパラメータと、ソース再生音自
身の周波数特性を設定するパラメータを組合わけて記憶
し、同時に呼び出すことができるので時間、空間、周波
数特性の多次元にわたる制御状態を瞬時に再現でき、忠
実な音場再生を簡単な操作によって行なうことができる
〔実施例〕  。
この発明の一実廠例を第1図に示す。第1図において、
ディジタル音響信号はディジタルイコライザ1に入力さ
れる。ディジタルイコライザ1はディジタルフィルタで
構成され、中−心円波数、Qルベル、カットオフ周波数
等のパラメータが任意に設定される。
ディジタルイコライザ1でフィルタリングされた出力は
サウンドフィールドプロセッサ2に入力される。このプ
ロセッサ20はCPU4からの指令に基づき反射音パタ
ーンメモリ3に記憶された反射音データと入力信号とを
畳み込み演算をして音場効果信号を生成する。反)1音
データの各パラメータ(後述するように、ルームサイズ
、ライブネス、イニシャルディレィ、バイパスフィルタ
、ローパスフィルタ等がある)は変更することができる
メモリ5は、ディジタルイコライザ1において設定され
たパラメータと反射音パターンメモリ3内の反射音デー
タのパラメータを変更して作った別の反射音データのパ
ラメータを組合わせて記憶している。CPU4からの指
令により、それらのパラメータを同時に呼び出して、デ
ィジタルイコライザ1とプロセッサ2を制御する。これ
により、呼び出された周波数特性がソース信号自身の再
生周波数特性付加となり、また呼び出された反射音のパ
ラメータに基づいてンース再生音に所定の音場特性が付
加される。
ディジタルイコライザ1の出力はメイン信号としてD/
A変換器6を介して出力される。また、プロセッサ2か
ら出力される音場効果信号は、前方音の信号がD/A変
換器7を介して出力され、侵方音の信号がD/A変換器
8を介して出力される。
次に、この発明をオーディオ用コントロールアンプに適
用した一実施例について説明する。
はじめに、このコントロールアンプの概要を第2図に示
す。このコントロールアンプでは、第9図にリスニング
ルームの平面図を示すように、左右2チ17ンネルのメ
インスピーカa、bにメイン信号を供給するための経路
(アナログストレート経路12、ディジタルループ14
、ディジタルストレート経路18の3経路と、前後左右
4チヤンネルの音場効果用スピーカc、d、e、f (
c。
dはメインスピーカa、bを代用筒)に音場効果信号を
供給するための音場効果経路22と、メインスピーカa
、bの中央に配置されたテレビモニタ9に映像信号を供
給するための映像信号経路24を有している。各経路に
ついて説明する。
■ アナログストレート経路12 アナログソース10の信号を増幅してそのまま出力する
経路である(左右2チャンネル)。これは、アナログソ
ース1Qの信号についてトーンコントロール等を行なわ
ない場合に利用される。
アナログソース10の信号(よ、入力端子11から入力
され、VCA26、出力選択回路28(アナログストレ
ート経路12から出力するかディジタル経路15(ディ
ジタルループ14またはディジタルストレート経路18
)から出力するかを選択)モード選択回路(ステレオ出
力かモノラル出力かを選択)30、VCA32、バッフ
?アンプ34を介してメイン信号出力端子36に導かれ
る。
メイン信号出力端子36(左右2チャンネル)は、パワ
ーアンプのメイン信号左右入力端子に接続される。
なお、アナログソース10は、録音ソース信号として、
アナログ録音出力端子38に導かれる。
■ ディジタルループ14 アナログソース10の信号をディジタル信号に一旦変換
して、トーンコントロール等のディジタル信号処理をし
た後アナログ信号に戻して出力する経路である。これは
、アナログソース10の信号についてトーンコントロー
ル等を行なう場合に用いられる。
アナログソース1oの信号は、VCA26を介してディ
ザ回路内蔵のA/D変換回路4oでディジタル信号に変
換された後、ディジタルイコライザ42に入力される。
ディジタルイコライザ42はディジタルイコライザ用プ
ロセッサで、バンドババス特性を有する3バンドパラメ
トリツクイコライザで構成ざ4れ、分割したバンドごと
に中心周波数、Q、レベルを任意に設定することができ
る。
また、ローカット、ハイカットの各カットオフ周波数お
よびそれらのスロープの勾配(減衰率)を任意に設定す
ることができる。
ディジタルイコライザ42でトーンコントロールされた
出力は4倍オーバサンプリングディジタルフィルタ44
、D/A変換回路46、出力選択回路28、モート選択
回路30.VCA32eJl:びバッファアンプ34を
介してメイン信号出力端子36に出力される。
■ ディジタルストレート経路18 デイジタルソース16の信号を入力端子17から入力し
、ディジタル信号処理した後アナログ信号に変換して出
力する経路である。
ディジタルソース16の信号は、ディジタルI10レシ
ーバ48に入力される。ディジタルI10レシーバ48
は、入力されたディジタルソース16の信号と後段回路
をインターフェイスする回路である。このディジタルI
10レシーバ48は、内部に−P L L回路を持ち、
ディジ・タルソース16のサンプリング周波数(例えば
CD(コンパクトディスク)の場合44.1kHz、D
AT(ディジタルオーディオチーブレコーダ)の場合4
8kHz>に自動的に追従し、ディジタルソース16の
有無、エラーの有無検出(バリティヂエック)、サブコ
ードの出力等を行なう。
なお、同一の入力ソースからアナログとディジタルの両
方で信号が入力された場合(例えば、CDやDAT、V
DP(7)1合) は、チー(シタ)Lt110レシー
バ48は高品位であるディジタルソース16を自動的に
選択してディジタルイコライザ42に出力し、アナログ
ソース10のディジタルループ14は遮断する。これに
より、入力ソースのCDやDAT内のディジタル処理回
路(D/A変換器等)の特性が悪くてもそれを用いずに
このコントロールアンプ内の7 y5度のディジタル処
理回路を用いることができ、高品質のアナログR線出力
を得ることができる。
ディジタルI10レシーバ48で受は入れられたディジ
タル信号は、ディジタルボリウム4つ、ディジタルイコ
ライザ42.4倍オーバサンプリングディジタルフィル
タ44、D/△変換回路46、出力選択回路28、モー
ド選択回路30、VCA32iBよびバッフ7アンブ3
4を介してメイン信号出力端子36に導かれる。
なお、ディジタルソース16の信号は、録音ソース信号
としてディジタル録音出力端子5oに導かれる。
以上まとめると、3種類のメイン信号用経路12.14
.18は次のように使い分けられる。
■ 音場効果経路22 ディジタル化されたソースをサウンドフィールドプロセ
ッサ20に入力して音場効果音を創生じ、これをアナロ
グ、信号に変換して出力する径路である。
この音場効果は、第3図のように、実際のホールや教会
、スタジオなどの舞台でインパルス信号を出し、リスニ
ング・ポイントに四方から到来するたくさんの初期反射
波群をリスナー席に置かれた4点くtなわち4チヤンネ
ル)マイクでとらえ、そのデータからディジタル処理に
よって仮想音源分布を到来方向ごとに記憶しておき、再
生時これを呼び出し、これにソース信号を乗せ、録音時
と相似の音場を再現させるようにしたものである(詳し
くは特願昭60−99244号明細書参照)。
この方式の特徴は、反射音の方向を一般のプロセッサの
ようにスピーカの配置方向だけで出づのでなく、4@の
スピーカ(第9図c、d、e、f)を使って数多くの反
射音の方向、遅延b、レベルを空間立体としてシミュレ
ーションする方式であることで、そのため4個のスピー
カc、d、e。
fは部屋の四隅に茸くというパターンをとっている。
したがって、サウンドフィールドブロセッナ2oは、ソ
ースに含まれた成分を利用して測定時の音場パターンを
作り出すというよりは、前もって記憶させた完成ずみの
数々の音場パターンの中から目的に近いものを選んで引
き当てようというもので、例えば初期反射波群として8
8本(スピーカ1本あたり22本)程度の情報を記憶し
ておけば、種々のホールと相似の音場がりスニングルー
ムで忠実に再現される。
サウンドフィールドプロセッサ20は、音場効実用に初
期反射音情報として予め設定されメモリに記憶された1
6個のファクトリブログラムとユーザがファクリプログ
ラムのパラメータを変更して作成した16個のユーザプ
ログラムのうちユーザが選択した1つのプログラムに基
づいてディジタルイコライザ42の出力との畳み込み演
障等を行なって音場効果音を創成し、フロント側の信号
とリア側の信号ごとに(それぞれ左右チャンネルは時分
割処理)4倍オーバーサンプリングディジタルフィルタ
52.54、ディジタルボリウム付きD/A変換回路5
6.58を介して、音場効果音出力端子60.62に出
力する。音場効果音出力端子60.62はパワーアンプ
の音場効果用入力端子(4チヤンネル)に接続される。
この音場効果経路22は、ディジタルイコライザ42が
オフしても生かされている(フラットな特性の信号を入
力して音場効果信号ffIJ生)。
■ 映像信号経路24 映像ソース60の信号を入力端子61から入力し、その
まま映像録画出力62やモニタ出力64に導く経路であ
る。
ここで、第2図のコントロールアンプにおける音沿調面
のゲイン配分を第10図に示す。各経路について説明す
る。
(1)  アナログストレート経路12、ディジタルル
ープ14 VCA26+VCA32が入出力間の総合利得となる。
VCA26はこれらの経路12.14の定格利得Gとし
て、最大利得+20dBのゲインを有し、+20〜Od
Bの範囲でアッテネートされる。
VCA32は最大ゲインOciBで、O〜−0oaBの
範囲でアッテネートされる。
VCA26.32は、第11図に示すように、総合利得
が+20出(最大音量)がら0dB(入出力間ゲインな
し)の範囲では、VCA26が動き、VCA32はスル
ー(ゲインなし)となる。また、総合利得が0(1Bか
ら−ooclBの範囲では、VCA26はスルーとなり
、VCA32が働く。
したがって、ディジタルループ14においては、第12
図に示すように、音1を大ぎく設定した場合(総合利得
+2O−08)は、A/D変換回路40やD/A変換回
路46の後段にゲインがないので、それらの残留ノイズ
(A/Dの量子化ノイズやD/Aの誤差ノイズ)は増大
しない。
また、音8を小さく設定した場合(総合利得0〜−■d
B)は、ディジタル処理回路(A/D変換回路40、デ
ィジタルイコライザ42、D/A変換回路46)には0
8で信号を入力されるので、このディジタル処理回路で
残留ノイズが発生してもS / Nは悪化しない。また
、ディジタル処理回路の後段で減衰が行なわれるので、
その残留ノイズレベル自体減衰されて出力される。
(2)  ディジタルストレート径路18デイジタルボ
リウム49+VCA32が入出力間の総合利得となる。
ディジタルボリウム49はこの経路18の定格利得Gと
して、最大利得+20dBのゲインを有し、+20〜O
dBの範囲でアッテネートされる。
VCA32は前述のように、最大ゲイン0CTSで、0
〜−■cl[3の範囲でアッテネートされる。
ディジタルボリウム49、VCA32は、第11図に示
すように、総合利得が+20dB(i大音岱)から0d
B(入出力間ゲインなし)の範囲では、ディジタルボリ
ウム49が動き、VCA32はスルー(ゲインなし)と
なる。また、総合利得がOdBから一〇〇、!Bの範囲
では、ディジタルボリウム49はスルーとなり、VCA
32が働く。
したがって、ディジタルストレート経路18においては
、第12図に示すように、音迅を大きく設定した場合(
総合利得+20〜Oa’B )は、ディジタルイコライ
ザ42やD/A変換回路46の後段にゲインがないので
、それらの残留ノイズ(D/Aの誤差ノイズ)は増大し
ない。
また、音量を小さく設定した場合(総合利10〜−oo
d[3”)は、ディジタルイコライザ42やD/A変換
回路46にはOおで信号が入力れるので、これらの回路
42.46で残留ノイズが発生しても、S/Nは悪化し
ない。また、これらの回路42.46の後段で減衰が行
なわれるので、それらの残留ノイズレベル自体減衰され
て出力される。
(3)  音場効果経路22 アナログソース10の場合には、VCA26+D/A5
6.58内のディジタルボリウムが、またディジタルソ
ース16の場合にはディジタルボリウム49+D/A5
6.58内のディジタルボリウムがそれぞれ入出力間の
総合利得となる。
VCA26またはディジタルボリウム4つはこの経路2
2の定格利得Gとして、それぞれ最大利得+20clB
のゲインを有し、+20−0.:IBの範囲でアッテネ
ートされる。
D/A変換回路56.58内のディジタルボリウムは最
大ゲインOdBで、0〜−〇〇I:IBの範囲でアッテ
ネートされる。
VCA26またはディジタルボリウム49とD/A56
.58内のディジタルボリウムとは、第11図に示すよ
うに、総合利得が+20clB(最大音量)からO,:
IB(入出力間ゲインなし)の範囲では、VCA26ま
たはディジタルボリウム49が働き、D/A変換回路5
6.58内のディジタルボリウムはスルー(ゲインなし
)となる。また、総合利得が0clBから−ood3の
範囲では、VCA26またはディジタルボリウム49は
スルーとなり、D/A変換回路56.58内のディジタ
ルボリウムが働く。
なお、各経路の総合利得は、メインボリウム、左右バラ
ンスボリウム、オ、−ディオミューティング、インプッ
トレベル調整(以上メイン、音場効果の両信号に作用)
、メイン信号ミューティング(メイン信号のみに作用)
、音場効果信号ミューティング、音場効果前後バランス
、音場効果信号レベル(以上音場効果信号のみに作用)
等の音ご調整操作手段(各々の内容については後述する
。)の調整mを総合判断してマイクロコンピュータで求
められる。そして、マイクロコンピュータはその総合利
得が得られるように前記各音量調整制御手段(VCA2
6.32、ディジタルボリウム4つ、D/A変換回路5
6.58>のゲイン配分を定めて、各々のゲインを制御
する。
次に、以上説明した第2図のコントロールアンプの詳細
について説明する。
第4図は、第2図のコントロールアンプの前面パネルを
示したものである。各部について説明する。
(1)  パワースイッチ70 このコントロールアンプの霜除スイッチで、オンすると
LED (発光ダイオード)インジケータ72が点灯す
る。パワースイッチ70をオンすると、このコントロー
ルアンプの各部(まパワーオフ前の設定状態に戻る。
(2)  オペレーションロックオン/オフキー73前
面パネルキーによるディジタルイコライザやサウンドフ
ィールドプロセッサのパラメータ設定操作を可能としあ
るいは不能とするためのキーである。オンするとオペレ
ーションロックとなって、パラメータの設定操作が不能
になる(ただし、リモコンによるパラメータ設定操作は
受付ける。)。
これによりユーザがリモコン操作で利用しているときに
子供等にいたずらにパネル上のキーを操作されて設定値
が変更されるのを防止できる。また、オフするとロック
が解除されて、前面パネルによるパラメータの設定操作
が可能(リモコンによる操作も可能)となる。
(3)  インプットセレクタ74 このコントロールアンプに接続された入力ソースを選択
するもので、タクトスイッチで構成されるセレクタキー
74−1乃至74−11を具えている。各セレクタキー
74−1乃至74−11を押すことにより、次の入力ソ
ースがそれぞれに選択される。
74−1 :コンパクトディスクプレーヤ(CD)74
−2 :ディジタルオーディオテープレコーダ1(DA
■1) 74−3 :ディジタルオーディオテープレコーダ2(
DAT2) 74−4 ニレコードプレーヤ(PIIONOAMP 
)74−5 :チューナ(TUNER) 74−6 :アナログオーディオテープレコーダ1 (
TAPE 1) 74−7 :アナログオーディオテープレコーダ2 (
TAPE 2) 74−8 :ビデオディスクプレーヤ1 (VIIP 
1)74−9 : ヒテオテイス’)7L’−ヤ2 (
VDP 2)74−10:ビデオテープL/:1−11
 (VTR1)74−11:ビデtチー7Lzl−タ2
(VTR2)各インプットセレクタキー74−1乃至7
4−11にはしEDインジケータ76−1乃至74−1
1が隣接して設けられ、選択された入力ソースのものが
緑色に点灯する。また、ここで、選択きれた入力ソース
の信号がディジタルの場合は、しEDインジケータ78
が点灯し、ディジタル入力が選択されていることが示さ
れる。
(4)  レコードアウトキー80 人力ソースの信号をこのコントロールアンプに接続され
た各録音機器(DATl、DAT2.TAPE7.TA
PE2、VCRI、VCR2)に録音ソース信号として
出力するキーである。このキー80をオンすると、LE
Dインジケータ82が5秒間点滅する。そして、この5
秒間における操作によって、下記の各動作モードが設定
される。
(a)  LEDインジケータ82が点滅している間に
インプットセレクタ74を操作すると、押されたキーに
対応する入力ソースの信号が上記各録音様器に供給され
る(ただし、選択された入力ソース自身へは供給されな
い。)。したがって、録音機器側で録音操作を行なえば
、この入力ソースの信号が録音される。なお、このとき
LEDインジケータ76−1乃至76−11のうちイン
プットセレクタ74で選択された入力ソースものが赤色
に点灯しくLEDインジケータ76−1.乃至76−1
1は、緑色と赤色の2色LEDで構成されている。)そ
の入力ソースからの信号が録音ソース信号として出力さ
れていることが示される。
なお、通常のスと一カ等再生用に用いる入力ソースと、
録音用信号として用いる入力ソースとは独立に選択でき
、ある入力ソースからの音楽を楽しみながら、その間に
他の入力ソースからの信号を録音製器に録音することが
できる。
(1))  インプットセレクタキー74をff1ff
せずに、レコードアウトキー80を再度押すと、録音ソ
ース信号の出力が停止され、いずれの録音ISI 器に
も供給されなくなる。LEDインジケータ76−1乃至
76−11の赤色も消灯する。
(C)  レコードアウトLEDインジケータ82が点
滅している5秒以内にインプットセレクタ74、レコー
ドアウトキー80のいずれも操作しなければ、それ以前
にR後に録音ソース信号とて選択されていた入力ソース
が再度各録音機器に供給され、LEDインジケータ76
−1乃至76−11のうちの対応するものが赤色に点灯
吏る。これは、前回と同じ入力ソースからの信号を録音
する場合に、いちいちインプットセレクタ74を操作し
なくてもその信号を選択できるようにして、録音ソース
信号の選択操作を簡略化したものである。
(5)  モードキー84 メイン信号をステレオで出力するかモノラルで出力する
かを選択するものである。モノラル選択時は、LEDイ
ンジケータ86が点灯する。
(6)  インプットレベル設定キー88人カソースご
とにソース信号レベルが異なるので、コントロールアン
プ側で予め互いの音m比を銅面しておくことにより、入
力ソースを切換えた場合でもそのつとマスタボリウムに
よる音琵調9を行なうことを不要にするものである。イ
ンプットレベル設定キー88は、シーソー式のスイッチ
で構成される。
インプットセレクタ74で入力ソースを選択した状態で
インプットレベル設定キー88の左11111を押すと
、音量はアップし、右側を押すとダウンする。音量は0
.2dBステツプでOd[3を初期値としてO〜−6d
Bの範囲で変化する。このとき、16行2ラインLCD
 (液晶表示器)90に第5図のように、インプットレ
ベル設定操作が行なわれていること、設定操作をしてい
る入力ソース名、レベル設定値がそれぞれ表示され、設
定した値がリアルタイムにメモリに記憶される。この設
定値の記憶はパワースイッチ70をオフしても保持され
る。インプットレベル設定キー88を離すと5秒後にイ
ンプットレベル設定モードが解除される。
インプットセレクタ74で入力ソースを選択すると、そ
の入力ソースについて設定されたインプットレベルが読
み出されて、各音量調整制御手段第2図のVCA26,
32、ディジタルボリウム4つ、D/A変換回路56.
58内のディジタルボリウムが制御されて、メインボリ
ウム94のオフセットを設定し、入力ソースごとにソー
ス信号レベルのばらつきを補正する。
これにより、インプットセレクタ74で入力ソースを切
換えても、メインボリウム94を調整することなく、各
入力ソースとも同じ音量にすることができる。
(7)  ミューティングキー92 音量を一20dB減衰させるオーディオミューティング
キーである。
ミューティングオンで、LEDインジケータ93が赤に
点灯する。ミューティングオンとなると、各音量調整制
御手段が制御されて、オーディオミューティングが行な
われる。
インプットセレクタ74の選択を切換えた場合にも、0
.2秒間このオーディオミューティングが自動的に働い
て、切換前の入力ソースに対してフェードアウト、切換
後の入力ソースに対してフェードインがかかり、切換時
に雑音が出力されるのを防止している。
(8)  メインボリウム94 直流定電圧を分圧する可変抵抗器が連結されており、回
動9に応じてこの可変抵抗器から出力される直流電圧値
が変化する。この電圧値をA/D変換してマイクロコン
ピュータにて回動丞→clBに変換侵、伯の音量調整制
御手段の設定日(バランス調整ボリウム96、ミューテ
ィングキー92、インプットレベル設定キー88による
インプットレベル設定量)と演算を行ない、総合利得を
求めこの総合利得から各音量調整制御手段(vC△26
.32、ディジタルボリウム49、D/A変換回路56
.58内のディジタルボリウム)のゲイン配分を求め、
clB→Vc (V CAの制御電圧)、clB→ステ
ップ信号(ディジタルボリウムの制御信号)に変換し、
それぞれゲイン制御して、音量調整を行なう。
メインボリウム94にはモータが連結され、リモコン操
作による音量調節も可能となっている。
(9)  バランス調整ボリウム96 メイン信号および8場効果信号の左右のバランス調整用
ボリウムである。その調整垣はA/D変換後マイクロコ
ンピュータによって処理され、前記各音量調整制御手段
をFAIL、て左右バランスが調整される。
(10)ディジタルイコライザパラメータ設定部ディジ
タルイコライザ42(第2図)のパラメータの設定を行
なう部分である。ここでは、第6図に示すように、帯域
を低、中、高の3バンドに分けて、各帯域について中心
周波数f、f、。
[ f1ルベル、Qを設定できる。また、ローカットおよび
ハイカットのカットオフ周波数fcおよびスロープを設
定できるようになっている。
各帯域の中心周波数f、f)l、fHは、し 176octステツプでそれぞれ次の範囲で設定できる
f  :20〜500Hz f    :100〜5k)L乙 f  :1に〜20に± ただし、f L< f H< f□の条件で設定される
レベルは各帯域とも0.1clBステツプで一6〜+6
己の範囲で設定される。
Qは、各帯域とも0.7. 1.0. 1.4. 2.
0゜3.0のいずれかに設定される。
ローカットおよびハイカットの周波数fcはそれぞれ2
0〜200Hz、5に〜18にの範囲で設定され、また
そのスO−ブの勾配は12,18゜24c(B10Ct
のいずれかに設定される。
第7図はディジタルイコライザパラメータ設定部100
を拡大して示したものである。このパラメータ設定部1
00は下部に操作部1o1、上部に表示部102が配置
されている。
表示部102は、上記各パラメータの設定値を表示する
もので、バックライト付LCDで構成される。この表示
器102は、3分割された帯域のパラメータのうち、各
中心周波数f、fH,。
し fHはスケール上のグラフィック表示とし、レベルとQ
は数値表示としている。総合周波数特性を完全にグラフ
ィック表示するには膨大な閤の演算を行なう必要がある
ので、これを簡便に表示するようにしたもので、次の■
〜■を考慮して上記の構成としている。
■ 中心周波数は、3バンドに帯域分割しているため、
相互の位i!?関係を知る上で、スケール上のグラフィ
ック表示が好ましい。
■ レベルは、数値表示でも従来からなじみがあり、認
識理解が容易である。
■ Qは一般には理解されにくく、認Wできれば特性再
現の目的には充分である。
このような表示部102の構成により、簡便に、使いや
すくわかりやすい周波数コン]−ロール特性を表示する
ことができる。
表示部102において、上部の周波数スケール104は
、各バンドにおける中心周波数f1゜104aのうち、
設定された周波数f、f、。
し f)Iの位置が3箇所表示される。
数値表示のうち、左部105には、上段にローカット周
波数、下段にそのスロー、ブ(12,18゜24clB
10ctのいずれか)がぞれぞれ表示される。
中央部106には、上段にレベル、下段にQが左から低
域、中域、高域についてそれぞれ表示される。布部10
8には、上段にハイカット周波数、下段にスロープ(1
2,18,24dB10ctのいずれか)がそれぞれ表
示される。
操作部101は、パラメータの設定を行なうためのタク
トスイッチで構成された次の各種キーを具えている。
■ イコライザオン/オフキー110 デイジタルイコライザ42の撮能をオン/オフするため
のキーである。このキー110がオフされると、ディジ
タルイコライザ42は特性がフラットになる。ぼた、ア
ナログソース10が入力されている場合は、メイン信号
の経路としてアナログストレート経路12が生かされる
(第2図)。
なお、オフされてもオフされる前のパラメータ値はメモ
リに保持される。また、このキー110がオフされると
サウンドフィールドプロセッサ20がオフされていると
きく音場効果オン/オフキー135(第4図)による。
)は、表示部102の表示は消え、バックライトも消え
る。このときの状態を第16図に示す。また、サウンド
フィールドプロセッサ20がオンされているときは、周
波数スケール104のみが表示される(上部のマ印10
4aはいずれも表示されないので特性がフラットである
ことが示される。)。
イコライザオン/オフキー110がオンされると(他の
イコライザ関連キー112,114等の操作よってもオ
ンする。)、各パラメータがオフする前の状態に復帰す
る。
■ 周波数キー112、Q/スロープキー114設定モ
ードを選択するキーで、それぞれ中心周波数の設定、Q
またはスロープの設定を行なうときに押す。いずれも押
さなければレベル設定モードとなる。
■ アップ/ダウンキー116 各設定値のアップ/ダウンを行なうキーで、右側を押せ
ばアップし、左側を押せばダウンする。
■ ローカットキー118 0−カットの特性を設定するキーで、このキー118を
押した後周波数キー112を押してアップ/ダウンキー
116を操作すれば、ローカット周波数が設定される。
また、ローカットキー118を押した後Q/スロープキ
ー114.を押してアップ/ダウンキー116を操作す
れば、ローカットのスロープが設定される。
ローカットキー118はトグル式である。すなわち押圧
ごとにオン/オフとなる。オフのときはローカットのス
ロープはフラットになり、表示部105の表示も消える
。また、アップ/ダウンキー116の操作も受は付けな
くなる。オフからオンにすると前の設定値が表示される
■ ローキー1201ミツドキー122、ハイキー12
4 3分割された帯域の特性を設定するときに用いるキーで
、それぞれ低域、中域、高域に対応している。ローキー
120を押してアップ/ダウンキー116を操作すれば
、低域のレベルが設定される。ローキー120を押した
後周波数キー112を押してアップ/ダウンキー116
を操作すれば低域の中心周波数f、が設定される。また
、ローキー120を押した後Q/スロープキー114を
押してアップ/ダウンキー116を操作すれば低域のQ
が設定される。
中域、高域についても、ミツドキー122゜124をそ
れぞれ押して同様の操作をすれば各パラメータの設定が
行なえる。
■ ハイカットキー126  ; ハイカットの特性を設定するキーで、ローカットキー1
18と同様の操作により、ハイカット周波数とスロープ
が設定される。また、オフすればハイカットのスロープ
はフラットになり、アップ/ダウンキー116の操作を
受は入れなくなり、表示部108の表示も消える。(オ
フ前の設定値はメモリに保持される)。
(11)音場効果操作部130 音場効果プログラムの呼び出し、パラメータの変更等を
行なう部分で、2つの表示部132゜90と各種操作キ
ーを具えている。
表示部132は、サウンドフィールドプロセッサ20(
第2図)に記憶されているファクトリプログラム、ユー
ザプログラムそれぞれ16種の音場効果プログラムナン
バ(1〜16)およびそのプログラムが7アクトリプロ
グラムかユーザプログラムかの区別を表示するもので、
LEDで構成されている。
表示部90は、呼び出されたプログラム名、パラメータ
の設定値等を表示するもので、LCDで構成されている
音場効果操作部130の各種キー(すべてタクトスイッ
チ)について説明する。
■ メインミュートキー132 メイン信号の出力をオン/オフするキーで、トグル式で
ある。ミュート時はLEDインジケータ134が点灯す
る。
■ エフェクトミュートキー136 音場効果信号の出力をオン/オフするキーで、トグル式
である。ミュート時はLEDインジケータ138が点灯
する。
■ 音場効果オン/オフキー135 音場効果名の創生処理をオン/オフするキーである。オ
ンすれば音場効果音が創生され、オフすれば音場効果音
が創生されなくなる(オスする前の状態は保持する。)
。オフ状態からオンすれば(他の音場効果関連キー14
0,144,146等によってもオンすることができる
。)、オフする前の状態に復帰する。
オフのとき、前記ディジタルイコライザ42もオフ(イ
コライザオン/オフキー110で操作)していれば、表
示部9oは何も表示されなくなり、ディジタルイコライ
ザ42がオンしていれば、表示部90にrDSP  0
FFJ  (rDsPJはサウンドフィールドプロセッ
サ20を意味する。)と表示される。
■ パラメータ選択キー140 音場効果のパラメータを変更づる場合にパラメータの種
類を選択するキーで、キーを押すごとにパラメータの種
類が順送りで選択される。音場効果のパラメータとして
は、例えば次のものが用意されている。
■ ルームサイズ 部屋の寸法に相当するパラメータで、大きい値はど大き
な空間になる。初期反射音の時間釉を引き伸ばしたり、
縮めたりする。
■ ライブネス 初期反射音の減衰特性の値で大きな値はど減衰時間が長
くなってライブになる。
θ イニシャルディレィ 直接音と反射音が始まるまでの時間差を変化させる。こ
れは直接音と音場内の聴取点の位置関係を決める重要な
パラメータである。この値を小さくすれば再現する音場
(例えば教会内)の壁側に感じられ、大ぎくすれば、壁
との距離間が出る。
最適値はソース、初期反射音データ、メインスピーカと
音場効実用スピーカとの位置関係の3つによって異なる
が、微妙な調整によりステージ上音象から周囲音場への
つながり具合をコントロールできる。
■ バイパスフィルタ 低い周波数を6J10ctでカットする。スルーから1
kHzまで32ステツプの周波数に設定する。
■ ローパスフィルタ 高い周波数を5((310Ctでカットする。−スルー
から1k)lzまで36ステツプの周波数に設定する。
■ エフェクトレベル設定モードキー142音場効果音
レベルの設定を行なうためのキーである。メイン信号と
のバランスをmlするのに用いられる。
■ エフェクト前後バランス設定モードキー音場効果音
の前後の音色バランスの設定を行なうためのキーである
■ アップ/ダウンキー146 パラメータ選択キー1401エフエクトレベル設定モー
ドキー142、エフェクト前後バランスキー144でモ
ードを選択し、パラメータの設定、音場効果音のレベル
設定、音場効果音の前後バランスの設定を行なうもので
ある。左側を押せば設定値はダウンし、右側を押せば設
定値はアップする。
例えば、パラメータ選択キー140を操作すればパラメ
ータ選択モードとなり、このキー140でさらに順送り
でパラメータを選択してアップ/ダウンキー146を操
作することにより、それぞれのパラメータの値が設定さ
れる。また、エフェクトレベル設定モードキー142を
操作すれば、エフェクトレベル設定モードとなり、アッ
プ/ダウンキー146を操作することにより、音場効果
音レベルが設定される。また、エフェクト前後バランス
設定モードキー144を押せばエフェクト前後バランス
設定モードとなり、アップ/ダウンキー146を操作す
ることにより、音場効果音の前後音量バランスが設定さ
れる。
これらの設定の際、表示部90は設定モード名と設定値
を表示する。前後バランスの表示はバーグラフで表示さ
れ、他の設定値は数値で表示される。
■ タイトルエディツトキー148 ユーザプログラムの名称°を設定するためのキーである
。このキー148をオンすると表示部90にカーソルが
現われ、さらにこのキー148を押寸ごとにカーソルが
移動する。そして、アップ/ダウンキー146によりカ
ーソル上のキャラクタが変化し、ユーザが作ったプログ
ラムに名称をつける。この操作をやめて所定時間経過後
あるいは、他のキーを操作すると、設定されたプログラ
ム名が記憶され、このモードは解除される。
■ プログラムキー150 16種のファクトリプログラムと16種のユーザプログ
ラムのうちの1つを選択するキーである。
16個のキーを有し、それぞれファクトリプログラムと
ユーザプログラムが1種類ずつ割り当てられている。選
択されたプログラムナンバが表示部132に表示される
[株] プリセットキー152 ファクトリプログラムを呼び出すためのキーで、これを
押すとプログラムキー150はファクトリプログラムの
選択キーとなる。呼び出されたプログラム名は表示部9
に表示される。
Oユーザプログラムキー154 ユーザプログラムを記憶する場合にプログラムナンバを
設定し、あるいは記憶されlζユーザプログラムを呼び
出すためのキーで、これを押すとプログラムキー150
はユーザプログラムの選択キ−となる。すなわち、ユー
ザプログラムの記憶を行なうときは、プログラムキー1
50で押されたナンバにそのユーザプログラムが記憶さ
れ、ユーザプログラムの呼び出しを行なうときは、プロ
グラムキー150で押されたナンバに記憶されたユーザ
プログラムが呼び出される。記憶されあるいは呼び出さ
れたプログラム名は表示部90に表示される。
なお、ファクトリプログラムが選択された状態からユー
ザプログラムキー154が押されると、その以前最後に
選択されていたユーザプログラムが読み出される。
また、ユーザプログラムが選択された状態からプリセッ
トキー152が押されると、それ以前最後に選択されて
いたファクトリプログラムが読み出される。
Oユーザプログラムメモリキー156 ユーザが作ったユーザプログラム()?クトリプログラ
ムを呼び出しておいて、そのパラメータを変更して作ら
れる。)を記憶するためのキーである。これをオンする
と、表示部132のrPROG、No、、Jの表示が点
滅し、続いてプログラムキー150のいずれかを押すこ
とにより、そのプログラムナンバにユーザプログラム音
場効果のレベルや前後バランス、プログラム名等も組合
わせて記憶される(そのナンバにおける前のユーザプロ
グラムは消去される。)ファクトリプログラムは音場効
果のみに関するプログラムであるが、ユーザプログラム
は音場効果に関するプログラムとそのときのディジタル
イコライザ42の設定内容がセットで記憶される。すな
わち、ファクトリプログラムを呼び出してもディジタル
イコライザ42の設定内容は変化しないが、ユーザプロ
グラムを呼び出した場合は、これを記憶した際のディジ
タルイコライザ42の設定内容も同時に呼び出される。
次に、第2図中「第8A図示」、「第8B図示」、「第
80図示」と示した各部の詳細例をそれぞれ対応する図
面に示す。
〔1〕 第8A図 入力端子、出力端子および入力ソースと録音ソース出力
の選択回路等を具えた部分である。
入力端子は、ディジタル信号用17(左右チャンネル時
分割入力)の5個と、アナログ信号用11a(右チヤン
ネル用)、11b(右チせンネル用)の各11個と、映
像信号用61の4個を具えている。また、録音(録画)
ソース出力端子は、ディジタル信号用50(左右チャン
ネル時分割出力)の2個と、アナログ信号用38a(左
チヤンネル用)、38b(右チヤンネル用)の各6ti
lと、映像信号用62の2個を具えている。
これら入力端子および録音〈録画)ソース出力端子に対
して、各入力ソースは次表のように接続がされる。
アナログ入力、ディジタル入力、映像入力は、それぞれ
次のような入力ラインおよび録音(録画)用量カライン
を具えている。
(1)  アナログ入力 ■ 入力ライン アナログ入力端子11aから入力された左チャンネルの
アナログ入力(11種類)は、バッフ7アンプ160を
介して入力選択用トランジスタ162にそれぞれ入力さ
れる。入力選択用トランジスタ162は、後述するCP
U200 <第8C図)からの指令を指令信号ライン1
64からデコーダ166、ドライバ168を介してベー
スに入力し、前記前面パネルのインプットセレクタ74
で選択されたものがオンされて選択されたアナログ入力
がアナログ信号ライン170に導かれ、後述する第8B
図のVCA26に入力される。
なお、右チャンネルのアナログ信号の入力ラインも同様
の構成であり、その図示は省略しである。
■ 録音ソース出力ライン アナログ入力端子11aから入力された左チャンネルの
アナログ入力(11種類)はバッファアンプ160を介
して、録音ソース選択用トランジスタ172にそれぞれ
入力される。録音ソース選択用トランジスタ172は、
CPU200からの指令を指令信号ライン164からデ
コーダ174、ドライバ176を介してベースに入力し
、前記前面パネルのレコードアウトキー80を押してイ
ンプットセレクタ74で選択されたものがオンされて、
選択されたアナログ入力が信号線178に導かれる。
信号線178に導かれたアナログ入力は並列接続された
6個のトランジスタ180を介してアナログ録音ソース
出力端子38a (6個)に導かれる。トランジスタ1
80は、録音ソースとして選択されている入力ソース自
身への出力を禁止するもので、録音ソース出力選択指令
をインバータ182で反転し、ドライバ184を介して
ベースに入力し、録音ソース出力端子38aのうち録音
出力として選択されたソース以外のものにその録音出力
を導く。
なお、右チャンネルのアナログ信号の録音ソース出カラ
インも同様の構成であり、その図示は省略しである。
(2)  ディジタル入力 ■ 入力ライン ディジタル入力端子17から左右チャンネル交互に時分
割入力されたディジタル入力(5種′A)は、インバー
タ190.192を介してデータセレクタ194にそれ
ぞれ入力される。インプットセレクタ194は、CPU
200からの指令(3ビツト)により、前記前面パネル
のインプットセレクタキー74で選択されたディジタル
入力をディジタル信号ライン196を介して第8C図の
ディジタルI10レシーバ48に入力する。
@ 録音出力ライン ディジタル入力端子17から左右チャンネル交互に時分
ρ1人力されたディジタル入力(5種類)は、インバー
タ190,192を介して、ディジタル録音ソースセレ
クタ198にそれぞれ入力される。ディジタル録音ソー
スセレクタ198は、CPU200からの指令(3ビツ
ト)により、前記前面パネルのレコードアウトキー80
を押してインプットレクタ74で選択されたディジタル
入力をインバータ202、アウトプットバッファ204
、アウトプットトランス206を介してディジタルソー
ス出力端子50(2個)に導く。ただし、入力ソース自
身への出力は禁止される。
(3)  映像入力 ■ 入力(モニタ出力)ライン 映像入力端子61から入力された映像入力(4種類)は
、セレクタ208にそれぞれ入力される。
セレクタ208は、CPU200からの指令により、前
面パネルのインプットセレクタ74で選択された映像入
力を選択し、アンプ210を介してモニタ出力64に導
く。
■ 録画ソース出力ライン 映像入力端子61から入力された映像入力はセレクタ2
12にそれぞれ入力される。セレクタ212はCPU2
00からの指令により、−前面パネルのレコードアウト
キー80を押してインブットセレクタ74で選択された
映像入力を選択し、アンプ214.216を介して録画
ソース出力端子62に導く。ただし、入力ソース自身へ
の出力は禁止される。
ライン220は第8B図の回路からのメ、イン信号の出
力ラインで、メインミュート回路222を介して2gの
メイン信号出力端子26に導かれる。メインミュート回
路222は前記メインミュートキー132(第4図)の
操作に基づきCPU200からのI旨令により、トラン
ジスタ224をオンし、トランジスタ226をオフして
メイン信号をミューティングする。
ライン226は第8B図の回路からの音場効果信号の出
力ラインで、エフェクトミュート回路228を介して前
方音の信号を出力端子60に導き、後方音の信号を出力
端子62に導く。エフェクトミュート回路228は、前
記エフェクトミュートキー136(第4図)の操作に基
づき、CP U2O5からの指令によりトランジスタ2
30をオンし、トランジスタ232をオフして音場効果
信号をミューティングする。
〔2〕 第8B図 第8B図はアナログストレート経路12およびぞの他の
経路の出力ラインに関するものである。
アナログストレート経路12は左右一方のチVンネルの
み示している。第8A図のアナログ信号ライン170か
ら送られてくる選択されたアナログ入力信号は、アンプ
232.234に入力されて正相信号と逆相信号が作ら
れてVCA26に入力される。VCA26は正相信号と
逆相信号を入力して増幅を行なうバランス形電圧制御ア
ンプで、ゲインの最大値が+20dt3、アッテネート
町が+20〜0おの範囲で可変制御される。VCA26
の出力は差動ア、ンブ236を介して出力され、ディジ
タルループ14のライン237に導かれる。
また、VCA26の出力はアナログ信号ライン238を
介して出力選択回路28に入力される。
出力選択回路28は、アナログストレート経路12を生
かすかあるいはディジタル経路(ディジタルループ14
またはディジタルストレート経路18)を生かすかを選
択するもので、CPU200からの指令により、トラン
ジスタ240゜242をオン、オフして選択を行なう。
入力ソースとしてアナログ入力が選択されており、かつ
前記イコライザオン/オフキー110によりディジタル
イコライザ42の機能がオフされている場合は、トラン
ジスタ240がオン、トランジスタ242がオフされて
アナログストレート経路12が生かされてアナログ入力
が出力さ・れる。
また、入力ソースとしてアナログ入力が選択されており
、かつイコライザオン/オフキー110がオンされてい
る場合は、トランジスタ240がオフ、トランジスタ2
42がオンして、ディジタルループ14を経てディジタ
ル信号処理されD/A変換された信号がライン244か
らトランジスタ242を介して出力される。
また、入力ソースとしてディジタル入力が選択されてい
る場合、あるいはアナログ信号とディジタル信号の双方
を出力する入力ソース([1,AT。
CD、VDP)が選択されている場合も、トランジスタ
240がオフ、トランジスタ242がオンして、ディジ
タルストレート経路18または、ディジタルループ14
を経て信号処理されD/A変換された信号がライン24
4からトランジスタ242を介して出力される。
出力選択回路28の出力は、モード選択回路30に入力
される。モード選択回路30は、ステレオモード/モノ
ラルモードを切換えるもので、前記モードキー88の操
作によるCPU200からの指令によりモードの切換え
を行なう。
モード選択回路30は、ステレオモードのときは、トラ
ンジスタ246.252がオン、トランジスタ248.
250がオフして、左右各チャンネルの信号が分離した
まま出力される。また、モノラルモードのときは、トラ
ンジスタ246゜252がオフ、トランジスタ248.
250がオンして、左右両チャンネルの信号が抵抗加篩
されて出力される。
モード選択回路30から出力される信号は、アンプ25
4.256に入力されて正相信号と逆相信号が作られて
VCA32に入力される。VCA32は正相信号と逆相
信号を入力して増幅を行なうバランス形電圧制圓アンプ
で、ゲインの最大値がOdB、アッテネート伍がO−■
の範囲で可変制御される。VCA26の出力は差動アン
プ258を介して出力され、出力ライン220を介して
第8A図のメイン信号出力端子26に導かれる。
第8B図において、ライン300はディジタル経路のD
/A変換後のメイン信号用の出力ライン(左チャンネル
)で、このライン300から入力された信号(アナログ
信号)はディエンファシス回路305、LPF292を
介して出力選択回路28に入力される。
ライン301はディジタル経路のD/A変換後のメイン
信号用の出力ライン(右チャンネル)で、このライン3
01から入力された信号はディエンファシス回路303
、LPF307を介して右チャンネルの出力選択回路(
図示せず)に入力される。
ライン302,304,306.308は、音響効果信
号用の出力ラインで、それぞれ前方左側、前方右側、後
方左側、後方右側の信号が供給されている。これらのラ
イン302,304,306゜308から入力された各
音背効果信号は、それぞれディエンファシス回路312
,314,316゜318からLPF322,324,
326゜328を介してライン226に出力され、第8
A図の音響効果用出力端子60(前方側)、62(後方
側)に供給される。
〔3〕 第8C図 第8C図は、アナログ入力のディジタルループ経路14
、ディジタルストレート経路18、音場効果経路22、
制御回路235を含んでいる。
ディジタルループ14の信号ライン237から入力され
るアナログ信号は、バッファアンプ260、ローパスフ
ィルク262、プリエンファシス回路264を介してデ
ィザ回路骨A/D変換回路266に入力される。
A/D変挽回路266の構成を第13図に示す。
この回路では逐次比較形A/D変換を行なっている。
第13図において、疑似乱数発生器268からはディザ
用のノイズがディジタル信号で発生される。このノイズ
はパラレル/シリアル変換器269を介してシリアルD
/A変換器でアナログ信号に変換され、アッテネータ2
70を介して加算器272でプリエンファシス回路26
4からの入力信号に加算される。この加算信号はサンプ
ルホールド回路294を介して比較器276に入力され
る。逐次比較レジスタ278の出力は、パラレルD/A
変換器280を介して比較器271人力される。
比較器276は両人力を逐次比較して、サンプリングホ
ールド回路294の出力の方が大きい場合は“1″を、
小さい場合は“0″をそのビットに立てこれをLSB 
(再下位ビット)まで行なう。
これにより、逐次比較レジスタ278にはサンプルホー
ルド回路294の出力に対応したディジタルデータが保
持される。
逐次比較レジスタ278に保持されたデータはパラレル
/シリアル変換器279を介してシリアル減算器281
に入力され、前記ノイズが減算されて出力される。この
操作をサンプルホールド回路294に信号が保持される
ごとに行なうことにより、シリアル減算器281からは
、プリエンファシス回路264の出力アナログ信号(左
チャンネル)に対応したディジタル信号が出力される。
なお、タイミング制御回路283は、この回路の各部の
タイミングを制御するものである。
第8C図において、A/D変換回路281は右チャンネ
ルのディジタルループ(図示せず)に送られてくる入力
アナログ信号をディジタル信号に変換するもので、第1
3図のA/D変換回路266と同様に構成されている。
A/D変換回路266.280の出力ディジクル信号は
マルチプレクサ282で時分割多重化される。
ディジタルストレート経路18の信号ライン196から
入力されるディジタル信号は、−ディジタルI10レシ
ーバ48に入力される。
ディジタルI10レシーバ48は、前述のように、入力
されたディジタル信号と後段回路をインターフェイスす
る回路である。
ディジタルI10レシーバ48の出力は、ディジタルボ
リウム49に入力される。ディジタルボリウム49は、
アナログ経路におけるVCA26(第8B図)に対応す
るもので、ディジタル信号のレベルを調整する。
ディジタルループ14のディジタル信号およびディジタ
ルストレート経路18のディジタル信号は、セレクタ2
90に入力される。セレクタ290は、ディジタル14
側のみから信号が来る場合は、この信号を出力し、ディ
ジタルストレート経路18のみから信号が来る場合はこ
の信号を出力する。また、ディジタルループ14とディ
ジタルストレート経路18の両方から同一ソースの信号
が来る場合は、ディジタルストレート経路18のは号を
出力する。ずなわら、高品位であるディジタル入力ソー
スがある場合はそれを優先的に出力する。また、ディジ
タルI10レシーバ48内でデータエラーが検出された
場合は、同一ソースからアナログ入力も同時に入力され
ている場合はディジタルループ経路14側からの信号を
出力する。
ディジタルI10レシーバ48による経路選択の具体的
方法としては、例えば次の方法が考えられる。
■ ディジタルストレート経路18における電圧変化(
“1パ、“O11の変化)を見て、その変化がある場合
は、ディジタルストレート経路18を選択する。
Oより高精度に行なうならば、ディジタルストレート経
路18における電圧変化(“1″。
“O”)の基本周期(すなわちサンプリング周波数f、
)を検出しで、そのサンプリング周波数f3に対応した
周期が検出された場合はディジタルストレート経路18
を選択する。
O内部PLLの同期がかかっているが否かを検出する。
すなわら、ディジタルストレート経路18に信号が供給
されていても、その信号に支障(ドロップアウト、故障
)等があって同期外れがあれば、ディジタルループ14
を選択する。データエラーがあった場合もディジタルル
ープ14を選択する。
セレクタ290の出力は、ディジタルイコライザ42に
入力される。
ディジタルイコライザ42は、前述のようにディジタル
フィルタリング用プロセッサで、3バンドパラメトリツ
クイコライザで構成され、前記ディジタルイコライザパ
ラメータ設定部100における設定に基づき、CPU2
00からの指令により、分割した3つの帯域ごとに中心
周波数、Q、レベルが、またローカット、ハイカットの
各周波数+f5よびスロープがフィルタ構成やフィルタ
係数をCPUの指令により変更することによりそれぞれ
設定値どおりに設定される。ディジタルイコライザ42
に入力されたディジタル信号は、設定された各フィルタ
特性が付与される。なお、ディジタルイコライザ42は
、例えば日本楽器製造株式会社IYM3608を利用す
ることができる。
ディジタルイコライザ42の出力は、メイン信号として
4倍オーバサンプリングディジタルフィルタ44に入力
される。
4倍オーバサンプリングディジタルフィルタ44は、後
段のD/A変換後のLPF292 <第8B図)の負担
を軽減するもので、入力ディジタルデータを4倍オーバ
υンブリングして(入力ソースの1サンプリング周期に
3個の補間データを挿入して、サンプリングノイズを高
域側にずらす。
)出力する。
4倍オーバサンプリングディジタルフィルタ44は、1
6ビツトの入力に対し精度の高い係数を用いた畳み込み
演算を行なうことにより、畳み込みの際の誤差の累積を
防止している。(その具体的方法は、例えば昭和61年
9月29日付本出願人の出願に係る特許願参照)。また
、このディジタルフィルタ44は後段のD/A変換回路
46で高精瓜の演算を行なうため、18ビツトで信号を
出力する。この18ビツトの信号はD/A変換回路46
に入力される。
D/A変換回路46は、18ビツトの入力に基づいて高
精度にD/A変換を行なう。すなわち、例えばCD上の
音楽信号は、いつも一定レベルになく、大きくもなり、
小さくもなり、ダイナミックに変化している。一般にC
DのD/A変換器は最上位ビットから最下位ビットまで
16ビツトの変換能力を持っているが、実際の音楽信号
を符号化したディジタル信号では、上位ビットが使用さ
れていないことが多い。したがって、16ビツトの変換
能力を持ちながら実質15ビツト、14ビツト、・・・
・・・で動作しており、小振幅時には1〕/A変換器の
歪みやノイズが目立ちやすい。そこで、D/A変換回路
46では、18ビツトの入力に基づき、その信号レベル
が小さいときは、2ビツトまでシフトアップし、D/A
変換器342の直線性のよい歪みの少ない部分でD/A
変換が行なわれるようにしている。D/A変換後シフト
アップに相当する分後段のアナログアンプ344のゲイ
ンを落として(2ビツトシフトアツプで1/4アツテネ
ート)レベル合わせをしている。また、シフトアップす
ることによってディジタルフィルタからの18ビツト出
力をすべて使うことができるため、再0子化ノイズ(前
段のディジタルフィルタ44における畳み込み演算によ
る累積誤差)も1/4にすることができる。
D/A変換回路46において、ディジクルフィルタ44
から出力された左チャンネルの信号(18ピツト)は、
シフタ340に入力され、その振幅レベルに応じて2ピ
ツトまでシフトアップされてD/A変換器342でD/
A変換される。
D/A変換器342の出力アナログ信号は、可変アンプ
344に入力される。可変アンプ344はゲインコント
ロール回路346により、ビットシフト分ゲインが落と
される(D/A変換回路46全体ではゲインなし)。こ
れにより、ディジタルフィルタ44の出力に正確に対応
したアナログ信号が左チャンネルのメイン信号としてラ
イン300から出力される。
第15図は、D/A変換回路46の動作を示したもので
ある。、シフタ340は入力信号レベルを常に検出して
おり、−68の領域にレベルダウンしたことを確認した
ら不感帯として設けた0、18秒後1ピット(+ 6 
ciB )シフトアップし、可変アップ344で−6お
減衰する。同様に−12おの領域にレベルダウンしたこ
とを確認したら0.18秒復古らに1ピツトシフトアツ
プ(+12お)し、可変アンプ344で−12お減衰す
る。
入力信号がレベルアップする場合は不感帯は設けない。
左チャンネルのメイン信号についてのD/A変換回路3
48も左チャンネルの回路347と同様に構成される。
次に音場効果音の創生111X理について説明する。
前記ディジタルイコライザ42の出力は音場効果音の創
生のため、音場効果経路22に導かれ、サウンドフィー
ルドプロセッサ20に入力される(プログラムの内容に
応じて(左チャンネル+右チャンネル)/2または左チ
Vンネルー右チレンネルの信号が入力される。)。
サウンドフィールドプロセッサ20は、プロセッサ(例
えば日本楽器製造株式会社製YM3804 :通称DS
P)350と、24ビツト×16にワードの信号遅延用
メモリ(ダイナミックRAM)352を3組具え、それ
ぞれ前方音、後方音、前方後方共通の信号処理を分担し
、前記前面パネルの音場効果操作部130におけるプロ
グラム選択操作やパラメータ変更操作に従って音場効果
音をfiIJ生する。創生された音場効果音は、前方音
がライン356から、後方音がライン358からそれぞ
れ出力される(左右各チャンネルは時分割出力)。
変調回路354は、伯の音場効果(例えばコーラス、ト
レモロ、シンフオニツク等)を与えるためのものである
。この音場効果は、実際の反射音データに基づかずに人
工的に作られたプログラムで、面白い効果音を作り出す
ことができる。例えば4チヤンネルの音を少しずつ遅ら
せて立体的なサウンドを楽しめるディレィ、左右の音を
わずかにズラすことでエコー効果が得られるステレオエ
コー、音質が変化しながらうねるような効果が生まれる
ステレオフランジ、漂うような音の揺れを表現するコー
ラス、回転感を伴ったユニークな音のひろげるステレオ
フランジング、艶やかな音の揺れを創り出すトレモロ、
リリカルできらびやかな音の調和感を生み出すシンフオ
ニツク、レコーディングスタジオの反響基の中に居るよ
うな効果が出るエコールーム等がある。
ライン356から左右チャンネル時分割出力された前方
音の信号はディジタルフィルタ52で4倍オーバサンプ
リングされ、D/A変換回路56に18ビツトで入力さ
れる。
D/A変換回路56は、内部にディジタルボリウムとD
/A変換器を有し、入力信号をD/A変換するとともに
、音m調整操作手段(ボリウム、バランス、ミューティ
ング等)の操作に応じてCPU200で求められた設定
すべきゲイン(前記第10図で示したように0.2cE
ステツプで480段階すなわちO〜−96田の範囲で定
められる。)与える。
このD/A変換回路56の構成例を第14図に示す。
入力信号(左右チャンネル時分割入力)は、入力コント
ロール回路420を介して乗]5422に入力される。
また、CPU200からのゲイン情報は増加方向、減少
方向の区別がアップ/ダウン情報で与えられ、変化向が
1パルス0.2ciBに相当するパルスで与えられる。
このパルスおよびアップ/ダウン情報は、アップ/タウ
ンカウンタ424に送られ、アップ/ダウンカウントさ
れる。アップ/ダウンカウンタ424はオーバフローま
たはアンダーフローするごとにアップ情報またはダウン
情報とともに1パルス出力し、アップ/ダウンカウンタ
426をアップ/ダウンカウントする。
これにより、アップ/ダウンカウンタ424゜426に
はゲイン情報が仮数と指数に分けられて保持される。
アップ/ダウンカウンタ424に保持された仮数は、R
OM428でj og−+ 1inearに変換され、
乗算器422で入力信号に乗算される。
乗算器422の出力乗算値は、シフタ434に送られる
とともに、フローティングレベル検出器430でレベル
が検出される。シフトコントローラ432は、検出され
たレベルに応じてそのレベルが小さいときはシフタ43
4を駆動して、乗算値を2ビツトまでシフトアップする
(メイン信号の経路における前記シフタ34aと同様の
動作)。
シフタ434の出力は出力コントロール回路436を介
してD/A変換器でD/A変換されて減衰回路440,
442に入力される。
減衰回路440は1(スルー)、1/2゜1/4 、 
1/8 、 1/16の減衰量を有する減衰器(サンプ
ルホールド回路付)440a、・・・・・・。
440eおよび442a、−・・・−・、440eを有
し、それぞれ左右両チャンネル信号が入力される。
一方、シフトコントローラ432は、アップ/ダウンカ
ウンタ426から与えられるゲイン情報の指数値からシ
フタ434でビットシフトしたシフト吊を減算して、C
PUから指令されたゲインを実現するために必要な減衰
】を求め、アドレスエンコーダ444からその減衰a情
報を出力する。
この減衰量情報はアドレスデコーダ446を介して減衰
回路440.442にサンプリングパルスとして与えら
れる。これにより、減衰器440a、・・・・・・、4
40eおよび442a、・・・・・・。
442eのうち減衰m情報に対応したものにD/A変換
器438の出力がサンプルホールドされ(このサンプル
ホールドにより左右ヂャンネルも分離される。)、所定
の減衰aで出力される。
これにより、入力信号に所定のゲインをかけたアナログ
信号が出力される。
このように、ゲイン情報を仮数と指数に分けてはじめに
仮数だけをかけてD/A変換し、アナログ出力に指数を
かけて乗算することにより、D/A変換器438の語長
を有効に利用でき、誤差の少ないディジタルボリウムが
実現される。また、シフタ434によるビットシフトも
D/A変換器438での誤差の減少に寄与している。
減衰器440.442の左右各チャンネル出力は、第8
C図のライン302.304を介して第8B図のしPF
322.324にそれぞれ入力される。
なお、第14図のD/A変換回路56におけるモードコ
ントローラ446はこのD/A変換回路56の動作モー
ドを切換えるものである。すなわち、第14図のD/A
変換回路56は前記メイン信号のD/A変換回路(第8
C図)としても用いることができる。ぞの場合は乗算回
路422をスルーとし、シフトコントローラ432がア
ップ/ダウンカウンタ426からの指数情報を受けない
ようにする。このようにすれば、D/A変換回路56は
ゲインがなくなり、ビットシフト→D/A変換→減衰だ
けになるので、D/A変換回路46として利用すること
ができる。このモードの設定は、CPU200から送ら
れるモード切換指令M  、Mlにより行なわれる。− 第8C図において、サウンドフィールドプロセッサ2o
からライン358に左右チせンネル時分割出力された後
方音の信号は、ディチタノ1フイルタ54で4倍オーバ
サンプリングされ、D/A変換回路58に入力される。
D/A変換回路58は例えば前記第14図のD/A変換
回路56と同様に構成される。D/A変換回路58から
出力される後方音の左右各チャンネル音響効果信号はラ
イン306.308からそれぞれ出力され、第8B図の
LPF326.328にそれぞれ入力される。
υIt11回路335は、このアンプ各部の制御を行な
う。制御回路335において、可変抵抗器382は前記
メインボリウム94に連動して、その回動jに応じた直
流電圧を出力する。また、可変抵抗器384は、前記バ
ランス調整ボリウム96に連動して、その回勅岱に応じ
た直流電圧を出力づる。これらの直流電圧はボリウムコ
ントロール回路(A/D変換器)386でA/D変換さ
れる。CPUに送られる。
CPU408は、パワースイッチ70のオン/オフ情報
391、前面パネルの各種コントロールキー情報390
、リモートコントロール情報392を入力し、その操作
内容をcpu2o○に送出する。
CPU200はその操作内容に基づき、アカログスイッ
チコントロール回路388を介して各部のアナログスイ
ッチをオン/オフ制御する。また、各種音凹調整操作手
段(メインボリウム94、左右バランスボリウム96、
オーディオミューティングキー92、インプットレベル
設定キー88、メインミュートマタ、CPU200はイ
ンターフェイス395を介してサウンドフィールドプロ
セッサ20を制御する。
ROM400は音場効実用ファクトリプログラム等を記
憶している。RAM402は音場効実用ユーサドプログ
ラムとディジタルイコライザ42の設定内容を組合わせ
たプログラム、インプットレベル設定値、現在の各部の
設定状態等を記憶する。この記憶はパワースイッチをオ
フしても消えない。
モータドライブ410はリモートコントロール操作に基
づきメインボリウムをステップモータ412で駆動する
〔発明の効果〕
以上説明したように、この発明によれば、ソースに付加
する音場特性を設定するパラメータと、ソース再生当自
身の周波数特性を制御するパラメータを組合わせて記憶
し、同時に呼び出すことができるので、時間、空間、周
i22数特性の多次元にわたる制御状態を瞬時に再現で
き、忠実な音場再生を簡単な操作によって行なうことが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明の一実施例を示すブロック図である
。 第2図は、この発明を適用したコントロールアンプの一
実施例を示すブロック図で、第8A図、第8B図、第8
C図に示す具体回路の慨要を示すものである。 第3図は、実施例に示すコントロールアンプ中に組み込
まれている音場効果方式の原理図である。 第4図は、実施例に示すコントロールアンプの前面パネ
ルの構成を示す正面図である。 第5図は、第4図の前面パネルにおける表示部90の表
示例を示す正面図で、インプットレベル設定時のもので
ある。 第6因は、第4図の前面パネルにおけるディジタルイコ
ライザパラメータ設定部100で設定されるディジタル
イコライザ42のフィルタ特性の一関を示すものである
。 第7図は、第4図の前面パネルにおけるディジタルイコ
ライザパラメータ設定部100の拡大図である。 第8A図、第8B図、第8C図は、第2図に同図番て示
寸各部の詳細図である。 第9図は、この実施例に示すコントロールアンプが適用
されるリスニングルームのスピーカ等の間口例を示す平
面図である。 第10図は、実施例で示すコントロールアンプ内のゲイ
ン配分を示すブロック図である。 第11図は、第10図のゲイン配分を説明する線図であ
る。 第12図は、第10図のゲイン配分によるノイズレベル
を示す線図である。 第13図は、第8C図におけるディザ付△/D変換回路
266の構成例を示すブロック図である。 第14図は、第8C図にJ3けるD/A変換回路56の
構成例を示すブロック図である。 第15図は、第8C図におけるD/A変換回路46の動
作説明図である。 第16図は、実施例で示すコントロールアップにおいて
イコライザオン/オフキー110をオフしたときのディ
ジタルイコライザパラメータ設定部100における表示
の状態を示す図である。 出願人  日本楽器製造株式会社 1:J%tllffnF’te[l    OV1’ 
J % %’l’Ckp7tTL第13図 手続 7市 正 書 く方式) 昭和61年12月11臼 昭和61年 特!1Tfl  第230143号2、発
明の名称 再生特性制御回路 3、補正をする者 事件との関係  特許出願人 (407)日本楽器製造株式会社 4、代理人 (郵便ff1号105) 5、補正命令の日付 昭和61年11月5日

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 ソース再生音に音場特性を付加する音場特性付加手段と
    、 ソース再生音の自身の周波数特性を制御する周波数特性
    制御手段と、 ソース再生音に付加すべき音場特性を設定するパラメー
    タと、ソース再生音自身の周波数特性を制御するパラメ
    ータとを組合わせて記憶する記憶手段と、 前記記憶された両パラメータを同時に呼び出して前記音
    場特性付加手段と前記周波数特性制御手段を制御して音
    場を再現する音場制御手段 とを具えてなる再生特性制御回路。
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